Tsubaki G Series ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
SGA01.10TS
2022.10.28 発行
つばき
パワーシリンダ
〈Gシリーズ〉
取扱説明書
株式会社 椿本チエイン
おねがい
この取扱説明書は、実際にご使用いただくお客様のお手元に
確実に届くよう、ご配慮ください。
この取扱説明書はSI{重力}単位で記載しています。
}内の数値は参考値です。
ご注意
特殊仕様の場合は、一部本書と異なる場合があります。
★印の項目については添付の納入図面をご参照ください。
※標準仕様は納入図を添付しておりませんので必要に応じて
カタログ又はホームページでご確認下さい。
つばき
パワーシリンダ Gシリーズ
安全上のご注
ご使用(据付、運転、保守、点検等)の前に、必ずこの取扱説明書とその他の付属書類をすべて熟読し、正
しくご使用ください。機器の知識、安全の情報そして注意事項のすべてについて熟読してからご使用くだ
い。お読みになった後は、お使いになる方がいつでも見られるところに必ず保管してください。
この取扱説明書では、安全注意事項のランクを「危険」「注意」として区別してあります。
取扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、死亡又は重傷を受ける可能
性が想定される場合。
取扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、中程度の傷害や軽症を受け
る可能性が想定される場合及び物的傷害だけの発生が想定される場合。
尚、 と記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。
いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください
  
活線状態で作業しないでください。必ず電源を切って作業してください。感電のおそれがあります。
運搬、置、配管・配線、運転・操作、保守・点検の作業は、専門知識と技能を持った人が実施してくださ
い。爆発、引火、火災、感電、けが、装置破損のおそれがあります。
人員輸送用装置に使用される場合には、装置側に安全のための保護装置を設けてください。装置暴走による
人身事故や、装置破損のおそれがあります
ブレーキに水、油脂類が付着しないようにしてください。ブレーキトルクの低下による落下、暴走事故のお
それがあります。
爆発性雰囲気中では使用しないでください。防爆対応形パワーシリンダを使用してください。爆発、引火
火災、感電、けが、装置破損のおそれがあります。
運搬のために吊り上げた際に、製品の下方へ立ち入ることは絶対にしないでください。落下による人身事
故のおそれがあります
電源ケーブルとの結線は、端子箱内の結線図又は取扱説明書によって実施してください。電や火災のおそ
れがあります。(端子箱の無いタイプは接続部の絶縁を確実に行ってください。
電源ケーブルやモータリード線を無理に曲げたり引っ張ったり、はさみ込んだりしないでください。感電
のおそれがあります。
アース用端子を確実に接地してください。感電のおそれがあります。
 ! 
 ! 危
注意
電源はモータ銘板に記載してあるものを必ずご使用ください。モータの焼損、火災のおそれがあります。
端子箱のカバーを取り外した状態で運転しないでください。作業後は、端子箱のカバーをもとの位置に取り
付けてください。感電のおそれがあります
運転中、回転体(手動軸等、ロッドへは絶対に接近又は接触しないでください。巻き込まれ、けがのおそ
れがあります。
停電したときは必ず電源スイッチを切ってください。知らぬ間に電気が復旧し、けが、装置破損のおそれが
あります。
日常点検・保守
運転中の保守・点検においては回転体(手動軸等、ロッドへは、絶対に接触しないでください。巻き込ま
れ、人身事故のおそれがあります。
運転中に内部点検用カバーは取り外さないでください。高温の潤滑油が飛散し、やけどのおそれがあります。
停止時の歯面及びネジ部状況の点検の場合は、駆動機,被動機の回転止めや作動止めを確実に行ってくださ
い。歯車噛合部やネジ溝への巻き込まれ、搬送物の落下、暴走等、人身事故のおそれがあります。
停止時に装置の内部に立ち入って点検する場合には、駆動機、被動機の回転止めや作動止を確実に行い、
かつ装置内部が充分に冷却された後、常に内部の換気を行いながら、施工せねばなりません。
さらに点検作業中には、外部に安全確認の要員を配置し、作業者との安全確認を常に行うようにしてくだ
さい。又、装置内部は潤滑油で滑りやすい状態であることを充分認識し、確実な安全策を講じてください。
人身事故のおそれがあります。
点検時に取り外した安全カバー等を外したままで運転しないでください。巻き込まれ、けがのおそれがあり
ます。
ブレーキ部の保守・点検
手動ゆるめボルトでブレーキを解放したまま運転しないでください。落下、暴走事故の原因になります。
本運転する前に被動機の回転止めや作動止めを確実に行った後、源を入、切してブレーキの動作確認をし
てください。落下、暴走事故のおそれがあります。
ギャップの点検、調整後、カバーを外したままモータを運転しないでください。巻き込まれ、けがの原因
なります。又、落下・暴走により、けが、装置破損のおそれがあります。
・本体に負荷が作用している時に、ブレーキの解放を絶対に行わないでください。負荷が作用している状態
でブレーキを解放すると吊り下げ物が落下したり、可動部が不意に動き出すことがあり、けが、装置破損
のおそれがあります。
  
パワーシリンダの銘板、たは製作仕様書の仕様範囲外で使用しないでください。感電が、装置破損等
のおそれがあります。
パワーシリンダの開口部に指や物を入れないでください。感電、けが、火災等のおそれががあります。
損傷したパワーシリンダを継続使用しないでください。けが、火災等のおそれがあります
銘板を取り外さないでください。
お客様による製品の改造は、当社の保証範囲外ですので、責任を負うことができません。
必ず、ストローク範囲内で使用ください。ストローク範囲をこえて使用になりますと故障の原因となります。
荷受時の点検
天地を確認の上、開梱してください。けがのおそれがあります。
現品が注文通りのものかどうか確認してください間違った製品を設置した場合、けが、装置破損等のおそ
れがあります。
運搬時は、下、転倒すると危険ですので、分ご注意ください。吊り金具があるパワーシリンダは必ず吊
り金具を使用してください。ただし機械に据え付けた後、吊り金具で機械全体を吊り上げることは避けてく
ださい。り上げる前に梱包箱、外形図、カタログ等により、パワーシリンダの質量を確認し、吊り具の定
格荷重以上のパワーシリンダは吊らないでください。ボルトの破損や落下、転倒によるけが、装置破損のお
それがあります。
パワーシリンダの周囲には可燃物を絶対に置かないでください。火災のおそれがあります
パワーシリンダの周囲には通風を妨げるような障害物を置かないでください。冷却が疎外され、異常過熱
よるやけど、火災のおそれがあります。
パワーシリンダには絶対に乗らない、ぶら下がらないようにしてください。けがのおそれがあります。
手動軸からの手動操作をする場合は、負荷が作用していない状態で操作してください。けが、装置破損のお
それがあります。
食品機械等特に油気を嫌う装置では、故障寿命等での万一の油洩れに備えて、油受け等の損害防止装置を
取付けてください。油洩れで製品等が不良になるおそれがあります。
通電前に、必ずリミットスイッチの配線とストローク調整位置が正しいことを確認ください。けが、装置破
損などのおそれがあります。
絶縁抵抗測定の際は、端子に触れないでください。感電のおそれがあります。
配線は、電気設備技術基準や内線規程にしたがって施工してください。焼損や火災のおそれがあります。
保護装置は、モータに付属していません。過負荷保護装置は電気設備技術基準により取付が義務づけられて
います。過負荷保護装置以外の保護装置(漏電遮断器等)も設置することを推奨します損傷や火災のおそ
れがあります。
相手機械との連結前にロッド進行方向を確認してください。進行方向の違いによって、けが、装置破損のお
それがあります。
スターデルタ始動を行う場合、次側に電磁開閉器付のもの(3コンタクタ方式)を選定してください。
災のおそれがあります
400V級インバータでモータを駆動する場合、インバータ側へ抑制フィルタやリアクトルを設置するか、
モータ側で絶縁を強化したものをご使用ください。絶縁破壊による破損、火災のおそれがあります。
始動用コンデンサと運転用コンデンサを間違えて使用しないでください。始動用コンデンサを運転用に使用
するとコンデンサが破損します。
始動用コンデンサのビニル被覆は傷つけないようにしてください。感電のおそれがあります。
配線における電圧降下は2%以下に収めてください。配線距離が長い時は電圧降下が大きくなりパワーシ
リンダが始動できなくなることがあります
逆転をさせるときは必ず一旦停止させた後に逆転始動をしてください一旦停止させずに正逆運転を行うと
装置破損のおそれがあります。
ブレーキ付パワーシリンダの場合はモータ停止時におけるブレーキコイルへの連続通電を行わないでく
さい。コイルの損傷、火災の事故原因になります。
運転中、パワーシリンダは機種により高温となります。手や体を触れないようにご注意くださいやけどの
おそれがあります。
異常が発生した場合は直ちに運転を停止してください。感電、けが、火災のおそれがあります。
定格負荷以上での使用をしないでください。けが、装置、パワーシリンダの破損のおそれがあります。
運転中に給脂栓をゆるめないでください。潤滑油が噴き出してやけどのおそれがあります
単相モータの始動用コンデンサの通電部分には、完全に放電されるまで触れないでください。感電のおそれ
があります。
レバーシブルモータ以外の単相モータを逆転させる場合、必ず一旦停止させた後に逆転起動をしてくだ
い。回転方向が変わらず暴走するおそれがあります。
昇降用にご使用の場合は、負荷を吊り上げ状態でブレーキの解放操作をしないでください。落下事故の原因
になります。
日常点検・保守
絶縁抵抗測定の際は、端子に触れないでください。感電のおそれがあります。
潤滑油の交換は取扱説明書によって施行してください。潤滑油は推奨品を必ず使用してください。装置破損
のおそれがあります。
パワーシリンダの表面は高温になるので、素手でさわらないでください。やけどのおそれがあります。
運転中及び、停止直後に潤滑油の交換を行わないでください。やけどのおそれがあります
防爆形モータの場合、縁抵抗測定の際は、周囲にガス又は蒸気の爆発性雰囲気がないことを確認してくだ
さい。爆発、引火のおそれがあります。
異常が発生した場合の診断は、取扱説明書に基づいて実施してください。異常の原因を究明し対策処置を施
すまでは絶対に運転しないでください。
ブレーキギャップが許容値以上になると吸引不良によるコイルの焼損又は衝撃力の増加による制動板の
損等の原因となりますので確実な保守・点検を行ってください
分解・組立
修理、分解、組立は、必ず専門家が行ってください。感電、けが、火災等のおそれがあります。
パワーシリンダ、潤滑油を廃棄する場合は、一般産業廃棄物として処理してください。
1
このたびは、つばきパワーシリンダ シリーズをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。本シリン
ダは、高性能ボールネジまたは台形ネジ・ナットを使用、ブレーキ付モータを標準装備しており、従来の電動シリ
ンダに比べて高速・高頻度運転を可能にした直線作動機です。
パワーシリンダは、今まで一般的によく使われている空圧、油圧シリンダや、その他の直線作動機に比べ多くの
すぐれた特長を有しており、機械的・電気的にも高品質な製品です。しかしながら、この性能を最大限に引き出し
ていただくためには、取扱い・据付けから保守・点検までにおいて的確な処置をしていただく必要があります。
この取扱説明書は、据付けから保守にいたるまでを述べていますので、ご熟読の上、パワーシリンダを最大限有
効にお使いいただけるよう、ご活用ください。
尚、この取扱説明書で、不明な点がありましたらご購入頂いた販売店もしくは当社営業所までお問い合わせくだ
さい。又、お問い合わせに際しては、本体銘板の記載内容をご連絡ください。
目次-
1. 開梱時のチェック P3
2.
3. 電線のつなぎ P6
4. 運転前の注意 P7
5. 保護装置の使い分け P8
6. オプション機器の結線 P9
7. 一般注意 P14
8. 保守(構造図 P16
9. 参考回路図 P22
10. ブレーキモータの取扱い P
11 保証 P24
2
当社製品の取扱い上のご注意
1. 取扱説明書につい
・取扱説明書は最終的にご使用いただくお客様のお手元まで届くようにしてください。
また、ご使用前に必ずお読みいただき正しくご使用されるようご指導願います。
・万一、取扱説明書がお手元にない場合は、ご購入いただいた販売店もしくは当社営業所に
商品名、機種、形番等をお申し付けの上、ご請求ください。
2. 安全にご使用いただくために
・当社製品が作動することにより危険が予測される場合は、事前に危険を避ける処置をおとりく
ださい。
・当社製品が万一正常に作動しなくなった場合についても、危険な状態に至らないよう装置側で
十分な配慮をお願いします。
3. 保守、点検作業の際に
・作業に適した服装、適切な保護具(安全装置、手袋、安全靴等)を着用してください。
・二次災害を引き起こさないように、周辺を整理し安全な状態で行ってください
・必ず電源を切り機械が完全に停止した状態で行ってください
また不慮に電源が入らないようにしてください。
・労働安全衛生規則第二編第一章第一節一般基準を遵守してください。
4.使用、保管の際に
・パワーシリンダは全閉構造になっておりますが、錆の発生などの問題がありますので屋内の環境
の良い場所に保管してください。特に、屋外で相手機械に据付け後仮配線のままで放置する場
などは、シート等で保護し、雨水、湿気には十分ご注意ください。急激な温度変化のある場所
設置しますと結露が生じ、故障や錆の原因になりますのでご注意ください
・本製品の中に水などの液体や金属類が入った状態で使用すると危険です。機械の中に異物が入ら
ないようにご注意ください。
・腐食性雰囲気の中での保管や使用はしないでください。
火性雰囲気での使用は出来ません。
・本製品を解体した状態で保管、使用することは、機械の故障や感電などの事故の原因になります
ので避けてください。
・密閉した容器内など放熱が期待できない場所での使用は故障の原因となりますので使用しない
でください。
・本製品は、非常に大きな力を出すことが出来ます。パワーシリンダを含め装置等の可動部分には
手足や身体を近づけないようにしてください。巻き込み事故や挟み込み事故をおこすことになり
ます。
・本製品を使用中に故障や異常(異臭、異常発熱、異音、異常振動等)に気づかれた時は、直ちに
電源を切り安全な処置をほどこした後、ご購入いただいた販売店もしくは当社営業所にご連絡く
ださい。
3
1.開梱時のチェック
パワーシリンダがお手元に届きましたら、まず下記の点をお調べください
(1)銘板に記してある推力、速度、ストローク等がご要求のものと一致しているかどうか。また付属
品などがご要求どおりついているかどうか
(2)輸送中の事故などにより破損していないか。
(3)ボルトやナットがゆるんでいないか。
万が一、不具合がありましたら、ご購入頂いた販売店もしくは当社営業所までご連絡ください。
その際、本体銘板の記載内容をご確認のうえ、お伝えください
お問い合わせ頂く場合は本体銘板の【TYPE】【MFG NO.(又は TEST NO.)】【DRAWING NO】を確認
して頂くと当社対応がスムーズに行えます。
また、現品返却頂く場合におきましても、ご購入頂いた販売店TYPE】【MFG NO.(又は TEST NO.)
【DRAWING NO】をご連絡頂きます様お願い申し上げます。
4
2.据付
適切な据付けは、パワーシリンダを能率よく長期間ご使用頂くために最も大切なことです。下記の点にご
注意のうえ据付けください。
★2-1.据付場所
通常の屋外で使用できる全閉構造となっておりますが、常時水や蒸気などのかかるような悪環境や
が積もるような場合は、屋外形といえども適当なカバーが必要です。潮風、塩分のかかるところでは、
塗装仕様、リミットスイッチの構造など一部仕様変更が必要です。周囲温度はご使用条件にもよりま
すが、通常-15゚C~+40゚Cの範囲内でご使用になれます。(但し、低温状況下においてシリンダ
の速度特性が低下するおそれがあります。この範囲外の温度でご使用になる場合は、必ず断熱カバ
などで保護してください。
ストローク調整外部LS(オプション記号L)付の場合は使用環境によっては長時間叩いたままの状態で
保持するとプランジャ部分が固着して復帰難くなる恐れがありますので、リミットスイッチを定期的に動
作させて頂き、プランジャがスムーズに動作することを確認願います。
※特殊仕様の場合、使用環境や使用周囲温度などの使用条件が異なる場合がありますので、納入図面を確認
下さい。
★2-2.据付方向
据付け方向は、特に制限はありません。
※特殊仕様で納入図上に記載のある場合は、ご注意ください。
★2-3.据付方法
トラニオンマウント又はクレビスマウント(パラレルのみ)でご使用ください。(下図参照
いずれの場合にも、パワーシリンダの外筒は、絶対に外部から締付けないでください。
据付前にトラニオンピン、トラニオン穴部、先端金具の連結ピン、クレビス金具の連結ピンに
グリースを塗ってください。
トラニオンピン又はクレビス及び先端金具の連結ピンが鉛直方向を向く場合(シリンダを横に寝か
せた場合)で且つ本体が揺動する場合は、ラニオン穴部もしくはクレビス金具先端金具の側面部
に滑り軸受け材を挿入する等磨耗対策をとってください。
推力検知機構付き(LPGCタイプ)にて押し付け・引き付け停止でご使用になる場合、相手装置
の強度は定格推力の250%以上としてください。
トラニオン金具の取付ボルトについて、ボルト自体に荷重がかかる場合には強度区分 10.9 以上の
ものをご使用ください
トラニオンマウント
クレビスマウント
パラレルタイプ
ストレートタイプ
※ストレートタイプはクレビス金具
では据付けできません。
固定不可
注意
5
1
形番 速度 モータ容量 ロッド回転トルク
N・m{kgf・m}
LPGA070
LPGB070
LPGC070
L 0.1kW . { . }
M 0.2kW . { . }
H 0.4kW . { . } 1
U 0.4kW . { 0. }
LPGA100
LPGB100
LPGC100
L 0.1kW . { . }
M 0.2kW . { . }
H 0.4kW . { . }※2
U 0.4kW . { 0.1 }
LPGA150
LPGB150
LPGC150
L 0.2kW . { 0 .3 }
M 0.4kW . {0. }
H 0.4kW . {0. }
LPGA300
LPGB300
LPGC300
L 0.4kW . {0. }
M 0.2kW . {0. }
H 0.4kW . {0. }
※LPGC070Hのみ モータ0.2kW ロッド回転トルク2.31N・ {0. 2kgf・m} となります。
※LPGC100Hのみ モータ0.2kW ロッド回転トルク 3.2 N・m {0. 3kgf・m} となります。
全ストロークにおいて相手装置との取り付けに
無理がないことを確認ください。
据付後、トラニオン金具とシリンダ本体が干渉
なくスムーズに揺動することを確認してください。
・横荷重などが加わる場合は、ガイドを設けて直接
横荷重や曲げモーメントを受けないようにご配慮ください。
★2-4.ロッドの回転防止(オプション記号M:ロッド回り止め仕様を除く)
ロッドには推力に伴って回転力が発生しますので、必ず相手機械側で回転止めを行ってください。
定格推力時のロッド発生回転トルクは、表 1 のようになります。
※ロッド回転防止仕様等の特殊仕様の場合は下表と異なる場合がありますので、納入図にてご確認くだ
さい。
2-5.ストロ-クの設定
ストロークの設定は、お客様にて購入されたリミットスイッチ(LS)を装置側に取付けるか又は、パワ
ーシリンダにオプションのLSを取り付ける等で行ってください。設定に当たってはご面倒でも毎回安
全を確認した上で行ってください。モータだけの仮配線などで絶対に作動させないでください。ストロ
ークを確認する場合には、LSの結線が正しく行われているかどうかを確認ください。(ロッド前進で前
進限LSを働かせて停止し、ロッド後退で後退限LSを働かせて停止することをストローク中央付近で
お確かめください。)また、リミットスイッチが作動してからシリンダが停止するまで惰行があります。
リミッスイッチ等の検出器の位置調整はこの惰行を見込んで必ずストローク範囲内で設定してください。
惰行量は、9頁惰行距離の参考値の表を参照いただき、最終的に実際の負荷状態でご確認ください。オプシ
ョンのLS等の結線方法は、6.オプション機器の結線の項をご参照ください。
必ず、ストローク範囲内でご使用下さい。リミットスイッチ未配線等でシリンダを作動させ
た場合、ストロークオーバーにより噛み込みやシリンダ、装置を破損させる事があります
注意
6
3.電線のつなぎ方
★3-1.動力配線
(1)電気設備技術基準、及び電力会社の規定に従ってください。ことに配線距離が長いと電圧降下が大きく
なりますのでご注意ください。通常電線は、2%以上の電圧降下を起こさないような太さ、および長さ
のものをご使用ください。電圧降下によりブレーキが解放されない場合がありますのでご注意ください。
(2)ご使用されるケーブルは必ず下表の適用ケーブル外径範囲のものをご使用ください。これより細いケー
ブルを使われた場合、防水性が保てません
(3)配線後、端子箱カバーの取付ビス及びコネクタに緩みがないかご確認ください。
表2.モータ端子箱部
モータ容量 コネクタ形状 適用ケーブル外径 コネクタ取付部 接地端子サイズ
0.1~0.4kW SK-14L φ11~φ13 G1/2 M4
※特殊仕様でモータ端子箱の口出し口サイズやサーボモータ等でコネクタ接続になる場合があります。
モータ特殊の場合は納入図面を確認下さい
3-2.接地
パワーシリンダの据付け後、モータは接地工事を行なってください。(第3種接地以上)
★3-3.ブレーキ、モータの結線
開閉器およびヒューズも電力会社の規定に従ってください。
※上図結線図でストレートタイプはロッドが後退し、パラレルタイプはロッドが前進します。
※特殊仕様でリード線ラグ式、交流ブレーキ、モジュール別置き等で結線が異なる場合がありますので
納入図面でご確認ください。また順結線によりロッドの伸縮方向も異なる場合があります。
7
★3-4.インバータ使用時の結線方
(1)インバータにてモータを運転される場合はブレーキを別切りにする必要がありますので、前項に示すよ
うにショートピースを外し、ブレーキ電源モジュールにはインバータ出力でない通常の電源電圧をかけ
てください。
また、ブレーキ制動時は60Hz(1800r/min)以下で行ってください
(2)0.4kW以下でモータ電圧が400V級の場合は、モータ中間タップからの配線を外して絶縁処理し
ていただいた上、ブレーキ電源モジュールには別途200V~220V電源をご用意いただき印加して
ください。200V~220V電源がない場合はトランスにより200V~220Vに電圧を降下させ
てください。尚、トランス容量は90VA以上とし、電圧降下がないことを確認してください。
(3)200V級のブレーキ用電磁接触器には、定格負荷AC250V、7A以上のものをご使用ください。尚、
400V級の場合は、接点電圧AC400~440V、誘導負荷 1A以上のもの(例えば、AC モータ 2.2kW
用電磁接触器)をご使用ください。電源モジュールにはサージ吸収保護素子が入っています。各部接点
用保護素子を必要に応じて追加ください。
(4)ブレーキを【直流(DC)別切り】される場合は、ご相談ください。
※特殊仕様の場合、結線が異なる場合がありますので、納入図面を確認下さい。
4.運転前の注意
運転前には、次の点を確認してください。
4-1.配線、電源の確認
配線に誤りがないかどうか、特にモータの電源相(回転方向)とストローク調整リミットスイッチとの
関係が正常であるかどうかを確認してください
以上の確認をするには、ロッドをストロークの中央付近にします。電源を投入し寸動運転を行い、前
進ボタンを押せば前進し、前進側リミットスイッチが作動すれば止まることを確認してください。後
退側も同様に確認してください。
4-2.相手機械との連結
シリンダロッドに横荷重がかかっていないかどうかを確認ください
特にシリンダが全ストローク中で揺動する場合など先端金具や、その他の部分でせったり、干渉した
りするところはないかを確認してください。
8
推力 LS 未配線によりシリンダを作動させた場合シリンダや装置を破損させる事があります。
5.保護装置の使い分
★5-1.トルクリミタについて(LPGBタイプ用)パラレルタイプの
この装置は皿バネと2枚の摩擦板によってセンターメンバを摩擦力で保持する構造をしており、設定値以
上の負荷が作用するとセンターメンバが滑ることにより過負荷から本体を保護します。設定推力の調整は
出荷時に行なっておりますので、調整は不要です。尚、トルクリミタを滑らせたままにしますと、摩擦
板が摩耗したり表面が変性し設定推力が低下し、動力が伝達できなくなります。トルクリミタスリップ時
にはモータが過負荷状態になりますのでこれを電気的に検出してパワーシリンダを停止させてください。
電気的な過負荷検出装置として「つばき ショックリレー」又は「つばき ショックモニタ」をご利用くだ
さい。
★5-2.推力LSについて(LPGCタイプ用)
推力検知機構のリミットスイッチの接続は、付属のキャブタイヤケーブルをご使用ください。尚、
推力検知荷重の調整は出荷時に行っております。お客様では変更されないようお願いいたします。
ご使用上の注意
中高速タイプ(速度 M、H)で押付け・引付け停止をされる場合、リミットスイッチ作動後に衝撃によって
推力 LS カムが戻ることがあります。このため制御回路上でリミット信号は必ず自己保持をとってくださ
い。
推力検知機構付き(LPGCタイプ)にて押し付け・引き付け停止でご使用になる場合、手装置の強度は
定格推力の250%以上としてください。
オプションの位置検出ユニットのポテンショメータ及びロータリエンコーダを併用される場合、推力検知
機構作動時にバネの撓み分(最大 7mm)だけ信号がずれますのでご配慮ください
※特殊仕様の場合は、リミットスイッチの型式が異なる場合がありますので、納入図面をご確認ください。
注意
9
6.オプション機器の結線
★6-1. ストローク調整外部LS (オプション記号L)
外径φ5.8~φ7.6のケーブルをご使用ください。これより細いケーブルを使われた場合、防水性が保て
ません。
リミットスイッチによるストローク制御時の注意事項
中高速タイプ(M、H、U速度)のものは、惰行距離が長いためリミットスイッチをストライカが乗り越えてし
まう可能性があります又、位置検出ユニットの内部リミットスイッチでもシリンダストロークの短いもの
はLSカムの回転が速く、リミットスイッチが復帰することがあります。このため制御回路上でリミット信
号は必ず自己保持をとって運用ください。尚、標準で装着済みのブレーキ電源モジュールはリレー内蔵形で
すので、タイムラグはほぼ最小になっておりますが、さらにタイムラグを短くしたい場合は端子台のショー
トピースを外して別のMCにて操作してください。
リミットスイッチの位置調整は、シリンダ惰行量を見込んで設定してください。惰行量は下表惰行距離の
参考値を参照いただき、最終的に実際の負荷状態でご確認ください。
2台以上のシリンダを同時に運転する場合は、各々のシリンダにリミットスイッチを取り付け、それぞれ
のモータを停止させてください。
表3.惰行距離の参考 (定格負荷時、制動遅れ時間0.03s時の計算値 単位:m
※上表値はパラレルタイプの場合です。その他の機種の場合はこれらの値より小さめになります。
※惰行距離は荷重のかかり方(特に負荷の慣性力)や操作回路によって変化します。
押上げ荷重 吊下げ荷重
50Hz 60Hz 50Hz 60Hz
惰行距離 惰行距離 惰行距離 惰行距離
LPGA070
LPGB070
LPGC070
6.9 10.0 10.6 14.9
15.0 21.5 21.8 30.1
15.4 21.7 23.7 32.7
34.2 47.9 60.6 81.2
LPGA100
LPGB100
LPGC100
6.1 9.0 10.6 14.9
13.8 19.8 22.1 30.5
14.1 19.8 23.8 32.7
32.0 45.0 66.9 88.2
LPGA150
LPGB150
LPGC150
4.6 6.6 7.1 9.8
10.6 14.7 15.6 21.3
13.7 19.0 21.8 30.0
LPGA300
LPGB300
LPGC300
3.3 4.6 5.1 6.9
8.6 12.4 23.2 29.4
9.4 13.1 19.0 25.0
特殊仕様の場合は、リミットス
イッチの型式が異なる場合があ
りますので、納入図面をご確認
ください。
10
6-2.位置検出内ユニット
位置検出ユニットの構成
位置検出ユニットは、最大以下の3種類の位置検出機器を内蔵することが可能です。
マイクロスイッチ 4個
ポテンショメータ 1個
ロータリエンコー 1個
構造
本図は、マイクロスイッチ、ポテンショメータ、ロータリエンコーダを組み込んだユニット図です。
一般注意事項
マイクロスイッチは工場出荷時に動作試験をしておりますが、マイクロスイッチによるストロークの調
整は行っていませんので、相手側装置に取り付けた上で必ずストロークの調整を行ってください。調整
後にネジ軸固定のままロッドを回転させますと設定がくるうことになります。ロッドを回転させないよ
うにしてください。
位置検出ユニットは、精密部品を内蔵しておりますので衝撃や振動を加えない様に注意をしてください。
LSカムを止めビスにて固定した後、LSカムを強く回さないでください。内蔵減速機を破損させるお
それがあります
惰行によりLSカムがマイクロスイッチをオーバーランする場合は回路上に自己保持を取って下さい。
リミットスイッチ未配線によりシリンダを作動させた場合、シリンダや装置を破損させる事が
あります。
ネジ軸
ッド
ロータリエンコーダ
端子台
コネクタ
マイクロスイッチLS3
S1
注意
ピニオン
11
★結
マイクロスイッチ、ポテンショメータ、ロータリーエンコーダの各機器から端子台へは結線済ですので、各
機器への結線はユニット内設置の端子台の下半分(下図お客様配線側)をご使用ください。
配線距離が長いと信号の減衰量が大きくなりますのでご注意ください。
本体及び、信号線のシールド線は、確実に接地工事を行ってください。
信号線と動力線は、離して設置してください。周囲にノイズの発生源となるような物がある場合、ノイズフ
ィルタを入れる、信号線をシールドする等の処置をしてください。
(ロータリエンコーダの配線には、シールド線をご使用ください。
位置検出ユニットについているコネクタの適合ケーブル径に合った線径のケーブルをご使用ください。
線径が小さい場合やバラ線を入れられる場合、防水能力がなくなりますのでご注意ください。
適合ケーブル径;SCL14B(φ12.5~φ14.5)
雨や水のかかる場所での配線作業を行われる場合、位置検出ユニットの中に水の浸入が無い様、ご配慮くだ
さい。動作不良の原因となります。
結線後、カバー取付用のボルトが確実に締結されているか確認ください。水のかかる環境下でご使用の場合
は特に注意が必要です。
仮配線のままで放置する場合などは、シート等で保護し、雨水、湿気には十分ご注意ください。
急激な温度変化のある場所に設置しますと結露が生じ、故障や錆の原因になりますのでご注意く
ださい。
注意
12
★各機器仕様
(1)マイクロスイッチ(オプション記号K2又はK4)
特殊仕様の場合は、マイクロスイッチの型番、仕様、個数等が異なる場合がありますので、
納入図面にて確認下さい。
内部LSの設定(オプション記号;K2又はK4)
置検出ユニットには、内部LSとして2個または4個のマイクロスイッチを内蔵できます。
ストロークはネジ軸の回転を減速機構を通してカムの回転角に変換することによりカムが所
定位置でマイクロスイッチを作動させることで調整できます
トロークを調整する場合は、結線が正しく行われているかどうかを確認してください
ストローク中央付近で、ロッド前進で前進限
マイクロスイッチがカムにより
動作されて停止する
後退で後退限
マイクロスイッチがカムにより
動作されて停止することを確かめください。
マイクロスイッチが作動してから、ロッドが停止するまで僅かですが惰行があります
マイクロスイッチの作動位置調整は、この惰行を見込んで手前にて設定してください
回転式カムは、減速機に直結したシャフトに2本の6角
付き止めビスにて固定されています。設定には、
この2本の止めビスを緩めてカムを回転させて
調節をしてください。このビスを緩めずに無理
やりカムを回転させると内蔵減速機を破損させる
おそれがあります。
(六角棒レンチ{呼び2}を用意ください
カムの設定は、一番奥のカムから順に行ってください。
(手前のカムから設定されますと、奥のカムが動かせない
場合があります。 設定後は、止めビスを必ず締め付け
ください
(2)ポテンショメータ(オプション記号;P)
ポテンショメータは、パワーシリンダのストロークを抵抗値の変化として出力することができます。
特殊仕様の場合は、ポテンショメータの型番、全抵抗値が異なる場合はありますので、納入図面にて確認
下さい。
ポテンショメータは、特に指定の無い場合は、
ストロークが中央値の時に抵抗値が全抵抗値
の半分(500Ω)となる様に設定して出荷
しています。
搬送途上や据付けまでにロッドを回転させ
るとストロークと抵抗値との関係がくるいま
すので回転させないようにご注意ください。
また、抵抗値がくるった場合ストローク中央時
に、500Ωとなる様に再調整ください。
LSカム
六角穴付止めネジ
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(3)ロータリエンコーダ(オプション記号;R)
パワーシリンダよりの出力パルス数は,ストローク1mm/20パルスに設定しています。
特殊仕様の場合は、ロータリーエンコーダの型番、出力形態、1回転当たりの出力パルス等
異なる場合がありますので、納入図面をご確認下さい。
※ストロークをシーケンサやプログラマブルコントローラといったデジタル信号で制御する機器と一緒
使用します。
標準品は、インクリメンタルタイプのエンコーダを内蔵しております。
600パルス毎に原点出力を出しますのでリミットスイッチと組み合わせて正確な機械の原点を設
することが可能です。
オープンコレクタ出力の為、プルアップ抵抗接続時に出力信号が得られ、信号1、信号2については、
“H”「(電源電圧-1)V以上」“L「1V以下」の出力電圧になります。
プルアップ抵抗参考値 5V:20Ω
:470Ω
:1kΩ
ロータリエンコーダは、精密機器ですので振動や衝撃を与えないでください
ロータリエンコーダへの配線は、シールド線をご使用ください。
エンコーダ仕様
形式
TS5305N251
メーカ
多摩川精機株式会社
出力パルス数
600C/T
力形態
オープンコレクタ出力
出力波形
°位相差 二相方形波 -原点出
出力電圧
H
L 1V以下
電源
DC5V~24V 100mA以下
信号1
信号2
信号Z
+5~+24V
0V ケース
( )内は端子番号を示す
出力
接続
前進時
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7.一般注意
★7-1.電圧及び周波数の変動
モータにかかる電圧及び周波数が規定の値でないときは、特性が変化しますのでご注意ください。モータ
は電圧が定格電圧の上下約10%以内、周波数は上下約5%以内で瞬時変化してもさしつかえないように
製作されています。一般に電源電圧は規定の値よりも若干低下している場合が多く、その低下の程度が著
しいと以下のような不具合現象が起こりますのでご注意ください。
ブレーキが解放されないため、モータが起動できない。
起動トルク(起動時の推力)が減少し、起動が困難になる。
過負荷に耐え難くなる
発熱が大きくなる。
※サーボモータや特殊モータにつきましては異なる場合があります。
7-2.負荷
以下のような負荷は、パワーシリンダの能率を悪くしたり、モータや台形ネジの寿命に悪影響を及ぼした
り、減速部やロッド、外筒部などを損傷する原因となりますので避けてください。
横荷重、ロッドを曲げるような力(横荷重)がかからないようにしてください。
衝撃荷重
過負荷
拘束負荷(作動方向に対して)品物が停止している状態で押し続ける、引き続けるといったような動
作は避けてください。
当て止め(LPGC タイプは可能です。ただしU速は不可。
7-3.異常時の運転操作
運転中に少しでも異常を感じられたら、ただちに運転を中止し落下等の事故防止を施した上で点検くだ
い。例えば、モータが焼損した状態で運転されますとブレーキのみが解放され、モータ出力が出ないた
負荷を支えられず落下事故につながることが考えられます。
★7-4.手動操作
手動操作でロッドを動かす場合は、必ず電源を切ってから行ってください。電源スイッチが本体と離れた
所にあるときは、誤って電源が入れられることがないようにご配慮ください。又、必ずロッドに負荷がか
かっていない状態にしてから操作してください
手動操作はブレーキカバー後部のキャップを外し、付属の手動用ハンドルで直接回転させてください。安
全を確認された後、ブレーキを解放してから操作してください。ブレーキ解放の仕方は 10(3)ブレー
キ手動解放の仕方の項を参照ください。手動操作後はブレーキカバーキャップを確実に締めて下さい。
締付があまいとシール性を損ねます。
本体形状がストレートの場合、ブレーキモータ後ろより見て時計方向に回すとロッドは後退し、反時計方
向に回すと前進します。本体形状がパラレルの場合はこの逆になります。
手動ハンドル一回転に対するロッド移動量を下表に示します。(全機種共通)
表4(手動軸1回転当たりのロッド移動量) 単位:mm
※サーボモータや特殊モータにつきましては、手動操作が出来ない仕様やハンドルの回転方向によるロッド伸
縮方向が上記と異なる場合があります。
LPGA070
LPGB070
LPGC070
LPGA100
LPGB100
LPGC100
LPGA150
LPGB150
LPGC150
LPGA300
LPGB300
LPGC300
速度記号
L M H U L M H U L M H L M H
1.0
3.0
4.0
8.0
1.0
3.0
4.0
8.0
1.0
3.0
4.0
1.0
2.0
2.7
15
★7-5.使用頻度と負荷時間率
パワーシリンダの起動回数は、モータの発熱により表5以下でご使用ください。但し、高頻度でご使
用の場合はシリンダの寿命もご配慮ください(詳しくは、カタログの選定の項を参照ください。
表5
負荷時間率は、10 間を基準として 10 分間あたりの運転時間の割合とします。
負荷時間率は次式であらわされます。
起動回数 10回/分
許容負荷時間率 25%ED
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Tsubaki G Series ユーザーマニュアル

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ユーザーマニュアル