Hilti PR 30 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
PR 30-HVS A12
日本語
Printed: 24.04.2018 | Doc-Nr: PUB / 5301176 / 000 / 02
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1 文書について
1.1 本書について
ご使用前に本書をすべてお読みくださいこのことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条
件となります。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
取扱説明書は常に製品とともに保管し、の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡し
ください。
1.2 記号の説明
1.2.1 警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されていま
危険
危険
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意
この表記は、軽傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
1.2.2 本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています
使用前に取扱説明書をお読みください
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
リサイクル可能な部品の取扱い
工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりませ
1.2.3 図中の記号
図中では以下の記号が使用されています
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります
概要図には項目番号が付されていて、製品概要セクションの凡例の番号に対応していま
この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。
無線データ転送
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1.3 製品上
レーザー情報
レー 2、IEC60825-1/EN60825-1:2007 CFR 21 § 1040Laser
Notice 50)準拠。
レーザーを覗き込まないでください。
1.4 製品情報
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニング
された人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。
製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用あるいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせ
の際には、製品データが必要になります。
製品データ
回転レーザー PR 30-HVS A12 | PRA 30
製品世代 02
製造番号
1.5 適合宣言
当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言し
ます。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
1.6 型式審査
通知機関CSA Group Bayern番号1948 は、本体を審査し関連書類を評価し、以下の型式審査証書を発行し
ました
PR 30HVS A12: ZS 17 10 50140 006
PRA 30: ZS 17 10 50140 005
2 安全
2.1 基本的な安全注意事
安全上の注意および指示事項をすべてお読みください。これらを守らないと、感電、火災および/または重
傷事故の危険があります。
安全上の注意と取扱いに関する指示はすべて保管し、いつでも確認できるようにしておいてください。安全
上の注意で使用する用語「電動工具」とは、電源コードを使用する電動工具および電源コードを使用しない
バッテリー駆動式の電動工具を指します
2.2 一般的な安全対策
電動工具を使用の際には油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。れてい
る場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ください。電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
安全機構を無効にしたり、注意事項や警告事項のステッカーをはがしたりしないでください。
本体を子供の手の届かない所に置いてください。
った手順で本体を操作すると、 2 超えるレーザーが放射されことがあります。修理は必
ず、Hilti サービスセンターに依頼してください。
レーザービームは目の高さより十分に上か下にくるようにしてください。
囲状況を考慮てください。災や発の恐れがあるよな状況では、体を使用しないでくださ
い。
FCC§15.21 に基づく注意事項:Hilti からの明確な許可なしに本体の改造や変更を行うと、使用者が本体
を操作する権利が制限されることがあります。
もし本体が落下やその他の機械的な圧力を受けた場合は、本体の作動と精度をチェックしてください。
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極度に低温の場所から高温の場所に移す場合、あるいはその逆の場合は本体温度が周囲温度と同じに
なるまで待ってから使用してください。
アダプターおよびアクセサリーを使用するときは、本体がしっかり固定されていることを確認してくだ
さい。
不正確な測定を避けるために、ーザー照射窓は常にきれいにしておいてください。
本体は現場仕様に設計されていますが、他の光学および電子機器(双眼鏡、眼鏡、カメラなど)と同様
取り扱いには注意してください。
本体は防湿になっていますが本体ケースに収納する前に必ず水気を拭き取り、乾いた状態で保管して
ください。
重要な測定前には、本体を点検してください。
使用中に照射精度を何度か点検してください。
作業場の採光に十分配慮してください。
レーザーを雨や湿気から保護してください。
電気接点に触れないでください
体のお手入れ慎重に行ってくだい。体の可動部分引っ掛かりなく正に作動しているか
本体の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。本体を再度ご使用に
なる前に、損傷部分の修理を依頼してください。故の多くは、保守管理の不十分な本体を使用したこ
とが原因で発生しています。
2.3 作業場の安全確保
測定場所には保護対策を施してください。レーザーの設置の際には、光線が他の人あるいは自分自身に
向けられていないことを確認してください。
梯子や足場の上で作業を行うときは、不安定な態勢にならないように注意してください。足元を確かに
し、常にバランスを保ちながら作業してください。
反射のある物体あるいは表面付近での測定、ガラスあるいはそれに類似する物質を通しての測定では、
正確な測定結果が得られない可能性があります。
本体は振動のないしっかりとした土台の上に設置してください。
本体は必ず決められた使用制限内で使用してください。
本説明書内の指示に従うとともに、各形式に合った工具、アクセサリー、先端工具を使用してください。
その際、作業環境および用途に関してもよくご注意ください。指定された用途以外に本体を使用すると
危険な状況をまねく恐れがあります。
高圧配線の近くではスタッフを使用した作業は許可されません。
2.4 電磁波適合性
本体は関連規則の厳しい要求事項に適合するように設計されていますが、Hilti は下記のような事態の発生可
能性を完全には排除できません
本体は、強力な放射による影響を受けて誤作動する可能性があります。
このような場合、およびその他の不確実性が考えられる場合は検査測定を行う必要があります。
本体は、他の装置(航空機の航法システムなど)に影響を与える可能性があります。
2.5 クラス 2 の本体のレーザー分類
本体は、IEC60825-1:2007 / EN60825-1:2007 に準拠するレーザークラス 2 に該当します。体の使用にあ
たっては特別な保護装置は必要ありません。
注意
負傷の危険! レーザー光線を人に向けないでください。
決してレーザーの光源を覗き込まないでください直接眼にあたった場合は、眼を閉じて頭部を照射範
囲外にずらしてください。
2.6 充電式工具の慎重な使用
バッテリーは高温、直射日光および火気を避けて保管してください。爆発の恐れがあります。
バッテリーを分解したり、挟んだり、80 °C(176°F)以上に加熱したり燃やしたりしないでください。
これを守らないと、事、爆発、腐食の危険があります。
バッテリーに強い機械的な衝撃を与えないでください、またバッテリーを投げないでください
バッテリーは子供の手の届かないところに置いてください。
湿気が入らないようにしてください。湿気が浸入すると短絡を引き起こしたり、火傷や火災が発生する
可能性があります。
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正しく使用しないと、バッテリーからの液漏れが発生することがありますその場合、漏れた液には触
れないでくださいもしも触れてしまった場合は、で洗い流してください。バッテリー液が眼に入っ
た場合は、水で洗い流してから医師の診察を受けてください。流出したバッテリー液により、皮膚が刺
激を受けたり火傷を負う恐れがあります
必ず本体用に許可されたバッテリーのみを使用してくださいその他のバッテリーを使用したり、他の
目的でバッテリーを使用すると、火災や爆発の危険があります
バッテリーを使用しない場合は、できるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。バッテリーを
太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
使用しないバッテリーまたは充電器の近くに、事務用クリップ、硬貨、ー、釘、ネジその他の小さ
な金属片を置かないでください。バッテリーまたは充電器の電気接点の短絡の原因となることがありま
す。バッテリーまたは充電器の接点で短絡が発生すると、火傷や火災が発生する危険があります。
損傷したバッテリー例えば亀裂や破損箇所があったり、電気接点が曲がっていたり、押し戻されてい
たり、引き抜かれているバッテリー)は、充電することも、そのまま使用を続けることもできません。
ッテリーを充する場合は、ずメカー推奨の充電器使用してください特定タイのバッテ
リー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
LiIon バッテリーの搬送保管、作動については特別規定を守ってください。
体を送付する合はバッテリーを縁するかあるいは体から取り外す必があります。ッテ
リーから流れ出た液体で、本体に損傷を与える可能性があります。
動していないッテリーが手を触るとそれと分かるどに熱くなってい場合は、ッテリー
または本体およびバッテリーのシステムが故障している可能性があります。本体を監視可能な火気のな
い場所に可燃性の資材から十分に距離をとって置き、冷ましてください。
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3 製品の説明
3.1 製品概要
3.1.1 PR 30-HVS 回転レーザー
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@
レーザービーム(回転面)
;
回転ヘッド
=
ターゲット調整
%
グリップ
&
バッテリーリリースボタン
(
Li-Ion バッテリー
)
バッテリー充電状態インジケーター
+
操作パネル
§
5/8" ネジ付きベースプレー
3.1.2 PR 30-HVS 操作パネル
@
傾斜モードのボタン LED
;
ショック警告システムのボタンと LED
=
電子傾斜整準 LED 矢印
%
電子傾斜整準ボタ(傾斜モードでのみ
効)
&
自動整準 LED
(
ON/OFF ボタン
)
監視モード LED(垂直自動整準の場合のみ)
+
バッテリー充電状態表示 LED
3.1.3 操作パネルとPRA 30 レーザーレシーバー
@
音量調節ボタン
;
傾斜「マイナス」方向「左」またはPRA 90
ともに使用して「下」
=
自動整準/監視モード(垂直)ダブルク
リック)
%
単位ボタン
&
傾斜「プラス」方向「右」またはPRA 90
ともに使用して「上」
(
ON/OFF ボタン
)
表示
+
マーキング用切込み
§
受光領域
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3.1.4 PRA 30 レーザーレシーバーの表示
@
レーザーレベルとの距離表示
;
音量表示
=
単位ボタン
%
受光領域
&
マーキング用切込み
3.1.5 正しい使用
本書で説明している製品は、ヘッドを回転させながら可視レーザービームを照射する、1 人で操作可能な回
転レーザーです。本体は、水平位置合わせ、直面と傾斜面、直角の測定、写しおよびチェックを行うため
のものです。たとえば、水平墨の写し、壁面での直角の決定、基準ポイントに対する垂直位置決め、傾斜面
の設定などの用途が考えられます。
本製品には、必ずHilti B 12⁄2.6 Li-Ion バッテリーを使用してください。
本製品には、必ずHilti C 4⁄1250 充電器を使用してください。
3.1.6 特徴
この回転レーザーは垂直方向、水平方向、よび傾斜方向で使用することができます
本体の動作状態表示用として以下の LED があります自動整準 LED、傾斜モード LED、監視モード LED
よびショック警告システム LED。
自動整準
本体の電源を入れると自動整準が行われます。 LED は運転状態を示します。自動整準は水平方向に対し
て±5° の範囲で有効で タンにより非作動にすることができます本体は直接作業面に設置するか
三脚または適切なホルダーに取り付けます。
自動整準
自動整準により、1 人でレーザーレベルをレーザーレシーバーに整準することができます。回転レーザーは
以下のようにして整準を検知します
水平に関してはPRA 90 自動三脚およびPRA 30 レーザーレシーバーと組み合わせて。
傾斜に関してはPRA 30 レーザーレシーバーおよびオプションのPRA 79 スロープアダプターと組み合わ
せて。
垂直に関してはPRA 30 レーザーレシーバーと組み合わせて。
傾斜角度
傾斜は以下のようにして設定できます
PRA 30 レーザーレシーバーでの値の手動入力
回転レーザーのPRA 30 レーザーレシーバーへの自動整準
PRA 79 スロープアダプターによる傾斜の事前設定
傾斜角度はレーザーレシーバーで読み取ることができます。
垂直測定での監視
回転レーザーは、PRA 30 レーザーレシーバーとともにレーザーレベルの整準を監視します。準がずれる
と、40 秒間レーザーの回転が停止します。この間に本体は、温度変動、風、あるいはその他の影響により発
生したエラーを修正します。自動修正の後、レーザーは再び回転を始めます。監視機能は必要に応じて非作
動にすることができます。
自動オフ
レーザーに起因する以下の理由により整準が達成されない場合には、自動遮断装置が作動します
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水平に対して を超過する傾斜(傾斜モードの場合を除く)
機械的にブロックされている。
振動あるいは衝撃により墨出しからずれた。
システムが停止すると、ヘッドの回転が停止してすべての LED が点滅します。
ショック警告システ
作動中にレーザーが整準範囲から外れると、本体は内蔵されているショック警告システムにより警告モード
に切り替わります。ショック警告システムは整準が作動してか 2 分が経過した後に作動します。この 2
間の間に操作パネルのボタンを押すと、その時点から新たに 2 分間の待機時間が開始されます。レーザーが
警告モードにある場
すべての LED が点滅します。
回転ヘッドが停止します。
レーザービームが消灯します。
対象は、 ボタ
ショック警告システムを非作動にすることができます。
ショック警告システムを非作動にします。 19
レーザーレシーバー/リモートコントロールユニット
Hilti レーザーレシーバーは受光領域に照射されているレーザービー(レーザーレベルとレーザーレ
シーバーのマーキング用切込みの間の距離をデジタル表示します。レーザービームは距離が長くでも受光で
きます。PRA 30 は、回転レーザー用のレーザーレシーバーとリモートコントロールユニットとして使用す
ることができます。単位系と単位を設定できます。
単位系を設定します。 22
レーザーレシーバーの表示単位を切り替えます。 22
アクセサリーと本体のペアリング
ペアリングとは、無線によりアクセサリーと本体を相互に割り当てることです。
回転レーザーとレーザーレシーバーは納品状態でペアリングされています。これにより、他の無線制御され
ている機器の周辺での問題のない作業が確実なものとなっています。
追加のレーザーレシーバーあるいはPRA 90 自動三脚は、ペアリングを行わなければ使用できません。
回転レーザーとレーザーレシーバーをペアリングします。 21
三脚とレーザーレシーバーをペアリングします。 22
3.1.7 LED インジケーター
回転レーザーは LED インジケーターを装備しています。
状態 意味
すべての LED が点滅 本体
か、故障が発生しています。
自動整準 LED が緑で点滅 本体は自動整準中です。
自動整準 LED が緑で連続点灯 本体の整準が完了/正常に作動しています。
ショック警告システ LED がオレンジで連続点灯 ショック警告システムが非作動になっています。
傾斜表示 LED がオレンジで点滅 傾斜面の整準。
傾斜表示 LED がオレンジで連続点灯 傾斜モードが作動しています。
監視モード LED がオレンジで点滅
ト(PRA 30) へ整準しています。
監視モード LED がオレンジで連続点灯
ト(PRA 30) へ正しく整準されています。
矢印 LED がオレンジで点滅 本体は電子傾斜整準モードにありPRA 30
レーザービームを受光していません。
矢印 LED がオレンジで連続点灯 本体は正しくPRA 30 へ整準されています
左矢印 LED がオレンジで点灯 本体を時計方向に回します。
右矢印 LED がオレンジ色で点灯 本体を反時計方向に回します。
3.1.8 Li-Ion バッテリーの充電状態インジケーター
LiIon バッテリーには充電状態インジケーターが装備されています。
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状態 意味
4 個の LED が点灯。 充電状態:75 %...100 %
3 個の LED が点灯。 充電状態:50 %...75 %
2 個の LED が点灯。 充電状態:25 %...50 %
1 個の LED が点灯。 充電状態:10 %...25 %
1 個の LED が点滅。 充電状態:< 10 %
作業中は、本体の操作パネルにバッテリーの充電状態が表示されます。
非作動時には、リリースボタンを押すと充電状況を表示させることができます。
充電中は、バッテリーのインジケーターで充電状態が示されます(充電器の取扱説明書を参照してく
ださい)
3.1.9 本体標準セット構成
PR 30-HVS A12 回転ザーPRA 30 (03) 受光器/トコローット 3 2
PRA 83 受光器ホルダー、取扱説明書。
その他の本製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当またはHilti Store にお問い合わせい
ただくか、あるいはwww.hilti.group | USAwww.hilti.com でご確認ください。
4 製品仕様
4.1 回転レーザーの製品仕様
30-HVS A12
PRA 30 (03) 使用時の有効照射距離(直径)
2 m 500 m
有効通信距離(PRA 30)
150 m
10 m での精度(MILSTD810G による標準環境条件における)
±0.5 mm
レーザークラス
2
620...690 nm/Po<4.85 mW
300 ⁄minEN 60825-1:2007
IEC 60825-1:2007
自動整準範囲
±5°
動作温度
−20 50
保管温度
−25 60
重量(バッテリーを含む)
2.5 kg
落下試験高さ(MILSTD810G による標準環境条件における)
1.5 m
IEC 60529 準拠保護等級(バッテリーおよびバッテリー収納部を除く)
IP66
地墨ポイント
連続照射、回転面に対して直角
最大送信出力
7.8 dBm
周波数
2,400 MHz 2,483.5 MHz
4.2 受光器の製品仕様
距離表示の範囲
±52 mm
受光精度
±0.5 mm
受光領域の長さ
120 mm
ビームセンター表示位置(本体上端から)
75 mm
自動カットオフが作動するまでの探索の行われない待機時間
15 min
リモートコントロールユニットのPR 30-HVS に対する有効距離(直径)
2 m 150 m
PRA 30
(MILSTD810G による標準環境条件における)
2 m
動作温度
−20 50
保管温度
−25 60
重量(電池を含む)
0.25 kg
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IEC 60529 準拠保護等級、バッテリー収納部を除く
IP66
最大送信出力
−0.2 dBm
周波数
2,400 MHz 2,483.5 MHz
5 回転レーザーのご使用方法
5.1 作業準備
注意
負傷の危険 意図しない始動!
バッテリーを装着する前に、バッテリーを装着する製品のスイッチがオフになっていることを確認して
ください。
本体の設定、またはアクセサリーの交換の前にバッテリーを取り外してください。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
5.2 レーザーおよびバッテリーの正しい取扱
B12 タイプのバッテリーには保護等級が設定されていません。バッテリーを雨や湿気から保護してく
ださい。
Hilti の基準に従い、バッテリーは必ずそれに対応した製品とともに使用するものとし、バッテリー収
納部に装着する必要があります。
1. 1水平モードでの作業。
2. 2傾斜モードでは、操作パネルの側でレーザーを高くする必要があります。
3. 3傾いた状態での保管または搬送。垂直位置での作業。
レーザーは、バッテリー収納部またはバッテリーが上を向かず、湿気が入り込むことのない状態で保
持してください。
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5.3 バッテリーを装着する/取り外す
注意
電気的な危険。 電気接点が汚れていると短絡が発生することがあります。
バッテリーを装着する前に、バッテリーおよび本体の電気接点に異物の挟まっていないことを確認して
ください。
注意
負傷の危険。 バッテリーが正しく装着されていないと落下することがあります。
バッテリーが確実に本体に固定され、落下して作業者およびその他の人が危険にさらされることがない
か、確認してください。
1. バッテリーを確実にロックされるまで装着します。
レーザーはスイッチオンの準備ができた状態になります。
2. リリースボタンを押して、その状態を保ちます。
3. バッテリーを抜き取ります。
5.4 レーザーをオンにして水平モードで作業する
重要な測定の前、また特に本体を床に落下させてしまった場合、あるいは本体に好ましくない機械的
な外力が作用した場合には、レーザーの照射精度を点検してください。
1. レーザーを適切な支持具に取り付けます
2.
ボタンを押します。
緑の自動整準 LED が点滅します。
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整準が完了するとレーザービームが照射されて回転し、自動整準 LED は連続点灯します。
ウォールマウントまたは三脚を支持具として使用することができます。設置面の傾斜角は最大±
です。
5.5 水平手動整準
回転レーザーはPRA 90 自動三脚に取り付けられています。
PRA 30 レーザーレシーバー、回転レーザーおよびPRA 90 自動三脚はペアリングされています。
PRA 30 レーザーレシーバーおよびPRA 90 自動三脚の操作パネルが互いに向かい合い、直接目視確認
できる状態にあります。
1.
回転レーザー、PRA 30 レーザーレシーバーおよびPRA 90 自動三脚で ボタンを押します。
機器は使用可能な状態にあります。
2.
レーザーレベルを上方へ動かすには、PRA 30 レーザーレシーバーの ボタン、あるいはPRA 90 自動三
脚の「上向き」矢印ボタンを押します。
3.
レーザーレベルを下方へ動かすには、PRA 30 レーザーレシーバーの ボタン、あるいはPRA 90 自動三
脚の「下向き」矢印ボタンを押します。
5.6 水平自動整準
回転レーザーはPRA 90 自動三脚に取り付けられています。
PRA 30 レーザーレシーバー、回転レーザーおよびPRA 90 自動三脚はペアリングされています。
PRA 30 レーザーレシーバーおよびPRA 90 自動三脚の操作パネルが互いに向かい合い、直接目視確認
できる状態にあります。
1.
回転レーザー、PRA 30 レーザーレシーバーおよびPRA 90 自動三脚で ボタンを押します。
機器は使用可能な状態にあります。
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2. PRA 30 レーザーレシーバーのマーキング用切込みを設定するターゲット高さに保持してください。
PRA 30 レーザーレシーバーは動かさずに保持するか、固定する必要があります。
3.
自動整準をスタートさせるには、PRA 30 レーザーレシーバーで ボタンをダブルクリックします。
PRA 90 自動三脚は正しい位置に達するまで上下動します。その際、反復シグナル音が鳴ります。
正しい位置に達すると、回転レーザーが整準を行います。自動整準が問題なく終了すると、5 秒間の
連続シグナル音が鳴ります。 の表示が消えます。
自動整準に失敗した場合は、シグナル音が短く鳴って、 の記号が消えます。
4. 画面で高さ設定を点検してください。
5. PRA 30 レーザーレシーバーを取り外します。
6.
PRA 30 レーザーレシーバーの ボタンのダブルクリックによる自動整準の早期終了。
5.7 垂直手動整準
回転レーザーは、垂直方向に確実に固定されています(三脚、ウォールマウント、ファサードアダプ
ター、やり形アダプター、あるいは後方グリップに接触)レーザーヘッドの下に基準ポイント(A)
が設定されています(例やり形のネイル、あるいは床面のカラーポイント)
PRA 30 受光器と回転レーザーはペアリングされています。
PRA 30 受光器と回転レーザーの受信側が互いに向かい合い、直接目視確認できる状態にあります
回転レーザーの最良の受信側は、バッテリーを挿入する側です
1. 回転レーザーの垂直軸をヘッドのターゲット調整により整準します。
2.
回転レーザーで ボタンを押します。
回転レーザーが整準を行い、その後下方へレーザービームが照射されます
3. 回転レーザーの位置を調整し、照射されたレーザービームが精確に基準ポイント(A)と一致するように
します。基準ポイントは鉛直ポイントではありません!
4.
レーザーレベルを左右に動かすには、PRA 30 受光器の または ボタンを押します。
2 つの方向選択ボタンのいずれかを押すと回転レーザーが回転を開始します。
5.8 垂直自動整準
回転レーザーは、垂直方向に確実に固定されています(三脚、ウォールマウント、ファサードアダプ
ター、やり形アダプター、あるいは後方グリップに接触)レーザーヘッドの下に基準ポイント(A)
が設定されています(例やり形のネイル、あるいは床面のカラーポイント)
PRA 30 受光器と回転レーザーはペアリングされています。
PRA 30 受光器と回転レーザーの受信側が互いに向かい合い、直接目視確認できる状態にあります
回転レーザーの最良の受信側は、バッテリーを挿入する側です
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1. 回転レーザーの垂直軸をヘッドのターゲット調整により整準します。
2.
回転レーザーで ボタンを押します。
回転レーザーが整準を行い、その後下方へレーザービームが照射されます
3. 回転レーザーの位置を調整し、照射されたレーザービームが精確に基準ポイント(A)と一致するように
します。基準ポイントは鉛直ポイントではありません!
4. PRA 30 ル(B
PRA 30 受光器は動かさずに保持するか、固定する必要があります。
5.
自動整準をスタートさせるには、PRA 30 受光器で ボタンをダブルクリックします。
レーザーヘッドは、正しい位置に達するまで左右に首を振ります。その際、反復シグナル音が鳴りま
す。
正しい位置に達すると、回転レーザーが整準を行います。自動整準が問題なく終了すると、5 秒間の
連続シグナル音が鳴ります。 の記号が消えます。
回転レーザーは監視モードに切り替わります。垂直測定での監視 9
自動整準に失敗した場合は、シグナル音が短く鳴って、 の記号が消えます。
6. 監視モードが有効な間は、PRA 30 受光器をターゲットレベルからそらさないでください。
7.
PRA 30 受光器の ボタンをダブルクリックします。
自動整準中自動整準の早期終了。
監視モード中監視モードの終了。
5.9 PRA 79 スロープアダプターを使用しての傾斜設定
PRA 79 スロープアダプターは、用途に応じて三脚に取り付けることができます。PRA 79 スロープア
ダプターの傾斜角度 に設定されています
1. 回転レーザーをPRA 79 スロープアダプターに取り付けます。PRA 79 スロープアダプターの取扱説明書
の記載事項に注意してください。回転レーザーの操作パネルをご自分の方へ向けます。
2. 回転レーザーを傾斜面の上辺または下辺に位置決めしてください。
3.
回転レーザーで ボタンを押します。
整準が完了するとレーザービームが照射されて回転し、自動整準 LED は連続点灯します。
4.
回転レーザーで ボタンを押します。
回転レーザーで傾斜モード LED が点滅します。
5. PRA 79 スロープアダプターで希望の傾斜角度を設定します。
手動傾斜設定では回転レーザーはレーザーレベルを 1 回整準してこれを固定設定します。時間
の経過とともに発生し得る振動、温度変化、その他の要因は、レザーレベルの位置に影響を与える
ことがあります。
Printed: 24.04.2018 | Doc-Nr: PUB / 5301176 / 000 / 02
日本語 17
5.10 傾斜手動設定
回転レーザーは、用途に応じて取り付けられているかあるいは確実に設置されています。
PRA 30 レーザーレシーバーと回転レーザーはペアリングされています。
PRA 30 レーザーレシーバーと回転レーザーの受信側が互いに向かい合い、直接目視確認できる状態
にあります。回転レーザーの最良の受信側は、バッテリーを挿入する側です。
1. 回転レーザーを傾斜面の上辺または下辺に位置決めしてください。
2. 操作パネルをご自分の方へ向けて、回転レーザーの後方に立ってください。
3.
回転レーザーとPRA 30 レーザーレシーバーで ボタンを押します。
整準が完了するとレーザービームが照射されて回転し、自動整準 LED は連続点灯します。
4.
回転レーザーで ボタンを押します。
回転レーザーで傾斜モード LED が点滅します。
PRA 30 レーザーレシーバーに傾斜モードの記号が表示されます。
5. ヘッドのターゲット切込みにより、回転レーザーを傾斜面に平行に合わせます。
6. 回転レーザー前方レーザーレベルをげるには表示ディプレイに希望の値表示されるまで、
PRA 30 レーザーレシーバーの ボタンを何回か押します。
7. 回転レーザー前方レーザーレベルをげるには表示ディプレイに希望の値表示されるまで、
PRA 30 レーザーレシーバーの ボタンを何回か押します。
3 間いずれのボタンも押されないと、回転レーザーは最後に設定された値に整準されます。
モード LED が点灯します。
ボタンを長く押すと入力値の変化が速くなります。
手動傾斜設定では回転レーザーはレーザーレベルを 1 回整準してこれを固定設定します。時間
の経過とともに発生し得る振動、温度変化、その他の要因は、レザーレベルの位置に影響を与える
ことがあります。
5.11 傾斜自動設定
回転レーザーは、用途に応じて取り付けられているかあるいは確実に設置されています。
PRA 30 レーザーレシーバーは、用途に応じてレシーバーホルダーおよび伸縮スタッフに取り付けら
れています。
PRA 30 レーザーレシーバーと回転レーザーはペアリングされています。
PRA 30 レーザーレシーバーと回転レーザーの受信側が互いに向かい合い、直接目視確認できる状態
にあります。回転レーザーの最良の受信側は、バッテリーを挿入する側です。
Printed: 24.04.2018 | Doc-Nr: PUB / 5301176 / 000 / 02
18 日本語
1. 回転レーザーを傾斜面の上辺または下辺に位置決めしてください。
2. PRA 30 レーザーレシーバーを回転レーザーの直前に保持し、PRA 30 レーザーレシーバーのマーキング
用切込みをレーザーレベルの高さに合わせます。伸縮スタッフ固定します。
3. 伸縮スタッフとPRA 30 レーザーレシーバーを、傾斜面の他の辺に位置決めします。
4.
回転レーザーとPRA 30 レーザーレシーバーで ボタンを押します。
整準が完了するとレーザービームが照射されて回転し、自動整準 LED は連続点灯します
5.
回転レーザーで ボタンを押します。
回転レーザーで傾斜モード LED が点滅します。
PRA 30 レーザーレシーバーに傾斜モードの記号が表示されます。
6.
自動整準をスタートさせるには、PRA 30 レーザーレシーバーで ボタンをダブルクリックします。
PRA 30 レーザーレシーバーのマークに達するまで、回転レーザーは自動的にレーザーレベルを傾斜
させます。その際、反復シグナル音が鳴ります。
正しい位置に達すると、回転レーザーが整準を行います。自動整準が問題なく終了すると、5 秒間の
連続シグナル音が鳴ります。 の記号が消えます。
自動整準に失敗した場合は、シグナル音が短く鳴って、 の表示が消えます。
7. 5 秒以内にPRA 30 レーザーレシーバーで傾斜を読み取ります。
8.
PRA 30 レーザーレシーバーの ボタンのダブルクリックによる自動傾斜の早期終了。
回転レーザーが正しくない方向への自動探索を開始した場合は、 ボタンを押して探索方向を変
更します。
5.12 電子傾斜整準による整準(e-targeting)
電子傾斜整準は回転レーザーの手動整準を最適化します。電子的なより精確な方法です。
回転レーザーは、用途に応じて取り付けられているかあるいは確実に設置されています。
PRA 30 レーザーレシーバーと回転レーザーはペアリングされています。
PRA 30 レーザーレシーバーと回転レーザーの受信側が互いに向かい合い、直接目視確認できる状態
にあります。回転レーザーの最良の受信側は、バッテリーを挿入する側です。
1. レーザーレベルの傾斜を自動設定します 17
2.
回転レーザーで ボタンを押します。
両方の矢印が点滅する場合、PRA 30 レーザーレシーバーは回転レーザーからの信号を受信していま
せん。
回転レーザーをマーキング用切込みによりPRA 30 レーザーレシーバーへ整準します。
左矢印 が点灯する場合、回転レーザーを時計方向に調整します。
右矢印 が点灯する場合、回転レーザーを反時計方向に調整します。
両方の矢印が 10 秒間連続点灯する場合、PRA 30 ーザーレシーバーへの整準は正常で、機能が終
了します。
3. この位置で回転レーザーを三脚に固定してください。
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Hilti PR 30 取扱説明書

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