Electro-Voice ETX 取扱説明書

  • Electro-Voice ETXシリーズ パワードスピーカーのユーザーマニュアルの内容を理解しました。スピーカーの機能、設置方法、トラブルシューティングなど、あらゆる質問にお答えします。例えば、各モデルの最大音量やDSPの設定方法など、具体的な情報も提供できますので、お気軽にご質問ください。
  • ETXスピーカーの設置方法は?
    ETXスピーカーの最大音圧レベルは?
    ETXスピーカーのDSP機能とは?
    ETXサブウーハーのキャスターの取り外しは可能?
ETX パワードスピーカー
ETX-10P, ETX-12P, ETX-15P, ETX-35P, ETX-15SP, and ETX-18SP
ja | User Manual
目次
1
安全について 4
1.1 安全に関する重要事項 4
1.2 吊り下げ 5
1.3 注意事項 5
1.4 FCC に関する情報 5
1.5 ご注意 6
2
説明 7
2.1 クイックセットアップ 7
2.2 システムの特長 8
3
システムの特長 10
3.1 技術仕様 10
3.2 寸法図 12
3.3 周波数特性グラフ 14
4
操作 16
4.1 スタンドとフロアモニター 16
4.2 吊り下げ 19
4.3 アンプ DSP のコントロール 22
4.4 システムの状態 25
4.5 DSP コントロール 26
4.5.1 フルレンジスピーカーの DSP コントロールメニュー 26
4.5.2 サブウーハー DSP コントロールメニュー 30
4.6 推奨構成 34
4.6.1 デイジーチェーンフルレンジシステム 34
4.6.2 モニターとしてのフルレンジシステムの使用 35
4.6.3 サブウーハーとのフルレンジシステムのスタック 36
4.6.4 サブウーハーカーディオイドアレイ 37
4.7 サブウーハーのキャスターの取り外し 39
5
トラブルシューティング 40
ja 3
Electro-Voice User Manual 2016.04 | 05 | F.01U.276.083
安全について
安全に関する重要事項
警告火災や感電の危険性を避けるため、
機器を雨や水蒸気に長期間さらすことのな
いようにしてください。
AVIS: RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE,
NE PAS OUVRIR.
警告電源プラグまたは AC コンセントが遮
断装置として使用されます。遮断装置はす
ぐに操作可能な状態を保ちます。
警告保護アースが接続された電源ソケット
にのみ接続してください。
警告:感電の危険性を避けるため、カバー
(および背面)は外さないでください。内部
にユーザーが修理可能な部品はありません。
修理については、有資格の担当員に確認して
ください。
正三角形に電光と矢印がある記号は、製品の
ケース内に絶縁されていない「高圧電流」
流れ、感電の危険があることを警告するもの
です。
!
正三角形に感嘆符のある記号は、本装置の取
扱説明書に記載されている操作と保守(整
備)の重要な指示への注意を喚起するもので
す。
正三角形にアスタリスクのある記号は、本ス
ピーカーシステムに関連する装置とハード
ウェアの必要な設置と取外しの指示を知ら
せるものです。
1. 次の重要事項を確認してください。
2. 次の重要事項を遵守してください。
3. すべての警告に留意してください。
4. すべての重要事項を遵守してください。
5. この装置は水の近くで使用しないでください。
6. 本装置は乾いた布以外で清掃しないでください。
7. 本装置は、ヒーターやオーブン、またはその他(アンプなど)の熱源の近くに設置しないでくだ
さい。
8. メーカー承認済みのアクセサリー、拡張製品のみを使用してください。
9. 装置内に水滴や噴霧が侵入しないよう注意してください。花瓶や器など、液体の入った物体を本
装置の上に置かないでください。
10. 換気口をふさがないでください。取扱説明書に従って設置してください。
11. 有極プラグやアース・プラグの安全な目的を無効にしないでください。有極プラグには幅の違う
2枚のブレードがあります。アース・プラグには2枚のブレードと1つのアース棒端子がありま
す。広いブレードまたは3本目の棒端子は安全のためのものです。付属ケーブルのプラグがコン
セントに合わない場合は、電気工事店に依頼し古いコンセントを新しいものと交換してください。
12. 電源コードを踏んだり、プラグや室内コンセント、装置から出たところがはさまれないように保
護してください。
13. 雷が鳴り始めた時や、長時間使用しない時などは、電源プラグをコンセントから抜いてください。
14. 保守整備は資格を持っている担当者に相談してください。電源コードやプラグの損傷、装置が損
傷した、水や異物が入った、装置に雨水がかかった、正常に動作しない、あるいは落とした場合
には修理を依頼してください。
15. 本装置を AC 電源から完全に切断するには、電源プラグをコンセントから抜いてください。
1
1.1
ETX パワードスピーカー
2016.04 | 05 | F.01U.276.083 User Manual Electro-Voice
吊り下げ
!
警告!
物を吊り下げるということは危険を伴うことなので、その作業は、必ず、頭上取り付け装具の技術と
規則について詳細な知識を持つ人が行う必要があります。Electro-Voice では、スピーカーを吊り下げ
る場合、すべての最新の法律や規制を考慮することを強く推奨します。スピーカーを安全に吊り下げ
る事は設置者の責任です。Electro-Voice では、スピーカーを吊り下げる場合、最低年 1 回のシステ
ム点検を推奨しています。弱い部分または破損の兆候が見つかった場合は、直ちに改善措置を講じて
ください。壁または天井がスピーカーの荷重に耐えるかどうかの確認は、お客様の責任です。Electro-
Voice 社製以外のスピーカーを吊り下げるときに使用する金具は、その製造会社に支給の責任があり
ます。
!
警告!
このマニュアルまたは Electro-Voice 設置ガイドに明確に説明されている以外の方法でこの製品を吊
り下げないでください。(スピーカーの)天井への取り付け工事は危険な場合があるため、頭上に機器
を設置する技術、部品、規制に関する十分な知識を持つ担当者だけが実施するようにしてください。
Electro-Voice スピーカーは、Electro-Voice マニュアルおよび設置ガイドに記載されているアクセサ
リおよびハードウェアを使用してのみ吊り下げることができます。ハンドルを使ってスピーカーを吊
り下げないでください。Electro-Voice スピーカーのハンドルは、一時的な搬送でのみ使用するよう意
図されています。ファイバロープ、ワイヤロープ、ケーブル、その他のものをハンドルに取り付けて
ラウドスピーカーを吊り下げることはできません。Electro-Voice 社製以外のスピーカーを吊り下げ
るときに使用する金具は、その製造会社に支給の責任があります。
注意事項
古い電気・電子機器
すでに修理対応が終了した電気電子装置は分別して収集し、環境適合のリサイクルに出すことが義務
付けられています(電気・電子機器廃棄物に関する欧州指令に準拠)
古い電気・電子装置の廃棄には、各国が導入する回収システムを利用してください。
FCC に関する情報
重要:本装置を改造しないでください。製造元から明確に許可を得ないで変更または改造した場合、
FCC からユーザーに付与された本装置の使用権限が無効になることがあります。
注意!
この装置は、FCC 基準パート 15 に準ずる Class B のデジタルデバイスの制限事項に準拠していま
す。これらの制限事項は、住宅地域で使用した場合に生じる可能性のある電磁障害を規制するために
制定されたものです。本装置は高周波エネルギーを生成し使用しています。また、高周波エネルギー
を放射する可能性があるため、指示に従って正しく設置しなかった場合は、無線通信に障害を及ぼす
可能性があります。ただし、特定の地域では障害が発生しない保証はありません。本装置がラジオや
テレビの受信に障害を与えていないかを判断するには、本装置の電源を入れたり、切ったりしてみま
す。受信障害が発生している場合には、以下の方法で受信障害を改善することをお勧めします。
1.2
1.3
1.4
ja 5
Electro-Voice User Manual 2016.04 | 05 | F.01U.276.083
受信アンテナの方向または設置位置を変える。
本装置と受信機の距離を離す。
本装置と受信機の電源系列を別の回路にする。
販売店やラジオ/TV の専門技術者に問い合わせる。
ご注意
!
Electro-Voice ラウドスピーカーを晴れた日に屋外で使用する場合は、日陰または覆い
のある領域に配置してください。本スピーカーのアンプには、温度が非常に高くなった
ときに本スピーカーの電源を一時的にオフにする保護回路が内蔵されています。本ス
ピーカーを直射日光に当てると、この動作が発生する可能性があります。
!
Electro-Voice ラウドスピーカーは、0°C32°F以下または 40°C104°Fを超え
る環境で使用しないでください。
!
ラウドスピーカーシステムを雨水、高湿度にさらさないでください。
!
エレクトロボイスの ラウドスピーカーシステムは、カバーエリアの範囲内にいる人が永
続的な難聴になるほどの音圧レベルを簡単に生成できます。長期間 90 dB を超える音
圧レベルにさらされないように注意してください。
1.5
ETX パワードスピーカー
2016.04 | 05 | F.01U.276.083 User Manual Electro-Voice
説明
Electro-Voice スピーカーをお買い上げいただき、ありがとうございます。本書をお読みになり、EV
ピーカーシステムの機能を理解し、その性能をご活用ください。
ETX Powered Loudspeakers はハイエンドのスピーカーファミリーであり、ETX-10PETX-12P
ETX-15PETX-35PETX-15SP、および ETX-18SP で構成されています。プロフェッショナルな機
能、耐久性、高出力が特長のシステムで、簡単に持ち運ぶことができます。統合 LCD 画面では、複数
DSP(デジタル信号処理)設定およびシステム状態を表示できます。ETX Powered
Loudspeakers は、EV's 伝統のエンジニアリングチームが提供する設計、技術革新、増幅、および DSP
技術により、クラス最高のサウンドを実現します。
クイックセットアップ
ETX Powered Loudspeakers は、入念にバランスを考えて設計された電子回路とトランスデューサー
が完全に統合された Electro-Voice 社製オーディオシステムです。最小限のケーブルや外部電子装置
で、高品質のシステムをすばやく簡単にセットアップすることができます。
フルレンジスピーカー
モデル:ETX-10P, ETX-12P, ETX-15P および ETX-35P
フルレンジスピーカーをセットアップするには、次の手順に従います。
手順 説明図
1. AC 電源コードをアース付きコンセントとス
ピーカーの電源差込口に接続します。
2. オーディオ装置からの XLR または TRS ケー
ブルを INPUT 1 または INPUT 2 に接続しま
す。
3. 入力ゲインを -∞(無限)に調整します。
4. POWER スイッチ を ON にします。
5. DSP ホーム画面で、INPUT ゲインを適度な信
号レベルまで上げます。
6. MASTER VOL つまみを回し、ボリュームを調
整します。
サブウーハー
モデル:ETX-15SP および ETX-18SP
サブウーファーをセットアップするには、次の手順を行ってください。
2
2.1
ja 7
Electro-Voice User Manual 2016.04 | 05 | F.01U.276.083
手順 説明図
1. AC 電源コードをアース付きコンセントとス
ピーカーの電源差込口に接続します。
2. オーディオ装置からの XLR または TRS ケー
ブルを INPUT 1 または INPUT 2 に接続しま
す。
3. POWER スイッチ を ON にします。
4. MASTER VOL つまみを回し、ボリュームを調
整します。
システムの特長
Electro-Voice 社製 ETX Powered Loudspeakers は、EV の伝統を受け継いで構築されており、移動
用途および常設用途に適した最新のパワードスピーカー製品です。EV トランスデューサーの出力、応
答、およびカバレッジパターンはすべて SST(シグナルシンクロナイズドトランスデューサー)と呼
ばれる画期的な設計手法を使用して最適化されており、使いやすいシングルノブのインターフェイスで
操作する最先端のオンボード DSP と組み合わせられています。EV が設計および製造するトランスデ
ューサ-は、複合円錐素材、 フラックス安定化リング、および温度管理を使用した SMX ウーハー技
術が組み込まれています。このトランスデューサーにより、歪みの低減、スムーズな応答、および高
SPL が得られます。高効率の DH3-B コンプレッションドライバーはコヒーレント位相装置を駆動す
る凸型振動板を備えており、周波数特性を 20 kHz まで拡張します。ETX Powered Loudspeaker ファ
ミリーには、 3 つの 2 ウェイスピーカー10 インチ、12 インチ、および 15 インチ、1.5 インチチタ
ニウムコンプレッションドライバー付き)1 つの 3 ウェイスピーカー、および 15 インチと 18 イン
チのドライバーを含むサブウーハーが含まれます。ETX Powered Loudspeakers は、EV によって設
計されたインテリジェント DSP、高性能アンプ、および高効率トランスデューサーの組み合わせによ
り、EV の伝統的なサウンドおよび性能を実現します。
ETX-10P 10 インチのツーウェイパワードスピーカーシステム
2000 W アンプおよび 134 dB ピーク SPL
ワンノブ DSP には、複数の構成のプリセットおよびトップとサブの組み合わせ(性能スタイル、
場所、およびスペース)が含まれます。
一体型 LCD およびフロントパネル LED を使用したスピーカーシステム性能のモニタリング
SST デザインにより、正確で安定したカバーエリアを実現します。
移動用途または常設用途で床、スタック、またはティルトポール(0 度または 7.5 度)に取り付
けられるように設計(8 個の M10 ねじ穴付き吊り下げポイント)
ETX-12P 12 インチのツーウェイパワードスピーカーシステム
2000 W アンプおよび 135 dB ピーク SPL
2.2
ETX パワードスピーカー
2016.04 | 05 | F.01U.276.083 User Manual Electro-Voice
ワンノブ DSP には、複数の構成のプリセットおよびトップとサブの組み合わせ(性能スタイル、
場所、およびスペース)が含まれます。
一体型 LCD およびフロントパネル LED を使用したスピーカーシステム性能のモニタリング
SST デザインにより、正確で安定したカバーエリアを実現します。
移動用途または常設用途で床、スタック、またはティルトポール(0 度または 7.5 度)に取り付
けられるように設計(8 個の M10 ねじ穴付き吊り下げポイント)
ETX-15P 15 インチのツーウェイパワードスピーカーシステム
2000 W アンプおよび 135 dB ピーク SPL
ワンノブ DSP には、複数の構成のプリセットおよびトップとサブの組み合わせ(性能スタイル、
場所、およびスペース)が含まれます。
一体型 LCD およびフロントパネル LED を使用したスピーカーシステム性能のモニタリング
SST デザインにより、正確で安定したカバーエリアを実現します。
移動用途または常設用途で床、スタック、またはティルトポール(0 度または 7.5 度)に取り付
けられるように設計(8 個の M10 ねじ穴付き吊り下げポイント)
ETX-35P 15 インチのスリーウェイパワードスピーカーシステム
2000 W アンプおよび 136 dB SPL
ワンノブ DSP には、複数の構成のプリセットおよびトップとサブの組み合わせ(性能スタイル、
場所、およびスペース)が含まれます。
一体型 LCD およびフロントパネル LED を使用したスピーカーシステム性能のモニタリング
正確なカバーエリアと歪み低減のために最適化された、高出力サウンドの 3 つの高感度トランス
デューサーを装備
移動用途または常設用途で床、スタック、またはコンボポールカップ(挿入およびねじ穴付き)
に取り付けられるように設計(8 つの M10 ねじ穴付き吊り下げポイント)
ETX-15SP 15 インチのパワードサブウーハースピーカーシステム
1800 W アンプおよび 134 dB ピーク SPL
ワンノブ DSP には、複数の構成のプリセットおよびトップとサブの組み合わせ(性能スタイル、
場所、およびスペース)が含まれます。
一体型 LCD およびフロントパネル LED を使用したスピーカーシステム性能のモニタリング
真のカーディオイド性能の DSP プリセットを内蔵
エンクロージャには、交換可能なキャスターおよび 2 ウェイモデル用のコンボポールカップ(挿
入物およびねじ穴付き)が含まれます。
ETX-18SP 18 インチのパワードサブウーハースピーカーシステム
1800 W アンプおよび 135 dB ピーク
ワンノブ DSP には、複数の構成のプリセットおよびトップとサブの組み合わせ(性能スタイル、
場所、およびスペース)が含まれます。
一体型 LCD およびフロントパネル LED を使用したスピーカーシステム性能のモニタリング
真のカーディオイド性能の DSP プリセットを内蔵
エンクロージャには、交換可能なキャスターおよび 2 ウェイモデル用のコンボポールカップ(挿
入物およびねじ穴付き)が含まれます。
ja 9
Electro-Voice User Manual 2016.04 | 05 | F.01U.276.083
システムの特長
技術仕様
ETX-10PETX-12P および ETX-15P
ETX-10P ETX-12P ETX-15P
周波数特性(-3 dB 85 Hz 20 kHz
1
55 Hz 20 kHz
1
48 Hz 20 kHz
1
周波数レンジ(-10 dB 65 Hz 20 kHz
1
43 Hz 20 kHz
1
40 Hz 20 kHz
1
最大音圧レベル(SPL 134 dB(ピーク)
2
135 dB(ピーク)
2
135 dB(ピーク)
2
カバレッジ(水平 x 垂直) 90° x 60°
定格電力: 2000 W
LF トランスデューサー: SMX2100 254 mm
10 インチ)
SMX2120
300 mm12 イン
チ)
SMX2150 380 mm
15 インチ)
HF トランスデューサー: DH3-B 1.25 インチチタンコンプレッションドライバー
クロスオーバー周波数: 1700 Hz 1600 Hz 1500 Hz
コネクタ: (2) XLR/TRS コンボジャックおよび (1) XLR リンク出力
エンクロージャ: 18 mm13 プライバーチベニヤ板 EVCoat
グリル: 16AWG 粉体塗装鋼
吊り下げ: (8) M10 吊り下げポイント
寸法(高さ × × 奥行) 526 mm x 330 mm
x 365 mm21 イン
x 13 インチ x 14
インチ)
613 mm x 381
mm x 400 mm24
インチ x 15 イン
x 16 インチ)
691 mm x 431 mm
x 447 mm27 イン
x 17 インチ x 18
インチ)
本体重量: 20.3 kg44.8 lb 23.6 kg52.0 lb 27.7 kg61.1 lb
梱包重量: 22.9 kg50.5 lb 26.8 kg59.1 lb 31.5 kg69.5 lb
消費電力: 100 240 V50 60 Hz1.6 0.8 A
3
1
DSP プリセット MUSIC を使用したフルスペース測定。
2
最大 SPL は最大出力時、ピンクノイズを発生させて 1 メートル離れた場所で測定。
3
定格電流は 1/8 出力時。
ETX-35P
ETX-35P
周波数特性(-3 dB 48 Hz 20 kHz
1
周波数レンジ(-10 dB 38 Hz 20 kHz
1
最大音圧レベル(SPL 136 dB(ピーク)
2
カバレッジ(水平 x 垂直) 60° x 40°
定格電力: 2000 W
3
3.1
ETX パワードスピーカー
2016.04 | 05 | F.01U.276.083 User Manual Electro-Voice
ETX-35P
LF トランスデューサー: SMX2151 380 mm15 インチ)
MB トランスデューサー: EVS-6C 6.5 インチミッドバスドライバー
HF トランスデューサー: DH3-B 1.25 インチチタンコンプレッションドライバー
クロスオーバー周波数: 700 Hz2900 Hz
コネクタ: (2) XLR/TRS コンボジャックおよび (1) XLR リンク出力
エンクロージャ: 18 mm13 プライバーチベニヤ板 EVCoat
グリル: 16AWG 粉体塗装鋼
吊り下げ: (8) M10 吊り下げポイント
寸法(高さ × × 奥行) 1023 mm x 469 mm x 426 mm40 インチ x 18 イン
x 17 インチ)
本体重量: 38.2 kg84.2 lb
梱包重量: 42.8 kg94.4 lb
消費電力: 100 240 V50 60 Hz1.6 0.8 A
3
1
DSP プリセット MUSIC を使用したフルスペース測定。
2
最大 SPL は最大出力時、ピンクノイズを発生させて 1 メートル離れた場所で測定。
3
定格電流は 1/8 出力時。
ETX-15SP および ETX-18SP
ETX-15SP ETX-18SP
周波数特性(-3 dB 37 Hz 150 Hz
1
33 Hz 150 Hz1
1
周波数レンジ(-10 dB 32 Hz 180 Hz
1
28 Hz 180 Hz
1
最大音圧レベル(SPL 134 dB(ピーク)
2
135 dB(ピーク)
2
定格電力: 1800 W
LF トランスデューサー: DVX3159A 380 mm15 インチ) DVX3180A 457 mm18 イン
チ)
ローパス周波数: 調整可能: 80 Hz100 Hz120 Hz150 Hz
コネクタ: (2) XLR/TRS コンボジャックおよび (2) XLR リンク出力
エンクロージャ: 18 mm13 プライバーチベニヤ板 EVCoat
グリル: 16AWG 粉体塗装鋼
寸法(高さ × × 奥行) 471 mm x 576 mm x 825 mm
19 インチ x 23 インチ x 32
ンチ)
550 mm x 675 mm x 910 mm
22 インチ x 27 インチ x 36
インチ)
寸法(高さ x x 奥行き)
(キャスターなし)
471 mm x 576 mm x 692 mm
19 インチ x 23 インチ x 27
ンチ)
550 mm x 675 mm x 777 mm
22 インチ x 27 インチ x 31
インチ)
本体重量: 41.7 kg91.9 lb 51.8 kg114.2 lb
ja 11
Electro-Voice User Manual 2016.04 | 05 | F.01U.276.083
ETX-15SP ETX-18SP
梱包重量: 46.8 kg103.2 lb 58.9 kg129.9 lb
消費電力: 100 240 V50 60 Hz1.6 0.8 A
3
1
DSP プリセット MUSIC および 150 Hz ローパスを使用したハーフスペース測定。
2
最大 SPL は最大アンプ出力時、ピンクノイズを発生させて 1 メートル離れた場所で測定。
3
定格電流は 1/8 出力時。
寸法図
330 mm
[13 in]
40°
526 mm
[21 in]
236 mm
[9 in]
191 mm
[8 in]
166 mm
[7 in]
261 mm
[10 in]
365 mm
[14 in]
137 mm
[5 in]
Left View
Front View
Right View
3.1: ETX-10P 寸法図
40°
613 mm
[24 in]
381 mm
[15 in]
304 mm
[12 in]
225 mm
[9 in]
166 mm
[7 in]
400 mm
[16 in]
236 mm
[9 in]
159 mm
[6 in]
3.2: ETX-12P 寸法図
3.2
ETX パワードスピーカー
2016.04 | 05 | F.01U.276.083 User Manual Electro-Voice
40°
431 mm
[17 in]
691 mm
[27 in]
224 mm
[9 in]
342 mm
[13 in]
236 mm
[9 in ]
447 mm
[18 in]
161 mm
[6 in]
Bottom View
166 mm
[7 in ]
3.3: ETX-15P 寸法図
75° 75°
Bottom View
Right ViewFront View
Left View
469 mm
[18 in]
1023mm
[40 in]
236 mm
[9 in]
182 mm
[7 in]
166 mm
[7 in]
508 mm
[20 in]
213 mm
[8 in]
426 mm
[17 in]
3.4: ETX-35P 寸法図
471 mm
[19 in]
576 mm
[23 in]
236 mm
[9 in]
333 mm
[13 in]
166 mm
[7 in]
232 mm
[9 in ]
351 mm
[14 in]
692 mm
[27 in]
825 mm
[32 in]
Left View
Right ViewFront View
Top View
3.5: ETX-15SP 寸法図
ja 13
Electro-Voice User Manual 2016.04 | 05 | F.01U.276.083
550 mm
[22 in]
675 mm
[27 in]
236 mm
[9 in]
166 mm
[7 in]
368 mm
[14 in]
271mm
[11 in]
351 mm
[14 in]
777 mm
[31 in]
910 mm
[36 in]
3.6: ETX-18SP 寸法図
周波数特性グラフ
3.7: ETX-10P 周波数特性グラフ:SPEECHLIVE、および MUSIC モード
3.8: ETX-12P 周波数特性グラフ:SPEECHLIVE、および MUSIC モード
3.9: ETX-15P 周波数特性グラフ:SPEECHLIVE、および MUSIC モード
3.3
ETX パワードスピーカー
2016.04 | 05 | F.01U.276.083 User Manual Electro-Voice
3.10: ETX-35P 周波数特性グラフ:SPEECHLIVE、および MUSIC モード
3.11: ETX-15SP 周波数特性グラフ:LIVE、および MUSIC モード
3.12: ETX-18SP 周波数特性グラフ:LIVE、および MUSIC モード
ja 15
Electro-Voice User Manual 2016.04 | 05 | F.01U.276.083
操作
スタンドとフロアモニター
マルチアングルポールカップ
マルチアングルポールカップは、ETX-10PETX-12P および ETX-15P のスピーカーの位置を合わせて
サウンドカバレッジを最適化するために使用します。マルチアングルポールカップには、 7.5°
2 つの位置があります。の位置は、音を聴衆に向かって水平方向にまっすぐに向けます。7.5°
位置は、音を聴衆に向かって斜めに向け、スピーカーが聴衆より高い位置にある場合に使用されます。
4.1: 最適カバレッジのマルチアングルポールカップ(左)およびマルチアングルポールカップ 7.5°(右)
コンボポールカップ
ETX-35PETX-15SP および ETX-18SP サブウーハーは、M20 ねじ穴付きと 35 mm1 3/8 インチ)
を組み合わせたカップを使用しており、両タイプのポールに取り付けることができます。M20 ねじ穴
付きポールを「使用すると、標準の 35 mm1 3/8 インチ)ポールより確実にサブウーハーを接続で
きます。ETX-35P M20 ねじ山付きポールを使用する場合は、必ずサブウーハーにねじを挿入してく
ださい。
スタンドまたはポールマウントとしての設置
ETX-10PETX-12P および ETX-15P スピーカーは、スタンドまたはサブウーハーの上にあるポールに
取り付けます。
スタンドへの取り付け
4.2: スタンドに取り付けたフルレンジモデル
4
4.1
ETX パワードスピーカー
2016.04 | 05 | F.01U.276.083 User Manual Electro-Voice
!
注意!
本スピーカーについて、三脚の安全性は評価されていません。三脚スタンドの仕様を参照し、本スピ
ーカーの重量に耐えられることを確認してください。
!
注意!
スピーカーが重い場合は、2 人で持ち上げや配置を行うことが推奨されます。スピーカーが重い場合
に、1 人で持ち上げや配置を行うと怪我をする恐れがあります。
スピーカーをスタンドに取り付けるには、次の手順を行ってください。
1. スタンドを安定した面に置きます。
スタンドの脚を完全に伸ばします。
スタンドを「さらに高く」するなど、その構造上の完全性を損なわないようにしてください。
1台のスピーカー用スタンドに複数のスピーカーを取り付けないでください。
2. スピーカーを両手で持ち上げます。
3. スピーカーの底部にあるマルチアングルポールカップをポールに取り付けます。
4.3: マルチアングルポールカップ(左)およびマルチアングルポールカップ 7.5°(右)
スピーカーをポールに取り付ける
4.4: ポールマウントを使用したフルレンジ/サブウーハー
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注意!
スピーカーが重い場合は、2 人で持ち上げや配置を行うことが推奨されます。スピーカーが重い場合
に、1 人で持ち上げや配置を行うと怪我をする恐れがあります。
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Electro-Voice User Manual 2016.04 | 05 | F.01U.276.083
スピーカーをポールに取り付けるには、次の手順を行ってください。
1. サブウーファーを安定した面に置きます。
2. M20 ねじ山付きポールをサブウーハー上部のコンボポールカップに挿入します。
Turn the pole
clockwise
3. M20 ねじ山付きポールを時計回りに回し、ポールをサブウーハーに固定します。
4. スピーカーを両手で持ち上げます。
5. スピーカーの底部にあるマルチアングルポールカップをポールに取り付けます。
4.5: マルチアングルポールカップ(左)およびマルチアングルポールカップ 7.5°(右)
フロアモニター
ETX-10PETX-12P および ETX-15P スピーカーは、モニター角度で配置することによってフロアモニ
ターとして使用できます。
スピーカーをフロアモニターとして使用するには、次の手順を行ってください。
1. スタンドを安定した面に置きます。
2. 出演者、製作スタッフ、聴衆らがケーブルにつまずかないよう、ケーブルを安全に配線します。
注意!
可能な場合はいつでも、ワイヤータイやテープでケーブルを固定してください。
ETX パワードスピーカー
2016.04 | 05 | F.01U.276.083 User Manual Electro-Voice
Front View
60º
OPTIMAL
COVERAGE
90º
OPTIMAL
COVERAGE
40º
MONITOR
ANGLE
4.6: 最適なカバレッジ
吊り下げ
ETX-10P ETX-12PETX-15P および ETX-35P の筐体には、M10 ねじ山付きポイントが 8 (上部
6 つ、底部に 2 つ)あります。個々のスピーカーを吊り下げるには、頭上吊り下げ用として評価さ
れている鍛造済みショルダーアイボルト(EBK-M10 アクセサリなど)を使用できます。
!
警告!
物を吊り下げるということは危険を伴うことなので、その作業は、必ず、頭上取り付け装具の技術と
規則について詳細な知識を持つ人が行う必要があります。Electro-Voice では、スピーカーを吊り下げ
る場合、すべての最新の法律や規制を考慮することを強く推奨します。スピーカーを安全に吊り下げ
る事は設置者の責任です。Electro-Voice では、スピーカーを吊り下げる場合、最低年 1 回のシステ
ム点検を推奨しています。弱い部分または破損の兆候が見つかった場合は、直ちに改善措置を講じて
ください。壁または天井がスピーカーの荷重に耐えるかどうかの確認は、お客様の責任です。Electro-
Voice 社製以外のスピーカーを吊り下げるときに使用する金具は、その製造会社に支給の責任があり
ます。
Top Suspension
Points
Bottom Suspension
Point
4.7: 吊り下げポイント
4.2
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Electro-Voice User Manual 2016.04 | 05 | F.01U.276.083
使用前に、吊り下げポイントとその金具に、吊り下げポイントの強度を低下させるような亀裂、変形、
溶接割れ、コンポーネントの抜けまたは損傷がないか点検してください。 損傷している金具は交換し
てください。 吊り下げポイントの限度または最大推奨荷重を超えないようにしてください。 追加の
安全対策として、建物の構造支柱にもう一つ吊り下げポイントを設置することをお勧めします。 この
安全強化のため追加した安全ポイントは緩みをできるだけ少なくしてください( 1 インチ未満が望ま
しい) 使用前に毎回、スピーカーの筐体に筐体の強度を低下させる割れ目、変形、コンポーネントの
抜けや損傷がないか点検してください。 損傷していたり金具が抜けているスピーカー・システムは交
換してください。
アイボルトの取り付け
アイボルトを取り付けるには、次の手順に従います。
1. 吊り下げポイントから M10 ねじを取りはずします。
2. M10 ねじの代わりにフェンダー・ワッシャとアイボルトを取り付けます。
注意!
アイボルトが取り外されている場合は、ネジを再度取り付けてください。
ネジが再取り付けされていない場合、筐体の空気漏れが発生し、パフォーマンスの低下につながりま
す。
!
警告!
アイボルトは完全に固定され、引っ張る面に向いている必要があります。筐体にかかる負荷を分散さ
せるため、必ずアイボルトの下に直径が 1.5 インチ以上で厚さが 1/16 インチ以上のフェンダーウォ
ッシャーを使用してください。
ETX パワードスピーカー
2016.04 | 05 | F.01U.276.083 User Manual Electro-Voice
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