Micro Motion CNG050 センサ 設置説明書 インストールガイド

タイプ
インストールガイド
設置説明書
20002599, Rev BA
2010 12
Micro Motion
®
CNG050 センサ
安全および認定についての情報
ヨーロッパ指令に適合させるためには、マイクロモーション製品を本説明書に従い正しく取付ける必要があります。製品に適
用されるヨーロッパ指令については、EC 適合宣言をご参照ください。適用する全ヨーロッパ指令と EC 適合宣言の関連書類、
ATEX 設置図面および説明は www.micromotion.com/atex にアクセスしてご入手いただくか、弊社カスタマケアセンターへお問
合せください。
圧力容器指令に適用する機器に添付されている情報は、www.micromotion.com/documentation からご入手いただけます。
ヨーロッパにおける危険場所での取付けについては、該当する国や地域の規定が当てはまらない場合 EN 60079-14 のガイドラ
インに従ってください。
その他の情報
製品仕様の詳細については製品仕様書を参照してください。トラブルシューティングについては、トランスミッタの説明書を
参照してください。製品仕様書と取扱説明書については、次の弊社のウェブサイト(www.micromotion.com/documentation
をご参照ください。
返品について
弊社では製品の返品手続きが定められております。これは、弊社従業員の作業環境の安全性を維持するために重要な要件とな
っております。定められた返品手続きが守られない場合、当該製品の返品をお受けできない場合があります。
返品手続きの詳細につきましては、弊社ウェブサイトwww.micromotion.com をご参照ください。また弊社カスタマサービ
ス部門までお電話でご連絡いただくこともできます。
マイクロモーションのカスタマサービス
電話番号
アメリカ 800-522-6277(フリーダイヤル)
カナダ、ラテンアメリカ +1 303-527-5200(アメリカ)
アジア 日本エマソン株式会社 エマソ
ン・プロセス・マネジメント
スタマサービス
3 5769-6803
UK 以外
+65 6777-8211(シンガポール)
ヨーロッパ
UK
0870 240 1978(フリーダイヤル)
UK 以外
+31 (0) 318 495 555(オランダ)
マイクロモーションのカスタマサービスに電子メール([email protected])でお問合せいただくこともできます。
コンテンツ
1
ご使用の前に .............................................................................................................................1
1.1 設置チェックリスト .................................................................................................................................1
1.2 ベストプラクティス .................................................................................................................................2
1.3 環境条件 ...................................................................................................................................................2
2
取付け ........................................................................................................................................3
2.1 センサの取付け .........................................................................................................................................3
3
配線 ...........................................................................................................................................5
3.1 配線オプション .........................................................................................................................................5
3.2 4 線ケーブルの接続 ..................................................................................................................................5
4
接地 ...........................................................................................................................................9
コンテンツ
設置説明書 i
コンテンツ
ii Micro Motion
®
CNG050
1 ご使用の前に
本章に含まれるトピック:
設置チェックリスト
ベストプラクティス
環境条件
1.1 設置チェックリスト
センサの取付け環境が、センサの防爆認定タグに記載されている危険場所要件に
適合するようにしてください
使用環境の周囲温度とプロセス温度がセンサの仕様範囲内であることを確認して
ください。 1.3 を参照してください。
トランスミッタ一体型の場合、センサとトランスミッタ間の配線は不要です。
号および出力の配線についてはトランスミッタ説明書の配線手順に従ってくださ
い。
トランスミッタに別置型の場合は、まず本説明書の手順の通りにセンサとトラン
スミッタ間の配線を行い、次にトランスミッタの説明書に従って出力ならびに信
号の配線を行ってください。
センサとトランスミッタ間を配線する際は、ケーブルの最大長を確認してくださ
1-1 1-2 を参照) センサ-トランスミッタ間の最大間隔はケーブルタ
イプにより異なります。 すべての配線に、Micro Motion 社製ケーブルを使用する
ことをお奨めします。
Micro Motion
社製ケーブルの最大長
1-1:
ケーブルタイプ トランスミッタへ 最大長
Micro Motion 社製 4 線ケーブル
すべての 4 MVD トランスミッタ
1000 ft (300 m)
客先手配の 4 線ケーブルの最大長
1-2:
ワイヤ機能 ワイヤサイズ 最大長
電源 (VDC)
22 AWG0.35 mm
2
300 ft (90 m)
20 AWG0.5 mm
2
500 ft (150 m)
18 AWG0.8 mm
2
1000 ft (300 m)
信号 (RS-485)
22 AWG0.35 mm
2
)以上 1000 ft (300 m)
センサ チューブ がプロセス流体で満管状態であれば、センサはどの方向に取付け
ても正常に作動します。
センサには、チューブの破損を回避するための圧力逃がし部があります。 圧力逃
がし部は、校正タグの下にあります。 人または機器が圧力逃がし部の吹き出しに
晒されない方向に、センサを取り付けてください。 1-1 を参照してください。
ご使用の前に
設置説明書 1
圧力逃がし部 1-1:
圧力解放
経路
キャリブレーション タグ
注意
センサを適切な方向に取付けないと、圧力逃がし部からの吹き出しに晒される可能性があ
ります。 人や機器が圧力逃がし部の吹き出しに晒されない方向にセンサを取付けてくだ
さい。
センサについている流れ方向矢印が実際のプロセスの流れ方向と一致するようセ
ンサを取付けてください。
1.2 ベストプラクティス
最良なセンサの性能のために、以下を参考にセンサを取付けてください。
Micro Motion 製センサには直管長についての要件はありません。 センサの上流
側および下流側の配管に直管長を設ける必要はありません。
センサが垂直配管に取付けられている場合は、液体およびスラリーはセンサを通
して上向きに流れるようにしてください。 気体の場合には、上向きでも下向きで
も構いません。
センサチューブを流体で満管の状態に保ってください。
センサを通る流れを停止させるためにのバルブを使用する場合、バルブはセンサ
より下流側に設置します。
流量計にかかる曲げおよびねじれ応力を最小限に抑えてください。 配管のずれ
を調整するのに流量計を用いないでください。
センサは外部の支えを必要としません。 センサは取付け方向にかかわりなくフ
ランジによって支えられます。
1.3
環境条件
センサの環境条件は次のとおりです。
プロセス流体:–40+125 °C–40+257 °F
周囲温度:–40+60 °C–40+140 °F
温度範囲は危険場所における防爆認定によりさらに制約されることがあります。
センサに同梱されている防爆認定についての文書を参照してください。この文書
Micro Motion のウェブサイトでご覧いただけます(www.micromotion.com
ご使用の前に
2 Micro Motion
®
CNG050
2 取付け
2.1 センサの取付け
基本的な配管手順に従い、プロセス接続口にかかるトルクおよび曲げ負荷をできるだけ
小さくしてください。
ヒント
電線管接続口を下に向けて配線を行い(可能な場合)、結露や過度の湿気を防止してください。
コアプロセッサの電線管口は、配線を行い易くするため回転させることができます。
手順
センサを配管ラインに取付けます( 2-1 を参照)
センサの取付け 2-1:
注記
センサを配管の支持には使用できません。
センサは外部の支えを必要としません。 センサは取付け方向にかかわりなくフランジによっ
て支えられます。
注意
電子部。 電子部 装置が破損する恐れがあります。
取付け
設置説明書 3
取付け
4 Micro Motion
®
CNG050
3 配線
本章に含まれるトピック:
配線オプション
4 線ケーブルの接続
3.1 配線オプション
配線手順は、使用する電子部のオプションによって異なります。
各センサ電子部の配線オプションについては、 3-1 を参照してください。
電子部別の配線手順
3-1:
電子部のタイプ 配線手順
トランスミッタ一体型 センサとトランスミッタとの間の配線は不要です。 トランスミッタへの出
力と信号ケーブルの配線については、トランスミッタの説明書を参照してく
ださい。
MVD
ダイレクト接続
配線を要するトランスミッタはありません。 センサとダイレクトホストの
間で電流および信号を配線する手順については、MVD Direct Connect の説明
書を参照してください。
コアプロセッサ
3.2 を参照してください。
注意
センサの取付け環境が、センサの防爆認定タグに記載されている危険場所要件に適合するように
してください。 危険場所において本質安全要件に適合していない場合、爆発などの恐れがありま
す。
注意
ハウジングカバーと電線管接続口をすべて完全に閉じて密閉してください。 ハウジングのシー
ルが不完全な場合、電子部に湿気が侵入して流量計の故障や測定誤差の原因となります。 ガスケ
ットと O リングをすべて点検し、グリースを塗布してください。
3.2
4 線ケーブルの接続
配線
設置説明書 5
ステップ 1:ケーブルの準備
ケーブル配置
電線管をセンサに配
線する
金属製の電線管
マイクロモーション
製ケーブルグランド
ケーブルをグランド
に通します。
ケーブルグランド
コアプロセッサカバーを取外し
ます。
手順2に進みます。
手順3に進みます。
グランドサプライヤ
客先が用意したケー
ブルグランド
グランドタイプ
ワイヤをグランドナットとクランピングインサートに通
します。
クランピング
インサート
グラン
ドナット
1. ケーブルジャケットの115 mm
(4-1/2インチ)を剥ぎ取ります。
2. 透明のラップとケーブル間
の充填材を取り除きます。
3. シールド部分を20 mm
(3/4インチ)を残してすべて剥
ぎ取ります。
1. ケーブルジャケットの108 mm
(4-1/4 インチ)を剥ぎ取ります。
2. 透明のラップとケーブル間の充填
材を取り除きます。
3. シールド部分を13 mm
(1/2インチ)を残してすべて剥ぎ
取ります。
NPT
M20
シールドにドレインワイヤを二回巻き付け余分なドレ
インワイヤは切り取ります。
シールドの周りに
ドレインワイヤを
巻いた状態
ケーブルを電線管に
配線します
配線
6 Micro Motion
®
CNG050
ステップ 2:シールドの終端処理
グランドの組立て
1. シールドまたは編組をクランピングインサート上にOリングを3 mm1/
8インチ)超える場所で折り返します。
2. グランドの本体を、コアプロセッサハウジングの電線管接続口に挿入します。
3. グランド本体にケーブルを挿入し、グランドナットでグランド本体を締めます。
熱収縮処理を加えます。
1. ドレインワイヤ上にシールド付熱収縮をスライドさせます。
ワイヤを完全に覆うようにしてください。
2. チューブに熱120 (250F) を加えチューブを収縮
させます。ケーブルを焦がさないようにしてください。
3. 内部終端が熱収縮チューブの編組と同じ高さになるよ
うにクランピングインサートの位置を決めてください。
ケーブルシール
ドタイプ
編組
(アーマード
ケーブル)
ホイル(シー
ルドケーブル)
手順3に進みます。
シールドおよびドレイ
ンワイヤをグランド内
で終端処理します。
ベンダの説明書に従っ
てグランドを組立てま
す。
グランドサプライヤ
マイクロモーション製
ケーブルグランド
客先が用意した
ケーブルグランド
手順1から続く
シールドを折り曲
げた状態
グランド本体
グランドタイプ
M20
シールド付熱収縮から7
mmをトリムします
トリム
NPT
シールド付熱収縮
熱処理後
配線
設置説明書 7
ステップ 3:ターミナルの接続
ケーブルをトランスミッタのターミナ
ルに接続します(トランスミッタの説
明書を参照してください)
コアプロセッサカバーを再度取付けて締め付けま
手順1または2から続
ケーブルをコアプロセッサのターミナルに接続します。
ケーブル(赤) > ターミナル1(電源+)
ケーブル(黒) > ターミナル2(電源)
ケーブル(白) > ターミナル3RS-485/A
ケーブル(緑) > ターミナル4RS-485/B
配線
8 Micro Motion
®
CNG050
4 接地
センサは、現地で適用される規格に従って接地する必要があります。 お客様の責任にお
いて、適用すべきすべての規格を理解し、適合させてください。
必要条件
マイクロモーションでは、以下の接地実施指針への準拠を推奨しています。
欧州では、ほとんどの場合において IEC 79-14(特に 12.2.2.3 項および 12.2.2.4
項)が適用されます。
アメリカとカナダでは、ISA 12.06.01 Part 1 にて関連用途とその要件の例が提
示されています。
適用できる外部規格がない場合は、センサの接地について次のガイドラインに従ってく
ださい。
接地には 14 AWG2.0 mm
2
)サイズ以上の銅線を使用してください。
アース線は出来るだけ短くし、センサからアース棒までのケーブルの電気抵抗を
1 Ω 以下にしてください。
アース線を地面に直接接地するか、または工場の規定に従ってください。
注意
トランスミッタを直接接地するか、または工場の接地要件に従ってください。 不適切な接地は、
測定誤差の原因となります。
手順
配管のジョイント部を確認します。
-
配管のジョイント部が接地接続されている場合、センサは自動的に接地されるため、
特に作業は必要ありません(地域の規定がある場合を除く)
-
配管のジョイント部が接地接続されていない場合は、センサ電子部の接地ネジにア
ースケーブルを接続します。
ヒント
センサ電子部とは、トランスミッタ、コアプロセッサ、または端子箱を意味します。 接地ネ
ジは内部または外部のどちら側でも構いません。
接地
設置説明書 9
接地
10 Micro Motion
®
CNG050
*20002599*
20002599
Rev BA
2010
日本エマソン株式会社
エマソン・プロセス・マネジメント事業本部
140-0002 東京都品川区東品川 1-2-5
フリーダイヤル 0120-55-9739
T 03–5769–6803
F 03-5769-6844
Micro Motion Inc. USA
Worldwide Headquarters
7070 Winchester Circle
Boulder, Colorado 80301
T +1 303–527–5200
+1 800–522–6277
F +1 303–530–8459
Emerson Process Management
Micro Motion Europa
Neonstraat 1
6718 WX Ede
Paises Bajos
T +31 318 495 555
F +31 318 495 556
Micro Motion United Kingdom
Emerson Process Management Limited
Horsfield Way
Bredbury Industrial Estate
Stockport SK6 2SU U.K.
T +44 0870 240 1978
F +44 0800 966 181
Micro Motion Asia
Emerson Process Management
1 Pandan Crescent
Singapur 128461
República de Singapur
T +65 6777–8211
F +65 6770–8003
©
2010 Micro Motion, Inc. All rights reserved.
Emerson のロゴは、Emerson Electric Co.の商標およびサービスマ
ークです。Micro MotionELITEProLinkMVD および MVD Direct
Connect は、エマソン・プロセス・マネジメントの関連会社のい
ずれかのマークです。その他のすべての商標は、それぞれの所有
者に帰属します。
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