(日本語)
JA
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3M MLS II 装置インジェクターのクリーニングに関する詳細については、3M MLS II のユーザーマニュアルを参照してください。
b. 3M MLS II装置インジェクターラインへの試薬のプライミング
重 要:試薬コントロールアッセイとUHTアッセイの開始前に、必ずすべての試薬(水和したATPアーゼ、抽出剤、水和したLL1)を室
温 (20-25°C) に戻します。
1. ATP非含有水の入ったバイアルを、水和したATPアーゼ(インジェクターA上)、抽出剤(インジェクターB上)、水和したLL1
(インジェクターC上)と交換します。ゴム栓とキャップは、後で保管する際にバイアルを再封できるよう保管しておきます。
2. 3M MLS II ソフトウェアで 「Actual」 タブを開き、[Prime Assay] を 実 行 し ま す 。
3M MLS II 装置のプライミングに関する詳細については、3M MLS II ユーザーマニュアルを参照してください。
注:試薬コントロールアッセイと乳製品用スクリーニングアッセイの実行前に、インジェクターをプライミングして、装置のインジェ
クターと試薬チューブが3M MLS UHT 乳製品用スクリーンキット試薬で充填されているか確認する必要があります。上記に従わ
ない場合、偽陰性または偽陽性が検出されることがあります。上記に従わない場合、偽陰性または偽陽性が検出されることがあ
り ま す 。
c. 試薬コントロールアッセイの実行
製品検査前には試薬コントロールアッセイを実行して、3M MLS II 装置と試薬が適切に機能することを確認することを常に推奨
します。試薬コントロールアッセイとATP試薬の水和に関する詳細については、3M MLS ATP 試薬コントロールまたは3M クリーン
トレース表面ポジティブコントロール (ATP10) の使用説明書を参照してください。
1. 3M マイクロウェルストリップホルダーに3M MLS マイクロウェルストリップ(6ウェル以上必要です)を設置します。3M MLS マ
イクロウェルプレートを3M MLS マイクロウェルストリップの代わりに使用することもできます。
2. 水和したATP試薬(ATP10または3004、表2を参照)50 μLを、ピペットで最後の4ウェル (C1、D1、E1、F1) の底に分 注 し ま す 。ウ
ェルA1とB1は空にしておいてください。
3. 3M MLS II ソフトウェアで 「Actual」 タブを開き、[Reagent Control Assay] を実行します。
試薬コントロールアッセイと結果の解釈に関する詳細については、3M MLS ATP 試薬コントロールまたは3M クリーントレース表
面ポジティブコントロール (ATP10) の使用説明書を参照してください。
UHTアッセイの実行
1. 均一になるよう、初期状態である未開封の容器中で増菌した飲料を振盪します。
2. 増菌した飲料50 µLを無菌的にマイクロピペットで取り、検体を3M MLS マイクロウェルプレートのウェルの底に分注します
(アッセイの数が少ない場合は、3M MLS マイクロウェルストリップを使用することもできます)。
注。正確な測定結果が得られるよう、慎重に検体をピペッティングしてください。検体をウェルの壁に付着するように分注すると、
測定結果が不正確になる場合があります。検体は必ずピペットで直接ウェルの底に 分 注 し て く だ さ い 。
3. 検体ごとに新しいピペットチップを使用してこの手順を繰り返します。A1列からH1列、A2列からH2列など、列の順序に従って
検体を分注することを推奨します。
4. 3M MLS II ソフトウェアで 「Actual」 タブを開き、[UHT Assay.V1] を 選 択 し ま す 。
5. 必要な場合は、3M MLS UHT 乳製品用スクリーンキットのロット情報を入力して、[OK] をクリックします。
6. 「Actual」 タブに表示された(未選択のウェルは分析されません)96ウェルのグリッドで、分析対象の検体の入ったウェルを
選択します。
7. 「Start」 をクリックします。
8. 「Load Plate」 情報(アッセイのファイル名)を入力します。
9. 検体の入った3M MLS マイクロウェルプレートを3M MLS II 装置のプレートキャリアに慎重に置きます。必ず [A1] ウェルがプ
レートキャリアの左隅、つまりユーザーに向かって手前に位置するようにしてください。
10. [OK] を ク リ ッ ク す る と 、ア ッ セ イ が 開 始 さ れ ま す 。
11. アッセイが完了したら、3M MLS マイクロウェルプレートを3M MLS II 装置から取り出し、現行の産業基準に従ってプレートを
廃 棄 し ま す 。