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Invivofectamine® 2.0 とsiRNA の複合体の調製
使用する用量(例:7 mg/kg)に応じて必要な量の Invivofectamine® 2.0 とsiRNA の複合体を調製
してください。siRNA の量のスケールアップまたはスケールダウンは、複合体の透析または透析
濾過後に、必要な最終濃度になるように調整して行ってください。
お客様にご用意いただくもの
y 2本鎖 siRNA(3 mg/mL 濃度の DNase/RNase フリー水溶液、約 0.2 mM)
y pH7.4 のリン酸緩衝生理食塩水(PBS)(カタログ番号 10010-031)
y 2 mL または 50 mL の滅菌チューブ
y UltraPure™ DNase/RNase フリー滅菌水(カタログ番号 10977-023)
y
透析プロトコール
:Spectra/Por Float-A-Lyzer® G2 8-10 KD
(Spectrum Medical Laboratories社製、カタログ番号 G235031)
y
透析濾過プロトコール
:Amicon® Ultra-15 Ultracel-50 遠心式フィルターユニット(ミリポア社
製、カタログ番号 UFC905024、UFC910024)
2本鎖 siRNA の調製
2本鎖 siRNA をDNase/RNase フリー水で再懸濁または希釈して、3 mg/mL濃度のストック溶液を
調製してください。Ambion® In Vivo FVII siRNA のポジティブコントロールは、250 µL の
DNase/RNase フリー水に懸濁してください。siRNA を完全に懸濁させるため、必要に応じてボル
テックスしてください。未使用の試料は-20˚Cで保存してください。
透析プロトコール(推奨プロトコール)
本プロトコールは、最終濃度が 0.7 mg/mL未満の siRNA 溶液用の推奨プロトコールです。以下に、
Float-A-Lyzer® G2 カセットを用いて、PBS 中で 0.7 mg/mL の複合体を 1 mL 調製するプロトコー
ルを示します。
1. 250 µL のsiRNA ストック溶液(3 mg/mL)と 250 µL のComplexation Bufferを混合し、1.5
mg/mL のsiRNA 溶液を 500 µL 調製します。
2. Invivofectamine® 2.0 Reagent を室温に戻し、その 500 µL を2 mL のチューブに移します。
3. 希釈した siRNA 溶液(上記ステップ 1で調製した溶液)を 2 mL のチューブ内の
Invivofectamine® 2.0 に直接加え、直ちに 2~3秒間ボルテックスします。
4. Invivofectamine® 2.0 とsiRNA の混合物を 50˚Cで30 分間インキュベートします。
5. 軽く遠心を行い試料を回収します。
6. Float-A-Lyzer®透析装置は、メーカー推奨の方法に従って滅菌水に 10 分間浸して行ってく
ださい。