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(3)位置検知内部LS (オプション記号K2)
(対応機種LPF100H, 200M ,300L)
一般注意事項
① 位置検知内部LSは工場出荷時に動作試験をしておりますが、マイクロスイッチによるストロークの調
整は行っていませんので、相手側装置に取り付けた上で必ずストロークの調整を行ってください。調整
後に、ネジ軸固定のままロッドを回転させますと設定が狂うことになります。ロッドを回転させないよ
うにしてください。
② LPF100~LPF300の位置検知内部LS付きの場合、内部LSの設定値のズレを防止するため
にトルクリミッタ機構を取り除いています。したがってシリンダの据付け及び運転中は以下の点に注意
してください。
※ 定格推力以上負荷がシリンダに作用しないこと。(モータ焼損の原因となります)
※ シリンダをストロークエンドに当てないこと。(ロッドの噛み込み及びモータ焼損の原因となります)
③ 位置検知内部LSは、精密部品を内蔵しておりますので衝撃や振動を加えない様に注意をしてください。
結線
① 配線距離が長いと信号の減衰量が大きくなりますのでご注意ください。
② 本体及び、信号線のシールド線は、確実に接地工事を行ってください。
③ 位置検出ユニットについているコネクタにあった線径のケーブルを使用ください。線径が小さい場合や
バラ線を入れられる場合、防水能力がなくなりますのでご注意ください。
④ 位置検出ユニットについているコネクタにあった線径のケーブルを使用ください。線径が小さい場合や
バラ線を入れられる場合、防水能力がなくなりますのでご注意ください。
⑤ 雨や水のかかる場所での配線作業を行われる場合、位置検出ユニットの中に水の浸入が無いように配慮
してください。動作不良の原因となります。
位置検知内部LSの設定(K2)
位置検知内部 LS には、2個のマイクロスイッチを内蔵できます。ストロークは、ネジ軸の回転を減速機構を通
してカムの回転角に変換することにより、カムが所定位置でマイクロスイッチを作動させることで調整できます。
① ストロークを調整する場合は、結線が正しく行われているかどうかを確認してください。
② ストローク中央付近で、ロッド前進で前進限マイクロスイッチがカムにより作動されて停止すること、ロ
ッド後退で後退限マイクロスイッチがカムにより作動されて停止することを確かめください。
③ マイクロスイッチが作動してから、ロッドが停止するまで僅かですが惰行があります。マイクロスイッチ
の作動位置調整は、この惰行を見込んで手前にて設定してください。
④ 回転式カムは、減速機に直結したシャフトに2本の6角穴付き止めビスにて固定されています。設定には、
この2本の止めビスを緩めてカムを回転させて調節をしてください。このビスを緩めずに無理やりカムを
回転させると内蔵減速機を破損させるおそれがあります。 (六角棒レンチ{呼び 2}を用意ください。)
⑤ カムの設定は、一番奥のカムから順に行ってください(手前のカムから設定されますと、奥のカムが動か
せない場合があります。)設定後は、止めビスを必ず締め付けてください。
位置検出内部LS用マイクロスイッチ諸元
0.5mm2×6C 長さ500mm キャプタイヤケーブル出し
表1(Table.1)
止めビス M4
右図の矢印は、ロッド前進時のLSカム回転方向を示します。回転方
向詳細については、表1ご参照ください。
右図は、LSカムがCCW方向に回転した時の前進側リミットスイッ
CW CCW
LSカム
回路構成 Contact configuration
前進用 LS1 後退用 LS2
黄(Yellow)
茶(Brown)
緑(Green)
黒(Black)
白(White)
赤(Red)