Thermo Fisher Scientific TURBO DNA リファレンスガイド

  • こんにちは!Ambion TURBO DNA-freeキットの製品説明書について、ご質問にお答えします。この説明書には、RNAからのDNA除去手順、キットの構成要素、トラブルシューティングなどが詳細に記載されています。どのような点にご興味がありますか?
  • RT-PCR産物が検出されない場合、どうすれば良いですか?
    60℃に加熱したらRNAが分解してしまいました。
    TURBO DNA-free処理後のRNAの吸収スペクトルが通常と異なる場合、何が原因ですか?
A. 製品説明
Ambion Ambion® TURBO DNA-free DNase Treatmentおよび
Removal Reagentsは、精製したRNA中にコンタミネーションしたDNA
を除去し、さらに反応後のサンプルからDNase2価のイオンを除去す
るようにデザインされた製品です。キットに採用されていTURBO
DNase (特許出願中)は、野生型のDNase Iに対して350%以上の触
媒効率をもつ組換え型の酵素であり、DNAに対して非常にアフィニティ
が高いため、微量にコンタミネーションしたDNAであってもより効果的
に除去することが可能です。さらに生理的塩濃度の溶液中での活性を
比較すると、TURBO DNaseDNase Iに対して最50倍の高い活
性を維持します。キットに付属するTURBO DNaseは、アニマルフリー
のシステムで過剰発現によって合成されており、”Bovine-free”のプロ
セスでしっかりと精製し、チェックを受けています。またRNase活性が
完全に除去されていることを保証しています。またキットには、TURBO
DNase酵素の活性100倍以上まで上げることが可能な小分子エンハ
ンサーを含有する最適化されたDNase reaction bufferが添付されて
います。TURBO DNA-freeを用いてたテストでは、コンタミネーションし
DNAが一般的なPCRによって検出限界以下まで分解されることを
確認しています(図1)。反応後のDNaseは、フェノール/クロロホルム抽
出、アルコール沈殿、加熱またはEDTAの添加を必要としない最新の
方法を用いて短時間で簡単に除去することが可能です(表1を参照)。
TURBO DNA-free処理されたRNAは、エンドポイントまたはリアルタイ
RT-PCR、マイクロアレイ解析、RPA解析、Northern解析、その他さ
まざまなRNA解析に適しています。
2 A. Product Description
1. TURBO DNA-free™は500万倍以上のコンタミネーションしたゲノムDNAを除去
マウス脾臓からのtotal RNAAmbionRNAqueous® Kitを用いて精製)を130μL
の反応系にTURBO DNase7.8U添加37℃で20分間処理をおこなった。一方、同
量を分取しDNase処理を行わない未処理サンプルとした。DNase反応22 μL
DNase Inactivation Reagentを加えることによって止めた。次にTaq-Man® primer
probeを用いてマウスGAPDHを検出を行った。反応は25μLの反応系に対して5 μL
1 μg RNA分)を添加し、1ステップRT-PCRで行った。DNase処理および未処理
ンプルは、AmbionMessageSensor RT Kitを用いて逆転写を行った。またDNA
ンタミネーションのコントロールとして、各サンプルに RT-マイナスサンプルを設定し
PCR反応を行った。 TURBO DNase処理したRT-マイナスサンプルの結果も確認で
きるように、リニアスケールで増幅曲線を表示した。
ゲノムDNAの除去倍数(5.4 x 106)以下のように計算された。未処理RNAを用
RT-マイナス反応の値はgDNAコンタミネーションのレベルを示している。除去倍
数は未処理サンプルのCt値(17.13)から処理サンプルのRT-マイナス反応のCt
39.5 n=2で検出を行ったが、一方は検出不能であった)を引き算し、このCt値の
差を2を底とする指数関数に累乗した。。
1. TURBO DNA-free™によるRNAの処理は、リアルタイRT-PCR
ターゲット遺伝子の検出感度を維持する。
β-actinCt値(n=2
RNA treatment 100 pg RNA 1 pg RNA
none 24.78 / 24.67
31.83 / 31.53
TURBO DNA-free treated 24.50 / 24.62
30.89 /30.88
cdc-2Ct値(n=2
none 28.88 / 28.24
34.41 / 35.50
TURBO DNA-free treated 27.71 / 28.10
34.04 / 33.99
HeLa S3細胞由来total RNAをプロトコルに従っTURBO DNA-free Kitで処理した。
さらに、5 μL分のRNA、逆転写し、得られたcDNAを、TaqMan®検出でヒトβ-アクチンま
たはCDC-2に対してリアルタイRT-PCR
A. Product Description 3
DNase Inactivation Reagent DNase酵素を除去するだけでな
く、マグネシウムやカルシウムのような過熱処理によってRNAの分
解を触媒する2価の陽イオンも除去します(図2)
Nuclease-
free
Water
10X TURBO
DNase Buffer
+ + TURBO DNase
+ –
DNase Inactivation Reagent
+ + + Heated 75ºC, 10 min
kb
6 –
4 –
28S
2 –
18S
1 –
0.5 –
0.2 –
L 1 2 3 4
2. DNase Inactivation Reagentによる二価陽イオンの除去
HeLa-S3 由来のtotal RNA(100ng) 50 μL-TURBO DNase Buffer もしくは
nuclease-free waterに溶解した状態のサンプルを用意し、上記で示すようにTURBO
DNA-free kitのコンポーネントで処理を行った。TURBO DNase Bufferからの二価
陽イオンが溶液に残存し、RNAが分解されるかを確認するために、サンプルを75
10分間(レーン2, 3, 5)、または90℃で3分間(レーン4)加熱した。 各サンプルから1
μLずつ分取し、Agilent 2100 bioanalyzerを用いてRNA LabChip®で分析した。
TURBO DNase Bufferに溶解したRNAはこの処理によって分解されたが、DNase
Inactivation Reagentで処理したサンプル中のRNAは分解されなかった(レーン5);
これは 加熱によってRNA分解を誘導する2価の陽イオンによるものである。
4 B. Procedure Overview
B. 手順概要
詳細な手順については、5ページのセクションEを参照のこと。
3. TURBO DNA-free手順概要
DNase Digestion Reagentsを加える
インキュベート
DNase Inactivation Reagentを添加する
インキュベートと混合
遠心し、RNAを新しいチューブへ移す
1. RNA0.1倍量の10X TURBO DNase Buffe
r
および
1 μLTURBO DNaseを添加し、穏やかに混合する。
2. 37℃で 2030 分間インキュベートする。
3. 再懸濁しDNase Inactivation Reagent を添加し (
0.1 倍量) よく混ぜる
4. 室温で5分間インキュベートする(インキュベート
中に数回混合する)
.
5. 10,000x g 1.5 分間遠心し、RNA を新しいチューブへ移
す。
C
. How Much RNA Can Be Treated with TURBO 5
C. TURBO DNA-free™でどれくらいのRNAを処理可能か?
このプロトコールは精製済のRNAサンプル中に存在する微量~中程
度量(最大50μg DNA/ mL RNA)のコンタミネーションしたDNAを除
去できるようにデザインされており、処理後はRT-PCRでも影響のない
レベルまで除去されます。完全にDNAのコンタミネーションのないRNA
を得ることができRNA抽出法はありません。実際に、一部の組織(
臓、腎臓または胸腺など)から抽出されるRNAは比較的高いレベル
DNAが含まれてしまいます。また有機溶媒法では液層分離の際の
中間層のキャリーオーバーが、ガラスファイバーフィルターによる精製
法では過剰量のサンプルのロードがDNAのコンタミネーションの原因
となります。
D. TURBO DNA-freeコンポーネントおよび保存条件
Kitには50回分の TURBO DNA-free処理(それぞれ100μL以下の反
応液量で処理した場合)に必要な試薬が含まれています
成分 ストレー
120 μL
TURBO DNase (2 Units/μL)
–20°C
600 μL
10X TURBO DNase Buffer
–20°C
600 μL
DNase Inactivation Reagent
–20°C
1.75 mL
Nuclease-free Water any temp*
* Nuclease-free waterは‐20℃、4℃、または室温で保存してください。
TURBO DNA-free Kitを長期保存する場合は結露防止機能のない冷
蔵庫で-20℃で保存してください。なお10X TURBO DNase Bufferおよ
DNase Inactivation Reagentは、4℃で1週間まで保存することがで
きます。
E. TURBO DNA-free手順
手順メモ
• DNase Inactivation Reagentの処理後、上清の回収を容易にす
るために0.5mLチューブを用いて操作することをお薦めします。
6 E. TURBO DNA-free Procedure
• TURBO DNA-free反応は、96-wellプレートで行うことができます。
なおプレートはV底のタイプの使用をお薦めします。V底の形状は
最後のステップでペレット化されたDNase Inactivation Reagent
からRNAを回収するのに適しています。
反応容量は、10100 μLをお薦めします。 通常は50μLで反応し
ます。
1. RNA0.1倍量の10X TURBO DNase Bufferおよび1 μL
TURBO DNaseを添加し、穏やかに混合します。
コンタミネーションしているDNA量や処理するサンプルの核酸濃度に
応じてDNase処理の条件を変えて反応を行います
通常の
DNase
処理
:
1 mLあたり200 μgの核酸を処理する場合
厳格な
DNase
処理
: 1 mLあたり>200 μgの核酸を処理する場
合、またはDNAがかなりコンタミしたRNA(e.g. >2 μg DNA/50 μL)
を処理する場合
通常の
DNase
処理
: 50 μL反応系において処理するRNA量は最大
10μgまでとし、1μLTURBO DNase (2 U)を添加して反応を行いま
す。この反応条件では、50μL反応系で、total RNAから最大2μgのゲノ
DNAを除去することができます。
厳格な
DNase
処理
:
処理するRNAサンプルの濃度が1 mLあたり200
μg以上の場合、TURBO DNase BufferおよびTURBO DNaseを添加
する前に、サンプルを10μg-nucleic acid/50μLに希釈します。 最初に
TURBO DNaseの半分のみを反応に加えて、30分間インキュベート
し、次に酵素の残りを加えて、さらに30分間インキュベートするのが効
果的です。
サンプルを希釈できない場合、添加するTURBO DNaseの量を23
μL46 U)に増やしてください。 10100 μLTURBO DNA-free
応系において最大500μg/mLの濃度のサンプルからコンタミネーション
したDNAを効果的に除去できると予想されます。 しかしながら非常に
濃度の高いサンプルを処理する場合、その効果はコンタミネーションし
ているDNAの絶対レベルに依存します。そのためDNA3540サイ
クルのPCR反応によって検出される場合もあれば、検出される場合も
あります。
E. TURBO DNA-free Procedure 7
2. 37℃で2030分間インキュベートします。
step.1TURBO DNaseを規定の半量しか添加しなかった場合、まず
30分間インキュベート後、残り半量のTURBO DNaseを添加し、さらに
30分間インキュベートしてください
3. よく懸濁したDNase Inactivation Reagent (通常0.1倍量)を加え
て、よく混合します
DNase Inactivation Reagentを添加する前に、チューブを弾くか、ボ
ルテックスすることによって必ず再懸濁します。
通常の
DNase
処置の場合
2 μL または0.1 倍量DNase
Inactivation Reagentを添加します。このとき添加量が多くなる方
の条件を選択してます。例えばstep1 50 μL-RNA 1μL-
TURBO DNaseを添加した場合は、5 μLDNase Inactivation
Reagentを添加します。
厳格な
DNase
処置の場合
23μLTURBO DNaseを用いた
場合、0.2倍量のDNase Inactivation Reagentを添加します。
重要
0.1
倍量以上であっても添加量が
2
μ
L
以下の場合は、最低でも
2μL
DNase Inactivation Reagent
を添加してください。
注記
DNase Inactivation Reagent
は、使用を繰り返していくうちに保存液
が乾燥によって減少してしまい、ピペット操作が困難になる可能性があ
ります。
このような場合、残りの
DNase Inactivation Reagent
の総容
積の約
20
25%
程度の
Nuclease-free Water (
キット添付
)
の量を加え
て、しっかりとボルテックスで混合し、ピペットで分取できるようにしてく
ださい。
4. 5分間インキュベートします(ときどき混合してください)。
DNase Inactivation Reagentを分散させるためにチューブを弾いて、2
3回混合してください。
注記
室温が
22
26
℃以下になっている場合、温度を制御するために、チュ
ーブをヒートブロックまたはオーブンの方へ移してください。
低温下で
TURBO DNase
の不活化の効率が低下するため、
RNA
サンプルに
DNase
が残ってしまうので注意してください。
8 F. Troubleshooting
5. 10,000x g1.5分間遠心し、RNAを新しいチューブへ移します。
• 96wellプレートを用いた場合は、2,000x g5分間遠心してください。
この遠心分離操作により、DNase Inactivation Reagentをペレット化し
ます。 遠心後、慎重に上清(RNAを含む)を新しいチューブに移し
す。以後の操作で酵素的な反応に用いる場合、DNase Inactivation
Reagentを持ち込まないようにしてください。2価の陽イオンが捕獲され
たり、Buffer条件を変えてしまう可能性があります。
F. トラブルシューティング
1. TURBO DNA-free処理したRNAを用いたところRT-PCR産物
が検出できなかった場合
DNase Inactivation ReagentRT-PCR阻害する場合があります。
8ページのstep.E.5で、ペレット化したDNase Inactivation Reagent
RNAサンプルに持ち込まれないように、注意してRNA溶液を回収する
必要があります。このとき完全に除去するためにはRNA溶液を少量残
す必要があります。また操作の際に誤ってペレットに触れてしまった場
合、再度遠心を行いDNase Inactivation Reagentをペレット化させてく
ださい。
TURBO DNA-free処理したRNART-PCR反応に用いる場合、添
加量は反応液量のおよそ20%程度に抑えてください。
RT-PCRに用いる場合、TURBO DNA-free処理したRNAの添加量は
RT-PCR反応の最終液量に対しておよそ20%程度に抑え、40%を超
えないことを推奨します。規定以上の量を添加した場合、TURBO
DNase bufferDNase Inactivation buffer由来の成分が反応を阻害
する可能性があります。2040%を超えないために、RT-PCR反応液
の液量を50μL上に増やすことによって調整することは可能です。
RNART-PCRに用いる場合TURBO DNA-free処理は1回の
みにしてください。
TURBO DNA-free 反応に用いられる塩条件は、最適なTURBO
DNase活性が得られるように慎重にバランスが保たれています。
TURBO DNA-free処理を2回繰り返して処理したRNAでは追加の塩
が持ち込まれてしまい、以後の酵素反応をベースとするアプリケーショ
ンに悪影響を与えることがあります。DNase処理を2回行う必要がある
場合、オンライン上で公開しています“TURBO DNA-free 2nd Digest
Protocol”をしてください。
www.ambion.com/techlib/append/supp/digest.html
F. Troubleshooting 9
2. 60℃に加熱したところRNAが分解してしまった場合
マグネシウムやカルシウムといった二価の陽イオンが含まれている
RNAサンプルは、60℃以上に加熱することによって分解されてしまい
ます。確実に二価の陽イオンを除去するために、7ページのステッ
.E.4のインキュベーション中に23回反応液を混合することによっ
て、DNase Inactivation Reagentを懸濁させてください。
3. TURBO DNA-free処理後のRNAが通常と異なる吸収スペクトル
を示した場合
サンプル中のRNA濃度がおよそ50ng/μL以下の場合、230nm近辺
の吸光度が顕著な値を示す場合があります。さらにRNA濃度が25ng/
μL以下の場合は、A260/A280比も通常よりも低い値を示す場合があり
ます。こうした吸光度値のプロファイルの変化はTURBO DNase
Buffer中に含まれるエンハンサーの影響によるものです。Ambionでは
エンハンサー処理をしたRNAサンプルと、処理を行わなかったRNA
ンプルを用いて徹底的な比較を行った結果、RNA濃度が10ng/μL
満でなければ、エンハンサーが正確なRNA濃度の定量に影響を与え
ないことを確認しています。さらに詳しい情報については以下を参照く
ださい。
www.ambion.com/catalog/supp/absorbance.html
化学物質の安全基準
化学物質の危険を最小化するため:
化学物質または有害物質を保存、取り扱いまたは使用する前に、
化学メーカーによって提供されるMaterial Safety Data Sheets
MSDS)を読んで、理解してください。
化学物質による接触は最小限になるようにしてください。 化学物質
を取り扱う場合は、適切な保護具、(例: 安全ゴーグル、手袋、保
護衣)を着用してください。 なお追加の安全基準については、
MSDSを確認してください。
化学物質の吸入は最小限になるようにしてください。 薬品容器を
開いたままにしないでください。 必ず適切な換気(例: 換気フード)
条件下で使用してください。 なお追加の安全基準については、
MSDSを確認してください。
化学物質の液漏れまたは流出について定期的に確認してくださ
い。 液漏れまたは流出が起こった場合、MSDSで推奨するよう
メーカーの清掃手順に従って処理してください。
薬品保管、取扱いおよび廃棄については、地方、州/地域、また
は国によって定めらているすべての法律および規制を遵守してく
ださい。
10 F. Troubleshooting
MSDSについて
化学メーカーは、有害化学物質の出荷の際に、最新のMaterial
Safety Data SheetsMSDS)を新規顧客に提供します。 また、
MSDSがアップデートされた場合、変更後最初の有害化学物質の出
荷の際にMSDSを顧客に提供します MSDSは、安全に化学物質を
保管、取扱い、輸送、および廃棄するのに必要な安全情報を提供し
ます。
有害化学物質に添付されるMSDSについて新しいものを受け取る
に、適切にファイルされている古いMSDSと置き換えてください。
MSDSの入手
Applied BiosystemsまたはAmbionによって供給される化学製品に
対する製品安全データシート(MSDS)は以下の方法で入手してくださ
い。
www.appliedbiosystems.comWeb上で、“Support
し、次に“MSDS”を選択してください。 化学物質名、製品名、または
製品番号またはMSDS番号により検索してください。 右クリックして、
MSDSを印刷またはダウンロードしてください。
www.ambion.comweb上で、関心のある商品に関するカタロ
グページにアクセスしてください MSDSをクリックし、右クリック
して印刷またはダウンロードしてください。
電子メール
MSDS_Inquiry_CCRM@appliedbiosystems.com)、電話
(650-554-2756;USA)またはファックス(650-554-2252;USA)に
てカタログまたは部品番号および製品名を指定して請求を行って
ください。 ファックスまたは郵便配達を指定されてない場合は、通
MSDSは電子メールで送付します。 郵便での送付を希望され
た場合、お届けに12週間を必要とします。
注記:Applied BiosystemsまたAmbionから提供されない化学物質
MSDSについては、化学メーカーに問い合わせてください。
G. Quality Control 11
G. 品質管理
機能テスト
TURBO DNaseの活性は、ユニット活性アッセイで機能的にテストさ
れています。 1ユニットは、37°C10分間で、1 μgDNAを完全に
分解するために必要な酵素の量として定義されています。 結果はア
ガロースゲル電気泳動によって確認されます。DNase Inactivation
Reagentについては、TURBO DNaseおよびTURBO DNase Buffer
の成分が除去できているかをテストされます。結果は、それぞれ、ア
ガロースゲル電気泳動およびAgilent 2100バイオアナライザによって
確認されます。
ヌクレアーゼテスト
関連するキット構成品は、以下のヌクレアーゼアッセイで試験される:
RNase活性
サンプルを標識RNAとともにインキュベート後、PAGEによって確認
し、規格適合またはそれ以上であることを確認しています。
非特異的エンドヌクレアーゼ活性
サンプルをスーパーコイル状態のプラスミドDNAとともにインキュベ
ート後、アガロースゲル電気泳動によって確認し、規格適合またはそ
れ以上であることを確認しています
エキソヌクレアーゼ活性
サンプルを標識した二本鎖DNAとともにインキュベート後PAGE
よって確認し、規格適合またはそれ以上であることを確認していま
す。
プロテアーゼテスト
サンプルをプロテアーゼ基質とともにインキュベート後、蛍光分析に
よって確認し、規格適合またはそれ以上であることを確認していま
す。
12
Manual 1907M Revision F Revision Date: June 9, 2009
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ment(s) and/or disclaimer(s) applicable to this product, see below.
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special, incidental, indirect, punitive, multiple or consequential damages in
connection with or arising from this document, including but not limited to the use
thereof.
Literature Citation: When you are describing a procedure utilizing this
product in a Materials and Methods Section for publication, we would
appreciate that you refer to it as the TURBO DNA-free™ Kit.
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