SICK H18 - SureSense, HTE18 Series, SureSense - HTE18 Hybrid photoelectric sensors 取扱説明書

  • SICK社のHTE18 SureSenseおよびHTX18シリーズハイブリッド光電センサの操作手順書を読み込みました。このセンサは非接触で物体、動物、人を検知する機能を備えています。明暗切り替えや時間遅延の設定、様々な出力タイプなど、詳細な情報に基づいてご質問にお答えします。
  • センサの設置方法は?
    出力の接続方法は?
    明暗切り替えの設定方法は?
    時間遅延の設定方法は?
HTE18
ハイブリッド光電スイッチ
de
en
es
fr
it
ja
pt
ru
zh
説明されている製品
H18 - SureSense
HTE18
メーカー
SICK AG
Erwin-Sick-Str.1
79183 Waldkirch
Germany
生産拠点
SICK Inc.
55438 Minneapolis, MN
USA
法律情報
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囲内でのみ許可されます。本書の内容を変更、削除または翻訳することは、SICK
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オリジナルドキュメント
このドキュメントは SICK AG のオリジナルドキュメントです。
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159
コンテンツ
78 一般的な安全上の注意事項.................................................... 161
79 UL 認証に関する注意事項..................................................... 161
80 用途........................................................................................ 161
81 動作およびステータス表示灯................................................ 162
82 取付........................................................................................ 162
83 電気的接続............................................................................. 162
83.1 DC 出力動作........................................................................................... 163
83.2 接続ピン配列.......................................................................................... 167
83.3 設定オプション...................................................................................... 167
84 コミッショニング.................................................................. 172
85 トラブルシューティング....................................................... 174
86 分解および廃棄...................................................................... 175
87 メンテナンス......................................................................... 175
88 技術データ............................................................................. 176
88.1 寸法図...................................................................................................... 176
コンテンツ
160
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78 一般的な安全上の注意事項
コミッショニング前に取扱説明書をよくお読みください。
本製品の接続取付コンフィグレーションは、訓練を受けた技術者が
行ってください。
2006/42/EC
NO
SAFETY
本製品は、EU の機械指令を満たす人体保護用の安全コンポーネントで
はありません。
コミッショニング前に、湿気や汚れから機器を保護してください。
本取扱説明書には、センサのライフサイクル中に必要となる情報が記載されて
います。
79 UL 認証に関する注意事項
All housing types are Type 1 enclosure.
80 用途
HTE18 はリフレクタ形光電スイッチ(以下「センサ」)で、物体、動物および人物
を光学的技術により非接触で検出するための装置です。本製品が他の目的に使用
されたり、何らかの方法で改造された場合、SICK AG に対するいかなる保証要求も
無効になります。
センサは産業分野向け無線安全要件(EMC)に準拠しています(無線安全クラス
A)。住宅密集地域で使用する場合、電波干渉を引き起こす可能性があります。
一般的な安全上の注意事項 78
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161
81 動作およびステータス表示灯
2
3
2 3
4
1
1
ポテンショメータ調整(モデルコ
ンフィグレーションで選択されて
いる場合)または LED 表示灯
2
緑色の LED 表示: 動作電圧有効
3
黄色の LED 表示: 受光状態
4
信号強度インジケータ(モデルコ
ンフィグレーションで選択されて
いる場合)
82 取付
適切な取付ブラケットを使用してセンサを取り付けます(SICK 付属品カタログを
参照)
注意事項
センサの最大許容締付トルク 0.56 Nm に注意してください。
83 電気的接続
センサの接続は必ず無電圧状態(V
S
= 0 V)で行ってください。接続タイプに応じ
て、以下の情報に注意する必要があります:
プラグ接続:ピン割り当て
ケーブル:ワイヤの色
まずすべての電気的接続を確立し、チェックしてから、供給電圧(V
s
> 0 V)をオ
ンにしてください。
センサの上側にある緑色の LED 表示灯が点灯します。
1~3 で使用されている接続用語の説明:
BN = 茶色
WH = 白色
BU = 青色
BK = 黒色
n. c. = 未接続
81 動作およびステータス表示灯
162
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Q1 = スイッチング出力 1
Q2 = スイッチング出力 2
L+ = 供給電圧 (Uv)
L1 = AC 供給電圧
M = 共通
N = AC 共通
Test = テスト入力
L.ON = ライトオン
D.ON = ダークオン
注意事項
センサ出力には、調整可能オン遅延またはオフ遅延が装備されている場合がありま
す。そのことは、モデルコンフィグレーション(Hx18-xxxxx_で示されています。
83.1 DC 出力動作
表 78: 出力動作
HTX18-_xxxxx
-Axxxxx
Q1 = D.ON、PNP (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = D.ON、NPN (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
-Bxxxxx
Q1 = L.ON、PNP (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = L.ON、NPN (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
電気的接続 83
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163
-Pxxxxx
Q1 = L.ON、PNP (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = D.ON、PNP (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
-Nxxxxx
Q1 = L.ON、NPN (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = D.ON、NPN (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
-Fxxxxx
1
Q1 = L.ON、PNP (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = D.ON、PNP (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
-Vxxxxx
Q1 = L.ON、PNP (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = ヘルス、PNP (≤ 100 mA) 参照 表 79, ページ 166 参照 表 79, ページ 166
-Wxxxxx
Q1 = L.ON、NPN (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = ヘルス、NPN (≤ 100 mA) 参照 表 79, ページ 166 参照 表 79, ページ 166
83 電気的接続
164
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-Xxxxxx
Q1 = D.ON、PNP (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = ヘルス、PNP (≤ 100 mA) 参照 表 79, ページ 166 参照 表 79, ページ 166
-Yxxxxx
Q1 = D.ON、NPN (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = ヘルス、NPN (≤ 100 mA) 参照 表 79, ページ 166 参照 表 79, ページ 166
-Gxxxxx
Q1 = L.ON、PNP (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = アラーム、PNP (≤ 100 mA) 参照 表 79, ページ 166 参照 表 79, ページ 166
-Hxxxxx
Q1 = L.ON、NPN (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = アラーム、NPN
(≤ 100 mA)
参照 表 79, ページ 166 参照 表 79, ページ 166
-Jxxxxx
Q1 = D.ON、PNP (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = アラーム、PNP (≤ 100 mA) 参照 表 79, ページ 166 参照 表 79, ページ 166
-Kxxxxx
Q1 = D.ON、NPN (≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
Q2 = アラーム、NPN
(≤ 100 mA)
参照 表 79, ページ 166 参照 表 79, ページ 166
-Mxxxxx
Q1 = D.ON、MOSFET
(≤ 100 mA)
+ (L
Q
‒ (
+ (L1)
Q
‒ (N)
Load
+ (L1)
Q
‒ (N)
Load
電気的接続 83
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165
-Lxxxxx
Q1 = L.ON、MOSFET
(≤ 100 mA)
+ (L1)
Q
‒ (N)
Load
+ (L
Q
‒ (
+ (L1)
Q
‒ (N)
Load
-Zxxxxx 特殊出力動作 SICK にお問い合わせください SICK にお問い合わせください
1
記載されている PNP 出力図については、負荷を + (L+) および Q に接続することで、NPN も可能です
表 79: アラーム/ヘルス動作
HTX18-_xxxxx
-Vxxxxx
-Xxxxxx
Q2 = ヘルス、PNP
(≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
-Wxxxxx
-Yxxxxx
Q2 = ヘルス、NPN
(≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
-Gxxxxx
-Jxxxxx
Q2 = アラーム、PNP
(≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
-Hxxxxx
-Kxxxxx
Q2 = アラーム、NPN
(≤ 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
+ (L+)
Q
‒ (M)
Load
83 電気的接続
166
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83.2 接続ピン配列
表 80: Connection Pinout, DC
HT18 -x1xxxx -x2xxxx -x3xxxx -x4xxxx
1
BN + (L+) + (L+) + (L+) + (L+)
2
WH Q2 - Q2 2
3
BU - (M) - (M) - (M) - (M)
4
BK Q1 Q Q1 Q1
0.14 ... 1.5 mm
2
1
2
3
I
N
= X A
2
1
4
3
I
N
= X A
1
2
4 3
I
N
= X A
83.3 設定オプション
L/D オン
センサには、ライトオンまたはダークオン(L/D)選択ポテンショ
メータが装備されている場合があります。
Q1 出力用にライトオンを選択するには、ポテンショメータを反時
計回りにストップ位置まで回します。ポテンショメータの突出部
が、センサ筐体に印字されている「L」を指し示すようにします。
Q1 出力用にダークオンを選択するには、ポテンショメータを時計
回りにストップ位置まで回します。ポテンショメータの突出部
が、センサ筐体に印字されている「D」を指し示すようにします。
注意
ポテンショメータをストップ位置より先に回すと、センサに恒久的な損傷が生じま
す。
補完的出力仕様になっている場合(Hx18-Pxxxxx、Hx18-Nxxxxx、Hx18-Fxxxxx)
Q2 出力は常に Q1 出力のスイッチング状態の反対になります。従って、Q2 出力は
ポテンショメータが「L 位置」にある場合はダークオンになり、ポテンショメータ
が「D」位置にある場合はライトオンになります。バイポーラ出力仕様になってい
る場合(Hx18-Axxxxx、Hx18-Bxxxxx)、Q2 出力は常に Q1 出力と同じスイッチン
グ状態になります。L/D 選択ポテンショメータは、ヘルスまたはアラーム出力(装
備されている場合)には影響を及ぼしません。
表 81: ライト/ダークオン選択ポテンショメータを使用した場合の Q1 出力アクティブ状態
HTX18-xxxx_
L/D 選択スイッ
-xxxxxE
-xxxxxH
-xxxxxI
-xxxxxK
-xxxxxP
Q1 = L.ON
Q1 = D.ON
電気的接続 83
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167
時間遅延
センサには、調整可能時間遅延が装備されている場合があります。
遅延時間は 270°ポテンショメータを回して調整します。
センサに印字されている「+」の方向に時計回りに回すと、遅延時
(T
DELAY
が長くなります。遅延時間は時計回りのストップ位置
で最大になります。
センサに印字されている「-」の方向に反時計回りに回すと、遅延
時間が短くなります。遅延時間は反時計回りのストップ位置でゼ
ロになります。
注意
ポテンショメータをストップ位置より先に回すと、センサに恒久的な損傷が生じま
す。
L/D 選択スイッチが調整可能時間遅延と共に装備されている場合があります。調
整可能時間遅延は、ヘルスまたはアラーム出力(装備されている場合)には影響を
及ぼしません。
表 82: 調整可能時間遅延が備わっている補完的出力バリエーションでの出力アクティブ状
HTX18-Pxxxx_
HTX18-Nxxxx_
HTX18-Fxxxx_
時間遅延なし
Q1 = L.ON
Q2 = D.ON
調整可能
オン遅延
1
-xxxxxC
-xxxxxF
-xxxxxI
2
-xxxxxM
Q1 = L.ON
Q2 = D.ON
-xxxxxI
3
Q1 = D.ON
Q2 = L.ON
調整可能
オフ遅延
1
-xxxxxD
-xxxxxG
-xxxxxK
2
-xxxxxN
Q1 = L.ON
83 電気的接続
168
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Q2 = D.ON
-xxxxxK
3
Q1 = D.ON
Q2 = L.ON
1
オンまたはオフ遅延の名称は Q1 出力に適用されます
2
L/D 選択スイッチが「L」ライトオン位置になっています
3
L/D 選択スイッチが「D」ダークオン位置になっています
表 83: 調整可能時間遅延が備わっている HTX18-Bxxxx_バリエーションでの出力アクティブ
状態
HTX18-Bxxxx_
時間遅延なし
Q1 = L.ON
Q2 = L.ON
調整可能
オン遅延
-xxxxxC
-xxxxxF
-xxxxxI
1
-xxxxxM
Q1 = L.ON
Q2 = L.ON
-xxxxxI
2
Q1 = D.ON
Q2 = D.ON
調整可能
オフ遅延
-xxxxxD
-xxxxxG
-xxxxxK
1
-xxxxxN
Q1 = L.ON
Q2 = L.ON
電気的接続 83
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169
-xxxxxK
2
Q1 = D.ON
Q2 = D.ON
1
L/D 選択スイッチが「L」ライトオン位置になっています
2
L/D 選択スイッチが「D」ダークオン位置になっています
表 84: 調整可能時間遅延が備わっている HTX18-Axxxx_バリエーションでの出力アクティブ
状態
HTX18-Axxxx_
時間遅延なし
Q1 = D.ON
Q2 = D.ON
調整可能
オン遅延
-xxxxxC
-xxxxxF
-xxxxxI
1
-xxxxxM
Q1 = D.ON
Q2 = D.ON
-xxxxxI
2
Q1 = L.ON
Q2 = L.ON
調整可能
オフ遅延
-xxxxxD
-xxxxxG
-xxxxxK
1
-xxxxxN
Q1 = D.ON
Q2 = D.ON
-xxxxxK
2
Q1 = L.ON
83 電気的接続
170
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Q2 = L.ON
1
L/D 選択スイッチが「D」ダークオン位置になっています
2
L/D 選択スイッチが「L」ライトオン位置になっています
表 85: アラーム/ヘルスと調整可能時間遅延が備わっているダークオンバリエーションでの
Q1 出力アクティブ状態
HTX18-Vxxxx_
HTX18-Wxxxx_
HTX18-Gxxxx_
HTX18-Hxxxx_
時間遅延なし Q1 = L.ON
調整可能
オン遅延
-xxxxxC
-xxxxxF
-xxxxxI
1
-xxxxxM
Q1 = L.ON
-xxxxxI
2
Q1 = D.ON
調整可能
オフ遅延
-xxxxxD
-xxxxxG
-xxxxxK
1
-xxxxxN
Q1 = L.ON
-xxxxxK
2
Q1 = D.ON
1
L/D 選択スイッチが「L」ライトオン位置になっています
2
L/D 選択スイッチが「D」ダークオン位置になっています
表 86: アラーム/ヘルスと調整可能時間遅延が備わっているダークオンバリエーションでの
Q1 出力アクティブ状態
HTX18-Xxxxx_
HTX18-Yxxxx_
HTX18-Jxxxx_
HTX18-Kxxxx_
時間遅延なし Q1 = D.ON
調整可能
オン遅延
-xxxxxC
-xxxxxF
-xxxxxI
1
-xxxxxM
Q1 = D.ON
電気的接続 83
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Subject to change without notice
171
-xxxxxI
2
Q1 = L.ON
調整可能
オフ遅延
-xxxxxD
-xxxxxG
-xxxxxK
1
-xxxxxN
Q1 = D.ON
-xxxxxK
2
Q1 = L.ON
1
L/D 選択スイッチが「D」ダークオン位置になっています
2
L/D 選択スイッチが「L」ライトオン位置になっています
84 コミッショニング
1
光軸調整
赤色光を備えたセンサ:
センサの方向を対象物に合わせます。赤色光投光スポットが対象物の中央に当たるよ
うに位置を選択します。センサの光学面 (フロントカバー) の視界を遮るものが一切
ないことを確認してください [図 36 参照]。
赤外光(不可視)を備えたセンサ:
センサの方向を対象物に合わせます。赤外光投光スポットが対象物の中央に当たるよ
うに位置を調整します。方向調整が正しいことは、センサの背面にある信号強度イン
ジケータおよびセンサの上部にある LED で見極めることができます。図 36 および
表 78 を参照してください。センサの光学的開口部分 (フロントカバー) の視界を遮る
ものが一切ないことを確認してください。
図 36: 光軸調整
2
検出距離
使用条件の確認:対応する図に従って、検出距離および対象物の反射率を調整します
[表 87 を参照]。(x = 検出距離、y = 予備能)
このプロセス中に、対象物を背景前で検出することができるのは、対象物の反射率が
背景のそれよりも高い場合、または対象物と背景との間隔が十分に確保できている場
合のみです。
84 コミッショニング
172
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表 87: 検出距離の%
0 100
(3.94)
200
(7.87)
300
(11.81)
400
(15.75)
500
(19.67)
600
(23.62)
100
10
1
Operating reserve
Distance in mm (inch)
3
2
1
図 37: 赤色光
0
1,000
100
10
1
Operating reserve
400
(15.75)
200
(7.87)
1,000
(39.37)
600
(23.62)
800
(31.50)
Distance in mm (inch)
3
2
1
図 38: 赤外光
図 39: 検出距離範囲の説明
3
検出距離の設定
設定不可能なセンサ:センサは調整済みで、動作できる状態にあります。
図を参照し、機能を点検してください。スイッチング出力が図のように動作しない場
合は、使用条件を確認してください。故障診断の項を参照してください。
ポテンショメータ付きセンサ:
検出距離の調整は、ポテンショメータ(タイプ:270°)を使用して背景に対応する形
で行います。
右回転: 検出距離増加; 左回転: 検出距離減少。
黄色 LED 表示灯が点灯するまで、ポテンショメータを時計回りに回します。対象物が
光軸内に移動すると、黄色い LED 表示灯が消灯します。対象物が光軸内に移動しても
黄色い LED 表示灯が点灯したままの場合、調整を繰り返します。
コミッショニング 84
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Subject to change without notice
173
0 %
100 %
0 %
100 %
0 %
100 %
0 %
100 %
0 %
100 %
0 %
100 %
0 %
100 %
0 %
100 %
Sensing range min.
Sensing range max.
Set switching point
図 40: 調整中の信号強度インジケータ
センサの背面にある信号強度インジケータを使用することで、最適な設定の確立と点
検を行うことができます。信号強度インジケータの LED は、対象物の位置とセットし
たスイッチングポイントに呼応して点灯します。点灯している LED が全くないか、
色だけの場合は、対象物の位置がセットしたスイッチングポイントの前方になってお
り、検出不可能であることを意味しています。対象物がセットしたスイッチングポイ
ントの後方にあると、最初の黄色 LED が点灯します。対象物がセンサから背景に向か
って遠ざかるに従って、点灯する緑色 LED の数が増えます参照 図 40。センサは調
整済みで、動作準備が完了しています。図参照 表 78, ページ 163 を参照し、機能を
点検してください。スイッチング出力が図のように動作しない場合は、使用条件を確
認してください。故障診断の項を参照してください。
センサは調整済みで、動作準備が完了しています。
4
アラーム出力
センサ(HTE18)には、事前障害通知出力が装備されています(配線図 [B] の「Q2」
アラームオプションが選択されている場合)。この機能は、受光の信号強度が不十分で
ある場合に通知を発します。考えられる原因:センサが汚れている、センサの方向調
整がずれている。良好な状態LOW(U
V
< V)汚れがひどい場合:HIGH(>+U
V
- V)
この場合、LED 表示灯が点滅します。
Health 出力: このセンサ (HTE18) には、受光の信号強度が十分である場合に通知する、
ヘルス状態通知出力 (ヘルスオプションが選択されている場合は、概略接続図 [B] の
「Q2」) が備わっています。信号強度が不十分な場合に考えられる原因センサの汚れ、
センサの調整不良、またはケーブルの損傷。良好状態:HIGH(>+U
V
- V)汚れがひど
い場合、またはケーブル断線時:LOW(U
V
< V)。その際 LED 表示灯が点滅します。
時間タイプオプションのオン遅延またはオフ遅延調整が付いた HTE18t0 = 時間遅
延なし、t1 = 対象物が検出された場合の時間遅延、t2 = 対象物が検出されなかった場
合の時間遅延。時間設定は A に従ってポテンショメータで選択することができます。
タイマー段階は 0 から 2 秒までセットすることができます。
85 トラブルシューティング
トラブルシューティングの表は、センサが機能しなくなった場合に、どのような対
策を講じるべきかを示しています。
表 88: トラブルシューティング
LED 表示灯/故障パターン 原因 対策
光軸が対象物に合わせて調整
され、対象物が設定された検
出距離内にあるにもかかわら
ず、黄色い LED が点灯しない
無電圧、または電圧が限界値
以下
電源を確認し、すべての電気
接続(ケーブルおよびプラグ
接続)を確認します
電圧がきていない又は不安
安定した電源電圧が供給さ
れていることを確認します
センサの異常 電源に問題がなければ、セン
サを交換します
85 トラブルシューティング
174
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Subject to change without notice
LED 表示灯/故障パターン 原因 対策
黄色い LED が点滅、アラー
ム / ヘルスが存在する場合は
対応する出力信号に注意
センサの動作準備はまだ整
っているが、動作条件が最適
ではない / さらにヘルス出
力の場合: 電圧供給が中断さ
れている
動作条件を確認します光線
(レーザスポット)を対象物
に完全に合わせます / 光学
面を清掃します / 検出距離
を確認し、必要に応じて調整
します。以下の図を参照:
章 84 / ヘルス出力が存在し
ている場合供給電圧を点検
します。電気的接続をすべ
て点検します(ケーブルとプ
ラグコネクタ)
黄色い LED が点灯、光軸に対
象物がない
背景からの過剰な反射 背景の変更を確認してくだ
さい。センサの感度を下げ
るか、または BGS 機能付き
のセンサを使用してくださ
対象物は光軸にある、黄色い
LED は点灯しない
センサの設定感度が低すぎ
るか、またはセンサと対象物
との距離が長すぎる
検出距離を長くします。そ
の際、センサと背景の間隔に
注意します。以下の図を参
照:参照 表 87, ページ 173
対象物は光軸にある、黄色い
LED は点灯しない
検出対象物の反射率が不十
検出距離を長くします。そ
の際、センサと背景の間隔に
注意します。以下の図を参
照:参照 表 87, ページ 173
86
分解および廃棄
センサは必ず該当国の規制にしたがって処分してください。廃棄処理の際には、
きるだけ構成材料をリサイクルするよう努めてください(特に貴金属類)
注意事項
バッテリー、電気および電子デバイスの廃棄
国際的指令に従い、バッテリー、アキュムレータ、および電気または電子デバ
イスは、一般廃棄物として廃棄することはできません。
法律により、所有者は、本デバイスの耐用年数の終了時に本デバイスをそれぞ
れの公的な回収場所まで返却することが義務付けられています。
WEEE: 製品、梱包または本文書に記載されているこの記号は、製品が
これらの規制の対象であることを示します。
87
メンテナンス
SICK センサはメンテナンスフリーです。
定期的に以下を行うことをお勧めしています:
レンズ境界面の清掃
ネジ締結と差込み締結の点検
機器を改造することは禁止されています。
記載内容につきましては予告なしに変更する場合がございますのであらかじめご
了承ください。指定された製品特性および技術データは保証書ではありません。
分解および廃棄 86
8017851.16K9 | SICK
Subject to change without notice
175
88 技術データ
HTE18-xxx2xx -Mxx2xx / -
Lxx2xx / -
Uxx2xx
-xxx1xx -Mxx1xx / -
Lxx1xx / -
Uxx1xx
検出範囲 10 ... 200 mm 10 ... 200 mm 10 ... 250 mm 10 ... 250 mm
最大検出範囲 5 ... 600 mm
1)
5 ... 600 mm
1)
5 ... 1,000 mm
1)
5 ... 1,000 mm
1)
光点のスポット径/距離 110 mm / 800
mm
供給電圧 U
v
DC 10 ... 30 V
2)
AC 90 ... 250
V
3)
DC 10 ... 30 V
2)
AC 90 ... 250
V
3)
出力電流 I
max.
≤ 100 mA ≤ 100 mA ≤ 100 mA ≤ 100 mA
最大出力電流 (最大出力電圧)
4) 4) 4) 4)
最大スイッチング周波数 1,000 Hz
5)
1,000 Hz
5)
1,000 Hz
5)
1,000 Hz
5)
最大応答時間 ≤ 0.5 ms
6)
≤ 0.5 ms
6)
≤ 0.5 ms
6)
≤ 0.5 ms
6)
保護等級 IP67, IP69
7)
IP67, IP69
7)
IP67, IP69
7)
IP67, IP69
7)
保護クラス III II
8)
III II
8)
回路保護 A, B, D
9)
A, B, D
9)
A, B, D
9)
A, B, D
9)
周辺温度 (作動中) -40 ... +70 °C -40 ... +70 °C -40 ... +70 °C -40 ... +70 °C
1)
反射率 90 % の対象物(DIN 5033 に準拠した白色)
2)
限界値:短絡保護の操作は最大 8 A;残留リップルは最大 5 V
ss
3)
限界値
4)
EN 60947-1 AC-15、DC-13 に準拠した使用カテゴリー
5)
ライト/ダークの比率 1:1
6)
負荷のある信号経過時間
7)
ISO 20653: 2013-03 準拠の IP69K の代わり
8)
ピン 2 Q\ に有効、ソフトウェアを介して設定する場合
8)
定格電圧 AC/DC 250 V、過電圧カテゴリー II
9)
定格電圧 DC 50 V
9)
A = U
V
電源電圧逆接保護
B = 出入力 逆接保護
D = 出力の過電流保護および短絡保護
88.1 寸法図
AC 仕様、
ケーブル
4
7.5 (0.30)
10.5 (0.41)
24.1 (0.95)
25.4 (1.00)
12.7
(0.50)
13.1 (0.52)
34.4 (1.35)
3
7.9
(0.31)
45.5 (1.79)
A
C
B
D
16.2 (0.64)
0.9 (0.04)
2
5
1
15 (0.59)
M18 x 1
1
同一平面上リング用のスナップ接続
(別注品)
88 技術データ
176
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Subject to change without notice
2
取付穴
3
LED 表示灯、緑色:電源オン
4
ポテンショメータ(選択されている場
合)または LED 表示灯
5
LED 表示灯、黄色:受光光線の状態
AC 仕様、
M18 コネクタ
3
4
7.5 (0.30)
10.5 (0.41)
M18 x 1
24.1 (0.95)
25.4 (1.00)
12.7
(0.50)
7.4
(0.29)
13.1 (0.52)
34.4 (1.35)
2
5
1
15 (0.59)
M18 x 1
0.9 (0.04)
16.2 (0.64)
16 (0.63)
A
C
B
D
11.9
(0.47)
50.1 (1.97)
1
同一平面上リング用のスナップ接続
(別注品)
2
取付穴
3
LED 表示灯、緑色:電源オン
4
ポテンショメータ(選択されている場
合)または LED 表示灯
5
LED 表示灯、黄色:受光光線の状態
DC 仕様、
ケーブル
3
4
7.5 (0.30)
10.5 (0.41)
24.1 (0.95)
25.4 (1.00)
12.7
(0.50)
10.1 (0.40)
31.4 (1.24)
2
5
1
15 (0.59)
M18 x 1
0.9 (0.04)
7.9
(0.31)
45.5 (1.79)
16.2 (0.64)
A
C
B
D
1
同一平面上リング用のスナップ接続
(別注品)
2
取付穴
3
LED 表示灯、緑色:電源オン
4
ポテンショメータ(選択されている場
合)または LED 表示灯
5
LED 表示灯、黄色:受光光線の状態
技術データ 88
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