IFM QZ9100 取扱説明書

  • ifm moneo starterkit QZ9100 のセットアップ説明書の内容を理解しています。モーターの監視、IO-Link、WLAN接続、リアルタイムメンテナンスなどの機能について、ご質問にお答えします。
  • moneoソフトウェアへの初回ログイン方法は?
    ライセンスのアクティベーション方法は?
    振動センサのリミット値の設定方法は?
    ネットワークコンポーネントのデフォルトIPアドレスは?
セットアップ説明書
moneo|starterkit
QZ9100
11462182 / 0006 / 2022
JP
QZ9100 moneo|starterkit
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目次
1 は............................................................ 3
1.1 ............................................................ 3
1.2 ト ................................................... 3
2 安.............................................................. 4
3 使................................................................... 5
4 納................................................................... 6
5 能 ...................................................................... 7
5.1 IO-Linkタ.......................................................... 7
5.2 moneoア..................................................... 7
6 取................................................................... 8
6.1 VVB001 - .................................................... 8
6.2 DI5028 - ................................................. 9
6.3 TS2229 - ケーブル型温度センサ/TP3231 - 増幅器 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
6.4 AL1350 IO-Link.................................................. 10
6.5 QHA210 - moneo| .......................................... 10
6.6 ZB0878 WLAN Bolt .................................................... 11
6.7 DN4011 - ......................................................... 11
7 ................................................................... 12
8 定 ...................................................................... 14
8.1 件 ................................................................. 14
8.2 IP.................................... 14
8.3 WLAN立......................................... 14
8.4 moneo................................................ 15
8.4.1 ン ...................................................... 15
8.5 ン ............................................ 15
8.6 moneo................................................ 16
8.7 .............................................................. 17
8.7.1 .............................................. 17
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1 はじめに(注意)
指示、技術データ、および詳細情報は、センサ/パッケージのQRコードを使用するか、www.ifm.com
を参照してください。
1.1 表記の説明
要件
操作指示
操作による応答、結果
[...] 設定ボタン、表示等
参照
重要事項
従わないと誤動作や干渉を引き起こすことがあります。
情報
補足事項
1.2 その他のドキュメント
• 設置方法
• 取扱説明書
• moneo|applianceのセットアップ方法
ドキュメントはこちらからダウンロードいただけます。www.ifm.com
ソフトウェアに組み込みのマニュアルにその他のヘルプがあります。
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2 安全の為の注意
• ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。
– システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
– システム作成者は、法規および標準の要件に従ってリスク評価を実施して文書を作成し、シス
テムのオペレータおよびユーザに提供します。この文書には、オペレータ、ユーザ、および該
当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべての情報および安全の
為の注意事項を記載する必要があります。
• 製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。
• 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
• 製品は意図された目的以外に使用しないでください。(Ò 使用目的)
• 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
• 製品を改造したりオペレータの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当社
は責任を負わず、また保証の対象外となります。
• 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
• 製品とケーブルは損傷から保護してください。
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3 使用目的
産業用機械の継続的状態監視。設備の状態に基づくメンテナンスの基礎となります。
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4 納入製品
QHA210; moneo|アプライアンスx1
ZB0878; WLAN Bolt x1
AL1350; IoTインターフェース付きIO-Linkマスタx1
VVB001; IO-Linkインターフェース付き振動センサx2
DI5028; スピードモニタx1
TS2229; ケーブル型温度センサ(ボルトオンタイプ)x1
TP3231; PT100/PT1000温度センサ用増幅器x1
DN4011; DC 24Vスイッチング電源x1
E12090; M12/RJ45ネットワークケーブルx1
EC2080; Ethernet接続ケーブルx1
EVC013; M12、2 m接続ケーブルx3
EVC010; M12、0.3 m接続ケーブルx1
80291308(EVC001); M12/4 x 0.34 mm2、2 m接続ケーブルx1
80291307; moneo|アプライアンスおよびWLAN Boltの電源用Yケーブルx1
システムを使用するには、対応するmoneoライセンスが必要です。これは納品範囲には含まれ
ず、別途注文番号QM9101でご注文いただく必要があります。
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5 機能
システムは次のプロセスデータを記録します。
• モータの巻線温度
• 速度
• 振動速度の実効値(v-RMS)
• 加速度の実効値(a-RMS)
• 加速度のピーク値(a-Peak)
• 加速度の実効値に対する最大値の比率(クレストファクタ)
このプロセスデータはmoneo|RTM(リアルタイムメンテナンス)に表示されます。警告値およびア
ラーム値は、内蔵のチケットシステムで定義して管理できます。
IO-Linkセンサおよびマスタのパラメータは、moneo|設定モジュールで設定できます。
5.1 IO-Linkマスタ
IO-Linkマスタは接続センサのプロセスデータをmoneo|アプライアンスに送るゲートウェイの働きを
します。IO-Linkマスタにより、moneo|設定を使用して、接続されているセンサのパラメータ設定を
行えます。
5.2 moneoソフトウェア
moneo|アプライアンスのmoneoソフトウェアには次の機能があります。
• moneo|設定による、IO-Linkマスタと接続されているセンサのパラメータ設定
• moneo|RTMによるシステムのプロセスデータモニタリング
• アプリケーションのプロセスデータの保存
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6 取付方法
u取付け前に機械の電源を切断してください。
各デバイスに同梱の指示に従ってください。
uすべてのセンサを指定された締付けトルクで締付けます。
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4
図1: 取付け例と位置決め
1: スピードモニタ
2: 振動センサ(モータ、非駆動側)
3: 振動センサ(モータ、駆動側)
4: 温度センサ
センサの位置は機械タイプと取付ける設備の構造によって異なります。
6.1 VVB001 - 振動センサ
2 3
1
u振動センサをベアリングのできるだけ近くに取付けます。
uアダプタネジ¼"-28 UNF/M8(2)またはアダプタネジ¼"-28 UNF(3)をセンサ(1)にネジ止
めします。ネジ込みアダプタは付属されています。
u3 mm六角レンチを使用して締め付けます。締付けトルク:8 Nm
u取付け位置に穴を開けてタップします。
¼"-28 UNF/ M8の場合、M8穴:深さ10 mm以上
¼"-28UNFの場合、¼"UNF穴:深さ13 mm以上
取扱説明書に、さまざまな取付けオプションが記載されています。
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www.ifm.com/
QR/VVB001
6.2 DI5028 - スピードモニタ
図2: 取付け例 図3: 取付け仕様
uセンサを同梱のナットで固定します。
u正しい機能を保証するため、上記の取付け仕様に従ってください。
センサは、例えばネジまたは取付けられた金属ターゲットによって減衰(ON/OFF)するよう
な方法で取付ける必要があります。
追加のターゲットを取付ける場合は、付属のウェイトを取外すことを推奨します。
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QR/DI5028
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6.3 TS2229 - ケーブル型温度センサ/TP3231 - 増幅器
u正確な温度測定をするため、温度センサをモータの平らな面に取付けてください。
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QR/TP3231
www.ifm.com/
QR/TS2229
6.4 AL1350 – IO-Linkマスタ
uIO-Linkマスタを平らな取付け面に固定します。
uM5取付ネジ2本とワッシャを使って固定します。締付けトルク:1.8 Nm。
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QR/AL1350
6.5 QHA210 - moneo|アプライアンス
u製品をコントロールキャビネットに組込みます。次の事項に従う必要があります。
• 背後のブラケットを使用して、デバイスをDINレールに取付けます。
• 取外すには、保持ラッチをドライバで引下げます。
デバイスは対流冷却用に格付けされています。
u空気の循環を妨げないようにしてください。
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QR/QHA210
6.6 ZB0878 – WLAN Bolt
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5
1: 外装上部
2: シールリング:
3: 機械/コントロールキャビネット
4: M50ナット
5: 外装下部
uコントロールキャビネットに開けた直径50.5 mm(M50)の切り欠きに取付けます。
6.7 DN4011 - 電源
u電源をコントロールキャビネットに組込みます。次の事項に従う必要があります。
EN 60715準拠の高さ7.5または15 mmのDINレールに適しています。
• 入力端子は製品の前面下側にあります。
永続的な全負荷動作では、次の設置距離に従ってください。左/右:5 mm(熱源に隣接する場合
は15 mm) 上面:40 mm、底面:20 mm(製品から)
デバイスは対流冷却用に格付けされています。
u空気の循環を妨げないようにしてください。設置距離を守ってください。
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QR/DN4011
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7 接続方法
製品は、資格を有する電気技師が接続する必要があります。
u国内外の電気機器設置に関する法令を順守してください。
u各デバイスに同梱の指示に従ってください。
u取付けおよび配線は、必ず電源を切ってから行ってください。
uセンサ(VVB001、DI5028、TP3231付きのTS2229)をAL1350に接続します。
uAL1350、ZB0878、QHA210を電源の二次側に接続します。
uAL1350とZB0878を、EthernetインターフェースでQHA210に接続します。インターフェース割当
てに従ってください。(Ò 図4)
u電源ユニットの一次側を電源供給に接続します。
機能接地(FE)が接続されていることを確認してください。(Ò 図4)
特殊な設定に関しては、デバイスの取扱説明書に従ってください。
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+ + - -
NLPE
V+ V-
EC2080
DI5028
VVB001
TS2229
TP3231
VVB001
AL1350
EVC013
EVC001
E12090
EVC010EVC013
EVC013
QHA210
DN4011
L1 N PE
ZB0878
図4: 結線図
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8 設定
動作電圧がかかると、moneo|スターターキットのコンポーネントが工場出荷時の設定に従って機能し
ます。LEDにより、デバイスとインターフェースの状態が示されます。(Ò 各コンポーネントの取扱
説明書を参照)
8.1 要件
ご使用のコンピュータをWLAN Boltとアプライアンスに接続するためのWLAN対応PC。アプライ
アンスにインストールされたソフトウェアにアクセスするには、次の2つのウェブブラウザのいず
れかがご使用のコンピュータにインストールされている必要があります。
– Chrome
– Firefox
• ご注文後にifmからメールで受信したライセンスアクティベーションコード(LAC)
moneoソフトウェアライセンス(QM9101)をアクティベートするには、PCが一時的にインタ
ーネットにアクセスできる必要があります。 (Ò オフラインアクティベーション/15)
8.2 ネットワークコンポーネントのIPアドレス
moneo|スターターキットのネットワークコンポーネントには、次のデフォルトIPアドレスがありま
す。
製品/インターフェース デフォルトIPアドレス 独自の設定 サブネットマスク
WLAN Bolt 192.168.0.99 255.255.255.0
IO-Linkマスタ 192.168.1.101
moneo|appliance、Ethernetインターフェース
ETH1 (A)
192.168.1.100
moneo|appliance、Ethernetインターフェース
ETH2 (B)
8.3 WLANネットワークとの接続の確立
umoneo|applianceのスイッチを入れます。
uご使用のWLAN対応PCを使用して、WLAN BoltのWLANネットワークに接続します。
ネットワーク名(SSID):moneo- <moneo|applianceのシリアルナンバー>:
パスワード: <moneo|applianceのシリアルナンバー>
シリアルナンバーはmoneo|applianceの側面にある製品ラベルに記載されています。
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接続を確立後、WLANネットワークのパスワードを変更することを推奨します。(同梱のHMS
Industrial NetworksのAnybus®ドキュメントを参照してください)
8.4 moneoの起動とライセンス
uPCでウェブブラウザを起動し、次のURLを入力します。
http://192.168.0.100
8.4.1 初回ログイン
初回ログイン時に、管理者権限を持つユーザを作成する必要があります。
ü管理者設定を行うウィンドウが表示されます。
u名、姓、メールアドレスを入力します。
(メールアドレスはユーザ名として使用されます)
uパスワードを入力して確認します。
u一般利用規約を承認します。
u[ログイン]をクリックします。
wmoneoが適切にセットアップされます。少し時間がかかる場合があります。
w設定されたユーザはmoneoにログインした状態になります。
システム内には、システムとユーザ管理が設定可能な状態を保つため、常に管理者権限を持つ
ユーザが存在しなければなりません。
8.5 オフラインアクティベーション
システム構造のため、ライセンスはオフラインでアクティベートする必要があります。
u[オフラインアクティベーション]を選択します。
u[Next(次へ)]をクリックします。
u表示されたらフィンガープリントを記録します。
または
[Save Fingerprint as .txt file(フィンガープリントを.txtファイルとして保存)]をクリックして
fingerprint.txtをPCまたはUSBメモリにローカル保存します。
u[Next(次へ)]をクリックします。
wライセンスのアクティベートに必要なステップとウェブアドレスが表示されます。
u指定されたステップを、インターネット接続のあるコンピュータで実行します。
uライセンスキーを受取ったら、ダウンロードしてPCまたはUSBメモリに保存します。
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umoneoでライセンス供与をステップ3[License activation(ライセンスのアクティベーション)]まで続
けます。 [ Next(次へ)]をクリックします。
u.txtファイルからライセンスキーをコピーして、[License key(ライセンスキー)]ボックスにペース
トします。
u[Next(次へ)]をクリックします。
u[Finish(完了)] をクリックします。
8.6 moneoでの最初のステップ
moneoで、紹介ビデオとソフトウェアに組込まれたマニュアルが利用可能です。紹介ビデオは
次のQRコードからアクセスできます。
moneoで次のセットアップステップを実行する必要があります。
1.デバイスの作成。
u[Device management(デバイス管理)]を開きます。
uIO-Linkマスタを追加します (Ò ネットワークコンポーネントのIPアドレス/14)。
uトポロジーを作成します。
2.動作時間カウンタをセットアップします。
uDI5028の[Revolution(回転)]データソースを選択します。
3.振動センサのリミット値を入力します。
u[Monitoring table(モニタリングテーブル)]を開きます。
u[Settings & rules(設定とルール)]タブをクリックします。
u[Thresholds(しきい値)]タブをクリックして作成されたトポロジーでセンサを選択します。
w振動センサのリミット値の画面が開きます。
u適切なリミット値を入力します。
4.ダッシュボードの作成。
ユーザの作成と管理、ダッシュボード、解析ならびにチケット処理ルールの作成の詳細は、
moneoのマニュアルを参照してください。
moneo|アプライアンスの詳細は、セットアップ(QHA210)手順とソフトウェアマニュアルを
参照してください。
moneo|starterkit QZ9100
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8.7 推奨設定
8.7.1 振動センサのプロセス値
v-RMS
v-RMS(振動速度の実効値)は、回転機械の合計負荷を測定します。最もよくある過負荷のタイプ
(アンバランス、アライメント不良など)は、v-RMSに反映されます。負荷が増加すると長期的に機
械が損傷(疲労、疲労強度)する可能性があり、極端な場合には短期間で破壊する可能性がありま
す。
a-RMS
a-RMS(加速度の実効値)は、機械部品の機械的接触を検出します。この接触は通常、摩耗(ベアリ
ング不良、歯車の摩耗など)または潤滑の問題(グリースの汚染、オイル内の水など)の場合に発生
します。
a-Peak
a-Peakは加速度の最大値を監視します。たとえばベアリング損傷時などに、衝突時などの加速度の衝
撃が、1度または定期的に生じることがあります。a-Peakは機械にかかる力の測定です。
クレストファクタ
クレストファクタは信号解析の記述された特性値です。ピーク値と実効値の比率(ピーク/RMS)と
して定義されます。
状態監視においては、特性値を使用してベアリング状態を評価します。ベアリングが損傷している場
合、パルス時間の短い高周波信号では、実効値に対して高いピーク値が見られます。この関係はクレ
ストファクタから読み取ることができます。
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特性値の進展
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3
4
5
6
7
8
9
1
1: 時間 2: 特性値
3: 損傷の開始 4: 損傷の増加
5: 故障 6: a-Peak
7: a-RMS 8: v-RMS
9: 温度
生じる損傷は、設備を前もって検査することによって正しく検出できます。
uシステムを設置する前に、システムに損傷がないかどうか確認してください。
劣化の際にmoneoで早期にメッセージを受信するために、警告およびアラームのリミットを判断する
ためのさまざまな手順を適用できます。
リミットは適宜定義する必要があります。
• 警告リミット:修理が必要
• アラームリミット:設備は故障に近づいています
リミット値を決定するための推奨手順:
1.機械メーカーの推奨に従ってリミット値を決定。
情報がメーカーから入手可能または取得可能な場合は、このアプローチを優先してください。
この場合、振動センサの測定ポイントをメーカーの仕様に従って設定してください。設備の経
過年数と機械の配置タイプが、逸脱する値の要因となることがあります。
2.DIN規格ISO 10816の推奨に従ってv-RMSを設定。
3.基準値(a-RMS、a-Peak、...)によるリミットの決定。 ).
基準値の決定は、導入された損傷のないベアリングで実施してください。トレンド曲線の現在値と基
準値との比較は、同じ動作条件(速度、負荷...)で実施してください。
moneo|starterkit QZ9100
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温度が非常に高い場合や低い場合の潤滑剤の潤滑性能などにより、温度差も振動値に大きく影
響することがあります。大きな温度変動にさらされる設備では、基準値とリミットを決定する
際にこの事実を考慮してください。基準値はベアリングの全寿命を通して変更されません。
基準値を決定するには、2週間超の測定期間を推奨します。アプリケーションによって、プロセス値
の最大値と平均値を基準として、+25%までの警告値を選択できます。またアラーム値は、より高い
パーセンテージにしてください。
強い振動によりプロセス品質が低下する可能性のあるアプリケーションでは、警告/アラーム値は低
めに設定してください。
機械のライフサイクルの始めなど、比較的振動が低いアプリケーションでは、警告およびアラーム値
を25%超に設定することもできます。
4.専門家による調整
重要なアプリケーションと、構造的およびアプリケーション関連の目的で標準またはメーカーの推奨
から逸脱する場合は、専門家に相談して警告値とアラーム値を決定することを推奨します。
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