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2-2.その他設置時の注意事項
・作業者は、保護具を着用し、安全に充分配慮して据え付け作業を行ってください。
・高温、多湿の場所、ホコリやゴミ、切削粉、油煙等の多い場所、腐食性ガスのある環境への据え付
けは出来ません。また、モータに防水、防滴性はありませんので水等の液体がかからない場所に設
置してください。又、IEC60664-1に規定されている汚染度2又は1の環境でのご使用を
推奨します。
・モータを据え付けける直前に、モータ上下面の防塵シールを剥がしてください。その後は、塵埃が
モータ内に侵入しないように注意して作業してください。
・必要に応じて、お客様で回転範囲抑制機構、防護柵等を設けて、作業者の安全を損なわないように
配慮してください。
・モータを吊り上げる場合は、付属の吊り金具を使用してください。
・モータ回転部に加工されているネジを使用して吊り上げることは厳禁します。
・モータ据え付け時は、モータから出ている各ケーブルやコネクタを傷付けたり、引っ張ったりしな
いでください。
・動力線(アース線)、信号線共に間違いなく確実にサーボドライバに接続してください。
・モータに外来ノイズの影響を受けないよう、配線に配慮してください。
・アース線は確実に接地させてください。
・モータから出ている配線はロボットケーブル(耐屈曲性ケーブル)ではないため、耐屈曲性はあり
ません。配線が振られたり、力が加わらないように適宜配線固定を行ってください。
・コネクタの抜き差しはコネクタ本体を持って行い、ケーブルを引張って抜かないでください。
・モータ銘板が外部から確認し易い方向にモータを設置することを推奨します。モータ銘板が外部か
ら見えなくなる場合は、装置側でのモータシリアル No.の記録をお願いします。
・動力線と信号線は、ノイズ防止のため別経路での配線を推奨します。
・インターポレーションユニット(IPU)は、防水・防塵仕様ではありません。水滴のかかる場所、ホコ
リのある環境への据え付けはできません。IPU ソフトのバージョンアップ等を行う可能性がありま
すので、メンテナンス可能な場所へ取付け、筐体はネジ固定を行いアースに接地してください。
注 意
①負荷との連結の際の軸芯ずれはモータへの負荷を大きくし、モータ出力軸の発熱、ベアリングの損
傷の原因となりますので、連結には充分ご注意ください。
②モータは発熱しますので、冷却については許容周囲温度範囲を超えないよう充分考慮してください。
③モータの故障により重大な事故又は損失が予測される設備へ取付ける場合は、バックアップや
フェールセーフ機能をシステム的に設置してください。
・CEマーキング適合品は「ドライバの設置説明書」の「EMC認定の設置条件」を参照願います。
注):ドライバとモータの設置モデル(条件)を決定し、そのモデルにてEMC指令の関連規格に適
合しています。その為、最終製品でのEMC確認・測定が必要です。