Hilti PS 200 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
日本語 397
1 記録データ
1.1 本書について
ご使用前に本書をすべてお読みください。 のことは、 安全な作業と問題のない取扱いのための前
条件となります。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
取扱説明書は常に製品とともに保管し、 他の人が使用する場合には、 製品と取扱説明書を一緒にお渡し
ください。
1.2 記号の説明
1.2.1 警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。 記号と組み合わせて以下の注意喚起語
が使用されています
危険! この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使
れます。
警告事項! この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すため
使われます。
注意! この表記は、 軽傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
1.2.2 本書の記号
本書では、 以下の記号が使用されています
使用前に取扱説明書をお読みください
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
1.2.3 図中の記号
図中では以下の記号が使用されています
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、 本文の作業手順とは一致しない場合があります。
概要図には項目番号が付されていて、 製品概要セクションの凡例の番号に対応しています。
この記号は、 製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。
1.3 適合宣言
当社は、 単独責任におて本書で明してい製品が有な基準と準規格に合していことを宣
言します。 適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, JA
1.4 製品情報
Hilti の製品はプロ仕様で製作されており、 本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 認定を受けトレーニング
された人のみに限ります れらの人は 遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりませ
ん。 製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、 あるいは規定外の使用は危険です
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
製造番号を以下の表に書き写しておいてください。 ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせ
の際には、 製品データが必要になります。
製品データ
探査機 PS 200 S
製品世代 02
製造番号
Printed: 14.11.2016 | Doc-Nr: PUB / 5314765 / 000 / 00
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2 安全
2.1 電動工具の一般安全注意事項
警告事項! 安全上の注意および指示事項をすべてお読みください。 これらを守らないと 感電
災および/または重傷事故の危険があります。
安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください
作業環境に関する安
作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故を起こす恐れ
があります。
爆発の危険性のある環境 (可燃性液体 ガスおよび粉じんのある場所) では電動工具を使用しないで
ください。 電動工具から火花が飛散し、 粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
電動工具の使用中、 子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、
本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
電気に関する安全注意事項
電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、 感電の危険が大きくなりま
す。
パイプ、 ラジエーター、 電子レンジ、 冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにして
ください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
作業者に関する安全
電動工具を使用の際には、 油断せずに十分注意し、 常識をもった作業をおこなってください。 疲れて
いる場合、 薬物、 医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しない
でください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 元を安定させ、 常にバランスを保つようにしてくだ
さい。 これにより、 万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、 適切な対応が可能となります。
個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 けがに備え、 電動工具の使用状況に応じた
粉じんマスク、 耐滑性の安全靴、 ヘルメット、 耳栓などの個人用保護具を着用してください。
作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、
服、 手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、 装身具、 長い髪が可動部に巻き
込まれる恐れがあります。
電動工具の不意な始動は避けてください。 電動工具をバッテリーに接続する前や持ち上げたり運んだり
する前に、電動工具がオフになっていることを確認してください。 電動工具のスイッチに指を掛けたま
ま運んだり、 スイッチオンになっている本体を電源に接続すると、 事故の原因となる恐れがあります。
電動工具のスイッチを入れる前に、 ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチ
が本体の回転部に装着されたままでは、 けがの原因となる恐れがあります
吸じんシステムの接続が可能な場合には、 これらのシステムが適切に接続、 使用されていることを確
認してください。 吸じんシステムを利用することにより 粉じん公害を防げます。
電動工具の使用および取扱い
無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください 適切な電動工具
の使用により、 能率よく、 スムーズかつ安全な作業が行えます。
スイッチに支障がある場合には電動工具を使用しないでください スイッチで始動および停止操作の
できない電動工具は危険ですので、 修理が必要です。
本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には バッテリーを取り外してくださ
い。 この安全処置により、 電動工具の不意の始動を防止することができます。
動工をご使になない合に 子供の届ない所に管しくだい。 電動具に
関する知識のない方、 本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください 未経験者に
よる電動工具の使用は危険です。
電動工具は慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、 動工具
の運転に影響を及ぼす各部分が破損損傷していないかを確認してください。 電動工具を再度ご使用
なる前に、 損傷部分の修理を依頼してください。 生事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使
用が原因となっています。
先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、
作業が簡単かつ、 スムーズになります。
バッテリー工具の使用および取扱い
動工には 指定されバッリー使用てくさい 以外バッリー使用する
と、 負傷や火災の恐れがあります。
バッテリーを充電する場合は、 必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。 特定タイプのバッテ
リー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、 火災の恐れがあります。
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使用しないバッテリーの近くに、 事務用クリップ、 硬貨、 キー、 釘、 ネジ、 その他の小さな金属片を
置かないでください。 電気接点の短絡が起こることがあります。 バッテリーの電気接点間が短絡する
と、 火傷や火災が発生する危険があります。
バッテリーを正しく使用しないと、 漏れが発生することがあります。 その場合、 漏れた液には触れ
ないでください。 流出したバッテリー液により、 皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。
誤ってバッテリー液に触れてしまった場合は、水で洗い流してください バッテリー液が眼に入った
合は、 水で洗い流して医師の診断を受けてください。
2.2 バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
LiIon バッテリーの搬送、 保管、 作動については特別規定を守ってください
バッテリーは高温、 直射日光および火気を避けて保管してください。
バッテリーを分解したり、 挟んだり、 80 °C 以上に加熱したり 燃やしたりしないでください。
損傷しているバッテリーは、 充電することもそのまま使用し続けることもできません
バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。 本体
を監視可能な火気のない場所に可燃性の資材から十分に距離をとって置き、 ましてください。 バッ
テリーを冷ました後 Hilti サービスセンターにご連絡ください。
3 製品の説明
3.1 概要 1
@
PS 200 S スキャナー
;
PSA 60 布バッグ
=
PSA 55 IR アダプター
%
PSA 63 ストラップ
&
PSA 92 USB データケーブル
(
PSA 93 ヘッドフォン/マイクロフォン
)
PSA 64 布バッグ
+
PSA 80 バッテリーパック
§
PUA 81 電源アダプター
/
PUA 80 充電器
:
PSA 10/11 照合用方眼紙セット
PUA 90 接着テープ
$
メートル尺
£
PSA 70 ブラシ
|
PUA 70 マーカーセット
¡
PS 250 本体ケース
3.2 正しい使用
本製品は、 この取扱説明書に記載された製品仕様と一致した範囲におけるコンクリート内の鉄筋の位置測
定、 かぶり厚の測定、 および鉄筋の最上部の直径の見積もりに使用するものです
3.3 用途
本製品を使用して鉄筋コンクリート構造物に対する種々のエラーのない探(比較的上部にある鉄筋の位
置測定、 コンクリートのかぶり、 および鉄筋径の見積もりなど) を行うことができます。 どの探査モード
を使用するかは用途により異なります。 用途と探査モードは基本的に以下のカテゴリーに分類されます
状況および測定モー
状況 測定モード
穿孔あるいはコア抜き時の鉄筋の損傷の回避 クイックスキャン探査、 イメージスキャンまたは
ブロックスキャン
荷重チェックあるいはかぶり厚測定ための鉄
の位置/数および直径の決定
イメージスキャン
コンクリートのかぶりの広域決定 クイックスキャン記
信頼できる測定値を得るには以下の条件を満たす必要があります
コンクリート面が滑らかで起伏がない
鉄筋が腐食していな
鉄筋は表面に対して平行
コンクリートは骨材あるいは磁気のある物体を含んでいない
鉄筋はスキャン方向に対して垂直 (誤差± 5°)
鉄筋は溶接されていない
隣接する鉄筋の直径がほぼ同じ
隣接する鉄筋のかぶり厚が同じ
精度に関する値は鉄筋の最上部に対するものであること
外部磁界あるいは近接する磁気のある物体からの影響がない
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鉄筋の透磁率は 85...105
スキャナーのホイールは砂などによる汚れがなく清潔
スキャナーの 4 つすべてのホイールがスキャン対象上を滑走する
3.4 作動原理
スキャナーを直接探査表面の上で動かします。 集められたデータは、 タブレットに転送できるようになる
までスキャナーに保存されます。 タブレットは、 大きなデータ容量を保存してデータを表示させるための
ものです。 加えてタブレットは、 現場で使用することができます。 データは PC にダウンロードすること
も可能です。 PC ソフトウェアには高度な解析およびドキュメンテーション機能が備わっており、 完全な
レポートをすばやくプリントしたり、 データを保存したりすることもできます。
3.5 システムの持ち運びと使用
スキャナーは、 タブレットなしでスキャンのみを行うこともできます。 タブレットは PSA 64 布バッグに
入れて持ち運ぶことができます。 ブレットなしで使用できるので 作業が困難な場所での機敏な動き
が必要な場合に (足場や梯子などでの作業) たいへん便利です。 スキャナーのメモリーが満杯 (9 つのイ
メージスキャン、 1 つの完全なブロックスキャンあるいは 30 m のクイックスキャン) の場合には、 デー
タを PSA 55 IR アダプターまたはタブレットに転送することができます。 タブレットはお客様のお手許
に置いておくことができます (例えば 足場の土台、 車両内、 現場事務所内など) スキャナーのメモ
リー容量を超えてスキャンを行い頻繁にタブレットのところへ行くのを回避したい場合には、 PSA 55 IR
ダプターを使用するか、 あるいはキャリーベルトまたは本体と共に納品されたショルダーベルトを使用し
てタブレットを携行することができます
3.6 クイックスキャン探
スキャナを探査対の表面上鉄筋に対て直角にかします 筋の置とおよのかぶりを決
定して、 直接表面にマークすることができます。
3.7 厳密なかぶり厚決定のあるクイックスキャン探査
ユーザーは、 測定の前に鉄筋径と配筋ピッチの入力を求められます。 その後、「クイックスキャン探査」
で説明した手順により測定を行います。
3.8 クイックスキャン記
データは、 スキャナーを探索対象の表面にそって動かしている時に自動的に記録されます。 続いてこれら
のデータはタブレットに転送され、 そこで解析され平均的なかぶり厚を決定することができます。 データ
PC ダウンロードすると れを解析してレポートとして印刷することができます。 拡張解析オ
ションにより、 クイックスキャン記録をインポートして自動的に解析すること、 計解析を作成する
と、 さらに広領域評価として表示させることもできます。
3.9 イメージスキャン
本体と共に納品された接着テープを使用して、測定範囲内に照合用方眼紙を固定します イメージスキャ
モードを選択し、方眼紙の行と列をディスプレイの指示に従ってスキャンします。 データはタブレットに
送され、 そこで表示用の画像に変換されます。 鉄筋の位置は表面からの位置として示されます。 直径を見
積もり、かぶり厚を決定することができます。 データ PC ソフトウェアにダウンロードすると、データを
タブレットで行うのと同じように解析できます、その際、測定点がかぶり厚および直径と共に記録され、
存されます レポートのプリントもできます。 拡張解析オプションによりイメージスキャンをインポート
して自動的に解析すること統計解析を作成すること、さらに広領域評価として表示させることもできます。
3.10 ブロックスキャン
本体と共に納品された接着テープを使用して、 測定範囲内に照合用方眼紙を固定します。 ブロックスキャ
ンモードを選択すると、 ユーザーは最初にスキャンする領域を選択するように求められます。 エリアを選
択すると、 メージスキャンが実行されます。 このイメージスキャンが終了すると、 ユーザーは次にス
キャンする領域を選択するように求められます。 このエリアは前のエリアに隣接するものでなければなり
ません。 方眼紙を取り付け、 上述の要領でスキャンします。 この手順は、 3 × 3 イメージスキャンまで繰
り返すことができます。 データがモニターに転送されます。 各イメージスキャンは、 大きな画像とする
めに自動的に統合されます。 これにより、 広い領域の中で鉄筋の配置を表示することができます。 個々の
イメージスキャンを選択して、 ズームしたり画像を解析することができます。 データを PC ソフトウェア
にダウンロードすると、 データをモニターで行うのと同じように解析できます、 その際、 測定点がかぶり
厚および直径と共に記録され、 保存されます。 レポートのプリントもできます。
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4 製品仕様
4.1 PS 200 S 装置データ
最大スキャン速度
0.5 m/s
(1.6 ft/s)
メモリータイプ
組み込み式データフラッシュ
メモリー容量
9 のイメージスキャンと最大 30 m のクイックスキャン記
(最大 10 スキャン)
ディスプレイタイプ/サイズ
LCD / 50 x 37 mm(1.97'' x 1.46'')
ディスプレイ解像度
128 x 64 ピクセル
寸法
260 x 132 x 132 mm
重量 (PSA 80 バッテリーパックを含む)
1.4 kg
最小連続動作時間 (PSA 80 ッテリ
パック使用時)
8 時間 (一般的な値)
電動自動シャットオ
最後のキー操作から 5 分後
補助バッテリーのタイプ/寿命
リチウム/ 10 (一般的な値)
スキャナーとタブレット間のデータイ
ターフェース
赤外線
スキャナーとタブレット間のデータ転
時間
≦16 (9 画像) ≦2 (1 画像)
赤外線到達距離
0.3 m(0.98 ft)(一般的な値)
赤外線平衡能力
最大 500 mW
4.2 環境条件
PS 200 S
作動温度
−10 50
保管温度
−20 60
埃/水に対する保護 (動作時)
IP54
耐衝撃 (ケース内の本体)
EN 60068-2-29
落下
EN 60068-2-32
振動 (作動時外)
MIL-STD 810 D
4.3 PSA 55 IR アダプター装置データ
電池
1.5 V 4 電池 (1 本)
寸法
90 x 50 x 28 mm
重量
65 g
スキャナーとタブレット間のデータイ
ターフェース
赤外線
アダプターとコンピュータ間のデータ
ンターフェース
USB
5 ご使用方法
5.1 バッテリーを装着す
注意事項
太陽の直射下にある車両内の温度は、 PS 250 Ferroscan システムに許可された最高保管温度を簡単
に超えてしまうことがあります。 PS 250 Ferroscan システムのいくつかのコンポーネントは、 本体
60 °C を超える温度に放置すると損傷する危険があります。
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バッテリーを装着します。
5.2 メインメニュー
本体は必メインメューからタートしす。 からすべのスキャ機能と設オプショを選
択します。 ッテリー充電状態は画面の上部に メモリーステータスと一緒に表示されます 種々のス
キャン方法と設定メニューは画面の左にアイコンで表示されます。 矢印ボタンで、 これらのオプションを
切り替えることができます。 確定ボタンで、 選択したオプションを確定します。
5.2.1 クイックスキャン
クイックスキャン記録用メモリー容量の残量は、画面上
部に (本体のタイプと設定された測定単位に応じて)
メートルまたはフィートで表示されます
5.2.2 イメージスキャン
キャスキ 9
ン) は、 画面上部に表示されます。
5.2.3 ブロックスキャン
キャスキ 9
ン) は、 画面上部に表示されます。
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5.2.4 設定
個々のパラメーターの設定およびメモリー内のすべての
データの削除用です
5.3 表示ディスプレイのバックライトの設定
確定ボタンによりバックライト設定機能を選択します。 個々のオプションは矢印ボタンで選択します。
定ボタンで希望のオプションを有効にします、 設定メニューに戻るにはキャンセルボタンを押します。
バックライトを点灯する
バックライトを消灯する
自動バックライトこのオプションによりバックライトは
5 分後にボタンを操作することなく消灯し 次回にボタ
ンを押したときに再び点灯します。
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5.4 音量の設定
測定時のシグナル音の音量設定 矢印ボタンを使用
て、 各オプションにアクセスします。 確定ボタンで希
望のオプションを有効にします 設定メニューに戻
にはキャンセルボタンを押します。
5.5 測定単位の設定
機器によっては、 測定に使用する単位を変更することができます。 矢印ボタンを使用して、 各オプション
にアクセスします。 確定ボタンで希望のオプションを有効にします、 設定メニューに戻るにはキャンセル
ボタンを押します。
メートル (必要に応じて mm または m)
インチ (該当する場合にはフィート)
5.6 データの削除
下向き矢印ボタンを押し、続けて確定ボタンを押して削
除するか、 るいはキャンセルボタンを押して設定
ニューに戻ります。
注意事項
メモリーを空すると、 データがわれることにる場合がありす。 レットに転送れな
かったデータは、 削除すると復元できません。
スキャナーに保存されているすべての測定データが削除されます、 これはメモリーにデータがある場合に
のみ使用できます。 メモリーにデータがあると、 フロッピーディスクアイコンのバーでデータ量が表示さ
れます。 バー表示が空の場合にはメモリーにデータはありません。
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5.7 クイックスキャン
クイックスキャンを使用して、鉄筋の位置とおよそのか
ぶり厚を決定して、直接表面にマークすることができま
す。 この行程は、クイックスキャン探査機能と呼ばれま
す。 クイックスキャンモードにおける他の機能として
予め鉄筋径と配筋ピッチの入力が必要な厳密なかぶり厚
決定があります。 さらに、データを記録してタブレット
または PC ソフトウェアで解析することもできます
このようにして、スキャン対象表面の長い距離にわたっ
て鉄筋の平均かぶり厚を決定することができます
の行程は、 クイックスキャン記録機能と呼ばれます。
注意事項
スキャナーが検知するのは 移動方向に対して直
角な鉄筋だけです 動方向に対して平行な
向にも垂直方向にもスキャンすることを忘れない
でください。 方向に対して斜めに配置さ
ている鉄筋の場合は、 間違った深さが算出さ
ることがあります。
スキャナーをオンにします。 最初に自動的にクイックスキャンアイコンが選択されます。 確定ボタンによ
りメインメニューでクイックスキャン機能を選択します。
1. 鉄筋のかぶり厚
2. 始点からの探査距離
3. 信号強度
4. ン方
ピッチ
5.8 クイックスキャン探
スキャナーを表面にそって動かします スキャナーの移動方向に対して直角な鉄筋が検知されます。
点からの探査距離が記録されます。
鉄筋に接近するとバーの信号強度が増加して、 示ディスプレイにかぶり厚値が表示されます。 スキ
ナーが鉄筋の中心の上にある場合
赤色の LED が点灯し、
シグナル音が鳴り、
信号強度バーが最大位置に達し、
およそのかぶり厚が表示されます (かぶり表示の最小値 = 鉄筋の中心)
鉄筋はスキャナーのセンターライン上にあり 探査
象の表面 PUA 70 マーカーでマークを付けることが
できます。 しい鉄筋径を入力するか、 るいは測定
モードで厳密なかぶり厚決定に切り替えるとかぶり厚測
定の精度を高めることができます。
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5.9 厳密なかぶり厚決定のあるクイックスキャン
測定モード「厳密なかぶり厚決定のあるクイックスキャ
ン」 は確定ボタンを押して選択します。
正しい直径がわかっていて、それを設定する必要があり
ます。 このためには、配筋ピッチが 36 mm≦s≦120 mm
(1.41''≦s≦4.72'' 範囲あるには を設
定する必要があります。 れは設計データから求め
か、 継ぎ目開口部から求めるか、 あるいはクイックス
キャン探査により測定することができます。
注意事項
s≦36 mm(1.41'') の配筋ピッチは測定できませ
ん。
配筋ピッチは、「クイックスキャン探査 機能で鉄
の中心を探索し、その位置の上で赤い記録ボタンを押し
て自動的に計算することができます 続いて次の鉄筋
中心 ンを
ピッチが自動的に保存され、 適用されます。
配筋ピッチがわかっている場合には、 印ボタンを使
用して値を手動で入力することもできます。
直径と配筋ピッチの設定後のスキャン手順は クイ
クスキャン探査の手順と同じです。
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5.10 クイックスキャン記録
注意事項
最上層の鉄筋の方向を確認し、 鉄筋接合箇所
の測定の危険を最小限にし コンクリート内に測
定精影響及ぼ能性ある含有
る物体が存在する場合はすぐにそれを確認できる
ようにするため、 クイックスキャン記録の前
必ず両方向にイメージスキャンまたはクイックス
キャン探査を実施してください。
注意事項
スキャナーの移動方向に対して直角な鉄筋が検知され 自動的に記録されます。 記録を開始する前
に、 設定が正しく行われていることを確認してください。
決して鉄筋上で開始あるいは終了させないでください。 表示ディスプレイに注意してくださ 30 mm
(1.81'') の隣接する鉄筋との最小間隔を維持してください) これを守らないと、 間違った測定値が記
録されることがあります。
注意事項
記録が停止した場合あるいはマークが設定された場合は、 まずスキャナーをスキャン対象の表面か
取りのけてください
探査されたすべての鉄筋の位置とかぶり厚を記録するには、 スキャナーをスキャン対象の表面に当てて、
クイックスキャン探査でその下に鉄筋のない位置を探します。 スタート点を PUA 70 ーカーでマーキン
グし、 記録ボタンを押します。 ィスプレイにフロッピーディスクアイコンが現れます。 れはスキャ
ナーがデータを記録していることを示しています。 スキャナーを表面にそって動かします
測定の終了時には、 終了点が鉄筋の上方にないことを確認してください 記録ボタンを押して記録を
止してください。 スキャンした距離の終了点を PUA 70 マーカーでマーキングします。
データをタブレットまた PSA 55 IR ダプターにダウンロードしなければならなくなるまでに 最大
30 m98 ft までの探査距離を記録することができます。 複数の記 (最 10) 合計で最 30 m
(98 ft) まで記録することもできます
測定データは解析のためにタブレットへ転送することができます。
5.11 クイックスキャン設定
クイックスキャン設定は表示ディスプレイの左側にあります。 設定は、 録あるいは厳密なクイック
キャンかぶり厚決定を行う前に予め行っておくことができます 設定を選択するには矢印ボタンと確定ボ
タンを使用します。
限定かぶり厚測定
注意事項
この測定により、 定義されたかぶり厚測定範囲内での鉄筋の特定が可能となります。
注意事項
このモードで作業を行う場合は、 前にかぶり厚を設定する際に鉄筋との安全な間隔を考慮する必
要があります。
最小深さ
スキャン対象の表面をスキャンする際に特定の測定深度内にある鉄筋を探す場合には、 の設定を使用し
ます。 例えば最小かぶり厚が 40 mm でなければならない場合には、 値を 40 mm(1.57'') に設定します
(測定の質を確実なものにするには、 精度制限を考慮するために 2 mm(0.08'') を加算します) 信号音
が鳴り LED が点灯するのは、 表面からの深さが 40 mm(1.57'') 未満の鉄筋が確認された場合のみです
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矢印ボタンで限定かぶり厚測定機能を選択し 確定
タンを押します。
最小深さ機能が使用不能。
値を「0」に設定するとこの機能は無効にされ、上記の
す。 本体はメインメニューに戻ります。
注意事項
鉄筋が設定された限定かぶり厚測定値よりも深い位置にある場合には、 信号音と LED の点灯はあり
ません。
スキャン方向
設定 ック 後に
PC ソフトウェアで得られる測定値に直接影響するものではありませんが、 後に個々のクイックスキャン記
録をHilti PROFIS Ferroscan MAP データ解析および表示ソフトウェアにおいて正しく表示させ、 かぶり厚
値を構造物の実際の表面と一致させるのに役立ちます。 これにより、 後から埋設物の位置を容易に特定で
きます。 測定方向はスキャンの都度保存されます
希望のスキャン方向を選択して確定ボタンを押します。
鉄筋径
コンクリートのかぶり (= 鉄筋の深さ) を厳密に決定するには、 この設定を使用する必要があります。
鉄筋径を正しく入力しなければ、 高い精度のかぶり厚測定は不可能です。
矢印ボタンで鉄筋径機能を選択し、 確定ボタンを押します。
鉄筋径を選択しない場合 スキャナーは該当する規格
の平均鉄筋径が設されたものとしてさを計算しま
す。
5.12 マークの設定
多くの構造物の表面には 記録の際にスキャナーを構造物の表面から持ち上げることなくスキャンするこ
とを不可能にしてしまう障害物が存在することがあります。 そのような障害物として、 壁内の柱や支柱、
ドア開口部、 伸縮継手、 パイプ配管、 足場の横木、 コーナーなどが考えられます。
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そのような障害物がある場合には マークを設定することができます。 れによりスキャンは中断され
て、 ーザーは問題なくスキャナーをスキャン対象の表面から持ち上げ 障害物の後方に再びセットし
て、 スキャンを続行することができます。 さらにマークは、 スキャンにおいて特定の物体が存在する位置
に設定し、 スキャンデータと構造物の実際の表面とを関連付ける追加情報を得ることができます。
マーカーを設定するには、 録モードで確定ボタンを押し続けます。 フロッピーディスクアイコンには×
マークが付きます。 これは、 記録が中断され、 マーカーが設定されたことを示します。
次に、 スキャナーをスキャン対象の表面から持ち上
ます。 確定ボタンはずっと押し続けてください。 必要
に応じて スキャン対象の表面に位置を PUA 70
再びスキャン対象の表面に当てて、確定ボタンを放して
スキャンを続行します。 ークはタブレットのスキ
ンデータに表示され あるいHilti PROFIS Detection
PC ソフトウェアでは垂直線として表示されます
5.13 イメージスキャン
イメージスキャンは 鉄筋配置の画像を作成するのに使用します。 鉄筋のかぶり厚と直径を決定、 あるい
は見積もることができます。 まず方眼紙をコンクリート面に固定します。 これには、 本体と共に納品さ
た接着テープを使用してください。 このテープは特にコンクリートへの接着力に優れ、 必要な長さだけを
手で切り取ることができます。 抵の面に対して、 方眼紙の固定には各コーナーに長さ 10 cm(3.94'')
のテープを貼るだけで十分です。 スキャン対象の表面が非常に濡れている場合あるいは汚れている場合に
は、 まず本体と共に納品されたブラシで汚れを除去してください。 の後必要に応じて方眼紙の各辺を全
長にわたり接着テープで固定します。
あるいは、 方眼紙と同じ枡目をそのままスキャン対象の表面に描いてもかまいません。 定規 (例えば木材
片) を使用して 4x4 の升目を 150 mm(5.9'') の間隔で平行線の間に描画することができます。 照合用方
眼紙のパンチング穴を利用して、 方眼ラインの位置を直接構造物に転写することもできます。
スキャナーをオンにしてイメージスキャンアイコンを選択します。 バッテリーの充電状況が、 この時点で
メモリーに保存されているイメージスキャン数 (最大 9 スキャン) とともに表示されます。
メインメニューでイメージスキャンを選択します
メージスキャン画面が表示されます。
ディスプレイには、 方眼の升目とシステムが提案す
スタート点 (三角形) が表示されます。 この三角形は
常に左上に表示されます。 たいていのスキャンはこ
で問題ありません。 画像データは、垂直方向にも水平方
向にもスキャンが終了している方眼領域に対してのみ表
示されます。 場合によっては、 スキャン領域内の障害
物により画像データの表示が妨げられることがあります
(例鉄骨梁が横切っているパイプ) このような場合に
は、 キャン領域を最適にするためにスタート点を
更できます。 スタート点は矢印ボタンで変更できます
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点滅する矢印表示されスタート点にキャナー
当てます。 キャナーの整準マークが、 図に示すよ
うに正しく照合用方眼紙に合致していることを確認して
ください。
注意事項
スキャナーが照合用方眼紙に正しく位置合わせさ
れていないと 成された画像内の鉄筋位置
正しくないことがあります。
記録ボタンを押し、 最初のラインに沿ってスキャナ
を動かします スキャンの実行状況は幅の広い黒い
インにより表示され スキャナーをスキャン対象の
面にそって動かすとそれに合わせてディスプレイ上でこ
のラインが動きます
スキャナーが行の終端に到達するとピープ音が 2 回鳴り、 記録が自動的に停止します。 この手順を各行お
よび各列に対して繰り返します、 その際ディスプレイの指示に注意してください。
すべての行をスキャンしたら、 様にして列のスキ
ンを行ってください
記録は ラインの端に達する前に新たに記録ボタンを
障害物が行または列の全行程のスキャンを妨げる場合に
は、 この操作が必要となることがあります 本体を照
合用方眼紙上で動すことなく記録をタートさせ停
止させることで、 1 行あるいは 1 列全体をスキップ
ることもできます。 照合用方眼紙の両方向をスキャ
していない領域に対しては画像が作成されないことに注
意してください。
キャンセルボタンを押すと、 行の行または列を繰り
返しスキャンできます。 この操作は、 ユーザーがその
スキャン領域を確実にスキャンしたかどうか不確実な場
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要となります キャンセルボタンを再度押すとスキ
ンがキャンセルされて、 メインメニューに戻ります。
確定ボタンを押すとスキャンが保存されます 最後
スキャンラインの後でキャンセルボタンを押すとスキャ
ンが削除されます。
スキャンが終了したら、 定ボタンを押してメイン
ニューに戻ります。 データは表示と解析のためにタ
レットへ転送することができます。
5.14 ブロックスキャン
ブロックスキャンは自動的にイメージスキャンをつなぎ合わせ 広い範囲にわたって鉄筋の配置を表示し
ます。 各イメージスキャンを個別に選択して、 タブレットで鉄筋の位置とかぶり厚および直径を厳密に決
定することもできます。
イメージスキャンの場合と同様に 照合用方眼紙をスキャン対象に取り付けます。 次の方眼紙へと続
るために、 各照合用方眼紙の端部または方眼紙の終端部のパンチ穴を PUA 70 マーカーでマーキングしま
す。 方眼紙の端部が合致するようにして必要なすべての照合用方眼紙を壁に固定します。
スキャナーをオンにして、 メインメニューにおいて
印ボタンでブロックスキャンアイコンを選択します
バッテリー充電状態と、この時点でメモリー内に保存さ
れてるイージスキンの 9 スキン)
が表示されます。
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メージスキャンを表しています。 3×3 までのイメージ
スキャンをスキャンすることができます。 矢印ボタ
を押して、 初のイメージスキャンの位置を選択し
す。 ボタ イメ
を開始します 各イメージスキャンは常に左上隅か
スタートすることに注意してください。
イメキャ行にの詳 6.13 を参
ロックスキャン画面に戻ります。
終了したイメージスキャンが影付きで表示されます。
次のイメージスキャン位置を選択してスキャン手順を繰り返します。 スキャンする領域を選択してイメー
ジスキャン手順を実行することで、 既に実行したイメージスキャンを繰り返えすことができます。 その場
合データは上書きされます。 すべてのイメージスキャンが記録されるか、 あるいはイメージスキャンの最
大メモリー数 (9 スキャン) に達したなら、 メインメニューに戻るためにキャンセルボタンを 1 回押しま
す。 表示と解析のためにデータをタブレットに転送します。
注意事項
キャンセルボタンを 2 回押すと、 ブロックスキャンが削除されます。 システムはメインメニューに
戻ります。
5.15 PSA 55 IR アダプター
5.15.1 最初にご使用になる前に
注意事項
Hilti PROFIS Detection ソフトウェアを PC /ラップトップコンピュータにインストールしてくださ
い。 PSA 55 IR ダプター最初ご使用にる前 スキンデータ日付よび時刻報が
正しいものとなるように日付と時刻を設定する必要があります。
これには PUA 95 USB Mikro データケーブルを使用して PSA 55 IR アダプターをコンピュータに接
続します。
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Hilti PROFIS Detection ソフトウェアを開きます
「Tools(ツール)「Workflow(ワークフロー) において 「Set PSA 55 Date and Time(PSA 55
付および時刻設定) を選択します。 これで日付と時刻が PSA 55 IR アダプターに設定されます。
注意事項
本体ドライバはHilti PROFIS Detection とともにインストールされます。 インストールされない場合
は、 本体ドライバを手動でインストールする必要があります、 これは PSA 55 IR アダプターのフォ
ルダ 「Drivers(ドライバ) にあります (Setup.exe)
5.15.2 PSA 55 IR アダプターを操作する
スキャンは、 赤外線インターフェースを介してアダプターへ、 さらにアダプターから PC /ラップトップ
コンピュータへと転送できます。
アダプターをオン/オフにするには、 ON / OFF ボタンを約 3 秒間押します。
アダプターの LED インジケーターは以下のいずれかの状態を表示します
緑色の LED が常に点灯するアダプターはオンになっていて作動準備ができています
赤色の LED が高速で点滅 バッテリーの充電状態が十分ではありません
緑色の LED が点滅 アダプターはオンにされた直後です
緑色の LED が点滅 データが転送されています
赤色の LED が点滅しアダプターがスイッチオフメモリー容量の 95 % が使用されていま
5.16 データ転送
5.16.1 スキャナーとタブレット間のデータ転送 2
注意事項
データを転送する前にタブレットで正しいプロジェクトが選択されていることを確認してください。
注意事項
データ転送の開始の前に、 赤外線インターフェースのウィンドウに汚れ、 埃およびグリスが付着し
ていないこと、 激しく傷がついていないことを確認してください。 汚れ等があると、 データ転送距
離が減少したり、 データを転送できなかったりすることがあります。
データは赤外線接続によりスキャナーからタブレットへ転送されます。 赤外線ウィンドウは、 スキャナー
およびタブレットの終端部にあります。
スキャナーとタブレットがオンになっていて PS 200 S スキャナーがメインメニューにあり、 ブレット
で赤外線によるデータ転送が有効にされていれば、 データはいつでも転送することができます。 タブレッ
トの 「プロジェクト」 において、データのコピー先となるプロジェクトを選択します。 続いて 「インポー
ト」 を選択し、 確定ボタン 「OK」 「PS 200 S から」 を確定します。 タブレットのステータスエリア
に赤外線アイコンが表示されます。
スキャナーとタブレットを、 赤外線ウィンドウが互いに向き合うように位置決めしてください。 両方の機
器が自動的に互いを認識し、 交信を確立します。
スキャナーでは、 ープ音が鳴ってこの画面が表示
れます
スキャナーで確定ボタンを押すと、 べてのスキャンデータが選択されたプロジェクトへインポートされ
ます。
データ転送中はスキャナーにこの画面が表示され、 スキャナーの赤色 LED は点滅し続けます。
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スキャナーにあるスキャンの数あるいは長さにより
データ転送の所要時間は 1...15 秒になります。
データ転送が終了すると、 スキャナーにこの画面が表示されます
転送を終了するにはスキャナーの確定ボタンを再度押し
ます。 これによりスキャナーのスキャンデータは自
的に削除されます。
5.16.2 スキャナーとアダプター間のデータ転送
注意事項
アダプターは必ず屋内で使用してください。 湿気が入らないようにしてください。
注意事項
データ転送を開始する前には、 赤外線ポートのウィンドウに汚れ、 埃、 グリスが付着していないこ
と、 また大きな引っかき傷がないことを確認してください。 汚れ等があると、 データ転送距離が減
少したり、 データを転送できなかったりすることがあります。
データは赤外線接続によりスキャナーからアダプターへ転送されます。 赤外線ウィンドウは、 スキャナー
およびアダプターの終端部にあります。
注意事項
赤外線接続の最大有効距離は約 30 cm です。 スキャナーとアダプターとの距離が短い場合 (10 cm
(3.94') で) 確実なデータ転送が行われると信頼できるスキャナーとアダプター間の最大角度
は、 アダプターの赤外線ポート軸に対して± 50° となります。 両者の距離が 15 cm の場合には、
の角度は± 30° になります。 離が 30 cm11.81'') 場合には データ転送を確実なものに
るためにスキャナーとアダプターを互いに厳密に向い合せる必要があります。 キャナーとアダプ
ターがオンになっていてスキャナーがメインメニュー内に存在する場合は、 スキャンをいつでも転
送することができます。
スキャナーとアダプターを、 赤外線ウィンドウが互いに向き合うように位置決めしてください。 両者は相
互に自動認識されて接続されます。 スキャナーでは、 ピープ音が鳴って以下の画面が表示されます
データ転送を始するにスキャナーの定ボタン
押します。 ータ転送中はシステムは以下のように
応します
アダプターでは緑色の LED が非常に高速で点滅してデータ転送が行われていることを知らせます。 スキャ
ナーでは赤色の LED が点滅を続けます
データ転送が終了すると、 スキャナーにこの画面が表示されます
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すべてのスキャンデータの転送に成功しました。 転送
を終了するにはスャナーの確定ボタを再度押しま
す。 スキャンデータの転送に成功しました。
スキャンにはアダプターで番号が設定されます。
5.16.3 アダプターからコンピュータへのデータ転送
注意事項
データの安全性と完全性およびエラーに対する安全性を確実なものにするために 必ずヒルティか
ら提供される PUA 95 USB Mikro ケーブルを使用してください。
データは PUA 95 USB Mikro データケーブルによりアダプターからコンピュータへ転送されます デー
タ転送の後は、 アダプターを取り外すことができます
注意事項
PSA 55 アダプターを安全に取り外すために、 お客様のオペレーティングシステムの 「ハードウェア
の安全な取外し」 機能を使用されることをお勧めします。 この機能は、 お客様のデータの完全性が
損なわれる危険を防止します。
5.16.4 タブレットからコンピュータへのデータ転送
注意事項
データの安全性と完全性およびエラーに対する安全性を確実なものにするために 必ずヒルティか
ら提供される PSA 92 USB データケーブルを使用してください。
データは PSA 92 USB データケーブルによりタブレットからコンピュータへ転送されます
5.16.5 スキャンおよび解析のヒント
スキャン対象がスキャンするには細すぎる、 あるいは正しくスキャンするには鉄筋がコーナーに接近しす
ぎている
構造物のコーナーを覆う薄い非金属性の土台 (例
材、 発泡スチロール、 カートンなど)を使用し、 この土
台を端部を越えてスキャンします。 かぶり厚を求め
ために測定値から台の厚さを減算すことを忘れな
いでください。 PC フトウェアに入力可能で、
これにより自動的にすべてのかぶり厚測定値から減算す
ることができます。
粗いコンクリート面
表面が粗い (例骨材を目視確認できるコンクリート
面) 号にが発
は鉄筋のかぶり厚あるいは直径を決定できないことがあ
ります。 そのような場合には 薄いプレートを介して
スキャンすることも有効です。 の場合も上述の注
事項と同じように、 プレートの厚さの減算を忘れな
でください。
画像での 「干渉」
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画像内の干渉には以下の原因が考えられます
鉄筋塵埃
鉄筋交差部の緊結鋼
強磁性の骨材
スキャン面に平行して鉄筋の終端部があ
スキン面垂直鉄筋終端があ 方向
の鉄筋)
注意事項
干渉領域で計算された直径とかぶり厚は正確では
ない場合があるので、 注意して使用しなけれ
なりません。
突出した支柱および鉄骨梁のスキャン
鉄筋の損傷が許されないケースでは、 構造物の少なくとも 3 面からイメージスキャンを行ってください。
これにより腹鉄筋 (コンクリート中に斜めに配置されている) を検知することができます。
簡単な鉄筋径チェッ
2 の交差した位置のかぶり厚を第 1 の位置のかぶり
厚から減算することで、 1 の位置の直径を簡単にお
おまかにチェックすることができます しかしなが
これ 接し
は両位置が極めて接近していることが前提となります。
5.16.6 PC ソフトウェア
Hilti PROFIS Detection PC ソフトウェアでは、拡張解析、レポートの作成、データ保管、他のソフトウェア
の画像およびデータのエクスポート、 大きな容量のデータの自動バッチ処理を簡単に行うことができます。
Hilti PROFIS Detection MAP ソフトウェアは、 大きなデータ量を 1 つの画面に統合して 45x45 m までの解
析を可能にします。
ユーザーマニュアルはソフトウェアのヘルプ機能に収録されています。
6 故障時のヒント
6.1 故障かな? と思った時
故障 考えられる原因 解決策
クイックスキャン探査中に
キャナーが記録を行わない。
0.5 m/s
過した。
り返 ャナキャ
ン対象の表面にそってゆっくり
と動かす。
クイックスキャン記録中に
キャナーが記録を行わない。
0.5 m/s
過した。
ボタす。 録手
を開始位置あるいは最後のマー
キンからす。
面にそってゆっくりと動かす。
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Hilti PS 200 取扱説明書

タイプ
取扱説明書