3M Petrifilm™ Yeast and Mold Count Plates 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
(日本語)
JA
1
発行日2015-06
製品情報
酵母測定用
概要
3M™ペトリフィルム™カビ・酵母測定用プレート(YMプレート)は、抗生物質を加えた栄養分、冷水可溶性ゲル化剤、カ
ビ・酵母を測定しやすくする指示薬を含んだできあがり培地です。3MペトリフィルムYMプレートは、食品や飲料中のカ
ビ・酵母の測定用に使用します。3MペトリフィルムYMプレートは滅菌されていませんが、汚染除去処理済みです。3M™
ペトリフィルム™プレートは、ISO(国際標準化機構)9001の認証を取得した施設で製造されています。
安全性
3MペトリフィルムYMプレートをご使用になる前に、本書に記載のすべての安全情報をお読みになり、よく理解し遵守して
ください。また、これらの情報は大切に保管してください。
警告 回避できない場合、死亡または重篤な傷害や、物的損害が発生する可能性のある危険な状況を示します。
注意 回避できない場合、軽微または中等度の傷害や、物的損害が発生する可能性のある危険な状況を示します。
W警告
汚染された製品の流出に伴う危険を回避するために:
• 3MペトリフィルムYMプレートは検証済みの食品および飲料検体の検査に使用してください。
• 製品情報に記載された製品の保管方法にはすべて従ってください。
• 使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。
臨床上の誤診に伴う危険を回避するために:
• 3MペトリフィルムYMプレートをヒトや動物の病態診断に使用しないでください。
注意
バイオハザードや環境汚染への曝露に伴う危険を回避するために:
• バイオハザード廃棄物に関する現行の産業基準や地域の規制に従って廃棄してください。
結果の誤解釈に伴う危険を回避するために:
• 3MペトリフィルムYMプレートは、ある1種類の酵母やカビの株を別の種類と区別するものではありません。
• 3Mは、3MペトリフィルムYMプレートの食品および飲料以外の分野における使用について検証しておりません。たとえ
ば、3Mは、3MペトリフィルムYMプレートの水や医薬品、化粧品の分野における使用について検証しておりません。
• 3MペトリフィルムYMプレートは、すべての食品や食品製造工程、検査プロトコル、あるいはすべての酵母・カビにつ
いて検査されたわけではありません。
• 3MペトリフィルムYMプレートをヒトや動物の病態診断に使用しないでください。
• 検査実施担当者に現行の適切な検査技術を身につけるように指導してください。たとえば、GLP(GoodLaboratory
Practices)
1
、ISO7218
2
やISO17025
3
などがあります。
その他の情報については製品安全データシートをご覧ください。
製品性能に関する資料の詳細をご希望の場合、当社のWebサイト(www.3M.com/foodsafety)にアクセスするか、3M販売
担当者またはお近くの販売店までお問い合わせください。
客様の使用責任
お客様は、使用前に添付文書おび製品情報を熟読情報に精通責任があ詳細には、当社
www.3M.com/foodsafety覧いただか、お近の3M販売担当者たは販売店にお問わせださい。
検査方法を選択際には、方法、検査プロの準備扱いび検査手技な外的要因が結果
影響認識重要で
お客様の基準を適切な食材び菌株用いた十分な数評価ための検査方法または製品を選択
は、お客様の責任と
の検査方法お結果が顧客あいは供給業者の要求をかにお客様の判断
検査方法を使用た場合でも3M食品衛生管理製品を使用れた結果に検査で使用た食材たは工程中の
を保証するものでありせん
(日本語)
JA
2
保証の限定/限定救済策
個々製品ージの限定保証条項に明示場合を3Mは明示は黙示を問わず商品性は特定の目的へ
の適合性保証を含む限定れな種類の保証負いかね3M食品衛生部門の製品に欠陥があ
た場合3Mまたは取扱販売店で交換は返品処理を対応は上記の製品の欠陥が
場合は、判明た時点か60日以内に3Mに通知製品を3M返送必要が返品可否に
お電話連絡いただお近の3M食品衛生部門お問い合わせださい。
3Mの保証責任範囲
3Mは、直接的間接的、特殊、偶発的または必然的を問わ利益損失を含むれに限定れな損失に対の責任
放棄かな場合に法的理論に3Mの保証責任範囲は、欠陥認めた製品の購入金額を
えるりま
保管
未開封の3MペトリフィルムYMプレート包装パウチは、8ºC以下の温度で冷蔵または冷凍して保管してください。ご使用の
際には、開封前に製品を室温に戻してください。未使用の3MペトリフィルムYMプレートは包装パウチに戻してください。
包装パウチの開口部を折り、粘着テープで封をしてください。湿気を避けるために、開封した包装パウチは再冷蔵しない
でください。封をした包装パウチは、乾燥した冷所で保管し、1ヵ月以上は保存しないでください。封をした3Mペトリフ
ィルムYMプレートの包装パウチは、(空調管理された施設を除く)検査室の温度が25ºC以上であったり、相対湿度が50%
以上であったりする場合には、冷凍庫で保管することをお勧めします(下記参照)。
一度開封したプレートを冷凍保存する場合には、密封可能な容器に3MペトリフィルムYMプレートを入れてください。冷凍
された3MペトリフィルムYMプレートを使用する場合には、容器を開け、必要な数のプレートを取り出し、残ったプレート
は密封可能な容器に速やかに戻し、冷凍してください。使用期限が過ぎた3MペトリフィルムYMプレートは使用しないでく
ださい。一度開封したパウチを冷凍保存する場合には、自動除霜機能のある冷凍庫には保管しないでください。除霜サイ
クルにより繰り返し湿気にさらされると、プレートが損傷する可能性があります。
変色したプレートは使用しないでください。使用期限と製品ロット番号は3Mペトリフィルムプレートの包装ごとに記載さ
れています。ロット番号は各プレートにも記載されています。
廃棄
使用済みの3MペトリフィルムYMプレートには、バイオハザードをもたらすおそれのある微生物が混在している場合があり
ます。現行の産業基準に従って廃棄してください。
潜在的なバイオハザードに関する詳細については、「BiosafetyinMicrobiologicalandBiomedicalLaboratories,5
th
edition,SectionVIII-B:FungalAgentsorequivalent」を参照してください。
使用方法
すべての製品情報に、注意深く従ってください。従わない場合、正確な結果が得られないことがあります。
適切な防護服を着用し、GLP(GoodLaboratoryPractice)を遵守してください。
1
検体の準備
1. 必要に応じて、適切な希釈検体を調製します。
適切な滅菌希釈液をご使用ください。
バターフィールドリン酸緩衝希釈液
2
、0.1%ペプトン水、ペプトン塩希釈液
3
、生理食塩水(0.85~0.90%)、重亜硫酸
塩無添加リージンブロス、滅菌蒸留水。クエン酸塩、重亜硫酸塩またはチオ硫酸塩を含有する緩衝液は、菌の成育を阻
害する可能性があるので3Mペトリフィルムプレートに使用しないでください。標準手順にクエン酸緩衝液が指定され
ている場合には、上記いずれかの緩衝液に変更し、40~45°Cに加温して使用してください。
2. 検体を撹拌またはホモジナイズしてください。
プレートへの接種
1. 3MペトリフィルムYMプレートを平らなところに置きます。
2. 上部フィルムを持ち上げ、検体懸濁液1mLを下部フィルムの中央部に接種します。
3. 上部フィルムを検体の上にゆっくりと戻します。
4. プレート中央にプラスチック製の3M™ペトリフィルム™ YMスプレッダーを載せます。スプレッダーの中心部を軽く
押し、検体を均等に広げます。ゲル化されるまで、3MペトリフィルムYMプレートの成育域全体に広げます。フィルム
上でスプレッダーをすべらせないでください。
5. スプレッダーを取り外し、プレートをそのまま1分以上置いて、ゲル化させます。
(日本語)
JA
3
培養
3MペトリフィルムYMプレートの上部フィルム(透明フィルム側)を上にして、水平な場所で培養します。20枚まで重ねて
培養できます。各施設の現行の参照方法に従って、3MペトリフィルムYMプレートを培養します。
例としては、「AOAC®O󼴫cialMethodofAnalysis
SM
997.02YeastandMoldCountsinFoods,DryRehydratableFilm
Method(Petri󼴩lmMethod):Incubate3MPetri󼴩lmYMPlatesfor5daysat20-25ºC」が挙げられます。
判定
1. 3MペトリフィルムYMプレートは、標準的なコロニーカウンターか拡大鏡(照明付き)を用いて測定できます。グリッ
ド線は、バックライトを使用すると見やすくなり、測定しやすくなります。
2. 3MペトリフィルムYMプレート上の酵母とカビのコロニーを見分けるため、以下の1項目以上に該当するかを確認します。
酵母 カビ
小さなコロニー 大きなコロニー
境界のはっきりしたコロニー 境界のはっきりしないコロニー
ピンクがかった黄褐色から青緑色 多彩な色
盛り上がったコロニー(3次元的) 偏平なコロニー
均一な色のコロニー 中心部が暗いコロニー
3. 5日目に最終的な酵母およびカビのコロニー数を測定します。5日目までにカビが大量に発生したり、急速に成長した
りしていると、3MペトリフィルムYMプレートが読み取りにくくなる場合があります。3日目にプレートを確認して、
コロニー数の多いプレートを記録してください(コロニー数は、プレートに直接記録できます)。5日目までにプレー
トがカビで覆われてしまった場合は、3日目のコロニー数を推定値として記録してください。
4. カビのコロニーが拡大し、成育域全体が青、黒、黄色などに変色する場合があります。その場合は、3日目のコロニー
数をカビ測定の推定値として記録してください。
5. カビのコロニー数が多いと、成育域全体が青く変色したり、接種部分端の周囲で成育するカビが青く見えたりする場合
があります。3MペトリフィルムYMプレートにカビの成育が見られない場合は、上部フィルムを持ち上げて、上部フィ
ルムに付着したゲルを検査してください。多数の酵母が存在する場合は、ゲルに白いコロニーが見られることがありま
す。このような場合は、酵母のコロニー数を測定不能多数(TNTC)として記録します。
6. 成育域は約30cm
2
です。1プレートにつき150個以上のコロニーが存在する場合、1ヵ所以上で1cm
2
当たりのコロニー
数を測定し平均値を求めることで、推定値を算出できます。1cm
2
当たりの平均値を30倍して、プレート全体のコロニ
ー数を推定します。
7. より正確な数値が必要な場合は、さらに希釈して検体を接種したプレートを再検査してください。
8. 3MペトリフィルムYMプレートは、カビ・酵母を検出しやすくするためにホスファターゼ指示薬を使用しています。生
細胞はすべてホスファターゼを含んでいます。このため、検体中に存在する天然由来のホスファターゼが、下記いずれ
かのような指示薬の反応を引き起こす可能性があります。
a)背景が均一に青く変化(培養済み製品中に使用されている微生物に多く見られます)。
b) 濃青色の微小な点が発生(スパイスや粒状製品に多く見られます)。
9. 以下の方法を1つ以上用いることで、酵母やカビのコロニーからの産生物に含まれる天然由来のホスファターゼによる
呈色反応を区別できます。
a)検体をさらに希釈する
b) 検体に食物粒子を定着させてから、上澄み液を接種する
c)接種の24~48時間後、プレートの色が変化していないかどうかを確認します。万一5日間培養して色の変化が見ら
れない場合には、ホスファターゼ反応による可能性があります。
10. 必要に応じ、コロニーを個別に検査します。上部フィルムを持ち上げ、ゲルからコロニーを釣菌します。規定の手順
に従い検査してください。
11. 5日間の培養期間終了時までにプレートの計数を行えない場合は、後で計数するためにプレートを密封容器に入れて冷
凍保存します。保存は-15°C以下の温度で、1週間以内としてください。
詳細については、「3M™ペトリフィルム™カビ・酵母測定用プレート解説書」を参照してください。具体的な用途や手順に
ついてご質問がありましたら、当社のウェブサイト(www.3M.com/foodsafety)をご覧いただくか、3M食品衛生管理製品
販売担当者またはお近くの販売店までお問い合わせください。
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