Vaisala Indigo 520 ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル

このマニュアルも適しています

Indigo 500 シリー変換器の説明
ヴァイサラ Indigo 500 シリーズ変換器は工業用グレードの堅牢な変換器で、湿度、温度、
露点、二酸化炭素、過酸化水素、およびオイル内水分のヴァイサラ Indigo 対応計測プロー
ブ 1 つまたは 2 つと一緒に使用できます。この変換器は、計測値をその場で表示できるだ
けでなく、アナログ信号、リレー、または Modbus TCP/IP プロトコルを介して自動化シス
テムに信号出力することができます。
Indigo 520 変換器には、2 つのプロー接続端子とタッチパネルディスプレイが備わってい
ます。
1
3
4
2
7
6
5
図 25 Indigo 520 変換器の各部
1 タッチパネルディスプレイ
2 変換器基盤
3 変換器カバー
4 イーサネットケーブルおよびオプションのアナログ出力ケーブル用のケーブルグラン
ド(M20×1.5 導入口)
5 プロー接続ケーブル用のケーブルグランド(M16×1.5 導入口)
6 PELV および AC 電源オプションの場合:オプションのリレーケーブルおよび電源ケー
ブル用のケーブルグランド(M20×1.5 導入口)
7 変換器カバーを開くための六角ネジ
電源オプションとケーブル導入口のケーブルグランドは変換器の注文時に選択できます。
使用しないケーブル導入口は塞がれています。
仕様
表 28 使用環境
項目 仕様
使用温度範囲 -20〜+55°C
保管温度範囲 -40〜+70°C
動作湿度範囲 0 〜 100%RH
最大動作高度 3,000m
73
日本語
表 29 入出力
項目 仕様
動作電源
DC 電源(PELV)バージョン
1)
15〜35VDC、24VAC±20%、最大電流 2A
電源のヒューズサイ:3 A
AC 電源バージョン
1)
100〜240VAC、50/60Hz、最大電流 1A
電源のヒューズサイ:10 A
Power over Ethernet バージョン
1)
50VDC、600mA PoE+、IEEE 802.3 at PD
電源のヒューズサイ:2 A
アナログ出力
アナログ出力の数 4 個(電源からガルバニック絶縁)
選択可能な電圧出力 0〜1V、0〜5V、0〜10V(出力範囲変更可能)
選択可能な電流出力タイプ 4〜20mA、0〜20mA(スケール変更可能)
外部負荷:
電流出力 R
L
< 500Ω
0〜1V 出力 R
L
> 2kΩ
0〜5V、0〜10V 出力 R
L
> 10kΩ
最大導線寸法
2.5mm
2
(14 AWG)
アナログ出力精度(+20°C において) フルスケールの ±0.05%
温度依存性 フルスケールの ±0.005%/°C
リレー出力
リレーの数と種類 2 個、SPDT
最大スイッチング電力、電流、電圧 30W、1A、40VDC/28VAC
PELV バージョンの最大導線寸法
2.5mm
2
(14 AWG)
AC バージョンの最大導線寸法
1.5mm
2
(16 AWG)
イーサネットインターフェース
適用規格 10BASE-T、100BASE-TX
コネク 8P8C(RJ45)
対応プロトコル Modbus TCP/IP(ポート 502)、HTTPS(ポー
ト 8443)
1) 電源オプションは、変換器の注文時に選択します。
表 30 規格適合
項目 仕様
安全規格 IEC/UL/EN 61010-1
74 M212290EN-B
項目 仕様
EMC 規格 EN 61326-1、工業用環境
FCC 規格 クラス B 非意図放射器の FCC Part 15 適合宣
表 31 一般仕様
項目 仕様
ハウジングクラ IP66、NEMA 4、IK08、DIN EN ISO 11997-1:
サイク B
ハウジングの材質 AlSi10Mg(DIN 1725)
ィスプレイ画面の材質 化学強化ガラス(IK08)
質量 1.5kg
寸法(高さ × 幅 × 奥行) 142×182×67mm
ケーブルグランドのケーブル
M20×1.5 グランド 5.0〜8.0mm
スプリットブッシング付き M20×1.5 ケー
ルグランド
7mm
M16×1.5 グランド 2.0〜6.0mm
機器を改造したり、本書に記載されていない方法で使用したりしないで
ください。不適切な改造や使用は、安全上の問題や機器の損傷に加え、仕
様に準じた動作が行われなくなったり、機器の寿命を短くする可能性があり
ます。
注意
75
日本語
取り付け
変換器は、電源供給が可能な場所に取り付けます。
この変換器には、標準の壁取り付けに加え、次の取り付けオプションがあります。
アダプタープレートを使用した壁取り付け
DIN レール取り付け
ポール取り付け
取り付けオプションの詳細についてwww.vaisala.com で提供されている『Indigo 520
User Guide』(M212287EN)を参照してください
標準の壁取り付け
六角レンチ(4mm、付属)
プラスドライバー
ドリルと Ø8mm のドリルビッ
ネジ(2 個、付属)
ワッシャー(2 個、付属)
壁面アンカー(2 個、付属)
本書の冒頭にある画像 A および B を参照してください
1. 4mm の六角レンチを使用して、変換器カバーにある 2 個の六角ネジを外します。
2. 変換器カバーを開けます。
3. 変換器を取り付け面に対して水平にあてて、ペンを使用して取り付け穴の位置にマー
クを付けます。取り付け穴は 157mm 離します。
4. 55mm の深さの穴を開け、壁面アンカーを挿入します。
5. 2 個のネジとプラスドライバーを使用して変換器を壁に取り付けます。変換器の表面
を保護するため、ネジの下にナイロンワッシャーを取り付けます。
変換器カバーを閉じる際は、六角ネジを 4.5Nm で締め付けます。
76 M212290EN-B
配線
通電していない状態で、配線または接続作業をしてください警告
変換器カバーを開けるための六角レンチ(4mm)
サイズ 17mm、19mm、22mm、24mm のオープンエンドスパナ
マイナスドライバー
用途に適したケーブルグランド(ヴァイサラから入手可能)
用途に適したケーブル(プロー接続ケーブルと電源ケーブルはヴァイサラ
から入手可能)
電源端子とケーブル導入口− PELV DC 電源オプション
ANALOG OUTPUTS
RELAY 1RELAY 2
+
+
+
+
+
+
+
+
+
CH1
CH2
CH3
CH4
RS-485
PROBE
24 VOUT
ANALOG
INPUT
NO COM NC NO COM NC
1
2
M20×1.5
VS
+
DC 電源(PELV 保護特別定電圧)または
AC 電源で給電される場合、電源入力結線
が必要です。
M20×1.5 ケーブルグランドの場合、ケー
ブルの直径は 5.0〜8.0mm です。ケー
ルグランドの締め付けトルクは 8Nm で
す。
表 32 PELV DC 電源入力端子
端子 機能 備考
電源 GND
VS+ 正電源電圧 15〜35VDC
VS- 負電源電圧
電源端子とケーブル導入口 − AC 電源オプション
免許を持つ技術者のみが電気部品を取り付けることができます。自治
体の法規制を順守する必要があります。
警告
77
日本語
変換器に AC 電源が供給される場合、接地(ア接続)されている電
源(クラス I 機器)をご使用ください。
警告
免許を持つエキスパートのみが、AC 電源端子を電源に接続できます。
容易にアクセスできる遮断装置を固定配線に組み込む必要があります。
警告
通電していない状態で、配線または接続作業をしてください警告
ANALOG OUTPUTS
RELAY 1RELAY 2
+
+
+
+
+
+
+
+
+
CH1
CH2
CH3
CH4
RS-485
PROBE
24 VOUT
ANALOG
INPUT
NO COM NC NO COM NC
1
2
M20×1.5
DC 電源(PELV 保護特別定電圧)または
AC 電源で給電される場合、電源入力結線
が必要です。
M20×1.5 ケーブルグランドの場合、ケー
ブルの直径は 5.0〜8.0mm です。ケー
ルグランドの締め付けトルクは 8Nm で
す。
表 33 AC 電源入力端子
端子 機能 備考
電源 GND
L 電源 100〜240VAC、50/60Hz
N 中性
AC 電源ケーブルの準備
ケーブルストリッパー
電源入力端子に接続するための AC 電源ケーブルを準備します。
78 M212290EN-B
mm
55
45
8
1
2
3
図 26 被覆材を剥がした状態の AC 電源
ケーブルの
1 電源線
2 接地線
3 中性線
1. ケーブルを 55mm 剥がし、導線を露出させます。
2. 電源線と中性線を 10mm 切ります。接地線は 55mm のままにします。
接地線が、ラインや中性線よりも長いことを確認してください。機
械的応力がかかっている場合、接地線は保護接地端子から最後に外して
ください。
注意
3. 個々の導線の端を剥がし、8mm の長さの導体を露出させます。
リレー出力端子とケーブル導入口
配線やケーブルを接続する前に、変換器の電源がオフになっていることを確認してくださ
い。
ANALOG OUTPUTS
RELAY 1RELAY 2
+
+
+
+
+
+
+
+
+
CH1
CH2
CH3
CH4
RS-485
PROBE
24 VOUT
ANALOG
INPUT
NO COM NC NO COM NC
1
2
M20×1.5
VS
+
Power over Ethernet で給電される変換
器では、リレーは利用できません。
リレー接続を通常開(NO)または通常閉
(NC)の状態で配線します。タッチパネル
または Web インターフェイスを使用し
て、リレーの作動パラメータを設定しま
す。
M20×1.5 ケーブルグランドの場合、ケー
ブルの直径は 5.0〜8.0mm です。ケー
ルグランドの締め付けトルクは 8Nm で
す。
79
日本語
表 34 リレー 1 およびリレー 2 の出力端子
端子 機能 備考
COM リレー 1 または 2(コモン) PELV DC 電源バージョンの端子:
種類:ネジ端子
最大導線寸法:2.5mm
2
(14 AWG)
AC 電源バージョンの端子:
種類:プッシュインスプリング接続
最大導線寸法:1.5mm
2
(16 AWG)
単線またはフェルールを推奨
NO リレー 1 または 2(通常開)
NC リレー 1 または 2(通常閉)
ナログ出力端子とケーブル導入口
配線やケーブルを接続する前に、変換器の電源がオフになっていることを確認してくださ
い。
ANALOG OUTPUTS
RELAY 1RELAY 2
+
+
+
+
+
+
+
+
+
CH1
CH2
CH3
CH4
RS-485
PROBE
24 VOUT
ANALOG
INPUT
NO COM NC NO COM NC
1
2
M20×1.5
VS
+
Power over Ethernet で給電される変換
器では、アナログ出力は利用できません。
タッチパネルまたは Web インターフェ
イスを使用して、出力モード(0〜5V や 4
〜20mA など)とアナログ出力のスケーリ
ングを変更します。
M20×1.5 ケーブルグランドの場合、ケー
ブルの直径は 5.0〜8.0mm です。ケー
ルグランドの締め付けトルクは 8Nm で
す。
スプリットブッシング付き M20×1.5
ケーブルグランドの場合、ケーブルの
径は 7mm です。
表 35 アナログ出力端子
端子 機能 備考
CH1+ ナログ出力チャネル 1+
最大導線寸法:2.5mm
2
(14 AWG)
CH1- アナログ出力チャネル 1-
CH2+ ナログ出力チャネル 2+
CH2- アナログ出力チャネル 2-
CH3+ ナログ出力チャネル 3+
CH3- アナログ出力チャネル 3-
CH4+ ナログ出力チャネル 4+
CH4- アナログ出力チャネル 4-
80 M212290EN-B
イーサネットコネクタとケーブル導入口
配線やケーブルを接続する前に、変換器の電源がオフになっていることを確認してくださ
い。
8P8C(RJ45)イーサネットコネクタは、変換器カバーの内側にあります。対応規格は、
10BASE-T および 100BASE-TX です。
ANALOG OUTPUTS
RELAY 1RELAY 2
+
+
+
+
+
+
+
+
+
CH1
CH2
CH3
CH4
RS-485
PROBE
24 VOUT
ANALOG
INPUT
NO COM NC NO COM NC
1
2
SERVICE PORT
PRESS TO ACTIVATE
WEB INTERFACE
ETHERNET
VS
+
スプリットブッシング付き M20×1.5 ケーブルグランドの場合、ケーブルの直径は 7mm で
す。
ケーブルをグランド部を通して挿入するときは、ナイロンシール(2)内のス
プリットブッシング(3)も取り外し、ケーブルをシールに通します。次に、
ケーブルのまわりにブッシングを取り付け、シール内に押し戻します。以下の
図を参照してください
1
2
3
4
図 27 スプリットブッシング付き M20×
1.5 ケーブルグランド
1 ケーブルグランドの基部
2 ナイロンシール
3 シール内のスプリットブッシング
4 ケーブルグランドのナット
プロー接続端子とケーブル導入口
配線やケーブルを接続する前に、変換器の電源がオフになっていることを確認してくださ
い。
81
日本語
ANALOG OUTPUTS
RELAY 1RELAY 2
+
+
+
+
+
+
+
+
+
CH1
CH2
CH3
CH4
RS-485
PROBE
24 VOUT
ANALOG
INPUT
NO COM NC NO COM NC
1
2
VS
+
1
2
M16×1.5 ケーブルグランドの場合、ケー
ブルの直径は 2.0〜6.0mm です。ケー
ルグランドの締め付けトルクは 6Nm で
す。
プローブケーブルの推奨最大長は 30m
です。
1 プロー 1 ケーブル導入口、M16×
1.5
2 プロー 2 ケーブル導入口、M16×
1.5
表 36 プロー 1 およびプロー 2 の接続端子
端子 機能 ヴァイサラケーブル
の配線の色
備考
RS-485- RS-485- 白色
最大導線寸法:2.5mm
2
(14 AWG)
RS-485+ RS-485+ 黒色
24 VOUT- 電源 GND および RS-485 コ
モン
青色
24 VOUT+ プローブへの正電源電圧 茶色
ケーブルグランドの締め付け具合の確認
筐体の気密性を維持し、ケーブルの負荷を緩和するには、すべてのケーブルグランドを 締
め付けておく必要があります。使用しないケーブルグランドは塞いでください。
1. 使用するすべてのケーブルグランドを 確認します。
a. ケーブルを引っ張ってケーブルがケーブルグランドにしっかりと 固定されている
ことを確認します。
b. ケーブルが動く場合は、ケーブルグランドを締め付けます。
2. 使用しないケーブルグランドが塞がれており締め付けられていることを確認します。
82 M212290EN-B
プローブの取り付け
本変換器には、ヴァイサラ Indigo 互換プローブのみを取り付けてくださ
い。
注意
プローブの IP クラスは、プローブがプロー 接続ケーブルに接続されて
いる場合にのみ有効です。
注意
パージ間隔などのプロー設定をする場合は、プローブを変換器に接続する前
に行う必要があります。プローブの設定には、無料のヴァイサラ Insight PC ソ
フトウェアを使用できます。詳細についてプローブのユーザーガイドを
照するか、www.vaisala.com/insight をご覧ください。
プロー接続ケーブルを変換器に接続している場合は、変換器の電源がオンとオフどちら
のときでも、プローブの取り付けと取り外しが可能です。電源がオンのときにプローブの
取り付けや取り外しを行うと、変換器にはプローブに関する通知が表示されます。出力を
使用するように変換器を構成している場合、変換器からはその出力の状態も通知されます。
3 4
1
2
5
図 28 プローブケーブルコネクタを 使用した、変換器へのプローブの取り付け
1 プロー接続ケーブル、プロー 1
2 プロー接続ケーブル、プロー 2
3 プロー 2 として接続するプロー(GMP252 など)
4 プロー 1 として接続するプロー(HMP7 など)
5 プローブケーブルコネク (5 ピン M12)
83
日本語
タッチパネルディスプレイを使用した変換器の
起動
1. タッチパネルディスプレイのプラスチック保護カバーを取り外します。
2. 変換器の電源を入れます。
起動には数分かかります。
電源投入後、[計測]([ホーム])ビューが開き、接続されている各プローブの 2 つの優
先計測パラメータが表示されます。
3. タッチパネルの右上隅にある設定メニューマークを選択します。
4. 既定のユーザーインターフェイス言語は英語です。別の言語を使用する場合は、
[Transmitter (変換 器) > Language (言語)]で選択します。
これで、変換器の操作準備ができました。次に、以下の追加設定を行うことができます。
日時
ネットワーク
タッチパネルでホームビューや出力を設定する方法についてwww.vaisala.com で提供
されている『Indigo 520 User Guide』(M212287EN)を参照しください
84 M212290EN-B
タッチパネルでのネットワーク接続の設定
開始する前に、変換器で動的または静的のどちらのネットワーク設定が使用されているか
をローカルネットワーク管理者に確認してください
動的ネットワーク設定は、変換器の電源を入れるたびに DHCP サーバーによ自動
的に割り当てられます。
静的ネットワーク設定は、手動で設定する必要があります。設定について、ローカ
ルネットワーク管理者にお問い合わせください。
図 29 タッチパネルのネットワーク設定
1. イーサネットケーブルが変換器に接続されていることを確認します。
イーサネットコネクタの LED が点灯します。
2. タッチパネルの右上隅にある設定メニューマークを選択します。
3. [変換器 > ネットワーク]を選択します。
4. [ネットワークのオフ/オン]がオンに設定されていることを確認します。
5. 設定タイプを選択します。
変換器が、ネットワーク設定を自動的に割り当てられる、ネットワーク内にある場
合は、[DHCP]を選択します。
ネットワーク設定を手動で行うには、[静的 IP]を選択します。
85
日本語
6. [静的 IP]を選択した場合は、ローカルネットワーク管理者から提供された情報を残りの
フィールドに入力します。
IP アドレス
4 つの部分からなる、変換器のネットワーク ID です。
サブネットマスク
IP アドレスと一緒に使用することで、変換器が属しているネットワークを特定し
ます。
ゲートウェイ
変換器が、他のネットワークにアクセスするために使用するサーバーの IP アドレ
スです。
DNS サーバー
変換器のドメイン名を IP アドレスに変換するパブリックコンピューターサー
バーです
7. 画面の最後までスクロールし、[適用]を選択して変更を保存します。
タッチパネルでの日時の設定
図 30 タッチパネルの日時設定
変換器内部では、UTC(協定世界時)が使用されます。タッチパネルの時間と
タイムスタンプは、[変換器 > 日時]で設定されたタイムゾーンに従っ表示さ
れます。
1. タッチパネルの右上隅にある設定メニューマークを選択します。
2. [変換器 > 日時]を選択します。
86 M212290EN-B
3. 日時を自動的に設定するには、以下の手順に従います。
a. [日時の設定]で[自動]を選択します。
b. [タイムゾー]を選択します。
c. [NTP サーバーアドレス]で、変換器が同期を試みるネットワークタイプロトコル
(NTP)サーバーを設定します。
NTP 同期を行うには、変換器がネットワークに接続されており、NTP
サーバーの IP アドレスにアクセス可能である必要があります。
d. [日付形式]および[時間形式]を選択します。
4. 日時を手動で設定するには、以下の手順に従います。
a. [日時の設定]で[手動]を選択します。
b. [タイムゾー]を選択します。
c. [日時]で、[]、[]、[]、および[時刻]を選択します。次に、[設定]を選択しま
す。
d. [日付形式]および[時間形式]を選択します。
新しい日時がタッチパネルの右下隅に表示されます。
87
日本語
Web インターフェイスを使用した変換器の起動
変換器には、リモートアクセス用の Web インターフェイスが備わっています。Web イン
ターフェイ経由で変換器の使用を開始するには、以下の手順に従います。
ホームビューや出力を設定し、Web インターフェイ経由で変換器のソフトウェアを更新
する方法についてwww.vaisala.com で提供されている『Indigo 520 User Guide』
(M212287EN)を参照してください
図 31 Web インターフェイ[計測]([ホー
])ビュー
Web インターフェイスへの接続
以下を備えたコンピューター:
RJ45 イーサネットコネク
Firefox、Chrome、Safari などの Web ブラウザ。最新のバージョンの使用
を推奨。
1. コンピューターを変換器と同じネットワークに接続します。変換器をコンピューター
に直接接続する場合は、変換器とコンピューターをイーサネットケーブルで接続しま
す。
変換器とコンピューターを直接接続して機能させるには、コンピューター
に割り当てられた静的 IP アドレスがあるのと同じサブネットにデバイス
が割り当てられていることを確認してください
2. 変換器の電源を入れます。
起動には数分かかります。
3. タッチパネルの右上隅にある設定メニューマークを選択します。
4. [変換器 > ネットワーク]で、ネットワーク接続を設定します。 すでにネットワーク接
続を設定している場合は、ステップ 5 に進みます。
88 M212290EN-B
5. Web ブラウザーを開きます。アドレスフィールドに、https://<変換器の IP アド
レス>:8443」と入力します。
例:https://172.24.65.229:8443
変換器の IP アドレスは、タッチパネルの構成メニュー
の左下隅で確認できます。
Web ブラウザで証明エラーが発生する場合がありますが、変換器の IP アドレスには安
全にアクセスできます。次に、ログインするか、ユーザーを作成するように求められ
ます。
Web インターフェイスユーザーの作成
変換器カバーを開けるための六角レンチ(4mm)
初めて Web インターフェイスに接続したとき、または工場出荷時設定にリセットした後に
変換器の使用を開始したときに、Web インターフェイスのユーザーを作成するように求め
られます。
図 32 [ユーザー作成]ページ
Web インターフェイスには 2 つのユーザーレベルがあります。
管理者:設定権限。出力を設定したり、変換器の設定を変更したりできます。
ゲスト:表示専用アクセス権。[計測]で、計測項目の追加および削除が行えます。
1. [User creation (ユーザー作成)]ページで、[Continue (続行)]を選択します。
89
日本語
2. クティブ化コードを入力し、[Activate (起動)]を選択します。次に、[Next (次へ)]を
選択します。
クティブ化コードは、変換器の筐体内のラベルに印刷されています。4mm の六角レ
ンチを使用して、変換器カバーを開けます。
3. [管理者]ユーザーのユーザー名とパスワードを作成し、[Next (次へ)]を選択します。
4. [ゲスト]ユーザー(オプション)のユーザー名とパスワードを作成し、[Finish (終了)]
を選択します。
Web インターフェイスが再起動します。再起動後、作成した資格情報を使用してログ
インできます。
90 M212290EN-B
Web インターフェイスへのログイン
1. ユーザー名を入力します。
2. パスワードを入力します。
3. [Log in (ログイン)]を選択します。
[計測]([ホーム])ビューに Web インターフェイスが開きます。
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日本語
Web インターフェイスでの言語の変更
1. 既定の Web インターフェイ言語は英語です。別の言語を使用する場合は、[User
(ユー ザー) > Preferences (環境設定)]で選択します。
言語設定は Web ブラウザー固有です。Web ブラウザーのメモリに保存されます。
92 M212290EN-B
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Vaisala Indigo 520 ユーザーマニュアル

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