Tsubaki Sc Series ユーザーマニュアル

  • このチャットアシスタントは、椿本チエインのショックリレー TSBSCシリーズの取扱説明書の内容を理解しています。過電流検出、欠相検出、設定方法など、この機器に関するご質問にお答えします。お気軽にご質問ください。
  • LED表示が点灯しない場合はどうすれば良いですか?
    始動後すぐに出力リレーが動作する場合はどうすれば良いですか?
    過負荷時に出力リレーが動作しない場合はどうすれば良いですか?
    CT(変流器)の貫通回数はどのように決めれば良いですか?
    トリップ履歴を確認するにはどうすれば良いですか?
1
1.はじめに
ショックリレーをお買い上げいただき、ありがとうございます。
ショックリレーはモータ過負荷時の過電流を素早く検出し、装置の破損を未然に防ぐ電流監視式保護装置です。
この取扱説明書は、ショックリレーの据付けから配線、操作、保守、点検に至るまでを記述しておりますのでご熟
読の上、取扱いには充分ご注意くださるようお願いいたします。
2.安全上のご注意
据付、配線、操作、保守点検の前に必ずこの取扱説明書およびその他付属書を熟読し、正しくご使用ください。
機器の知識、安全の情報、そして注意事項のすべてについて習熟してからご使用ください。
お読みになった後は、お使いになる方がいつでも見られるところに必ず保管してください。
この取扱説明書では、安全事項のランクを「警告」と「注意」に区分してあります。
取扱間違合にな状こり、死重傷
受ける可能性が想定される場合。
取扱いをった場合、危な状況がこりえて中程度の害や
傷を受ける可能性が想定される合及び物的損害だけの発生が想
される場合。
なお、注意に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。
いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
ショックリレー
取扱説明書
EHSCB0606000A4
株式会社
椿
2021年12月1日発行
!
!
2
●取扱説明書は最終的にご使用いただくお客様のお手元まで届くようご指導ください。
また、ご使用前に必ずお読みいただき正しく使用されますようご指導願います。
●万一、取扱説明書がお手元にない場合は、お買い求めになられた販売店もしくは弊社営業所に、
商品名、形番をお申し付けの上、ご請求ください。
●製品の部品の組み替え、改造のための追加工は行わないでください。
●製品には消耗部品(電解コンデンサ、リレー等)が組み込まれています。
取扱説明書に従って定期的に機能、動作確認を行い機能、動作不良のときはお買い求めの販売店を通して
修理をご用命ください。
●腐食性ガスが存在する雰囲気では使用しないでください。特に硫化ガス(SO2,H2S)はプリント板及び部品に使
用されている銅、銅合金を腐食し故障の原因になります。
●ホコリなどは製品の過熱、発火の原因になりますので、定期的に清掃してください。
●製品を廃棄する場合は、産業廃棄物として扱ってください。
3.製品到着時の確認事項
ご購入になりましたら、次の点をお確かめください。
銘板に記載されている形番・仕様が注文通りであるか。
輸送中に破損していないか。
<形番の見方>
●この取扱説明書記載製品のご使用に際しては、安全に関する法規(労働安全衛生規則等)に従ってください。
●製品の取付、取り外し、保守点検の際には、下記に従ってください。
(1)電源スイッチを切る。
(2)落下のおそれのある装置の下には入らない。
(3)装置の可動部を動かさないように固定する。
(4)作業に適した服装、保護具を着用する。
●試運転および定期点検の際は、必ず動作確認を行い保護機器として正常に機能することをご確認ください。
●ショックリレー本体はメガテストに対して条件が付きますので、取扱説明書の指示に従って実施してください。
●活線状態で作業しないでください。必ず電源を切って作業してください。
感電のおそれがあります。
●ショックリレーの配線、通電・操作、保守・点検の作業は、専門知識のある人が実施してください。
感電、けが、火災等のおそれがあります。
!
!
󳬩
󳬥
󳭃
注)パネル形は、本体、パネルユニットおよびケーブルのセットで使用します。
TSB SC C 05
SC
05:0.5m
10:1.0m
15:1.5m
20:2m
30:3m
TSB SC D
SC
本体
TSB SC S 06
SC
ロ ー ド カ レ ン ト
0 6 : 6 A
3 4 : 3 4 A
6 0 : 6 0 A
CT
本体
TSB SC B 06
SC
06:6A
34:34A
60:60A
TSB 100AT
定格一次電流
100AT:100A
200AT:200A
300AT:300A
CTTSBSC1
3
3
4.外形図
(1)一体形本体:TSBSCB06, TSBSCB34, TSBSCB60
(2)パネル形本体:TSBSCS06, TSBSCS34, TSBSCS60
(3)パネルユニット:TSBSCD (4)ケーブル:TSBSCC05, TSBSCC10, TSBSCC15,
TSBSCC20, TSBSCC30
(5)外部CT:TSB100AT, TSB200AT, TSB300AT
注) 外部CTはTSBSC本体1台に対し、3個ご用意ください。
0.5m1m1.5m2m3m
99
42
8
60
φ71
84
100
TSB100AT φ20
TSB200AT φ26
TSB
300AT
φ
30
2-M5
4
5.仕様
一体形 TSBSCB06 TSBSCB34 TSBSCB60
パネル形 TSBSCS06 TSBSCS34 TSBSCS60
󳬺
󳭏
󳬗
200V級
CT
貫通数
4t 0.1kW
2t 0.2, 0.4kW 1.5, 2.2kW
1t 0.75kW 3.7, 5.5kW 7.5, 11kW
400V級
4t 0.2kW
2t 0.4, 0.75kW 2.2, 3.7, 5.5kW
1t 1.5kW 7.5, 11kW 15, 18.5, 22kW
検出電流周波数 20~200Hz
最大モータ回路電圧 AC690V 50/60Hz
制御電源電圧(A1-A2) 100~240VAC±10%, 50/60Hz
オーバー
カレント設定:OC
CT
貫通数
4t 0.15~1.60A(0.01A)
()内はキザミ
2t 0.30~3.20A(0.02A)
3.00~17.0A(0.1A)
1t 0.60~6.40A(0.04A)
6.00~34.0A(0.2A) 10.0~60.0A(0.4A)
スタートタイム :dt 0~12.0s (0.2sより0.1sキザミ)
ショックタイム :ot 0.2~5.0s (0.1sキザミ)
電流検出精度 ±5%(商用電源の場合)
時間精度 ±5%
アンダーカレント :UC カレント設定範囲 MIN≦UC設定<OC設定
0.2~5sでトリップ
始動時ロック :S オーバーカレント設定値の2~8倍で設定,
始動時にスタートタイム後0.5s以内にトリップ
運転時ロック :J オーバーカレント設定値の1.5~8倍で設定,0.2~5sでトリップ
反相 :rP 0.15s以内にトリップ
欠相 :PL 0.5~5sでトリップ
不平衡 :Ub 10~50%設定時、1~10sでトリップ
警告 :ALo A,F,H設定時に出力
ランニングアワー
:rh 109990設定時にトリップ
フェールセーフ :FS ON設定時有効(通電・正常時:励磁, トリップ時:無励磁)
󳭂
󳭄
󳭏
定格負荷 3A,250VAC (cosφ=1)
最小許容負荷*1 DC24V、4mA
寿命 定格負荷で10万回動作
接点構成 OC:1c, AL/UC/TO:1a
リセット 自己保持 E-r:手動解除または電源リセット, H-r:手動解除のみ
自動復帰 A-r:自動復帰および復帰時間0.2s~20minで設定
アナログ出力 DC4~20mA出力
通信出力 RS485 / Modbus
絶縁抵抗(ケース、回路間) DC500V 10MΩ
耐電圧 ケース-回路間 2000VAC 60Hz 1分間
リレー接点の極間 1000VAC 60Hz 1分間
使用環境
使用場所 屋内の水のかからない場所
周囲温度 -20~+60℃
周囲湿度 30~85%RH(ただし,結露のないこと)
標高 2000m以下
雰囲気 腐食性ガス,オイルミスト,塵埃のないこと
振動 5.9m/s2以下
消費電力 7VA以下
概略質量 0.3kg以下
*1 出力リレーの接点をプログラマブルコントローラ(PLC)へ直接入力される場合は微小電流により接点不良を起こすおそれが有ります
ので、微小電流用リレーを介して入力してください。
5
6.据付け方法
6.1 設置環境
ショックリレーは、仕様表の周囲環境条件を満たす場所に設置してください。
6.2 本体
(1)ネジ取付の場合
ショックリレーの両サイドに取付プレートを差込み、盤面に本体を取付けてください。
(2)DINレール取付の場合
ショックリレーのフックを矢印の方向に引っ張りながら、35mmDINレールに取付けてください。
取外す時はマイナスドライバ等でフックを矢印の方向へ引っ張ってください。
6.3 パネルユニット
(1表示裏蓋固定いるスをて取
してください。
固定してください。
7.配線方法
操作電源には商用電源を接続してください。
また、インバータなどの高調波ノイズ発生機器がある場合は絶縁トランスを設置してください。
②接続(配線)作業が終了したら、次の確認をしてください。
a.正しく接続されているか。
b.接続忘れはないか。
c.端子や電線間が短絡、地絡状態になっていないか。
③適合電線
電線 ISO 1~2.5mm2、AWG#18~14 75℃銅線
むき長さ 8mm
接続数 1端子に2本まで
締付けトルク 0.8~1.2N・m
●配線作業は、電気工事の専門家が行なってください
●電源OFFを確認してから行ってください
感電のおそれあり
!
82.3
2-M4
取 付 プ
6
8.各部の説明
操作部
一体形 パネル形
各ボタン操作説明
①ESCボタン(リセット)・・・・・・・・・・・・・トリップ解除および設定画面から初期画面に戻ります。
②UP/DNボタン(アップ/ダウン)・・・・
パラメータ画面へ切替および設定データを変更します。
③SETボタン(セット)・・・・・・・・・・・・・・パラメータの設定データを記憶します。
④LED表示部
a.相表示LED・・・・・・・・・・・・・・・電流表示している相をL1(R)→L2(S)→L3(T)を示し、2秒毎に切替わります。
b.単位表示LED・・・・・・・・・・・・ LED表示の単位を示します。
c.負荷率表示バーグラフ・・・・
監視電流をOCカレント設定値の割合(負荷率)を65%より表示します。
d.7セグメントLED・・・・・・・・・・
監視電流値、パラメータの設定値およびトリップ原因などを表示します。
表示機能
(1)各相の電流表示
通常運転中にSETボタンを押すと各相の電流値が確認でき、SETボタンを押すごとに、
L1→L2→L3→L1→・・・の順で電流値を表示します。ESCボタンを押すことで解除できます。
(2)トリップ履歴の確認
ESCボタンを5秒以上押し続けると、過去3回のトリップ履歴が確認でき、UP/DNボタンを一回押すた
びに、ト 3
100%95,100%90,95,100% ESCボタンを押すこ
とで解除できます。
ESC
UP/DN
SET ESC
SET
UP/DN
LED LED
L1
L2
L3
65 70 75 80 85 95 100%
Amp
X10
sec
LED
LED
. LED
自動切替表示
L1
L2
L3
Amp
X10
sec
相の電流表示 2
L1
L2
L3
Amp
X10
sec
3
L1
L2
L3
Amp
X10
sec
7
端子配列
操作ボタン
操作説明
1.パラメータ選択
UP/DN UP/DNボタンを押し、設定するパラメータを選択します。
2.設定準備 SET パラメータ選択後にSETボタンを押すと、設定値が点滅します。
3.設定値選択 UP/DN 希望する設定値が表示されるまで、UP/DNボタンを押します。
4.設定値記憶 SET 設定値選択後に、SETボタンを押すと、点滅表示が通常の点灯表示に
もどり、設定値が記憶されます。
5.初期表示 ESC 設定完了後に、初期表示に戻すためにESCボタンを押してください。
いずれのボタンも押されない場合は、50秒後に初期表示に戻ります。
<パラメータの操作説明>
パラメータを選択する場合は、DNボタンで順方向( )、UPボタンで逆方向( )で操作できます。
端子記号 機能 機能説明
A1,A2 操作電源 AC100~240Vの商用電源を接続します。
95 コモン接点 端子96,98,08の共通コモン接点となります。
96 OC出力 b接点:正常時閉、過電流時開となります。 (FS:OFFの場合)
98 a接点:正常時開、過電流時閉となります。 (FS:OFFの場合)
08 AL/TO/UL出力
に閉となります。
+,- アナログ出力 アナログ電流DC4~20mAを出力します。
V-,D1,D0,S 通信端子 通信機能を使用する場合に接続します。
8
<オーバーカレント機能の設定手順>
①オーバーカレント設定 “oc”
トリさせたい流値設定ますーバカレ設定越える電がショッイム
継続して流れるとトリップします。
②スタートタイム設定 dt”
スタートタイム(初期動作禁止時間)を設定します。
モータ起動時には、カレント設定値を越える電流が流れますが、スタートタイム中はトリップしません。
③オーバーカレントショックタイム “ot”
ショックタイム(過負荷継続時間)を設定します。
スタートタイム設定時間を経過後、カレント設定値を越える電流が流れるとカウントを始め、ショックタ
イム経過後にトリップします。
10.CT(変流器)貫通回数
下表を参考に、モータ配線をCT(変流器)へ貫通させてご使用ください。
表中の貫通回数はモータの負荷率が80~100%で使用された場合の目安です。
モータの負荷率が低い場合は、設定精度を向上させるために貫通回数を増やしてください。
また、下表外のモータ小容量、単、異電圧等につきましは、設定さる電流値に合せてショックリ
ーの形番・貫通数を決定ください。
AC200V級三相モ-タ AC400V級三相モ-タ
容量
(kW)
CT貫通
回数(回)
適用ショックリレー
形番
容量
(kW)
CT貫通
回数(回)
適用ショックリレー
形番
0.1 4
TSBSCB06
TSBSCS06
0.2 2 0.2 4
TSBSCB06
TSBSCS06
0.4 0.4
0.75
1 0.75
1.5 2 TSBSCB34
TSBSCS34
1.5 1
2.2 2.2
2 TSBSCB34
TSBSCS34
3.7 3.7
5.5 5.5
7.5 TSBSCB60
TSBSCS60
7.5 1
11 11
15
1 TSBSCB60
TSBSCS60
18.5
22
注. 1)パラメータのCTレシオを貫通回数に合わせて設定してください。
2)上記モータ容量を超える場合は、外部CT(変流器)をご使用ください。
外部CTの仕様
注 1
TSB100AT TSB200AT TSB300AT
注 2
注 3
100A 200A 300A
5 A
5VA
50/60Hz
kg kg/ ×3 個
200 1518.5 2237 4575
400 3045 5590 110132
1)外部CTの製作ーカは東洋計器(株)で、その式は弊社形式TSB100AT,TSB200AT,TSB300AT
に対し、COM-5-20
100AT, COM-5-26
200AT, COM-5-30
300ATになります。
2)
外部CTはTSBSC本体1台につき、3個ご用意ください。
3)外部CTを使用する場合、電流検出精度の保証上限値は外部CTの定格一次電流になります。
(例.TSB100ATを使用の場合、電流検出精度の保証上限値は100A)
9
11.パラメータ
*1 CTレシオ変更したときは、オーーカレント設定“OC”、 アンダーレント設定”UC”およアナログスケール出力ケー
ル“rS”は、初期値に変更されます。
*2 外部CTを使用する場合、電流検出精度の保証上限値は外部CTの定格一次電流(表中( )内の値)になります。
(例.TSB100ATを使用の場合、電流検出精度の保証上限値は100A)
No.
メニュー パラメータ 機能説明
初期値 定値
1 パラメータ
ロック
0 全てのパラメータ設定が可能です。
1
パラメータロックする場合に設定します。本設定後は、パラメータ設定の
際に都度設定画面に対して、“1”を設定する必要があります。
解除する場合には、“1”を設定した後に続けて“0”を入力し、
が表示されると設定完了です。
2 相選択
3Ph 3相モータを監視します。
1Ph 単相モータを電流監視します。本設定の場合、反相”rP”, 欠相“PL”,
不平衡“Ub”のパラメータは、表示されません。
3
オーバー
カレント
動作特性
dE 限時特性により動作し過負荷保護として機能します。
th
反限特性作しータ護と機能ます12サー特性
表参照 サーマルと同様に電流データは累積すたるため、トリップ後
ぐにリセットにより復帰させることはできません。
本設定では、スタートタイムは機能しないため“0”に設定してください。
In 反限12
性表参照) 動作はスタートタイムの項目を参照ください。
no オーバーカレント検知させない場合に設定します。
4 CTレシオ
*1
1t,2t,4t CT貫通回数( 1t:1回、 2t:2回、 4t:4回 )を設定します。
34タイプは1t,2tのみ、60タイプは1tのみの選択となります。
100,200,300
06タイプで外部CTを使用する場合に選択します。
フェール
セーフ
oFF 電源投入後にリレーは動作せず(96-95閉,98-95:開)、トリップ時にON動
作(96-95:開, 98-95:閉)します。
on
電源投入後にリレーは動作し(96-95開,98-95:閉)、トリップ時にOFF動作
(96-95:閉,98-95:開)になります。
※設定変更時は、電源リセットにより設定が有効になります。
6 反相
oFF 反相検出させる場合に“on”を設定します。
on
7 オーバー
カレント設定
右記 オーバーカレントのカレント値を設定します。
34および60タイプでは、反限時特性”th”,”In”を設定した場合に、32Aを
越える設定はできません。
8 スタート
タイム
0 ンバース“In”設定時、モータ始動時からOC設定値を下回るまではCol
d特性、それ以降はHot特性で動作します。
0.2~12.0s
(0.1s単位)
モータ始動時に動作しないよう設定時間内は、リレー出力されません。
インバースIn定時、スタートタイム時間経過後にHot特性で動作しま
す。
単位:A
CT
レシオ 設定範囲 キザミ 設定範囲 キザミ 設定範囲 キザミ
1t 0.60~6.40 0.04 6.00~34.0 0.2 10.0~60.0 0.4
2t 0.30~3.20 0.02 3.00~17.0 0.1
4t 0.15~1.60 0.01
100 12.0~128(100) *2 1
200 24.0~256(200) *2 1
300 36.0~384(300) *2 1
06タイ 34タイプ 60タイ
10
No.
メニュー パラメータ 機能説明
初期値 設定値
9
オーバー
カレント
ショックタイム
0.2~5.0s
(0.1s単位)
オーバーカレント設定の過負荷継続時間を設定します。
1~30 反限時特性“th”,“In”を設定した時の動作特性を選択します。
(12頁サーマルおよびインバース特性表を参照)
10 アンダー
カレント設定
oFF 下限検知させる場合にカレント値を設定します。
オーバーカレント値以上の設定はできません。
アンダーカレントのリレー出力は、下記の通りになります。
・アラームALoをuc以外に設定・・・・OC接点で出力
・アラームALoをuc設定・・・・・・・・・・AL/UC/TO接点で出力
右記
11
アンダー
カレント
ショックタイム
0.2~5.0s
(0.1s単位)
アンダーカレント設定の軽負荷継続時間を設定します。
アンダーカレント設定をoFFに設定したときは、表示されません。
12 欠相
oFF 欠相検出させる場合に“on”を設定します。
on
13 欠相動作
時間
0.5~5s
(0.1s単位)
欠相検出させる場合に動作時間を設定します。
欠相検出をoFFに設定したときは、表示されません。
14
不平衡
oFF
不平衡検出させる場合に10~50%を設定します。
10~50%
15
不平衡
動作時間
1~10s
(1s単位)
不平衡検出させる場合に動作時間を設定します。
不平衡検出をoFFに設定したときは、表示されません。
16
始動時ロック
oFF 始動時ロクを出す合にーバカレ定にする率で
定します。設定範囲は、Sc設定値☓OC≦250Aになります。
スタートタイム後、0.5s以内にトリップします。
2~8倍
17
運転時ロック
oFF 運転時ロクを出す合にーバカレ定にする率で
定します。設定範囲は、JA設定値☓OC≦250Aになります。
1.5~8倍
18
運転時ロック
動作時間
0.2~5s
(0.1s単位)
運転時ロックを検出する場合に動作時間を設定します。
運転時ロックJAをoFFに設定したときは、表示されません。
19
アナログ
スケール
右記 アナログ電流出力スケールとして、20mA出力時の電流値を設定します。
設定範囲は、9頁のカレント設定表を参照ください。
oFF アナログ電流は4mAの固定出力になります。
20
アラーム
no アラーム出力を機能させない場合に設定します。
A アラーム出力させる場合に設定します。
11頁のアラーム出力動作を参照ください。
F
H
to ランニングーアワー検出させる場合に設定します。
uc 下限検知させる場合に設定します。
oFF ラーム出させる場OCカレント
50~100%
21
リセット
E-r トリップ後に自己保持し、電源リセットまたはESCボタンで復帰します。
H-r トリップ後に自己保持し、ESCボタンで復帰します。
電源リセットでは復帰しません。
A-r トリップ後に自動復帰となります。
0.2s~
20min
自動復帰“A-r”を設定した場合に復帰時間を設定します。
<設定単位> 0.2~1s 0.1s単位
1~60s(1n) 1s単位,
1~20min(1n~20n) 1min単位
22
リセット
回数制限
oFF リセット回数制限を機能させる場合に1~5回を設定します。
30分以内のリセット回数が設定値を越えるとトリップします。
1~5回
11
No.
メニュー パラメータ 機能説明
初期値 定値
23
トータル
ランニング
アワー表示
運転時間のトータル時間を表示します。
24
ランニング
アワー表示
ランニングーアワー設定の時間を入力したときからの運転時間を
表示します。
25
ランニング
アワー設定
oFF ランニングーアワーを機能させる場合に時間を設定します。
リレー出力させる場合、アラームALoを”to“に設定してください。
10~9990hr
26
通信設定
1~247 通信アドレスを設定します。
右記 通信速度を設定します。
1.2, 2.4, 4.8, 9.6, 19.2, 38.4kbps
odd,Evn,
non パリティーを設定します。
oFF, 通信異常のとき、エラー表示するまでの待ち時間を設定します。
1~999s
27
テストモード 本表示でセット釦を押すと、3秒+ショックタイム時間後に
示され、リレー出力します。
●アラーム出力動作
動作モード
ALo 設定 モータ起動時
通常運転時 アラーム設定値
を越えた時 トリップ時 動作説明
稼動出力
モータ起動時に閉となり、トリップ時
に開となります。
フリッカー出力
/s
トリプ後2回/sのフッカ動作
となります。
ホールド出力
アラム設値をえたときとな
り、トリップ時は開となります。
/s
/s
1s
1s
12
サーマル特性表
インバース特性表
電流
(設定値の倍数)
電流
(設定
値の倍数)
13
●トリップ表示
トリップ機能
LED表示
トリップ内容 点検
オーバー
カレント
スタートイム設定時間に、オーバーレント設定値
える流がショックイム設定時間以上、流続けたこ
示します。トリップ電流は、3.6Aです。 機械に異常がないか点
してください。
欠相 R(L1)相が欠相のため、トリップしたことを示します。
反相 相順が反相のためにトリップしたことを示します。
ください。
始動時ロック
モー動時オーカレト設Sc値を
える電流がスタートタイム設定時間以上、流れ続けたこと
示します。 機械に異常がないか点
してください。
運転時ロック
モー中にバーレン定☓設定
る電流がJt設定時間以上、流れ続けたことを示します。
不平衡 、Ub衡とUbt
間以上、不平衡を続けたことを示します。
配線を点検してください。
アンダー
カレント
ター設定ンダ値を
回る電流がショックタイム設定時間以上、流れ続けたこと
示します。トリップ時の電流は1.6Aです。 機械に異常がないか点
してください。
リセット
回数制限
30分以内にトリップの自動復帰回数が設定値を超えたこ
を示します。
動作説明
設 定 値
1/s
LED 表
d*.**
1s
o:
設 定 値
95-96 接
(FS:)
95-08 接
(ALoF)
*.**
*.**
o*.**
*.**
o*.**
1s
2/s
d:
1s
95-96 接
FSoFF)
95-08 接
(oH)
1s
1/s
o:
oc.**
ESC
14
12.接続図
基本接続図
注.
1.ラン(Tr)必要よりョッレー及び接触器(MC)電圧合わて設くだい。た、ンバ
ータなどの高調波ノイズ発生機器がある場合は絶縁トランスを設置してください。
2.出力リレーは、正常時:無励磁、トリップ出力時:励磁です。(FS:oFFの場合)
3.ョックリレー出力リレーに続するMCのコイル量は投入時200VA未満保持時20VA満にしてくだ
さい。目安として、TSBSCB60/TSBSCS60では補助継電器を設けて、ショックリレーの出リレーで補助継電
器を動作させ、補助継電器の接点でMCを開閉してください。
13.通信機能
13 通信仕様
13 PCONソフトウェアを使用する場合
(1)信号変換機の接続
①TSBSC PCONソフトウェアを使用するために、信号変換器を準備します。
②ツイストケーブルを使用して、下記の通りに接続します
(2)PCONソフトウェア
TSBSC PCONソフトウェアはお客様お問合せ窓口までご請求ください。
端子名 信号名称 RS485
接続端子
V GND GND
D1 Data(B) Tx+
D0 Data(A) Tx
S Shield
単 相 モ
RS485
modbus
1.238.4
1200m
CB
OCR
F
MC
電磁接触器
TR
15
14.トラブルシューティング
LED表示が点灯しない。
A1,A2の配線 正しく配線されていない 正しく配線する
A1A2100
240V間であるか
100~240V間と異なって
いるか 100~240V間にする
オーバーカレント設定を
MIN値に設定しても出力し
ない。
変流器(CT)への配線 正しく配線されていない。 正しく配線する
ショックリレーの形番 形番間違い 正しいものに交換
TEST機能 出力リレーが動作しない ショックリレーの交換
が動作する。
スタートタイム設定 設定が短かすぎる 適正な値に調整
オーバーカレント設定 設定が低くすぎる
パラメータの設定 反相、欠相、不平衡をON
に設定している。
反相または欠相である
配線の確認
で出力リレーが動作する。
オーバーカレント設定 設定が低すぎる
適正な値に調整
ショックタイム設定 設定が短かすぎる
動作しない。
オーバーカレント設定 設定が高すぎる
ショックタイム設定 設定が長すぎる
TEST機能 出力リレーが動作しない ショックリレーの交換
上記調査を行った結果、全て問題が無い及び処置欄でショックリレーの交換が必要の場合は、
お客様お問い合わせ窓口までご連絡ください。
15.保守点検作業の際に
保守・点検作業の際には下記事項を必ず守って実施してください。
二次災害を引き起こさないように、周辺を整理し安全な状態で作業を行ってください。
ショックリレーの取付・接続の点検は、必ず電源を切り機械が完全に停止した状態で行ってください。
労働安全衛生規則第二編第一章第一節一般基準を遵守してください。
16.日常点検
ショックリレーに通電後、LED表示が点灯することを確認してください。
17.定期点検
(1)下記の定期点検については半年に1回以上実施してください。
①ショックリレーの取付および端子接続にゆるみがないことを確認してください。
②TEST機能により、出力リレーが動作することを確認してください。
③モータ運転中にオーバーカレント設定値をMINにして、出力リレーが動作することを確認してください。
(2)
メガーテストをされる場合は接地部と回路間にDC500Vを印加してください。
(3)
外部回路の耐電圧テストを行なう場合は、ショックリレーにテスト電圧が加わらないようにしてください。
(4)
ショックリレーは、設置環境や稼動時間により寿命は異なりますが年間平均周囲温度30℃で連続通電し
た場合、通常電解コンデンサは約10年で寿命となります。トラブルが発生する前に、オーバーホールもしく
は、新品に交換することをおすすめします。
※尚、試運転、装置の移設、配線変更の際にも定期点検を実施してください。
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16
18.保証
18.1 無償保証期間
工場出荷後18ヶ月間または使用開始後(お客様の装置への当社製品の組込み完了時から起算します)12ヶ月
間のいずれか短い方をもって、当社の無償による保証期間と致します。ただし、条件によっては有償となる場
があります。
18.2 保証範囲
無償証期間中、お客様側に取扱明書に準するしい据使用方法保守管理行われてた場
合において、当社製品に生じました故障は、当社製品を当社に返却いただくことにより、その故障部分の交換ま
たは修理を無償で行います。
但し、無償保証の対象は、あくまでお客様にお納めした当社製品単体についてのみであり、以下の費用は保証
範囲外とさせて頂きます。(取扱説明書などにはお客様に対して特別に提出された文書を含みます。)
(1) お客様の装置から当社製品を交換又は修理のために、取り外したり取り付けたりするために要する費用
及びこれらに付帯する工事費用。
(2) お客様の装置をお客様の修理工場などへ輸送するために要する費用。
(3) 故障や修理に伴うお客様の逸失利益ならびにその他の拡大損害額。
18.3 有償保証
無償保証期間にもかかわらず、以下の項目が原因で当社製品に故障が発生しました場合は、有償にて調査・修
理を承ります。
(1) お客様が、取扱説明書通りに当社製品を正しく据付けられなかった場合。
(2) お客様の保守管理が不充分であり、正しい取扱が行われていない場合。
(3) 当社製品と他の装置との連結に不具合があり故障した場合。
(4) お客様側で改造を加えるなど、当社製品の構造を変更された場合。
(5) 当社または当社指定工場以外で修理された場合。
(6) 取扱説明書による正しい運転環境以外で当社製品をご使用になった場合。
(7) 災害などの不可抗力や第三者の不法行為によって故障した場合。
(8) お客様の装置の不具合が原因で、当社製品に二次的に故障が発生した場合。
(9) お客様から支給を受けて組み込んだ部品や、お客様のご指定により使用した部品などが原因で故障した
場合。
(10) お客様側での配線不具合やパラメータの設定間違いにより故障した場合。
(11) 使用条件によって正常な製品寿命に達した場合。
(12) その他当社の責任以外で損害が発生した場合。
18.4 当社技術者の派
当社製品の調査、調整、試運転時等の技術者派遣などのサービス費用は別途申し受けます。
こ の 取 扱 説 明 書 に 関 す る お 問 い 合 わ せ は 、 お 客 様 問 合 せ 窓 口 を ご 利 用 く だ さ い 。
お客様問合せ窓口 T E L ( 0 1 2 0 ) 2 5 1 - 6 0 2 FA X ( 0 1 2 0 ) 2 5 1 - 6 0 3
長 岡 京 工 場 : 6 1 7 - 0 8 3 3 京都府長岡京市神足暮角1-1
椿
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