Micro Motion H シリーズハイジェニックコリ オリ式流量・密度計 設置説明書 インストールガイド

  • こんにちは!このEmersonマイクロモーションHシリーズコリオリ流量計/密度センサの設置説明書について、ご質問にお答えします。この説明書には、配線方法、接地方法、センサケースのパージ方法など、安全な設置と正確な測定を行うための詳細な手順が記載されています。また、衛生的な使用方法やセルフドレイン機能に関する推奨事項も含まれています。どのような点にご不明な点がございましたか?
  • センサの推奨方向は?
    最大ケーブル長は?
    センサケースのパージ方法は?
    温度制限は?
    返品手続きについて
設置説明書
20002359, Rev BC
2019 1
マイクロモーション
®
H シリーズ ハイジェニッ
クコリオリ流量計/密度センサ
安全および各種認定についての情報
欧州指令に適合するには、マイクロモーション製品を本説明書に従って正しく取り付ける必要があります。本製品に適用され
る欧州指令については、EU 適合宣言を参照してください。適用されるすべての欧州指令と EU 適合宣言の関連書類、ATEX
置図面と説明については www.emerson.com にアクセスして入手するか、弊社カスタマケアセンターへお問い合わせくださ
い。
圧力容器指令に適用される機器に添付されている情報は、www.emerson.com から入手できます。
欧州における危険場所での取り付けについては、該当する国や地域の規定が当てはまらない場合は EN 60079-14 のガイドライ
ンに従ってください。
その他の情報
製品仕様の詳細については、製品仕様書を参照してください。トラブルシューティングについては、設定に関する取扱説明書
を参照してください。製品仕様書と取扱説明書については、弊社ウェブサイト www.emerson.com をご覧ください。
返品について
弊社では製品の返品手続きが定められております。これは、弊社従業員の作業環境の安全性を維持する上で重要な要件となっ
ております。マイクロモーションが指定する手順に従わない場合、返品を受け付けることはできません。
返品手続きの詳細については、弊社ウェブサイトwww.emerson.com をご覧いただくか、弊社カスタマサービス部門まで
お電話でご連絡ください。
エマソン流量計カスタマーサービス
E メール:
世界共通:[email protected]
アジア太平洋地域:[email protected]
電話:
南北アメリカ
欧州および中東 アジア太平洋地域
合衆国
800-522-6277
イギリス
0870 240 1978
オーストラリア
800 158 727
カナダ
+1 303-527-5200
オランダ
+31 (0) 704 136
666
ニュージーランド
099 128 804
メキシコ
+41 (0) 41 7686
111
フランス
0800 917 901
インド
800 440 1468
アルゼンチン
+54 11 4837 7000
ドイツ
0800 182 5347
パキスタン
888 550 2682
ブラジル
+55 15 3413 8000
イタリア
8008 77334
中国
+86 21 2892 9000
中央・東ヨーロッ
+41 (0) 41 7686
111
日本
+81 3 5769 6803
ロシア/CIS
+7 495 981 9811
韓国
+82 2 3438 4600
エジプト
0800 000 0015
シンガポール
+65 6 777 8211
オマーン
800 70101
タイ
001 800 441 6426
カタール
431 0044
マレーシア
800 814 008
クウェート
663 299 01
南アフリカ
800 991 390
サウジアラビア
800 844 9564
アラブ首長国連邦
800 0444 0684
2
目次
1 計画............................................................................................................................... 5
1.1 設置チェックリスト........................................................................................................................ 5
1.2 ベストプラクティス........................................................................................................................ 6
1.3 温度の制限 ......................................................................................................................................6
1.4 衛生的な使用方法とセルフドレインの使用方法に関する推奨事項............................................... 7
2 取り付け........................................................................................................................ 9
2.1 センサの取付け............................................................................................................................... 9
2.2 エクステンダ付きの電子部の取付け............................................................................................ 10
3 トランスミッタの出力と I/O 配線..................................................................................13
3.1 配線オプション............................................................................................................................. 13
3.2 4 線ケーブルの接続.......................................................................................................................13
3.3 9 線ケーブルの接続 ...................................................................................................................... 17
4 接地............................................................................................................................. 19
5 補足情報.......................................................................................................................21
5.1 センサケースのパージ手順 .......................................................................................................... 21
設置説明書 目次
20002359 2019 1
設置説明書
iii
目次 設置説明書
2019 1 20002359
iv Micro Motion H
シリーズ
1
計画
1.1
設置チェックリスト
メータの取付け環境が、認定タグに記載されている危険場所要件に適合しているか
確認してください。
使用環境の周囲温度とプロセス温度が流量計の仕様範囲内であることを確認してく
ださい。
一体型トランスミッタの場合、センサとトランスミッタ間の配線は不要です。信号
および電源の配線についてはトランスミッタ説明書の配線手順に従ってください。
トランスミッタが別置型の場合は、まず本説明書の手順の通りにセンサとトランス
ミッタ間の配線を行い、次にトランスミッタの説明書に従って電源ならびに信号の
配線を行ってください。
1-1 : 最大ケーブル長
ケーブルの種類 トランスミッタ 最大長
4 線ケーブル
マイクロモーショ
ン製
すべての 4 MVD トランス
ミッタ
305 m、非防爆
152 mIIC 定格センサ搭載
305 m IIB 定格センサ搭載
1-2 : ユーザ手配 4 線ケーブルの最大長
ワイヤの機能 ワイヤサイズ 最大長
電源(VDC
0.326 mm² 91 m
0.518 mm² 152 m
0.823 mm² 305 m
信号(RS-485 0.326 mm²以上
305 m
最適な性能を得るため、センサを推奨方向に取り付けてください。センサチューブ
がプロセス流体で満管状態であれば、センサはどの方向に取り付けても正常に作動
します。
1-3 : センサの推奨方向
液体
気体
設置説明書 計画
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設置説明書
5
1-3 : センサの推奨方向 (続き)
スラリーと自動排液での用途
センサケースについている流れ方向矢印が実際のプロセスの流れ方向と一致するよ
う流量計を取り付けてください(流れ方向はソフトウェアでも選択できます)
1.2
ベストプラクティス
センサの性能を最大限に生かしていただくために、センサを取り付ける際には以下に
従ってください。
マイクロモーション製センサには直管長についての要件はありません。センサの上
流側および下流側の配管に直管長を設ける必要はありません。
センサが垂直配管に取付けられている場合は、液体およびスラリーはセンサを通し
て上向きに流れるようにしてください。ガスは下向きに流れるようにしてくださ
い。
センサチューブを流体で満管の状態に保ってください。
センサを通る流れを停止させるためにバルブを使用する場合、バルブはセンサより
下流側に設置します。
メータにかかる曲げ応力とねじれ応力は最小限に抑えてください。配管のずれを調
整する目的でメータを使用しないでください。
センサには外部の支えは必要ありません。センサは取付け方向にかかわりなくフラ
ンジで支えられています。
1.3
温度の制限
センサは、温度範囲グラフに表示されたプロセスおよび周囲温度範囲で使用できます。
温度範囲グラフは、電子部品オプションを選択するための一般的な指針としてご使用く
ださい。お客様のプロセス条件が灰色の範囲に近い場合は、弊社カスタマーサービスに
お問い合わせください。
いかなる場合も、周囲温度が-40.0 °C 以下あるいは 60.0 °C 以上の場合は、電子部品
は使用できません。 電子部品の許容範囲を超えた周囲温度でセンサを使用する場
合は、温度範囲グラフに灰色範囲の指示通り、電子部品の許容範囲内の周囲温度と
なる場所に電子部品を別置設置する必要があります。
温度範囲は上記以外に別途防爆による制約を受けます。センサに同梱された危険場
所防爆認定説明書を参照してください。 センサに同梱されている防爆認定につい
ての文書を参照してください。この文書は
マイクロモーション
H
シリーズ・ハイジ
ェニック・コリオリ流量計・密度計:
プロダクトデータシート
.から入手できます。
詳細については、カスタマサービスにお問い合わせください。
計画
設置説明書
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6 Micro Motion H
シリーズ
エクステンダ付き電子部品オプションにより、トランスミッタ、コアプロセッサ、
端子箱を覆わずにセンサケースを保温でき、しかも温度定格に影響しません。 高い
プロセス温度(60.0 °C 以上)からセンサケースを保温した場合、電子部品が故障す
る原因となるので電子部品を断熱材で囲まないようにしてください。
H シリーズ計測器の周囲温度とプロセス温度の制限
204
(400)
27
(81)
–100
(–148)
Tproc
60 (140)
70 (158)
–40 (–40)
A
B
T
amb
1.4
衛生的な使用方法とセルフドレインの使用方法
に関する推奨事項
H シリーズは垂直配管に取付けられている場合はセルフドレインとなります。
ドレイン性の確保と最適な洗浄を行うために:
可能であればセンサを垂直配管に設置して、プロセス流体がセンサを通して上向き
に流れるようにしてください。
センサを水平配管に設置する必要がある場合は、配管回路の空気パージによる排気
を行うことでドレインが可能になります。
定置洗浄CIP に使用する場合は、一般的に許容されている最低 1.5 m/s の流速で
センサの洗浄を行うことをお薦めします。
電子部筐体とセンサ本体との間の間隙を定期的に点検する必要があります。必要な
場合は手動でこの間隙を洗浄してください。
衛生設計の EHEDG 要件に準拠するために、サニタリ継手と DIN 11851 形式プロセス
接続には、特殊ガスケットが必要です。
設置説明書 計画
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設置説明書
7
1-1 : セルフドレインの場合の取付け
A
B
C
A.
プロセス配管
B.
通常のプロセス方向
C.
ドレイン方向
計画 設置説明書
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8 Micro Motion H
シリーズ
2
取り付け
2.1
センサの取付け
基本的な配管手順に従い、プロセス接続口にかかるトルクおよび曲げ負荷をできるだけ
小さくしてください。
ヒント
結露が発生する可能性を低減するために、トランスミッタやセンサ端子箱のコンジット
開口部を上に向けないでください。
注意
電子部またはパージ接続口をつかんでセンサを持ち上げないでください。電子部やパ
ージ接続口をつかんでセンサを持ち上げると、装置が破損するおそれがあります。
2-1 : センサの取付け
センサを配管の支持に使用することはできません。
センサには外部の支えは必要ありません。センサは取付け方向にかかわりなくフラ
ンジで支えらています
設置説明書 取り付け
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設置説明書
9
2.2
エクステンダ付きの電子部の取付け
エクステンダ付きの電子部を併せてご注文いただいた場合は、エクステンダをセンサケ
ースに取付ける必要があります。
エクステンダ付きのコアプロセッサは工場で対応のセンサと組合わせて出荷されます。
出荷時点のコアプロセッサとセンサの組合わせを変えないでください。
注意
エクステンダとフィードスルーは常に汚れのない乾燥した状態に保ってください。エ
クステンダやフィードスルーに湿気や汚れがある場合、電子部が損傷することがあり、
流量計の故障や測定誤差の原因となります。
手順
1. センサのフィードスルーからプラスチックキャップを外します。キャップはリ
サイクルしてください。
2-2 : フィードスルーおよびエクステンダのコンポーネント
G
H
E
D
C
A
B
F
A.
トランスミッタまたはコアプロセッサ
B.
エクステンダ
C. O
リング
D.
フィードスルー
E.
クランピングリング
F.
クランピングネジ
G.
プラスチックプラグ
H.
プラスチックキャップ
2. クランピングネジを緩めてクランピングリングを取外します。O リングはその
ままフィードスルー上に残します。
3. エクステンダからプラスチックプラグを外します。プラグはリサイクルしてく
ださい。
取り付け
設置説明書
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10 Micro Motion H
シリーズ
4. エクステンダ底部の突起部とフィードスルーの切り込み部を慎重に合わせ、エク
ステンダをフィードスルーに据え付けます。
5. クランピングリングを閉じて、クランピングネジを 1.47 N m2.03 N m に締めま
す。
設置説明書 取り付け
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設置説明書
11
取り付け 設置説明書
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12 Micro Motion H
シリーズ
3
トランスミッタの出力と I/O 配線
3.1
配線オプション
配線手順は、使用する電子部のオプションによって異なります。
3-1 : 電子部別の配線手順
電子部のタイプ 配線手順
一体型トランスミッタ トランスミッタはすでにセンサに接続済みです。センサとト
ランスミッタとの間の配線は不要です。トランスミッタへの
電源と信号ケーブルの配線については、トランスミッタの説明
書を参照してください。
エクステンダ付きの電子部
電子部はエクステンダでセンサから分離されており、エクステ
ンダ付きの電子部の取付けの通り取り付けを行うことが必要
です。物理的接続には電気的な接続が含まれているため、配線
の必要はありません。
MVD
ダイレクト接続
配線を要するトランスミッタはありません。センサとダイレ
クトホスト間の電源および信号ケーブルの配線については、
マイクロモーション
MVD
ダイレクト接続メータ
』を参照して
ください。
コアプロセッサ付き別置型ト
ランスミッタ
コアプロセッサはすでにセンサに接続済みです。コアプロセ
ッサとトランスミッタを 4 線ケーブルで接続します。4 線ケー
ブルの接続を参照してください。
危険
センサの取付け環境が、センサの防爆認定タグに記載されている危険場所要件に適合す
るようにしてください。危険場所において本質安全要件に適合していない場合、爆発な
どの恐れがあります。
注意
すべての筐体カバーと電線管接続口をしっかり閉めてください。筐体を適切に密封し
ないと、電子機器が湿気にさらされて、誤測定や流量計の故障が生じる可能性がありま
す。すべてのガスケットと O リングを点検し、グリースを塗布します。
3.2
4 線ケーブルの接続
3.2.1
4 線ケーブルの種類と用途
マイクロモーションでは、2 種類の 4 線ケーブル(シールドケーブルと外装ケーブル)
を提供しています。2 種類ともシールドドレイン線です。
マイクロモーション提供のケーブルは、VDC 接続用の赤と黒の 1 0.823 mm² ワイ
ヤおよび RS-485 接続用の白と緑の 1 組の 0.326 mm² ワイヤからなります。
設置説明書 トランスミッタの出力と
I/O 配線
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設置説明書
13
ユーザがワイヤを用意して使用する場合は、次の要件を満たす必要があります。
ツイストペアであること。
コアプロセッサが危険場所に設置されている場合は、危険場所に関する要件を満た
すこと。
ワイヤゲージが、コアプロセッサとトランスミッタ間またはホスト間のケーブル長
に対して適切であること。
3-2 : ワイヤゲージ
ワイヤゲージ 最大ケーブル長
VDC 0.326 mm² 91 m
VDC 0.518 mm² 152 m
VDC 0.823 mm² 305 m
RS-485 0.326 mm² 以上
305 m
3.2.2
ケーブルと金属電線管の準備
手順
1. マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。
2. 電線管をセンサまで引きます。
3. 電線管にケーブルを通します。
4. ドレインワイヤを切断し、電線管の両端で浮かせます。
3.2.3
ユーザが用意したケーブルグランドでケーブルを準備
手順
1. マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。
2. ワイヤをグランドナットとグランド本体に通します。
A.
グランド本体
B.
グランドナット
3. RS-485 シールドとドレインワイヤを筐体内部の接地ネジに終端処理します。
4. メーカーの説明書に従ってグランドを組み立てます。
トランスミッタの出力と I/O 配線 設置説明書
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14 Micro Motion H
シリーズ
3.2.4
マイクロモーション提供のケーブルグランドでケーブ
ルを準備
手順
1. マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。
2. ワイヤをグランドナットとクランピングインサートに通します。
A.
グランドナット
B.
クランピングインサート
3. ケーブルジャケットを取り除きます。
オプション 説明
NPT グランドタイプ 114 mm を除去
M20 グランドタイプ 108 mm を除去
4. 透明のラップとケーブル間の充填材を取り除きます。
5. シールドのほとんどの部分を取り除きます。
オプション 説明
NPT グランドタイプ 19 mm を残してすべて除去
M20 グランドタイプ 13 mm を残してすべて除去
6. シールドにドレインワイヤを 2 回巻き付け余分なドレインワイヤは切り取りま
す。
A.
シールドの周りにドレインワイヤを巻いた状態
7. ホイル(シールドケーブル)のみ:
編組(外装ケーブル)の場合は、この手順を省略して次の手順に進みます。
設置説明書 トランスミッタの出力と I/O 配線
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設置説明書
15
オプシ
ョン
説明
NPT
ランド
タイプ
a. ドレインワイヤ上に熱収縮シールドチューブをスライドさせま
す。ワイヤを完全に覆うようにしてください。
b. 121.1 °C 加熱して管を収縮させます。ケーブルを焦がさないよう
にしてください。
c. 内部終端が熱収縮チューブの編組と同じ高さになるようにクラ
ンピングインサートの位置を決めてください。
A.
熱収縮シールドチューブ
B.
熱処理後
M20
ランド
タイプ
8 mm 分切り取ります。
A.
切り取る
8. シールドまたは編組をクランピングインサート上、O リングから 3 mm 先のとこ
ろで折り曲げて、グランドを取り付けます。
A.
シールドを折り曲げた状態
9. グランドの本体を、コアプロセッサハウジングの電線管接続口に挿入します。
10. グランド本体にケーブルを挿入し、グランドナットでグランド本体を締めます。
A.
シールドを折り曲げた状態
B.
グランド本体
トランスミッタの出力と I/O 配線 設置説明書
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16 Micro Motion H
シリーズ
3.2.5
コアプロセッサの端子へのワイヤの接続
(必要に応じて)4 線ケーブルを準備し、シールド処理を行った後、4 線ケーブルの各ワ
イヤをコアプロセッサの端子に接続します。
手順
1. コアプロセッサの端子へのワイヤの接続
2. コアプロセッサカバーを再び取り付けます。
3. カバーのネジを次のトルクで締めます。
アルミニウム筐体の場合、1.13 N m1.47 N m
ステンレス鋼筐体の場合、2.15 N m
適切に取り付けた場合は、カバーとベースの間に隙間がなくなります。
4. トランスミッタの取り付けマニュアルを参照して、ワイヤをトランスミッタの端
子に接続します。
3.3
9 線ケーブルの接続
手順
1.
マイクロモーション
9
線流量計ケーブル準備および取付けマニュアル
の説明に
従ってケーブルを準備し、取付けてください。
2. 個々のワイヤの外皮を取った端部を端子箱の端子ブロックに接続します。ケー
ブルは剥がれた状態のままにしておかないでください。
3. ワイヤの色を合わせてください。トランスミッタや別置型コアプロセッサの配
線については、トランスミッタの取扱説明書を参照してください。
4. ネジを締めてワイヤを固定します。
5. ガスケットが完全な状態であることを確認し、端子箱カバーとすべての筐体カバ
ーをしっかり締めてください。
6. 信号および電源の配線手順については、トランスミッタの設置説明書を参照して
ください。
設置説明書 トランスミッタの出力と I/O 配線
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設置説明書
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トランスミッタの出力と I/O 配線 設置説明書
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18 Micro Motion H
シリーズ
4
接地
メータは、現場で適用される規格に従って接地する必要があります。お客様の責任にお
いて、適用するすべての規格を把握し、適合させてください。
前提条件
接地方法については、次のガイドを参照してください。
欧州ではほとんどの場合、IEC 79-14 (特に 12.2.2.3 項および 12.2.2.4 項)が適用され
ます。
米国とカナダでは、ISA 12.06.01 Part 1 で関連用途とその要件の例が提示されてい
ます。
該当する外部規格がない場合は、センサの接地について次のガイドラインに従ってくだ
さい。
2.08 mm² 以上の銅線を使用してください。
すべてのアース線をできるだけ短くし、インピーダンスを 1 Ω 未満にしてください。
アース線を地面に直接地面するか、または工場の規定に従ってください。
注意
流量計は直接接地するか、または工場の接地要件に従ってください。不適切な接地は、
測定誤差の原因となります。
手順
配管の接続部を確認します。
配管の接続部が接地されている場合、センサは自動的に接地されるため、特に作
業は必要ありません(地域の規定がある場合を除く)
配管の接続部が接地されていない場合は、センサ電子部の接地ネジにアースケー
ブルを接続します。
ヒント
センサ電子部とは、トランスミッタ、コアプロセッサ、および端子箱を意味しま
す。接地ネジは内部または外部のどちら側でも構いません。
設置説明書 接地
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設置説明書
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接地 設置説明書
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20 Micro Motion H
シリーズ
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