ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
取 扱 説 明 書
取 扱 説 明 書取 扱 説 明 書
取 扱 説 明 書
スプール
スプールスプール
スプール位置検出機能付
位置検出機能付位置検出機能付
位置検出機能付
3
33
3 ポート
ポートポート
ポート電磁弁
電磁弁電磁弁
電磁弁
S
SS
SNP
NP NP
NP シリーズ
シリーズシリーズ
シリーズ
●
製品をお使いになる前に、この取扱説明書を必
ずお読みください。
●
特に安全に関する記述は、注意深くお読みくださ
い。
●
この取扱説明書は必要な時にすぐ取り出して読
めるように大切に保管しておいてください。
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－1－
本製品
本製品本製品
本製品を
をを
を安全
安全安全
安全にご
にごにご
にご使用
使用使用
使用いただくために
いただくためにいただくために
いただくために
当社製品を使用した装置を設計製作される場合には、装置の機械機構と空気圧制御回路または水制御回
路とこれらをコントロールする電気制御によって運転されるシステムの安全性が確保できる事をチェックして
安全な装置を製作する義務があります。
当社製品を安全にご使用いただくためには、製品の選定及び使用と取扱い、ならびに適切な保全管理が
重要です。
装置の安全性確保のために、警告、注意事項を必ず守ってください。
なお、装置における安全性が確保できることをチェックして安全な装置を製作されるようにお願い申し上げま
す。
１
１１
１．
．．
．本製品
本製品本製品
本製品は
はは
は、
、、
、一般産業機械用装置
一般産業機械用装置一般産業機械用装置
一般産業機械用装置・
・・
・部品
部品部品
部品として
としてとして
として設計
設計設計
設計、
、、
、製造
製造製造
製造されたものです
されたものですされたものです
されたものです。
。。
。
よって
よってよって
よって、
、、
、取
取取
取り
りり
り扱
扱扱
扱いは
いはいは
いは充分
充分充分
充分な
なな
な知識
知識知識
知識と
とと
と経験
経験経験
経験を
をを
を持
持持
持った
ったった
った人
人人
人が
がが
が行
行行
行ってください
ってくださいってください
ってください。
。。
。
２
２２
２．
．．
．製品
製品製品
製品の
のの
の仕様
仕様仕様
仕様範囲内
範囲内範囲内
範囲内で
でで
でのご
のごのご
のご使用
使用使用
使用を
をを
を必
必必
必ずお
ずおずお
ずお守
守守
守りください
りくださいりください
りください。
。。
。
製品固有の仕様外での使用は出来ません。また、製品の改造や追加工は絶対に行わないでくださ
い。
なお、本製品は一般産業用装置・部品での使用を適用範囲としておりますので、屋外での使用、およ
び次に示すような条件や環境で使用する場合には適用外とさせていただきます。
（ただし、ご採用に際し当社にご相談いただき、当社製品の仕様をご了解いただいた場合は適用とな
りますが、万一故障があっても危険を回避する安全対策を講じてください。）
① 原子力・鉄道・航空・船舶・車両・医療機械・飲料・食品などに直接触れる機器や用途、娯楽機器・
緊急遮断回路・プレス機械・ブレーキ回路への使用。
② 人や財産に大きな影響が予想され、特に安全が要求される用途への使用。
３
３３
３．
．．
．装置設計
装置設計装置設計
装置設計・
・・
・管理等
管理等管理等
管理等に
にに
に関
関関
関わる
わるわる
わる安全性
安全性安全性
安全性については
についてはについては
については、
、、
、団
団団
団体規格
体規格体規格
体規格、
、、
、法規等
法規等法規等
法規等を
をを
を必
必必
必ずお
ずおずお
ずお守
守守
守りください
りくださいりください
りください。
。。
。
ISO4414、 JIS B 8370（空気圧システム通則）
JFPS2008（空気圧シリンダの選定及び使用の指針）
高圧ガス保安法、労働安全衛生法およびその他の安全規則、団体規格、法規など。
４
４４
４．
．．
．安全
安全安全
安全を
をを
を確認
確認確認
確認するまでは
するまではするまでは
するまでは、
、、
、本製品
本製品本製品
本製品の
のの
の取
取取
取り
りり
り扱
扱扱
扱いおよび
いおよびいおよび
いおよび配管
配管配管
配管・
・・
・機器
機器機器
機器の
のの
の取
取取
取り
りり
り外
外外
外しを
しをしを
しを絶対
絶対絶対
絶対に
にに
に行
行行
行わない
わないわない
わない
でください
でくださいでください
でください。
。。
。
① 機械･装置の点検や整備は、本製品が関わる全てのシステムにおいて安全であることを確認してから
行ってください。
② 運転停止時も、高温部や充電部が存在する可能性がありますので、注意して行ってください。
③ 機器の点検や整備については、エネルギー源である供給空気や供給水、該当する設備の電源を遮
断し、システム内の圧縮空気は排気し、水漏れ・漏電に注意して行ってください。
④ 空気圧機器を使用した機械･装置を起動または再起動する場合、飛び出し防止処置等システムの安
全が確保されているか確認し、注意して行ってください。
５
５５
５．
．．
．事故防止
事故防止事故防止
事故防止のために
のためにのために
のために必
必必
必ず
ずず
ず、
、、
、次頁以降
次頁以降次頁以降
次頁以降の
のの
の警告及
警告及警告及
警告及び
びび
び注意事項
注意事項注意事項
注意事項をお
をおをお
をお守
守守
守りください
りくださいりください
りください。
。。
。
警告
警告警告
警告
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－2－
■
■■
■ここに
ここにここに
ここに示
示示
示した
したした
した注意事項
注意事項注意事項
注意事項では
ではでは
では、
、、
、安全注意事項
安全注意事項安全注意事項
安全注意事項の
のの
のランク
ランクランク
ランクを
をを
を「
「「
「危険
危険危険
危険」「
」「」「
」「警告
警告警告
警告」「
」「」「
」「注意
注意注意
注意」
」」
」として
としてとして
として区別
区別区別
区別してあ
してあしてあ
してあ
ります
りますります
ります。
。。
。
：
：：
：取り扱いを誤った場合に、死亡または重傷を負う危険な状態が生じることが想
定され、かつ危険発生時の緊急性（切迫の度合い）が高い限定的な場合。
：
：：
：取り扱いを誤った場合に、死亡または重傷を負う危険を生じることが想定される
場合。
：
：：
：取り扱いを誤った場合に、軽傷を負うかまたは物的損害のみが発生する危険な
状態が生じることが想定される場合。
なお、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性があります。
いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
保証
保証保証
保証に
にに
に関
関関
関する
するする
する注
注注
注意事項
意事項意事項
意事項
保証
保証保証
保証期間
期間期間
期間
当社製品の保証期間は、貴社のご指定場所への納入後 1 年間といたします。
保証範囲
保証範囲保証範囲
保証範囲
上記保証期間中に明らかに当社の責任と認められる故障を生じた場合、本製品の代替品または必要な
交換部品の無償提供、または当社工場での修理を無償で行わせていただきます。
ただし、次の項目に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させていただきます。
① カタログまたは仕様書に記載されている以外の条件・環境での取扱いならびにご使用の場合
② 故障の原因が本製品以外の事由による場合
③ 製品本来の使い方以外の使用による場合
④ 当社が関わっていない改造または修理が原因の場合
⑤ 納入当時に実用化されていた技術では予見できない事由に起因する場合
⑥ 天災、災害など当社の責でない原因による場合
なお、ここでいう保証は、納入品単体に関するものであり、納入品の不具合により誘発される損害について
は除外させていただきます除外させていただきます。
適合性
適合性適合性
適合性の
のの
の確認
確認確認
確認
お客様が使用されるシステム、機械、装置への当社製品の適合性は、お客様自身の責任でご確認くだ
さい。
危険
危険危険
危険
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－3－
【
【【
【
目次
目次目次
目次
】
】】
】
１
１１
１．
．．
．包装
包装包装
包装の
のの
の解
解解
解き
きき
き方
方方
方
…………………………………………………………… 4
２
２２
２．
．．
．設置方法
設置方法設置方法
設置方法
２．１ 設置環境 ……………………………………………………… 4
２．２ 設置方法 ……………………………………………………… 4
２．３ 配管方法 ……………………………………………………… 5
２．４ 配線方法 ……………………………………………………… 7
３
３３
３．
．．
．使用前
使用前使用前
使用前の
のの
の確認
確認確認
確認
（
（（
（施工後
施工後施工後
施工後の
のの
の確認
確認確認
確認）
））
）
３．１ 外観の確認 …………………………………………………… 11
３．２ 漏れの確認 …………………………………………………… 11
３．３ 電気の確認 …………………………………………………… 11
４
４４
４．
．．
．適切
適切適切
適切な
なな
な使用方法
使用方法使用方法
使用方法
４．１ 使用上の注意 ……………………………………………… 12
４．２ パイロット操作用電磁弁の分解・組立手順 ………………… 14
５
５５
５．
．．
．保守
保守保守
保守
５．１ 保守・点検 …………………………………………………… 15
５．２ 保守部品 …………………………………………………… 15
６
６６
６．
．．
．故障
故障故障
故障と
とと
と対策
対策対策
対策
…………………………………………………………… 15
７
７７
７．
．．
．製品仕様
製品仕様製品仕様
製品仕様および
およびおよび
および形番表示方法
形番表示方法形番表示方法
形番表示方法
７．１ 形番表示 …………………………………………………… 16
７．２ 製品の仕様 …………………………………………………… 17
８
８８
８．
．．
．内部構造図
内部構造図内部構造図
内部構造図
……………………………………………………………… 18
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－4－
１．包装の解き方
配管実施寸前まで包装袋は、外さないでください。
包装袋を配管接続作業以前に外すと、配管ポートから異物が内部に入
り、故障、誤作動などの原因になります。
(1) ご注文の製品形番と製品銘板の形番が同一であることを、確認してください。
(2) 外観に損傷を受けていないことを、確認してください。
(3) 保管時は、弁の内部に異物が入らないように個装箱のまま保管していただき、配管時に箱から取り出し
てしてください。
２．設置方法
指定仕様外での使用、特殊な用途の場合には、仕様についてご相談く
ださい。
２．１ 設置環境
a) 水・切削油等を直接かけないでください。
・水・切削油が直接パイロット電磁弁にかかるとコイル焼けの原因となり
ます。
b) コイルは発熱します。
・制御盤内に取り付けしたり、通電時間が長い場合には、通風等の放
熱を考慮してください。高温状態となります。
c) 腐食性、溶剤環境では使用できません。
d) 多湿環境は温度変化により結露を生じることがありますので、お避けく
ださい。
e) 爆発性ガスの雰囲気中では使用できません。
f) バルブ内部に粉塵が入らないように保護してください。
・周囲に粉塵等が多い場合は、バルブの排気ポートにサイレンサまた
はエルボ継手を下向きに取り付けて粉塵が入らないように保護してく
ださい。
g) 輻射熱を受けない環境でご使用ください。
(1) 寒冷地でのご使用の場合、適切な凍結対策を実施してください。
(2) 本製品は屋外では使用できません。カバーやパネル内に設置するなどで保護してください。
(3) 取り付け後、水や溶剤による洗浄や塗装はお避けください。樹脂部品によっては破損する場合がありま
す。
(4) バルブに振動や慣性が加わる環境でのご使用はお避けください。
２．２ 設置方法
2.2.1 取付
a) 取扱説明書は、よく読んで内容をご理解の上製品を取付けてください。
b) 製品の取扱い・取付は必ずボディをつかんで行ってください。
c) 取付後、配管漏れの有無を確認して正しい取付けがなされているかご
確認ください。
(1) 据付け姿勢は自由です。
(2) 金属配管以外の場合は、製品の取付穴を利用して固定してください。
注意
注意注意
注意
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－5－
2.2.2 保守スペース
・ 保守およびトラブルシュート時の安全作業を考慮して、充分なスペースを確保してください。（図２－１）
（図２－１）
２．３ 配管方法
a) 配管の締付け及び配管をやり直す時は、製品を固定して行ってくださ
い。またボディ側を配管する時はボディを固定してください。
b) 配管の重量、振動がバルブに直接加わらないよう配管の固定、支持を
してください。
c) 配管接続時には推奨トルク（表 2 – １参照）で締付けてください。
(1) 配管材の清掃
・配管の前に 0.3MPa 以上のエアでフラッシングを行い、ゴミ・金属粉・錆・シールテープなどの異物を除去
してください。
(2) 異物の除去
・流体中のゴミ・異物などは、作動不良や漏れの原因となります。バルブの１次側には、5μm 以下のフィル
タを取り付けてください。
・配管内の錆などは、作動不良や漏れの原因となります。
(3) 粉塵の混入防止
・周囲に粉塵等が多い場合は、作動不良や漏れの原因となります。排気ポートにサイレンサまたはフィル
タを取り付けてください。
(4) 流体の流れ方向
・流体の流れ方向と、製品に表示されている JIS 記号銘板の流れ ( 矢印 ) 方向と合わせるように、配管し
てください。
注意
注意注意
注意
分解スペース
300 以上
分解スペース
300 以上
配管
配管
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－6－
(5) シール剤
・シール剤の使用については、配管内に入り込まないよう充分注意するとともに、外部漏れのないようにして
ください。
・ねじ部にシールテープを巻く時は、ねじの先端を 1 ～ 2 山残して巻き付けてください。
(図 2－2)
・液状シール剤を使用する時も、ねじの先端を 1 ～ 2 山残して、多すぎないよう塗布してください。
(図 2－3)
・機器のめねじ側へは、塗布しないでください。
●
シールテープ
●
固形・液状シール剤
(図 2－2) (図 2－3)
(6) 締め付け
・配管時の締め付けトルクは、表 2－1 を参考にしてください。
表 2-1 配管締付トルクの推奨値
配管の呼び径 配管締め付けトルクの推奨値
Rc 3/8 22～24 [ N ・ m ]
Rc 1/2 28～30 [ N ・ m ]
Rc 3/4 31～33 [ N ・ m ]
(7) 給油 ・ 無給油
・このバルブは、無給油使用が可能ですのでルブリケータは不要ですが、給油される場合は潤滑油が切れ
ないように継続して給油してください。潤滑油には、タービン油 1 種 ・ ISO VG32 ( 無添加 )をご使用く
ださい。
(8) 最低作動差圧
・このバルブは、作動に 0.2MPa 以上の差圧が必要です。
・流体供給口の配管断面積が絞られていますと、弁作動時の差圧不足によって作動が不安定になる場合
があります。
・流体供給口の配管は、バルブの接続口径と合致する配管サイズでご使用ください。
残す
１～ ２山
シール剤
液状
固形
液状
固形
シール剤
1～2 山
残す
固形
液状
ｼｰﾙ剤
固形
液状
ｼｰﾙ剤
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－7－
(9) ドレン対策
・圧縮空気中には多量のドレン（水・酸化オイル・タール・異物など）が含まれています。これらは空気圧機
器の信頼性を著しく低下させる要因となります。ドレン対策としては、アフタークーラ・ドライヤによる除湿、フ
ィルタによる異物除去、タール除去フィルタにより、エア質の改良（クリーンエア）を行ってください。
２．４ 配線方法
(1) 連続通電
・制御盤に取り付けたり、通電時間が長い場合には、ソレノイドバルブが高温状態になりますので、通風な
どの放熱をしてください。
(2) 漏洩電流の制限
・プログラマブルコントローラなどで電磁弁を作動させる場合には、プログラマブルコントローラの出力の漏
洩電流が下記の仕様に入っている事を確認してください。（図 2 - 4）･･･漏洩電流 1.8（3）mA 以下
誤作動の原因となります。
ただし、（ ）内は、サージキラー付きの漏洩電流をあらわします。
（図 2 - 4）
(3) ソレノイドの極性
・このバルブは、定格電圧が DC 電圧でありましても、(＋) (－) の極性はありません。
また、ランプ・サージキラーがつきましても、極性はありません。
ＣＲ回路
電磁弁
トライアック
漏洩
電流
プログラマブル
コントローラ側
Ｃ
Ｒ
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－8－
2.4.1DIN 端子箱の結線方法
コイルオプション記号『２Ｇ』、『２Ｈ』、『２Ｊ』、『２Ｋ』の DIN 端子箱付きの製品に適用します。
(1) キャブタイヤコードは、表 2-2 のものをご使用ください。
表 2-2
製品の接続口径
キャブタイヤコードの仕様 10A～20A
コードの外径 φ4.5～φ7
公称断面積 mm
2
0.75
(2) キャブタイヤコードに、キャップ、ワッシャ、ガスケットおよびケースを通してください。
(3) キャブタイヤコードのリード線に、銅線圧着端子を挿入して端子カシメをしてください。
(4) 端子台に、圧着端子を固定してください。
(5) 連続通電端子台に、ケースをかぶせてください。
(6) キャップを締め付けて、キャブタイヤコードが抜けないよう固定してください。
(7) コイルのアース端子と端子台のアース端子を合わせて、コイルへ DIN 端子箱を差し込んでください。
（図 2 - 5）DIN 端子箱の結線方法
端子台へ結線を間違えないでください。
端子台の表示記号①② … 導線接続用
端子台のアース記号 … アース端子用
注 意
注 意注 意
注 意
●DIN 端子箱（Pg9）
●ランプ付 DIN 端子箱（Pg9）
ケースをかぶせビスで締付ける
キャップ、ワッシャ、ガスケット、
ケースを入れる
キャップでコードを締付ける
リード線シースむき
ガスケットと端子台をコイル端子に挿入
アース線
コイル組立
アース端子
ガスケット
電圧端子
端子台
注：＋，－区別
不要
ケース
注：180°
回転可
ビス
ワッシャ
キャップ
ガスケット
端子カシメ
銅線用裸圧着端子
端子台に圧着端子を固定
キャブタイヤコード
JIS C3306 VCTF 0.75m
2
外径φ4.5～7
・ 端 子 台 を ケ ー ス か ら 引 出 し 、
180°回転してふたたびケースに押
込みますとコード取出し向きが変更
できます。
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－9－
( 図 2 – 6 )
2.4.2 リミットスイッチの結線方法
リミットスイッチオプション記号『Ｌ』、『M』の製品に適用します。
(1) 絶縁チューブ、M3.5 用の圧着端子を介して端子に接続する場合、図 2-5 のように圧着端子を配置し、ケー
ス、カバーに乗り上げることのないように配線してください。
(2) 適正リード線サイズは AWG20～18 (0.5～0.75mm
2
) です。
また、リード線は図 2-5 の長さにしたがって加工して下さい。リード線の余りがカバーに接触してカバー浮き
などの原因になります。
配管のケース破損・変形の原因となるため、圧着端子等をケース内の
スキマに押し入れないでください。
スイッチケース内部に干渉するため、厚さが 0.5mm 以下の圧着端子
を使用してください。
・リミットスイッチオプション記号『Ｌ』の場合
回路構成 圧着端子配置図 リード線加工図
( 図 2 - 7 )
注意
注意注意
注意
A
E
F
B
Ｂ
A
42
28
公差
±
0.2
Ｆ
E
12(B)
11(A)
32(F)
31(E)
●DIN 端子箱（M12-4P コネクタ）
●ランプ付 DIN 端子箱（M12-4P コネクタ）
電圧
未使用
ピン No.2
アース
ピン No.1
ピン No.4
ピン No.3
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－10－
・リミットスイッチオプション記号『M』の場合
回路構成 コネクタピン No.
( 図 2 – 8 )
(3) コンジット口にコネクタを取り付ける場合には、内蔵スイッチに干渉しないようねじ部長さが 9mm 以下のコ
ネクタを使用ください。
推奨コネクタ ： ST-13.5 5301-5030 (LAPP 製)
推奨シールパッキン ： JPK-16、GP-13.5 または、GPM20
(4) 各部の締付トルクは表 2-3 を参考にしてください。
表 2-3 適正締付トルク
ねじ締め箇所 締付けトルクの推奨値
端子ねじ 0.6～0.8 [ N ・ m ]
カバー取付けねじ 0.5～0.7 [ N ・ m ]
コネクタ 1.8～2.2 [ N ・ m ]
12(2)
11(1)
32(4)
31(3)
1
2
3
4
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－11－
３．使用前の確認(施工後の確認)
３．１ 外観の確認
(1) バルブが配管または取付穴に確実に固定されていることを手で押して確認してください。
(2) 六角穴付きボルトなどのねじ部品がゆるんでいないことを確認してください。
３．２ 漏れの確認
(1) 流体を加圧状態にして、接続部の漏れを確認してください。
漏れの確認は、圧縮空気（0.3～0.5MPa）を供給して、石鹸液を塗布し、気泡発生の有無で確認するこ
とをお奨めします。
(2) 手動操作
①流体を加圧状態にしてください。
②手動操作は、手動軸が突き当たるまで、
押してください。手動軸を押している間、
バルブは通電時と同じ状態になり、離すと
弁は復帰します。（図 3-1）
押している間動作します
（図 3-1）
３．３ 電気の確認
電源を切ってください。
感電に十分注意の上、確認を行ってください。
・ソレノイドバルブ
(1) 絶縁抵抗の確認
バルブのねじ部品などの金属部と、リード線の充電部間の絶縁抵抗を測定してください。
DC1000V メガーにて 100MΩ以上。
(2) 電源電圧を確認してください。
電圧変動は、定格電圧の±10%の範囲内でご使用ください。
・リミットスイッチ
(1) 一般負荷（AC250V , 3A）の開閉は、2 回路以上同時に行わないでください。絶縁機能が低下する恐れ
があります。
(2) リミットスイッチはオムロン㈱の D4N-1B31（オプション記号：Ｌ）、D4N-9B31(オプション記号：M)を使用し
ております。詳細は、メーカーのカタログを参照ください。
流体の流れを止めてください。（元栓を閉じる）
バルブ内の流体を排気してください。
電源を切ってください。
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－12－
４．適切な使用方法
４．１ 使用上の注意
a) 緊急遮断弁などには使用できません。
・ 緊急遮断弁などの安全確保用バルブとして設計されておりませ
ん。そのようなシステムの場合は、別の確実に安全確保できる手
段を講じた上で、ご使用ください。
b) 本製品が故障した際に人や物等に悪影響を与えないよう、予め必
要な措置を施してください。
c) 使用流体について
・ 仕様欄記載の使用流体以外の流体を使用しないでください。
・ カタログ記載の制御流体チェックリストにて、使用流体との適合性
をご確認の上、ご使用ください。
・ バルブ作動時に内部部品が磨耗することにより、磨耗粉が発生
し、バルブ２次側に流れる場合がありますのでご注意ください。
a) 連続通電で使用の場合、ソレノイドは高温状態になります。通電中
は直接、手を触れないでください。
b) 電線ケーブルが作業者の足下を引っ掛けるような恐れがある場合
事故につながります。電線管配管などで、電線ケーブルを保護して
ください。
c) バルブのメイン側配管の排気ポートには、サイレンサを取り付けてく
ださい。近くに作業者がいる場合、騒音傷害になる恐れがあります。
(1) バルブの上には、1kgf 以上の重量物を載せたりしないでください。
(2) 電圧変動は、定格電圧の±10%の範囲内でご使用ください。
(3) 作動頻度を守ってください。
表 4-1 作動頻度
製品の接続口径 作動頻度
10A・15A・20A 30 回/min 以下
バルブへの通電時間が短い場合は、バルブの作動が追従できないことがあります。
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
＜タイミング回路図（2 連モジュールの場合）＞
電磁弁 1
電磁弁 2
リミットスイッチ 1
リミットスイッチ 2
メイン圧力
Ｔ1
Ｔ2
Ｔ3
Ｔ4
Ｔ1・・・電磁弁 ON からリミットスイッチ
2 より弁開信号が出るまでの
時間
Ｔ2・・・電磁弁 ON してから 2 次側に
圧力がたつまでの時間
Ｔ3・・・電磁弁 OFF してからリミットス
イッチ 1 から弁閉信号がでる
までの時間
Ｔ4・・・電磁弁 OFF してから 2 次側の
残圧が抜けるまでの時間
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－13－
(4) 7 日以上、未使用の場合は、初回の作動時間が 1 秒程度、長くなることがあります。始業前に試運転を
してください。
(5) エアフィルタの中にドレンが溜まっている時は、定期的にドレン抜きを行ってください。
(6) 電磁弁排気ポート(M5)に継手を取付ける場合は、端子箱、バルブに干渉しないようエルボ継手をご使
用ください。
(7) エアフィルタのフィルタエレメントが黒く汚れている時は、タールが付着していますので、定期的にフィル
タエレメントを交換してください。
(8) ルブリケータで給油している時は、ルブリケータ内の油がなくならないよう、定期的に給油してください。
給油はタービン油 1 種 ・ ISO VG 32 ( 無添加 ) をご使用ください。
(9) 異常に気付いたら、『6.故障と対策』を参照ください。
本バルブは、弁位置検出用にリミットスイッチを搭載しています。弁位置検出する際には図 4-2 のような 回
路にて検出ください。
(図 4-2)
ロジック
インプット
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－14－
4．2 パイロット操作用電磁弁の分解・組立手順
4.2.1 分解手順
a) 元栓を閉じてください。
b) バルブ内の流体を排気してください。
c) 電源を切ってください。
(1) 結線をはずしてください。
(2) 取付ネジをゆるめてください。
(3) ソレノイドバルブを上へ持ち
上げてください。
（図 4－3）
注 1. 注 1.組付する時は、ガスケットに方向性
がありますから、注意してください。
（図 4－4）パイロット用電磁弁の分解図
注意
注意注意
注意
取付ネジ
ソレノイドバルブ
ガスケット
注 1
スプリング
ボディ組立
O リング
プランジャ組立
コイル組立
取付ネジ
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－15－
4.2.2 組立手順
(1) ガスケットの方向を間違えないように、ボデ
ィ組立へはめてください。
(2) ソレノイドバルブを、スタフィングの上へ載
せてください。手動装置の方向を間違えないで
ください。
(3) 取付ネジを締め付けてください。
（図 4－5）
(4) 電気の結線をしてください。
(5) 電源を入れ、流体回路を使用状態にしてください。
５．保守
5．１ 保守･点検
(1) 本製品を最適状態でご使用いただくために、定期点検を通常、半年に１回おこなってください。
(2) 点検内容は『3.使用前の確認』を参照ください。
5．２ 保守部品
(1) ソレノイドバルブ
電気的故障および異常が認められた時に、交換してください。
６．故障と対策
バルブが使用目的通りに作動しない場合は、表 6-1 に従い点検をおこなってください。
表 6-1
故障の状態 原因 処置
電気が通電されていない。 配線 ・ ヒューズを確認し、電源をいれ
てください。
定格電圧以下になっている。 電源を確認して、定格電圧を入力してく
ださい。
流体圧力が低い。 圧力を調整してください。
作動時の圧力降下が大きい。 流体供給口の配管が絞られ過ぎです。
配管サイズをバルブに合わせてくださ
い。
弁が作動しない
パイロット操作用電磁弁が動作しない。 パイロット操作用電磁弁の交換。
電気が切れていない。 漏洩電流などを確認し、電源を確実に
切る回路に修正してください。
パイロット操作用電磁弁が復帰しない。 パイロット操作用電磁弁の交換。
弁が復帰しないま
たは漏れている
流体圧力が高い。 圧力を調整してください。
※その他、不明な点は、当社または代理店へご相談ください。
ねじサイズ 適正締付トルク
M3 0.7～1.1N･m
排気ポート
スタフィング
表 4-2 適正締付トルク
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－16－
７．製品の仕様および形番表示方法
7．1 形番表示
- - - -
オプションなし
無記号 オプションなし
DC24V
1
2
AC100V
AC200V
3
電圧
MM12-4Pコネクタ
（D4N-9B31：オムロン製）
3000シリーズ
2HS
Pg13.5
（D4N-1B31：オムロン製）
Ｌ
ブラケットオプション
リミットスイッチオプション
Ｂ3
無記号
DIN端子箱（Pg9)
DIN端子箱（M12-4Pコネクタ)
ランプ・サージキラー付DIN端子箱
（Pg9)
2KS ランプ・サージキラー付DIN端子箱
（M12-4Pコネクタ)
2
単体（端子箱右向き)
単体（端子箱左向き)
2連モジュール
1R
1Ｌ
ＳＮＰ ※ ※※ ※
３ポート電磁弁
ボディ・シール材質
※※※
連数
Rc3/8
Rc1/2
Rc3/4
0 アルミ・ニトリルゴム
2J
※
コイル
2G
接続口径
10A
15A
20A
S2
焼結金属
樹脂
Ｂ4
Ｂ8
サイレンサオプション
S1
6000、8000シリーズ
4000シリーズ
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－17－
7．2 製品の仕様
流量特性
C[dm
C[dmC[dm
C[dm
3
33
3
/(s/bar)]
/(s/bar)]/(s/bar)]
/(s/bar)]
S(mm
S(mmS(mm
S(mm
2
22
2
)
))
)
C[dm
C[dmC[dm
C[dm
3
33
3
/(s/bar)]
/(s/bar)]/(s/bar)]
/(s/bar)]
S(mm
S(mmS(mm
S(mm
2
22
2
)
))
)
SNP-10A
SNP-10ASNP-10A
SNP-10A
13 64 14 70
SNP-15A
SNP-15ASNP-15A
SNP-15A
15 76 16 80
SNP-20A
SNP-20ASNP-20A
SNP-20A
34 170 36 180
SNP-10A
SNP-10ASNP-10A
SNP-10A
10 50 14 70
SNP-15A
SNP-15ASNP-15A
SNP-15A
12 59 16 80
SNP-20A
SNP-20ASNP-20A
SNP-20A
26 130 36 180
単体
単体単体
単体
2
22
2連
連連
連
機種形番
機種形番機種形番
機種形番
A→R
A→RA→R
A→RP→A
P→AP→A
P→A
仕様
仕様仕様
仕様
機種
機種機種
機種
接続口径
接続口径接続口径
接続口径
Rc3/8 Rc1/2 Rc3/4
作動区分
作動区分作動区分
作動区分
流体圧供給
流体圧供給流体圧供給
流体圧供給ポート
ポートポート
ポート
使用流体
使用流体使用流体
使用流体
耐圧
耐圧耐圧
耐圧
MPa
MPaMPa
MPa
使用圧力範囲
使用圧力範囲使用圧力範囲
使用圧力範囲
MPa
MPaMPa
MPa
流体温度
流体温度 流体温度
流体温度 ℃
℃℃
℃
周囲温度
周囲温度周囲温度
周囲温度 ℃
℃℃
℃
質量
質量質量
質量 kg
kgkg
kg
1.8 (3.7) ※1
オリフィス
オリフィスオリフィス
オリフィス径
径径
径 mm
mmmm
mm
25.4相当
弁座漏
弁座漏弁座漏
弁座漏れ
れれ
れ
弁構造
弁構造弁構造
弁構造
取付姿勢
取付姿勢取付姿勢
取付姿勢
※
※※
※1
1 1
1 ( )
( )( )
( )内数値
内数値内数値
内数値は
はは
はモジュール
モジュールモジュール
モジュールの
のの
の場合
場合場合
場合の
のの
の質量
質量質量
質量
自在
1.05
0.2～0.7
5～60
-5～60
0.8 (1.7) ※1
1以下(空圧0.2～0.7MPaにて)
内部パイロット式バランスポペット構造
SNP
SNPSNP
SNP
NC（通電時開)形
Ｐポート
圧縮空気
14.8相当
電気仕様
電気仕様電気仕様
電気仕様
定格電圧
定格電圧定格電圧
定格電圧 (※2)
(※2)(※2)
(※2)
皮相電力
皮相電力皮相電力
皮相電力 保持時
保持時保持時
保持時
（
（（
（VA
VAVA
VA)
))
) 起動時
起動時起動時
起動時
消費電力
消費電力消費電力
消費電力 AC
ACAC
AC
(W)
(W)(W)
(W) DC
DCDC
DC
耐熱
耐熱耐熱
耐熱クラス
クラスクラス
クラス
保護構造
保護構造保護構造
保護構造
（
（（
（IEC
IECIEC
IEC規格
規格規格
規格529
529529
529
※
※※
※2
22
2：
：：
：許容電圧範囲
許容電圧範囲許容電圧範囲
許容電圧範囲は
はは
は定格電圧
定格電圧定格電圧
定格電圧の
のの
の±
±±
±10
1010
10％
％％
％以内
以内以内
以内でご
でごでご
でご使用
使用使用
使用ください
くださいください
ください。
。。
。
リミットスイッチ
リミットスイッチリミットスイッチ
リミットスイッチ仕様
仕様仕様
仕様
端子
端子端子
端子
接触抵抗
接触抵抗接触抵抗
接触抵抗
最小適用負荷
最小適用負荷最小適用負荷
最小適用負荷
定格絶縁電圧
定格絶縁電圧定格絶縁電圧
定格絶縁電圧 V
VV
V
絶縁抵抗
絶縁抵抗絶縁抵抗
絶縁抵抗 MΩ
MΩMΩ
MΩ
感電保護
感電保護感電保護
感電保護クラス
クラスクラス
クラス
汚染度
汚染度汚染度
汚染度（
（（
（使用環境
使用環境使用環境
使用環境)
))
)
条件付短絡電流
条件付短絡電流条件付短絡電流
条件付短絡電流
A
AA
A
DIN端子箱(M12-4Pコネクタ) IPX5
3.6 (50Hz)、2.8 (60Hz)
11 (50Hz)、9 (60Hz)
1.9 (50Hz)、1.5 (60Hz)
2.0
AC100V(50/60Hz・AC110V(60Hz)、AC200V(50/60Hz)・220V(60Hz)、DC24V
B
DIN端子箱(Pg9)
100
25mΩ以下
DC5V 1mA 抵抗負荷
300
Pg13.5
M12-4P
コネクタ
100
Class Ⅱ
3 （EN60947-5-1)
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－18－
８．内部構造図
８．１ 接続口径 10A･15A
№ 部品名 数量
1
ソレノイドバルブ
1
2
リミットスイッチ
1
3
スタフィング
1
4
スプリング
1
5
インジゲータ
1
6
PSD パッキン
2
7
ボディ
1
8
バルブステム
1
9
弁座
2
10
ピストン
1
11
ＭＹパッキン
1
12
キャップ
1
ＳＭ－
ＳＭ－ＳＭ－
ＳＭ－５０７６６
５０７６６５０７６６
５０７６６
－19－
８．２ 接続口径 20A
№ 部品名 数量
1
ソレノイドバルブ
1
2
リミットスイッチ
1
3
スタフィング
1
4
スプリング
1
5
インジゲータ
1
6
PSD パッキン
2
7
ボディ
1
8
バルブステム
1
9
弁座
2
10
ピストン
1
11
ＭＹパッキン
1
12
キャップ
1
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