SC200

Hach SC200 Basic User Manual

  • HACH SC200コントローラの基本ユーザーマニュアルの内容を理解しました。このデバイスの仕様、設置、使用方法、トラブルシューティングなどに関するご質問にお答えできます。例えば、動作温度範囲、電源電圧、出力の種類などについてお尋ねください。
  • SC200コントローラの動作温度範囲は?
    SC200コントローラの電源電圧は?
    SC200コントローラの出力は?
目次
1
より詳しい情報 134 ページ
2
仕様 134 ページ
3
総合情報 135 ページ
4
設置 138 ページ
5
ユーザー インターフェースとナビゲーション
153 ページ
6
システム スタートアップ 155 ページ
7
メンテナンス 156 ページ
8
トラブルシューティング 157 ページ
1 より詳しい情報
より詳しい情報は、当社 Web サイトにて入手できます。
2 仕様
この仕様は予告なく変更されることがあります。
項目 仕様
装置の構成 センサを動作させ測定値を表示するマイクロコントローラ制御でメニュー駆動のコントローラ。
動作周囲温度 センサ負荷 < 7 W で、- 20 60 ºC95 % 相対湿度、結露なし、センサ負荷 < 28 W で、- 20
50 ºC
保管温度 - 20 70 ºC、相対湿度 95 %、結露なし
筐体
1
NEMA 4X/IP66 腐食耐性仕上げの金属筐体
電源 AC 給電のコントローラ: 100 240 VAC ±10 %50/60 Hz7 W のセンサ/ネットワークモジュ
ール負荷で電力 50 VA28 W のセンサ/ネットワークモジュール負荷 (オプションの Modbus
RS232/RS485Profibus DPV1、または HART ネットワーク接続) で電力 100 VA
24 VDC 給電のコントローラ: 24 VDC — 15 %+ 20 %7 W のセンサ/ネットワークモジュール
負荷で電力 15 W28 W のセンサ/ネットワークモジュール負荷 (オプションの Modbus
RS232/RS485Profibus DPV1 または HART ネットワーク接続) で電力 40 W
高度要件 標準海抜 2000 m
汚染度/取付
けカテゴリ
汚染度 2、取付けカテゴリ II
出力 2 つのアナログ (0 20 mA または 420 mA) 出力。各アナログ出力は pH温度、流量、または
計算値などの測定パラメータを表すために割り当てることができます。オプションのモジュール
を利用すると、アナログ出力が 3 つ追加され、合計 5 つの出力が供給されます。
リレー SPDT の場合、ユーザーが設定した接点の定格は、AC 給電のコントローラで 250 VAC、抵抗性
5 A 最大、DC 給電のコントローラで 24 VDC、抵抗性 5 A 最大です。リレーは AC メイン回路
(即ち、コントローラが 115 240 VAC 電源で動作している場合)、または DC 回路 (即ち、コン
トローラが 24 VDC 電源で動作している場合) に接続するように設計されています。
寸法
1/2 DIN—144 x 144 x 180.9 mm
質量
1.7 kg
適合性情報
2
CE 認証(すべてのセンサ タイプ)ETL によって UL および CSA 安全標準に対して一般的な場所用
として掲載(すべてのセンサ タイプ)
特定の AC 本線電源モデルは、(すべてのセンサ・タイプにおいて) UL および CSA 安全標準に則
った一般的な安全性のある場所で使用するべき機器として、UL リスティングに記載されていま
す。
1
Underwriters Laboratories (UL) 認証を取得している装置は屋内のみでの使用を目的として設計
されており、NEMA 4X/IP66 定格ではありません。
2
DC 電源装置は UL リスティングに記載されていません。
134
日本語
項目 仕様
デジタル通信 データ通信用に、オプションの Modbus RS232/RS485Profibus DPV1または HART ネットワ
ーク接続
データのロギ
ング
データロギングやソフトウェア更新を実行するための SD カード (最大 32 GB) または特別な
RS232 ケーブルコネクタ。コントローラは、1 センサにつき約 20,000 データポイントを保存で
きます。
保証 2
3 総合情報
いかなる場合も、例えそのような損害が生じる可能性について報告を受けていたとしても、製造元
は、本マニュアルに含まれるいかなる瑕疵または脱落から生じる直接的、間接的、特定、付随的また
は結果的に生じる損害に関して責を負いません。製造元は、通知または義務なしに、随時本マニュア
ルおよび製品において、その記載を変更する権利を留保します。改訂版は、製造元の Web サイト上
にあります。
3.1
安全情報
メーカーは、本製品の目的外使用または誤用に起因する直接損害、偶発的損害、結果的損害を含むあらゆる損害
に対して、適用法で認められている範囲で一切責任を負わないものとします。ユーザーは、適用に伴う危険性を
特定したり、装置が誤作動した場合にプロセスを保護するための適切な機構を設けることに関して、全責任を負
うものとします。
この機器の開梱、設定または操作を行う前に、このマニュアルをすべてよく読んでください。危険お
よび注意の注意事項に注意を払ってください。これを怠ると、使用者が重傷を負う可能性、あるいは
機器が損傷を受ける可能性があります。
本装置に備わっている保護機能が故障していないことを確認します。本マニュアルで指定されてい
る以外の方法で本装置を使用または設置しないでください。
3.1.1
危険情報
回避しないと死亡または重傷につながる潜在的または切迫した危険な状況を示します。
回避しなければ、死亡または重傷につながるおそれのある潜在的または切迫した危険な状況を示します。
軽傷または中程度のけがをする事故の原因となる可能性のある危険な状況を示します。
回避しなければ、本製品を損傷する可能性のある状況や、特に強調したい情報を示します。特に注意を要する情
報。
日本語
135
3.1.2
使用上の注意ラベル
装置に取り付けてあるラベルとタグをすべてお読みください。これを怠ると、人身傷害や装置の損傷
につながるおそれがあります。測定器に記載されたシンボルについては、使用上の注意が記載された
マニュアルを参照してください。
この記号が測定器に記載されている場合、操作用の指示マニュアル、または安全情報を参照してくだ
さい。
このシンボルは感電の危険があり、場合によっては感電死の原因となる恐れのあることを示していま
す。
このシンボルは、静電気放電 (ESD) に敏感なデバイスがあることと、機器の破損を防止する措置をと
る必要があることを示しています。
このシンボルが付いている電気機器は、 ヨーロッパ域内または公共の廃棄処理システムで処分できま
せん。古くなったり耐用年数を経た機器は、廃棄するためにメーカーに無償返却してください。
3.1.3
認証
本機器は、住宅環境での使用を意図しておらず、そのような環境ではラジオの聴取に対する十分な保護が得られ
ない可能性があります。
カナダ電波妨害装置規則、ICES-003、クラス A:
テスト記録はメーカーにあります。
このクラス A デジタル装置は、カナダの障害発生機器規則の要件をすべて満たしています。
FCC PART 15、クラス A 限度値
テスト記録はメーカーにあります。この機器は FCC 規則のパート 15 に準拠します。この機器の動
作は以下の条件を前提としています:
1. この装置が有害な干渉の原因とならないこと。
2. この装置が望ましくない動作の原因となる可能性のある干渉を含めた、いかなる干渉にも対応し
なければなりません。
これらの規格への準拠に責任を持つ当事者による明示的承認を伴わずにこの装置に対する改変また
は改造を行うと、ユーザーはこの機器を使用する権限を失う可能性があります。この装置は、FCC
規則のパート 15 に従って、クラス A のデジタル機器の制限に準拠することが試験によって確認され
ています。これらの制限は、この機器が商用の環境で使用されたときに、有害な干渉から適切に保護
することを目的に設定されています。この機器は、無線周波数エネルギーを生成および使用するもの
で、取り扱い説明書に従って取り付けおよび使用しない場合にはそれを放射する場合があり、無線通
信に対して有害な干渉を発生させる可能性があります。住宅地域における本装置の使用は有害な電
波妨害を引き起こすことがあり、その場合ユーザーは自己負担で電波妨害の問題を解決する必要があ
ります。干渉の問題を軽減するために以下の手法が利用可能です。
1. 装置から電源を取り外して、電源が干渉源かどうかを確認します。
2. 装置が干渉を受けている装置と同じコンセントに接続されている場合は、装置を別のコンセント
に接続してください。
3. 妨害を受けている装置から本装置を離します。
4. 干渉を受けるデバイスの受信アンテナの位置を変更します。
5. 上記の手法を組み合わせてみます。
136
日本語
3.2
製品概要
コントローラはセンサ測定やその他のデータを表示し、アナログおよびデジタル データの送信が可能
で、出力とリレーを通して他のデバイスと相互に作用してコントロールすることができます。出力、
リレーおよびセンサ モジュールはコントローラの前面にあるユーザー インターフェースを通して設
定および校正されます。
1 は製品のコンポーネントを示します。コンポーネントはコントローラの構成に応じて変わりま
す。部品が損傷していたり、なくなっている場合はメーカーにお問合せください。
1 システム構成部品
1 コントローラ 4 ネットワーク モジュール(オプション)
2 張力のがし具(コントローラのバージョンによって
はオプション)
5 高電圧防護壁
3 デジタル接続金具 (コントローラのバージョンによ
ってはオプション)
6 センサ モジュール(オプション)
3.2.1
センサとセンサ モジュール
コントローラは 1 つの通信モジュールと共に、最大 2 つのセンサ モジュール、または 2 つのデジタ
センサまでを受け付けます(コントローラの構成による)1 つのデジタル センサと 1 つのセンサ
モジュールを組合せてインストール可能です。さまざまなセンサをセンサ モジュールに配線可能で
す。センサ配線情報は個別のセンサ マニュアルおよび個別のモジュールのユーザー説明書で与えら
れます。
3.2.2
リレー、出力および信号
コントローラは、4 つの設定可能リレースイッチと 2 つのアナログ出力を備えています。オプション
のアナログ出力モジュールでは、アナログ出力数を 5 まで増やすことが可能です。
3.2.3
デバイス スキャン
2 つの例外を除いて、電源オン時にコントローラはユーザー入力のない接続されたデバイスがないか
自動的にスキャンします。最初の例外は初めて使用する前にコントローラの電源がオンになった場
合です。2 番目の例外はコントローラの構成がそのデフォルト値に設定されてコントローラの電源
がオンになった後です。両方の場合とも、コントローラは最初に言語、日付および時間の編集画面を
表示します。入力した言語、日付、時間が設定されると、コントローラはデバイスのスキャンを実行
します。コントローラの電源がすでにオンのときにデバイスをスキャンする方法については、デジタ
sc センサの接続 152 ページを参照してください。
日本語
137
3.2.4
コントローラ筐体
コントローラ筐体は NEMA 4X/IP66 定格で、塩水噴霧や硫化水素などの腐食性環境成分に耐えるよう
に設計された腐食耐性仕上げになっています。戸外で使用するためには、環境損傷に対して保護する
ことを強く推奨します。
: Underwriters Laboratories (UL)
認証を取得している装置は屋内のみでの使用を目的として設計されており、
NEMA 4X/IP66
定格ではありません。
3.2.5
コントローラ取付けオプション
コントローラはパネル、壁または垂直または水平パイプに取付け可能です。ネオプレンのシーリング
ガスケットが入っていて、振動を減少させるために使用可能です。ガスケットは内部のガスケット
ンポーネントが分離される前にパネル取付け用のテンプレートとして使用可能です。
4 設置
4.1
コンポーネントの取付けと寸法
人体損傷の危険。マニュアルのこのセクションに記載されている作業は、必ず資格のある要員が行う必要があり
ます。
コントローラは、平面上、パネル上、またはパイプ上 (水平または垂直) に設置できます。オプション
の取付けと説明は 2 3 140 ページ、 4 141 ページ、 5 142 ページおよび 6 143 ページ
を参照してください。.
水平パイプ取付けの場合、取付け脚( 2)は垂直位置の取付けブラケットに取り付けなければなりま
せん。
水平および垂直パイプ取付けの両方に対して、 5 142 ページに示すように取付けブラケットをコ
ントローラに取り付けます。
138
日本語
2 コンポーネントの取付け
1 取付け脚(2x) 6 フラット ワッシャ、1/4 インチ ID (4x)
2 パネル取付け用シーリング ガスケット、ネオプレン 7 ロック ワッシャ、1/4 インチ ID (4x)
3 壁およびパイプ取付け用ブラケット 8 M5 x 0.8 Keps 六角ナット(4x)
4 パイプ取付け用の振動隔離用ガスケット 9 なべ頭ねじ、M5 x 0.8 x 100mm (4x) (可変直径パイ
プ取り付けに使用)
5 パイプ取付け用の振動隔離用ワッシャ(4x) 10 なべ頭ねじ、M5 x 0.8 x 15 mm (4x)
:
パネル取り付け用ブラケットはオプションです。
日本語
139
4.2
コントローラの取付け
3 平面取付け寸法
140
日本語
4 パネル取付け寸法
:
パネルへの取り付けにブラケット
(
オプション
)
を使用する場合は、パネルの穴に変換器を差し込み、パネルの
裏側でブラケットをスライドさせて変換器にかぶせます。次に
4
本の
15 mm
なべ頭ネジ
(
付属
)
を使用してブラケ
ットを変換器に取り付け、変換器をパネルに固定します。
日本語
141
5 パイプ取付け (垂直パイプ)
142
日本語
6 上面図および下面図
4.3
高電圧防護壁
コントローラの高電圧配線はコントローラ筐体内の高電圧防護壁の後ろに置かれています。防護壁
はモジュールをインストールするか、または有資格工事担当者が電源、アラーム、出力またはリレー
を配線する場合以外は定位置になければなりません。電源がコントローラに印加されている間は防
護壁を外さないでください。
4.4
静電気放電(ESD)への配慮
装置の損傷の可能性。静電気による装置内部の精密な電子コンポーネントの破損により、装置の性能低
下や故障を招く恐れがあります。
以下の手順を参照して、ESD による装置の損傷を回避してください。
機器のシャーシ、金属製導管/パイプなど、接地された金属の表面を触り、体から静電気を放電し
ます。
日本語
143
過度な移動を避けます。静電気に敏感なコンポーネントは静電気防止コンテナや包装材内に入れ
て運搬してください。
接地線で接続したリストストラップを身に付けます。
静電気防止フロアパッドおよび作業台パッドがある、静電気が発生しない場所で作業します。
4.5
配線の概要
7 は高電圧防護壁を外したコントローラ内部の配線接続の概要を示しています。図の左側はコン
トローラ カバーの背面を示しています。
:
モジュールを取り付ける前にコネクタからコネクタ
キャップを外してください。
7 配線接続の概要
1 サービス ケーブルの接続 5 AC および DC 電源コネクタ
3
9 ディスクリート入力配線コネク
3
2 420 mA 出力
3
6 接地端子 10 デジタルセンサコネクタ
3
3 センサ モジュール コネクタ 7 リレー接続
3
4 通信モジュールコネクタ
(ModbusProfibusHART、オ
プションの 4 20 mA モジュー
ルなど)
8 デジタル センサ コネクタ
3
4.6
電源用配線
感電の危険の可能性。電気の接続を行う際には、常に装置の電源は切ってください。
3
ターミナルはアクセス改善のために取り外すこともできます。
144
日本語
感電の危険の可能性。この装置が戸外または湿っている可能性がある場所で使用される場合、地絡遮断
デバイスを使用して装置を主電源に接続しなければなりせん。
感電死の危険。AC 電源を 24 VDC 給電モデルに接続しないでください。
感電の危険の可能性。保護アース(PE)接地接続が 100240 VAC および 24 VDC の配線アプリケーシ
ョンに必要です。 良好な PE 接地接続できなければ、電磁干渉により感電の危険と性能の悪化につなが
ります。必ず良好な PE 接地を変換器の端子に接続してください。
意装置は装置の切断および操作が容易になる位置と場所に取り付けてください。
コントローラと 100240 VAC 電源モデルまたは 24 VDC 電源モデルのいずれかとして購入可能で
す。 購入モデルに対して適切な配線の説明に従ってください。
コントローラは電線管内の配線または電源コードへの配線によってライン電源用に配線できます。
使用する配線に関係なく、接続は同じ端子で行われます。国内の電気工事規定を満たすよう設計され
た国内の取外し方法が必要で、これはあらゆるタイプの取り付けのために特定されている必要があり
ます。配線で接続されるアプリケーションでは、装置の電源と安全接地サービス ドロップは 0.82
1.31 mm
2
(18 16 AWG) でなければなりません。フィールド配線の断熱定格は少なくとも 80 °C
以上であることを確認してください。
:
電圧防護壁は電気的接続をする前に外さなければなりません。すべての接続を行った後、コントロ
ーラのカバーを閉じる前に電圧防護壁を元に戻します。
NEMA 4X/IP66 環境定格を維持するためのシーリング タイプの張力のがし具と、3 本の 18 ゲージ
の導線(安全接地配線を含む)の付いた長さが 3 メートル(10 フィート)未満の電源コードが使用
できます
コントローラは AC 電源コードを取り付け済みて注文することが可能です。電源コードを余分に
注文することも可能です。
24 VDC 電源コントローラに給電する DC 電源は 24 VDC-15% +20% 仕様の電圧限界内に電圧レ
ギュレーションを維持しなければなりません。. DC 電源はサージおよび電源過渡に対する十分な
保護も備えなければなりません。
配線手順
コントローラの電源配線については、次の図と 1 または 2 を参照してください。晒された裸の配
線がないように絶縁体がコネクタに突き当たるまで、各ワイヤーを適切な端子に挿入します。挿入し
た後、軽く引っ張り、確実に接続されているかどうかを確認します。コントローラー ボックスの未使
用の開口をシーリング プラグでふさぎます。
1 AC 電源配線情報(AC 電源モードのみ)
ターミナル 解説
北米 — EU
1
ホット (L1)
2
ナチュラル (N)
保護アース(PE)接地ラグ 緑と黄の縞模様
日本語
145
2 DC 電源配線情報(DC 電源モードのみ)
端子 解説
北米 — EU
1 +24 VDC
赤の点灯 赤の点灯
2
24 VDC 戻り
保護アース(PE)接地ラグ 緑と黄の縞模様
146
日本語
4.7
アラームとリレー
コントローラは電源の接続されていない 100250 VAC50/60 Hz、抵抗性の最大 5A 定格の単極リ
レーを 4 つ備えています。. 接点の定格は AC 給電のコントローラでは 250 VAC、抵抗性 5A 最大、
DC 給電のコントローラでは 24VDC、抵抗性 5A 最大の定格です。. リレーの誘導性負荷に対しての
定格はありません。
4.8
リレー配線
感電の危険の可能性。電気の接続を行う際には、常に装置の電源は切ってください。
火災危険の可能性。リレー接点は 5A 定格でフューズなしです。リレーに接続される外部負荷は電流を
5A 未満に制限する電流制限デバイスを備えなければなりません。
火災危険の可能性。装置内部の主電源接続からコモン リレー接続をディジーチェインやジャンパワイ
ヤー接続しないでください。
感電の危険の可能性。筐体の NEMA/IP 環境定格を維持するためには、装置内のケーブル配線には、最
NEMA X/IP66 定格の電線管接続金具およびケーブルグランドのみを使用してください。
AC ライン(100250V)給電コントローラ
日本語
147
感電の危険の可能性。AC 本線電源の コントローラ (115 V 230 V) は、AC 本線回路 (16 V-RMS
22.6 V-PEAK または 35 VDC 以上の電圧) へのリレー接続用に設計されています。
ワイヤー コンパートメントは 250 VAC を超える電圧接続には設計されていません。
24 VDC 給電コントローラ
感電の危険の可能性。24 V 電源の コントローラは、低電圧回路 (16 V-RMS22.6 V-PEAK または
35 VDC 未満) へのリレー接続用に設計されています。
24 VDC コントローラリレーは、低電圧回路 (30 V-RMS42.2 V-PEAK、または 60 VDC 未満) への
接続用に設計されています。ワイヤーコンパートメントはこれらの電圧レベルを超える電圧接続用
には設計されていません。
リレー端子では、(負荷の印加による決定に従って) 0.82 1.31 mm
2
(18 16 AWG) ワイヤを使用
できます.18 AWG 未満のゲージの配線はお勧めしません。フィールド配線の断熱定格は少なくとも
80 °C 以上であることを確認してください。
アラームまたは他の条件がアクティブになったとき、ノーマリ オープン(NO)とコモン(COM) リレ
ー接点が接続されます。ノーマリ クローズド(NC)とコモン リレー接点はアラームまたはその他の条
件がアクティブでない(フェイル セーフがはいに設定されてなければ)場合または電源がコントロー
ラから外されている場合に接続されます。
ほとんどのリレー接続は NO COM 端子または NC COM 端子のいずれかを使用します。番号
が付けられた取付けステップは NO COM 端子への接続を示しています。
148
日本語
4.9
アナログ出力接続
感電の危険の可能性。電気の接続を行う際には、常に装置の電源は切ってください。
感電の危険の可能性。筐体の NEMA/IP 環境定格を維持するためには、装置内のケーブル配線には、最
NEMA X/IP66 定格の電線管接続金具およびケーブルグランドのみを使用してください。
2 つの絶縁アナログ出力(1 および 2)が提供されます( 8)。この出力は通常アナログ信号伝送または
他の外部デバイスの制御に使用されます。
8 および 3 に示すようにコントローラへの配線接続を行います。
: 8
はコントローラ
カバーの後部を示し、メイン
コントローラのコンパートメント内部ではありません。
3 出力接続
記録計ワイヤー 回路基板の位置
出力 2–
4
出力 2+
3
出力 1–
2
出力 1+
1
1. 変換器のカバーを開きます。
2. 張力のがしを通してワイヤーを供給します。
3. 必要に応じてワイヤーを調整してストレインリリーフを締めてください。
日本語
149
4. 対よりペアシールド線を使用して接続し、シールドを被制御コンポーネント端または制御ループ
端でシールドします。
ケーブルの両端でシールドを接続しないでください。
シールドされていないケーブルを使用すると、無線周波数放射または許容限度を超える受信レ
ベルになる可能性があります。
最大ループ抵抗は 500Ω です。
5. 変換器カバーを閉じてカバーネジを締めます。
6. 変換器の出力を設定します。
8 アナログ出力接続
4.10
ディスクリート入力配線接続
感電の危険の可能性。電気の接続を行う際には、常に装置の電源は切ってください。
感電の危険の可能性。筐体の NEMA/IP 環境定格を維持するためには、装置内のケーブル配線には、最
NEMA X/IP66 定格の電線管接続金具およびケーブルグランドのみを使用してください。
3 つのディスクリート入力はスイッチ筐体入力またはロジックレベル電圧入力に使用します。 9
4、および 10 に従って配線を行い、変換器のジャンパー設定を行います。
: 9
はコントローラ
カバーの後部を示し、メイン
コントローラのコンパートメント内部ではありません。
150
日本語
9 ディスクリート入力配線接続
4 入力接続
ディスクリート入力 コネクタ位置 - スイッチ入力 コネクタ位置 - 電圧入力
入力 1+
3 2
入力 1-
2 3
入力 2+
6 5
入力 2-
5 6
入力 3+
8 7
入力 3-
7 8
10 ジャンパー設定
1 入力 1 設定ジャンパー 4 スイッチ入力の場合は、ジャンパーを左へ
2 入力 2 設定ジャンパー 5 電圧入力の場合は、ジャンパーを右へ
3 入力 3 設定ジャンパー
日本語
151
1. 変換器のカバーを開きます。
2. ケーブルグランドを通して配線します。
3. 必要に応じてワイヤーを調整し、ケーブルグランドを締めます。
4. ジャンパーはコネクタの真後ろにあります。コネクタを取り外してジャンパーにアクセスしやす
くし、 10 に示された入力タイプに従ってジャンパーを設定します。
5. 変換器カバーを閉じてカバーネジを締めます。
6. 変換器の入力を設定します。
:
スイッチ入力モードの場合、変換器はスイッチに
12 V
の電圧を供給します。入力は変換器から分離されませ
ん。電圧入力モードの場合、入力は変換器から分離されます
(
ユーザー入力電圧の範囲は
0
30 V)
4.11
デジタル sc センサの接続
:
アナログ
センサを接続するためにはモジュールに同梱の取扱説明書またはセンサ
マニュアルを参照してくださ
い。
デジタル sc センサはキー付きクイック コネクト フィッティングを使用してコントローラに接続可
能です( 11)。デジタル センサはコントローラの電源のオンまたはオフで接続可能です。
電源をオンとしてセンサを接続する場合は、コントローラは自動的にデバイス スキャンを実行しませ
ん。コントローラに自動的にデバイス スキャンを実行させるには、Test/Maintenance(テスト/メンテ
ナンス)メニューを操作してデバイスのスキャンを選択します。 新しいデバイスが見つかると、コン
トローラはさらにユーザー アクションを取らずにインストール プロセスを実行します。
コントローラの電源をオフとしてセンサを接続する場合は、電源が再びオンにされたら、コントロー
ラはデバイス スキャンを実行します。新しいデバイスが見つかると、コントローラはさらにユーザー
アクションを取らずにインストール プロセスを実行します。
センサを取り外さなければならない場合には、コネクター キャップを取り付けてコネクターの開口部
をふさいでください。
11 デジタル センサ クイック コネクト
4.12
オプションのデジタル通信出力の接続
メーカーは Modbus RS485Modbus RS232Profibus DPV1 および HART 通信プロトコルをサポー
トします。オプションのデジタル出力モジュールは 7 144 ページのアイテム 4 によって示される
場所にインストールされます。詳細はネットワーク モジュールに同梱の取扱説明書を参照してくだ
さい。
Modbus レジスターの詳細については、http://www.de.hach.com または http://www.hach.com にアク
セスして Modbus
レジスター
を検索するか、sc200 製品のページを参照してください。
4.13
SD メモリ カードのインストール
コントローラに SD カードを取り付ける方法の説明は 12 を参照してください。SD メモリーカー
ドの使用方法はこのマニュアルの詳細版に記載されています。
152
日本語
SD カードを取り除くには、カードの端を押し下げて解放してから、カードを引き上げてスロットか
ら取り出します。カードを取り外したのち、スロット カバーを閉じてカバーねじを締めます。
12 SD カードの取付け
5 ユーザー インターフェースとナビゲーション
5.1
ユーザー・インターフェース
キーパッドには 13 に示すように、4 つのメニューキーと 4 つの方向キーがあります。
13 キーパッドと前面パネルの概要
1 装置のディスプレイ 5 戻りキーメニュー構造で 1 レベル戻ります。
2 SD メモリ カード スロットのカバー 6 メニューキー他の画面およびサブメニューから設定
メニューに移ります。
3 ホームキーメイン測定画面から他の画面およびサブ
メニューに移ります。
7 方向キーメニュー、設定変更、数字の増加または減
少を操作するために使用。
4 ENTER(入力)キー。 入力値、更新、または表示メニ
ュー オプションを受け付けます。
日本語
153
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