2. 傾斜を設定するには、 まず PRI 2 回転レーザー
の傾斜ボタンを押します。 傾斜モードが作動する
と、 リモートコントロールユニットにより水平に
対する傾斜を測定することができます。 +/- ボタン
を押してレーザービームを希望の方向に動かしま
す。 このモードでは自動整準はオフになっていま
す。
7.7 ショック警告システムを非作動にする
PRI 2 回転レーザーがオンになっているときに
ON/OFF ボタンを長く押すことにより、 ショック警告シ
ステムを非作動にすることができます。 ON/OFF ボタ
ンは 3 秒以上押してください。 ショック警告システム
が非作動になると、オン/オフ LED が赤く点滅します。
8 手入れと保守
8.1 清掃および乾燥
1. レンズの埃は吹き飛ばしてください。
2. レーザー光線照射孔とフィルターに指で触れないで
ください。
3. 必ず汚れていない柔らかい布で清掃してくださ
い。 必要に応じてアルコールまたは少量の水で
湿してください。
注意事項プラスチック部分をいためる可能性があり
ますので、 他の液体は使用しないでください。
4. 本体を保管する場合は、 保管温度を確認してくだ
さい。 特に車内に保管する場合、 冬や夏の本体温
度に注意してください (- 25 °C~+ 60 °C)。
8.2 保管
本体が濡れた場合はケースに入れないでください。 本
体、 本体ケース、 アクセサリーは清掃し、 乾燥させ
る必要があります (最高 40 °C / 104 °F)。 本体は完
全に乾燥した状態で本体ケースに収納してください。
長期間保管した後や搬送後は、 使用前に本体の精度を
チェックしてください。
本体を長期間使用しない時は、 電池を抜き取ってくださ
い。 電池から流れ出た液体で、 本体に損傷を与える可
能性があります。
8.3 搬送
搬送や出荷の際は、 本体をヒルティの本体ケースか同等
の質のものに入れてください。
注意
搬送時は必ず電池を抜き取ってください。
8.4 ヒルティ校正サービス
各種の規則に従った信頼性を保証するためには、 本体
の定期点検を第三者の校正機関に依頼されることをお
勧めします。
ヒルティ校正サービスはいつでもご利用できますが、
少なくとも年に一回のご利用をお勧めします。
ヒルティ校正サービスでは、 本体が点検日の時点で、
取扱説明書に記載されている製品仕様を満たしているこ
とが証明されます。
本体が仕様範囲にない場合は、 再調整します。 調整
と点検の終了後調整済みステッカーを貼って、 本体が
メーカー仕様を満たしていることを証明書に記載しま
す。
校正証明書は ISO 900X... を認証取得した企業には、 必
ず必要なものです。
詳しくは、 弊社営業担当またはヒルティ代理店・販売
店にご連絡ください。
8.4.1 測定精度の点検 7
本体の X 軸および Y 軸方向の測定精度を点検します。
1. 本体を壁から約 20 m 離して設置します(三脚に固
定)。
2. 壁にポイントをケガきます (マーカー A)。見え
にくい場合は、 PRA 22 レーザーレシーバーまたは
PRA 50/51 ターゲット板を使用してください。
3. 本体を 180° 水平回転させます (同じ軸方向を使
用)。
4. 壁に 2 番目のポイントをケガきます (マー
カー B)。 見えにくい場合は、 PRA 22 レーザーレ
シーバーまたは PRA 50/51 ターゲット板を使用し
てください。
注意事項2 つのマークの間隔が 4 mm 以内であれ
ば、 本体の精度は仕様の範囲内にあります (20 m
の場合)。 この間隔が 4 mm より大きい場合は、
本体の校正をヒルティサービスセンターに依頼して
ください。
9廃棄
警告事項
機器を不適切に廃棄すると、 以下のような問題が発生する恐れがあります。
プラスチック部品を燃やすと毒性のガスが発生し、 人体に悪影響を及ぼすことがあります。
電池は損傷したりあるいは激しく加熱されると爆発し、 毒害、 火傷、 腐食または環境汚染の危険があります。
廃棄について十分な注意を払わないと、 権限のない者が装備を誤った方法で使用する可能性があります。 このよう
な場合、 ご自身または第三者が重傷を負ったり環境を汚染する危険があります。
ja
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Printed: 19.11.2013 | Doc-Nr: PUB / 5137221 / 000 / 01