NTN K-ECK96 ユーザーマニュアル

  • こんにちは!このNTN K-ECK96小型周波数可変コントローラの取扱説明書の内容を理解しています。このコントローラの接続方法、機能設定、運転方法、トラブルシューティング、安全に関する注意事項など、あらゆる質問にお答えできますので、お気軽にご質問ください。
  • 電源を入れる前に確認すべきことは?
    このコントローラはどのような用途に使用できますか?
    運転中に電源を遮断した場合、コントローラはすぐに停止しますか?
    ヒューズを交換する際はどのような点に注意すべきですか?
    振動センサを使用する際の注意点は何ですか?
1
取扱説明書
(保証書付き)
小型周波数可変コントローラ
大容量タイプ(AC200V 電源)
K-ECK96(制御容量12A)
はじめに
このたびはNTN小型周波数可変コントローラ(大容量タイプ)をお買い上げいただきありがと
うございます。本コントローラを正しく安全にお使いいただくために、ご使用前に必ずこの説明書
を精読してください。なお、この取扱説明書(保証書付き)は最終ご需要先まで必ずお届けくださ
い。また、使用する方は、お読みになった後もいつでも確認できますよう、すぐに取り出せる場所
に大切に保管してください。
1.ご使用の前に
本器を安全にご使用いただくために、また、
機能を十分ご活用いただくために、下記お
び次頁以降の注意事項をお守りください。
本器がお手元に届きましたら、輸送中におい
て破損がないかを点検してください。万一、
破損等の不具合が見つかった場合は、最寄
の営業所にご連絡ください。
このコントローラはNTN製電磁式パー
フィーダ専用です。適用本体以外への使用、
および仕様範囲を越えた使い方はしない
ください。故障の原因となります。
本取扱説明書で使用している「パーツフィ
ダ」とは、ボウルフィーダや直進フィーダ
の総称を意味します。
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.ご使用の前に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.安全上のご注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2~4
3.機能と特長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.外観と各部の名称 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.取付け方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.はじめて使用する場合 ・・・・・・・・・・・ 8~9
7.入出力の接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・ 10~22
(ブロック図) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
8.運転・調整の方法 ・・・・・・・・・・・・・・・ 23~33
9.ファンクション機能の設定方法 ・・・・・・・・・・ 34~46
(F-Vカーブについて) ・・・・・・・・・・・ 47
10.保護・警報機能について ・・・・・・・・・ 48~49
11.トラブルの場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50~52
12.仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53~54
(外形寸法図) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54
(ヒューズの交換方法) ・・・・・・・・・・・・・ 54
ページ
目 次
ご使用になる前に
この取扱説明書を最後までお読みの
うえ正しく作業してください。
PMPC041-c
MIN MAX
JAPANAC200-230V 50/60Hz 12A
V.F. CONTROLLER
RUN Vib.A LIMIT
RoHS
2
2.安全上のご注意
安全に関してはユーザ自身の責任も重大となります。本説明書をよく読んでから
ご使用を開始してください。また、コントローラを正しく安全に使用していただく
ために、本体の警告注意ラベルには必ず従うとともに、次の安全上の注意事項も
必ずお守りください。
危険
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能
性が非常に高いと想定される内容を示しています。
警告
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能
性が想定される内容を示しています。
注意
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負う可能性及び物的
損害のみの発生が想定される内容を示しています。
危 険
操作パネルのLED表示が消灯するまでは絶対に作業はしないでください。作業は
電源OFF後、2分以上経過してから行ってください。
感電の恐れがあります。
パネルを開いたままでの運転は絶対に行わないでください(非常時を除く)また、
パネルを開く場合は、必ず電源を切ってください。
感電やショートして発火する恐れがあります。
一次電源側またはメインブレーカを切らないままでの配線作業は絶対に行わないで
ださい。
感電やショートして発火する恐れがあります。
本コントローラはNTNーツフィーダ(電磁式振動部品供給機)専用の制御装置
です。圧電型パーツフィーダや単相モータなど、他の用途には使用できません。
ショートして発火する恐れがあります。
警 告
必ずコントローラおよび本体のアース線を接地してください。
アースをしないと感電の恐れがあります。
爆発・引火性のガスや液体のある場所では絶対に使用しないでください。
火災の原因になります。
修理技術者以外の人は、絶対に分解したり修理・改造は行わないでください。
発火したり、異常動作してけがをすることがあります。
3
警 告
水や油その他薬品類などが掛かる場所や、屋外あるいは高温多湿な場所での使用はしない
でください。
感電や火災故障の恐れがあります。
配線を傷つけたり、引張ったり、無理に曲げたりしないでください。また、配線上に重い
物を載せたり、挟み込んだりすると、配線が破損し、火災・感電の原因となります。
コントローラに通電中は、停止中でもコントローラの出力端子には触れないでくださ
い。
出力端子には最大で交流 200V が出力されるため、感電の恐れがあります。
出力端子(1,2)に交流電源を接続しないでください。
火災・故障の原因となります。
木屑油などの異物や可燃物などがコントローラの中に入らないようにしてください。
また、コントローラを布で覆うなど放熱性を損なうようなこともしないでください。
火傷や火災などの事故の恐れがあります。
濡れた手でスイッチを操作しないでください。
感電の恐れがあります。
指定された電圧以外では使用しないでください。
火災・故障の原因となります。
ヒューズを交換する場合は、必ず一次側の電源またはメインブレーカを切ってください。
感電の恐れがあります。
注 意
コントローラBOXの板金部は高温(50~70℃)となる場合があります。火傷の恐れがあ
りますので注意してください。また、周囲に必ず放熱用スペースを設けてください。(P.7
参照)
電源の「ON」「OFF」を頻繁に行わないでください。
コントローラが故障します。
(P.16 7.-(5)外部制御入力の配線の項を参照してください。
電源の「ON」「OFF」を短時間で繰り返し行わないでください。
大きな突入電流が流れ、コントローラが故障する可能性があります。
振動や衝撃のある場所には設置しないでください。
コントローラが故障します。
4
注 意
絶縁耐圧試験およびメガーテスト(絶縁抵抗計による絶縁抵抗の測定)を行う場合
は下記欄外の注意書きを参照願います。
間違えますとコントローラが故障します。
電源OFF後に表示データの切替えやファンクション設定などの操作は行わな
でください。(電源スイッチOFFからLEDが消灯するまでの間)
次の電源投入時にEr2で停止することがあります。
電源には接地相と非接地相の区別があります。電源の接地相側を確認し、必ずコントロ
ーラの指定端子を接地相側に接続してください。(P.12 参照)
配線が地絡した場合火災を起こす可能性があります。
コントローラの一次電源側には地絡保護のため漏電遮断機または漏電検知器を設け
ください。特に接地相への接続ができない場合は必ず取付けてください。
配線が地絡した場合火災を起こす可能性があります。
ボウルに溶接をする場合は、必ずボウルの金属部分に溶接機のアースクリップを確実に
接続してください。溶接用のアースが不確実ですと、本体とコントローラを接続してい
るアース線が焼損し、感電や漏電およびコントローラ焼損等の恐れがあります。
コントローラの一次電源側またはメインブレーカを切らないままでの溶接作業はし
いでください。コントローラが故障する可能性があります。
使用する電圧、電流、環境に合わせて適切なケーブルを選択・使用してください。
間違ったケーブルを使用すると漏電や火災の恐れがあります。
運転中に電源を遮断しても直ぐに停止しません。また、ラン/ストップキーは機能設定
をした時のみ有効となっていますので、外部から運転を制御している場合に緊急停止す
る場合は、外部制御信号を使って停止させてください。
F/Vカーブおよび定格電流の設定は本体を運転する前に行ってください。
設定を間違えるとマグネットが焼損する恐れがあります。
オプションの振動センサの配線にはノイズが入らないように注意してください。ノ
イズが入ると動作しなくなったり、振幅が急に大きくなったりします。
配線の引き回しや使用するケーブル等に注意してください。(P.14~15 参照)
損傷したり、部品が欠けているコントローラを据え付けたり、運転することがない
ようにしてください
けがの恐れがあります。
コントローラまたはコントローラに接続されている配線や機器類からノイズが発生
ます。周辺の機器やセンサが誤動作しないように注意してください。事故の恐れがあり
ます。
※注意:絶縁耐圧試験は、AC ライン-アース間は AC1500V、DC ライン-アース間は DC500V 以下で
実施してください。漏れ電流は 10mA 以下です。また試験時は内部のコンデンサに高圧が
充電されます。感電しないように十分注意して下さい。
5
本取扱説明書にでてくる用語について
1.「パーツフィーダ」とはボウルフィーダや直進フィーダ等の総称を意味し、全てNTN製品のみ
を対象としています。
2.単に本体と表記されているものは、「パーツフィーダの振動本体」のことを指します。
3.単にLEDと表記されているものは、操作面のデータ表示部(P.6 参照)のことを指します。
4.「運転中エアブロー」などNTN独自の用語が使用されています。動作の詳細についてはNTN
までお問い合わせください。
3.機能と特長
(1) マイクロプロセッサによる高精度なデジタル制御
各種設定、動作をデジタル制御していますので、高精度、高安定度な制御を実現すると同時に
設定値がデジタルで表示されますので、再設定する場合も簡単にできます。
(2) ワイド入力「幅広い電源電圧に対応」
入力電圧範囲は AC200~230V±10%(50/60Hz±10%)とワイド入力になっています。
(3) 過負荷保護(P.36、P.38 ファクションJ01の項を参照)
接続する負荷の定格電流を設定すると、この電流値を越えないように出力電圧を自動制御しま
す。この機能が動作中はLEDが出力電圧値とOLの交互表示となり、注意を促します。もし、
出力電圧を 20V 以下まで下げても解決できない場合は、運転を停止して異常信号(OLの連続
点灯)を出します。この機能は定格電流の設定値が 2.0A 以上の場合に適用できます。2.0A 未
満でも設定できますが、不正確となります。
(4) 多段速機能(P.20、P.43~44 ファンクション H12~20、P.46 参照)
内部に3種類の速度データを記憶し、外部からの切替え信号で速度を変更することができます。
(5) 保護機能の充実
出力短絡や地絡*1、過負荷、電源電圧の低下*2 などの際に運転を停止して、コントローラや周
辺の機器、回路装置を保護します。
*1 本コントローラでの地絡とは出力側でのアースとの短絡を意味します。内部回路での地
絡や漏電に対する保護はできませんのでご注意願います。
*2 電源電圧が低下した場合はLVを表示して運転を停止しますが、電源電圧が復帰した場
合はコントローラも自動的に復帰します。運転条件が揃っている場合は運転を開始しま
すのでご注意願います。
(6) パネルロック(P.45 参照)
操作パネルによる操作を必要に応じて禁止できます。作業者による誤操作や接触等による意図
しない設定の変更などを排除できます。制限する範囲に応じて操作ロックとつまみロックの2
種類を搭載しています。
(7) エアブロー用出力端子の装備(P.19 参照)
エアブロー用ソレノイドバルブの制御回路を標準搭載していますので、運転中エアブロー制御
が簡単に利用できます。
(8) ワーク不足検出機能(P.21、P.42~43 ファクション H08~H10 を参照)
ワーク不足検出タイマを搭載しています。
6
4.外観と各部の名称
(1)外観図(寸法については P.7 P.54 を参照願います)
(2)端子台部分(配線部カバーを外したところ)
JAPAN
V. F. CONTROLLER
IN1
Y1C Y1A
0VX1
+V 24V24V
C2
アースバー
(M3ビス)
端子台
AC200-230V 50/60Hz 12A
B1 0V
IN1
C2 EM
Y1C Y1A
0V
X1+V 24V
24V
N 1
(M4ビス)
ヒューズ
(10A)
EM B1 B2
P0
0V
端子台
(M4ビス)
B2
P0
端子台レイアウト(拡大図)
端子名称は基板に印刷してあります。
速度調整つまみ
操作パネル
警告シール
電源スイッチ
ゴムブッシュ
ケーブルグランド
製造番号(Ser.№)
データ表示部
運転中表示灯
端子部カバー
MIN MAX
JAPANAC200-230V 50/60Hz 12A
V.F. CONTROLLER
RUN Vib.A LIMIT
RoHS
冷却ファン
取付足
取付穴 4ヶ所
7
5.取付け方法
(1)取付け場所
振動のない金属(不燃物)などの堅固な物に取付けてください。
放熱性を損なわないよう、必ず周囲にスペースを設け、且つ垂直に取付けてください。
油脂類や薬品類などがBOXの樹脂部や塗装、ケーブルなどを傷める場合があります。
れらの液体やミストなどが直接コントローラに掛からないようにしてください。
(2)取付穴と周囲のスペース
コントローラの取付けに関する寸法は下図を参照願います。また、コントローラ周囲には
放熱のため下図に示す間隔をあけてください。(単位:㎜)
※ファンによる冷却を行っています。小型の密閉容器に納めたり、空気の流れを阻害するような
もので周囲を囲うようなことはしないでください。操作面側と側面および底面は開放されるよ
うな取り付けをお願いします。(冷却エアの吸排気は底面側になっています。
取付寸法 周囲との間隔
高温部の近く
横向きにする
木材
水平にする
液体がかかる
上下逆さにする
正しい取付け
振動や衝撃のある場所
MIN MAX
JAPANAC200-230V 50/60Hz 12A
V.F. CONTROLLER
RUN Vib.A LIMIT
RoHS
162
142
180
11623
156 7
170
116
6.5
2-φ7
MIN MAX
JAPANAC200-230V 5 0/60Hz 12 A
V.F. CONTROLLER
RUN Vib.A LIMIT
RoHS
141
20
(15)
37
60
5
5
空気の流れ
取付面ファン
取付足
周囲の障害物
排気口
8
6.はじめて使用する場合
コントローラをご購入後はじめて使用する場合は、下記チャートに従い入出力の接続や各種機
能の設定を行ってください。完成品としてご購入頂いた場合は設定等の作業は不要ですが、運転
前に必ず接続と設定の確認をお願いします。(詳細については指定のページを参照願います)
定電圧モードで運転の場(定振幅モードで運転の場合は次ページを参照)
1.入出力の接続
ご使用いただくパーツフ
ィーダや入出力信号線等
を接続してください。
4.周波数調整
パーツフィーダの振幅が
適正となるように周波数
調整を行います。
運転までの流れ(定電圧モード)
2.ファンクション設
貴社ご使用条件に合わせ、
ファンクション機能の設
定を行います。
3.運転
運転信号を入力し、運転を
開始します。
<基本的な接続>
・電源の接続→P.12
・負荷線(パーツフィーダ)の接続→P. 1 3
<使用条件による接続>
・外部制御入力→P. 1 6 P.17
・センサやバルブ等の接続→P. 1 8 P.19
P. 1 0 以降を参照
P. 2 6 を参照
適正範囲
周波数(Hz)
共振点
運転周波数を手動
で、適正範囲に設定
します。
5.速度(電圧)調整
速度調整つまみで適正な
振幅が出るように電圧調
整します。
P. 3 1 を参照
避けてく
ださい
定マーク
速度調整つまみを時
計方向へ回すと振幅
(電圧)が上がりま
す。
P. 3 4 以降を参照
P. 2 5 を参照
<機能設定(Jグループ)>
・定格電流の設定 J01
・運転方式の設定 J02
・F-Vカーブの設定 J04 など
<データ設定(Hグループ)>
・センサ入力論理 H00
・センサ用タイマ H01、H02 など
貴社にて運転信号を入力している場合は、運
転を開始してください。
9
定振幅モードで運転の場(オプションの振動センサを別途購入願います)
1.入出力の接続
ご使用いただくパーツフ
ィーダや入出力信号線等
を接続してください。
5.周波数調整
パーツフィーダの振幅が
適正となるように周波数
調整を行います。
運転までの流れ(定振幅モード)
3.ファンクション設
貴社ご使用条件に合わせ、
ファンクション機能の設
定を行います。
4.運転
運転信号を入力し、運転を
開始します。
<基本的な接続>
・電源の接続→P.12
・負荷線(パーツフィーダ)の接続→P. 1 3
<使用条件による接続>
・外部制御入力→P. 1 6 P.17
・センサやバルブ等の接続→P. 1 8 P.19
P. 1 0 以降を参照
P. 2 6 を参照
適正範囲
周波数(Hz)
共振点
運転周波数を手動
で、適正範囲に設
定します。
7.速度(電圧)調整
速度調整つまみで適正な
振幅が出るように電圧調
整します。
P. 3 1 を参照
避けてく
ださい
定マーク
速度調整つまみを
時計方向へ回すと
振幅(電圧)が上
がります。
P. 3 4 以降を参照
P. 2 5 を参照
<機能設定(Jグループ)>
・定格電流の設定 J01 など
<データ設定(Hグループ)>
・センサ入力論理 H00 など
貴社にて運転信号を入力している場合は、運
転を開始してください。
2.振動センサの接続
別途振動センサを購入願
います。
<振動センサ取付>
・パーツフィーダへの振動センサ取付→P.14
<振動センサ配線>
・コントローラにコネクタを接続する→P.15
P. 1 4 以降を参照
6.キャリブレーショ
キャリブレーションの実
施。
P. 2 8 を参照 ファンクションJ05によって
キャリブレーションを行いゲイ
ンを決めます。
10
7.入出力の接続方法
外部接続図(次頁のブロック図も参照願います)
(各配線の詳細は下記の注意書きに説明先の
ページを記入してありますので参照願います。
注意
配線方法および配線時の注意事項は P.2~4 の安全上の注意事項と下記の各項目ごとの説明書
きを参照願います。
電源の配線 P.12 「電源への接続」の項を参照
*2 負荷の配線 P.13 「負荷線の接続」の項を参照
*3 外部制御入力の配線 P.16~17 「外部制御入力の配線」の項を参照
*4 オーバフローセンサの配線 P.18~19 「センサの接続」の項を参照
*5 運転中信号の取り出し P.21 「運転指示出力の配線」の項を参照
*6 その他 多段速制御 P.20 「多段速機能」の項を参照
バルブ配線 P.19 「運転中エアブロー制御」の項を参照
異常信号 P.21 「異常信号の配線」の項を参照
*7 電源ラインにはノイズが載る可能性があります。ノイズを嫌う機器とは電源を分離
するかノイズフィルタを入れるなどの対策をしてください。
*8 ケーブル長さについて
主回路(L、N、1、2)・・・延長する場合は 2.5 ㎟以上のサイズで長さは 10m 以下。
信号ライン・・・長さは 10m 以内とする。動力線とは分離すること。
*9 配線工事終了後は保護導通試験を実施して安全を確認して下さい。
注 意
使用するケーブルの種類とサイズは使
用条件および環境に応じて適切なタイ
プを選定してください。
危 険
配線作業は必ずメインブレーカを切って
から行うこと。感電する恐れがあります。
JAPAN
V. F. CONTROLLER
アースバー
端子台
AC200-230V 50/60 12A
L N
パーツ
フィーダ
単相交流電源に接続する
(AC200~230V 50/60Hz)
緑または緑/黄はアースに
接続する
緑/黄 電源ケーブル
ワーク確認
 センサ
*1
*2
(M4ビス)
端子台
(M3ビス)
*4
【制御用端子台の並び】
B1 0V
IN1
C2 EM
Y1C Y1A
0V
X1+V 24V
24V
B2
P0
64 3
66
5
11
コントローラブロック図(配線は前頁も参照願います)
*1 上図の端子の並びは実際の端子配列とは順番が違います。
*2 入力回路の0Vおよび入出力回路の24Vは全て共通です。
*3 IN1、B1、B2 の入力回路の回路構成は基本的に全て同じ回路構成となっています。
*4 振動センサはオプションです。
(1)端子部カバーを外す
①端子部カバーを固定しているビスM3
-2本を外してください。ビスは脱落防
止になっていませんので、無くさないよ
うに注意してください。
②端子部カバーを下にずらしながら、下側
を手前に引くと外れます。
危 険
配線作業は必ずメインブレーカを切
ってから行うこと。
電源
電源
スイッチ FUSE
10A
出力
アース
直流電源
BOX
L
N
12IN1
EM
C2 Y1C Y1A
Relay
コントローラ K-ECK96
0V
+24V
インバータ
 回路
X1
Relay
制御信号
+V
BOX
BOX
}
制御回路
実際のレイアウトとは違います
B1 B2
P0
0V
3.3k
3.3k
3.3k
3.3k
端子部カバー
M3ビス 2本
外す
カバーを下に
ずらしながら外す
12
(2)電源への接続
端子台レイアウトの詳細は
P.6、P.10 を参照願います。
コントローラ
電源ケーブルを単相電源に接続します。このとき
地絡に対する保護のため、N端子(リード線色
または黒2)を必ず接地相側に接続してください。
端子台
名称 リード線色 備 考
赤または
黒1 非接地側
白または
黒2 接地側
単相電源
アース
バー
緑または
緑/ 黄 アース
注1 パーツフィーダ用コントローラは必ず商用電源または正弦波電圧出力の電源に接続するこ
と。正弦波PWMインバータなど高調波を含んだインバータの出力側には接続しないでくだ
さい。コントローラが故障します。
注2 コントローラの地絡事故防止のため、N端子を接地相側に必ず接続してください。接地相側
が分からない場合は漏電検知器または漏電遮断機を設置してください。定格電流は P.53 の
仕様の項を参照してください。
注3 電源線は長さを 10m 以下としてください。また 3m 以上の長さにする場合は 2.5mm2以上のサ
イズのケーブルを使用(一次側ブレーカとの保護協調にも注意)してください。電源線を交
換する場合はコントローラの内容を熟知した技術者が行ってください。また、コントローラ
電源端子台への接続は丸型圧着端子(端子ねじ:M4)を使用してください。
注4 変圧器を使用する場合は次ページ下欄の「トランス使用上の注意」も参照願います。
注5 接地工事終了後は必ず保護導通試験機により、接地の確実性を確認すること。接地が不完全
ですと感電する恐れがあります。
注6 電源ラインにはノイズが載る可能性が有ります。ノイズを嫌う機器とは電源を分離するかノ
イズフィルタを入れる等の対策をしてください。また、主回路(電源または負荷線)と信号
ラインを同一ダクト(保護チューブ)に入れないでください。
注7 3相電源に接続することもできます。この場合は3相(R、S、T)の内の2相(例えば R、S
相)を電源として使用してください。また、N側の端子が接地相となるよう、検電器等で接
地してある相を確認した上で配線願います。接地相が分らない場合は漏電遮断機を通して配
線してください。
警 告
必ずアース線を接続すること。
アースを接続しないと感電の恐れがあります
黒2(接地側)
(アース)
緑/黄
黒1
単相交流電源
電源ケーブル
アースバー
1.5m付属
N
L
AC200~230V
12
端子台(M4)
13
(3)負荷線の接続
負荷線(パーツフィーダ付属の負荷ケーブ
ル)をコントローラのケーブルグランドを通
して端子台に接続してください。この端子に
は最大で AC200V の電圧が掛かりますので、
線には十分注意してください。延長する場合
は下記の注1を参照願います。
端子台名称 配線色
1 黒1または赤
2 黒2または白
アースバー 緑/黄または緑または黒
*1 パーツフィーダ以外は接続しないでく
ださい。故障します。
*2 別置ホッパを接続する場合はレベルス
イッチの配線が必要ですので、P.17 も
参照してください。
*3 コントローラ端子台への接続は丸型圧着
子(端子ねじ:M4)を使用してください。
注1 ケーブル長さの延長について
ケーブルを変更する場合は 2.0mm2以上のサイズを使用してください。また 3m以上に延長
する場合は 2.5mm2以上のサイズのケーブルを使用して本体付近まで延長し、中継BOXを
使用して本体ケーブルと接続してください。延長長さは 10m 以下としてください。
注2 負荷ケーブルにはノイズが載る可能性が有ります。ノイズを嫌う機器と近接している場合
は配線経路を分離するかシールド線を利用する等の対策をしてください。また、負荷線
信号ラインを同一ダクト(保護チューブ)に入れないでください。
注3 接地工事終了後は必ず保護導通試験機により、接地の確実性を確認すること。接地が不完全
ですと感電する恐れがあります。
*トランス使用上の注意
変圧器を介してコントローラに電源を供給する場合は、定格電流だけでなく突入電流に
よる電圧降下等にも注意願います。特に他の機器と共通で変圧器を設置する場合は、電源
ON時の電圧降下やノイズによるトラブルに十分ご注意ください。コントローラ(インバ
ータ)に電源を供給する場合の詳細な問題点は、使用する変圧器メーカにご相談願います。
なお、コントローラの突入電流は P.53 の入力の項を参照してください。また、ノイズによ
る影響を少なくするため、配線はシールド線を使用するか、なるべく短い距離で配線する
ことをお奨めします。
負荷ケーブル
アースバー
N
L12
黒1
パーツフィーダ等へ
黒2
緑/黄
端子台(M4)
電源ケーブル
14
(4)振動センサの配線
振動センサはオプションですので別途ご購入願います。
①振動センサの取付け
振動センサを、下図を参考に振動本体上部ま
たはボウル等の振動部分に取り付けてください。
取り付け部へのタップ穴加工(M3タップ2箇所、
ピッチ 10 ㎜)と取付けビスの用意はお客様でお
願いします。また、ボウルやシュートにワークが
落下した時の衝撃が振動センサに伝わり難い位
置に取り付け願います。
②振動センサの取付け方向
振動センサの加振方向は決まっています。
ンサに印刷してある矢印の方向に振動するよ
うに取り付けてください。矢印と直交の方向な
どに振動させると感度が悪くて使用できませ
ん。また、本コントローラの場合は振動方向の
矢印と置き換えてください。
※G型などのボウルフィーダは上部振動体へ
の取り付けを推奨します。カバーがあります
ので振動センサの保護にもなります。
注)振動センサにワーク落下時の衝撃が伝わると
コントローラが誤動作(出力電圧ダウン)す
る可能性があります。ワーク搬送路付近には
取り付けないでください。
振動している時に振動センサが、
のものに触れたりすると誤動作す
る可能性があります。取り付け、
り扱いには十分注意してください。
振動センサ
取り付け例
パーツフィーダ
側面取り付け例
P1398
NTN
振動センサ
K-P1398
コネクタ
CN-70-3P-P(サトーパーツ)
1Pin:0V(シールド側)
2Pin:信号側(芯線側)
3Pin:空
18
形式銘板
P1398
NTN
2-φ3.5
13
26
415
10
15
③振動センサの配線
振動センサのリード線は振動センサの固定ビス部分から近い所で、ナイロンサドル等を利用
して固定することをお勧めします。固定しないとリード線の振動をノイズとして拾ってしまう
可能性があります。
リード線はパーツフィーダの負荷線とは別に引き回してください。並行に配線するとノイズ
を拾う可能性があります。また、リード線はシールド線を利用しています。シールド線の外被
は外力に弱いので保護チューブなどで保護することをお薦めします。
振動センサの取り付けが終わりましたら、振動センサのコネクタをコントローラに差し込ん
でください。
リード線延長上のご注意
オプションで専用の延長ケーブルを用意していま
すのでご利用ください。K-P1400:長さ 3m)3本
直列接続して最大 11m にすることができます。詳細は
NTNにお問い合わせください。
振動センサ K-P1398 は一般のキャブタイヤケーブ
ルを使っても延長することができます。ただし、ノイ
ズに対しては細心の注意が必要です。また、延長長さ
は全長で 5m 以内としてください。振動センサのリー
ド線を切断し、端子台を使って通常のキャブタイヤケ
ーブルを使用し、中間部を延長する形にしてください。
パーツフィーダの負荷線や他の動力線、高周波機器や
高調波ノイズを出す機器やケーブルからは分離して
配線してください。
注)キャブタイヤケーブルを使って延長した後の調整
で、下記のような症状が出た場合はシールド線
による延長に変更してください。
キャリブレーションが上手くできない。
速度調整つまみを時計方向に回しても出力電圧が上がらない。
振動は殆どしていないのに LIMIT ランプが点灯したままになる。
シールド線による延長時の注意
シールド線は1芯シールド線または同軸ケーブルを使用し、シールド側も必ずコントロ
ーラのコネクタに接続してください。他の0Vやアースには接続しないでください。
延長長さはシールド線を利用した場合でも 10m 以下としてください。ただし、10m 以内で
も環境によってはノイズが載る可能性がありますので、なるべく短くなるようにしてくださ
い。(参考:推奨ケーブル 1.5D-2V【同軸ケーブル】
以上で振動センサの取付け、配線は完了です。振動センサの接続により定振幅制御が可能とな
ります。ただし、これらの機能を利用するにはさらにファンクションなどの調整が必要となりま
すので、P. 2 3 からの運転・調整の方法を参照の上ご利用願います。
振動センサリード線(長さ 2
m)を延長する場合はノイズ
に注意してください。延長
さは通常のケーブルは総長さ
で 5m 以内、シールド線の場合
は 10m 以内としてください。
ただし、延長できる長さは保
証値ではありません。周囲環
境によっては延長不可の場合
もあります。
16
(5)外部制御入力の配線
ファンクションが標準設定の時にパーツフ
ィーダのON/OFFを外部から制御する配
線方法について説明します。
端子 24V-+V 間がジャンパで短絡されている
ことを確認する。ジャンパまたは制御線等が
入っていない場合は短絡をする。
X1 と 0V の端子間のジャンパ2を外し、この
端子間にリレー接点(またはNPNトランジ
スタ)を接続する。ジャンパ1は外さないで
ください。
※オン/オフディレイタイマを使用したい場合はIN入力を使用してください。
また、制御に使用するケーブル類は貴社にてご用意願います。
ファンクション№J02の設定が1(標準)の場合
X1-0V 間、短絡(NPNトランジスタ出力の場合は Lo レベル)でパーツフィーダ運転
X1-0V 間、開放(NPNトランジスタ出力の場合は High レベル)でパーツフィーダ停止
となります。ファンクションで論理を逆に(J02の設定が0)すると、開放で運転となり
ます。ファンクションJ02の設定は P.39 を参照願います。
PNPトランジスタ出力で制御する場合、あるいはホッパ制御用に使用する場合は次ページ
を参照願います。
注意1 X1-0V端子間には DC24V 約 7mA 流れます。微小電流ですのでノ
イズには十分注意してください。
注意2 信号入力ライン(24V,+V,X1,0V)のケーブル長さは 10m以内で、可能ならばツイスト配
線をしてください。
外部制御をしない場合
外部制御端子を使用しない場合は、ファンクションJ02の設定を「1」にし、外部制御
入力端子(24V-+V、X1-0V の2箇所)を短絡してください。コントローラは連続運転とな
ります。J02の設定を「0」にし、外部制御入力端子を開放しても連続運転となります。
注 意
24V、X1、0V 端子には極性があります。配線には十
分注意してください。また交流電源には絶対に接
続しないでください。
注 意
パーツフィーダのON/OFF制御は必ず
部制御入力端子を使ってください。電源でのO
N/OFF制御はできません。
制御用ケーブル
0V
X1
24V
+V
ジャンパ1
3.3k
24V
ジャンパ2
17
*1 PNPトランジスタ出力で制御する場合の配線方法
PNPトランジスタで制御する
場合は、PNPトランジスタの出
力(コレクタ)側を+V端子に接
続し、X1端子を制御する機器の
コモンライン(0V)側に接続し
い。3.3kΩの内部抵抗が
接続されていますので、24Vによ
る制御の場合、約 7mA の電流が流
れます。ジャンパ1と2は外して
ください。
PNP制御の場合、電源は貴社の
24V電源が使用されます。
トランジスタの代わりにリレー接
点でも同様に制御できます。
短絡時に運転あるいは停止のロジ
ック選択はファンクションJ02
で選択できます。
*2 別置ホッパに接続する場合の配線方法
①1、2、アースバーの端子に別置ホ
ッパのリード線を接続する。
②24V-+V 端子間に別置ホッパのレベ
ルスイッチを接続する。
③X1-0V 端子間にボウルフィーダ用コ
ントローラの運転中信号(Y1C、Y1A)
を入れる。
④ファンクションJ02のデータは1
(X1-0V 端子間「短絡で ON」に設定
して使用すること。
以上の接続で、別置ホッパはボウルフィーダが運転中で、しかも、レベルスイッチが
ON(24V-+V 端子間が短絡)の時だけ、運転をするようになります。レベルスイッチ
には DC24V/7mA の電流が流れます。
*1 別置ホッパの取扱説明書も参照願います。
*2 X10V 端子(外部制御)については前頁を参照願います。
貴社制御回路
0V
X1
24V
+V
24V
ジャンパ1
3.3k
24V
ジャンパ2
制御用ケーブル
0V
X1
24V
+V
3.3k
24V
補助ホッパ付属の
レベルスイッチを
24V-+V間に接続
する
レベラ
18
(6)センサ・ソレノイドバルブの接続
センサとソレノイドバルブの基本使
用について接続方法を説明します。
(P.11 のブロック図も参照願います。
1.センサによるオーバフロー制御
①シュート上のオーバフローを検出するワーク確認
センサを 24V,0V,IN1 の端子に接続する。
*1 接続できるセンサは消費電流が 50mA 以下で DC24V
の電圧で動作できるNPNトランジスタ出力タ
イプまたは無電圧有接点出力タイプに限ります。
*2 直流2線式センサを使用する場合はセンサの
側(茶)を IN1 に、-側(青)を 0V に接続して
ください。(使用するセンサによってはリード線
色が異なる場合があります。その場合はセンサメ
ーカの指示にしたがってください。漏れ電流 1mA
以下、残留電圧 3V 以下のセンサを使用願います。
なお、センサによっては入力信号の OFF が検出で
きない場合があります。この場合はブリーダ抵抗
を 24V-IN1 端子間に接続(センサ線と共締め)
してください。
ブリーダ抵抗:4.7~5.1kΩ、1/2~1/4w
*3 無電圧有接点タイプの場合は直流2線式センサ
と同じ配線になります。ブリーダ抵抗は不要です。
②センサを使用しない場合は IN1 端子を開放し、ファン
クションH00を0に設定してください。IN1 端子の
信号は常時監視されていますので、設定を誤ると運転
しない(センサ入力にワーク有りを指令する論理の信
号が入っている場合は、データ表示部の一番右のドッ
トが点灯)可能性があります(次ページ参照)
③センサの信号論理(ノーマリオープン/ノーマリクロ
ーズ)はファンクションH00で変更できます。(P.42
参照)
注 意
センサ用電源(DC24V)を短絡すると運転が停止(表
示も消灯)してしまいます。配線作業には十分注
意願います。
2線式センサの接続
3線式センサの接続
ブリーダ抵抗について
センサの動作表示灯は点滅する
が、コントローラがセンサの信号
を捉えられない、といった症状が
出た場合に挿入してください。通
常は付ける必要はありません。
センサへ
24V
0V
IN
IN1
Y1C Y1A
0VX1+V 24V24V
C2 EM B1 B2
P0
0V
センサへ
0V
IN
IN1
Y1C Y1A
0VX1
+V 24V24V
C2 EM B1 B2
P0
0V
注 意
使用するセンサの取扱説明書も精読し、上記説
明と矛盾する箇所がある場合は配線を中止し、
センサメーカに相談・確認するか、NTNまで
ご連絡ください。
19
2.運転中エアブロー制御
24V‐P0 間にDC24Ⅴ用ソレノイドバルブを接続
すると、負荷を駆動中のみ(運転に連動して)ソレノイ
ドバルブをONすることができます。ツーリング補助用
のエアをパーツフィーダの運転に合わせてON/OF
Fしたい場合などに利用してください。
接続できるソレノイドバルブはDC24V用
0.5W以下のサージキラー付きのものをご使用願いま
す。
<バルブ駆動の内部回路>
条件が揃うとトランジスタがON
し、P0 端子と 0V が導通します。
開閉能力:DC30V、0.1A まで
注意
24V,P0,0V など
の長さは 10m以内で、ノイズ抑制素子の付いたもの
を取り付けてください。
左図リード線の色は参考です。使用する部品の
取扱説明書で実際のリード線色を確認し、接続する
ようにお願いします。
7segLEDによるセンサ信号の表示P.45 も参照)
センサ1の信号がワーク有りの状態になるとドットが点
灯します。センサの使用を設定した場合のみ表示します。
点と
間違
えないよ
に注
してください
P0
0V
Tr
センサへ
24V
0V
IN
IN1
Y1C Y1A
0VX1+V 24V24V
C2 EM B1 B2
P0
0V
ソレノイド
 バルブへ
P0
20
(7)多段速機能
ファンクションに記憶した速度データを外部から選択する
B1、B2 端子を利用することでコントローラ内部に
記憶されている速度データ(周波数と電圧値)で運
転することができます。
B1 端子を 0V と短絡すると速度1、B2 端子を 0V と
短絡すると速度2、B1 と B2 端子の両方を 0V と短絡
すると速度3、両端子とも開放の場合はパネルによ
る速度設定となります(下記「配線上の注意」も参
照)
各速度の設定はファンクションH12~H17
(定振幅モードの場合はH18~H20)に直接デ
ータを書き込むか、パネルで運転している現在値を、
指定した速度メモリに転送することで可能となりま
す(P.43、P.44、P.46 参照)
H12~H17とH18~H20のグループ選択
はJ05の運転モードの設定にしたがって自動で切
り替えられます。
速度番号 速度0 速度1 速度2 速度3
電圧設定 H12 H14 H16
定電圧モード
周波数設定 H13 H15 H17
定振幅モード %速度設定
パネル
H18 H19 H20
端子 B1 OFF ON OFF ON
端子 B2 OFF OFF ON ON
*ONは0Vと短絡、OFFは解放。
*定振幅モードの場合は%速度データの指定のみで周波数はパネル設定値で固定さ
れますのでご注意ください。
配線上の注意
B1,B2,0V などの信号ラインに接続するケーブルの長さは 10m以内とし、ノ
イズには十分注意して配線してください。
速度切替信号
7mA
トランジスタの場合
(PLC・センサ等)
24V
0V
IN1
Y1C Y1A
0VX1+V 24V24V
C2 EM B1 B2
P0
0V
B2
B1
B2へ
/