AKM AK4954AEN Evaluation Board Manual

  • こんにちは!AKM AKD4954A-B評価ボードのマニュアルを読み込みました。このボードは、32bitステレオCODEC AK4954Aの評価を容易にするためのツールです。USB接続によるGUI制御、様々なオーディオインターフェースのサポートなど、様々な機能を備えています。このデバイスに関するご質問にお答えしますので、お気軽にご質問ください!
  • 電源供給方法は?
    AK4118Aを使った評価時の注意点とは?
    リセット方法は?
    アナログ入力はどのように行いますか?
    コントロールソフトの機能は?
[AKD4954A-B]
<KM114101> 2016/11
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AKD4954A-Bは、PLL&MIC/HP/SPKアンプを内蔵した32bit ステレオCODECAK4954Aの評価用ボー
ドです。このボードはUSBポートを使って、Windows上のGUIで各種設定のコントロールが可能です。
当社A/Dコンバータの評価用ボードとのインタフェースを装備しており、手軽に評価可能です。更にデ
ィジタルインタフェースにも対応しており、光コネクタを介してディジタルオーディオ機器とインタフ
ェース可能です。
オーダリングガイド
AKD4954A-B --- AK4954A評価ボード
(コントロールソフトを同梱。)
2種類のインタフェースを装備
- 当社A/Dコンバータ評価ボードとダイレクトにインタフェース
- DIT, DIRにより、光入出力が可能
ボード制御用USBポート
Mini
Jack
Digital
MIC
TVDD
DVDD
AVDD
SVDD
REG
3.3V
1.8V
3.3V
3.3V
GND1
0V
HP
Jack
REG1
5V
SPK
SPP SPN
LINE-
OUT
Jack
AK4954A
Opt In
Opt Out
PIC4550
AK4118A
(DIT/DIR)
External
Clock
LIN1
RIN1
LIN2
RIN2
LIN3
RIN3
USB
LDO
(T3)
1.8V
REG
Figure 1. AKD4954A-Bブロック図
* 回路図、パターン図は文末に添付。
AKD4954A-B
AK4954A 評価用ボード Rev.1
[AKD4954A-B]
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操作手順
(1) 電源の配線
(1-1) レギュレータから電源を供給する場合:<Default>
JP3
SVDD
JP17
USB5V
1.8V
5V
3.3V
電源の接続
名称
電圧
内訳
REG1
5V
レギュレータへの入力
GND1
0V
グランド
Table 1. 電源の配線
(1-2) USB5Vから電源を供給する場合
JP3
SVDD
JP17
USB5V
1.8V
5V
3.3V
(2) 評価モード、JPピン、DIPスイッチの設定(以下参照)
(3) 電源投入
電源投入後、必ず一度リセットを行って下さい。
AK4954AAK4118AのリセットSW1(トグルスイッチ)を一度L側に倒して、AK4954AAK4118A
のパワーダウンを行ってからH側に戻してパワーダウンを解除
した後に、コントロールソフトのDummy Commandボタンを押し
下さい
[AKD4954A-B]
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評価モード
AK4118Aを使用してAK4954Aを評価する場合は、必ずAK4954AAK4118Aのオーディオインタフェー
スを一致させて下さい。AK4954Aのオーディオインタフェースフォーマットに関しては、AK4954A
データシート、AK4118AのオーディオインタフェースフォーマットはTable 2.をそれぞれ参照して下さ
い。
AK4118Afs=32kHz以上に対応します。fs=32kHz未満で評価する場合は他のモードをお使い下さい。
また、AK4118AMCLK256fs512fs対応します。これ以外の条件で評価する場合は他のモードを
お使い下さい。
AK4954Aのレジスタ設定に関しては、AK4954Aデータシートを参照して下さい。
対応可能な評価モード
(1) AK4118ADIT機能を使ったA/D部の評価
(1-1) External Slave Modeでの設定
(2) AK4118ADIR機能を使ったD/A部の評価 <Default>
(2-1) External Slave Modeでの設定
(3) 外部クロックを使ったA/D部、D/A部の評価
(3-1) PLL Master Modeでの設定
(3-2) PLL Slave Modeでの設定
(3-3) External Slave Modeでの設定
(4) A/D → D/Aループバックの評価
(4-1) PLL Master Modeでの設定
(4-2) PLL Slave Modeでの設定
(4-3) External Slave Modeでの設定
[AKD4954A-B]
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(1) AK4118ADIT機能を使用したA/D部の評価
(1-1) External Slave Modeでの設定
水晶発振子X1(11.2896MHz)及びPORT2(光出力)を使用します。PORT1には何も接続しないで下さい。
AK4954AのレジスタをEXT Slave Modeに設定します。AK4118AからMCKI, BICK, LRCKを供給し、SDTO
AK4118Aに供給します。
[JPの設定]
JP11
MCKI
JP14
BICK
JP12
LRCK
DIR
EXT
DIR
EXT
JP15
DIR
EXT
SDTO
(2) AK4118ADIR機能を使用したD/A部の評価 <Default>
(2-1) External Slave Modeでの設定
PORT1(光入力)を使用します。PORT2には何も接続しないで下さい。
AK4954AのレジスタをEXT Slave Modeに設定します
[JPの設定]
JP11
MCKI
JP14
BICK
JP12
LRCK
DIR
EXT
DIR
EXT
DIR
EXT
DIR
EXT
JP13
SDTI
DIR
ADC
JP10
SDTI-SEL
[AKD4954A-B]
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(3) 外部クロックを使ったA/D部、D/A部の評価
外部クロックを使用して評価します。PORT1, PORT2には何も接続しないで下さい。
(3-1) PLL Master Modeでの設定
JP11MCKIからマスタクロックを入力し、AK4954A内蔵のPLLにより BICK, LRCKを生成し出力しま
す。
AK4954AのレジスタをPLL Master Modeに設定ます
JP11からMCKI, JP13からSDTIを入力し、JP12からLRCK, JP14からBICK, JP15からSDTO出力します。
AK4954A
DSP or P
BICK
LRCK
SDTO
SDTI
BCLK
LRCK
SDTI
SDTO
MCKI
1fs
32fs, 64fs
11.2896MHz, 12MHz, 12.288MHz
13.5MHz, 24MHz, 27MHz
Figure 2. PLL Master Mode
[AKD4954A-B]
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(3-2) PLL Slave Modeでの設定
JP14BICKに入力されるクロックを基準に、AK4954A内蔵PLLにてAK4954Aに必要なクロックを生成
します。
AK4954AのレジスタをPLL Slave Mode (Reference Clock = BICK)に設定します
JP14からBICK, JP12からLRCK, JP13からSDTIを入力しJP15からSDTOを出力します。
AK4954A
DSP or P
MCKI
BICK
LRCK
SDTO
SDTI
BCLK
LRCK
SDTI
SDTO
1fs
32fs, 64fs
Figure 3. PLL Slave Mode 2(PLL Reference Clock: BICK pin)
[JPの設定]
JP11
MCKI
DIR
EXT
[AKD4954A-B]
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(3-3) External Slave Mode での設定
AK4954AのレジスタをEXT Slave Modeに設定します。
JP11からMCLK, JP14からBICK, JP12からLRCK, JP13からSDTIを入力し、JP15からSDTOを出力します。
AK4954A
DSP or P
MCKI
BICK
LRCK
SDTO
SDTI
BCLK
LRCK
SDTI
SDTO
1fs
32fs
MCLK
256fs,384fs
512fs or 1024fs
Figure 4. EXT Slave Mode
(4) A/D D/Aループバックでの評価
(4-1) PLL Master Modeでの設定
PORT1PORT2には何も接続しないで下さい。
AK4954AのレジスタをPLL Master Modeに設定して下さい。
(4-1-1) JP11(MCKI)からマスタクロック(MCKI)を供給する場合
[JPの設定]
JP15
DIR
EXT
JP13
SDTO
SDTI
DIR
ADC
JP10
SDTI-SEL
[AKD4954A-B]
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(4-2) PLL Slave Modeでの設定
AK4954AのレジスタをPLL Slave Mode(Reference Clock: BICK)に設定して下さい。
PORT1PORT2には何も接続しないで下さい。
(4-2-1) JP14からBICK, JP12からLRCKを供給する場合
[JPの設定]
JP11
MCKI
JP15
DIR
EXT
DIR
EXT
JP13
SDTO
SDTI
DIR
ADC
JP10
SDTI-SEL
(4-3) External Slave Modeでの設定
AK4954AのレジスタをEXT Slave Modeに設定します
PORT1PORT2には何も接続しないで下さい。
(4-3-1) AK4118Aから全てのクロックを入力する場合
X1(11.2896MHz)を使用します。
[JPの設定]
JP11
MCKI
JP14
BICK
JP12
LRCK
DIR
EXT
DIR
EXT
JP15
DIR
EXT
DIR
EXT
JP13
SDTO
SDTI
DIR
ADC
JP10
SDTI-SEL
[AKD4954A-B]
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DIPスイッチの設定
[S1] (SW DIP-4): AK4118Aの評価モードの設定
No.
Name
ON (H)
OFF (L)
Default
1
OCKS1
AK4118A Master Clock Setting :Table 4.参照
L
2
DIF0
AK4118A Audio Format Setting
Table 3.参照
L
3
DIF1
L
4
DIF2
H
Table 2. AK4118Aのモード設定
Mode
DIF2
DIF1
DIF0
DAUX
SDTO
LRCK
BICK
I/O
I/O
0
0
0
0
24bit, Left justified
16bit, Right justified
H/L
O
64fs
O
1
0
0
1
24bit, Left justified
18bit, Right justified
H/L
O
64fs
O
2
0
1
0
24bit, Left justified
20bit, Right justified
H/L
O
64fs
O
3
0
1
1
24bit, Left justified
24bit, Right justified
H/L
O
64fs
O
4
1
0
0
24bit, Left justified
24bit, Left justified
H/L
O
64fs
O
Default
5
1
0
1
24bit, I
2
S
24bit, I
2
S
L/H
O
64fs
O
6
1
1
0
24bit, Left justified
24bit, Left justified
H/L
I
64 -128fs
I
7
1
1
1
24bit, I
2
S
24bit, I
2
S
L/H
I
64 -128fs
I
Table 3. AK4118A Audio Format Setting
OCKS1
MCKO1
Xtal
Default
0
256fs
256fs
1
512fs
512fs
Table 4. AK4118A Master Clock Setting
トグルスイッチの動作 (上方がH、下方がLです)
[SW1] (PDN): AK4954A, AK4118Aのパワーダウン。動作中はH側に倒します。
電源投入後、必ず一度Lを入力して下さい。
シリアルントロール
AKD4954A-BPCUSBポートを使用してコントロール可能です。USBケーブルでUSBコネクタ
(PORT3)PCUSBポートを接続して下さい。
[AKD4954A-B]
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アナログ入出力回路
(1) 入力回路について
MPWR2
RIN3
MPWR1
LIN3
LIN2
RIN2
RIN1
LIN1
J1
MIC-IN
1
2
3
JP2
RIN-SEL
JP1
LIN-SEL
C10
1u
C8
1u
JP5
DMCK
JP4
DMDT
LIN2
LIN3
RIN1
RIN2
RIN3
C14
1u
LIN1
C12
1u
+
C16
1u
+
C18
1u
C11
1n
C9
1n
C13
1n
C17
1n
C19
1n
VSS1
VSS1
VSS1
VSS1
VSS1
VSS1
JP8
MP-LIN2
JP9
MP-RIN2
R6
2.2k
R7
2.2k
C15
1n
VSS1
JP6
MP-LIN1
JP7
MP-RIN1
R4
2.2k
R5
2.2k
Figure 5. LIN1/RIN1, LIN2/RIN2, LIN3/RIN3入力回路
(1-1) LIN1/RIN1 入力する場合 <Default>
J1からLIN1/RIN1 を入力します。
LIN1/RIN1Mic Powerを供給しない場合はJP6, JP7Openにして下さい
JP4
JP5
JP2
RIN-SEL
JP1
LIN-SEL
LIN3
LIN2
LIN1
RIN3
RIN2
RIN1
JP6
JP7
DMDT
DMCK
MP-LIN1
MP-RIN1
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(1-2) LIN2/RIN2 入力する場合
J1からLIN2/RIN2を入力します。
LIN2/RIN2Mic Powerを供給しない場合はJP8, JP9Openにして下さい
JP8
JP9
JP2
RIN-SEL
JP1
LIN-SEL
LIN3
LIN2
LIN1
RIN3
RIN2
RIN1
MP-RIN2
MP-LIN2
(1-3) LIN3/RIN3を入力する場合
J1からLIN3/RIN3を入力します。
JP2
RIN-SEL
JP1
LIN-SEL
LIN3
LIN2
LIN1
RIN3
RIN2
RIN1
(1-4) デジタルマイクから入力する場合
JP5からDMCKを出力し、 JP4からDMDTを入力します。
JP4
JP5
DMDT
DMCK
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(2) 出力回路について
(2-1) HPL/HPR 出力
R17
33
R18
33
C28
0.22u
C29
0.22u
VSS1
J2 HP-OUT
1
2
3
HPR
HPL
Figure 6. HPL/HPR出力回路
J2(ミニジャック)からHPL/HPR を出力します。
(2-2) スピーカ 出力
TP2
SPN
1
TP1
SPP
1
SPN
SPP
Figure 7. SPP/SPN出力回路
TP1, TP2からSPP/SPNを出力します。
(2-3) ステレオライン 出力
J3 LINE-OUT
1
2
3
+
C25 1u
+
C24 1u
R16
22k
R15
22k
VSS3
ROUT
LOUT
Figure 8. LOUT/ROUT出力回路
J3(ミニジャック)からLOUT/ROUTを出力します。
当社では回路例の使用によるトラブルについて一切の責任は負いません。
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AK4954Aコントロールソフトマニュアル
評価ボードとコントロールソフトの設定
1. 評価ボードを適宜、設定して下さい。
2. 評価ボードと PCUSBケーブルで接続して下さい。
3. USBケーブルを接続すると、HID(Human Interface Device)として認識されます。もし、正常に認識されな
い場合は、再度接続し直して下さい。
4. コントロールプログラムを立ち上げて下さい。(Note 1)
Note 1. 評価ボードに電源を投入し、SW1(トグルスイッチ)を一度L側に倒して、AK4954A
AK4118Aのパワーダウンを行ってからHに戻してパワーダウンを解除した後
必ず一度[Dummy Command]ボタンを押して、初期化を行って下さい。
5. 適宜、操作を行い評価して下さい。
Figure 9. Window of Control Soft
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■操作説明
コントロールソフトでは、ファンクション機能、レジスタマップ操作、テストツールの操作を行えます。
これらは、上部のタブで切り替えます。
頻繁に使用するレジスタ初期設定ボタン等は、切り替え画面の外側に配置されています。
各ボタンから呼び出されるダイアログの詳細は「各ダイアログ機能の説明」を参照してください。
1.[Port Reset]: メインボード上のUSB ポートにリセットを行います。
ソフト起動後 PORT4(CTRL)からPCUSBポートに接続した場合、
このボタンをクリックしてください。
2.[Write Default]: レジスタを初期設定にします。
ハード上のリセット等でデバイスの初期化を行った場合、
このボタンをクリックしてください。
3.[All Write]: 現在表示されているレジスタ値を全て書き込みます。
4.[All Read]: 現在表示されているレジスタ値を全て読み込みます。
5.[Save]: 現在のレジスタ設定値をファイルに保存します。
6.[Load]: ファイルに保存してあるデータの書き込みを実行します。
7.[All Reg Write]: [All Reg Write] ダイアログを立ち上げます。
8.[Data R/W]: [Data R/W] ダイアログを立ち上げます。
9.[Sequence]: [Sequence] ダイアログを立ち上げます。
10.[Sequence(File)]: [Sequence(File)] ダイアログを立ち上げます。
11.[Read]: 現在のレジスタを読み出して、Register欄に表示します。
[All Read] ボタンとは異なり16進表示のみを行い
レジスタマップへの反映は行いません。
12.[Dummy Command]: ダミーコマンドを書き込みます(Note 2)
Note 2. 評価ボードに電源を投入し、SW1(トグルスイッチ)を一度L側に倒して、AK4954A
AK4118Aのパワーダウンを行ってからHに戻してパワーダウンを解除した後
必ず一度[Dummy Command]ボタンを押して、初期化を行って下さい。
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■各タブ機能の説明(Note3)
1. [Function] タブ: ファンクション機能
各ボタンを押すと設定ダイアログが開きます。
(設定ダイアログに関しては「各ダイアログ機能の説明」を参照してください)
Note 3. 評価ボードに電源を投入し、SW1(トグルスイッチ)を一度L側に倒して、AK4954A
AK4118Aのパワーダウンを行ってからHに戻してパワーダウンを解除した後
必ず一度[Dummy Command]ボタンを押して、初期化を行って下さい。
Figure 10. [Function] Window
[Power Management Setting] ボタン : [Power Management Setting] ダイアログ 呼び出し
[Audio Mode Setting] ボタン : [Audio Mode Setting] ダイアログ 呼び出し
[System Clock Audio I/F] ボタン : [System Clock Audio I/F] ダイアログ 呼び出し
[ALC Setting] ボタン : [ALC Setting] ダイアログ 呼び出し
[Volume Setting] ボタン : [Volume Setting] ダイアログ 呼び出し
[Beep Setting] ボタン : [Beep Setting] ダイアログ 呼び出し
[Digital Filter] ボタン : [Filter Setting] ダイアログ 呼び出し
[DRC Setting] ボタン : [DRC Function] ダイアログ 呼び出し
[AKD4954A-B]
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2. [REG] タブ: レジスタマップ
レジスタの書込み、読み込みを実施する画面です。
レジスタマップの各ビットは押しボタンとなっています。
マウスにより操作することでレジスタの更新を実施します。
“H”または “1”はボタンDown状態、赤字 (Read Onlyでは濃い赤) 表示、
“L”または “0”はボタンUp状態、青字(Read Onlyではグレー)表示が行われます。
Read Only のレジスタに関してはグレーアウト状態となりマウスによる操作は不可となります。
データシートで定義されていない部分は---で表示されます。
Figure 11. [REG] Window
[AKD4954A-B]
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2-1.[Write]: データ書き込みダイアログ
同じアドレス上の複数のbitを同時に変更する場合に使用します。
レジスタマップの各レジスタに対応した[Write]ボタンをクリックし、
ダイアログを立ち上げます。
チェックボックスをチェック(点がチェックした印です)すると、データ“H”または“1”になり、
チェックしなければデータは“L”または“0”になります。
各レジスタに対応したダイアログがあります。
入力した値をレジスタに書き込む場合は[OK]ボタンを、書き込まない場合は[Cancel]ボタンを
押して下さい。
Figure 12. [Register Set] Window
2-2.[Read]: データ読み込み実施
レジスタマップの各レジスタに対応した[Read]ボタンをクリックすると、
各レジスタの読み込みを実施します。
各レジスタの読み込み完了後、レジスタの状態に合わせて表示の更新が行われます。
“H”または “1”ではボタンDown状態、赤字 (Read Onlyでは濃い赤)
“L”または “0”ではボタンUp状態、青字(Read Onlyではグレー)に表示されます。
ボタンの設定状態が変更となりますので注意が必要です。
[AKD4954A-B]
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各ダイアログ機能の説明
1. [All Reg Write]: [All Register Write] ダイアログ
メイン画面で[All Reg Write] ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。
メイン画面の[ SAVE ] ボタンで作成したレジスタ設定ファイルを複数割り当て、実行することができま
す。
Figure 13. [All Reg Write] Window
[ Open () ] ボタン : レジスタ設定ファイル (*.akr) の選択を実施します。
[ Write ] ボタン : 選択したレジスタ設定ファイルの内容でレジスタの書込みを行います。
[ Write All ] ボタン : 選択したレジスタ設定ファイルの レジスタの書込みをまとめて実施します。
選択ファイルの実行順番は画面上から下の順となります。
[ Help ] ボタン : 本機能の説明画面を開きます。
[ Save ] ボタン : レジスタ設定ファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.mar”です。
[ Open () ] ボタン :“*. mar”で保存されたレジスタ設定ファイルの割り当てを読み出します。
[ Close ] ボタン : ダイアログを閉じ、処理を終了します。
操作上の注意
1. 右側にある[ Save ] [ OPEN ] で指定するファイルは
全て同じフォルダ内に入っている必要があります。
2. レジスタの内容をメイン画面 [ Save ] ボタンで変更した場合、
その内容を反映させるためにそのファイルを再度読み出して下さい。
[AKD4954A-B]
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2. [Data R/W]: [Data R/W] ダイアログ
メイン画面で[Data R/W] ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。
キーボード操作により指定アドレスに対してデータ書き込みを実施します。
Figure 14. [Data R/W] Window
[ Address ] ボックス : エディットボックス内にデータを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。
[ Data ] ボックス : エディットボックス内にデータを16進数2桁で入力します。
[ Mask ] ボックス : エディットボックス内にマスクデータを16進数2桁で入力します。
[ Data ] 入力に対してAND処理を実施したものが書込みデータとなります。
[ Write ] ボタン : [ Address] ボックスで指定されたアドレスのレジスタに対して
[ Data ] 入力と[ Mask ] 入力より生成したデータを書込みます(Note 4)
[ Read ] ボタン : [ Address] ボックスで指定されたアドレスのレジスタを読み込みます(Note 4)
表示は[ Read data ] ボックス内に16進数で出力されます。
[ Close ] ボタン : 処理を終了します。
特にデータ書込みを実施しない場合はこちらで画面を閉じることで
キャンセルを行うことが出来ます。
Note 4. [ Write ] ボタン、[ Read ] ボタンの操作後はレジスタマップの表示が更新されます。
[AKD4954A-B]
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3.[Sequence]: [Sequence] ダイアログ
メイン画面で[Sequence] ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。
レジスタのシーケンスの設定、実行ができます。
Figure 15. [Sequence] Window
シーケンスの設定
シーケンス設定は以下の手順で設定します。
1. シーケンス処理内容を選択します。
[Select]コンボボックスから動作させる処理内容を選択します。
処理内容に応じてデータ設定の必要な入力ボックスが有効になります。
< Select選択項目 >
No_use : 未使用
Register : レジスタ書込み
Reg(Mask) : レジスタ書込み(マスク指定)
Interval : インターバル
Stop : 一時停止
End : シーケンス終了
/