DR-70D 4-Channel Portable Recorder

Tascam DR-70D 4-Channel Portable Recorder, DR 70D, DR-70D 取扱説明書

  • こんにちは!TASCAM DR-70Dの取扱説明書の内容を理解しています。DR-70Dの使い方、機能、安全上の注意事項など、どんな質問にもお答えします。例えば、電源の入れ方、時計の設定方法、SDカードの使用方法、トラブルシューティングなど、お気軽にご質問ください。
  • DR-70Dの電源の入れ方は?
    内蔵時計の設定方法は?
    SDカードを挿入する方法は?
    DR-70Dをスタンバイ状態にするには?
TASCAM DR-70D
105
安全にお使いいただくために
製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への損害を
未然に防止するために、以下の注意事項をよくお読みください。
V
警告
以下の内容を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡ま
たは重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
P
ACアダプ
ターの電源
プラグをコ
ンセントか
ら抜く
万一、異常が起きたら
煙が出たり、変なにおいや音がするときは
機器の内部に異物や水などが入ったときは
この機器を落としたり、カバーを破損したときは
すぐに機器本体の電源を切り、必ずACアダプターの電源プラグをコンセ
ントから抜いてください。異常状態のまま使用すると、火災・感電の原
因となります。
販売店またはティアック修理センター(巻末に記載)に修理をご依頼く
ださい。
=
禁止
ACアダプターのコードを傷つけない
ACアダプターのコードの上に重い物をのせたり、コードを壁や棚との間
に挟み込んだり、本機の下敷きにしない
ACアダプターのコードを加工したり、無理に曲げたり、ねじったり、引
っ張ったり、熱器具に近づけて加熱したりしない
コードが傷んだまま使用すると火災・感電の原因となります。
万一、ACアダプターのコードが破損したら(芯線の露出、断線など)
販売店またはティアック修理センター(巻末に記載)をご依頼ください。
別売のACアダプターや電源コードを他の機器に使用しない
故障、火災、感電の原因となります。
交流100ボルト以外の電圧で使用しない
この機器を使用できるのは日本国内のみです。表示された電源電圧(交
流100ボルト)以外の電圧で使用しないでください。また、船舶などの
直流(DC)電源には接続しないでください。火災・感電の原因となります。
この機器の隙間などから内部に金属類や燃えやすい物などを差し込んだ
り、落としたりしない
火災・感電の原因となります。
航空機の離着陸時には使用しない
航空機の運航の安全に支障を及ぼす恐れがあるため、離着陸時の使用は
航空法令により制限されていますので、離着陸時は本機の電源をお切り
ください。
V
警告
以下の内容を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡ま
たは重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
N
指示
ACアダプターの電源プラグにほこりをためない
ACアダプターの電源プラグとコンセントの間にゴミやほこりが付着する
と、火災・感電の原因となります。定期的(年1回くらい)にACアダプ
ターの電源プラグを抜いて、乾いた布でゴミやほこりを取り除いてくだ
さい。
Y
分解禁止
この機器のカバーは絶対に外さない
カバーを外す、または改造すると、火災・感電の原因となります。
内部の点検・修理は販売店またはティアック修理センター(巻末に記載)
にご依頼ください。
この機器を改造しない
火災・感電の原因となります。
V
注意
以下の内容を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を
負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想
定される内容を示しています。
P
ACアダプ
ターの電源
プラグをコ
ンセントか
ら抜く
移動させる場合は、電源をオフ(スタンバイ状態)にし、必ずACアダプ
ターの電源プラグをコンセントから抜き、外部の接続コードを外す
コードが傷つき、火災・感電の原因や、引っ掛けてけがの原因になるこ
とがあります。
旅行などで長期間この機器を使用しないときやお手入れの際は、安全の
ため必ずACアダプターの電源プラグをコンセントから抜く
通電状態の放置やお手入れは、漏電や感電の原因となることがあります。
N
指示
オーディオ機器を接続する場合は、各々の機器の取扱説明書をよく読み、
電源を切り、説明にしたがって接続する
また、接続は指定のコードを使用する
電源を入れる前には、音量を最小にする
突然大きな音が出て、聴力障害などの原因となることがあります。また、
モニター機器などを破損する原因となることがあります。
この機器はコンセントの近くに設置し、ACアダプターの電源プラグは簡
単に手が届くようにする
異常が起きた場合は、すぐにACアダプターの電源プラグをコンセントか
ら抜いて、完全に電源が切れるようにしてください。
この機器には、別売の専用ACアダプターや電源コードを使用する
それ以外の物を使用すると、故障、火災、感電の原因となります。
取扱説明書
106
TASCAM DR-70D
V
注意
以下の内容を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を
負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想
定される内容を示しています。
=
禁止
ぐらついた台の上や傾いた所など不安定な場所に置かない
湿気やほこりの多い場所に置かない。風呂、シャワー室では使用しない
調理台や加湿器のそばなど油煙や湯気が当たる場所に置かない
火災・感電やけがの原因となることがあります。
ACアダプターの電源プラグを抜くときは、ACアダプターの電源コード
を引っ張らない
コードが傷つき、火災・感電の原因となることがあります。
必ずプラグを持って抜いてください。
O
禁止
濡れた手でACアダプターの電源プラグを抜き差ししない
感電の原因となることがあります。
V
注意
5年に1度は、機器内部の掃除を販売店またはティアック修理センター(巻
末に記載)にご相談ください。
内部にほこりがたまったまま、長い間掃除をしないと火災や故障の原因
となることがあります。特に、湿気の多くなる梅雨期の前に行うと、よ
り効果的です。なお、掃除費用については、ご相談ください。
電池の取り扱いについて
本機は、電池を使用しています。誤って使用すると、発熱、発火、液漏れなどを避
けるため、以下の注意事項を必ず守ってください。
V
警告
乾電池に関する警告
=
禁止
乾電池は絶対に充電しない
破裂、液漏れにより、火災・けがの原因となります。
V
警告
電池に関する警告
N
強制
電池を入れるときは、極性表示(プラスとマイナスの向き)に注意し、
電池ケースに表示されている通りに正しく入れる
間違えると電池の破裂、液漏れにより、火災・けがや周囲を汚損する原
因となることがあります。
長時間使用しないときは電池を取り出しておく
液が漏れて火災・けが、周囲を汚損する原因となることがあります。も
し液が漏れた場合は、電池ケースに付いた液をよく拭き取ってから新し
い電池を入れてください。また、万一漏れた液が身体に付いたときは、
水でよく洗い流してください。
V
警告
電池に関する警告
=
禁止
指定以外の電池は使用しない
新しい電池と古い電池、または種類の違う電池を混ぜて使用しない
破裂、液漏れにより、火災・けがや周囲を汚損することがあります。
炎天下の車内や暖房器具のそばなど、温度が高くなるところで保管しな
本体の変形によるショートや発火、故障、電池の劣化の原因となります。
V
注意
電池に関する注意
=
禁止
金属製の小物類と一緒に携帯、保管しない
ショートして液漏れや破裂などの原因となることがあります。
Y
分解禁止
分解しない
電池内の酸性物質により、皮膚や衣服を損傷する恐れがあります。
V
注意
保管や廃棄をする場合は、他の電池や金属の物と接触しないようにテー
プなどで端子を絶縁してください。
使い終わった電池は、電池に記載された廃棄方法、もしくは各市町村の
廃棄方法にしたがって捨ててください。
ここに記載されております製品に関する情報、諸データは、あくまで一例
を示すものであり、これらに関します第三者の知的財産権、およびその他
の権利に対して、権利侵害がないことの保証を示すものではございません。
従いまして、上記第三者の知的財産権の侵害の責任、またはこれらの製品
の使用により発生する責任につきましては、弊社はその責を負いかねます
のでご了承ください。
第三者の著作物は、個人として楽しむなどのほかは、著作権法上権利者に
無断で使用できません。装置の適正使用をお願いします。
弊社では、お客様による権利侵害行為につき一切の責任を負担致しません。
TASCAM DR-70D
107
はじめに
は、TASCAM DR-70Dを
いただきまして、誠にありがとうございます。
ご使用になる前に、この取扱説明書をよくお読
みになり、正しい取り扱い方法をご理解いただ
いた上で、末永くご愛用くださいますようお願
い申しあげます。お読みになったあとは、いつ
でも見られるところに保管してください。
また取扱説明書およびリファレンスマニュア
は、TASCAMの ウ ェ ト(http://
tascam.jp/)からダウンロードすることがで
きます。
本製品はアナログ・デバイセズ社製16/32
ビット Blackfin®組み込みプロセッサを搭載
し製品のデジタル信号処理と制御を行ってい
ます。
このBlackfiプロセッサを搭載することに
より製品の高性能化・省電力化を実現してい
ます。
リファレンスマニュアルについて
取扱説明書(本書)では、本機の各機能につい
て解説しています。各機能の詳細については
リファレンスマニュアルをご覧ください。
リファレンスマニュアルは、TASCAMのウェブ
サイトhttp://tascam.jp/)からダウンロー
ドすることができます。
目次
安全にお使いいただくために .................. 105
はじめに ..................................................... 107
本製品の構成 .............................................108
設置上の注意 .............................................108
結露について .............................................108
製品のお手入れ ......................................... 108
ユーザー登録について .............................. 108
アフターサービス...................................... 108
各部の名称 ................................................. 109
フロントパネル ......................................109
リアパネル .............................................. 109
左サイドパネル ......................................109
右サイドパネル ......................................109
トップパネル .......................................... 110
ボトムパネル .......................................... 110
ホーム画面 ................................................. 110
準備 .............................................................111
電源の準備 .............................................. 111
電源をオンにする .................................. 111
内蔵時計の設定 ......................................111
電源をオフ(スタンバイ状態)にする . . 111
SDカードを挿入する ............................112
カメラと接続する/
      カメラに取り付ける ....... 112
外部マイクとモニター用機器を
           接続する ....... 112
基本的な操作方法...................................... 113
メニュー構成 .......................................... 113
録音 .............................................................113
録音画面 .................................................. 113
メニュー構成 .......................................... 114
入力先を設定する .................................. 114
入力レベルを調節する ...........................114
リミッター機能を設定する ................... 115
ローカットフィルターを設定する ....... 115
録音形式について .................................. 116
録音する(MONO STEREO
           2MIX録音) ... 116
再生 .............................................................117
再生の音量を調節する ...........................117
再生する .................................................. 117
再生するファイルを選択する
          (スキップ) ....... 117
パソコンと接続する ..................................117
パソコンとUSB接続する...................... 117
パソコンへファイルを取り出す、
 パソコンからファイルを取り込む....117
パソコンとの接続を解除する ............... 117
各種設定および情報表示 .......................... 117
環境設定(SYSTEM) .......................... 117
こんなことをするには .............................. 118
メッセージ ................................................. 120
トラブルシューティング .......................... 121
仕様 .............................................................122
定格 .......................................................... 122
入出力 ......................................................122
オーディオ性能 ......................................122
録音時間 .................................................. 122
接続するパソコンの動作条件 ............... 123
一般 .......................................................... 123
108
TASCAM DR-70D
本製品の構成
本製品の構成は、以下の通りです。
梱包箱と梱包材は、後日輸送するときのため
に保管しておいてください。
付属品が不足している場合や輸送中の損傷が見
られる場合は、タスカムカスタマーサポート(巻
末に記載)までご連絡ください。
0
本体 x1
0
USBケーブル x1
0
取扱説明書(本書、保証書付き) x1
0
カメラ取り付け用
ブラケットねじ穴カバー x6
設置上の注意
0
動作保証温度は、摂氏0度〜 40度です。
0
次のような場所に設置しないでください
音質劣化の原因、または故障の原因となり
ます。
振動の多い場所
窓際などの直射日光が当たる場所
暖房器具のそばなど極端に温度が高い場所
極端に温度が低い場所
湿気の多い場所や風通しが悪い場所
ほこりの多い場所
直接雨などの水が当たる場所
0
パワーアンプなど熱を発生する機器の上に
本機を置かないでください。
0
本機の近くにパワーアンプなどの大型トラ
ンスを持つ機器がある場合にハム(うな
り)を誘導することがあります。この場合は、
この機器との間隔や方向を変えてください。
万一、販売店印の捺印やご購入日の記載が
無い場合は、無料修理保証の対象外になり
ますので、ご購入時のレシートなどご購入
・ご購入日が確認できるものを一緒に保
管してください。
0
保証期間はお買い上げ日より1年です。保証
期間中は、保証書に記載の無償修理規定によ
りティアック修理センターが修理いたします。
0
保証期間経過後、または保証書を提示され
ない場合の修理については、お買い上げの
販売店またはティアック修理センター(巻
末に記載)にご相談ください。修理によっ
て機能を維持できる場合は、お客様のご要
望により有償修理いたします。
0
万一、故障が発生した場合は使用を中止し
お買い上げの販売店またはティアック修理
センターまでご連絡ください。
修理を依頼される場合は、次の内容をお知ら
せください。
なお、本機の故障、もしくは不具合により
発生した付随的損害(録音内容などの補償)
の責については、ご容赦ください。
本機を使ったシステム内の記録メディアなど
の記憶内容を消失した場合の修復に関しては、
補償を含めて当社は責任を負いかねます。
i
型名、型番(DR-70D)
i
製造番号(Serial No.)
i
故障の症状(できるだけ詳しく)
i
お買い上げ年月日
i
お買い上げ販売店名
0
お問い合わせ先については、巻末をご参照
ください。
0
本機を廃棄する場合に必要となる収集費な
どの費用は、お客様のご負担になります。
0
テレビやラジオの近くで本機を動作させる
とテレビ画面に色むらが出る、またはラジ
オから雑音が出ることがあります。この場
合は、本機を遠ざけて使用してください。
0
携帯電話などの無線機器を本機の近くで使
用すると、着信時や発信時、通話時に本機
から雑音が出ることがあります。この場
合は、それらの機器を本機から遠ざけるか
もしくは電源を切ってください。
結露について
本機を寒い場所から暖かい場所へ移動したとき
や、寒い部屋を暖めた直後など、気温が急激に
変化すると結露を生じることがあります。結露
したときは、約1 2時間放置してから電源を
入れてお使いください。
製品のお手入れ
製品の汚れは、柔らかい乾いた布で拭いてくだ
さい。化学ぞうきん、ベンジン、シンナー、ア
ルコールなどで拭かないでください。表面を傷
める、または色落ちさせる原因となります。
ユーザー登録について
TASCAMのウェブサイトにて、オンラインで
のユーザー登録をお願いいたします。
http://tascam.jp/support/registration/
アフターサービス
0
この製品には、保証書が添付(裏表紙に記
載)されています。大切に保管してください。
TASCAM DR-70D
109
各部の名称
フロントパネル
1内蔵ステレオマイク
2フロントカバー
3電池ケース
4SDカードスロット
リアパネル
5ディスプレー
6DATAダイヤル(ENTER)
各種設定画面での項目の選択や値の変更を
行います。
7MENUボタン
81/Lつまみ/ PEAKインジケーター
92/Rつまみ/ PEAKインジケーター
02/7ボタン
q1/8ボタン
wDUALインジケーター
デュアル録音モード選択中に点灯します。
eRECインジケーター
録音中はインジケーターが赤色に点灯。
r録音(0)ボタン
t3/Lつまみ/ PEAKインジケーター
y4/Rつまみ/ PEAKインジケーター
u3//ボタン
i4/.ボタン
oSLATEボタン
スレートトーンを録音します。
左サイドパネル
メモ
外部機器のプラグを接続するときや使用中
には、プラグに無理な力を加えないでくだ
さい。機器を破損してしまう恐れがありま
すのでご注意ください。
pHOLD スイッチ
a1/L端子(XLR TRS)
s2/R端子(XLR TRS)
d3/L端子(XLR TRS)
右サイドパネル
メモ
ヘッドホンや外部機器のプラグを接続する
ときや使用中には、プラグに無理な力を加
えないでください。特に標準wミニ変換プ
ラグを使う場合は思わぬ力が加わり、機器
を破損してしまう恐れがありますのでご注
意ください。
f4/R端子(XLR TRS)
gMicroUSB端子
hEXTIN1/2端子
(φ3.5mmステレオミニジャック)
110
TASCAM DR-70D
jREMOTE端子
(φ2.5mmTRSジャック)
k IN端子
(φ3.5mmステレオミニジャック)
l OUT LINEOUT端子φ3.5mm
ステレオミニジャック)
;PHONES端子
(φ3.5mmステレオミニジャック)
zPHONESボリューム
トップパネル
xデジタル一眼レフカメラ取り付け用ブ
ラケット
cデジタル一眼レフカメラ取り付け用ネ
ジ(1/4インチ)
ボトムパネル
v三脚取り付け用穴(1/4インチ)
bビデオボス挿入穴(VIDEOPIN)
ホーム画面
再生中に表示される最も標準的な画面です。
注意
モニター機能がオンのときは、メーターや
アイコンなど表示の一部が録音画面に切り
換わります。
1レコーダーの状態表示
レコーダーの動作状況をアイコン表示しま
す。
表示 内容
8
停止中
9
一時停止中
7
再生中
,
早送り中
m
早戻し中
/
次のファイルの先頭にスキップ
.
現在または手前のファイルの先頭
にスキップ
2経過時間表示
現在のファイルの経過時間(時:分:秒)
を表示します。
3モニターモード表示
現在のモニター音の種類が表示されます。
表示 内容
MIX CH1-4のミックス音
CAM
IN
端子からの入力音
4オートトーン機能の設定状態表示
非表示 オートトーンオフ
オートトーンオン
5電源供給の状態表示
電池供給時は、電池残量に応じて目盛りが
10段階表示されます e e
)。
目盛り表示がなくなると が点滅し
電池切れのためにまもなく電源がオフ(ス
TASCAM DR-70D
111
タンバイ状態)になります。
用ACアー(TASCAM PS-
P515U)使用時およびUSBバスパワー供給
時は、 を表示します。
6レベルメーター
入力音または再生音のレベルを表示します。
7録音の設定状態表示
録音の設定オフ
録音の設定オン
8プロジェクト名表示
再生中のプロジェクト名を表示します。
プロジェクトとは、録音/再生するファイ
ルの一群のことをさします。
9残量時間表示
現在のファイルの残量時間(時:分:秒)
を表示します。
0HOLD / スイッチの設定状態
表示
ホールドスイッチ設定オフ
ホールドスイッチ設定オン
qピーク値のデシベル(dB)表示
一定時間ごとに、その期間の再生レベルの
最大値を、デシベル表示します。
準備
電源の準備
単3形電池で使用する
1.
フロントパネルのフロントカバーを開きま
す。
2.
電池ケース蓋にあるレバーを下側に引いて、
電池ケース蓋を開きます。
3.
電池ケース内の¥^の表示に合わせて、
単3形電池を4本セットします。
4.
電池ケース蓋を閉めます。
0
電池の残量表示や正常動作に必要な最低残
量の識別を正しく行うために “OTHERS”
メニューの “BATTERY TYPE” 項目で、使
用する電池の種類を設定してください(初
期値: “ALKAL” アルカリ乾電池)
電源をオンにする
電源がオフ(スタンバイ状態)時にHOLD
/ スイッチを「 」方向にスライドし、
“TASCAM DR-70D” (起動画面)が表示された
ら離します。
本機が起動してホーム画面が表示されます。
内蔵時計の設定
初回電源投入時(および電池が無い状態でしば
らく置いたため内蔵時計がリセットされたと
き)には、起動画面が表示される前に、日時を
設定する “DATE/TIME” 画面が表示されます。
電源をオフ(スタンバイ状態)にする
電源オン時にHOLD / スイッチを「
」方向にスライドし “LINEAR PCM
RECORDER” と表示されたら離します。
シャットダウン処理が実行されたあとに、電源
がオフ(スタンバイ状態)になります。
112
TASCAM DR-70D
SDカードを挿入する
1.
フロントパネルのフロントカバーを開きま
す。
2.
SDカードを図の方向にカチッと音がする
まで差し込みます。
カメラと接続する/カメラに取り付
ける
本機の音声をカメラに出力する、またはカメラ
からの音声を本機でモニターできるようにする
ためには、本機とデジタル一眼レフカメラを市
販のφ3.5mmステレオミニプラグケーブルを
使用して接続する必要があります。
1.
本機の音声をカメラで録音したい場合には、
右サイドパネルの OUT端とカメラ
の外部マイク入力端子を接続してください。
カメラからの音声を本機に入力してヘッド
ホンからモニターしたい場合には、右サイ
ドパネルの IN端子とカメラの音声出力
端子を接続してください。
デジタル一眼レフカメラ
音声出力端子
外部マイク入力端子
メモ
カメラ側の接続端子に関しては、カメラの
取扱説明書をご覧ください。
2.
カメラに出力される音量はMONITOR
SETTING画面のOUTPUT LEVEL
目で調節します。
3.
本機にカメラをマウントする場合は、トッ
プパネルのカメラ取り付け用ネジでカメラ
に取り付けます。
外部マイクとモニター用機器を接続
する
外部ステレオマイクを接続する場合は、右サイ
ドパネルのEXTIN1/2端子に接続してくださ
い。
ヘッドホンで聴く場合はPHONES端子にヘ
ッドホンを接続してください。
外部モニターシステム(パワードモニタース
ピーカーまたはアンプとスピーカー)で聴く
場合は、 OUT LINEOUT端子に外部モ
ニターシステムを接続してください。
ヘッドホンパワード
モニタースピーカー
または
アンプとスピーカー
外部マイク
TASCAM DR-70D
113
基本的な操作方法
1.
MENUボを押してMENU画面を
表示します。
2.
DATAダを回してメニュー項目を
選択(反転表示)しDATAダ
押すと各種設定画面に移動します。
3.
DATAダを回して、設定する項目
を選択(反転表示)します。
4.
DATAダイヤルを押すと、設定内容にカー
ソルが移動します(反転表示)
5.
DATAダを回して、設定を変更し
ます。
6.
同じメニュー内で別の項目を設定する場合
は、DATAダイヤルを押します。
設定項目選択状態に戻りますので、DATA
ダイヤルを回して設定したい項目を選択
(反転表示)します。
7.
必要に応じて手順3. 6.を繰り返し、各
項目を設定します。
8.
MENUボタンを押すと、 “MENU” 画面(ま
たは “OTHERS” 画面)に戻ります。1/8
ボタンを押すと、ホーム画面に戻ります。
メニュー構成
MENU
BASIC 録音の設定
MONITOR モニター出力の設定
INPUT 入力の設定
RECORD
録音フォーマットの
設定
SLATE
スレートトーンの設
MIC マイクの設定
BROWSE
カード内のファイル、
フォルダー操作
OTHERS サブメニューを表示
SYSTEM 本機の環境設定
BATTERY 電池の種類の設定
INFORMATION 情報表示
FILE NAME ファイル名の設定
DATE/TIME 日時の設定
REMOTE リモコンの設定
録音
録音画面
1レコーダー動作状態表示
レコーダーの動作状況をアイコン表示しま
す。
表示 内容
0
録音中
2録音経過時間
録音ファイルの経過時間(時:分:秒)を
表示します。
3モニターモード表示
現在のモニター音の種類が表示されます。
表示 内容
MIX CH1-4のミックス音
CAM
IN端子からの入力音
4オートトーン機能の設定状態表示
非表示 オートトーンオフ
オートトーンオン
114
TASCAM DR-70D
5レベルメーター
入力音のレベルを表示します。
6ファントム電源の設定状態表示
非表示 ファントム電源オフ
ファントム電源オン
7録音の設定状態表示
録音の設定オフ
録音の設定オン
8プロジェクト名表示
録音するファイルのプロジェクト名を表示
します。
9録音残時間
設定した録音モード、サンプリング周波数
録音フォーマットにおけるSDカードの残時
間(時:分:秒)を表示します。
0ローカットフィルターオン/オフ状態
表示
ローカットフィルターオフ
ローカットフィルターオン
qリミッター機能状態表示
リミッターオフ
リミッターオン
wHOLDスイッチの設定状態表示
ホールドスイッチ設定オフ
ホールドスイッチ設定オン
eピーク値のデシベル(dB)表示
入力レベルのピーク値をデシベル表示しま
す。
メニュー構成
“MENU” 画面の “BASIC” 項目でさまざまな設
定が行えます。
BASIC
RECORD 録音の設定
OFF, ON
PAN
L Rのバランス設定
(2MIX録音時のステレオ
ファイル、モニター出力に
反映されます)
LEFT 12 - CENTER -
RIGHT 12
GAIN 入力ゲインの設定
LOW, HIGH, HI+PLUS
INPUT 1/2
1/2チャンネルの入力端
子の設定
EXT_STEREO, EXT_
POWER, XLR/TRS
INPUT 3/4
3/4チャンネルの入力端
子の設定
MIC, XLR/TRS
入力先を設定する
1.
外部マイクをEXT IN1/2端、または
1/L端 2/R端 3/L端 4/R端
に接続します。
2.
MENUボを押して “MENU” 画面を
表示します。
3.
DATAダイヤルを回して “BASIC” 項目を選
(反転表示)し、DATAダイヤルを押します。
“BASIC” 画面が表示されます。
[“BASIC” 画面Ch1表示]
4.
DATAダイヤルを回して、 “INPUT 1/2”
目または “INPUT 3/4” 項目を選択(反転
表示)し、DATAダイヤルを押します。
5.
DATAダを回して、入力先を設定
します。
選択肢
INPUT 1/2: “EXT_STEREO” (初期値)
“EXT_POWER” “XLR/TRS”
INPUT 3/4: “MIC” (初期値) “XLR/TRS”
6.
設定が終了したらMENUボを押し
てホーム画面に戻ります。
入力レベルを調節する
1.
MENUボを押して “MENU” 画面を
表示します。
2.
DATAダイヤルを回して “BASIC” 項目を選
(反転表示)し、DATAダイヤルを押します。
“BASIC” 画面が表示されます。
3.
1/8ボタン 2/7ボタン 3//ボタ
4/.ボタンを押して、入力レベル
を調節するチャンネルを選択します。
4.
DATAダを回して選択したチャン
ネルの “GAIN” 項目を選択(反転表示)し、
DATAダイヤルを押します。
TASCAM DR-70D
115
[“BASIC” 画面Ch1表示]
5.
DATAダを回して、マイク入力ゲ
インを設定します。
選択肢 “LOW” (初期値) “HIGH” “HI+PLUS”
6.
必要に応じて、手順3. 5.を繰り返し
各チャンネルのマイク入力ゲインを設定し
ます。
7.
設定が終了したらMENUボを押し
てホーム画面に戻ります。
8.
フロントパネルの1/Lつ 2/Rつ
3/Lつ 4/Rつを使って
入力レベルを調節します。
レベルメーターには、−16dBの位置に
b の目印が付いています。この目印を
中心にレベルが変化し、かつ1/Lつまみ
2/Rつ 3/Lつ 4/Rつ
PEAKインジケーターが赤く点灯しないよ
うに入力レベルを設定してください。
リミッター機能を設定する
リミッター機能を使うと、入力レベルに応じて
本機のマイク入力ゲインが変化し、大きい音が
入力されても歪まないような録音レベルになり
ます。
1.
MENUボを押して “MENU” 画面を
表示します。
2.
DATAダイヤルを回して “INPUT” 項目を選
(反転表示)し、DATAダイヤルを押します。
“INPUT” 画面が表示されます。
3.
1/8ボタン 2/7ボタン 3//ボタ
4/.ボタンを押して、リミッター
機能を使うチャンネルを選択します。
4.
DATAダを回して選択したチャン
ネルの “LIMITER” 項目を選択(反転表示)
DATAダイヤルを押します。
[“INPUT” 画面Ch1表示]
5.
DATAダを回して、マイク入力時
のリミッター機能を設定します。
選択肢 内容
OFF(初期値) リミッター機能をオフ
MONO
選択したチャンネルのみ
リミッター機能をオン
LINK
選択したチャンネルと同
期するチャンネルの
リミッター機能をオン
6.
必要に応じて手順3. 5.を繰り返し、各チャ
ンネルのリミッター機能を設定します。
7.
設定が終了したらMENUボを押し
てホーム画面に戻ります。
ローカットフィルターを設定する
低域の雑音などをカットしたい場合は、ロー
カットフィルターを設定します。空調ノイズや
⽿障りな風切音などを低減することができます。
1.
MENUボを押して “MENU” 画面を
表示します。
2.
DATAダイヤルを回して “INPUT” 項目を選
(反転表示)し、DATAダイヤルを押します。
“INPUT” 画面が表示されます。
3.
1/8ボタン 2/7ボタン 3//ボタ
4/.ボタンを押して、ローカット
フィルターを使うチャンネルを選択します。
4.
DATAダを回して選択したチャン
ネルの “LOWCUT” 項目を選択(反転表示)
DATAダイヤルを押します。
[“INPUT” 画面Ch1表示]
5.
DATAダを回して、マイク入力時
のローカットフィルターのカットオフ周波
数を設定します。
選択肢 “OFF” (初期値) “40Hz”
“80Hz” “120Hz” “180Hz” “220Hz”
6.
必要に応じて、手順3. 5.を繰り返し
各チャンネルのローカットフィルターを設
定します。
7.
設定が終了したらMENUボを押し
てホーム画面に戻ります。
116
TASCAM DR-70D
録音形式について
本機では、作成されるファイルの形式を選択す
ることができます。
MONO録音
録音選択したチャンネルをモノラルファイルで
録音します。
録音選択したチャンネル分のファイルが作成さ
れます。
STEREO録音
ステレオファイルで録音します。
例)
1チャンネルを録音選択した場合、ステレオ
ファイル(2チャンネルは無音)が作成されます。
1、3チャンネルを録音選択した場合、ステレ
オファイル x22、4チャンネルは無音)と
なります。
2MIX録音
“BASIC” 画面で設定した入力音を、ステレオ
ファイルで作成します。
4チャンネル全てを録音選択していても、ステ
レオファイルとなります。
る(MONO STEREO
2MIX録音)
録音の設定をする
1.
MENUボを押して “MENU” 画面を
表示します。
2.
DATAダイヤルを回して “RECORD” 項目
を選択(反転表示)しDATAダ
を押します。
“RECORD SETTING” 画面が表示されま
す。
3.
DATAダイヤルを回して “FILE TYPE”
目を選択(反転表示)しDATAダ
を押します。
4.
DATAダを回して、録音形式を設
定します。
選択肢: “MONO” “STEREO” (初期値)
“2MIX”
5.
DATAダを押して、設定項目選択
状態に戻します。
6.
設定が終了したらMENUボを押し
てホーム画面に戻ります。
ファイルの保存先を設定する
1.
MENUボを押して “MENU” 画面を
表示します。
2.
DATAダを回して “BROWSE”
目を選択(反転表示)しDATAダ
を押します。
“BROWSE” 画面が表示されます。
3.
録音したファイルを保存するフォルダーを
“BROWSE” 画面内のフォルダーから選択
(反転表示)し、DATAダイヤルを押します。
ブラウズメニューがポップアップ表示され
ます。
4.
DATAダを回してSELECT
選択(反転表示)しDATAダ
押します。
5.
ホーム画面に戻り、選択したフォルダーが
録音したファイルを保存するフォルダーに
設定されます。
録音を開始する
1.
録音(0)ボタンを押して、録音を開始しま
す。
録音が始まるとRECインジケーターが点
灯し、ディスプレーには録音プロジェクト
名と、録音経過時間および録音残時間が表
示されます。
2.
録音を終了するには、録音(0)ボタンまた
1/8ボタンを押します。
TASCAM DR-70D
117
再生
再生の音量を調節する
OUT LINEOUT端から出力される音
量は、MONITOR SETTING画面のOUTPUT
LEVEL項目で調節します。
PHONES端 から出力される音量は
PHONES端子ボリュームを使って調節します。
再生する
ホーム画面で停止中に2/7ボタンを押すと
再生を始めます。
一時停止する
ホーム画面で再生中に1/8ボタンを押すと
その位置で再生を停止します(一時停止)
停止する
ホーム画面で再生中に1/8ボタンを押して一
時停止状態にし、再度1/8ボタンを押すと
ファイルの先頭に戻ります。(停止)
早戻し/早送りをする(サーチ)
ホーム画面で停止中または再生中に4/.
タンまたは3//ボタンを押し続けると、早
戻し/早送りサーチ再生を行います。
再生位置を移動する
ホーム画面で停止中、一時停止中または再生中
DATAダを回して、スレートトーン
を挿入した位置に移動することができます。
再生位置に移動後は、停止中または一時停止中
からは一時停止状態、再生中からは再生状態に
なります。
再生するファイルを選択する(ス
キップ)
ホーム画面で4/.ボタンまたは3//
タンを押して再生したいファイルを選択します。
ファイルの先頭で4/.ボタンを押すと1つ前
のファイルの先頭にスキップします。
ファイルの先頭または途中で3//ボタン
押すと、次のファイルへスキップします。
パソコンと接続する
本機のSDカードの中の音声ファイルをパソコ
ンに取り出したり、パソコンの中の音声ファイ
ルを本機に取り込んだりすることができます。
パソコンとUSB接続する
1.
本機をパソコンと付属のUSB ケーブルで
接続します。電源がオフの場合は、オンに
してください。
2.
“USB SELECT” 画面で、 “STORAGE”
選択しDATAダを押すと本機がパ
ソコンに接続され “USB connected”
表示されます。
3.
《コンピュータ》を開くと、パソコンのディ
スプレー上に本機が《DR-70D》(本機で
フォーマットした場合)というボリューム
ラベルの外部ドライブとして表示されます。
パソコンへファイルを取り出す、パ
ソコンからファイルを取り込む
前項目で表示された《DR-70D》ドライブ
をクリックすると《MUSIC》フォルダーと
《UTILITY》フォルダーが表示されます。
パソコンへファイルを取り出す場合は
《MUSIC》フォルダーを開き、パソコンに取
り出したいファイルを任意の場所にドラッグ&
ドロップします。
パソコンからファイルを取り込む場合は、パソ
コンの任意の音声ファイルを《MUSIC》フォ
ルダーにドラッグ&ドロップします。
パソコンとの接続を解除する
パソコンから本機を正しい手順で切り離してか
ら、USBケーブルを外します。
シャットダウン処理が実行されたあとに、電源
がオフになります。
パソコン側での接続解除方法については、パソ
コンの取扱説明書をご覧ください。
各種設定および情報表示
環境設定(SYSTEM)
本機を快適に使うためのさまざまな設定、初期
化やSDカードのフォーマットなどを行います。
1.
“MENU” w “OTHERS” w “SYSTEM”
メニュー項目を選択しDATAダ
を押します。
2.
各機能の項目で、必要な設定を行います。
118
TASCAM DR-70D
こんなことをするには
0
ボタン名称は、MENUのように表記します。
0
「ホーム画面からMENUボタンを押して、 “BASIC” メニューを選択し “RECORD” 項目を選択する」という操作を「ホーム画面 w MENU w
BASIC w “RECORD” 」のように表記します。
0
複雑な操作の場合は、全部の操作は表記されていません。詳細の操作方法は、リファレンスマニュアルを参照してください。
分類 こんなことをしたい 機能名称 操作方法、使用するボタン/説明
基本操作
ホーム画面に戻る
1/8
操作に迷ったらホーム画面に戻ってください。
録音する
録音(0)
設定した内容での録音を行います。
再生する
ホーム画面 w 2/7
表示(選択)されているファイルを再生します。
再生音量を調節する
PHONESボリュームMENU w “MONITOR” w “OUTPUT LEVEL”
ヘッドホン、スピーカーなどの音量を調節します。
再生するファイルを選択する
ホーム画面 w 4/. 3//
ファイル数が多い場合は、ブラウズ機能を使うと便利です。
録音
ファイルフォーマットを変更
する
ホーム画面 w MENU w “RECORD” w “FORMAT”
BWF形式またはWAV形式など、録音するファイル形式を指定します。
ローカットフィルターを設定
する
ローカットフィルター
機能
ホーム画面 w MENU w “INPUT” w “LOW CUT”
低音のノイズなどを排除する機能です。周波数を選択してください。
入力ゲインを設定する
ホーム画面 w MENU w “BASIC” w “GAIN”
入力ゲインを設定します。
入力レベルを手動で調節する
1/L 2/R 3/L 4/R
メーターを見ながら振り切れないよう録音レベルを調節してください。
入力レベルを自動で調節する リミッター機能
ホーム画面 w MENU wINPUTw “LIMITER”
録音レベルの変更はせず、大きい音だけ圧縮してレベルオーバーを防ぐ機能です。
録音補助
録音中に手動でファイルを切
り換える
マニュアルトラック
インクリメント
録音画面 w 3//
曲の変わり目など、違うファイルに切り換えて録音継続したい場合に操作してください。
スレート信号を挿入する
録音中 w SLATE
任意の位置で録音ファイルにスレート信号を挿入することができます。
TASCAM DR-70D
119
分類 こんなことをしたい 機能名称 操作方法、使用するボタン/説明
ファイル
操作
ファイルの情報を確認する
ホーム画面 w MENU w “BROWSE” w DATA w “INFO”
録音された日付やファイルサイズなどを確認することができます。
ファイルを削除する
ホーム画面 w MENU w “BROWSE” w DATA w “DELETE”
不要なファイルを削除できます。
フォルダー内のファイルを
一括で削除する
ホーム画面 w MENU w “BROWSE” w DATA w “ALL DEL”
フォルダー内にある全てのファイルを一括で削除できます。
本体設定
日時を設定する
ホーム画面 w MENU w “OTHERS” w “DATE/TIME”
ファイルに書き込まれる録音日付などに使われる内蔵時計を設定します。
プラグインパワーをオンにす
ホーム画面 w MENU wBASICw “INPUT 1/2 SELECT” w “EXT POWER”
EXTIN1/2端子にプラグインパワーが必要な外部マイクを使用する場合に設定
します。
本体やカードの情報を確認す
ホーム画面 w MENU w “OTHERS” w “INFORMATION”
本体ファームウェアのバージョンや、カードの残り容量などを確認できます。
電源のオートパワーセーブ機
能の設定を変更する
オートパワーセーブ機能
ホーム画面 w MENU w “OTHERS” w “SYSTEM” w “AUTO PWR SAVE”
無操作時に自動で電源をオフにする機能です。
バックライトの設定を変更す
ホーム画面 w MENU w “OTHERS” w “SYSTEM” w “BACKLIGHT”
ディスプレーのバックライトに関する設定をします。
ディスプレーのコントラスト
調節を変更する
ホーム画面 w MENU w “OTHERS” w “SYSTEM” w “CONTRAST”
ディスプレーの文字表示の濃さを設定します。
電池の種類を設定する
ホーム画面 w MENU w “OTHERS” w “BATTERY”
使用している電池の種類を選択します。残量表示の正確性に影響します。
ファントム電源の電圧値を設
定する
ホーム画面 w MENU w “MIC” w “PHANTOM VOLT”
ファントム電源の電圧値を設定します。
本体を初期設定に戻す イニシャライズ機能
ホーム画面 w MENU w “OTHERS” w “SYSTEM” w “INITIALIZE”
全ての設定を工場出荷時に戻します。
SDカードをフォーマットす
フォーマット機能
ホーム画面 w MENU w “OTHERS” w “SYSTEM” w “FORMAT”
カード初期化機能です。
本体設定 ファイル名の形式を設定する
ホーム画面 w MENU w “OTHERS” w “FILE NAME”
自動で付与されるファイル名の文字を変更できます。
120
TASCAM DR-70D
メッセージ
以下にポップアップメッセージの一覧表を示します。
DR-70Dでは、状況に応じてポップアップメッセージが表示されますが、
それぞれのメッセージの内容を知りたいとき、および対処方法を知りた
いときにこの表をご覧ください。
メッセージ 内容と対処方法
Battery Empty 電池の残量がありません。電池を交換してください。
Card Error
SDカードを正常に認識できません。カードを交換
してください。
Card Full
SDカードの残容量がありません。不要なファイル
を削除するかパソコンへ移動してください。
File Full
フォルダーとファイルの総数が制限値(5000個)
を超えました。不要なフォルダーやファイルを削除
するかパソコンへ移動してください。
File Not Found
ファイルが見つからないか、ファイルが壊れている可
能性があります。対象のファイルを確認してください。
File Not Found
Make Sys File
本機を使用するために必要なシステムファイルがあ
りません。このメッセージが表示されている状態で
DATAダイヤルを押すと、システムファイルが作ら
れます。
File Protected 読み取り専用ファイルのため、削除できません。
Format Error
Format CARD
SDカードが正常にフォーマットされていないか、
SDカードが壊れている可能性があります。このメ
ッセージは、USB接続したパソコンでフォーマット
した場合や未フォーマットのカードを挿入した場合
にも表示されます。
フォーマットは、必ずDR-70D本体で行ってくださ
い。SDカードを交換するか、このメッセージが表
示されている状態でDATAダイヤルを押すと、フォ
ーマットが実行されます。
フォーマットが実行されるとSDカード内のデータ
は、全て消去されます。
Invalid Card
Change Card
SDカードが正常でない可能性があります。SDカー
ドを交換してください。
メッセージ 内容と対処方法
Invalid SysFile
Make Sys File
本機を使用するために必要なシステムファイルが正
常でありません。このメッセージが表示されている
状態でDATAダイヤルを押すと、新しいシステムフ
ァイルが作られます。
Layer too Deep
フォルダーは、2階層までです。このフォルダー内
に新たなフォルダーを作成することはできません。
MBR Error Init
CARD
SDカードが正常にフォーマットされていないか、
SDカードが壊れている可能性があります。SDカー
ドを交換するか、このメッセージが表示されている
状態でDATAダイヤルを押すと、フォーマットが実
行されます。
フォーマットが実行されるとSDカード内のデータ
は、全て消去されます。
No Card
SDカードがセットされていません。録音可能なSD
カードを挿入してください。
No PB File
再生可能なファイルがありません。ファイルが壊れ
ている可能性があります。
Non-Supported
ファイル形式がサポート対象外です。取り扱い可能
なファイル形式については、リファレンスマニュア
ルの「パソコンと接続する」をご覧ください。
Switched To
Internal Battery
電源供給がUSBバスパワーから内部電池に切り替わ
りました。
Write Timeout
SDカードへの書き込みが間に合いませんでした。
ファイルをパソコンへバックアップの上、フォーマ
ットを実行してください。
Not Possible
Check
INPUT3/4
設定を変更できません。
INPUT 3/4の設定を確認してください。
Not Possible
Check Rec Chs.
設定を変更できません。
録音チャンネルを確認してください。
Not Possible
Set DUAL-REC
OFF
設定を変更できません。
DUAL RECモードをオフにしてください。
TASCAM DR-70D
121
メッセージ 内容と対処方法
No Rec
Channels
Selected
録音チャンネルが選択されていません(全てオフに
なっています)。
その他のエラーが出た場合は、本体の電源を入れ直してください。
トラブルシューティング
本機の動作がおかしいときは、修理を依頼する前にもう一度、下記の点
検を行ってください。それでも改善しないときは、お買い上げ店または
ティアック修理センター(巻末に記載)にご連絡ください。
電源が入らない。
0
電池が消耗していませんか?
0
電池の¥^を間違ってセットしていませんか?
0
別売の専用ACアダプター(TASCAM PS-P515U)の電源プラグお
よびUSBコネクターがしっかりと差し込まれていますか?
0
USBバスパワー接続しているときに、USBケーブルがしっかりと差
し込まれていますか?
0
USBバスパワー接続しているときに、USBハブを使用していませんか?
電源が自動的に切れてしまう。
オートパワーセーブ機能が設定されていませんか?(wリファレンスマ
ニュアルの「各種設定および情報表示」の「電源のオートパワーセーブ
機能の設定」
i
本機は欧州待機時電力規制(ErP)に対応しているため、ACアダプ
ター・電池使用時にかかわらずオートパワーセーブ機能が動作します。
オートパワーセーブ機能を使用したくないときは「OFF」に設定して
ください(工場出荷時には「30分」に設定されています)
本体で操作できない。
0
HOLD / スイッチが「HOLD」にセットされていませんか?
0
USB接続(USB Connected)になっていませんか?
SDカードを認識しない。
0
SDカードがしっかりと挿入されているか確認してください。
再生できない。
0
WAVファイルの場合は、本機が対応しているサンプリング周波数で
あるかどうかを確認してください。
音が出ない。
0
モニターシステムは、きちんと接続されていますか?
0
モニターシステムの音量が最小になっていませんか?
0
本機の出力レベル設定が最小になっていませんか?
録音できない。
0
接続をもう一度確認してください。
0
入力設定をもう一度確認してください。
0
入力レベルが低くなっていませんか?
0
SDカード容量がいっぱいになっていませんか?
0
ファイル数が最大数に達していませんか?
入力レベルが低い。
0
入力レベル設定が低くなっていませんか?
0
接続した外部機器の出力レベルが低くなっていませんか?
録音しようとする音が歪んで聴こえる。
0
入力レベルの設定が大きすぎませんか?
入力つまみを回してもPEAKインジケーターが消灯しない。
0
本機に入力する音源のボリュームを下げてください。
ファイルが消去できない。
0
パソコンで読み取り専用に設定したファイルをコピーしたものを消去
しようとしていませんか?
パソコン上に本機のファイルが表示されない。
0
本機がUSB端子経由でパソコンに接続されていますか?
0
USBハブを使っていませんか?
0
本機が録音中になっていませんか?
122
TASCAM DR-70D
仕様
定格
記録メディア
SDカード(64MB 2GB)、SDHCカード(4GB 32GB)
SDXCカード(48GB 128GB)
録音再生フォーマット
WAV :44.1k/48k/96kHz、16/24ビット
BWF :44.1k/48k/96kHz、16/24ビット
チャンネル数
最大4チャンネル(ステレオ x2、モノラル x4)
入出力
1/L端子、2/R端子、3/L端子、4/R端子(ファントム電源対応)
コネクター: XLR-3-31、φ6.3mm(1/4”)TRS標準ジャック
EXTIN1/2端子(プラグインパワー対応)
コネクター:φ3.5mm(1/8”)ステレオミニジャック
IN端子
コネクター:φ3.5mm(1/8”)ステレオミニジャック
PHONES端子
コネクター:φ3.5mm(1/8”)ステレオミニジャック
OUT LINEOUT端子
コネクター:φ3.5mm(1/8”)ステレオミニジャック
USB端子
コネクター:micro-B タイプ
フォーマット:USB2.0 HIGH SPEED マスストレージクラス
REMOTE端子
コネクター:φ2.5mm TRSジャック
オーディオ性能
周波数特性
20-20kHz +0.5/−2dB
(LINE IN or MIC IN to LINE OUT、Fs44.1k/48kHz、JEITA)
20-40kHz +0.5/−3dB
(LINE IN or MIC IN to LINE OUT、Fs96kHz、JEITA)
歪率
0.02%以下 (LINE IN or MIC IN to LINE OUT、
Fs44.1k/48k/96kHz、JEITA)
S/N比
92dB以上 (LINE IN or MIC IN to LINE OUT、
Fs44.1k/48k/96kHz、JEITA)
等価入力雑音
−120dBu以下
注)JEITA:JEITA CP-2150準拠
録音時間
ファイルフォーマット(録音時の設定)
SDHCカード容量
4GB
WAV BWF 16ビット(STEREO) 44.1kHz 6時間44分
WAV BWF 24ビット(STEREO) 96kHz 2時間04分
0
上記録音時間は目安です。ご使用のSD SDHC SDXCカードに
より異なる場合があります。
0
上記録音時間は連続録音時間ではなく、SD SDHC SDXCカー
ドに可能な録音合計時間です。
0
WAV形式のMONO録音の場合は、上記録音時間の約2倍の時間とな
ります。
0
WAV BWF形式のデュアル録音/ 4チャンネル録音の場合は、上
記録音時間の約半分の時間となります。
TASCAM DR-70D
123
接続するパソコンの動作条件
最新の対応OS状況についてはTASCAMのウェブサイトhttp://
tascam.jp/)ご確認ください。
サポートOS
Windows Windows XP、Windows Vista、Windows 7、
Windows 8(8.1を含む)
Mac :Mac OS X 10.2以上
一般
電源
単3形電池4本(アルカリ乾電池またはニッケル水素電池)
パソコンからのUSBバスパワー
専用ACアダプター(TASCAM PS-P515U、別売)
専用外付けバッテリーパック(TASCAM BP-6AA、別売)
消費電力
5.0W(最大時)
電池持続時間(連続使用時)
0
アルカリ乾電池(EVOLTA)使用時
フォーマット 持続時間 備考
2ch WAV、44.1kHz、
16bitで録音
約6時間00分
XLR/TRS入力選択
(ファントム未使用)時
2ch WAV、44.1kHz、
16bitで録音
約11時間00分 3/4MIC入力選択時
0
ニッケル水素電池(eneloop)使用時
フォーマット 持続時間 備考
2ch WAV、44.1kHz、
16bitで録音
約6時間15分
XLR/TRS入力選択
(ファントム未使用)時
2ch WAV、44.1kHz、
16bitで録音
約10時間30分 3/4MIC入力選択時
メモ
ファントム電源を使用時には、ご使用になるマイクにより持続時間が
短くなる場合があります。
外形寸法
169 x 55.2 x 106.5mm
(幅 x 高さ x 奥行き、上部アダプター取り付け状態)
質量
625g 530g(電池を含む/電池を含まず)
動作温度
0 40℃
0
取扱説明書のイラストが一部製品と異なる場合があります。
0
製品の改善により、仕様および外観が予告なく変更することがありま
す。
0
詳細仕様は、リファレンスマニュアルに掲載しています。
124
TASCAM DR-70D
〒206-8530 東京都多摩市落合1-47
この製品の取り扱いなどに関するお問い合わせは
タスカムカスタマーサポート 〒206-8530 東京都多摩市落合1-47
0570-000-809
一般電話・公衆電話からは市内通話料金でご利用いただけます。
受付時間は、10:00 12:00 13:00 17:00 です。(土祝日弊社指定休日を除く)
0
ナビダイヤルがご利用いただけない場合
電話:042-356-9137 FAX:042-356-9185
故障・修理や保守についてのお問い合わせは
ティアック修理センター 〒358-0026 埼玉県入間市小谷田858
0570-000-501
一般電話・公衆電話からは市内通話料金でご利用いただけます。
受付時間は、9:30 17:00です。(土・日・祝日・弊社指定休日を除く)
0
ナビダイヤルがご利用いただけない場合
電話:04-2901-1033 FAX:04-2901-1036
■ 住所や電話番号は、予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
リファレンスマニュアルに関して
取扱説明書(本書)では、本機の各機能について解説しています。各機能の詳細については
リファレンスマニュアルをご覧ください。
リファレンスマニュアルは、TASCAMのウェブサイト(http://tascam.jp/)からダウンロー
ドすることができます。
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