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本取扱説明書にでてくる用語について
1.「パーツフィーダ」とはボウルフィーダや直進フィーダ等の総称を意味し、全てNTN製品のみ
を対象としています。
2.単に本体と表記されているものは、「パーツフィーダの振動本体」のことを指します。
3.単にLEDと表記されているものは、操作面のデータ表示部(P.6 参照)のことを指します。
4.「運転中エアブロー」などNTN独自の用語が使用されています。動作の詳細についてはNTN
までお問い合わせください。
3.機能と特長
(1) マイクロプロセッサによる高精度なデジタル制御
各種設定、動作をデジタル制御していますので、高精度、高安定度な制御を実現すると同時に
設定値がデジタルで表示されますので、再設定する場合も簡単にできます。
(2) ワイド入力「幅広い電源電圧に対応」
入力電圧範囲は AC100~115/200~230V±10%(50/60Hz±10%)で、出力電圧は電源電圧に応
じて自動的に 100V 出力または 200V 出力に切り替わります。AC100V 入力で AC200V 出力が必要
な場合はAC100V電源ユニットK-UE083付きに変更願います。
(3) 過負荷保護(P.19、P.30 ファクションJ01の項を参照)
接続する負荷の定格電流を設定すると、この電流値を越えないように出力電圧を自動制御しま
す。この機能が動作中はLEDが出力電圧値とOLの交互表示となり、注意を促します。もし、
出力電圧を 20V 以下まで下げても解決できない場合は、運転を停止して異常信号(OLの連続
点灯)を出します。この機能は定格電流の設定値が 0.2A(ECH45は 0.5A)以上の場合に
適用できます。0.2A(ECH45は 0.5A)以下でも設定できますが、不正確となります。
(4) 多段速機能(P.18、P.35 ファンクション H11~17、P.37 参照)
内部に3種類の速度データを記憶し、外部からの切替え信号で速度を変更することができます。
また、アナログ電圧によって無段階(1V 単位)に出力電圧を制御することもできます。
(5) 保護機能の充実
出力短絡や地絡*1、過負荷、電源電圧の低下*2 などの際に運転を停止して、コントローラや周
辺の機器、回路装置を保護します。
*1 本コントローラでの地絡とは出力側でのアースとの短絡を意味します。内部回路での地
絡や漏電に対する保護はできませんのでご注意願います。
*2 電源電圧が低下した場合はLVを表示して運転を停止しますが、電源電圧が復帰した場
合はコントローラも自動的に復帰します。運転条件が揃っている場合は運転を開始しま
すのでご注意願います。
(6) パネルロック(P.36 参照)
操作パネルによる操作を必要に応じて禁止できます。作業者による誤操作や接触等による意図
しない設定の変更などを排除できます。制限する範囲に応じて操作ロックとつまみロックの2
種類を搭載しています。
(7) エアブロー用タイマと入出力端子の装備(P.15~17、P.33~P.34 参照)
エアブロー用ソレノイドバルブの制御回路を標準搭載していますので、運転中エアブローや2
列ANDエアブローなどの制御も簡単に利用することができます。
(8) ワーク不足検出機能(P.19、P.34~35 ファクション H08~H10 を参照)
ワーク不足検出タイマを搭載しています。