CKD NXDシリーズ HDオプション TwinCAT3接続編 ユーザーマニュアル

  • こんにちは!私は、CKD NXD HDシリーズ、NX4、EKS-MサーボモータとTwinCAT3の接続に関する取扱説明書の内容を理解しています。EtherCAT通信の設定、PDOマッピング、モーション制御などの内容について、ご質問があればお気軽にお尋ねください。
  • NXDシリーズとVPHシリーズの違いは何ですか?
    使用するESIファイルはどこで入手できますか?
    動作確認にはどのような命令を使用しますか?
    EtherCAT通信で使用するケーブルの規格は?
NXD シリーズ
HD オプション TwinCAT3 接続 取扱説明書
読み替えガイド
NXD シリーズCKD 機電装株式会社製の VPH リーズをベースとした製品です。
本取扱説明書をお読みいただく際は、以下の読み替えガイドとあわせてお読みください。
NXD シリーズに関するお問い合わせは、当社(CKD 式会社)の最寄りの営業所にご相談ください。
1. 読み替え表について
本取扱説明書の記載の一部及び TwinCAT 表示は、以下の表に従って読み替えをお願いします。
読み替え前
読み替え後
CKD 日機電装株式会社
CKD 株式会社
VPH
NXD
弊社 τ シリーズモータ
弊社モータ
ダイレクトドライブ τ シリーズ
NX4EKS-M
VPH DES
NXD DES
NCR-HD
NXD-HD
S-ABS2/3/4
S-ABS2/3/4/S-iABS
Nikki_VPH_ECAT_V100.zip
NXD シリーズ TwinCAT3 プロジェクトファイル.zip
2. 関連取扱説明書について
本資料の関連取扱説明書は以下となります。
TI-14251 HD オプション主要機能
TJ-40740 HD プション 通信編
3. デバイス構成について
2-2 デバイス構成」の記載における、本書の接続手順を再現するための構成機器につい
AC サーボドライバは「NXD-HD****A-A-00*」、サーボモータは「NX4-********GNN」に読み替え
お願いします。
資料番号 TJ-40760B
Ver.1.2
技術資料
AC Servo driver
VPH Series
HD Type
TwinCAT3 setting manual
はじめに
本書は、AC サーボドライバ VPH-HD シリーズ(以下、ドライバ)を、ベッコフ TwinCAT3 のモーション制
御命令(以下、MC 命令)で動作させるための手順とその確認方法をまとめたものです。
用語定義
本取扱説明書の本文中においては、特に断りのない限り以下の用語にて表記します。
使用用語 用語内
本書 VPH HD リーズ技術資 TwinCAT3 接続編
装置、本装置 弊社 AC サーボドライバ(VPH HD シリーズ)
モータ 弊社τシリーズモータ
VPH DES VPH Data Editing SoftwareVPH 専用編集ソフト)
P*** パラメータ番号"***"は数字 3桁)
安全上のご注意
本書をご利用いただく前に、必ず AC サーボドライバ<VPH シリーズ>取扱説明書の「安全上のご注意」
をご熟読ください。
本書内では、安全上の注意事項を表記する場合に以下の記号を使用しています。
注意
取り扱いを誤った場合に危険な状況が起こり得て、が中程度の傷害や軽
傷を受ける可能性及び、物的損害の発生が想定される場合。
なお、 注意と記載した事項でも状況によっては重大な結果に結びつく
可能性があります。いずれも重要な内容を記載してありますので必ずお守
りください。
強制
強制(しなくてはならないこと)を示します。
関連マニュアル
システムを安全にご使用いただくため、システムを構成する機器・装置のマニュアルや取扱
説明書などを必ず入手し、「安全上のご注意」「安全上の要点」など安全に関する注意事項を
含め、内容を確認のうえ使用してください。CKD日機電装株式会社(以下、CKD日機電装)およ
びベッコフオートメーション株式会社(以下、ベッコフ)のマニュアルは以下の通りです。
メーカ マニュアル名称
CKD日機電装 TI-14520 AC Servo driver VPH Series HD Type τDISC または
TI-14530 AC Servo driver VPH Series HD Type τLINEAR
CKD日機電装 TJ-40740 AC Servo driver VPH Series HD Type Communications manual
CKD日機電装 Data Editing Software オンラインマニュアル
ベッコフ TwinCAT3 スタートガイド (小冊子)
ベッコフ TwinCAT3 | eXtended Automation(XA) (冊子)
ベッコフ TwinCAT How to (https://sites.google.com/site/tnincathowto/)
著作権・商標について
Windows® 及び Visual Studio®は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国におけ
る登録商標です
EtherCAT®は、ドイツ Beckhoff Automation GmbH によりライセンスされた特許取得済み技術で
あり登録商標です。
TwinCAT®Beckhoff Automation GmbH の登録商標であり、Beckhoff Automation GmbH より
ライセンスされます。
本書に記載されている会社名・製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
参考
本書ではドライバとの接続に USB を使用します。USB ドライバのインストールについては、
Data Editing Software オンラインマニュアル」の「2.3.USB ドライバのインストール」を参照
してください。
用語と定義
用語 説明・定義
(EtherCAT)
スレーブ
スレーブは、EtherCAT に接続する機器で、位置情報などのデータを扱う
サーボドライバなどから、ビット信号を扱う I/O ターミナルなど様々
なものがあります。本書内では、AC サーボドライバ VPH-HD シリーズ
の機器を示します。
オブジェクト スレーブ内のデータやパラメータなどの情報を表します。
PDO 通信
(Process Data
Objects 通信)
EtherCAT 通信の一種で、定周期でリアルタイムの情報交換を行うプロ
セスデータオブジェクトProcess Data Objects: PDO)を使用した通
信。「プロセスデータ通信」とも呼びます。
PDO マッピング PDO 通信に使用するオブジェクトの関連づけのこと。
PDO エントリ PDO マッピングに使用する個々のオブジェクトへのポインタ
TwinCAT
TwinCAT はマルチ PLC システムを伴うリアルタイムコントローラ、NC
コントロール、プログラミング環境マスタコントローラの機能を PC
で実行できます
(TwinCAT)
エンジニアリン
TwinCAT エンジニアリングには、TwinCAT3 制御ソフトウェアの設定・
操作環境が含まれています。
(TwinCAT)
I/O
TwinCAT I/O を使用すると、EtherCAT によって周期データをプロセスイ
メージ内に収集できますEtherCAT とプロセスイメージのコンフィグレ
ーションは TwinCAT エンジニアリングで行います
(TwinCAT)
PLC
TwinCAT PLC は、国際規格 IEC 61131-3 3rd edition に準拠し、複数の
PLC を単一の CPU で動作させることができます。IEC 61131-3 プログ
ラミング言語を全て使用できます。PROGRAM 型のブロックをリアルタイ
ムタスクにリンクすることができます。各種デバッグ機能により、不具
合検知や保守を容易に行えます。
(TwinCAT)
MOTION
TwinCAT MOTION の一例としTwinCAT NC PTP があります
TwinCAT NC
PTP は、ポイントツーポイント動作のモーション制御がソフトウェア
して実装されています。軸は、PLC などのサイクリックインターフェイ
スを提供する軸オブジェクトとして実現されます
モーション制御命令
モーション制御機能を実行するためのファンクションブロック定義の
命令。モーション制御命令には、PLCopen®のモーション制御用ファンク
ションブロックに準拠した命令と MC 機能モジュール独自の命令があ
ります。(略語:MC 命令)
PLCopen®
PLCopen
®
は、欧州に本部を持つ IEC 61131-3 の普及団体であり、ワー
ド・ワな会員組織です。PLCopen®では、モーション制御用ファン
クションブロックを標準化することで、IEC 61131-3 (JISB
3503)規格の言語によるプログラムインタフェースを定義しています。
PLCopen® Japan は、日本市場におけるプロモーションコミッティで日
本市場に関心のある会員から構成されています。
PLCopen
®
Japan ウェブサイト, http://www.plcopen-japan.jp/
MC 機能モジュール内の機能単位のこと。外部のサーボドライバの駆動
機構、エンコーダ入力スレーブの検出機構などを割り付けます。
軸変数
軸ごとの各種ステータス情報や一部の軸パラメータ設定情報などを構
造体で定義したシステム定義変数。MC 命令の軸指定および軸の指令現
在位置や異常情報などのモニタに使用されます。
ESI ファイル
(EtherCAT Slave
Information ファイル)
EtherCAT スレーブ固有の情報を XML 形式で記述したファイル。
このファイルを TwinCAT3 に読み込むことにより、スレーブのプロセス
データの割り付けなど各種設定を行うことができます。
1 概要 ....................................................... 1-1
2 対象機器とデバイス構成 ...................................... 2-1
対象機器 ............................................................ 2-1
デバイス構成 ........................................................ 2-2
3 EtherCAT の設定内容 ......................................... 3-1
EtherCAT の通信パラメータ設定 ....................................... 3-1
311 パラメータ ........................................................... 3-1
312 PDO マッピング ........................................................ 3-1
313 モーション制御用デジタル入力 ......................................... 3-2
314 モーション制御 ..................................................... 3-3
315 PDO エントリの軸割り付け .............................................. 3-3
TwinCAT3 と通信パラメータの関係性 ................................... 3-4
4 EtherCAT の接続手順 ......................................... 4-1
作業の流れ .......................................................... 4-2
TwinCAT3 の設定準備 ................................................. 4-3
421 TwinCAT3 の起動 ....................................................... 4-3
422 EtherCAT ポートの設定 ................................................. 4-4
423 ESI ファイルのインストー ............................................ 4-6
ドライバの設定 ...................................................... 4-7
431 ハード設定 ........................................................... 4-7
432 パラメータ設定 ....................................................... 4-9
TwinCAT3 の設定 .................................................... 4-13
441 TwinCAT3 の起動 ...................................................... 4-13
442 PDO マッピングの確認 ................................................. 4-15
443 モーション制御用軸の確認 ............................................ 4-16
444 動作確認プログラムの確認 ............................................ 4-17
445 動作確認用プログラムのリビルドとアクティベート ....................... 4-18
EtherCAT 接続動作確認 .............................................. 4-20
451 接続状態の確認 ...................................................... 4-20
452 動作確認プログラムによる接続確認..................................... 4-20
5 モーション制御の注意事項 .................................... 5-1
初期設定が必要な PDO 出力 ............................................ 5-1
TwinCAT3 のアクティベートと PLC の実行 ............................... 5-2
6 プロジェクトの使用手順 ...................................... 6-1
作業の流れ .......................................................... 6-2
TwinCAT3 の設定 ..................................................... 6-3
621 プロジェクトファイルの読み込........................................ 6-3
622 EtherCAT 接続状態確認 ................................................. 6-5
7 プログラム ................................................. 7-1
モーション制御命令 .................................................. 7-1
711 MC_Power」命令 ........................................................ 7-1
プログラム .......................................................... 7-2
721 プログラム詳細 ........................................................ 7-2
722 使用変数一覧 .......................................................... 7-4
概要
1 概要
本書は、 AC サーボドライバ VPH-HD シリーズ(以下、ドライバ)を、ベッコフ TwinCAT3 のモーション
制御命令(以下MC 命令)で動作させるための手順とその確認方法をまとめたものです。
「第 3EtherCAT の設定内容」と「4EtherCAT の接続手順」で記載している設定内容および設定手
順のポイントを理解することにより、EtherCAT PDO 通信を使い、モーション制御機器を動作させるこ
とができます。本書では、動作確認に、MC 命令の「MC_Power(運転可)命令を使用します。
モーション制御の動作は、使用する機器により異なります。システム構築のためには、5章モーション
制御の制限事項」を理解のうえ、使用するようにしてください。
関連情報
7 プログラム」に記載している設定および動作確認プログラムは、以下のプロジェクトフ
ァイルにあらかじめ設定しています。本プロジェクトファイルの使用方法は、「第 6プロジェク
トの使用手順を参照してください。最新のプロジェクトファイルは、弊社より入手してください。
制約事項
1回転 ABS エンコーダ[P060エンコーダタイプ]S-ABS2/3/4R-BiSS設定時)の場合、多回ABS
データを保持しません。上位コントローラの現在位置の管理は、モータ1回転するたびに現在位置の
丸め処理(例:0359deg)を行ってください。
注意
本書は 、『 EtherCAT で接続したモーション制御機器の接続確認MC_Power
命令を使用)を利用
範囲としています。本書に記載のな MC 命令の使用やシステム構築に際しては、システムを構
築する各機器・装置のマニュアルや取扱説明書などを入手し「安全上のご注意」「安全上の要点」
など安全に関する注意事項を含め、内容を確認のうえ、作業を進めてください。
名称 ファイル名 バージョン
TwinCAT3
プロジェクトファイルのアーカイブ
(拡張子:ZIP)
Nikki_VPH_ECAT_V100.zip Ver.1.00
対象機器とデバイス構成
2 対象機器とデバイス構成
対象機器
接続の対象となる機器は以下のとおりです。
メーカ 名称 形式
ベッコフ TwinCAT3 Extended Automation Engineering(XAE)
CKD 日機電装 AC サーボドライ NCR-HD□□□□□-□-□□□-□
CKD 日機電装 サーボモータ
(ダイレクトドライブτシリーズ)
注意
本書の接続手順および接続確認では、上記対象機器の中から 22項に記載された形式およびバー
ジョンの機器を使用しています。
22項に記載されたバージョンより古いバージョンの機器は使用できません。
上記対象機器の中から 5.2.項に記載されていない形式、あるいは 22項に記載されているバージ
ョンより新しいバージョンの機器を使用する場合は、取扱説明書などにより仕様上の差異を確認
のうえ、作業を行ってください。
参考
本書は通信確立までの接続手順について記載したものであり、接続手順以外の操作、設置、
配線方法、および機器の機能や動作に関しては記載しておりません。取扱説明書を参照するか、
機器メーカまでお問い合わせください。
参考
ドライバに接続可能なサーボモータに関しましては、弊社までお問い合わせください
対象機器とデバイス構成
デバイス構成
本書の接続手順を再現するための構成機器は以下のとおりです。
メーカ 名称 形式 バージョン
ベッコフ TwinCAT3 ExtendedAutomation
Engineering(XAE) Version 3.1
パソコン(OS:Windows7)
USB ケーブル
(USB2.0 準拠 Bコネクタ)
(各社)
Ethernet ケーブル
(産業用イーサネットコネ
タ付きケーブル)
CKD 日機電装 AC サーボドライ NCR-HD1201A-A-000 Rev.0x00000002
CKD 日機電装 サーボモータ NMR-SAEJA1A-101A
CKD 日機電装 ESI ファイル NikkiDensoNCR-HD Series.xml
CKD 日機電装 Data Editing Software Ver.1.5.1
USB ケーブル(mini-B)
注意
本項記載の ESI ファイルを事前に準備してください。ESI ファイルの入手方法は、弊社までお問い
合わせください
パソコン
(OS: Windows7)
NCR-HD1201A-A-000
NMR-SAEJA1A-101A
Ethernet
ケーブル
USB ケーブル
(mini-B)
TwinCAT3,
Data Editing Software
インストール済
対象機器とデバイス構成
注意
EtherCAT 通信を、他の Ethernet 通信の回線と共有しないでください
また、スイッチングハブなどの Ethernet 用機器を使用しないでください。
Ethernet ケーブルには、カテゴリ 5e 以上でアルミテープと編組で二重遮へいされたケーブルと、
カテゴリ5以上でシールド対応のコネクタを使用してください。
ケーブルのシールドは両端ともコネクタフードに接続してください。
注意
TwiCAT3 は「TwinCAT3 スタートガイド」(小冊)または「TwinCAT How to(インターネットサイト)
を参考にインストールを行ってください
EtherCAT の設定内容
EtherCAT
3 EtherCAT の設定内容
本書で設定する通信パラメータの仕様や設定内容を示します
EtherCAT の通信パラメータ設定
311 パラメータ
EtherCAT 通信に必要となるドライバのパラメータを以下に示します。
本項の設定は、431ハード設定」および「432パラメータ設定」で行います。
名称 設定項目 設定値
ドライバ ノードアドレス 1
312 PDO マッピング
EtherCAT 構成に必要となるドライバの PDO エントリ(オブジェクト)を以下に示します。
TwinCAT3 MC 命令には、特定のオブジェクトのみ使用できます。
注意
プロセスデータに割り付けていない PDO エントリは、不定値としPDO 通信されます。
このため、モーション制御機器の予期せぬ動作により、けがをする恐れがあります。
■出力(TwinCAT3→ドライバ)
■入力(TwinCAT3←ドライバ)
EtherCAT の設定内容
EtherCAT
313 モーション制御用デジタル入力
モーション制御を行うために、原点近傍などのデジタル入力(Digitalinputs)が必要になります。
デジタル入力を使用するためにドライバに設定する項目および入出力コネクタの設定を以下に示し
す。本書では、外部入力を接続しない状態で、異常にならない設定にして動作確認を行っています。
本項の設定は、43ドライバの設定」で行います。
CN1 ネクタの設定内容
CN1 信号名 設定値
設定内容
Digital
inputs
割り付け
制御入力信号1[DI4] EMG 常停止:信号 OFF 時、モータ駆動可能 Bit3
制御入力信号2[DI1] FOT 方向オーバートラベル:信OFF 時、駆動停止 Bit1
制御入力信号3[DI2] ROT 方向オーバートラベル:信OFF 時、駆動停止 Bit0
制御入力信号4[DI3] ZLS 点減速:信号 ON 時、原点近傍 Bit2
制御入力信号5[DI5] IN1 汎用入力1:信号 ON 時、ラッチ Bit17
デジタル入力は、ドライバの「CN1 コネクタ(制御入出力コネクタ)」を介して、「Digital inputs
オブジェクト」に割り付けられます。関連を以下に示します。
Digital inputs オブジェクト仕様
イン
デックス
サブイン
デックス 名称 データ
タイプ アクセス PDO
マッピング
EEPROM
への保存
60FD 0 Digitalinputs UDINT RO 不可
CN1 コネクタ割り付けと Digitalinputs オブジェクトの関連
ビット Digitalinputs CN1
割り付け 説明
0 逆方向オーバートラベル CN1-ピン 1
(DI1) 0:オ フ ()1:オ ン ()
1 正方向オーバートラベル CN1-ピン 2
(DI2) 0:オ フ ()1:オ ン ()
2 原点減速 CN1-ピン 3
(DI3) 0:オ フ ()1:オ ン ()
3 非常停止 CN1-ピン 4
(DI4) 0:オ フ ()1:オ ン ()
415 予約
16 エンコーダマーカ検 0:オ フ ()1:オ ン ()
17 汎用入力1 CN1-ピン 5
(DI5) 0:オ フ ()1:オ ン ()
18 汎用入力2 0:オ フ ()1:オ ン ()
1931 予約
EtherCAT の設定内容
EtherCAT
314 モーション制御軸
モーション制御に必要となるドライバの軸設定を以下に示します。
本項の設定は、443モーション制御用軸の確」で行います。
軸変数名 軸番号 TwinCAT3 上の表示
MC_Axis000 0 Axis1
315 PDO エントリの軸割り付け
モーション制御に必要となるドライバの軸設定詳細を以下に示します。
本項の設定は、443モーション制御用軸の確」で行います。
Axis1
EtherCAT の設定内容
EtherCAT
TwinCAT3 と通信パラメータの関係
EtherCAT 通信によるモーション制御を行うための処理の関係を以下に示します。
TwinCAT3 では、主に以下の設定を行います。
EtherCAT 構成・設定:モーション制御機器(ドライバ)TwinCAT3 EtherCAT 通信の設定
PDO マッピング設定:TwinCAT3 でモーション制御を行うためのデータ設定
モーション制御設定一軸設定:MC 命令で使用するための軸(MC_Axis000)用変数設定
動作確認プログラム作成:モーション制御機器を動作させるためのプログラム作成とタスク設定
PLC
MOTION
I/O
TwinCAT3 ランタイム
TwinCAT3 エンジニアリング
アクティベート
ESI ファイルの配置
EtherCAT の接続手順
EtherCAT
4 EtherCAT の接続手順
本章では、TwinCAT3 とドライバEtherCAT で接続し、MC 令でモーション制御機器を動作させる手順
について記載します。
EtherCAT の接続手順
EtherCAT
作業の流れ
EtherCAT を接続設定する手順は以下のとおりです。
TwinCAT3 の設定準備を行います。
TwinCAT3 を起動しオンライン接続します。
EtherCAT のポートの設定を行います。
TwinCAT3 にドライバ用 ESI ファイルを
インストールします。
ドライバの設定を行います。
ドライバのハードスイッチを設定し、各ケーブ
ルを接続します
ドライバのパラメータ設定を行います。
TwinCAT3 の設定を行います
TwinCAT3 EtherCAT ネットワーク構成を設定
します。
MC 機能モジュールで使用すPDO マッピングを
設定します。
MC 機能モジュールで使用する軸設定を行います
動作確認用のプログラムを作成します。
動作確認用プログラムをリビルドと
アクティベート(実行準備)を行います。
EtherCAT のネットワーク接続状態を確認します
EtherCAT 通信が正しく実行されていることを確
認します。
動作確認プログラムによりドライバが動作する
ことを確認します。
42 TwinCAT3 の設定準備
422 EtherCAT ポートの設定
423 ESI ファイルのインストール
43 ドライバの設定
431 ハード設定
421 TwinCAT3 の起動
432 パラメータ設定
441 TwinCAT3 の起動
442 PDO マッピングの確認
44 TwinCAT3 の設定
443 モーション制御用軸の確認
45 接続状態確認
444 動作確認プログラムの確認
445 動作確認用プログラムのリビル
ドとアクティベート
451 接続状態の確認
452 動作確認プログラムによる接続
確認
/