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は普通ですが、液体がラインに引き込まれた後はすぐに消えてなくなる筈です。 気泡がWash/Purgeプロセスの間中
見られる場合には、シリンジの密封があまかったり、試薬ラインとバルブ間、またはインジェクタープローブとの接
続がゆるかったりする可能性があります。
11. Wash/Purgeプロセスが完了しプレートキャリヤが装置から出てきたら、排水プレートを注意深く取り外して空にし
ます。
12. ATPが含まれていない水が入ったバイアル3 本を3M MLS洗浄液(キット番号3005)の入ったバイアル3 本と取り替え
ます。
13. Utility/Dispensers内で、「Wash/Purge Injectors」を選択します。 インジェクターA、B、およびCを選択し、次に
「6 strokes」を選択します。 排水プレートをプレートキャリヤに挿入し、「OK」を押します。
14. 注意深く排水プレートを取り外して空にします。
15. 洗浄液が入ったバイアル3 本全部をATPが含まれていない水のバイアル3 本およびインジェクターA、B、およびCと
取り替え、「20 strokes」をおこないます。
16. 注意深く排水プレートを取り外して空にします。
17. Wash/Purgeプロセスをもう一度繰り返します(ステップ12~16)。
装置の初期設定はこれで完了しました。 装置で試薬コントロールチェックをいつでも行うことができます。 (セクショ
ン7を参照)。
注: 装置をすぐに使用しない場合には、3M MLS洗浄液を試薬ラインに入れたままにしておいてください。 試薬コント
ロールチェックあるいは製品テストを開始する前には必ず、試薬ラインをATPが含まれていない水で20回洗浄してくだ
さい。
5. サンプルテストのためにMLS-USB装置を準備する
ここでは準備が無事に整ったMLS-USB装置を最初に使用するプロセスについて説明します (セクション4)。
1. まずMLS-USB装置の電源を、次にPCの電源を入れます。
2. ログインスクリーンが表示されます。 「ENTER」キーを押し、パスワード記入欄は空白のままにしておきます。
3. 装置のセルフテストが完了するまで待ちます。
5.1 インジェクターを洗浄しています
このセクションでは試薬ラインには3M MLS洗浄液が入っていることを前提としています。
1. セルフテストが完了したら、ATPが含まれていない水の バイアル3本を瓶ラック(装置の右上側)に設置します。
2. メインメニューから「Utilities」を選択し、次にドロップダウンメニューから「Dispensers」を選択します。
「Initialize」をクリックしてシリンジの準備をします。
3. シリンジの初期化が行われたら、「Wash/Purge Injectors」をクリックします。 インジェクターA、B、およびCを選
択し、次に「20 strokes」を選択します。 排水プレートをプレートキャリヤに挿入し、「OK」を押してインジェク
ターを洗浄します。
注:Wash/Purgeプロセスの間、液体は試薬チューブおよびインジェクターを通り抜けて排水プレートに流れ出ま
す。 排水プレートがプレートキャリヤを検知しないと、装置はWash/Purgeプロセスを実行しません。
4. 最初の操作中に、シリンジ内の液体の動きを確認します。 最初の1、2回は試薬ライン内に空気が入っているのは普
通ですが、液体がラインに引き込まれた後はすぐに消えてなくなる筈です。
5. Wash/Purgeプロセスが完了しプレートキャリヤが装置から出てきたら、排水プレートを注意深く取り外して空にし
ます。
6. ATPが含まれていない水のバイアル3 本を3M MLS洗浄液が入ったバイアル3 本と取り替えます。
7. Utility/Dispensers内で、「Wash/Purge Injectors」を選択します。 インジェクターA、B、およびCを選択し、次に
「6 strokes」を選択します。 排水プレートをプレートキャリヤに挿入し、「OK」を押します。