Electro-Voice PXM-12MP インストールガイド

カテゴリー
オーディオミキサー
タイプ
インストールガイド

Electro-Voice PXM-12MP は、高出力とクリアな音声を実現できるように設計された多機能同軸パワードモニターです。ユーザーが自分や他のユーザーをモニターする必要がある用途に最適です(特に、プライマリ PA が使用されている状況)。スタンドやポールに取り付けが可能で、モニターとしてもPAとしても使用できます。

また、内蔵のプリセットや調整可能なイコライザーで、様々な用途に対応できます。軽量で持ち運びも簡単で、設置の自由度が高いのも特徴です。QuickSmart DSPにより、4種類のプリセット、サブ/トップシステムマッチ、スリーバンド EQ、ユーザーがプログラム可能な 5 種類のプリセットなど、さまざまな設定を簡単に操作できます。

本システムには 12 インチの同軸トランスデューサーと 1.75 インチのネオディミウムコンプレッションドライバーが備わっており、Dynacord が設計した 2 チャンネルの 700 W

Electro-Voice PXM-12MP は、高出力とクリアな音声を実現できるように設計された多機能同軸パワードモニターです。ユーザーが自分や他のユーザーをモニターする必要がある用途に最適です(特に、プライマリ PA が使用されている状況)。スタンドやポールに取り付けが可能で、モニターとしてもPAとしても使用できます。

また、内蔵のプリセットや調整可能なイコライザーで、様々な用途に対応できます。軽量で持ち運びも簡単で、設置の自由度が高いのも特徴です。QuickSmart DSPにより、4種類のプリセット、サブ/トップシステムマッチ、スリーバンド EQ、ユーザーがプログラム可能な 5 種類のプリセットなど、さまざまな設定を簡単に操作できます。

本システムには 12 インチの同軸トランスデューサーと 1.75 インチのネオディミウムコンプレッションドライバーが備わっており、Dynacord が設計した 2 チャンネルの 700 W

PXM‑12MP Powered Monitor
PXM‑12MP‑EU | PXM‑12MP‑US
ja
設置マニュアル
PXM-12MP Powered Monitor 目次 | ja 3
Electro-Voice 設置マニュアル 2019-10 | v01 | F.01U.363.983
目次
1
安全性 4
1.1 安全に関する重要事項 4
1.2 FCC に関する情報 5
1.3 ご注意 5
1.4 注意事項 6
2
製品説明 7
2.1 システムの特徴 7
2.2 クイックセットアップ 7
3
フロアモニター、スタンド、およびポールマウントの操作 9
3.1 フロアモニター 9
3.2 スタンド 10
3.3 サブウーハーを取り付けたポールマウント 10
4
入力パネルと DSP 12
4.1 入力パネルコントロール 12
4.2 システムの状態 13
4.3 DSP コントロール 14
4.4 DSP コントロールメニュー 14
4.5 DSP パラメータ定義 15
5
推奨構成 18
5.1 専用モニター 18
5.2 ステレオ PA 19
5.3 サブウーハーを使用したメイン PA 20
6
トラブルシューティング 21
7
テクニカルデータ 23
7.1 軸外応答 24
7.2 寸法 26
4
ja | 安全性 PXM-12MP Powered Monitor
2019-10 | v01 | F.01U.363.983 設置マニュアル Electro-Voice
1 安全性
1.1 安全に関する重要事項
警告
:火災や感電の危険性を避けるため、
本機器を雨や水蒸気に長期間さらすことの
ないようにしてください。
AVIS:
RISQUE DE CHOC ELECTRIQUE,
NE PAS OUVRIR.
警告
:電源プラグまたは AC コンセントが
遮断装置として使用されます。遮断装置は
すぐに操作可能な状態を保ちます。
警告
:保護アースが接続された電源ソケッ
トにのみ接続してください。
警告
:感電の危険性を避けるため、カバー
(および背面) は外さないでください。内部
にユーザーが修理可能な部品はありませ
ん。修理については、弊社販売代理店に確
認してください。
正三角形に電光と矢印がある記号は、製品
のケース内に絶縁されていない「危険電
圧」が存在し、感電の危険があることを警
告するものです。
!
正三角形に感嘆符のある記号は、本装置の
取扱説明書に記載されている操作と保守
(整備)の重要な指示への注意を喚起する
ものです。
正三角形にアスタリスクのある記号は、本
スピーカー・システムに関連する装置とハ
ードウェアの必要な設置と取外しの指示を
知らせるものです。
1. 次の重要事項を確認してください。
2. 電源コードを踏んだり、プラグ、コンセント、装置から出た部分がはさまれたりしないように保
護してください。
3. メーカー指定の付属品やアクセサリーを使用してください。
4. カート、スタンド、三脚、ブラケット、テーブルはメーカー指定のもの、または装置と同時販売
されたものを使用してください。カートを使用する場合は、装置をカートに載せて移動中に転倒
して、怪我をすることがないように注意してください。
5. 雷が鳴り出した時や、長期間使用しない場合は、電源プラグをコンセントから抜いてください。
6. 保守整備は資格を持っている担当者に相談してください。電源コードやプラグの破損、装置への
液体のこぼれ、物の落下、雨または湿気の浸入、装置の不適切な操作、落下など、何らかの原因
で装置が破損した場合は、修理を依頼してください。
7. 次の重要事項を遵守してください。
8. すべての警告に留意してください。
9. すべての重要事項を遵守してください。
10. 本装置は水の近くで使用しないでください。
11. 本装置は乾いた布以外で清掃しないでください。
12. 通気口をふさがないでください。メーカーの説明書に従って設置してください。
13. ラジエータ、暖気吹き出し口、ストーブ、その他の熱発生源(アンプを含む)の近くに本装置を
設置しないでください。
14. 安全を目的として採用されている極性プラグやアース付きプラグを正しく使用してください。有
極プラグには幅の違う2枚のブレードがあります。アース・プラグには2枚のブレードと1つの
アース棒端子があります。広いブレードまたは3本目の棒端子は安全のためのものです。付属ケ
ーブルのプラグがコンセントに合わない場合は、電気工事店に依頼し古いコンセントを新しいも
のと交換してください。
15. 火のついたロウソクなど、直火の熱源を装置の上に置かないでください。
16. 十分な通気を確保できるように、装置の周囲に最低 60 cm2 ft)の間隔をあけてください。
PXM-12MP Powered Monitor 安全性 | ja
5
Electro-Voice 設置マニュアル 2019-10 | v01 | F.01U.363.983
17. 新聞やテーブルクロス、カーテンなどで排気口がふさがれ、排気が妨げられないようにしてくだ
さい。
18. 本装置を AC 電源から完全に切断するには、電源プラグをコンセントから抜いてください。
19. 火災や感電の危険を避けるため、本装置を雨や湿気にさらさないようにしてください。装置に水
滴が落ちたり、水が飛び散ったりしないようにしてください。花瓶など、液体が入ったものを装
置の上に置かないでください。
1.2 FCC に関する情報
重要
: 本装置を改造しないでください。製造元から明確に許可を得ないで変更または改造した場合、
FCC からユーザーに付与された本装置の使用権限が無効になることがあります。
注記!
この製品は、FCC 基準パート 15 に準ずる Class B のデジタルデバイスの制限事項に準拠していま
す。これらの制限事項は、住宅地域で使用した場合に生じる可能性のある電磁障害を規制するために
制定されたものです。本製品は高周波エネルギーを生成し使用しています。また、高周波エネルギー
を放射する可能性があるため、指示に従って正しく設置しなかった場合は、無線通信に障害を及ぼす
可能性があります。ただし、特定の地域では障害が発生しない保証はありません。
本製品がラジオやテレビの受信に障害を与えていないか、またはラジオやテレビ、通信機器から受信
障害を受けていないかどうかは、本製品の電源をオン、オフすることで判断できます。受信障害が発
生している場合には、以下の方法で障害を改善することをお勧めします。
受信アンテナの方向または設置位置を変える。
本製品と受信機の距離を離す。
本製品と受信機の電源系列を別の回路にする。
販売店またはラジオ、TV、通信機器の専門技術者に問い合わせる。
1.3 ご注意
!
Electro-Voice スピーカーを晴れた日に屋外で使用する場合は、日陰または覆いのある
場所に配置してください。本スピーカーのアンプには、温度が非常に高くなったとき
に本スピーカーの電源を一時的にオフにする保護回路が内蔵されています。本スピー
カーを直射日光に当てると、この動作が発生する可能性があります。
!
Electro-Voice スピーカーは、0°C32°F)以下または +35°C95°F)を超える環境
で使用しないでください。
!
Electro-Voice スピーカーを雨水、高湿度にさらさないでください。
!
Electro-Voice スピーカーは、カバーエリアの範囲内にいる人が永続的な難聴になるほ
どの音圧レベルを簡単に生成できます。長期間 90 dB を超える音圧レベルにさらされ
ないように注意してください。
6
ja | 安全性 PXM-12MP Powered Monitor
2019-10 | v01 | F.01U.363.983 設置マニュアル Electro-Voice
1.4 注意事項
古い電気・電子機器
すでに修理対応が終了した電気・電子装置は分別して収集し、環境適合のリサイクルに出すことが義
務付けられています (電気・電子機器廃棄物に関する欧州指令に準拠)
古い電気・電子装置の廃棄には、各国が導入する回収システムを利用してください。
著作権および免責事項
All rights reserved.形態や媒体を問わず、電子的、機械的、フォトコピー、録画、またはその他の方
法で、発行者の書面による許可なく本書の内容の一部またはすべてを複製または転送することは禁じ
られています。情報の転載および引用許可を申請する場合は、Electro-Voiceまでご連絡ください。
仕様、データおよび図を含む本マニュアルのすべての内容は、予告なく変更されることがあります。
中国での使用:中国版 ROHS 開示表
PXM-12MP Powered Monitor 製品説明 | ja
7
Electro-Voice 設置マニュアル 2019-10 | v01 | F.01U.363.983
2 製品説明
EXM-12MP は、高出力とクリアな音声を実現できるように設計された多機能同軸パワードモニターで
す。本製品は、ユーザーが自分や他のユーザーをモニターする必要がある用途に最適です(特に、プ
ライマリ PA が使用されている状況)。複数の入力と調整プリセットにより、その他の広範囲な用途
にも対応できます。内蔵プリセットと標準的なスピーカースタンドマウントを使用して、PA として
も使用できます。
本システムには 12 インチの同軸トランスデューサーと 1.75 インチのネオディミウムコンプレッショ
ンドライバーが備わっており、Dynacord が設計した 2 チャンネルの 700 W アンプとデジタル信号
処理によって作動します。コンポーネントが入っているエンクロージャは硬質の 15 mm ベニヤ板で
できており、ポリウレアベースの EV コートと 15 GA のパウダーコート塗装されたスチール製グリル
によって保護されています。本システムは軽量で複数のハンドルが付いているため、容易に持ち運ぶ
ことができます。
Electro-Voice スピーカーをお買い上げいただき、ありがとうございます。本書をお読みになり、EV
スピーカー・システムに組み込まれた機能を理解し、その性能をご活用ください。
2.1 システムの特徴
フロアウェッジまたはメイン PA として使用できる多機能モニターシステム。
Quick
Smart
DSP は、クラス最高の処理機能を備えています。4 種類のプリセット、サブ/トッ
プシステムマッチ、スリーバンド EQ、ユーザーがプログラム可能な 5 種類のプリセット、リミ
ッタ状態のビジュアル監視、入力レベルのコントロールとメーター、ゲイン構造を最適化するマ
スターボリュームコントロールを使用し、いずれも LCD から簡単にセットアップできます。
Dynacord が設計した 700 W Class-D パワーアンプは、EV 製の高感度トランスデューサーを使
用し、最大 129 dB のピーク音圧レベルを実現します。
システムの信頼性は 500 時間以上にわたる乱用試験や耐久性試験で実証されています。
2.2 クイックセットアップ
本装置を素早くセットアップするには、以下の手順を行います。
手順 説明図
1. AC 電源コードをアース付きコンセントから
MAINS IN に接続します。
8
ja | 製品説明 PXM-12MP Powered Monitor
2019-10 | v01 | F.01U.363.983 設置マニュアル Electro-Voice
手順 説明図
2. 音声ソースから、XLR または ¼ インチ
TRS ケーブルを INPUT 1 または INPUT 2
に接続します。
(または、ステレオ RCA ケーブルを
INPUT 3 に接続できます)
3. 関連する INPUT LEVEL つまみを (無
限)に調整します。
4. MAINS IN 電源スイッチを ON にします。
5. LCD 上の信号レベルが CLIP にならない範
囲で目的のレベルになるまで、INPUT
LEVEL を上げます。
(音声信号がソースから出ていることを確
かめてください)
6. MASTER VOLUME を目的の出力レベルま
で上げます。
PXM-12MP Powered Monitor フロアモニター、スタンド、およびポールマウントの操作 | ja
9
Electro-Voice 設置マニュアル 2019-10 | v01 | F.01U.363.983
3 フロアモニター、スタンド、およびポールマウントの操作
3.1 フロアモニター
EXM-12MP モニターはフロア配置用に最適化されています。
本装置をモニターとしてセットアップするには、以下の手順を行います。
1. フロア面が平らで安定しており、異物がないことを確かめます。
2. EXM-12MP をフロア面に配置します。
3. 自分の位置を基準として、スピーカーが自分の頭と同じ軸上に存在するようにスピーカーを配置
します。
4. ケーブルを散乱させずにきちんと管理できるよう、必要なケーブルをケーブル通し穴に通しま
す。
5. システムの電源を入れ、「クイックセットアップ」のセクションで説明されているように設定し
ます。
6. DSP MODE MONITOR 1MONITOR 2、または GUITARCAB に設定されていることを確か
めます。
10
ja | フロアモニター、スタンド、およびポールマウントの操作 PXM-12MP Powered Monitor
2019-10 | v01 | F.01U.363.983 設置マニュアル Electro-Voice
3.2 スタンド
本モニターをスタンド上にセットアップするには、以下の手順を行います。
!
注意!
本スピーカーについて、三脚の安全性は評価されていません。三脚スタンドの仕様を参照し、本スピ
ーカーの重量に耐えられることを確認してください。
!
注意!
重量があるスピーカーは、2 人以上で持ち上げて設置することを推奨します。スピーカーが重い場合
に、1 人で持ち上げや配置を行うと怪我をする恐れがあります。
1. フロア面が平らで安定しており、異物がないことを確かめます。
2. スタンドをフロア面に配置します。スタンドの脚をできるだけ広げてください。
3. 1 台用のスピーカースタンドに複数のスピーカーを取り付けないでください。
4. 本モニターを両手で持ち上げ、ポールに取り付けます。
ポールがポールカップに入っていることを確かめてください。
5. DSP MODE TRIPOD に設定されていることを確かめます。
3.3 サブウーハーを取り付けたポールマウント
PXM-12MP Powered Monitor フロアモニター、スタンド、およびポールマウントの操作 | ja
11
Electro-Voice 設置マニュアル 2019-10 | v01 | F.01U.363.983
本モニターをサブウーハーポール上にセットアップするには、以下の手順を行います。
1. サブウーハーを安定した場所に置きます。
2. M20 ねじ山付きポールをサブウーハー上部のコンボポールカップに入れます。
3. M20 ねじ山付きポールを時計回りに回し、ポールをサブウーハーに固定します。
4. 本モニターを両手で持ち上げ、ポールに取り付けます。
5. ポールがスピーカーのポールカップに入っていることを確かめます。
6. DSP MODE TRIPOD に設定されていることを確かめます。
7. サブウーハーの仕様に従って SUB パラメータを設定します。
12
ja | 入力パネルと DSP PXM-12MP Powered Monitor
2019-10 | v01 | F.01U.363.983 設置マニュアル Electro-Voice
4 入力パネルと DSP
4.1 入力パネルコントロール
入力パネルには、広範囲なコントロールや設定に対応できるように複数のコントロールとコネクタが
備わっています。
PUSH FOR D SP
MAINS IN
OFF
ON
INPUT 1 INPUT 2
INPUT 3
LIN E MIC
LIN E MIC
AUX IN
MASTER VOLUME
MIX O UT
THRU
2
1
3
6
7 8
5
4
9
PXM-12MP
12 COAXIAL MONITOR
1.
LCD
– DSP コントロールとモニタリング・インタフェース。
2.
MASTER VOLUME
- 状況に応じて回転したり押したりして操作するこのつまみは、DSP メニ
ューの操作やパラメータ(マスターゲインなど)の調整を行うために使用します。
3.
INPUT LEVEL
- この回転式のつまみを使用して、対応する入力のレベルを調整できます。戻り
止めのある 12 時の位置はユニティレベル(ゲインなし、減衰なし)を表します。つまみを左に
回すと LINE レベルソースが減衰し、右に回すと MIC レベルソースにゲインが加わります。
INPUT 1INPUT 2、および INPUT 3 用の入力レベルコントロールがあります。
4.
POWER
電源の ON または OFF を切り替える AC スイッチです。電源を ON にすると、約 3
秒後に LCD 画面が点灯します。
5.
MIX OUT
- 3 つの入力チャンネルすべての入力後レベルの合計。これにより、"ミックス" 信号
PA や録音装置などの二次的な装置に送ることができます。DSP で調整することにより、ステ
レオ信号(L + R)を出力するか、RIGHT チャンネルを分離出力できます。これは、PA 設定で
LEFT メインを RIGHT メインに接続する場合に最適です。
6.
THRU
- INPUT 1 の並列出力。システムの DSP によって影響されません。INPUT 1 の信号を外
部装置にデイジーチェーン接続する場合に使用します。
7.
INPUT 12
- ラインレベル信号ソース(ミキサーなど)やマイクを接続するためのバランス
MIC/LINE XLR/TRS 入力。潜在的なノイズから守るため、可能な限り、平衡信号フィードを使
用してください。
8.
INPUT 3
- モバイルデバイスやメディアプレーヤなどの LINE レベル信号ソースを接続するため
のステレオ RCA アンバランス入力。
9.
MAINS IN
- 装置の電源は、MAINS IN ソケットを通じて供給されます。付属の IEC 電源コード
を使用して、本システムを安定したアース付き電源に接続してください。本装置は、製品ラベル
とシステム仕様に記載されている電圧と電流を供給できるコンセントにのみ接続してください。
PXM-12MP Powered Monitor 入力パネルと DSP | ja
13
Electro-Voice 設置マニュアル 2019-10 | v01 | F.01U.363.983
4.2 システムの状態
ノーマル
1 2 3
4
5
6
1.
LEVEL
システムのマスター ゲインを dB で示します。範囲はミュートから +10 dB で、1 dB
単位で増減します。
2.
1
- 現在呼び出し中のプリセット番号を示します。5 種類のプリセットを保存して呼び出すこと
ができます。
3.
E
- 現在呼び出し中のプリセットのパラメータが更新され、まだ保存されていないことを示しま
す。
4.
IN1
- INPUT 1 に存在する信号の強度をメートル単位で示します。
5.
IN2
- INPUT 2 に存在する信号の強度をメートル単位で示します。
6.
IN3
- INPUT 3 に存在する信号の強度をメートル単位で示します。
LIMIT
ゲインリダクションが信号に適用されている場合、LIMIT が表示されます。これにより、アンプやコ
ンポーネントが機能する制限値を超えないようにしながら、スピーカーの動作を継続できます。レベ
ルが継続的にリミッタのしきい値を超えて動作しないようにしてください。
PK
PK(ピーク)が表示されている場合、INPUT 信号の強度はアンプが処理できる値を超えているため
にクリップされています(歪んでいます)。信号ソースの音量を下げるか、対応する INPUT LEVEL
つまみを反時計回りに回して INPUT LEVEL を下げてください。PK ステータスは常に避ける必要があ
ります。クリップされた信号が一時的に流れ込むだけでも、システムコンポーネントが重大な損傷を
受ける可能性があります。
14
ja | 入力パネルと DSP PXM-12MP Powered Monitor
2019-10 | v01 | F.01U.363.983 設置マニュアル Electro-Voice
4.3 DSP コントロール
統合 DSP コントロール メニューでは、スピーカーの DSP システム設定を複数選択することができ
ます。
PUSH FOR DSP
MASTER VOLUME
DSP コントロールメニューへのアクセス
DSP コントロールメニューにアクセスするには、次の手順に従います。
1. MASTER VOL つまみを押します。
2. MASTER VOL つまみを回してメニュー項目をスクロールします。
3. MASTER VOL つまみを押して、修正するメニュー項目を選択します。
4. MASTER VOL つまみを使用して、パラメータをスクロールします。
5. MASTER VOL つまみを押し、選択したパラメータを確定します。
6. その他の DSP およびシステム設定を変更するには、手順 2
5 を繰り返します。
7. ホーム画面に戻るには、EXIT
を選択します。
4.4 DSP コントロールメニュー
次の表は、DSP メニューの構造と使用可能なパラメータを示しています。
EXIT
MODE
MONITOR 1
MONITOR 2
TRIPOD
GUITAR CAB
TREBLE
0 dB(デフォルト)
-10 dB から +6 dB
MID
0 dB(デフォルト)
-10 dB から +6 dB
MID FREQ
1000 Hz(デフォルト)
70 Hz - 12 kHz、スイープ可能
BASS
0 dB(デフォルト)
-10 dB から +6 dB
SUB
OFF(デフォルト)
80 Hz100 Hz120 Hz150 Hz200 Hz
ELX200-12SPELX200-18SPEKX-15SP
EKX-18SP
FEEDBACK
OFF(デフォルト)
70 Hz - 10 kHz
PXM-12MP Powered Monitor 入力パネルと DSP | ja
15
Electro-Voice 設置マニュアル 2019-10 | v01 | F.01U.363.983
PHANTOM 1
OFF(デフォルト)
ON
PHANTOM 2
OFF(デフォルト)
ON
MIX OUT
L+R(デフォルト)
R
DELAY
OFF(デフォルト)
0.1m:100m:0.1m inc
メートル:0 m - 100 m
フィート:0 ft - 328.1 ft
LED
オフ
ON(デフォルト)
LIMIT
DISPLAY
BACK
LCD DIM 30 秒(デフォルト)
10 - 60
BRIGHT 5(デフォルト)
1 - 10
CONTRAST 5(デフォルト)
1 - 10
BACK
STORE
EXIT12345EXIT
RECALL
EXIT12345EXIT
RESET
すべての設
定をリセッ
トします
か。
NO (デフォルト)
YES
LOCK
OFF(デフォルト)
ON
INFO
PXM-12MP
<ファームウェアバージョン>
©2019 Electro-Voice
EXIT
4.5 DSP パラメータ定義
MODE
- スピーカーの出力に適用される調整プリセットを調整します。4 種類のモードを使用できま
す。
16
ja | 入力パネルと DSP PXM-12MP Powered Monitor
2019-10 | v01 | F.01U.363.983 設置マニュアル Electro-Voice
MONITOR 1
- フロアモニター用に最適化されています。(デフォルト)
MONITOR 2
- LF をさらに増幅する二次的なプリセット。
TRIPOD
- スタンドやサブウーハーポールへの取り付け用に最適化されています。
GUITARCAB
- ギターやベースギターのキャビネット用に最適化されています。
TREBLE
- システムの高周波数出力を調整するために使用します。
MID
- システムの中周波数出力を調整するために使用します。これは、中央周波数が MID FREQ パラ
メータによって決定される、Q 値が設定されたパラメトリック EQ バンドを制御します。(デフォル
ト:0 dB
MID FREQ
- MID EQ バンドの中央周波数を調整します。(デフォルト:1000 Hz
BASS
- システムの低周波数出力を調整するために使用します。
SUB
- 指定したカットオフ周波数でハイパスフィルタを有効にします。Electro-Voice 製のサブウー
ハーを使用する場合は、メニューから該当するモデルを選んでください。その他のサブウーハーを使
用する場合は、メニューから該当する汎用ハイパス周波数を選んでください。
FEEDBACK
- Q 値が狭いノッチフィルタを有効化し、中央周波数を調整します。これは、特定の周波
数によってシステムでハウリングが発生している状況で使用できます。
PHANTOM 1 および 2
- INPUT 1 INPUT 2 のいずれかまたは両方で +15V ファンタム電源を有効
化します。これは、ほとんどのコンデンサーマイクで使用するのに十分な電圧です。
MIX OUT
- MIX OUT 出力へのルーティングと合計信号を調整します。2 つのシステムからのステレ
オ音像が必要な場合はこのパラメータを調整します。
L + R
- INPUT 3 LEFT および RIGHT 信号が合計され、スピーカーと MIX OUT 出力の両方に
出力されます。
R
- INPUT 3 RIGHT 信号が MIX OUT 出力に直接ルーティングされます。スピーカーは LEFT
音声信号のみを出力します。
どちらの設定でも、INPUT 1 INPUT 2 からの信号も合計されて MIX OUT 出力にルーティングされ
ます。
DELAY
- このパラメータは、信号がスピーカーに出力される前に適用される音声遅延の量を設定しま
す。これは、聴衆からの距離が異なるスピーカー間の違いを補正するのに役立ちます。MIX OUT
THRU の出力は影響されません。
LED
- フロントグリルにある白色 LED の機能を有効化して調整します。
ON
- スピーカーの POWER スイッチが ON に設定されている間、LED は常に点灯します。
OFF
- LED は常にオフのままです。
LIMIT
- 通常動作時に LED はオフのままです。入力信号が内部ピークリミッタのしきい値を超え
ると、一時的に LED が点灯します。これはリミッタがアクティブであることを示すだけです。
レベルが継続的にリミッタのしきい値を超えて動作しないようにしてください。
DISPLAY
- LCD ディスプレイを調整するためのパラメータが含まれるサブメニュー。
LCD DIM
- ON に設定すると、LCD ディスプレイで 2 分間操作がなかった場合にディスプレイ
が自動的に暗くなります。(デフォルト:ON
BRIGHT
- LCD の明るさを 1 - 10 の範囲で設定します。(デフォルト:5
PXM-12MP Powered Monitor 入力パネルと DSP | ja
17
Electro-Voice 設置マニュアル 2019-10 | v01 | F.01U.363.983
CONTRAST
- LCD ディスプレイのピクセル間のコントラストを 1 - 10 の範囲で調整します。
(デフォルト:5
STORE
- このメニューを使用すると、最大 5 つのカスタムユーザー設定を作成できます。
カスタムユーザー設定を保存するには、次の手順に従います。
4 DSP メニューから、STORE までスクロールします。
MASTER VOLUME つまみを押して STORE を選択します。
1. MASTER VOLUME つまみを押して、1 を選択します。
2. MASTER VOLUME つまみを使用して文字をスクロールします。
3. MASTER VOLUME つまみを押し、希望する文字を選択します。
4. MASTER VOLUME つまみを回し、次の文字入力部分まで移動します。
5. MASTER VOLUME つまみを使用して SAVE までスクロールします。
6. MASTER VOLUME つまみを押して、SAVE を選択します。
7. EXIT を選択してホーム画面に戻ります。
その他のカスタムユーザー設定を保存するには、手順 3 - 8 を繰り返します。
RECALL
- このメニューを使用すると、最大 5 つのカスタムユーザー設定を取得できます。
カスタムユーザー設定を呼び出すには、次の手順に従います。
1. DSP メニューから、RECALL までスクロールします。
2. MASTER VOL つまみを押して RECALL を選択します。
3. MASTER VOL つまみを押して、1 を選択します。
4. EXIT を選択してホーム画面に戻ります。
RESET
- このメニューは、スピーカーを工場出荷時設定にリセットするために使用します。
システムを工場出荷時設定にリセットするには、次の手順に従います。
1. DSP メニューから RESET を選択します。
2. YES を選択します。
INFO
- 製品名、ファームウェアバージョン、著作権情報を表示します。
EXIT
- ホーム画面に戻ります。
18
ja | 推奨構成 PXM-12MP Powered Monitor
2019-10 | v01 | F.01U.363.983 設置マニュアル Electro-Voice
5 推奨構成
5.1 専用モニター
典型的な専用モニター用途。メイン PA(図は EVOLVE 50)から信号が EXM-12MP モニターに送ら
れます。
PUSH FOR DSP
MAINS IN
OFF
ON
INPUT 1 INPUT 2
INPUT 3
LINE MI C
LINE MI C
AUX IN
MASTER VOLUME
MIX OUT
THRU
PXM-12MP
12” COAXIAL MONITOR
注記!
矢印の方向は信号経路を示します。
MODE
MONITOR 1 または MONITOR 2
SUB
オフ
.5.1:
EXM-12MP DSP 設定
注記!
EVOLVE 50 用の設定については、EVOLVE 50 ユーザーマニュアルをご覧ください
参照情報
DSP
コントロールメニュー
,
ページ
14
PXM-12MP Powered Monitor 推奨構成 | ja
19
Electro-Voice 設置マニュアル 2019-10 | v01 | F.01U.363.983
5.2 ステレオ PA
スタンドを使用し、DSP の基本的な調整を行うことにより、2 台のモニターを従来型のステレオ PA
として設定できます。
PUSH FOR DSP
MAINS IN
OFF
ON
INPUT 1 INPUT 2
INPUT 3
LINE MI C
LINE MI C
AUX IN
MASTER VOLUME
MIX OUT
THRU
PXM-12MP
12” COAXIAL MONITOR
PUSH FOR DSP
MAINS IN
OFF
ON
INPUT 1 INPUT 2
INPUT 3
LINE MI C
LINE MI C
AUX IN
MASTER VOLUME
MIX OUT
THRU
PXM-12MP
12” COAXIAL MONITOR
MODE
<TRIPOD>
SUB
<OFF>
MIX OUT
<R>
.5.2:
EXM-12MP DSP 設定
参照情報
DSP
コントロールメニュー
,
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ja | 推奨構成 PXM-12MP Powered Monitor
2019-10 | v01 | F.01U.363.983 設置マニュアル Electro-Voice
5.3 サブウーハーを使用したメイン PA
サブウーハーを追加すると、システムの LF レスポンスが向上するだけでなく、全体的なヘッドルー
ムが大きくなります。
PUSH FOR DSP
MAINS IN
OFF
ON
INPUT 1 INPUT 2
INPUT 3
LINE MI C
LINE MI C A UX IN
MASTER VOLUME
MIX OUT
THRU
PXM-12MP
12” COAXIAL MONITOR
RRLL
QuickSmartDSP MONITOR|QuickSmartDSP MONITOR|
AUX INAUX IN
OUTPUTOUTPUT
MASTER VOLMASTER VOL INPUT 1INPUT 1
IN
PUT 2
IN
PUT 2
PU SH FO R D SP
ELX200ELX200
PUSH FOR DSP
MAINS IN
OFF
ON
INPUT 1 INPUT 2
INPUT 3
LINE MI C
LINE MI C A UX IN
MASTER VOLUME
MIX OUT
THRU
PXM-12MP
12” COAXIAL MONITOR
RRLL
QuickSmartDSP MONITOR|QuickSmartDSP MONITOR|
AUX INAUX IN
OUTPUTOUTPUT
MASTER VOLMASTER VOL INPUT 1INPUT 1
IN
PUT 2
IN
PUT 2
PU SH FO R D SP
ELX200ELX200
MODE
TRIPOD
SUB
ELX200-18SP
.5.3:
スタックされた EXM-12MP ELX200-18SP サブウーハーの DSP 設定
注記!
ELX200 用の設定については、ELX ユーザーマニュアルをご覧ください。
参照情報
DSP
コントロールメニュー
,
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Electro-Voice PXM-12MP インストールガイド

カテゴリー
オーディオミキサー
タイプ
インストールガイド

Electro-Voice PXM-12MP は、高出力とクリアな音声を実現できるように設計された多機能同軸パワードモニターです。ユーザーが自分や他のユーザーをモニターする必要がある用途に最適です(特に、プライマリ PA が使用されている状況)。スタンドやポールに取り付けが可能で、モニターとしてもPAとしても使用できます。

また、内蔵のプリセットや調整可能なイコライザーで、様々な用途に対応できます。軽量で持ち運びも簡単で、設置の自由度が高いのも特徴です。QuickSmart DSPにより、4種類のプリセット、サブ/トップシステムマッチ、スリーバンド EQ、ユーザーがプログラム可能な 5 種類のプリセットなど、さまざまな設定を簡単に操作できます。

本システムには 12 インチの同軸トランスデューサーと 1.75 インチのネオディミウムコンプレッションドライバーが備わっており、Dynacord が設計した 2 チャンネルの 700 W