AKM AK5703EN Evaluation Board Manual

タイプ
Evaluation Board Manual
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
- 1 -
AKD5703-Bは、PLLMICアンプ内蔵、4チャネル24ビットA/Dコンバータ、AK5703の評価用ボードで
す。このボードはUSBポートを使って、Windows上のGUIで各種設定のコントロールが可能です。当社
D/Aコンバータの評価ボードとのインタフェースを装備しており、手軽に評価可能です。更にディジタ
ルインタフェースにも対応しており、光コネクタを介してディジタルオーディオ機器とインタフェース
可能です。
オーダリングガイド
AKD5703-B --- AK5703 評価用ボード
PCUSBポートの接続用ケーブルとコントロールソフトを同梱。Windows
NT上ではコントロールソフトは動作しません
2種類のインタフェースを装備
- 当社D/Aコンバータ評価ボードとダイレクトにインタフェース
- DIT, DIRより、光出力が可能
ボード制御用USBポート
AK5703
Mini
Jack
Opt In
Opt Out
AK4118A
(DIT/DIR)
LIN1
RIN1
LINA-
REG1
REG
TVDD
DVDD
AVDD
GND1
3.0V
1.8V
3.0V
3.0V
0V
5V
RINA-
LINB+
LINB-
RINB-
LIN2
RIN2
Mini
Jack
REG
1.8V
PIC4550
USB
LDO
(T3)
PORT4
(DSP)
J1
J2
PORT3
PORT1
PORT2
Figure 1. AKD5703-Bブロック
*回路図、パターン図は文末に添付。
AK5703 評価用ボード Rev.0
AKD5703-B
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
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. 評価ボードマニュアル
操作手順
(1)電源の配線
(1-1)レギュレータから電源供給する場合
JP15
USB5V
電源の接続
名称
電圧
内訳
REG1
5V
レギュレータへの入力
GND1
0V
グランド
Table 1. 電源の配線
(1-2) USB5Vから電源を供給する場合(Default)
JP15
USB5V
(2) 評価モード、DIPスイッチ、ジャンパピンの設定(以下参照)
(3) 電源投入
電源投入後、必ず一度リセットを行って下さい。
SW1 (トグルスイッチ)を一度L側に倒して、AK5703及びAK4118Aのパワーダウンを行って
からH側に戻してパワーダウンを解除した後に、コントロールソフトのDummy Commandボタン
を押して下さい。
評価モード
AK4118Aを使用してAK5703を評価する場合は、必ずAK5703AK4118Aのオーディオインタフェース
を一致させて下さい。AK5703のオーディオインタフェースフォーマットに関しては、AK5703のデータ
シート、AK4118AのオーディオインタフェースフォーマットはTable 3 をそれぞれ参照して下さい。
AK4118Afs=32kHz以上に対応します。fs=32kHz未満で評価する場合は他のモードをお使い下さい。
また、AK4118AMCLK256fs512fsに対応します。これ以外の条件で評価する場合は他のモードを
お使い下さい。
AK5703のレジスタ設定に関しては、AK5703データシートを参照して下さい。
対応可能な評価モード
(1) PLL Master Mode
(2) PLL Slave Mode(PLL Reference ClockMCKI pinの場合)
(3) PLL Slave Mode(PLL Reference ClockBICK pinの場合)
(4) EXT Slave Mode(出荷時)
(5) EXT Master Mode
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
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(1) PLL Master Mode
*PORT4DSP)とDSPを接続して下さい。
PORT1(Opt-In)は何も接続しないで下さい。MCKIにマスタクロックを入力し、AK5703内蔵のPLLにより
MCKO, BICK, LRCKを生成し出力します。
AK5703のレジスタをPLL Master Modeに設定し、DSPClockの設定を合わせて下さい。AK5703
レジスタ設定に関しては、AK5703データシートを参照して下さい。
PORT4のピン配置は下図の通りです。
PORT4
GND
GND
NC
NC
VCC
SDTO
LRCK
BICK
MCLK
PORT4SDTO, LRCK, BICKをそれぞれDSPSDTI, LRCK, BICKに接続します。MCKODSPに供給する
場合には、JP9(MCKO)からDSPに接続して下さい。
(1-1) MCKI 部の設定
PORT4MCLKからマスタクロック11.2896MHz, 12MHz, 12.288MHz, 13MHz, 13.5MHz, 19.2MHz,
24MHz, 26MHzあるいは、27MHz入力して下さい。
JP11
MCKI
DIR
EXT
(1-2) BICK部の設定
JP13
BICK
DIR
EXT
BICKの出力周波数 (32fs/64fs/128fs)は、AK5703BCKO1-0 bits にて設定を行ってください。
(1-3) LRCK部の設定
JP12
LRCK
DIR
EXT
(1-4) SDTO部の設定
SDTOから出力するデータを選択して下さい
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
SDTOAを出力する場合 SDTOBを出力する場合
[AKD5703-B]
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- 4 -
(2)PLL Slave Mode (PLL Reference ClockMCKI pinの場合)
*PORT4DSP)とDSPを接続して下さい。
PORT1(Opt-In)には何も接続しないで下さい。MCKIに入力されるクロックを基準に、AK5703内蔵のPLLによ
MCKOを生成し出力します。MCKOから分周したLRCKBICKを入力して下さい。AK5703のレジスタを
PLL Slave Mode(Reference Clock = MCKI)に設定し、DSPClockの設定を合わせて下さい。AK5703のレジスタ
に関しては、AK5703データシートを参照して下さい。
PORT4のピン配置は下図の通りです。
PORT4
GND
GND
NC
NC
VCC
SDTO
LRCK
BICK
MCLK
MCKOは、JP9(MCKO)から DSPに接続し、また、PORT4SDTO, LRCK, BICKをそれぞれDSPSDTI, LRCK,
BICKに接続します。
(2-1) MCKI部の設定
JP11
MCKI
DIR
EXT
(2-2) BICK部の設定
JP13
BICK
DIR
EXT
(2-3) LRCK部の設定
JP12
LRCK
DIR
EXT
(2-4) SDTO部の設定
SDTOから出力するデータを選択して下さい。
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
SDTOAを出力する場合 SDTOBを出力する場合
[AKD5703-B]
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- 5 -
(3)PLL Slave Mode (PLL Reference ClockBICK pinの場合)
*PORT4DSP)とDSPを接続して下さい。
BICKに入力されるクロックを基準に、AK5703内蔵のPLLによりMCKOを生成し出力することができます
AK5703のレジスタをPLL Slave Mode(Reference Clock = BICK)に設定し、DSPClockの設定を合わせて下さい。
AK5703のレジスタに関しては、AK5703データシートを参照して下さい。
PORT4のピン配置は下図の通りです。
PORT4
GND
GND
NC
NC
VCC
SDTO
LRCK
BICK
MCLK
PORT4SDTO, LRCK, BICKをそれぞれDSPSDTI, LRCK, BICKに接続します。MCKODSPに供給する
場合には、JP9(MCKO)からDSPに接続して下さい。
(3-1) MCKI部の設定
JP11
MCKI
DIR
EXT
(3-2) BICK部の設定
JP13
BICK
DIR
EXT
(3-3) LRCK部の設定
JP12
LRCK
DIR
EXT
(3-4) SDTO部の設定
SDTOから出力するデータを選択して下さい。
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
SDTOAを出力する場合 SDTOBを出力する場合
[AKD5703-B]
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- 6 -
(4) EXT Slave Mode
(4-A) PORT4を使用する場合
*PORT4DSP)とDSPを接続して下さい。
PORT4からMCKI , BICK, LRCKを供給してください。
AK5703のレジスタをEXT Slave Modeに設定して下さい。AK5703のレジスタに関しては、AK5703
データシートを参照して下さい。
PORT4のピン配置は下図の通りです。
PORT4
GND
GND
NC
NC
VCC
SDTO
LRCK
BICK
MCLK
PORT4SDTO, MCLK, LRCK, BICKをそれぞれDSPSDTI, MCLK, LRCK, BICKに接続します。
(4-A-1) MCKI部の設定
JP11
MCKI
DIR
EXT
(4-A-2) BICK部の設定
JP13
BICK
DIR
EXT
(4-A-3) LRCK部の設定
JP12
LRCK
DIR
EXT
(4-A-4) SDTO部の設定
SDTOから出力するデータを選択して下さい。
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
SDTOAを出力する場合 SDTOBを出力する場合
[AKD5703-B]
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(4-B) AK4118Aを使用する場合(Default)
*このモードでは、BCLK=64fs, LRCK=1fsのみ対応します。
PORT1(Opt-In)を使用します。PORT4(DSP)には何も接続しないで下さい。
X1Xtalを使用し、 AK4118Aから出力されるMCKO, BICK, LRCKAK5703に入力されます。
(4-B-1) MCKI部の設定
JP11
MCKI
DIR
EXT
(4-B-2) BICK部の設
JP13
BICK
DIR
EXT
(3-B-3) LRCK部の設定
JP12
LRCK
DIR
EXT
(4-B-4) SDTO部の設定
SDTOから出力するデータを選択して下さい。
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
SDTOAを出力する場合 SDTOBを出力する場合
(5) EXT Master Mode
*PORT4DSP)とDSPを接続して下さい。
MCKIにマスタクロックを入力すると、AK5703で分周したBICK, LRCKを出力します。
AK5703のレジスタをEXT Master Modeに設定して下さい。AK5703のレジスタに関しては、AK5703データ
シートを参照して下さい。
PORT4のピン配置は下図の通りです。
PORT4
GND
GND
NC
NC
VCC
SDTO
LRCK
BICK
MCLK
PORT4SDTO, MCLK, LRCK, BICKをそれぞれDSPSDTI, MCLK, LRCK, BICKに接続します。
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
- 8 -
(5-1) MCKI部の設定
JP11
MCKI
DIR
EXT
(5-2) BICK部の設定
JP13
BICK
DIR
EXT
(5-3) LRCK部の設定
JP12
LRCK
DIR
EXT
(5-4) SDTO部の設定
SDTOから出力するデータを選択して下さい。
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
JP14
SDTO
SDTOB
SDTOA
SDTOAを出力する場合 SDTOBを出力する場合
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
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DIPスイッチの設定
[S1] : AK4118Aの評価モードの設定
ONH, OFFLです。
No.
Name
ON (H)
OFF (L)
Default
1
DIF0
AK4118A Audio Format Setting
Table 4.参照
H
2
DIF1
L
Table 2. AK4118Aのモード設定
Mode
DIF1
DIF0
DAUX
SDTO
LRCK
BICK
I/O
I/O
1
0
0
24bit, Left justified
24bit, Left justified
H/L
O
64fs
O
2
0
1
24bit, I
2
S
24bit, I
2
S
L/H
O
64fs
O
Default
3
1
0
24bit, Left justified
24bit, Left justified
H/L
I
64 -128fs
I
4
1
1
24bit, I
2
S
24bit, I
2
S
L/H
I
64 -128fs
I
Table 3. AK4118Aオーディオインタフェースフォーマット設定
ジャンパの設定
JP17 (CCLK/SCL):CCLK/SCL供給の選択
SHORT : (Default)
トグルスイッチの動作
上方がH、下方がLです。
[SW1] (RESET): AK5703, AK4118Aのパワーダウン。動作中はH側に倒します。
電源投入後、必ず一度Lを入力して下さい。
シリアルコントロール
AKD5703-BPCUSBポートを使用してコントロール可能です。USBケーブルでUSBコネクタ
(PORT3)PCUSBポートを接続して下さい。
Mode
R26
R23
JP17
JP10
I2C
CAD0
CCLK/SCL
CSN/CAD0
CDTIO/SD
A
3
Open
Open
Short
CSN
CDTIO
Default
I2C
CAD=0
Short
Short
Short
CAD0
SDA
CAD=1
Short
Open
Short
CAD0
SDA
Table 4. コントロールモード設定
JP10の設定
JP10
SCIF
I2C
3WIRE
JP10
SCIF
I2C
3WIRE
3線シリアルの場合 I2Cバスの場合
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
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アナログ入力回路
入力回路について
(1)シングルエンド入力回路(Default)
J2
MIC-IN2
1
2
3
VSS1
RIN1
LIN1
LIN2
RIN2
J1
MIC-IN1
1
2
3
Figure 2. LIN1/RIN1, LIN2/RIN2入力回路
J1からLIN1/RIN1を入力します。J2からLIN2/RIN2を入力します。
JP5
MP-LIN1
JP1
LIN1-single
JP6
MP-RIN1
JP2
RIN1-single
JP3
LIN2-single
JP4
RIN2-single
JP7
MP-LIN2
JP8
MP-RIN2
LIN1/RIN1Mic Powerを供給しない場合は、JP5JP6Openにして下さい。
LIN2/RIN2Mic Powerを供給しない場合は、JP7JP8Openにして下さい。
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
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(2)差動入力回路
VSS1
C11
0.1u
C8
1n
VSS1
C10
0.1u
TP4
LINA-
TP3
LINA+
R6
open
C9
1n
JP1
LIN1-single
LINA-
LINA+
VSS1
C15
0.1u
C12
1n
VSS1
TP5
RINA+
C14
0.1u
R8
open
TP6
RINA-
C13
1n
JP2
RIN1-single
RINA+
RINA-
VSS1
C19
0.1u
C16
1n
VSS1
TP8
LINB-
TP7
LINB+
C18
0.1u
R10
open
C17
1n
JP3
LIN2-single
LINB+
LINB-
VSS1
C23
0.1u
C20
1n
VSS1
TP9
RINB+
C22
0.1u
R12
open
TP10
RINB-
C21
1n
JP4
RIN2-single
RINB+
RINB-
Figure 3. LINA+/RINA-, LINB+/RINB-入力回路
TP3, TP4からLINA+/-を入力します。
TP5, TP6からRINA+/-を入力します。
TP7, TP8からLINB+/-を入力します。
TP9, TP10からRINB+/-を入力します。
JP1
LIN1-single
JP2
RIN1-single
JP3
LIN2-single
JP4
RIN2-single
(2-1)Mic Powerを使用する場合。
R6, R8, R10, R122.2kΩを実装して下さい。
JP5
MP-LIN1
JP6
MP-RIN1
JP7
MP-LIN2
JP8
MP-RIN2
(2-2)Mic Powerを使用しない場合。
R6, R8, R10, R12Openにして下さい。
JP5
MP-LIN1
JP6
MP-RIN1
JP7
MP-LIN2
JP8
MP-RIN2
当社では回路例の使用によるトラブルについて一切の責任は負いません。
[AKD5703-B]
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. コントロールソフトマニュアル
評価ボードとコントロールソフトの設定
1. 評価ボードを適宜、設定して下さい。
2. 評価ボードとPC USB ケーブルで接続して下さい。
3. USBコントロールは、PC 上ではHDD (Human Interface Device)として認識されます。
4. コントロールプログラムを立ち上げて下さい。(Note 1)
左下に”AKDUSBIF-B”と表示されない場合は、PC USB ケーブルを再度接続し直して
[Port Reset]ボタンを押して下さい。
5.適宜、操作を行い評価して下さい。
Figure 4. Window of Control Soft
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
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■操作説明
コントロールソフトでは、ファンクション機能、レジスタマップ操作を行えます。
これらは、上部のタブで切り替えます。
頻繁に使用するレジスタ初期設定ボタン等は、切り替え画面の外側に配置されています。
各ボタンから呼び出されるダイアログの詳細は「各ダイアログ機能の説明」を参照してください。
1. [Port Reset]: メインボード上のUSB ポートにリセットを行います。
ソフト起動後PC USB コントロールを接続した場合、このボタンをクリックしてください。
2. [Write Default]: レジスタを初期設定にします。
ハード上のリセット等でデバイスの初期化を行った場合、
このボタンをクリックしてください。
3. [All Write]: 現在表示されているレジスタ値を全て書き込みます。
4. [All Read]: AK5703 の全てのレジスタ値を読み出し、レジスタマップに表示します。
5. [Save]: 現在のレジスタ設定値をファイルに保存します。
6. [Load]: ファイルに保存してあるデータの書き込みを実行します。
7. [All Reg Write]: [All Reg Write] ダイアログを立ち上げます。
8. [Data R/W]: [Data R/W] ダイアログを立ち上げます。
9. [Sequence]: [Sequence] ダイアログを立ち上げます。
10. [Sequence(File)]: [Sequence(File)] ダイアログを立ち上げます。
11.[Read]: 現在のレジスタを読み出して、Register欄に表示します。
[All Read] ボタンとは異なり16進表示のみを行いレジスタマップへの反映は行いません。
12.[Dummy Command]: ダミーコマンドを書き込みます(Note 1)
Note 1. 評価ボードに電源を投入し、SW1(トグルスイッチ)を一度“L”側に倒して、AK5703
のパワーダウンを行ってから“H”に戻してパワーダウンを解除した後に必ず一度[Dummy
Command]ボタンを押して、初期化を行って下さい。
但し、以下の処理を実行時にDummy Commandを発行しますので、これらの処理を実行する場合、
[Dummy Command] ボタンの操作を省略可能です。
(1) ソフト起動後の1回目のReadまたはWrite
(2) [Port Reset] 実行後、1回目のReadまたはWrite
(3) [Write Default] 実行時
(4) [All Write] 実行時
(5) [All Read] 実行
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
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■各タブ機能の説明 (Note 1)
1. [Function] タブ: ファンクション機能
各ボタンを押すと設定ダイアログが開きます。
(設定ダイアログに関しては「各ダイアログ機能の説明」を参照してください)
Figure 5. [ Function ] Window
[Function] ボタン : ボタン名の機能のシーケンス処理を実施(1- 1. [Function] ボタン参照)
設定ダイアログボタン : 設定ダイアログの呼び出し(1-2. 設定ダイアログボタン参照)
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
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1- 1. [Function] ボタン
Figure 6. [ Function ] Button
ボタン名の機能のシーケンス処理を実行して、複数のレジスタを更新します。
主にパス設定で使用します。
Function Name
Description
Input
Output
Path
Single_End_MIC_In
シングルエンド入力
(マイク)
LIN1(2),
RIN1(2)
SDTOA(B)
LIN1(2),RIN1(2)→MIC-AMP(+30d
B)→ADC→VOL→SDTOA(B)
Differential_MIC_In
差動入力(マイク)
LINA(B)+/-,
RINA(B)+/-
SDTOA(B)
LINA(B)+/-,RINA(B)+/-→MIC-AM
P(+30dB)→ADC→SDTOA(B)
Single_End_MIC_IN
and HPF/ALC
シングルエンド入力
(マイク)
HPF ALC
LIN1(2),
RIN1(2)
SDTOA(B)
LIN1(2),RIN1(2)→MIC-AMP(+18d
B)→ADC→VOL/HPF/ALC→SDTO
A(B)
Differential_MIC_In
and HPF/ALC
差動入力(マイク)
HPF ALC
LINA(B)+/-,
RINA(B)+/-
SDTOA(B)
LINA(B)+/-,RINA(B)+/-→MIC-AM
P(+18dB)→ADC→VOL/HPF/ALC
→SDTOA(B)
Single_End_Line_In
シングルエンド入力
(ライン)
LIN1(2),
RIN1(2)
SDTOA(B)
LIN1(2),RIN1(2)→MIC-AMP(+0dB
)→ADC→VOL→SDTOA(B)
Table 5. Sequence Process Setting
※クロックモード、I/F モードの設定は維持されます。以下はデフォルトの値です。
クロックモード 外部クロックモード(スレーブ)
I/F モード I
2
S
サンプリングレート 44.1 kHz
1-2. 設定ダイアログボタン
Figure 7. Setting Dialog button
[Power Management MIC Input] ボタン : 入力セレクト、マイクゲインおよび感度調整設定ダイアログの
呼び出し
[System Clock Audio I/F] ボタン : システムクロックおよびオーディオI/F 設定ダイアログ の呼び出し
[Data Output Delay] ボタン : データ出力遅延設定ダイアログの呼び出し
[ALC Setting] ボタン : ALC 設定 ダイアログの 呼び出し
[Digital Filter Setting] ボタン : プログラマブルディジタルフィルタ設定ダイアログの 呼び出し
[AKD5703-B]
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2. [REG] タブ: レジスタマップ
レジスタの書込み、読み込みを実施する画面です。
レジスタマップの各ビットは押しボタンとなっています。
マウスにより操作することでレジスタの更新を実施します。
“H”または “1”はボタンDown状態、赤字 (Read Onlyでは濃い赤) 表示、
“L”または “0”はボタンUp状態、青字(Read Onlyではグレー)表示が行われます。
Read Only のレジスタに関してはグレーアウト状態となりマウスによる操作は不可となります。
データシートで定義されていない部分は---で表示されます。
Figure 8. [ REG] Window
[AKD5703-B]
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2-1.[Write]: データ書き込みダイアログ
同じアドレス上の複数のbitを同時に変更する場合に使用します。
レジスタマップの各レジスタに対応した[Write]ボタンをクリックし、
ダイアログを立ち上げます。
チェックボックスをチェック(点がチェックした印です)すると、データは“H”または“1”になり、
チェックしなければデータは“L”または“0”になります。
各レジスタに対応したダイアログがあります。
入力した値をレジスタに書き込む場合は[OK]ボタンを、書き込まない場合は[Cancel]ボタンを
押して下さい。
Figure 9. [ Register Set ] Window
2-2.[Read]: データ読み込み実施
レジスタマップの各レジスタに対応した[Read]ボタンをクリックすると、
各レジスタの読み込みを実施します。
各レジスタの読み込み完了後、レジスタの状態に合わせて表示の更新が行われます。
“H”または “1”ではボタンDown状態、赤字 (Read Onlyでは濃い赤)
“L”または “0”ではボタンUp状態、青字(Read Onlyではグレー)に表示されます。
[AKD5703-B]
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各ダイアログ機能の説明
1. [Save]: [Save Address of Register] ダイアログ
メイン画面で[Save] ボタンを押すと保存アドレス設定ダイアログが開きます。
Figure 10. [ Save ] Window
[ All Address] チェックボタン : ONのとき、全レジスタアドレスの設定値を保存します。
[Start Address] エディットボックス : [ All Address] OFF のとき、保存を開始するレジスタアドレスを
指定してください。
[End Address] エディットボックス : [ All Address] OFF のとき、保存を終了するレジスタアドレスを
指定してください。
[ OK ] ボタン : 保存するファイルを指定して、レジスタ設定値の保存を実行します。
[ Cancel ] ボタン : 処理を中止します。
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
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2. [All Reg Write]: [All Register Write] ダイアログ
メイン画面で[All Reg Write] ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。
メイン画面の[ SAVE ] ボタンで作成したレジスタ設定ファイルを複数割り当て、実行することができま
す。
Figure 11. [ All Reg Write ] Window
[ Open () ] ボタン : レジスタ設定ファイル (*.akr) の選択を実施します。
[ Write ] ボタン : 選択したレジスタ設定ファイルの内容でレジスタの書込みを行います。
[ Help ] ボタン : 本機能の説明画面を開きます。
[ Save ] ボタン : レジスタ設定ファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.mar”です。
[ Open () ] ボタン : “*. mar”で保存されたレジスタ設定ファイルの割り当てを読み出します。
[ Close ] ボタン : ダイアログを閉じ、処理を終了します。
[All Write] : 選択したレジスタ設定ファイルの レジスタの書込みをまとめて実施します。
選択ファイルの実行順番は画面上から下の順となります。
[ Start ] ボタン : レジスタ書き込みを開始します。
[ Stop ] ボタン : レジスタ書き込みを中止します。
[Interval time] : 次のレジスタ設定ファイルの書き込みを開始するまでの待ち時間を指定します。
(5msec 10,000msec)
[Current No] : 現在書き込み中のファイルNo(上側のファイルから 1, 2, 3 10) を表示します。
[AKD5703-B]
<KM112900> 2013/02
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操作上の注意
1. 右側にある[ Save ] [ OPEN ] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要が
あります。
2. レジスタの内容をメイン画面 [ Save ] ボタンで変更した場合、その内容を反映させるために
そのファイルを再度読み出して下さい。
3. [Data R/W]: [Data Read/Write] ダイアログ
メイン画面で[Data R/W] ボタンを押すと下記のようなダイアログが開きます。
キーボード操作により指定アドレスに対してデータ書き込みを実施します。
Figure 12. [ Data R/W ] Window
[ Address ] ボックス : エディットボックス内にデータを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。
[ Data ] ボックス : エディットボックス内にデータを16進数2桁で入力します。
[ Mask ] ボックス : エディットボックス内にマスクデータを16進数2桁で入力します。
[ Data ] 入力に対してマスクbit 1bit のみデータを変更します。
MASK bit 0 bit を維持しますが、レジスタRead は実施せず、ソフト内に保持
しているデータを利用します。 電源再投入や PDN pin Reset を行った場合、ソ
フトで維持しているレジスタデータとAK5703のレジスタデータが異なりますの
で、 Write Default を実施してください。
[ Write ] ボタン : [ Address] ボックスで指定されたアドレスのレジスタに対して
[ Data ] 入力と[ Mask ] 入力より生成したデータを書込みます(Note 2)
[ Read ] ボタン : [ Address] ボックスで指定されたアドレスのレジスタを読み込みます(Note 2)
表示は[ Read data ] ボックス内に16進数で出力されます。
[ Close ] ボタン : 処理を終了します。
特にデータ書込みを実施しない場合はこちらで画面を閉じることで
キャンセルを行うことが出来ます。
Note 2. [ Write ] ボタン、[ Read ] ボタンの操作後はレジスタマップの表示が更新されます。
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AKM AK5703EN Evaluation Board Manual

タイプ
Evaluation Board Manual