AKM AK5701KN Evaluation Board Manual

  • こんにちは!AKM AKD5701-A 評価用ボードのマニュアルの内容を理解しています。このデバイスの機能、使用方法、トラブルシューティングなど、ご質問にお答えします。例えば、電源供給方法、コントロールソフトの使い方、様々な動作モード、測定結果などについて詳しい情報を持っていますので、お気軽にご質問ください。
  • AKD5701-AはどのOSに対応していますか?
    電源供給方法は?
    AK4114は必須ですか?
    コントロールソフトの機能は?
    測定結果はどこに記載されていますか?
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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AKD5701-Aは、MICアンプ内蔵16ビットA/Dコンバータ、AK5701の評価用ボードです。ディジタルイ
ンタフェースにも対応しており、光コネクタを介してディジタルオーディオ機器とインタフェース可能
です。
オーダリングガイド
AKD5701-A --- AK5701評価用ボード
IBM-AT互換機のプリンタポートとの接続用ケーブルとコントロールソフト
を同梱。Windows NT上ではコントロールソフトは動作しません。)
DIT(AK4114)より、光出力が可能
外部クロック用RCAコネクタ
シリアルコントロール用10ピンヘッダー
AK4114
(DIT)
10pin Header
Control Data
10pin Header
DGND
Opt Out
AK5701
AVDD
DSP 1
DVDD AGND
MIC
5V
Regulator
3.3V
10pin Header
DSP 2
EXT/BCLK
RIN1/
RIN2
LIN1/
LIN2
EXT/LRCK
CLOCK
GEN
Fig.1. AKD5701-Aブロック図
* 回路図、パターン図は文末に添付。
AK5701評価用ボードRev.1
A
KD5701-
A
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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. 評価ボードマニュアル
操作手順
1) 電源の配線
1-1) レギュレーター(3.3V)を使用する場合
[REG] () = 5V
[AVDD] (オレンジ) = open
[DVDD] (オレンジ) = open
[VD] (オレンジ) = 3.3V (ディジタル部ロジック電源)
[AGND] () = 0V
[DGND] () = 0V
1-2) レギュレーターを使用しない場合
[REG] () = open
[AVDD] (オレンジ) = 2.4 3.6V (typ. 3.0V)
[DVDD] (オレンジ) = 1.6 3.6V (typ. 3.0V)
[VD] (オレンジ) = 2.7 3.6V (ディジタル部ロジック電源)
[AGND] () = 0V
[DGND] () = 0V
配線は電源の根本から分けて下さい。
2) 評価モード、ジャンパピン、DIPスイッチの設定(以下参照)
3) 電源投入
電源投入後、必ず一度リセットを行って下さい。
リセットの方法はSW1及びSW2(トグルスイッチ)を一度“L”側に倒して、AK4114及びAK5701
パワーダウンを行ってから“H”側に戻してパワーダウンを解除して下さい。
評価モード
AK4114を使用してAK5701を評価する場合は、必ずAK5701とAK4114のオーディオインタフェースを一致させて
下さい。AK5701のオーディオインタフェースフォーマットに関しては、AK5701のデータシート、AK4114のオーデ
ィオインタフェースフォーマットはTable 2をそれぞれ参照して下さい。
対応可能な評価モード
(1) PLL, Master Mode (出荷時)
(2) PLL, Slave Mode (PLL Reference CLOCKMCKI pinの場合)
(3) PLL, Slave Mode (PLL Reference CLOCKEXBCLK or EXLRCK pinの場合)
(4) EXT, Slave Mode
(5) Slave & Bypass Mode
(6) Bypass Mode
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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(1) PLL, Master Mode (出荷時)
*PORT2(DSP1)とDSPを接続して下さい。
PORT2のピン配置は下図の通りです。
PORT2
GND
GND
NC
NC
NC VD
SDTO
LRCK
BCLK
MCKO
(1-1) MCKI 部の設定
X111.2896MHz , 12MHz, 12.288MHz, 13MHz, 13.5MHz, 19.2MHz, 24MHz, 26MHzあるいは、27MHz
実装して下さい。なお、評価ボード上では11.2896MHzが実装されています。
J3(EXT/BCLK) からクロックを供給する場合は、JP16(XTI) “EXT”側にして、JP19(MCLK_SEL)
“EXT”側にして下さい。JP14 (EXT1)はジェネレータ側の出力インピーダンスに応じて適宜設定して下
さい。
JP16
XTI
JP19
MCLK_SEL
JP11
MKFS
EXT 5701 EXT4114
256fs 512fs 1024fs MCKO
(1-2) BCLK部の設定
JP12
BCLK
32fs 16fs64fs
EXT
JP17
BCLK_SEL
BCLK/
DIT
EXTBCLK/
DIT
EXT
BCLK
BCLKの出力周波数 (32fs/64fs)は、AK5701BCKO1-0 bit にて設定を行ってください。
JP12の設定とは関係ありません。
(1-3) LRCK部の設定
JP13
LRCK
1fs2fs
EXT
JP18
LRCK_SEL
LRCK/
DIT
EXTLRCK/
DIT
EXT
LRCK
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
- 4 -
(2) PLL, Slave Mode (PLL Reference CLOCKMCKI pinの場合)
*PORT4(DSP2)とDSPを接続して下さい。
PORT4のピン配置は下図の通りです。
PORT4
GND
GND
NC
NC
SDTOVD
EXSDTI
EXLRCK
EXBCLK
MCKI
(2-1) MCKI部の設定
評価ボード上では、X111.2896MHzの水晶振動子を実装しています。この場合、11.2896MHzPLL基準
クロックに対応します。このモードでは AK5701 MCKOpinから出力された信号を分周器(74VHC4040)
入力し、EXBCLK, EXLRCKを生成しますのでAK5701MCKO bit “1”にする必要があります。
J3 (EXT/BCLK)からクロックを入力する場合は、JP16 (XTI) “EXTCLK/BCLK”側にして、JP19(MCLK_SEL)
“EXTCLK/BCLK”にして下さい。JP14 (EXT1)及び、R20はジェネレータ側の出力インピーダンスに応じ
て適宜設定して下さい。
JP16
XTI
JP19
MCLK_SEL
JP11
MKFS
EXT 5701 EXT4114
256fs 512fs 1024fs MCKO
(2-2) BCLK部の設定
JP12
BCLK
32fs 16fs64fs
EXT
JP17
BCLK_SEL
BCLK/
DIT
EXTBCLK/
DIT
EXT
BCLK
(2-3) LRCK部の設定
JP13
LRCK
1fs2fs
EXT
JP18
LRCK_SEL
LRCK/
DIT
EXTLRCK/
DIT
EXT
LRCK
[AKD5701-A]
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(2-4)AK4114を使用する場合
*このモードでは、BCLK=64fs, LRCK=1fsのみ対応します。
MCKI部の設定
*X1を使用する場合はJP16をオープンにして下さい。
JP16
XTI
JP19
MCLK_SEL
JP11
MKFS
EXT 5701 EXT4114
256fs 512fs 1024fs MCKO
LRCK部の設定
JP13
LRCK
1fs2fs
EXT
JP18
LRCK_SEL
LRCK/
DIT
EXTLRCK/
DIT
EXT
LRCK
BCLK部の設定
JP12
BCLK
32fs 16fs64fs
EXT
JP17
BCLK_SEL
BCLK/
DIT
EXTBCLK/
DIT
EXT
BCLK
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
- 6 -
(3) PLL, Slave Mode (PLL Reference CLOCKEXBCLK or EXLRCK pinの場合)
*PORT4(DSP2)とDSPを接続して下さい。
PORT4のピン配置は下図の通りです。
PORT4
GND
GND
NC
NC
SDTOVD
EXSDTI
EXLRCK
EXBCLK
MCKI
(3-1) MCKI部の設定
JP16
XTI
JP19
MCLK_SEL
EXT5701 EXT4114
(3-2) BCLK部の設定
J3 (EXT/BCLK)J4 (EXT/LRCK)を使用します。X1は外してください。JP14 (EXT1), JP15 (EXT2)及び、
R20,R21はジェネレータ側の出力インピーダンスに応じて適宜設定して下さい。
*AK4114を使用する場合はJP17(BCLK_SEL) “EXTBCLK/DIT”に、JP18(LRCK_SEL) “EXTLRCK/DIT”
に設定して下さい。この場合、BCLK=64fs, LRCK=1fsのみ対応します。
JP12
BCLK
32fs 16fs64fs
EXT
JP17
BCLK_SEL
BCLK/
DIT
EXTBCLK/
DIT
EXT
BCLK
(3-3) LRCK部の設定
JP13
LRCK
1fs2fs
EXT
JP18
LRCK_SEL
LRCK/
DIT
EXTLRCK/
DIT
EXT
LRCK
[AKD5701-A]
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- 7 -
(4) EXT, Slave Mode
*PORT4(DSP2)とDSPを接続して下さい。
PORT4のピン配置は下図の通りです。
PORT4
GND
GND
NC
NC
SDTOVD
EXSDTI
EXLRCK
EXBCLK
MCKI
(4-1) MCKI部の設定
PORT4 (DSP2) を使用します。JP19(MCKI_SEL)openにして下さい。
(4-2) BCLK部の設定
JP12
BCLK
32fs 16fs64fs
EXT
JP17
BCLK_SEL
BCLK/
DIT
EXTBCLK/
DIT
EXT
BCLK
(4-3) LRCK部の設定
JP13
LRCK
1fs2fs
EXT
JP18
LRCK_SEL
LRCK/
DIT
EXTLRCK/
DIT
EXT
LRCK
[AKD5701-A]
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- 8 -
(5) Slave & Bypass Mode
*PORT4(DSP2)及びPORT2(DSP1)とDSPを接続して下さい。
PORT4, PORT2のピン配置は下図の通りです。
PORT4
GND
GND
NC
NC
SDTOVD
EXSDTI
EXLRCK
EXBCLK
MCKI
PORT2
GND
GND
NC
NC
NC VD
SDTO
LRCK
BCLK
MCKO
(5-1) MCKI部の設定
PORT4 (DSP2) を使用します。JP19(MCKI_SEL)openにして下さい。
(5-2) BCLK部の設定
JP12
BCLK
32fs 16fs64fs
EXT
JP17
BCLK_SEL
BCLK/
DIT
EXTBCLK/
DIT
EXT
BCLK
(5-3) LRCK部の設定
JP13
LRCK
1fs2fs
EXT
JP18
LRCK_SEL
LRCK/
DIT
EXTLRCK/
DIT
EXT
LRCK
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
- 9 -
(6)Bypass Mode
*PORT4(DSP2)及びPORT2(DSP1)とDSPを接続して下さい。
PORT4, PORT2のピン配置は下図の通りです。
PORT4
GND
GND
NC
NC
SDTOVD
EXSDTI
EXLRCK
EXBCLK
MCKI
PORT2
GND
GND
NC
NC
NC VD
SDTO
LRCK
BCLK
MCKO
(6-1) MCKI部の設定
PORT4 (DSP2) を使用します。JP19(MCKI_SEL)openにして下さい。
(6-2) BCLK部の設定
JP12
BCLK
32fs 16fs64fs
EXT
JP17
BCLK_SEL
BCLK/
DIT
EXTBCLK/
DIT
EXT
BCLK
(6-3) LRCK部の設定
JP13
LRCK
1fs2fs
EXT
JP18
LRCK_SEL
LRCK/
DIT
EXTLRCK/
DIT
EXT
LRCK
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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DIPスイッチの設定
[SW2] (MODE): AK4114の評価モードの設定
ON“H”, OFF“L”です。
No. Name ON (“H”) OFF (“L”)
1 DIF0
AK4114 Audio Format Setting
Table 2参照
2 DIF1
3 OCKS0
マスタクロック出力周波数選択Table3. 参照
4 OCKS1
Table 1. AK5701AK4114のモード設定
AK5701のレジスタ設定 AK4114:SW3の設定
M/S DIF1 DIF0 DIF1 DIF0 DAUX
0 1 0 0 0 24bit, Left justified Master
0 1 1 0 1 24bit, I
2
S Master Default
1 1 0 1 0 24bit, Left justified Slave
1 1 1 1 1 24bit, I
2
S Slave
Table 2. AK4114オーディオインタフェースフォーマット設定
No. OCKS1 OCKS0 MCKO1 X’tal
0 0 0 256fs 256fs Default
2 1 0 512fs 512fs
Table 3.AK4114 マスタクロック出力周波数選択
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
- 11 -
その他のジャンパの設定
1) JP1 (GND) : AGNDDGNDのショート。
OPEN: AGNDDGNDを別々にします。
SHORT: AGNDDGNDをショートします。<Default>
2) JP2(AVDD_SEL) : AVDD供給の選択。
OPEN: AVDDAVDD端子から供給する場合
SHORT: AVDDをレギュレータから供給する場合<Default>
3) JP3(DVDD_SEL) : DVDD供給の選択。
AVDD: DVDDAVDD端子から供給する場合 <Default>
DVDD: DVDDDVDD端子から供給する場合
4) JP4(CSP): CSP Hi/Low の選択
H: CSP= “H”
L: CSP= “L” <Default>
5) JP5,JP6(MPWR): AK5701MPWRの選択
OPEN: MPWRを接続しません。<Default>
SHORT: MPWRを接続します。
6) JP8(CCLK): AK5701CCLK入力の選択
OPEN: CCLK入力無し
SHORT: CCLK入力有り<Default>
7) JP7(LVC_SEL): LVC Logic電源供給の選択。
DVDD: LVC Logicの電源を DVDD端子から供給する場合
VD: LVC Logicの電源をVD端子から供給する場合 <Default>
8) JP20(SDTO): PORT4 (DSP2) pin#4の選択。
OPEN: EXSDTIへの入力データ<Default>
SHORT: PORT4 (DSP2) SDTOの出力データ
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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トグルスイッチの動作
上方が“H”、下方が“L”です。
[SW1] (DIT): AK4114のパワーダウン。動作中は“H”側に倒します。
電源投入後、必ず一度“L”を入力して下さい。
AK4114を使用しない場合には、“L”側に倒して下さい。
[SW3] (PDN): AK5701のパワーダウン。動作中は“H”側に倒します。
電源投入後、必ず一度“L”を入力して下さい。
LEDの表示
[LED1] (ERF): AK4114INT0ピンの出力です。
シリアルコントロール
AKD5701-AIBM-AT互換機のプリンタポート(パラレルポート)を通してコントロール可能です。同梱
10線フラットケーブルでPORT3 (CTRL)PCを接続して下さい。
10pin Header
CSN
10 Wire Flat Cable
CCLK
CDTI
10pin Connector
PC
Connect
A
KD5701-A
1
10
6 5
Fig.2. 10線フラットケーブルの接続
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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アナログ入出力回路
(1) 入力回路について
LIN/RIN,MIC入力回路
LIN1
J1
MR-552LS
LIN
3
2
LIN2
JP9
LIN
LIN2
LIN1
RIN1
J2
MR-552LS
2
RIN
3
RIN2
JP10
RIN
RIN2
RIN1
1
1
4
6
3
J5
MIC
R38
(Open)
R39
(Open)
Fig 3.LIN/RIN, MIC入力回路
(1-1) LIN1, RIN1から入力
JP9
LIN
LIN2
LIN1
RIN2RIN1
RIN
JP10
(1-2) LIN2, RIN2から入力
JP9
LIN
LIN2
LIN1
RIN2RIN1
RIN
JP10
当社では回路例の使用によるトラブルについて一切の責任は負いません。
[AKD5701-A]
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. コントロールソフトマニュアル
評価ボードとコントロールソフトの設定
1. AKD5701-Aを前項参照の上、適宜、設定して下さい。
2. IBM-AT互換機とAKD5701-Aを同梱の10線フラットケーブルで接続して下さい。10ピンヘッダーの向き
に注意して下さい。(Windows 2000/XP上でコントロールソフトを動作させる場合、同梱のドライバをイ
ンストールして下さい。インストール方法については“AKMデバイスコントロールソフトウェア ドラ
イバーインストールマニュアル”を見て下さい。Windows95/98/ME上で動作させる場合はドライバのイ
ンストールは不要です。尚、Windows NT上ではコントロールソフトは動作しません。)
3. “AK5701 Evaluation Kit”のラベルが貼ってあるCD-ROMCD-ROMドライブに挿入して下さい。
4. CD-ROMドライブにアクセスして、“akd5701.exe”(*)をダブルクリックし、コントロールプログラムを立
ち上げて下さい。
(*)CSP pin = “L”として下さい。
5. 後は下記を参照して評価して下さい。
操作手順
下記の手順を守って下さい。
1. 上記に従って、コントロールプログラムを立ち上げて下さい。
2. Port Setupボタンをクリックして下さい。
3. Resetボタンをクリックして下さい。
各ボタンの説明
1. [Port Reset] : USB I/Fボード接続時に使用します。
2. [Write default] : AK5701のレジスタを初期設定にします。
3. [All Write] : 現在表示されているレジスタ値を全て書き込みます。
4. [Function1] : キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。
5. [Function2] : キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。
6. [Function3] : レジスタのシーケンスを設定し、実行します。
7. [Function4] : [Function3] で作成したシーケンスファイルを割り当て、実行します。
8. [Function5] : メイン画面の[Save]で作成したレジスタ設定を複数割り当て実行ができます。
9. [SAVE] : 現在のレジスタ設定値をファイルに保存します。
10. [OPEN] : 保存してあるレジスタ値を書き込みます。
11. [Write] : 各レジスタに対応したマウス操作によるデータ書き込みダイアログを立ち上げます。
データの表示
入力されたデータはレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1”を表し、青字は “L”または “0”
表します。ブランク部分はデータシートで定義されていない部分です。
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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各ダイアログの説明
1. [Writeダイアログ] : マウス操作によるデータ書き込みダイアログ
・各レジスタに対応したダイアログがあります。
・各レジスタに対応したWriteボタンをクリックし、ダイアログを立ち上げます。チェックボックスを
チェック(9点がチェックした印です)すると、データは“H”または“1”になり、チェックしなければデ
ータは“L”または“0”になります。
・入力した値をAK5701に書き込む場合は“OK”ボタンを、書き込まない場合は“Cancel”ボタンを
押して下さい。
2. [Function1ダイアログ] : キーボード操作によるデータ書き込みダイアログ
Addressボックス: データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。
Dataボックス: データを16進数2桁で入力します。
入力した値をAK5701に書き込む場合は “OK”ボタンを、書き込まない場合は “Cancel”ボタンを押して
下さい。
3. [Function2ダイアログ] : IVOL, OPGA評価用のダイアログ
アドレス18H, 19Hにのみ対応するダイアログです。
Addressボックス: データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。
Start Dataボックス: Start Data16進数2桁で入力します。
End Dataボックス: End Data16進数2桁で入力します。
Intervalボックス: Interval間隔でAK5701にデータを書き込みます。
Stepボックス: Step間隔でデータを書き換えます。
Mode Selectボックス: 9点でチェックした場合、空白でチェックしない場合です。
チェックした場合: Start DataからEnd Dataまで達し、さらにStart Dataに戻ります。
[実行例] Start Data = 00, End Data = 09
データの流れ: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 09 08 07 06 05 04 03 02 01 00
チェックしない場合: Start DataからEnd Dataまで達し、Start Dataには戻りません。
[実行例] Start Data = 00, End Data = 09
データの流れ: 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09
入力した値をAK5701に書き込む場合は “OK”ボタンを、書き込まない場合は “Cancel”
ボタンを押して
下さい。
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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4. [Save] ボタンと [Open] ボタンについて
4-1. [Save]
現在のレジスタ設定値を保存します。ファイル名の拡張子は “akr”です。
<操作方法>
(1) [Save] ボタンをクリックして下さい。
(2) ファイル名を指定して [Save] ボタンをクリックして下さい。拡張子は “akr”にして下さい。
4-2. [Open]
[Save]で保存したレジスタ値を AK5701 へ書き込みます。ファイル形式は[Save] と同じ形式です。
<操作方法>
(1) [Open] ボタンをクリックして下さい。
(2) ファイル名(拡張子は “akr ”)を選択して [Open] ボタンをクリックして下さい。
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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5. [Function3ダイアログ]
レジスタのシーケンスの設定、実行ができます。
(1) [F3] を押して下さい。
(2) 動作させるシーケンスをセットして下さい。
アドレス、データ、インターバル時間を入力して下さい。シーケンスを終わらせるステップのアドレス
には “-1”を入力して下さい。
(3) [Start] ボタンを押して下さい。設定したシーケンスが実行されます。
インターバル時間が “-1” のとき、そのステップを実行後、シーケンスが停止します。再度 [START]
タンを押すと停止した状態から再び動作を開始します。
シーケンスは[Function3] Window中の[Save] [Open] ボタンで保存または開くことができます。ファ
イル名の拡張子は “aks” です。
Figure 1. Window of [F3]
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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6. [Function4ダイアログ]
[Function3] で作成したシーケンスファイルの設定を割り当て、実行することができます。[F4] ボタンを押
すとFigure 2に示すようなwindowが開きます。
Figure 2. [F4] window
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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6-1. 左側の [OPEN] ボタンと [START] ボタンについて
(1) [OPEN] ボタンを押し、シーケンスファイル (*.aks)を選択して下さい。
シーケンスファイルがFigure.3 に示す様に表示されます。
Figure 3. [F4] window(2)
(2) [START] ボタンを押すとシーケンスを実行します。
6-2. 右側下の[SAVE] ボタンと[OPEN] ボタンについて
[SAVE] : シーケンスファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.ak4”です。
[OPEN] : “*.ak4”でセーブしたシーケンスファイルの割り当てを読み出します。
6-3. 操作上の注意
(1) [Function4] はシーケンスを一時停止する機能はサポートしていません。
(2) 右側にある [SAVE] [OPEN] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要がありま
す。
(3) [Function3] においてシーケンスを変更した場合、その内容を反映させるためにそのファイルを再度読み
出しして下さい。
[AKD5701-A]
<KM076906> 2011 / 12
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7. [Function5ダイアログ]
メイン画面の[SAVE] で作成したレジスタ設定ファイルを複数割り当て、実行することができます。
[F5] ボタンを押すとFigure 4に示す様なWindowが開きます。
Figure 4. [F5] window
7-1. 左側の[OPEN] ボタンと[WRITE]ボタンについて
(1) [OPEN] ボタンを押し、 レジスタ設定ファイル (*.akr) を選択して下さい。
レジスタ設定ファイル名がFigure.5に示す様に表示されます。
(2) [WRITE] ボタンを押すとレジスタへの書き込みが実行されます。
/