(日本語)
JA
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保証の限定/限定救済策
個々の製品パッケージの限定保証条項に明示されている場合を除き、3Mは明示または黙示を問わず、商品性または特定の目的へ
の適合性に関する保証を含むがこれに限定されない、あらゆる種類の保証も負いかねます。3M食品衛生部門の製品に欠陥があっ
た場合、3Mまたは取扱販売店で交換あるいは返品処理をいたします。対応は上記のみとさせていただきます。製品の欠陥が疑われ
る場合は、判明した時点から60日以内にすみやかに3Mに通知し、製品を3Mに返送する必要があります。返品可否についてはカスタ
マーサービスにお電話にてご連絡いただくか、お近くの3M食品衛生部門までお問い合わせください。
3Mの保証責任範囲
3Mは、直接的・間接的、特殊、偶発的または必然的を問わず、利益損失を含むがこれに限定されないあらゆる損失に対しての責任
を放棄します。いかなる場合においても、あらゆる法的理論に対しても、3Mの保証責任範囲は、欠陥と認められた製品の購入金額を
超えることはありません。
保管
未開封の3MペトリフィルムYMプレート包装パウチは、8ºC以下の温度で冷蔵または冷凍して保管してください。ご使用の
際には、開封前に製品を室温に戻してください。未使用の3MペトリフィルムYMプレートは包装パウチに戻してください。
包装パウチの開口部を折り、粘着テープで封をしてください。湿気を避けるために、開封した包装パウチは再冷蔵しない
でください。封をした包装パウチは、乾燥した冷所で保管し、1ヵ月以上は保存しないでください。封をした3Mペトリフ
ィルムYMプレートの包装パウチは、(空調管理された施設を除く)検査室の温度が25ºC以上であったり、相対湿度が50%
以上であったりする場合には、冷凍庫で保管することをお勧めします(下記参照)。
一度開封したプレートを冷凍保存する場合には、密封可能な容器に3MペトリフィルムYMプレートを入れてください。冷凍
された3MペトリフィルムYMプレートを使用する場合には、容器を開け、必要な数のプレートを取り出し、残ったプレート
は密封可能な容器に速やかに戻し、冷凍してください。使用期限が過ぎた3MペトリフィルムYMプレートは使用しないでく
ださい。一度開封したパウチを冷凍保存する場合には、自動除霜機能のある冷凍庫には保管しないでください。除霜サイ
クルにより繰り返し湿気にさらされると、プレートが損傷する可能性があります。
変色したプレートは使用しないでください。使用期限と製品ロット番号は3Mペトリフィルムプレートの包装ごとに記載さ
れています。ロット番号は各プレートにも記載されています。
廃棄
使用済みの3MペトリフィルムYMプレートには、バイオハザードをもたらすおそれのある微生物が混在している場合があり
ます。現行の産業基準に従って廃棄してください。
潜在的なバイオハザードに関する詳細については、「BiosafetyinMicrobiologicalandBiomedicalLaboratories,5
th
edition,SectionVIII-B:FungalAgentsorequivalent」を参照してください。
使用方法
すべての製品情報に、注意深く従ってください。従わない場合、正確な結果が得られないことがあります。
適切な防護服を着用し、GLP(GoodLaboratoryPractice)を遵守してください。
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検体の準備
1. 必要に応じて、適切な希釈検体を調製します。
適切な滅菌希釈液をご使用ください。
バターフィールドリン酸緩衝希釈液
2
、0.1%ペプトン水、ペプトン塩希釈液
3
、生理食塩水(0.85~0.90%)、重亜硫酸
塩無添加リージンブロス、滅菌蒸留水。クエン酸塩、重亜硫酸塩またはチオ硫酸塩を含有する緩衝液は、菌の成育を阻
害する可能性があるので3Mペトリフィルムプレートに使用しないでください。標準手順にクエン酸緩衝液が指定され
ている場合には、上記いずれかの緩衝液に変更し、40~45°Cに加温して使用してください。
2. 検体を撹拌またはホモジナイズしてください。
プレートへの接種
1. 3MペトリフィルムYMプレートを平らなところに置きます。
2. 上部フィルムを持ち上げ、検体懸濁液1mLを下部フィルムの中央部に接種します。
3. 上部フィルムを検体の上にゆっくりと戻します。
4. プレート中央にプラスチック製の3M™ペトリフィルム™ YMスプレッダーを載せます。スプレッダーの中心部を軽く
押し、検体を均等に広げます。ゲル化されるまで、3MペトリフィルムYMプレートの成育域全体に広げます。フィルム
上でスプレッダーをすべらせないでください。
5. スプレッダーを取り外し、プレートをそのまま1分以上置いて、ゲル化させます。