Extron MGP 464 ユーザーマニュアル

MGP 464

MGP 464 DI

MGP 464 HD-SDI

マルチウィンドウグラフィックプロセッサー

68-1235-01JPN Rev. A

06 09

1

.

2

.

9

.

10

.

5

.

4

.

3

.

6

.

11

.

12

.

7

.

8

.

1

.

2

.

3

.

4

.

5

.

1

MGP 464 • クイックスタート

クイックスタート MGP 464

マルチウィンドウグラフィックスイッチャー

DVI INPUTS 1、2、3、4 － DVI デジタルビデオ信号。

アナログのユニバーサル入力 1から 4 の代替えとして

使用できます。（MGP 464DI モデルおよびMGP 464 HD-

SDI モデルにあります。但し、MGP 464 HD-SDI モデル

は、DVI INPUTS 1、2 だけです。）

この DVI-I コネクターは、アナログ信号に対応して

いません。

HD-SDI INPUTS 1と2－ HD-SDI デジタルビデオ信号。

アナログの代わりに、またはアナログ INPUTS 1と2 と一緒

に使用できます。

この HD-SDI コネクターは、 MGP464 HD-SDI

モデルだけに搭載されています。

DVI バックグランド入力 ― 背景として使用するライブ

映像を入力する DVI コネクターです。すべてのモデルに

搭載されています。この DVI 入力からの映像の前面に

4 つの画面が表示されます。DVI バックグランド入力からの

信号が背景として使用された場合、MGP 464 の出力は

この DVI 入力信号レートにロックされます。この入力は、

スケーリングされません。

この入力コネクターは、背景画像の入力だけに

使用できます。入力信号はスケーリングまたは

処理されずに出力されます。DVI 入力をマルチ

ウインドウに表示する場合は、MGP 464 DI または

MGP 464 HD-SDI モデルをご使用ください。

この DVI-I コネクターは、アナログ信号に対応して

いません。

バーチャル入力－コンポーネントビデオ、Sビデオまたは

コンポジットビデオ（Windows® 対応コントロールソフト

ウェア、SIS コマンド、あるいは MGP 464 に搭載された

ウェブページを使用して構成します。）各列ごとに以下の

入力を接続できます。

• 3 系統のコンポジットビデオ

• 1 系統の Sビデオと 1 系統のコンポジットビデオ

Sビデオは、常に上から 2 個の BNC コネクター

(上段は Y、中段は C) に接続する必要があり

ます。コンポジットビデオは下段の BNC

コネクターにも接続できます。

設置

手順１

MGP 464 の底部の 4 隅にゴム脚を接着します。ラック

マウントする場合は、付属のラック取付けブラケットを

使用して取り付けます。

MGP 464のラック取付け

手順 2

接続されている各種外部装置の電源を切り、さらに電源

コードを抜きます。

手順 3

入力装置を MGP 464 に接続します。本装置は、次の

入力信号の種類に対応しています。

RGB/HD/ビデオのINPUTS 1、2、3、4 － RGB、コンポー

ネント、 Sビデオ、またはコンポジットビデオ。

INPUTS 1から4への接続

.5A MAX

10

0

-

240

50/60 Hz

1

INPUT 1-DVI-D

R

R-Y

G/Y

VID

H/HV

V

H/HV

B/C

B-Y

2

R

R-Y

G/Y

VID

H/HV

V

H/HV

B/C

B-Y

3

R

R-Y

G/Y

VID

H/HV

V

H/HV

B/C

B-Y

4 5

R

R-Y

G/Y

VID

H/HV

V

H/HV

B/C

B-Y

R/

R-Y

VID

Y

6

VID

R-Y

C

7

VID

B-Y

8

VID

Y

9

VID

R-Y

C

10

VID

B-Y

11

VID

Y

12

VID

R-Y

C

13

VID

B-Y

14

VID

Y

15

VID

R-Y

C

16

VID

B-Y

17

VID

Y

18

VID

R-Y

C

19

VID

B-Y

G/Y

B/

B-Y

H/

HV

V

INPUT 2-DVI-D

INPUT 3-DVI-D

INPUT 4-DVI-D

DVI BACKGROUND

DVI OUTPUT

RGB/Y, R-Y, B-Y OUTPUT

RS-232/422

LAN

R

VIRTUAL VIDEO INPUTS

RGB VIDEO INPUTS

INPUT 1-DVI-D

INPUT 1-HD-SDI

DVI BACKGROUND

MGP 464 • クイックスタート

2

クイックスタート（続き）

手順 6

フロントパネルにある、LCD 画面に表示されるメニューと

調整つまみを使用して、MGP 464 の設定と画像の調整を

行います。設置については第 2 章「設置について」、

フロントパネルの操作については第 3 章「操作について」、

RS-232/422 経由によるコントロールについては

第 4 章「ソフトウェアの設定と制御」、搭載ウェブページを

使用した設定については、第 5 章「HTML の操作」を参照

してください。

MGP 464 を設定する

MGP 464 を設置して各種装置との接続が終了した後は、

次の手順で本装置が正しく作動するように本装置の構成と

設定を行います。

MGP 464 を構成する

MENU ボタンを押してメインメニューを表示します。

MENU ボタンを繰り返し押して、Input Conguration

（入力の設定）とOutput Conguration（出力の設定）

Advanced Conguration（高度な設定）メインメニューに

アクセスし、手順 1 から 4 を行います。表示されるメイン

メニューの詳細は次ページの図を参照してください。

手順 1

Input Conguration（入力の設定）メインメニューで、

ユニバーサル入力 1 から 4 を構成します。

バーチャル入力（5 から 19 まで）は、Windows

対応コントロールソフトウェア、SIS コマンド、

または本装置に搭載されたウェブページを使用

してのみ構成できます。バーチャル入力の構成に

ついては、第 4 章「ソフトウェアの設定と制御」、

および第 5 章「HTML の操作」を参照してください。

手順 2

Output Conguration（出力の設定）メインメニューで、

出力信号の種類と解像度を構成します。

手順 3

Advanced Conguration（高度な構成）メインメニューの

Test Pattern（テストパターン）サブメニューで、テスト

パターンとして Alt. Pixels（代替えピクセル）を選択します。

ディスプレイのアクティブピクセルとトータルピクセル、

ピクセル位相の設定値を調整し、お使いのディスプレイに

最適な画質になるようにします。

手順 4

Advanced Conguration メインメニューの Test Pattern

サブメニューで、テストパターンとして Crop （切り取り）を

選択し、Crop パターンの四隅が正しく画面に表示される

よう、お使いのディスプレイを調整します。

• 1 系統のインターレースコンポーネントビデオ（縦列の

すべての BNC コネクターに接続します。）

バーチャル入力の接続例

手順 4

RGBHV/YUV BNC コネクターまたは DVI 出力コネクター

にディスプレイを接続します（下図を参照）。

この DVI-I コネクターは、アナログ信号に対応

していません。

BNC 出力コネクター

手順 5

MGP 464 と入出力装置に AC 電源を投入します。　AC

電源接続には、必ず接地線付きコードを使用してください。

次の図は、MGP 464 DI モデルの接続例です。

DVI-D OUTPUT

MGP 464 • クイックスタート

3

クイックスタート（続き）

画像を調整する

手順 5

Window Conguration（画面の構成）メインメニューで、

各画面の枠色を選択します。これは、画面のサイズと表示

位置の決定に役立ちます。

手順 6

ウィンドウ1、2、3、4 に対して、INPUTS 1 を選択します。

手順 7

ウィンドウ1、2、3、4 が全体表示（ディスプレイ画面全体）

されるように設定します。

本装置が工場出荷時のデフォルト状態の場合、

ウィンドウプリセット番号 1、31、61、91 または

121 を選択すると画面のサイズがディスプレイ

の画面と同じ大きさになります。プリセットの選択

については、第 3章「操作について」の「ウィンドウ

プリセットを呼び出す」を参照してください。

a. 呼び出し/保存のプリセットボタンを押します。

b. 希望するプリセットを選択し、 ENTER を押します。

デフォルトのプリセットが変更されていた場合は、次の

手順で画面を設定してください。

a. Window Select （画面の選択）ボタンを押して、画面

を選択します。

b. Window/Image Position（画面/画像の位置）と

Window/Image Size （画面/画像のサイズ）のボタンで

位置の調整値が 0、0 になり、画面のサイズが

出力レートに合うまで調整します。

画面を調整している間は、LCD ディスプレイが

画像ではなく画面を表示するように注意して

ください。

c. 残りの画面を表示するためには、ミュートをする必要が

あります。画面をミュートするには、選択した画面の

入力ボタンを押します。入力ボタンが点滅し、ミュート

されていることを表示します。

d．残りの画面に対して、手順 a から c を繰り返し

ます。

手順 8

入力設定のメニューで、水平位置、垂直位置、

ピクセル位相、ピクセルフェーズ、トータルピクセル、

アクティブピクセル、アクティブラインなどの高度な設定を

してください。詳細は第 3 章「操作について」を参照して

ください。

- または -

Auto Image （オートイメージ）を使用すると、入力の

サイズを現在の画面のサイズに早く調整することが

できます。

オートイメージの使用法

a. サイズを変更したい画面の入力ボタンを押します。

b. MENU （メニュー）ボタンを押して、オートイメージを

表示します。

c. NEXT（次）ボタンを押して、オートイメージの画面を

選択します。

d．どちらかの調整ボタンを回して、オートイメージの画面

を選択します。

e．もう一度 NEXT ボタンを押して、選択した画面で

オートイメージを実行します。

MGP 464 • クイックスタート

4

クイックスタート（続き）

手順９

それぞれの画面のサイズと位置の変更は、以下の

順序で行います。

a．Window Select （画面の選択）ボタンを押して、

調整する画面を選択します。

b. Window/Image Position （画面/画像の位置）の

ボタンを一回押し、調整ボタンを回してXとYの位置を

変更します。

c. Window/Image Size （画面/画像のサイズ）の

ボタンを一回押し、調整ボタンを回して画面の幅と

高さを変更します。

d. コントラスト、輝度、カラー、ティント、ディテールなどの

調整は、それぞれの画面調整ボタンを押し変更します。

e. 残りの画面に対して、手順 a から d を繰り返し

ます。

手順 10

この設定をウィンドウプリセットとして、保存します。

手順 11

それぞれの画面のサイズと位置は、127 あるプリセットに

設定でき、いつでも簡単に呼び出すことができます。

プリセットの保存は、MGP 464 のウェブページを使用して

もできます。詳細は、第 5 章「イーサーネットの設定と

制御」を参照してください。 Windows を使用してのソフト

ウェアのコントロールについては第 4 章「ソフトウェアの

設定と制御」を参照してください。

プリセットの保存と呼び出し

ウィンドウプリセットの保存は、次の手順で行います。

1. プリセットを保存するには、LCD ディスプレイに

「WINDOW PRESET/ Save To #nnn」という

メッセージが表示されるまで、 Preset Recall/Save

ボタンを約 2 秒間押し続けます。

2. どちらかの調整ボタンで、保存したい設定のプリセット

番号を選択します。

3. ENTER ボタンを押します。

プリセットを保存または呼び出すには、Preset Recall/Save

（プリセットの保存と呼び出し）ボタンを押してまたすぐ

放します。 LCD ディスプレイに「WINDOW PRESET /

Recall #nnn」というメッセージが表示されます。どちらか

の調整ボタンでプリセット番号を選択し、

ENTER を

押します。

i

MGP 464 • 目次

第一章　はじめに �� 1-1

本取扱説明書について

�� 1-2

MGP 464 マルチウィンドウグラフィックプロセッサーについて

�� 1-2

特長

�� 1-2

プロセッサーの接続例

�� 1-3

第二章　設置について �� 2-1

設置方法

�� 2-2

プロセッサーの取付け

�� 2-2

卓上設置 �� 2-3

ラック取付け �� 2-3

取付けの手順 �� 2-3

ボタンのラベルを取り付ける、または交換する

�� 2-4

リアパネルの特長

�� 2-5

第三章　操作について �� 3-1

フロントパネルの機能

�� 3-2

電源投入とデフォルト表示サイクル

�� 3-4

WINDOW SELECT（画面の選択）ボタン �� 3-5

入力の選択 �� 3-5

入力を選択する �� 3-5

入力をミュートする �� 3-5

メニュー、構成、調整

�� 3-6

メニューシステムについて �� 3-6

メニューを使用する �� 3-6

Auto Image （オートイメージ）メインメニュー �� 3-8

Input Conguration（入力の設定）メインメニュー �� 3-9

Output Conguration（出力の設定）メインメニュー �� 3-12

Resol Refresh（解像度、リフレッシュレート）サブメニュー �� 3-13

Sync Polarity（同期極性）サブメニュー �� 3-13

MGP 464 • 目次

ii

Window Conguration （画面の構成）メインメニュー �� 3-14

Window Priority（画面の表示優先度）サブメニュー �� 3-14

Window Border（画面枠）サブメニュー �� 3-15

Window Effect（トランジション効果）サブメニュー �� 3-15

選択可能な効果 �� 3-15

Effect Duration（トランジション効果の持続時間）サブメニュー �� 3-16

Background Capture（背景画像の取り込み）メインメニュー �� 3-17

背景画像ファイル用のメモリー容量 �� 3-17

メモリーに背景画像を保存する �� 3-17

メモリーから背景画像を呼び出す �� 3-18

Comm./IP Conguration（Comm./IP 設定）メインメニュー �� 3-18

シリアルポートと IP 設定値を表示する �� 3-18

シリアルポートと IP の設定を変更する �� 3-19

Advanced Conguration（高度な設定）メインメニュー �� 3-20

Background Color（背景色）サブメニュー �� 3-20

Blue Mode（ブルーモード）サブメニュー �� 3-21

Test Pattern （テストパターン）サブメニュー �� 3-21

Internal Temp.（内部温度）サブメニュー �� 3-22

Factory Default（工場出荷時のデフォルト）サブメニュー �� 3-22

テキストの追加と構成 �� 3-22

画像調整

�� 3-22

画質調整の機能 �� 3-22

オートメモリー

�� 3-24

メモリープリセット

�� 3-24

ウィンドウプリセット �� 3-24

ウィンドウプリセットを保存する �� 3-24

ウィンドウプリセットを呼び出す �� 3-25

デフォルトプリセット �� 3-26

入力プリセット �� 3-26

iii

MGP 464 • 目次

追加機能 �� 3-27

フリーズモード �� 3-27

フロントパネルをロックする（Executive モード） �� 3-27

本装置をリセットする �� 3-27

第四章　ソフトウェアの設定と制御�� 4-1

シリアル通信を設定する

�� 4-2

コネクターのピン割り当て �� 4-2

通信ソフトウェア �� 4-3

SIS (Simple Instruction Set) コマンドを使用する

�� 4-3

ホストからMGP 464へのコマンド送信 �� 4-3

MGP 464発行のメッセージ �� 4-3

エラーメッセージ �� 4-4

コマンド/レスポンス表を使用する

�� 4-4

SIS コマンドのコマンド/レスポンス表

�� 4-9

IP 接続のSIS コマンドのコマンド/レスポンス表

�� 4-23

Windows

®

版コントロールプログラム

�� 4-36

プログラムをインストールする �� 4-36

Extron ウェブサイトからMGPのソフトウェアをダウンロードする �� 4-38

コントロールプログラムを起動する �� 4-39

第五章　HTML

の操作 �� 5-1

ホームページへのアクセス

�� 5-2

System Status（システムの状態）の表示

�� 5-3

Conguration（構成）ページを使用する

�� 5-4

System Settings （システムの設定）ページ �� 5-4

Scaler I/O Settings （スケーラーの入力/出力設定）のページ �� 5-5

入力を設定する �� 5-5

入力に名前を付ける �� 5-5

映像信号の種類を選択する �� 5-6

MGP 464 • 目次

iv

出力を設定する �� 5-6

ブルーモード機能のオン/オフ �� 5-7

Window Settings（画面の設定）ページ �� 5-8

画面の表示優先度を設定する �� 5-9

Passwords （パスワード）のページ �� 5-10

パスワードを割り当てる �� 5-10

パスワードを削除する �� 5-10

Email Alerts (電子メールの通知) のページ �� 5-11

電子メール通知の設定 �� 5-11

SMTP 認証を設定する �� 5-12

Firmware Upgrade (ファームウェアアップグレード) のページ �� 5-12

現在のファームウェアのバージョンを確認する �� 5-12

ファームウェアをダウンロードする �� 5-13

MGP 464 のファームウェアを更新する �� 5-13

File Management（ファイル管理）のページ

�� 5-14

ファイルのアップロード �� 5-15

ディレクトリーを追加する �� 5-15

ファイル管理のオプション �� 5-15

Control（コントロール）ページを使用する

�� 5-16

Picture Controls（画像調整）のページ �� 5-16

Window Selection（画面の選択）フィールド �� 5-16

入力に関するフィールド �� 5-17

Window Controls（画面調整）フィールド �� 5-18

Image Controls （画像調整）フィールド �� 5-18

Presets（プリセット）のページ�� 5-20

Window Presets （ウィンドウプリセット）フィールド �� 5-20

デフォルトプリセット �� 5-21

ウィンドウプリセットに名前をつける �� 5-21

ウィンドウプリセットを保存（作成）する �� 5-22

v

MGP 464 • 目次

ウィンドウプリセットを呼び出す �� 5-22

ウィンドウプリセットのトランジション効果を選択する �� 5-22

Input Presets（入力プリセット）フィールド �� 5-22

入力プリセットを保存（作成）する �� 5-23

入力プリセットを呼び出す �� 5-23

Background（背景）ページを使用する

�� 5-23

背景色を選択する �� 5-23

背景画像を表示する �� 5-24

DVI バックグランド入力を使用する �� 5-24

ビットマップ画像を使用する �� 5-24

画像をアップロードする �� 5-24

背景画像を選択する �� 5-25

第六章　入出力機能の変更 �� 6-1

応用例 1： MGP 464 にマトリックススイッチャーを接続する

�� 6-2

スイッチャーと組み合わせ使用できるように MGP 464 を設定する �� 6-3

MGP 464 がスイッチャーと同期した後に、MGP 464 と

マトリックススイッチャーを使用する

�� 6-5

マトリックススイッチャーとの同期機能を使用しない場合の設定方法 �� 6-5

応用例 2：複数の MGP 464 をデイジーチェーン接続する

�� 6-6

MGP 464 をデイジーチェーン構成にする �� 6-7

付録Ａ　リファレンス �� A-1

仕様

�� A-2

製品番号と付属品

�� A-5

梱包製品 �� A-5

別売りオプション �� A-5

MGP 464 • 目次

vi

付録Ｂ　ファームウェアのアップデート �� B-1

ファームウェアのバージョンを確認する �� B-2

電源投入時に、フロントパネルの LCD 画面を見る �� B-2

MGP464 に搭載のウェブページを見る �� B-2

ファームウェアをダウンロードする

�� B-4

ファームウェアを更新する

�� B-5

ウェブページを使用して更新する �� B-5

MGP 464 コントロールプログラムを使用して更新する �� B-7

Firmware Loader を使用して更新する �� B-8

MGP 464

マルチウィンドウグラフィックプロセッサー

はじめに

本取扱説明書について

マルチウィンドウグラフィックプロセッサーについて

特長

プロセッサーの接続例

MGP 464 • はじめに

1-2

はじめに

本取扱説明書について

本取扱説明書は、Extron MGP 464 マルチウィンドウグラフィックプロセッサーの設置と構成設定

方法、さらに操作方法の詳細について説明します。

本書内では、「MGP」、「マルチグラフィックプロセッサー」、「プロセッサー」という用語を MGP 464 を

意味する目的で使用しています。

MGP 464 マルチウィンドウグラフィックプロセッサーについて

MGP 464 は、1 つのディスプレイに 4 つまでの画面を表示できるビデオプロセッサーです。 MGP

464 には自由に構成できる 4 系統のユニバーサル入力があり、各入力とも RGB と HDTV、コンポー

ネント、Sビデオ、コンポジットビデオ信号に対応します。さらに 15 のバーチャル入力と 1 系統の出力

（スケーリング済み信号を出力）が搭載されています。本装置は、入力間を切り替えるシームレス

スイッチャー機能と画像調整機能、さらにプリセット機能も搭載しています。

MGP 464 DI は MGP 464 に DVI 入力カードが搭載されたモデルで、ユニバーサル入力用に 4 個

の DVI 入力コネクターが追加されています。両モデルとも RS-232/RS-422 インターフェイス経由、

あるいはイーサーネット LAN 経由で SIS™ （Simple Instruction Set）コマンドまたは、 Windows

対応コントロールソフトウェアを使用して、遠隔操作ができます。

また、イーサーネット LAN 経由で MGP 464 に搭載されたウェブページを使用して遠隔操作

することもできます。

特長

4画面－ 4 つまでの画面を同時に 1 つのディスプレイに表示でき、4 つまでの映像を同時に

表示できます。

ユニバーサル入力 ― 4 系統の独立した映像入力を備えています。各入力は、RGB、HDTV、

コンポーネント、 Sビデオ、コンポジットビデオ信号に対応します。さらに MGP 464 DI モデル

は4 系統の DVI 入力を、 MGP 464 HD-SDI モデルは２系統のHD-SDIと、２系統のDVI

入力をそれぞれ装備しています。

DVI バックグラウンド入力－すべてのモデルに、 DVI デジタルソースからのライブ映像を背景として

表示できる DVI 入力を搭載しています。

バーチャル入力－ 15 のバーチャル入力は、コントロールソフトウェアを使用して、標準解像度の

コンポーネントビデオ、Sビデオ、およびコンポジットビデオに対応するように構成できます。

出力－ MGP 464 は 1 系統のスケール済み出力と DVI 信号のデジタル出力を搭載しています。

RGB 信号によるスケール済み出力用に 5 個の BNC コネクター、デジタル出力用に１個の

DVI-I コネクターを装備しています。

画像調整－各画面の大きさ、表示位置、輝度、コントラスト、カラー、ティント(色相)、ディテール、

拡大縮小を調整できます。

ウィンドウプリセットおよび入力プリセット－ウィンドウプリセットは、画面の大きさと表示位置、

表示優先順位の設定を保存できます。入力プリセットは、入力信号の種類と画像調整値を保存

できます。

トランジション効果－画面を開くまたは閉じる時は、6 種類の基本トランジション効果（合計で

22 種類の効果）を適用できます。これらの効果を伴って、画面はシームレスに開いたり閉じたり

します。

フリーズコントロール－画面を現在の画像でフリーズ（ロック）します。

1-3

MGP 464 • はじめに

NTSC 用 3：2 プルダウン検出と PAL 用 2：2 フィルム検出 ―フィルムから作成された映像ソースの

ディテールやシャープネスを最大限に高めます。フィルムを NTSC の映像に変換する場合、

フィルムのフレームレートを映像のフレームレートに一致させる必要があります。これは

3 ： 2 プルダウン処理と呼ばれます。フィルムからの映像を従来のノンインターレース方式で

処理すると、画像のジャギーやその他の問題が発生します。 MGP 464 のフィルムモード処理

技術では、最初にフィルムからの信号を自動的に認識します。次に、3：2 プルダウン処理で変換

されたビデオに最適な映像処理アルゴリズムを適用します。その結果、輪郭がシャープになり、

ディテールが明確な画像が得られます。

PALのフィルムソースの映像にも、同様な処理方法が適用されます。

背景画像の取り込みと保存、呼び出し－背景画像の取り込み機能を使用すると、出力画面に表示

されている現在の画像を取り込んで保存できます。取り込んだ画像は後で呼び出すことができ、

背景画像として表示できます。

Auto Image™ ― オートイメージング機能は、選択した入力画像がディスプレイ画面上に正しく

表示されるように、入力信号のサイズと位置を自動的に調整します。または必要に応じて

この機能を、個別の出力に使用できます。

遠隔操作－ MGP 464 は、RS-232/RS-422 インターフェイス経由、あるいはイーサーネット LAN

経由で SIS™ (Simple Instruction Set）コマンドまたは、Windows 対応コントロールソフトウェア

を使用して遠隔操作できます。また、イーサーネット LAN 経由で内蔵ウェブページを使用して

遠隔操作することもできます。

ラックマウント ― スイッチャーは、EIA 規格の19インチ標準ラックに取り付けられます。

フロントパネルのセキュリティロックアウト（Executive モード）－フロントパネルからの操作をロック

でき、本装置の設定が不用意に変更されるのを防止できます。

RGB と映像のスケーリング－すべてのソースは、単一の出力レートにスケーリングされます。

プロセッサーの接続例

次の図は、MGP 464 と MGP 464 DI に周辺機器を接続する際の一例です。

MGP 464DIの接続例

MGP 464 • はじめに

1-4

はじめに

MGP 464 と Crosspoint Ultra シリーズスイッチャーの接続例

MGP 464

マルチウィンドウグラフィックプロセッサー

設置について

設置方法

プロセッサーの取付け

ボタンのラベルを取り付ける、または交換する

リアパネルの特長

MGP 464 • 設置について

2-2

設置について

設置方法

MGP 464 には 19 台までの入力装置と 2 台のディスプレイを同時に接続できます。本装置を

設置する際は、次の手順で行います。

a

本装置の電源を切り、次に接続するすべての装置の電源を切ります。

b

本装置をラックやテーブルに取り付けます（次項の「ラック取り付け」を参照して

ください）。

c

本装置と入力装置を接続します。接続には、ユニバーサル入力には 4 セットの BNC

コネクター、バーチャル入力には 15 個の BNC コネクターを使用します。

MGP 464 DI モデルは、４系統のDVI コネクターと4セットのBNCコネクターがあります。

どちらか一方のコネクターから入力します。さらに、 MGP 464 HD-SDI モデルは2系統の

HD-SDI コネクターと 2系統 DVI-I コネクターに、そして４セットの BNC コネクターに

接続できます。

d

1 台または 2 台のディスプレイを RGBHV / YUV 信号用の BNC 出力コネクター、または

DVI-I 出力コネクターに接続します。（出力映像は両出力コネクターとも同じです。）

e

MGP 464 を遠隔操作するコンピューターまたはホストコントローラーを接続する場合は、

ホストからの RS-232 ケーブルを、 RS-232/422 用のD-Sub 9 ピンコネクターに接続します。

オプションの Ø2.5 ステレオミニジャック付き RS-232 ケーブルを使用すると、ホストをフロント

パネルにある RS-232 ポートに接続することもできます。

f

イーサーネット LAN ケーブルをリアパネルにある RJ-45 ポートに差し込みし、ネットワークに

接続します。

g

最初に入力装置およびディスプレイの電源を入れ、次に MGP 464 の電源を入れます。

プロセッサーの取付け

MGP 464 の筐体は EIA 規格２U の高さで、幅はフルサイズです。ラックに取り付けたり、

机や什器類の上に置くこともできます。ゴム脚とラックマウントキットが付属しています。

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Extron MGP 464 ユーザーマニュアル

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