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4.センサ2個による2列ANDエアオーバフロー制御
(エアでオーバフロー制御を行う場合)
パーツフィーダで2列排出を行う時に、オーバフローによ
るワークの排除にエアを使用する場合は、オーバフロー用セ
ンサを2個取り付け、ファンクションH00の設定を4また
は5に設定することで、エアを利用した各列のオーバフロー
制御が可能となります。
センサ1の信号はON/OFFディレイタイマ1の設定
時間で処理され、P1端子に出力され、ワーク満杯時にエア
でワークを排除します。センサ2の信号はON/OFFディ
レイタイマ2の設定時間で処理され、P2端子に出力され、
ワーク満杯時にエアでワークを排除します。センサ1側とセ
ンサ2側の両方が満杯の場合はパーツフィーダを停止して、
エアをOFFします。
センサとソレノイドバルブの総消費電流がコントローラ
のサービス電源の容量(200mA)を越えないように注意して
ください。P1、P2端子使用中もP0端子は運転中の補助
エアのON/OFF用に使用できます。
P1、P2端子の駆動回路の構成、開閉能力はP0端子と
同じです(P.18 参照)。
その他接続時の注意事項もP0端子と同じです。
ソレノイドバルブを接続しない場合は下記5項の(1)2列ANDオーバフロー制御としても
使用できます。この場合、各入力の論理反転は可能となりますが、それぞれにタイマが入ります
ので、ON/OFFディレイの1と2の両方のタイマ時間を設定する必要があります。
5.その他センサ、ソレノイドバルブによる制御について
上記1~4の他に下記のような制御が可能です。
(1) パーツフィーダで2列排出を行う場合にセンサ2個を使用し、2列ANDオーバフロー
でパーツフィーダを停止する。(オーバフローにエアを使わない場合)
(2) シュート上で1列排出をする時に、シュート入口部と出口部にオーバフローセンサをそ
れぞれ取り付け、シュート入口部のセンサがワーク有りでパーツフィーダOFF、出口
部のセンサがワーク無しでパーツフィーダがONとなる。
(3) シュート上のオーバフローセンサで、通常のオーバフロー制御を行うとともに、このセ
ンサ信号を端子P2へ出力する(信号の分岐)。
(4) シュート上のオーバフローセンサで、通常のオーバフロー制御を行うとともに、一定時
間ワークを検出しない場合は、詰まり信号を端子P2へ出力する。NTNスプリングセ
パレートフィーダの詰まりエアブロー制御として使用できます。
※P.18~19 で説明するエアオーバフロー制御(NTN社内呼称)などは動作が少し複雑とな
ります。既に内容を熟知されている場合は、これらの機能をご使用することで広範囲の制御を
カバーすることが可能です。詳細はNTNへお問い合わせいただくか、別途、制御マニュアル
を入手いただきご確認下さい。
24V
+V
X1
0V
24V
0V
IN1
IN2
+24V
0V
0V
+24V
赤
黒
24V
P1
24V
茶
黒
青
P2
P0
黒
3.3k
3.3k
3.3k