7.2 PRA 36 の使用方法
PRA 36 はレーザーレシーバー (前面) であると同時に
リモートコントロールユニット (後面) としても使
用できます。 リモートコントロールユニットにより回
転レーザーの操作が快適に行えます。 また、 本体のい
くつかの機能を使用するにはリモートコントロールが必
要となります。
7.2.1 手に持ったレーザーレシーバーの使用方法
1. 「ON/OFF」 ボタンを押します。
2. PRA 36 を、 回転するレーザービームが直接当たる
ように保持してください。
レーザービームの受光位置は液晶表示とシグナル
音によって示されます。
7.2.2 PRA 80 レシーバーホルダーに取り付けた
PRA 36 の使用方法
1. PRA 80 のロックカバーを開きます。
2. PRA 36 を PRA 80 レシーバーホルダーに取り付け
ます。
3. PRA 80 のロックカバーを閉じます。
4. 「ON/OFF」 ボタンを押してレーザーレシーバー
の電源をオンにします。
5. 回転グリップを緩めます。
6. PRA 80 レシーバーホルダーを伸縮スタッフまた
は整準スタッフに取り付け、 回転グリップを締め
付けて確実に固定します。
7. PRA 36 を、 回転するレーザービームが受光窓に直
接当たるように保持してください。
レーザービームの受光位置は液晶表示とシグナル
音によって示されます。
7.2.3 PRA 81 高さ測定装置の使用方法
1. PRA 81 のロックカバーを開きます。
2. PRA 36 を PRA 81 高さ測定装置に取り付けます。
3. PRA 81 のロックカバーを閉じます。
4. ON/OFF ボタンを押して PRA 36 の電源をオンに
します。
5. PRA 36 を、 回転するレーザービームが受光窓に直
接当たるように保持してください。
6. PRA 36 を距離表示が 「0」 になる位置にします。
7. 巻尺を使用して希望の間隔を測定します。
7.2.4 メニューオプション 34
PRA 36 をオンにするには、「ON/OFF」 ボタンを 2 秒
間押します。
表示ディスプレイにメニューが表示されます。
単位ボタンを使用して、 メートル法とヤードポンド法を
切り替えます。
音量調節ボタンを使用して、 レシーバーの上部受光範
囲または下部受光範囲のシグナル音周波数を「高」に設
定します。
拡張メニューに切り替えるには、 PRA 36 の裏側にあ
る 「ボタンロック」 ボタンを押します。 方向選択ボタ
ン (左/右) により種々の項目を選択できます。 たと
えば、 PRI 36 のショックに対する感度の変更、 本体の
ペアリングの解除、 無線機能のスイッチオフなどの項
目があります。
PRI 36 に関する設定は、 PRI 36 のスイッチがオンに
なっていて無線接続が確立されている場合にのみ有効で
す。 方向選択ボタン (上/下) は設定の変更に使用し
ます。 選択されている各設定は有効で、 その設定は次
回スイッチオン時にも維持されます。
PRA 36 をオフにして、 設定を保存します。
7.2.5 単位の設定
単位ボタンにより国別使用に合わせて希望の単位を設
定できます (mm/cm/off)。
7.2.6 シグナル音の音量の調整 3
本体の電源をオンにすると、シグナル音は「普通」の音
量に設定されています。「シグナル音」 ボタンを押し
て音量を変更することができます。「低」、「普通」、
「高」 および 「オフ」 の 4 つの音量を選択できます。
7.2.7 ボタンロックおよびダブルクリック 45
PRA 36 のボタンロックは、 誤った入力を防ぐもので、
PRA 36 の両側のディスプレイの左上部に表示されま
す。 ロックシンボルは開いている (フリー) か閉じて
います (ロック)。
リモートコントロールユニット側/レーザーレシーバー
側の双方を同時に操作することはできません。 リモー
トコントロールユニット/レーザーレシーバーのいずれ
かの側が操作可能な状態であると、 他の側は自動的に
ロックされます。 ロックアイコンをダブルクリックす
ると、 リモートコントロールユニット側/レーザーレ
シーバー側を切り替えることができます。
誤操作を防止するために、 操作の際は 「自動整準」、
「監視」 および 「特殊ラインモード」 コマンドをダブ
ルクリックで確定する必要があります。 説明が煩瑣に
なるのを避けるため、 取扱説明書の後続ページではこの
ことについてその都度言及してはいません。
7.3 PRI 36 の基本機能
本体は、 水平位置合わせ、 垂直面と傾斜面、 直角の測
定、 写しおよびチェックを行うためのものです。
7.3.1 回転速度の設定 24
注意事項
回転速度は 「回転速度調節」 ボタンで変更することが
できます (回転レーザーの操作パネルまたは PRA 36 に
ある)。 回転速度は 300、 450 および 600 min-1 です。
7.3.2 ラインモードを選択する 24
注意事項
「ラインモード設定」 ボタンを押すと、 回転レーザーは
ライン状にレーザーを照射します。 ボタンをさらに押す
ことでライン幅を延長または短縮することができます。
注意事項
PRA 36 レーザーレシーバーを使用することにより、
レーザーの回転を停止して、 PRA 36 の位置でライン
を作成することも可能です。 これを行うには、 PRA 36
レーザーレシーバーを回転しているレーザー面に移動
し、「特殊ラインモード」 ボタンをダブルクリックしま
す。
7.3.3 ビームの移動
レーザーラインは、 方向選択ボタンにより左また
は右に移動させることができます (PRI 36 または
ja
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Printed: 11.04.2016 | Doc-Nr: PUB / 5140706 / 000 / 04