Hach FL1500 Basic User Manual

タイプ
Basic User Manual
目次
仕様 147 ページ 操作 165 ページ
総合情報 148 ページ メンテナンス 169 ページ
設置 151 ページ トラブルシューティング 173 ページ
スタートアップ 163 ページ 交換部品とアクセサリー 173 ページ
仕様
この仕様は予告なく変更されることがあります。
仕様 詳細
寸法 (H x W x D) 25.4 × 29.2 × 12.1 cm (カバーのみが付いた筐体)
25.4 × 31.8 × 13.3 cm (カバーと取り付けブラケットが付いた筐体)
筐体 NEMA 4XIP 66 (取り外し可能なカバー付き/なし)
質量
3.2 kg (7.0 lb)
汚染度
2
設置カテゴリ
保護クラス
I
電源要件 AC: 100–240 VAC50/60 Hz15 ワット
DC: 10–30 VDC15 ワット
バックアップバッテリー
オプション
12 VDC 鉛酸バッテリー
ヒューズ AC 電源: T 3.15 A250 VAC x 2DC 電源: F 10 A250 VDC x 1、リレー: T 3.15 A
250 VAC x 2
動作条件 温度:
ロガーのみ: –20 60 °C
ロガーと AC バッテリーバックアップ: –15 40 °C
0 95 % の相対湿度、結露のないこと
高度: 最大 2,000 m
保存条件 –40 70 °C
データの保存 最大 829,440 回の測定 (16 個のパラメータに対して保存 180 日、ログ間隔 5 )、い
っぱいになったらデータがラップ
通信 USB および RS485 (Modbus)
USB ポート USB メモリースティック専用の USB A ポート、PC 専用の USB B ポート
ディスプレイ QVGA (カラー)
センサオプション Flo-DarSVSFlo-Tote 3AV9000S (裸線)US9001US9003BL9000デジタル
差動式 pH、レインゲージ
センサ接続 ベーシックモデル: 2、アドバンストモデル: 4
トータライザー ソフトウェアトータライザー (倍率変更可能)
外部機械式トータライザー用の接続 (アドバンストモデルのみ)
時間間隔の精度 1 日あたり最大 1
日本語
147
仕様 詳細
アナログ入力 0/4–20 mA 入力 x 1 (電流入力モード: 0/4–20 mA、最大 18 VDC、最大ループ負担
108 Ω および 0.4 V)
アナログ出力 2 (ベーシックモデル) または 3 (アドバンストモデル) 0/4 20 mA 出力
(0/4 20 mA 電流ループ、外部ループ電源 (最大 18 VDC) または内部ループ電源 (
14 VDC、最大 18 VDC)、ループ負担 (最大 3.6 V @ 25 mA))
リレー 2 つの高電圧リレー。フォーム CSPDT20 230 VAC2.0 A
デジタル入力 (アドバン
ストモデルのみ)
2 つのデジタル入力。各デジタル入力には、正のターミナル、および 120 kΩ の入力抵
抗と 30 V の最大入力電圧のコモンがあります。デフォルトのしきい値は、1.5 V です。
オプションのしきい値を指定して使用すると、しきい値は、しきい値ピンに適用され
る電圧の 50% で設定されます (0 25 VDC)
デジタル出力 (アドバン
ストモデルのみ)
2 つのデジタル出力。アラームイベントにマップされる低電圧接点クロージャー
(±30 VDC または 20 VAC-rms @ 0.15 A (最大))、オプションの外部入力論理レベルへ
のプルアップ抵抗 (0 30 VDC)
認証 CEcETLusRCM
保証 1 (EU: 2 )
拡張マニュアルバージョン
追加情報については、本書の拡張バージョン (メーカーの Web サイトで利用可能) を参照してくださ
い。
総合情報
いかなる場合も、製造元は、例えそのような損害が生じる可能性について報告を受けていたとして
も、本マニュアルに含まれるいかなる瑕疵または脱落から生じる直接的、間接的、特定、付随的また
は結果的に生じる損害に関して責を負いません。製造元は、通知または義務なしに、随時本マニュア
ルおよび製品において、その記載を変更する権利を留保します。改訂版は、製造元の Web サイト上
にあります。
安全情報
メーカーは、本製品の目的外使用または誤用に起因する直接損害、偶発的損害、結果的損害を含むあらゆる損害
に対して、適用法で認められている範囲で一切責任を負わないものとします。ユーザーは、適用に伴う危険性を
特定したり、装置が誤作動した場合にプロセスを保護するための適切な機構を設けることに関して、全責任を負
うものとします。
この機器の開梱、設定または操作を行う前に、このマニュアルをすべてよく読んでください。危険お
よび注意の注意事項に注意を払ってください。これを怠ると、使用者が重傷を負う可能性、あるいは
機器が損傷を受ける可能性があります。
本装置に備わっている保護機能が故障していないことを確認します。本マニュアルで指定されてい
る以外の方法で本装置を使用または設置しないでください。
危険情報の使用
回避しないと死亡または重傷につながる潜在的または切迫した危険な状況を示します。
回避しなければ、死亡または重傷につながるおそれのある潜在的または切迫した危険な状況を示します。
軽傷または中程度のけがをする事故の原因となる可能性のある危険な状況を示します。
148
日本語
回避しなければ、本製品を損傷する可能性のある状況や、特に強調したい情報を示します。特に注意を要する情
報。
使用上の注意ラベル
測定器上に貼付されたラベルや注意書きを全てお読みください。これを怠ると、人身傷害や装置の損
傷につながるおそれがあります。測定器に記載されたシンボルは、使用上の注意と共にマニュアルを
参照してください。
これは安全警報シンボルです。潜在的な障害を避けるためにこのシンボルのすべて安全メッセージに
従ってください。 装置上では、作業または安全情報に関しては取り扱い説明書を参照してください。
このシンボルは感電の危険があり、場合によっては感電死の原因となる恐れのあることを示していま
す。
製品に記されているこのシンボルは、ヒューズまたは限流器の位置を示します。
このシンボルは、印の付いたアイテムに保護アース接続が必要であることを示します。装置付属のコ
ードに接地プラグがない場合は、保護導体端子に保護アースを接続してください。
このシンボルが付いている電気機器は、 ヨーロッパ域内または公共の廃棄処理システムで処分できま
せん。古くなったり耐用年数を経た機器は、廃棄するためにメーカーに無償返却してください。
取得認証
カナダの障害発生機器規則、IECS-003、クラス A:
テスト記録のサポートはメーカーにあります。
このクラス A デジタル装置はカナダの障害発生機器規則の要件をすべて満たします。
Cet appareil numérique de classe A répond à toutes les exigences de la réglementation canadienne
sur les équipements provoquant des interférences.
FCC PART 15、クラス A 限度値
テスト記録のサポートはメーカーにあります。この機器は FCC 規則のパート 15 に準拠します。運
転は以下の条件を前提としています:
1. この装置が有害な干渉の原因とならないこと。
2. この装置が望ましくない動作の原因となる可能性のあるいかなる干渉にも対応しなければなりま
せん。
これらの規格への準拠に責任を持つ当事者による明示的承認を伴わずにこの装置に対する改変また
は改造を行うと、ユーザーはこの機器を使用する権限を失う可能性があります。この装置は、FCC
規則のパート 15 に従って、クラス A のデジタル機器の制限に準拠することが試験によって確認され
ています。これらの制限は、この機器が商用の環境で使用されたときに、有害な干渉から適切に保護
することを目的に設定されています。この機器は、無線周波数エネルギーを生成および使用するもの
で、取り扱い説明書に従って取り付けおよび使用しない場合にはそれを放射する場合があり、無線通
信に対して有害な干渉を発生させる可能性があります。住宅地域における本装置の使用は有害な電
波妨害を引き起こすことがあり、その場合ユーザーは自己負担で電波妨害の問題を解決する必要があ
ります。以下の手法が干渉の問題を軽減するために使用可能です。
1. 装置から電源を取り外して、電源が干渉源かどうかを確認します。
2. 装置が干渉を受けている装置と同じコンセントに接続されている場合は、装置を別のコンセント
に接続してください。
日本語
149
3. 妨害を受けている装置から本装置を離します。
4. 干渉を受けるデバイスの受信アンテナの位置を変更します。
5. 上記の手法を組み合わせてみます。
化学的および生物学的安全性
化学的および生物学的な危険。この装置の用途が処理工程や薬液注入システムの監視であり、それらに
対して公衆衛生、公衆安全、食品/飲料の製造/加工に関する規制や監視要件が存在する場合、この装置
の使用者には、該当するすべての規制を把握して遵守する責任、および装置の異常時に関する当該規制
に従って十分かつ適切な措置を講じる責任があります。
製品の概要
流量ロガーは、水質センサから水質データを収集し、分析します。ユーザーは、流量ロガーを屋内に
取り付けることも、環境条件からの保護具とともに屋外に取り付けることもできます。ベーシックモ
デルとアドバンストモデルの、2 つのモデルが利用可能です。利用可能なセンサオプションについて
は、仕様 147 ページを参照してください。
ユーザーは、ロガーからも、接続されているコンピュータからも測定パラメータを設定できます。ユ
ーザーは、設定されているプログラムを USB メモリースティックに保存し、ロガーにアップロード
することもできます ( 1)
1 製品の概要
1 キーパッド 7 取り付けブラケット (x 2)
2 インジケーターライト 8 ケーブルストレインリリーフ - 電源
3 ディスプレイ 9 ケーブルストレインリリーフ - リレー (x 2)
4 USB タイプ B ポート (コンピュータ専用) 10 ケーブルストレインリリーフ - 入力または出力 (x
4)
5 USB タイプ A ポート (USB メモリースティック専
)
11 エアインレット
6 ユーザーが用意した錠に対応する穴 (6 mm)
150
日本語
PC がロガーの誤ったポートに接続された場合、ロガーと PC に損傷が発生することがあります。PC はロガーの
USB B ポートにのみ接続してください。
製品の構成部品
すべての構成部品が揃っていることを確認します。 2 を参照してください。構成部品が不足して
いたり損傷していたりする場合は、直ちに取扱い販売代理店にお問い合わせください。
2 製品の構成部品
1 FL1500 流量ロガー 3 各国用のコネクタが付いた AC 電源ケーブル
2 通信ケーブル、USB A to B
設置
複合的な危険。本書のこのセクションに記載されている作業は、必ず資格のある要員が行う必要があり
ます。
設置ガイドライン
日光や紫外線 (UV)、悪天候に直接さらされる場所、および熱源の近くの場所に装置を取り付けな
いでください。
周辺が片付いており、接続が行えることを確認してください。
屋外に取り付ける場合は、耐環境筐体または保護カバー内に装置を取り付けてください。
設置
取り付け
本装置の定格高度は最大 2000 m です。2,000 m 以上高度で本機を使用しても、安全性に関して重大
な懸念が発生することはありませんが、心配がある場合は、技術サポートに連絡することをお勧めし
ます。
装置を壁、レール、または直径 20 50 mm のパイプ
1
に取り付けます。 3 および 4 を参照し
てください。壁取り付け部の耐荷重が、装置の重量の 4 倍以上であることを確認してください。
日本語
151
3 取り付け寸法
152
日本語
4 取り付けオプション
1 水平壁、Unistrut またはパイプ
1
取り付け 2 垂直壁、Unistrut またはパイプ
1
取り付け
この装置は、ブラケットが水平位置にある状態で提供されます。垂直位置に変更するには、下図に示
した手順を参照してください。
1
パイプへの取り付けには、パイプ取り付けキットを使用します。交換部品とアクセサリー
173 ページを参照してください。
日本語
153
配線
感電死の危険。
電気の接続を行う際には、常に装置への電源を切り離してください。
DC 電源の装置に AC 電源を直接接続しないでください。
この装置を屋外または湿っている可能性がある場所で使用する場合は、主電源との接続に漏電回路安全
装置 (GFCI/GFI) を使用する必要があります。
保護アース接地 (PE) 接続が必要です。
指定された耐環境保護等級の接続金具のみを使用してください。仕様セクションに記載されている要
件に従ってください。
感電および/または火災の危険。
装置は現地、地域、および国の規制に従って設置します。
外部接続された機器には、該当する国の安全標準評価が必要です。
電線管の敷設にはローカル切断が必要です。
電線管の敷設のためのローカル切断を明確にしてください。
コードで接続する装置の場合は、コードを電源供給ソケットから簡単に外せるように取り付けてくださ
い。
カバーを開く
キーパッドおよび USB ポートを使用するには、カバーを開きます。
アクセスドアを開く
配線接続にアクセスするには、アクセスドアを開きます。 5 を参照してください。
5 アクセスドアを開く
1 高電圧防護壁 - 電源およびリレーの取り付け中にのみ取り外します。
154
日本語
配線情報
感電死の危険。筐体の NEMA/IP 環境定格を維持するためには、装置内のケーブル配線には、最低 NEMA
X/IP66 定格の電線管接続金具およびケーブルグランドのみを使用してください。
環境定格を維持し、安全性を確保するには:
ケーブルストレインリリーフを通して電気ケーブルの接続を行います。電源をコンジットで供給
するには、ケーブルストレインリリーフをコンジットハブと交換します。コンジットを配管工のパ
テでシーリングします。
使用されているケーブルの直径が 4.3 11.4 mm であることを確認します。ケーブルが張ったと
きにケーブルストレインリリーフにしっかりと収まるようにするためです。24 12 AWG を使
用して、端子に接続します。
ケーブルストレインリリーフに複数のケーブルを入れないでください。
地域の電気法規によって承認されているケーブルストレインリリーフや (非導電の) ハードウェア
とともに使用されていないすべての筐体開口部を閉じます。ゴムコード (付属) やケーブルととも
に使用されていないケーブルストレインリリーフをシーリングします。
用意するもの:
ドライバー (プラス)
ドライバー (マイナス、小型)
レンチ (8.7 mm)
電源への接続
この装置は AC または DC 電源に接続できます。AC 電源に接続されているときに AC 電源が停止し
た場合、オプションの外部バックアップバッテリーから電源を供給することができます。
AC 電源への接続
感電および火災の危険。ユーザーが用意したコードと非ロック式プラグが、該当する国の電気法規の要
件を満たしていることを確認してください。
メーカーまたはお客様が用意した AC 電源コードまたはコンジットで AC 電源に接続します。十分
な電流容量の回路ブレーカーが電源ラインに取り付けられていることを確認してください。
電源コードでの取り付け
電源コードを使用する場合は、電源コードが以下の条件を満たしていることを確認してください。
長さが 3 m 未満であること
定格で少なくとも 300 VAC10 A 必要
定格が 70 °C 以上で、設置環境に対して適切であること
屋外に取り付ける場合は、電源コードジャケット絶縁が屋外使用に対応していること
0.82 mm
2
(18 AWG) 以上で、地域の法規の要件に対して絶縁を示す色分けが適切であること
電源接続用の 3 極プラグ付き電源ケーブル (アース付き) であること
コンジットをケーブルグランド (ストレインリリーフ) に通して接続します。ケーブルグランド
(ストレインリリーフ) を締めたときに電源ケーブルをしっかりと固定し、筐体を密閉するためで
す。
プラグにロック式のデバイスが付いていないこと
電源コードプラグが装置の近くにあり、簡単にアクセスできること
コンジットでの取り付け
日本語
155
コンジット配線の場合は、次の手順に従います。
装置の 3 m 以内に装置用のローカル切断装置を取り付けます。装置のメイン切断装置であること
が分かるように、切断装置にラベルを貼ります。
装置の電源ケーブルおよびアースが 0.82–3.3 mm
2
((18–12 AWG) (絶縁定格で最低 300 VAC
上、70 °C 必要)であることを確認します。
地域、州または国の電気規格に従って装置を接続します。
コンジットをコンジットハブに通して接続します。コンジットハブを締めたときにコンジットを
しっかりと固定し、筐体を密閉するためです。
金属コンジットを使用する場合は、コンジットハブを締め、コンジットハブで金属コンジットがア
ースに接続されるようにしてください。
使用されていないコンジット開口部には、必ずシーリングプラグを取り付けます。
1. アクセスドアを開きます。アクセスドアを開く 154 ページを参照してください。
2. 高電圧防護壁を取り外します。
3. 電源ケーブルを AC 電源コネクタの近くでストレインリリーフフィッティングに通します。
4. AC 電源コネクタを引いて取り外します。
5. コネクタに各ワイヤを取り付けます。 6 および 1 を参照してください。
6. コネクタを押して装置に取り付けます。
7. アース線を接地記号が付いている AC アーススタッドに接続します。 6 を参照してください。
8. 高電圧防護壁を取り付けます。
9. ケーブルストレインリリーフまたはコンジットハブを締めます。
10. アクセスドアを取り付けます。
156
日本語
6 AC 電源接続部
1 AC 配線情報 (AC モデルのみ)
接続 北米 — EUUKAU
ホット(L)
ナチュラル(N
保護用接地線(G) 緑と黄の縞模様
バックアップバッテリーの接続
爆発および火災の危険。バッテリーの代用は許可されません。装置メーカーが提供するバッテリーの
みを使用してください。
停電中も装置への電源の供給を維持するには、AC ユニットにバックアップバッテリーを接続します。
アクセサリー 174 ページを参照してください。外部 AC 電源により、バックアップバッテリーが充
電されます。AC 電源が停止した場合、バックアップバッテリーにより、装置に電源が供給されます。
安全のために、バッテリーのすべての注意事項と警告に従ってください。電池は、自治体や国の規則
に従って廃棄してください。
日本語
157
バッテリーは、バックアップバッテリー取り付けブラケットで装置の近くに設置してください。取り
付けブラケットに同梱されている説明書を参照してください。
バックアップバッテリーを装置に接続するには、バックアップバッテリー 3 ピンハーフケーブルを使
用してください。バックアップバッテリーを DC 端子ブロックに接続するには、バックアップバッテ
リーを DC 端子ブロックに接続するには、 2 を参照してください。
2 バックアップバッテリー配線情報 (AC モデルのみ)
接続 (ケーブル 8307900)
12 VDC (+)
12 VDC 戻り (–)
DC 電源への接続
ソーラーパネルまたはお客様が用意した DC 電源から、18 AWG 以上のワイヤを使用して DC 電源に
接続します。
1. アクセスドアを開きます。アクセスドアを開く 154 ページを参照してください。
2. 電源ケーブルを DC 電源コネクタの近くでストレインリリーフフィッティングに通します。
3. ワイヤーを準備します。
4. DC 電源コネクタを引いて取り外します。
5. コネクタに各ワイヤを取り付けます。 7 および 3 を参照してください。
6. コネクタを押して装置に取り付けます。
7. ケーブルストレインリリーフを締めます。
8. アクセスドアを取り付けます。
7 DC 電源への接続
158
日本語
3 DC 配線情報 (DC モデルのみ)
接続 典型的な色
12 VDC (+)
12 VDC 戻り (–)
センサへの接続
測定データを監視したり、センサを校正したりするには、1 つ以上のセンサを装置に接続します。セ
ンサが接続されているセンサポートの番号を記録してください。設定中に、ユーザーがセンサポート
の番号を選択する必要があります。
1. 装置への電源を切ります。
2. アクセスドアを開きます。アクセスドアを開く 154 ページを参照してください。
3. センサケーブルをセンサコネクタの近くでストレインリリーフフィッティングに通します。
4. 利用可能なセンサポートから、センサコネクタを引いて取り外します。 8 を参照してください。
:
いずれのセンサコネクタも使用できます。
5. 8 および 4 に示すように、センサコネクタに各ワイヤを取り付けます。
6. センサにシールドワイヤがある場合は、ユーザーが用意したリング端子でシールドワイヤをアー
ススタッドに接続します。
7. センサコネクタを押して装置に取り付けます。
8. センサに空気参照チューブがある場合は、Flo-Dar センサまたは Flo-Tote センサの取り付け
161 ページを参照してください。
9. 設定中に使用するセンサポートの番号を記録します。 8 を参照してください。
10. ケーブルストレインリリーフを締めます。
11. アクセスドアを取り付けます。
日本語
159
8 センサ接続
1 センサポート 1 4 センサポート 4 (アドバンストモデルのみ)
2 センサポート 2 5 シールドワイヤのリング端子
3 センサポート 3 (アドバンストモデルのみ) 6 シールドワイヤのアーススタッド (x 2)
4 センサ配線
信号 US9000 pHD
2
BL9000
AV9000S
Flo-Dar
3
SVS
Flo-Tote 3
US9000 用の
接続ボックス
6 データ + 黄色
5 データ 灰色
4 検出 / 消去
3 V +
2
pH センサにはアダプタケーブル 8308000 が必要
3
本質安全防護壁に接続するには、Flo-Dar に使用される色と同じワイヤの色を使用します。
160
日本語
4 センサ配線 (続き)
信号 US9000 pHD
2
BL9000
AV9000S
Flo-Dar
3
SVS
Flo-Tote 3
US9000 用の
接続ボックス
2 V –
1 SRQ
Flo-Dar センサまたは Flo-Tote センサの取り付け
センサ内の圧力トランスデューサが正しく作動するように、空気参照チューブと外部乾燥剤を取り付
けます。乾燥剤カートリッジにより、湿気やゴミによる損傷が防止されます。湿気やゴミは、Flo-Dar
および Flo-Tote センサの精度を下げることがあります。
装置が高湿の環境に取り付けられる場合は、乾燥剤カートリッジを取り付けます。
1. プラグをいずれかの空気参照ポートから取り外します。 9 を参照してください。
:
使用されていない空気参照ポートからはプラグを取り外さないでください。
2. センサからの空気参照チューブを空気参照ポートに押し込みます。
:
センサケーブルがコンジットを通して引かれている場合は、配線と空気チューブを損傷や汚染から保護しま
す。
3. エアインレットポートに外部乾燥剤カートリッジを取り付けます。 9 およびアクセサリー
174 ページを参照してください。
9 空気参照チューブと乾燥剤の取り付け
1 エアインレット 3 プラグ - 空気参照チューブを使用する場合にのみ取
り外す
2 乾燥剤カートリッジ 4 センサからの空気参照チューブ
日本語
161
オプションのデバイスまたは入力/出力への接続
装置への電源を切ります。配線については、メーカーの Web サイトにある本書の拡張バージョンを
参照してください。
リレーへの接続
感電死の危険。高電圧と低電圧を混在させないでください。リレー接続はすべてが高電圧 AC、または
すべてが低電圧 AC になるようにしてください。
火災の危険。リレーの負荷は抵抗性でなければなりません。必ず外部ヒューズまたはブレーカーを用
いてリレーへの電流を制限してください。仕様セクションに記載されているリレー定格に従ってくだ
さい。
アラームなど、外部デバイスを開始または停止するには、リレー接続を使用します。定格 300 V のワ
イヤを使用し、18 AWG 以上のワイヤゲージを使用します。仕様 147 ページに記載されているリレー
の接続要件に従ってください。緊急事態が発生した場合やメンテナンスの場合は、リレーからローカ
ルで電力を除去するために、別のスイッチを利用できるようにしてください。
1. 装置への電源を切ります。
2. アクセスドアを開きます。アクセスドアを開く 154 ページを参照してください。
3. 高電圧防護壁を取り外します。
4. ケーブルをリレーコネクタの近くでストレインリリーフフィッティングに通します。
5. ワイヤを 7 mm までむきます。
6. コネクタに各ワイヤを取り付けます。 10 および 5 を参照してください。
7. 高電圧防護壁を取り付けます。
8. ケーブルストレインリリーフを締めます。
9. アクセスドアを取り付けます。
162
日本語
10 リレー接続
5 接点出力配線情報
接続 信号
NO 常時開
COM コモン
NC 常時閉
スタートアップ
電源の供給
装置に電源を供給するには、AC 電源プラグをコンセントに接続します。コンジット配線で接続され
ている場合は、ローカル切断のスイッチを使用して電源を供給します。DC 電源の装置の場合は、ロ
ーカル切断のスイッチを使用して電源を供給します。
ユーザインターフェースとナビゲーション
キーパッドの説明
装置のキーパッドを 11 に示します。
日本語
163
11 キーパッド
1 [ステータス] キー - 装置データを表示、スライドシ
ョーを開始
3 ソフトキー - ディスプレイに表示されるオプション
を選択
2 矢印キー - カーソルを移動 4 [メニュー] キー - メインメニューに移動
ステータス画面
[ステータス] キーを押して、装置データ画面を確認します。装置データ画面には次の情報が表示され
ます。
[チャネルのログ記録] - ログ記録されているチャネルの数を表示します。[チャネルのログ記録]
選択して、ログ記録されているチャネルの測定データを確認します。右矢印を使用して、すべての
チャネルの測定データをスクロールします。
[有効チャネル] - 有効なアラームを表示します。[有効チャネル] を選択して、チャネルアラームと
システムアラームを確認します。
[Totalizers (トータライザー)] - 設定されているトータライザーのトータライザーデータを表示し
ます。[Totalizers (トータライザー)] を選択して、設定されているトータライザーの流量を確認しま
す。
[Sensor Port (センサポート)] - 設定されているセンサポートを表示します。[Sensor Port (センサ
ポート)] を選択して、設定されているセンサと入力を確認します。
メインメニューの概要
メインメニューを表示するには、[メニュー] キーを押します。 6 にメインメニューのオプションを
示します。
6 メインメニューのオプション
オプション 説明 オプション 説明
Programming (プログ
ラミング)
ログ記録するチャネルとロ
グ間隔を選択します。チャ
ネルアラームとシステムア
ラームを設定します。
[Totalizers (トータ
ライザー)]
機械式 (外付け) トータライザー
とソフトウェアトータライザーの
設定値を設定します。
[Sensor Setup (センサ
設定)]
センサと測定パラメータを
設定します。
[ハードウェア設定]
ロガー、センサ、I/O の種類、サ
ンプラー、および通信プロトコル
のオプションを設定します。
164
日本語
6 メインメニューのオプション (続き)
オプション 説明 オプション 説明
センサの校正
取り付けられているセンサ
を校正します。
[データの見直し]
測定データ (データログ) を表示
します。
Diagnostics (診断)
ステータス画面、イベント
ログ、アラームログ、セン
サデータ、および内部 I/O
データを表示します。キー
パッドとディスプレイのテ
ストを備えています。
[一般設定]
装置の詳細 (シリアル番号など)
を表示します。装置とディスプレ
イの一般設定を行います。データ
の消去、セキュリティの設定、
USB メモリースティックの書出
/読込み、デフォルトの復元を行
います。
ステータスインジケータ
ランプは、装置のステータスを表します。 7 を参照してください。
7 LED 状態インジケータ
LED の色 説明
通常動作中に点滅します。
1 つ以上のアラームがアクティブなときに点滅します。
IO9000 モジュール、またはログ記録されているチャネルを持つセンサに関する問題があるときに点
滅します。
内部メモリーのバッテリー残量が少ないときに点滅します。直ちにファクトリサービスにお問い合
わせください。
操作
構成オプション - 装置または PC
PC がロガーの誤ったポートに接続された場合、ロガーと PC に損傷が発生することがあります。PC はロガーの
USB B ポートにのみ接続してください。
装置上のキーパッド、または適切なソフトウェアをインストールした PC を使用して、装置を設定し
ます。この取扱説明書には、装置をキーパッドから設定する手順が記載されています。
設定に PC を使用するには、適切なソフトウェアの説明書を参照して、装置を設定します。設定が完
了したら、PC または USB メモリースティックから直接、設定ファイルを読み込みます。PC または
USB メモリースティックを装置に接続するには、 1 150 ページを参照してください。設定ファイ
ルを読み込むには、装置設定の読込み/書出し 169 ページを参照してください。
日本語
165
一般設定
一般設定を使用して、装置情報の取得、表示設定の変更、データの消去、セキュリティの設定、USB
ポートの書出し/読込み、デフォルトの復元を行います。
1. [メニュー] を押します。
2. [General Settings (一般設定)] を選択します。
3. オプションを選択します。
または矢印を押して、値を変更します。または矢印を押して、カーソルを移動します。
オプション 説明
About (バージョン情
)
装置の説明、シリアル番号、ファームウェアバージョンを表示します。
Status Display Setup
(slideshow) (ステータ
ス表示設定 (スライドシ
ョー))
測定画面をスライドショー形式で表示するように表示設定を行います。
Date and time (日付と
時間)
日付と時刻を設定します。日付と時刻の形式を選択します。オプション:
[dd/mm/yyyy 12h][dd/mm/yyyy 24h][mm/dd/yyyy 12h][mm/dd/yyyy 24h]
[yyyy/mm/dd 12h][yyyy/mm/dd 24h]
日付、タイムゾーン、時刻はデスクトップソフトウェアとのみ UTC (協定世界時)
に同期されます。ロガーとデスクトップの間で最も正確なデータログレコードを得
るには、この同期をお勧めします。夏時間のための自動調整はありません。ユーザ
ーが手動で時刻を変更する必要があります。
Time zone (タイムゾー
)
タイムゾーンを設定します (デフォルト: MST - US/カナダ)
書出し/読込み USB ポートからデータまたはプログラムファイルを送信または受信します。詳細
は、装置設定の読込み/書出し 169 ページを参照してください。
ディスプレイ ディスプレイの明るさを調整します (デフォルト: 50 %)
セキュリティ パスワード保護のセキュリティを有効にします。有効になっている場合、ユーザー
は設定を変更するのにパスワードを入力する必要があります。
ディスプレイがスリープに移行するか、装置の電源がオフに設定されると、ユーザ
ーはパスワードの再入力が必要になります。パスワードの回復が必要な場合は、技
術サポートにお問い合わせください。
Language(言語) 表示言語を設定します。
Unit Preferences (単位
の設定)
[Unit System (単位系)] - ディスプレイに表示される測定系を設定します。単位系
が選択された後は、[データログプログラミング] メニューで温度単位のみを変更で
きます。オプション: [US Customary (米国慣用単位系)] または [Metric (メートル
)][単位の選択] - ディスプレイに表示される個々の測定単位 (: レベル、速度、
流量、温度、表面速度、距離、最小距離、最大距離、追加レベル、雨、レベル行、
追加速度) を設定します。
Clear Data (データのク
リア)
選択したログを消去します。オプション: [データログ][イベントログ][アラーム
ログ][診断ログ][Sample Log (サンプルログ)][すべてクリア]
Restore Factory
Defaults (工場出荷時デ
フォルトへの復元)
変換器の設定をすべて工場出荷時のデフォルトに戻します。すべてのデータログを
消去します。
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