NuncTM および NalgeneTM クライオ IVD チューブ IFU(Rev Fin-3, 09/2022) 1/2ページ
Nunc™および Nalgene™クライオ IVD チューブ取扱説明書
374512、5000-0020、5000-0050
使用目的
これらのポリプロピレン製チューブは、in vitro 診断(IVD)検査用に生体物質や細胞を含むヒト検体の凍結保存やラボ
ラトリー間の地上輸送に使用されることを目的とした検体容器です。このチューブは、液体窒素温度によるサンプルの
気相保存に使用できます。チューブは使い捨て用であり単回使用のみとなります。ラボラトリーでの使用と医療従事者
による使用を目的としています。
一般的な使用方法
1. 充填量はチューブの全容量の 90%以下にしてください。
2. キャップを締める前に、チューブとキャップのネジが乾いていることを確認します。
3. キャップを締めます。
4. 低温保存したチューブの具体的な使用方法は、保存するサンプルの種類や最終的な用途に応じて、エンド
ユーザーが定義し、実施する必要があります。
5. 液体窒素(LN2)と共に使用する場合、LN2の気相条件下でのみ本クライオチューブを使用してください。
製品保管温度
室温(20℃~26℃または 68℉~77℉)
品質管理の仕様
5000-0020、5000-0050
ピロゲン(エンドトキシン) < 0.5 EU/mL
照射滅菌処理証明書の報告値 19.0~28.0 kGy
DNase 8 x 10-7 Kunitz units/µL
RNase 1.9 x 10-10 Kunitz units/µL
374512
ピロゲン(エンドトキシン) < 0.5 EU/mL
照射滅菌処理証明書の報告値 19.0~40.0 kGy
DNase 8 x 10-7 Kunitz units/µL
RNase 1.9 x 10-10 Kunitz units/µL
注意事項と警告
1. 警告:LN2の気相条件下でのみ使用してください。液相に没入させると危険な状態を招く可能性があります。
2. 過剰充填は、サンプルの膨張によってキャップの破裂を招き、漏れや汚染が発生することがあります。
3. 使い捨て用。
4. 有効期限後は使用しないでください。
5. 製品のパッケージが開封されているか損傷を受けている場合、製品を使用しないでください。
6. キャップが完全に装着されている場合は、滅菌されておりパイロジェンフリーを維持しています。キャップがない
状態や傾いている状態で納入されたチューブは廃棄してください。
7. 陸路以外の方法でサンプルを輸送する場合は、液漏れを防ぐためにドライアイスと共に輸送することが推奨さ
れます。
8. 使用済みのチューブは、適切なバイオハザード収集容器に入れて廃棄してください。
9. これらの機器に関連して重大なインシデントが発生した場合は、製造者と EU の所管当局に報告してください。
10. Nunc™ CryoFlex Tubing(カタログ番号 343958)を使用すると安全性を強化することができます。