CKD ADK11-Zシリーズ ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
SM-
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95899589
9589
取 扱 説 明 書
取 扱 説 明 書取 扱 説 明 書
マルチレックスバル
マルチレックスバルマルチレックスバル
マルチレックスバル
ドライエア
ドライエアドライエア
ドライエア用電磁弁
用電磁弁用電磁弁
用電磁弁
AD
ADAD
ADK
KK
K11
1111
11-
--
-8A
8A8A
8A~
~25A
25A25A
25A-
--
-Z
ZZ
Z
シリーズ
シリーズシリーズ
シリーズ
使
必ずお読みください。
特に安全に関する記述は、注意深くお読みくだ
さい。
読めるように大切に保管しておいてください。
2
SM-
SM-SM-
SM-9589
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-1-
本製品
本製品本製品
本製品
安全
安全安全
安全にご
にごにご
にご使用
使用使用
使用いただくために
いただくためいただくため
いただくため
当社製品を使用した装置を設計製作される場合には、装置の機械機構と空気圧制御回路または水制御
回路とこれらをコントロールする電気制御によって運転されるシステムの安全性が確保できることをチェック
して安全な装置を製作する義務があります。
当社製品を安全にご使用いただくためには、製品の選定および使用と取扱い、ならびに適切な保全管理
が重要です。
装置の安全性確保のために、警告、注意事項を必ず守ってください。
なお、装置における安全性が確保できることをチェックして安全な装置を製作されるようにお願い申し上
ます。
.本製品
本製品本製品
本製品は
、一般産業機械用装
一般産業機械用装置一般産業機械用装置
一般産業機械用装置
・部品
部品部品
部品として
としてとして
として設計
設計設計
設計
、製造
製造製造
製造されたものです
されたものですされたものです
されたものです
よって
よってよって
よって
、取
取り
り扱
いは
いはいは
いは充分
充分充分
充分な
な知
知識知識
知識
と経験
経験経験
経験を
持っ
ったった
った
人が
が行
行ってください
ってくださいってください
ってください
.製品
製品製品
製品の
の仕様
仕様仕様
仕様範囲内
範囲内範囲内
範囲内
でのご
のごのご
のご使用
使用使用
使用を
必ずお
ずおずお
ずお守
守りください
りくださいりください
りください
での使ない
い。
なお、本製品は一般産業用装置・部品での使用を適用範囲としておりますので、屋外での使用、およ
び次に示すような条件や環境で使用する場合には適用外とさせていただきます。
(ただし、ご採用に際し当社にご相談いただき、当社製品の仕様をご了解いただいた場合は適用とな
りますが、万一故障があっても危険を回避する安全対策を講じてください。)
原子力・鉄道・航空・船舶・車両・医療機械・飲料・食品などに直接触れる機器や用途、娯楽機器・
緊急遮断回路・プレス機械・ブレーキ回路・安全対策用など、安全性が要求される用途への使用。
人や財産に大きな影響が予想され、特に安全が要求される用途への使用。
.装置設計
装置設計装置設計
装置設計・
・管理
管理等管理等
管理等
に関
わる
わるわる
わる安全性
安全性安全性
安全性については
についてはについては
については
、団体規格
団体規格団体規格
団体規格、
法規等
法規等法規等
法規等を
を必
必ずお
ずおずお
ずお守
りください
りくださいりください
りください
ISO4414, JIS B 8370(空気圧システム通則
JFPS2008(空気圧シリンダの選定及び使用の指針)
高圧ガス保安法、労働安全衛生法およびその他の安全規則、団体規格、法規な
安全
安全
確認
確認まで
するではするでは
するでは
本製品本製品
本製
およ
いおいお
いお
配管
配管
機器
機器
絶対
絶対
わなわな
わな
いでください
いでくださいいでください
いでください
機械・装置の点検や整備は、本製品が関わる全てのシステムにおいて安全であることを確認してから
行ってください。
運転停止時も、高温部や充電部が存在する可能性がありますので、注意して行ってください。
機器の点検や整備についは、エルギー源でる供空気や給水、該当する設備の電を遮
断し、システム内の圧縮空気は排気し、水漏れ・漏電に注意して行ってください。
空気圧機器を使用した機械・装置を起動まは再起動する場合、飛び出し防止処置等システムの安
全が確保されているか確認し、注意して行ってください。
.事故防止
事故防止事故防止
事故防止のために
のためにのために
のために必
必ず
、次頁以降
次頁以降次頁以降
次頁以降の
の警告及
警告及警告及
警告及び
び注意事
注意事項注意事項
注意事項をお
をおをお
をお
守りください
りくださいりください
りください。
警告
警告警告
警告
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ここに
ここにここに
ここに
した
したした
した注意事項
注意事項注意事項
注意事項
ではでは
では
、安全注意事項
安全注意事項安全注意事項
安全注意事項の
のランク
ランクンク
ランク
危険
危険危険
危険
」「」「
」「
警告警告
警告」「
」「」「
」「注意
注意注意
注意
として
としてとして
として区別
区別区別
区別
てあります
てありますてあります
てあります
取り扱いを誤った場合に、死亡または重傷を負う危険な状態が生じることが想定
され、かつ危険発生時の緊急性(切迫の度合い)が高い限定的な場合。
取り扱い誤った場に、死亡または重傷をう危を生じことが想され
場合。
取り扱いった合に、軽負うたは物的害のが発する
な状態が生じることが想定される場合。
なお、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性があります。
いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
保証
保証保証
保証
に関
する
するする
する注意事項
注意事項注意事項
注意事項
保証
保証保証
保証期間
期間期間
期間
当社製品の保証期間は、貴社のご指定場所への納入 1 年間といたします。
保証範囲
保証範囲保証範囲
保証範囲
上記保期間中に明らかに当社の責任と認めれる故障を生じた合、本製品の代替品または必
要な交換部品の無償提供、または当社工場での修理を無償で行わせていただきます。
ただし、次の項目に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させていただきます。
カタログまたは仕様書に記載されている以外の条件・環境での取扱いならにご使用の場合
故障の原因が本製品以外の事由による場
製品本来の使い方以外の使用による場合
当社が関わっていない改造または修理が原因の場合
納入当時に実用化されていた技術では予見できない事由に起因する場合
天災、災害など当社の責でない原因による場合
なお、ここでいう保証は、納入品単体に関するものであり、納入品の不具合により誘発される損害につ
いては除外させていただきます。
適合性
適合性適合性
適合性の
の確
確認確認
確認
お客様が使用されるシステム、機械、装置への当社製品の適合性は、お客様自身の責任でご確認く
ださい。
危険
危険危険
危険
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
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SM-SM-
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目次
目次目次
目次
包装
包装包装
包装の
の解
解き
……………………………………………………… 4
設置方法
設置方法設置方法
設置方法
2.1 設置環境 ……………………………………………………… 4
2.2 設置方法 ……………………………………………………… 5
2.3 配管方法 ……………………………………………………… 5
2.4 配線方法 ……………………………………………………… 7
使用前
使用前使用前
使用前の
の確認
確認確認
確認
(施工後
施工後施工後
施工後の
の確認
確認確認
確認)
3.1 外観の確認 …………………………………………………… 10
3.2 漏れの確認 …………………………………………………… 10
3.3 電気の確認 …………………………………………………… 10
3.4 作動の確認 …………………………………………………… 10
適切
適切適切
適切な
使用方法
使用方法使用方法
使用方法
4.1 使用上の注意 ………………………………………………… 11
4.2 分解作業時の注意 …………………………………………… 11
4.3 組立作業時の注意 …………………………………………… 12
保守
保守保守
保守
5.1 保守・点検 ……………………………………………………… 12
5.2 保守部品 ……………………………………………………… 12
故障
故障故障
故障と
と対策
対策対策
対策
……………………………………………………………… 13
適切
適切適切
適切な
廃棄方法
廃棄方法廃棄方法
廃棄方法
…………………………………………………… 13
内部構造図
内部構造図内部構造図
内部構造図
8.1 ADK11-8A・10A の内部構造図 ………………………… 14
8.2 ADK11-15A・20A・25A の内部構造図 …………………… 15
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1.包装の解き方
配管実施寸前まで配管ポート保護は、外さないでください。
配管ート保を配管接続作以前にすと配管ポトから異物が
部に入り、故障、誤作動などの原因になります。
(1) ご注文の製品形番と製品銘板の形番が同一であることを、確認してください。
(2) 外観に損傷を受けていないことを、確認してください。
(3) 保管、弁異物入らうにままいた配管から
出してください。
2.設置方法
指定様外での使、特殊な途の合に、仕につご相談く
ださい。
2.1 設置環境
a) 水・切削油等を直接かけないでください。
・水・切削油が直接電磁弁にかかるとコイル焼けの原因となります。
カバーやパネル内に設置するなどで保護してください。
また、溶接時のスパッタがかかる可能性がある場合は、適切な保護
対策をしてください。
b) コイルは発熱します。
・制御盤内に取り付けしたり、通電時間が長い場合には、通風等の放
熱を考慮してください。高温状態となります。
c) 腐食性、溶剤環境では使用できません
d) 多湿環境は温度変化により結露を生じることがありますので、お避けく
ださい。
e) 爆発性ガス雰囲気中では使用できません。
・防爆用電磁弁をお選びください。
f) 輻射熱を受けない環境でご使用ください。
(1) 寒冷地でのご使用の場合、適切な凍結対策を実施してください。
(2) 本製品は屋外では使用できません。カバーやパネル内に設置するなどで保護してください。
カバーやパネルの設置が困難な場合は、ご相談ください。
(3) 取付後、や溶よる浄やはおくだい。脂部よっ破損場合あり
す。
(4) 電磁弁に振動や慣性が加わる環境でのご使用はお避けください。
注意
注意注意
注意
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
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2.2 設置方法
a) 取扱説明書は、よく読んで内容をご理解の上製品を取付けてください。
b) 製品の取扱い・取付けは必ずボディをつかんで行ってください。
c) 取付け後、配管漏れの有無を確認して正しい取付けがなされているか
ご確認ください。
(1) 据付け姿勢は自由です。ただし、コイルが下向きに取付けた場合には、流体中の異物が電磁鉄心に
付着し、作動不良の原因となりますので、お避けください。
使用圧力0.02MPa未満でご使用の場合にはシール不安定となりますので、使にあたってはご
相談ください。
(2) 保守およびトラブルシュート時の安全作業を考慮して、充分な空間スペースを確保してください。
2.3 配管方法
a) 配管の付けおよび管をやり直す時、製品を固定て行ってく
さい。
b) 配管の重量、振動がバルブに直接加わらないよう配管の固定、支持
してください。
c) 配管接続が完了して流体を供給する場合、最初は圧力が急激に掛
らないように供給してください。
・配管接続が不充分な場合、配管が外れたり、流体が漏れる事故に
ながります。
(1) バイパス回路の設置
・配管はバイパス回路を設置してください。保守・メンテナンス作業が容易になります。(図1参照)
注意
注意注意
注意
注意
注意注意
注意
(図1)バイパス回路
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(2) レギュレータとの直結配管
・レギュレータと電磁弁を直結配管しますと相互に振動し合い、
共振状態となって作動不良の原因となる場合があります。
(図2参照)
(3) 配管の断面積
・流体供給側の配管断面積は絶対に絞らないように電磁の接続口径と合致する配管サイズでご使
ください。
体供給側の配管断面積が絞られていると、電磁弁が閉じている時の流体圧力は仕様範囲内であ
ても、電磁弁がた時に流体圧力が極に降下しますので、作圧力差が少となって電
の作動が不安定になります。
(4) 配管材の清掃
配管に0以上エアングい、ミ・錆・テーどの
除去してください。
(5) 異物の除去
・流体中のゴミ・異物などは、作動不良や漏れの原因となります。
バルブの1次側には、5μm以下のフィルタを取り付けてください。
(6) 配管
・配管時には、供給ポートなどを間違えないように配管してください
流体の流れ方向は、電磁弁のボディに表示されている矢印の方向に合わせてください。
(7) シール剤
・シール剤の使用については、配管内に入り込まないよう充分注意するとともに、外部漏れのないように
してください。ねじ部にシールテープを巻く時は、ねじの先端を1~2山残して巻き付けてください。
液状シール剤を使用する時も、ねじの先端を1~2山残して多すぎないよう塗布してください。機器の
めねじ側へは、塗布しないでください。(図3参照)
(図3)シール剤の塗布方法
●シールテープ ●固形・液状シール剤
(図2)レギュレータとの直結配管
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(8) 締め付
配管時の締付トルクは、表1を参考にしてください。
表1.配管締付トルクの推奨値
(9) 給油・無給油
・無給油使用が可能なため、ルブリケータは不要です。
2.4 配線方法
解・組立作業をおこなってください。
・電磁弁の構造と作動原理を理解して、安全性が確保できる知識が必要で
す。
a) 電源の電圧および交流・直流を確認してください。
b) 他の制御機器からの漏れ電流による誤作動を避けるため、漏れ電流
の確認をしてください。
・プログラマブルコントローラ等の制御機器を使用する場合に、制御
機器からの漏れ電流が影響して、電磁弁が誤作動する場合があ
ます。
・本ご使は、他機漏れ下表
してください。
定格電圧 漏れ電流
DC12V 2mA以下
DC24V 1mA以下
ダイオード内蔵AC100Vコイ 2mA以下
ダイオード内蔵AC200Vコイ 1mA以下
配管の呼び径 配管締付けトルクの推奨
Rc1/4 23 25 N・m]
Rc3/8 31 [N・m
Rc1/2 41 43 [N・m]
Rc3/4 62 65 [N・m]
Rc1 83 [N・m
注意
注意注意
注意
注意
注意注意
注意
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(1) 電気設備の保全
・電気設備の保全のために、制御回路側にはヒューズ等の遮断器をご使用ください。
(2) リード線タイプの結線方
・配線用電線は、目安として公称断面積0.5mm
2
以上をご使用ください。
リード線には無理な力が加わらないようにしてください。
イルについては、DC電圧でも極性はありません。
(3) P端子箱タイプの結線方法
この項は、HP端子箱付きの製品に適用します。(図4参照)
①配線用電線は、公称断面積0.5mm
2
以上のものをご使用ください。
②配線用電線を端子箱本体に通してください
③配線用電線のリード線に銅線用圧着端子を挿入して、端子カシメをしてください
④端子ねじを締付トルク0.5N・mで締め付け、固定してください。
なお、P端子箱の端子への線はラプ付・DC電圧場合に(+)(-)の極性がありますで、
表2に基づいて配線してください。
表2.HP端子箱の端子と外部導線の配線方法
⑤配線完了後、ガスケットが正常に組み付けされていることを確認し、カバーをして、カバー取付ねじを
締付トルク0.5N・mで締め付けしてください。
HP端子箱の種類 外部導線と端子の接続
ランプなし HP端子箱
ランプ付HP端子箱
・AC電圧
HP端子箱のA端子とC端子へそれぞれ
配線してください。極性はありません。
ランプ付HP端子箱
・DC電圧
ランプ部に極性があるため、端子箱の
A端子に(-)極、C端子に(+)極を
配線してください。
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HP端子箱本体
※銅線用裸圧着端子
※配線用電線
ガスケット
端子ねじ
カバー
カバー取付ねじ
※印の部品は当社の製品には含まれておりません。
(図4)HP端子箱の結線方法
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3.使用前の確認(施工後の確認)
3.1 外観の確認
(1) 電磁弁が配管に確実に固定されていることを手で押して確認してください。
(2) ボルト、ナット、ビスなどのねじ部品がゆるんでいないことを確認してください。
3.2 漏れの確認
(1) 流体を加圧状態にして、接続部の漏れを確認してください。
漏れの確認は、圧縮空気(0.3~0.5MPa)を供給して、石鹸液を塗布し、気泡発生の有無で確認する
ことをお奨めします。
3.3 電気の確認
電源を切ってください。
感電に十分注意の上、確認を行ってください。
(1) 電源電圧を確認してください。
電圧変動は、定格電圧±10%の範囲内でご使用ください
許容電圧範囲外でのご使用は作動不良やコイル損傷の原因となります。
(2) 絶縁抵抗の確認
電磁弁に組み付けられた非充電金属部とリード線などの裸充電部との絶縁抵抗を測定してください。
DC500Vメガーにて100MΩ以上であることを確認してください。
3.4 作動の確認
(1) 定格電圧を印加および使用流体を加圧し、電磁弁が正常に開閉作動することを確認してください。
流体の流れを止めてください。(元栓を閉じる)
電磁弁内の流体を排出してください。
警告
警告警告
警告
警告
警告警告
警告
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9589
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4.適切な使用方法
4.1 使用上の注意
a) 緊急遮断弁などには使用できません。
ん。そのようなシステムの場合は、別の確実に安全確保できる手段
を講じた上で、ご使用ください。
b) 本製した等に、予
要な措置を施してください。
c) 使用流体について
・仕様欄記載の使用流体以外の流体を使用しないでください。
・乾燥エアの質は、大気圧露点:―60℃以上、
油分除去率:0.1PPM
W
/
W
以下を目安にしてください。
し、電磁弁の2次側に流れる場合がありますのでご注意ください。
a) 通電時、通電直後はコイル部やアクチュエータ部に手や体を触れな
いでください。火傷の恐れがあります。
b) 通電時、電気配線部(裸充電部)に手や体を触れないでください。感
電の恐れがあります。
c) 仕様圧力範囲内でご使用ください。
(1) 電磁弁を持ち運ぶ際には製品本体を持ってください
リード線や端子箱部に結線されたケーブルをぶら下げる持ち方は避けてください。
(2) 電磁弁を足場にしたり、重量物を載せたりしないでください。
(3) 1 ヶ月以上未使用の場合は、弁シートと弁座が固着し作動時間が遅れることがあります。始業前に試運
転を行ってください。
(4) 異常が発生した場合は、『6.故障と対策』を参照ください。
4.2 分解作業時の注意
分解する前には必ず電源を切り、流体・圧力を抜いてください。
(1) 分解にあたっては本取扱説明書の『8.内部構造図』を参照してください。
(2) コア組立を取り出すときの注意
・コア組立をスタフィングから取り出す場合は、コア組立のスパナ掛け部を利用してください。
このとき、コア組立のパイプ部には外力を加えないよう注意してください。パイプが変形すると漏れや作
動不良につながります。
警告
警告警告
警告
注意
注意注意
注意
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(3) ダイアフラム組立を取り出すときの注意
プラ立、ネ、ラム分解、キは左ので
転させてください。
ときの巻一巻山部に起クバ端を向へ
押すと、分解がスムーズです。
キックバネが永久変形しないよう注意してください。
(4) 部品を洗浄する場合は、中性洗剤などの公害の少ない洗浄液をご使用ください。
ただし、ゴムの部品は交換してください。膨潤する恐れがあります。
4.3 組立作業時の注意
(1) 再組立は、分解と逆の手順にて部品の組み忘れがないように組み付けしてください
(2) プランジャ組立、キックバネ、ダイアフラム組立の組み付け
・キックバネの巻端部をプランジャ組立の軸部のねじ山溝部へ入り込むう左回転させ、ねじ込む要領
にて取り付けます。
・ダイアフラム組立のパイロット弁座軸部へも、同じ要領にて取り付けます。
キックバネの永久変形を起こさないよう注意してください。
(3) 締付トルク
・ねじ部品の締付トルクは、表 3 の値にて締め付けしてください。
3.ねじ部品の締付トルク
部品名 口径 8A・10A 口径 15A・20A 口径 25A
六角ボルト 3~ 4 N・m 5~ 7 N・m 9~12 N・m
コア組立 30~45 N・m 30~45 N・m 30~45 N・m
ナット 8~16 N・m 8~16 N・m 8~16 N・m
5.保守
5.1 保守・点検
a) 保守・点検時はこの取扱説明書をよく読んで内容をご理解の上、作
業を行ってください。
b) 保守する前には必ず電源を切り、流体および圧力を抜いてくださ
い。
(1) 本製品を最適状態でご使用いただくために、定期点検をおこなってください。
作動頻度によって異なりますが、通常半年に1回はおこなってください。
(2) 点検内容は本取扱説明書の『3.使用前の確認』を参照ください。
(3) 消耗部品等について不明な点がありましたらご相談ください。
(4) ストレーナやフィルタの目詰まりにご注意ください。
5.2 保守部品
(1) Oリング、ガスケット
使用中に漏れが認められた時や電磁弁を分解・再組立する時に、交換してください。
(2) プランジャ組立、スプリング、キックバネ
使用中に漏れ、作動不良などの異常が認められた時に、交換してください。
注意
注意注意
注意
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(3) ダイアフラム組立、
使用中に漏れや作動不良などの異常が認められた時に、交換してください。
また、ダイアフラム組立の弁座シール面にキズやヘタリが認められた時に、交換してください。
6.故障と対策
(1) 電磁弁が目的通りに作動しない場合は、表 4 に従い点検を行ってください。
4.故障原因と処置
故障の状態 原因 処置
電気が通電されていない 配線・ヒューズなどを確認し、電源を入
れてください。
印加電圧が許容電圧範囲より低い。 電源を確認して、定格電圧を入力し
ください。
流体圧力が高い。 流体圧力範囲内に調整してください。
流体が流れない。
異物の噛み込み。 分解・清掃。
加圧ポートの配管が間違っている。 正常に配管してください
電気が切れていない
に切る回路に修正してください。
流体が止まらない。
異物の噛み込み。 分解・清掃。
パッキン・Oリングの摩耗・キズ。 部品の交換。 外部への漏れ。
ビス・ボルトのゆるみ。 ビス・ボルトを締め付ける
ボディ、パイロット弁座の摩耗・キズ。 製品の交換。
弁シートシール面の摩耗・キズ。 部品の交換。
内部の漏れ。
弁シート部への異物の噛み込み。 分解・清掃。
(2) その他、不明な点は、当社または代理店へご相談ください。
7.適切な廃棄方法
(1) 本製品を廃棄する際は、産業廃棄物としてご処置ください。
(2) コイルリード線の絶縁被覆部に塩化ビニール樹脂を使用しています。
塩化ビニール樹脂を燃やしますと有害な塩素系ガスが発生しますので、廃棄する際は燃やさないでくだ
さい。
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8.内部構造図
8.1 ADK11-8A・10Aの内部構造図
No. 部品名 備考 1. 備考2.
ナット
スペーサA
銘板
コアー組立
コイル組立
残磁キラー 消耗部品
プランジャばね 消耗部品
プランジャ組立 消耗部品
ボンネットベース
10 ウエアリング 消耗部品
11 Oリング 消耗部品
12 キックばね 消耗部品
13 ダイアフラム組立 消耗部品
14 ボディ
15 ウェーブワッシャ
16 スタフィング
17 座金組込み六角ボルト
18 Oリング 消耗部品
19 ワンタッチブッシュ オプション記号 3A,5A のみ
注)消耗部品は、部品一式のキットにて取扱っております。
適用形式:ADK11-8A・10A
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8.2 ADK11-15A・20A・25A の内部構造図
No.
部品名 備考 1. 備考2.
ナット
スペーサ
銘板
コアー組立
残磁キラ 消耗部品
コイル組立
プランジャばね 消耗部品
プランジャ組立 消耗部品
ウエアリン 消耗部品
10
ウェーブワッシャ
11
ウエアリング 消耗部品
12
Oリング 消耗部品
13
キックばね 消耗部品
14
スタフィング
15
ダイアフラム組立 消耗部品
16
Oリング 消耗部品
17
ボンネットベース
18 座金組込み六角ボルト
19 ボディ
20 ワンタッチブッシュ オプション記号 3A,5A のみ
注)消耗部品は、部品一式のキットにて取扱っております。
適用形式:ADK11-15A・20A・25A
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CKD ADK11-Zシリーズ ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル