CKD PD3-65A/80A・PDV3-65A/80Aシリーズ ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
SM
SMSM
SM-
--
-50768
5076850768
50768
取 扱 説 明 書
取 扱 説 明 書取 扱 説 明 書
取 扱 説 明 書
大口径
口径口径
口径パルスジェットバルブ
パルスジェットバルブパルスジェットバルブ
パルスジェットバルブ
PD
PDPD
PD3
33
3-
--
-65A
65A65A
65A
・80A
80A80A
80A
PD
PDPD
PDV3
V3V3
V3-
--
-65A
65A65A
65A
・80A
80A80A
80A
●製品をお使いになる前に、この取扱説明書を
必ずお読みください。
●特に安全に関する記述は、注意深くお読
ください。
●この取扱説明書は必要な時にすぐに取り出し
読めるように大切に保管してください。
第1版
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5076850768
50768
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本製品
本製品本製品
本製品
安全
安全安全
安全にご
にごにご
にご使用
使用使用
使用いただくために
いただくためいただくため
いただくため
当社製品を使用した装置を設計製作される場合には、装置の機械機構と空気圧制御回路とこれらをコントロ
ールする電気制御によって運転されるシステムの安全性が確保できる事をチェックして安全な装置を製作
る義務があります。
当社製品を安全にご使用いただくためには、製品の選定及び使用と取扱い、ならびに適切な保全管理が
要です。
装置の安全性確保のために、警告、注意事項を必ず守ってください。
なお、装置における安全性が確保できることをチェックして安全な装置を製作されるようにお願い申し上げま
す。
.本製品
本製品本製品
本製品は
、一般産業
一般産業一般産業
一般産業機械用装
機械用装置機械用装置
機械用装置
・部品
部品部品
部品として
としてとして
として設計
設計設計
設計
、製造
製造製造
製造されたものです
されたものですされたものです
されたものです
よって
よってよって
よって
、取
取り
り扱
いは
いはいは
いは充分
充分充分
充分な
な知
知識知識
知識
と経験
経験経験
経験を
持っ
ったった
った
人が
が行
行ってください
ってくださいってください
ってください
.製品
製品製品
製品の
の仕様範囲内
仕様範囲内仕様範囲内
仕様範囲内でのご
でのごでのご
でのご使用
使用使用
使用を
必ずお
ずおずお
ずお守
守りください
りくださいりください
りください
固有使せんや追加工は絶
い。
なお、本製品は一般産業用装置・部品での使用を適用範囲としておりますので、屋外での使用、およ
び次に示すような条件や環境で使用する場合には適用外とさせていただきます。
(ただし、ご採用に際し当社にご相談いただき、当社製品の仕様をご了解いただいた場合は適用とな
りますが、万一故障があっても危険を回避する安全対策を講じてください。)
原子力・鉄道・航空・船舶・車両・医療機械・飲料・食品などに直接触れる機器や用途、娯楽機器・
緊急遮断回路・プレス機械・ブレーキ回路・安全対策用など、安全性が要求される用途への使用。
人や財産に大きな影響が予想され、特に安全が要求される用途への使用。
.装置設計
装置設計装置設計
装置設計・
・管理
管理等管理等
管理等
に関
わる
わるわる
わる安全性
安全性安全性
安全性については
についてはについては
については
、団体規格
団体規格団体規格
団体規格、
法規等
法規等法規等
法規等を
を必
必ずお
ずおずお
ずお守
りください
りくださいりください
りください
ISO4414、 JIS B 8370(空気圧システム通則)
JFPS2008(空気圧シリンダの選定及び使用の指針)
高圧ガス保安法、労働安全衛生法およびその他の安全規則、団体規格、法規など。
安全
安全安全
安全
確認
確認確認
確認るまでは
するまではするまでは
するまでは
本製品
本製品本製品
本製品
の取
いおよ
いおよびいおよび
いおよび
配管配管
配管
機器
機器機器
機器
り外
しを
しをしを
しを
絶対絶対
絶対
に行
わない
わないわない
わない
でください
でくださいでください
でください
機械・装置の点検や整備は、本製品が関わる全てのシステムにおいて安全であることを確認してから
行ってください。
運転停止時も、高温部や充電部が存在する可能性がありますので、注意して行ってください。
機器の点検や整備については、エネルギー源である供給空気や供給水、該当する設備の電源を遮
断し、システム内の圧縮空気は排気し、水漏れ・漏電に注意して行ってください。
空気圧機器を使用した機械・装置を起動または再起動する場合、飛び出し防止処置等システムの安
全が確保されているか確認し、注意して行ってください
.事故防止
事故防止事故防止
事故防止のために
のためにのために
のために必
必ず
、次頁以降
次頁以降次頁以降
次頁以降の
の警告及
警告及警告及
警告及び
び注意事
注意事項注意事項
注意事項をお
をおをお
をお
守りください
りくださいりください
りください。
警告
警告警告
警告
SM
SMSM
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5076850768
50768
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ここにここに
ここ
したした
した事項
注意事項注意事項
注意事項
では
では
安全意事
安全意事安全意事
安全意事
ランランク
ラン
危険危険
危険」「
」「」「
」「警告
警告警告
警告
」「」「
」「
注意注意
注意
して
としとし
とし
区別区別
区別して
してあしてあ
してあ
ります
りますります
ります
取りに、傷をう危とが
定され、かつ危険発生時の緊急性(切迫の度合い)が高い限定的な場合。
取り扱いを誤った場合に、死亡または重傷を負う危険を生じることが想定される場
合。
取り扱いを誤った場合に、軽傷を負うかまたは物的損害のみが発生する危険な
状態が生じることが想定される場合。
なお、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性があります。
いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
保証
保証保証
保証
に関
する
するする
する注意事項
注意事項注意事項
注意事項
保証期間
保証期間保証期間
保証期間
当社製品の保証期間は、貴社のご指定場所への納入後 1 年間といたします。
保証範囲
保証範囲保証範囲
保証範囲
上記保証期間中に明らかに当社の責任と認められる故障を生じた場合、本製品の代替品または必要な
交換部品の無償提供、または当社工場での修理を無償で行わせていただきます。
ただし、次の項目に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させていただきます。
カタログまたは仕様書に記載されている以外の条件・環境での取扱いならびにご使用の場
故障の原因が本製品以外の事由による場合
製品本来の使い方以外の使用による場合
当社が関わっていない改造または修理が原因の場合
納入当時に実用化されていた技術では予見できない事由に起因する場合
天災、災害など当社の責でない原因による場
なお、ここでいう保証は、納入品単体に関するものであり、納入品の不具合により誘発される損害について
は除外させていただきます。
適合性
適合性適合性
適合性の
の確
確認確認
確認
お客様が使用されるシステム、機械、装置への当社製品の適合性は、お客様自身の責任でご確認くだ
さい。
危険
危険危険
危険
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
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5076850768
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目次
目次目次
目次
包装
包装包装
包装の
の解
解き
……………………………………………………… 4
設置方法
設置方法設置方法
設置方法
2.1 設置環境 ……………………………………………………… 4
2.2 設置方法 ……………………………………………………… 5
2.3 配管方法 ……………………………………………………… 5
2.4 配線方法(電磁弁搭載形) …………………………………… 8
使用前
使用前使用前
使用前の
の確認
確認確認
確認
(施工後
施工後施工後
施工後の
の確認
確認確認
確認)
3.1 外観の確認 …………………………………………………… 10
3.2 漏れの確認 …………………………………………………… 10
3.3 電気の確認(電磁弁搭載形) ………………………………… 10
適切
適切適切
適切な
使用方法
使用方法使用方法
使用方法
4.1 使用上の注意 ………………………………………………… 11
4.2 分解手順 ……………………………………………………… 12
4.3 組立手順 ……………………………………………………… 12
保守
保守保守
保守
5.1 保守・点検 ……………………………………………………… 13
5.2 保守部品 ……………………………………………………… 13
故障
故障故障
故障と
と対策
対策対策
対策
……………………………………………………………… 13
製品仕様
製品仕様製品仕様
製品仕様および
およびおよび
および形番表示方法
形番表示方法形番表示方法
形番表示方法
……………………………………… 15
内部構造図
内部構造図内部構造図
内部構造図および
およびおよび
および作動説明
作動説明作動説明
作動説明
8.1 内部構造図 …………………………………………………… 17
8.2 作動説明 ……………………………………………………… 19
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1.包装の解き方
配管実施寸前まで包装袋は、外さないでください。
り、故障、誤作動などの原因になります。
(1) ご注文の製品形番と製品銘板の形番が同一であることを、確認してください。
(2) 外観に損傷を受けていないことを、確認してください。
(3) 保管時は、弁の内部に異物が入らないように個装箱のまま保管していただき、配管時に箱から取り出して
ください。
2.設置方法
指定様外での使、特殊途の場合は、様にてご相
ださい。
2.1 設置環境
a) 周囲に塵埃などが多い場合は保護してください。
周囲に塵埃などが多い場合は、排気ポートにサイレンサまたはエル
ボ継手を下向き取り付けて塵埃が入らないように保護してください。
b) 腐蝕性ガスおよび構成材料を侵すような雰囲気では使用しないでくだ
さい。
c) 振動・衝撃
振動や衝撃の無い場所にてご使用ください。
d) 多湿環境は温度変化により結露を生じることがありますのでお避けくだ
さい。
(1) 屋外仕様
エアオペレイト形は屋外で使用可能です。但し、パイロット排気ポート部に水が溜まると不具合が生じる恐れ
があるため、パイロット排気ポートが下側になるように設置する、またはカバーやパネル内に設置するなどして
保護してください。
電磁弁搭載形は屋外で使用できません。カバーやパネル内に設置するなどして保護してください。
(2) 寒冷地
寒冷地使用の場合、適切な凍結対策をしてください。
(3) 腐食性環境
流体及び周囲に腐食性ガスや爆発性ガスがある雰囲気では使わないでください。
集塵装置の処理ガス中に腐食性ガスが含まれている場合、バルブへ腐食性ガスが回り込まないようにし
ください。万一、腐食性ガスが回り込んだときのために、OUT ポート部に結露が溜まらないように OUT ポート
を下向きに配管していただくと共に、酸露点腐食を避けるため適切な結露対策を実施してください。
(4) 振動
振動が 4.3G 以上かかる場所での使用はできません。4.3G 未満の場所に据え付けてください。
注意
注意注意
注意
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
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2.2 設置方法
2.2.1 取付
a) 取扱説明書は、よく読んで内容をご理解の上、製品を取り付けてく
い。
b) 取り付け後、配管漏れの有無を確認して正しい取付がなされているかご
確認ください。
(1) 据え付け姿勢は自在ですが、OUTポート部にドレンが溜まらない方向を推奨します。
2.2.2 保守スペース
・保守およびトラブルシュート時の安全作業を考慮して、充分なスペースを確保してください。
バルブ上方には図 2-1 ように工具取りまわしのためのスペース
確保してください。その他のスペースについてはバルブの取り付け
取り外しが出来るよう、スペースを確保してください。
(図2-1)
2.3 配管方法
a) 配管の締め付及び配管をや直す時は製品固定してってくだ
さい。
b) 配管の重量振動がバルブ直接加わないよ配管固定、支
してください。
c) 配管接続時には、推奨トルク( 2–1参照)で締め付けてください。
(1) 配管材の清掃
・配管材、エアタンク内に異物・切り粉・バリの付着がないことを確認してから配管を行ってください。
0.3MPa 以上の空気圧を吹き付けて、異物・切り粉・バリを掃除してください。
(2) 異物の除去
・流体中のゴミ・異物などは、作動不良や弁座漏れの原因となります。バルブの直前には、5μm 以下のエア
フィルタを取り付けてください。
注意
注意注意
注意
注意
注意注意
注意
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5076850768
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(3) シール剤
・シール剤の使用については、配管内に入り込まないよう充分注意するとともに、外部漏れのないように
してください。ねじ部にシールテープを巻く時は、ねじの先端を1~2山残して巻き付けてください。
(図2-2)液状シール剤を使用する時も、ねじの先端を1~2山残して多すぎないよう塗布してください。
機器のめねじ側へは、塗布しないでください。
シールテープ
固形・液状シール剤
(良) (悪) (良) (悪)
(図2-2)
(4) 配管の締め付けトルク
配管時の締め付けトルクは、表2-1を参照してください。
表2-1 配管締め付けトルクの推奬値
配管
配管配管
配管の
の呼
呼び
び径
配管
配管配管
配管の
の締
締め
付け
けトルク
トルクトルク
トルク
Rc 1/4 12 14 N・m
Rc 2 1/2 65 68 N・m
Rc 3 70 75 N・m
(5) 給油・無給油
このバルブは、無給油で使用します。ルブリケータは使わないでください。
(6) 最低作動差圧
開時及び閉時に下表の最低作動差圧が確保できない場合、作動が不安定になります。
表2-2
流体供給口の配管断面積が絞られていますと、弁作動時の差圧不良によって作動が不安定になる場合
があります。流体供給口の配管は、バルブの接続口径と合致する配管サイズでご使用ください。
また、内径の小さいニップルでの配管は避けてください。
(7) エアー供給量
ッダタンクへエア供給は、塵装で使用すエアー量 2~3 倍程を確保しくだ
い。
(8) ヘッダータンクの容量
ヘッダータンクが小さいと、バルブ作動中にタンク圧力が最低作動差圧 0.2MPa より低くなり、作動が
不安定になります。エアー消費量より大きい容量を選定してください
最低作動差圧
最低作動差圧最低作動差圧
最低作動差圧
0.2MPa
~ 2
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SMSM
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--
-50768
5076850768
50768
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表2-3 ヘッダータンクの最低容量(推奨)
通電時間
通電時間電時間
通電時間
100ms
100ms100ms
100ms
200ms
200ms200ms
200ms
タンク
タンクンク
タンク圧力
圧力圧力
圧力
0.2
0.20.2
0.2
~0.5MPa
0.5MPa0.5MPa
0.5MPa
0.5
0.50.5
0.5
~0.8
0.80.8
0.8MPa
MPaMPa
MPa
0.2
0.20.2
0.2
~0.5MPa
0.5MPa0.5MPa
0.5MPa
0.5
0.50.5
0.5
~0.8
0.80.8
0.8MPa
MPaMPa
MPa
65
6565
65A
AA
A
300 ットル 480 ットル 600 ットル 960 ットル
タンク
タンクンク
タンク容量
容量容量
容量
80
8080
80A
AA
A
500 ットル 800 ットル 1000 リットル 1600 リットル
(9) パイロット操作用電磁弁の配管について (エアオペレイト形)
エアオペレイト形は操作用電磁弁(2方弁)の IN ポートをパイロット操作ポートに接続し、操作用電磁弁
OUT ポートは大気開放(必要に応じてサイレンサを取り付ける)とします。パイロット操作ポートには
外部からエアーを供給しないでください。
また、操作用電磁弁の有効断面積とパイロット操作ポートをつなぐチューブの内径と長さ等によって
応答性が変わります。操作用の電磁弁は有効断面積 12~15mm
2
(オリフィスφ5)、チューブ内径 6mm、
長さ 1m 以下のものを推奨します。
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5076850768
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2.4 配線方法 (電磁弁搭載形)
a) 電源の電圧、交流、直流を確認してから通電してください。
b)
他の制御機器からの漏れ電流について
プログラマブルコントローラなどで電磁弁を作動させる場合には、プロ
グラブルコローラの力の洩電下記の仕に入って
ることを確認してください。誤作動の原因となります。(図2-3)
定格電圧AC100Vの場合、 漏洩電流 6mA以
定格電圧AC200Vの場合、 漏洩電流 3mA以
定格電圧AC220Vの場合、 漏洩電流 2.7mA以
(図2-3)
(1) ソレノイドの極性
このバルブは、定格電圧がDC電圧でありましても、(+)(-)の極性はありません。
また、ランプ付きも極性はありません。
(2) 連続通電
通電間がい場、電弁部のコル表が熱ります。触らます火傷する恐れりま
すので、ご注意ください
(3) 電気回路のサージ
電気回路系がソレノイドのサージを嫌う場合は、サージアブソーバなどをソレノイドに並列に入れてくださ
い。
(4) 電気設備の保全
電気設備の保全のために、制御回路側にはヒューズなどの遮断器をご使用ください
(5) 電圧は定格電圧の±10%範囲内でご使用ください。
注意
注意注意
注意
漏洩
電流
電磁弁
接点
C
R
プログラマブル
コントローラ側
CR 回路
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5076850768
50768
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2.4.1 グロメットリード線の結線方法 (コイルオプション 2C)
(1) リード線の結線は、銅線用圧着端子又は銅線用圧着スリーブを使用してください。
(2) 結線部が漏電の恐れがある場合には、電気絶縁処理を確実に行ってください。
2.4.2 DIN端子箱の結線方法 (コイルオプション 2E、2G、2H)
a) 端子台への結線を間違えないでください。
端子台の表示記号①② → 導線用
端子台のアース記号 アース端子用
(1) キャブタイヤコードは、下記のものをご使用ください。
コード外径 :φ6~φ10
公称断面積:0.75~1.5mm
(2) 結線部が漏電の恐れがある場合には、電気絶縁処理を確実に行ってください。
(3) キャブタイヤコードのリード線に、キャップ、ワッシャ、ガスケットおよびケースを通してください。
(4) キャブタイヤコードのリード線に銅線用圧着端子を挿入して、端子カシメを行ってください。
端子箱の端子台の止めねじサイズはM3です。
(5) 端子台に圧着端子を固定してください。端子ねじの締め付けトルク 0.5N・m です。
(6) 端子台に、ケースをかぶせてください。
(7) キャップを締め付け、キャブタイヤコードが抜けないように固定してください。
(8) コイルのアース端子と端子台のアース端子を合わせて、コイルにDIN端子箱を差し込んでください。
端子箱取付けビスを 0.5N・m で締め付けてください。
(9) コード取り出し向きを変更したい場合は、端子箱をケースから出し、180°回転してケースに押し込んで
ください。
(図2-4)
注意
注意注意
注意
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5076850768
50768
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3.使用前の確認 (施工後の確認)
3.1 外観の確認
(1) バルブが配管に確実に固定されていることを手で押して確認してください。
(2) 六角ボルトなどのねじ部品がゆるんでいないことを確認してください
3.2 漏れの確認
(1) 流体を加圧状態にして、接続部の漏れを確認してください。
漏れの確認は、圧縮空気(0.3~0.5MPa)を供給して、石鹸液を塗布し、気泡発生の有無で確認すること
をお奨めします。
3.3 電気の確認 (電磁弁搭載形)
(1) 絶縁抵抗の確
電磁弁のねじ部品などの金属部とリード線などの充電部間の絶縁抵抗を測定してください。
DC1000Vメガーにて、100MΩ以上。
(2) 電源電圧を確認してください。
電圧変動は、定格電圧の±10%の範囲内でご使用ください。
許容電圧範囲外でのご使用は、作動不良やコイル損傷の原因となります。
a) 流体の流れを止めてください。(元栓を閉じる)
b) バルブ内
ヘッダータンク内)
の流体を排気してください。
c) 電源を切ってください。
a) 電源を切ってください。
感電に十分注意の上、確認を行ってください。
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
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5076850768
50768
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4.適切な使用方法
4.1 使用上の注意
a) 緊急遮断弁などには使用できません。
急遮全確用バルブりま
ん。ようシス場合、別実に確保る手
段を講じた上で、ご使用ください。
b) 本製故障した物等ない
要な措置を施してください。
c) 通電、電線部電部体をないさい
感電の恐れがあります。
d) 使用流体について
仕様欄記載の使用流体以外の流体を使用しないでください。
カタログ記載の制御流体チェックリストにて、使用流体との適合性
をご確認の上、ご使用ください。
ブ作時に品がとに
し、バルブ2次側に流れる場合がありますのでご注意ください。
a) 仕様圧力範囲内でご使用ください。
b) 作動頻度は守ってください。規定値を超えると耐久性が短くなり
ます。
c)
。パトエアー気音害にれの
排気ポートにサイレンサを取り付けて下さい。
d) 電線ケーブルが作業者の足下を引っ掛けるような恐れがある場合、
事故につながります。電線管配管などで電線ケーブルを保護してく
ださい。
(1) バルブを足場にしたり、重量物を載せたりしないでください。
(2) 流体の使用圧力、使用温度範囲、使用周囲温度範囲を守ってください。
(3) 流体及び周囲に腐食性ガスや爆発性ガスがある雰囲気では使用しないでください。
(4) バルブに供給するエアーにはルブリケータ等で給油しないでください。
(5) 作動音が障害となる場合は、排気ポートにサイレンサを取り付けてください。また、サイレンサの選定は、
流体温度に対して適正なものをご使用ください。
(6) 排気ポートの排気を妨げないよう、ご注意ください。
(7) 通電時間は、集塵装置の集塵効率で決めてください
(8) 長期間未使用(7 日以上)の場合は、始業前に試運転を行ってください。
(9) エアフィルタの中にドレンが溜まっている時は、定期的にドレン抜きを行ってください。
(10) エアフィルタのエレメントが黒く汚れている時はタールが付着していますので、定期的にエレメントを
交換してください。
(11) 常が発生した場合は、『6.故障と対策』 を参照ください。
(12) 製品が故障した際に人や物等に悪影響を与えないよう予め必要な措置を施してください
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
SM
SMSM
SM-
--
-50768
5076850768
50768
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4.2 分解手順
a) 元栓を閉じて流体を止めてください。
b) バルブ内(ヘッダータンク内)の流体を排気してください。
c) 電源を切ってください。
d) 部品の落下にご注意ください。
(1) 分解する前に必ず電源を切り、流体圧を抜いてください。
(2) 分解する時は、『8.1 部構造図』をご参照ください。
1) ダイアフラム組立の取り外し
(1) ③パイロットダイアフラム組立を取り外す場合、①キャップ上の⑧六角穴付きボルトを4本外すと、
①キャップ、②パイロットスプリング、③パイロットダイアフラム組立が外れます。
(2) ⑥メインダイアフラム組立を取り外す場合、④スタフィング上の⑨六角ボルトを8本外すと、④スタフィ
ング、⑤メインスプリング、⑥メインダイアフラム組立が外れます。
(外れ難い場合は、木槌でスタフィング外周部を数回叩くと外れます。鋭利なものを用いて作業を
行うのはお避けください。)
2) プランジャ組立の取り外し (電磁弁搭載形)
(1) ⑩ばね座金組込み十字穴付きなべ小ねじを2本外すと、⑪コイル組立、⑫プランジャ組立、⑬O リン
⑭プランジャばね、⑮ボディ、⑯ガスケットが外れます。
各部品を洗浄する場合は、中性洗剤またはエチルアルコールを使用してください。
有機溶剤は、ゴム製部品、樹脂製部品を膨潤・劣化させる恐れがありますので、使用しないでください
4.3 組立手順
(1) 再組立は、分解と逆の手順にて部品の組み忘れのないように組み立ててください。
(2) 各ボルトは、下記の値の締め付けトルクにて均等に締め付けてください
表4-1 ねじ、ボルト締め付けトルクの推奬値
部品記号
部品記号部品記号
部品記号
締め
付け
けトルク
トルクトルク
トルク
パ
イロットタ
イロットタイロットタ
イロットダ
゙イアフラム
イアフラムイアフラム
イアフラム部
⑧六角穴付きボルト(M6) 4.9~6.4N・m
メイン
メインメイン
メインタ
゙イアフラム
イアフラムイアフラム
イアフラム部
⑨六角ボルト(M10) 24.5~36.8N・m
コイル
コイルコイル
コイル
⑩ばね座金組込
十字穴付きなべ小ねじ(M4) 1.1~1.8N・m
ダイアフラム部のボルトは、締め過ぎるとダイアフラムが破損する恐れがありますので、ご注意ください。
注意
注意注意
注意
SM
SMSM
SM-
--
-50768
5076850768
50768
-13-
5.保守
5.1 保守・点検
(1) 保守、点検時は取扱説明書をよく読んで内容をご理解の上、作業を行ってください。
(2) 本製品を最適状態でご使用いただくために、定期点検を通常、半年に1回行ってください。
(3) 1ヶ月以上未使用の場合は、始業前に試運転を行ってください。
(4) 点検内容は、『3.使用前の確認』をご参照ください。
5.2 保守部品 (8.1 内部構造図をご参照ください。
以下に示す部品は消耗部品です。安定操業のため、予備部品をご用意いただくようお願いいたします。
また、使用状況に合わせて定期的に交換していただくようお願いいたします。
(1) ダイアフラム部
使用中に漏れ、作動の遅れ、異常等が認められた時はダイアフラム組立を点検してください。ダイアフラ
ムや主弁部に亀裂や劣化が確認された場合、交換してください。目安として、作動回数 30 万回が交換
時期です。
(2) コイル部
電気的故障、および異常が認められたときに交換してください。目安として、作動回数1000万回が交換
時期です。目安として、作動回数1000万回が交換時期です。
6.故障と対策
バルブが使用目的通りに作動しない場合は、下表に従い点検をおこなってください。
じない
または
れている
電源
れているか
完了
電源
れは
まった
分解①異物の有無 清掃
分解②異常部品の有無 交換
新設時発生の場合は、管内の異物
いため、使用前の管内ブラッシングを充
分行ってください。
正常使用中に漏れが発生した場合は、
部品の異常(磨耗・破損によること)が
あります。
完了
れは
まった
当社又
代理店
へご
相談
ください
YES
NO YES
NO
YES
NO
2
かない
または
流量
ない
※エアオペレイト形の電源、電圧および通電時間は、
操作用電磁弁についての内容です。
SM
SMSM
SM-
--
-50768
5076850768
50768
-14-
その他、不明な点は、当社または代理店へご相談ください
電源
っているか
完了
電源
れる
いた
YES
NO YES
NO
分解①異物の有無 清掃
分解②異常部品の有無 交換
分解③サイレンサ詰まりの有無 交換
YES
電圧
正常
完了
コイル電圧と電源
電圧を合致させる
いた
YES
YES
NO
一次側圧力
正常
完了
一次側タンク内圧力
設定
する
いた
YES
NO YES
NO
通電時間
正常
完了
する。
いた
NO YES
NO
NO
当社又
代理店
へご
相談
ください
完了
いた
YES
NO
SM
SMSM
SM-
--
-50768
5076850768
50768
-15-
7.製品仕様および形番表示方法
製品仕様
JIS
JISIS
JIS
記号記号
記号 共通仕様
共通仕様共通仕様
共通仕様
●PD3(エアオペレイト形)
使用流体
最低作動圧力差 MPa
最高作動圧力差 MPa
●PDV3(電磁弁搭載形) 最高使用圧力 MPa
耐圧(水圧にて) MPa
流体温度 ℃
周囲温度 ℃
雰囲気
弁構造
弁座漏れ
cm
3
/min
パイロット接続口径
取付姿勢
使用環境
電気仕様
電気仕様電気仕様
電気仕様
定格電圧
電圧変動範囲
皮相電力(VA) 保持時
起動時
消費電力(W) AC
耐熱クラス
保護等級
機種別仕様
機種別仕様機種別仕様
機種別仕様
項目
項目項目
項目
機種形番
機種形番機種形番
機種形番
●エアオペレイト形
PD3-65A
PD3-80A
●電磁弁搭載形
PDV3-65A
PDV3-80A
※1 : エアオペレイト形PD3の駆動用電磁弁は、PJVB-8-5をご使用ください。
※2 : ゴミ焼却場等の灰塵処理や燃焼ガス等の集塵装置に使用する場合は、お問い合わせください。
※3 : 屋外でご使用の場合には、PD3とPJVB-8-5の組み合わせを推奨いたします。
質量
質量質量
質量(
((
(kg
kgkg
kg)
))
)接続口径
接続口径接続口径
接続口径 オリフィス
オリフィスリフィス
オリフィス
(mm)
(mm)(mm)
(mm)
1.5
-10~60 (ただし、凍結のないこと)
-10~60
20(50Hz)、17(60Hz)
AC100V (50/60Hz)・AC110V(60Hz)、AC200V (50/60Hz)、AC220V (50/60Hz)
IP65相当
定格電圧の-10~+10%
空気(腐食性ガスが入らないこと)
0.8
外部パイロット式ダイアフラム弁
Rc1/4 -
0.2
0.8
Rc2 1/2 68 100 3.2
項目
項目項目
項目 エアオペレイ
エアオペレイトエアオペレイト
エアオペレイト
形 電磁弁搭載形
電磁弁搭載形電磁弁搭載形
電磁弁搭載形
PD3
PD3PD3
PD3 PDV3
PDV3PDV3
PDV3
腐食性ガス・爆発性ガスのない場所
300以下
自在
PDV3
PDV3PDV3
PDV3
屋内・屋外 屋内
82
7.5(50Hz)、5.5(60Hz)
3.4100
B
155
4.0(50Hz)、3.4(60Hz)
Cv
CvCv
Cv
4.8
Rc3 82 155 4.6
Rc2 1/2 68
Rc3
SM
SMSM
SM-
--
-50768
5076850768
50768
-16-
形番表示方法
●エアオペレイト形
●電磁弁搭載形
PD3
PD3PD3
PD3 PDV3
PDV3PDV3
PDV3
記号
記号記号
記号
65A ● ●
80A ● ●
N ● ●
2C 標準 グロメットリード線
2E DIN端子箱付(G1/2)
2G DIN端子箱付(Pg11)
2H DIN端子箱・ランプ付(Pg11)
AC100V ●
AC200V ●
AC220V ●
<
 
形番表示例
 
>
PDV3-80A-N2C-AC200V
PDV3-80A-N2C-AC200VPDV3-80A-N2C-AC200V
PDV3-80A-N2C-AC200V
機種名:PDV3
 
 接続口径     :Rc3
 
 シール材質    :ニトリルゴム
 
 コイルオプション :グロメットリード線
 
 電圧        :AC200V(50/60Hz)
機種形番
機種形番機種形番
機種形番
  
    
  続口径
接続口径接続口径
接続口径
  
    
  ール
シーシー
シール材
材質材質
材質
内容
内容内容
内容
Rc 2 1/2
Rc 3
AC220V(50/60Hz)
  
    
  コイオプション
コイルオプショコイルオプショ
コイルオプショ
  
    
  
電圧電圧
電圧
ニトリルゴム
AC100V(50/60Hz)、AC110V(60Hz)
AC200V(50/60Hz)
PD3
PD3PD3
PD3
機種形番
シール材質
接続口径
電圧
80A
80A80A
80A
PDV3
PDV3PDV3
PDV3
N
NN
N
コイルオプション
80A
80A80A
80A N
NN
N 2C
2C2C
2C AC200V
AC200VAC200V
AC200V
SM
SMSM
SM-
--
-50768
5076850768
50768
-17-
8.内部構造図および作動説明
8.1 内部構造図
キャップ
パイロットスプリング 補修部品
パイロットダイアフラム組立 補修部品
スタフィング
メインスプリング 補修部品
メインダイアフラム組立 補修部品
ボディ
六角穴付きボルト
六角ボルト
SM
SMSM
SM-
--
-50768
5076850768
50768
-18-
キャップ
パイロットスプリング 補修部品
パイロットダイアフラム組立 補修部品
スタフィング
メインスプリング 補修部品
メインダイアフラム組立 補修部品
ボディ
六角穴付きボルト
六角ボルト
ばね座金組込み
十字穴付きなべ小ねじ
コイル組立
プランジャ組立 補修部品
O リング 補修部品
プランジャばね 補修部品
ボディ
ガスケット
SM
SMSM
SM-
--
-50768
5076850768
50768
-19-
8.2 作動説明
・開作動
電磁弁(エアオペレイト形は操作用電磁弁)に通電すると、パイロット室内Aの流体が電磁弁を通り、大気に
放出されます。パイロット室内Aの圧力がパイロット室内Bの圧力より低くなり、この差圧によりパイロットダイア
フラムが上昇します。この動作によりパイロット室内Bの流体がパイロット排気ポートCを通り、大気に放出さ
ます。パイロット室内Bの圧力がINポート側の圧力より低くなり、この差圧によりメインダイアフラムが上昇し、
流体はINポートからOUTポートへ流れます
・閉作動
電磁弁(エアオペレイト形は操作用電磁弁)への通電を止めると排気が止まり、パイロットダイアフラムのブリ
ード穴よりパイロット室内Aへ流体が供給されます。この動作によりパイロット室内AとBが同圧になり、パイ
ロットスプリングの力によりパイロットダイアフラムが降下してパイロット弁の弁座が閉じ、メインダイアフラムの
ブリード穴よりパイロット室内Bに流体が供給されます。この動作によりパイロット室内BはINポート側と同圧に
なり、メインスプリングの力によりメインダイアフラムが降下して弁座を閉じ、流体を止めます
INポート
OUTポート
電磁弁
OUTポート
INポート
電磁弁
パイロットダイアフラム
メインダイアフラム
パイロットダイアフラム
メインダイアフラム
パイロットスプリング
メインスプリング
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CKD PD3-65A/80A・PDV3-65A/80Aシリーズ ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル