Extron ISM 824 ユーザーマニュアル

68-1023-01JPN Rev. A

05 11

2

1

3 4

5

6 7 8

2

1

100

-

240

50/60 Hz

1.2A MAX.

1 2 1 2

3

4 5 6 7 8

INPUTS PASS-THRU

R/R-Y

G/Y

VID

B/C

B-Y

H/HV

V

R/R-Y

G/Y

VID

B/C

B-Y

H/HV

V

PASS THRU

INPUTS

RESET

LAN

REMOTE

RS232/RS422

ACT

LINK

OUTPUT

VIDEO

SCALER

70-545-01

3

R/

R-Y

G/Y

B/

B-Y

H/

HV

V

OUTPUT

UNIV.

SCALER

70-544-01

4

R/

R-Y

G/Y

B/

B-Y

H/

HV

V

OUTPUT

SCAN

CONV.

70-546-01

5

R/

R-Y

G/Y

B/

B-Y

H/

HV

V

OUTPUT

PASS

THRU

70-547-01

6

R/

R-Y

G/Y

B/

B-Y

H/

HV

V

AUDIO

VIDEO

IO

CONTROL

ENTER PRESET

VIEW

ESC

I/O

CONTROL

INPUTS

OUTPUTS

PICTURE ADJUSTMENTS

INTEGRATION SCALING MULTISWITCHER

ISM 824

ADJUST

CONFIG

MENU

VIDEO

ENTER PRESET

VIEW

ESC

DETAIL POSITION SIZE ZOOM

COLOR/

TINT

BRIGHT/

CONT

1

2

3

4

5

6

7

8

7

8

1

2

3 4

5

6

1

.

2

.

9

.

10

.

5

.

4

.

3

.

6

.

11

.

12

.

7

.

8

.

1

.

2

.

3

.

4

.

5

.

1

ISM 824 • クイックスタート

クイックスタート（続き）

設置

手順 1

入出力装置に接続されている各種外部装置の電源を

切り、それらの装置から電源コードを抜きます。

手順２－映像入力

INPUTS 1 から 8 －これらの BNC メスコネクター

には、RGB、コンポーネント、S ビデオ、または

コンポジットビデオ信号を接続します。

入力信号のフォーマットについては、以下の図を参照して

ください。

図 Q -1 BNC 接続の映像フォーマット

手順３－音声出力

INPUTS 1 から 8

― これらのミニ 5 ピンターミナル

ブロックには、ステレオまたはモノラル音声入力を

接続します。

各ターミナルへの配線については、以下の図を参照

してください。

図 Q - 2 音声入力の接続

クイックスタート

手順４－映像出力

a. パススルー出力－ OUTPUTS 1 と 2 の BNC

コネクターに映像装置を接続します。

ケーブルの接続方法については、図 Q-1 を参照して

ください。

b. オプションの出力カードを装着し (図 Q-3 を参照)、

適切なディスプレイ装置をカードのBNC コネクターに

接続します。ケーブルの接続方法については、

図 Q-1 を参照してください。

図 Q - 3 出力カードの装着

手順５－音声出力

ミニ 5 ピンターミナルブロックにステレオまたは

モノラルの音声出力装置を接続します。

手順６－シリアルポート

a. 必要に応じて、コントロールシステムまたは

コンピューターをリアパネルにある RS-232/

RS-422ポートに接続します。

図 Q - 4 リモートポートのピン割り当て

100

-

240

50/60 Hz

1.2A MAX.

1

RESET

LAN

REMOTE

RS232/RS422

ACT

LINK

ISM 824 • クイックスタート

2

クイックスタート（続き）

b. 必要に応じて、コントロールシステムまたは

コンピューターをフロントパネルにある構成ポート

(RS-232) に接続します。接続には、各端にD-sub

9 ピンサブコネクターとØ2.5ステレオジャックが付いた

オプションの TRS RS-232 ケーブル

(製品番号 70-335-01) を使用します。

手順６－ LAN (イーサーネット) ポート

イーサーネットポート (RJ-45 ジャック) には、WAN

または LAN ハブ、コントロールシステムあるいは

コンピューターを接続します。詳細については、

第 2 章「設置」を参照してください。

• ネットワークに接続－パッチ (直線) ケーブルを使用

します。

• コンピューターまたはコントロールシステムに接続－

クロスケーブルを使用します。

手順７－電源の投入

スイッチャーを AC 電源に接続します。入力と

出力装置を ISM 824 に接続し、各入力出力装置

と ISM 824 の電源を入れます。最初は、すべて

のフロントパネルボタンが赤、緑、橙色の順に点滅します。

VIDEO (映像)は緑色、AUDIO (音声)ボタンは赤、 MENU と

NEXT ボタンは橙色に常灯します。他のすべての

ボタンは消灯します。

その後、ISM 824 はデフォルトのディスプレイ

サイクルに入ります。詳細は、第3章「操作と設定」の

「電源投入」を参照してください。

図 - 5 起動後の初期シーケンス

フロントパネルの操作

入力を出力に結合する

未だ結合されていない出力に入力を結合するには：

1. ESC ボタンを押し

ます (保留になって

いるすべての変更

をクリアします)。

2. 点灯していない場合

は、VIDEO(映像)

ボタン (緑色に

点灯)、AUDIO (音声)

ボタン (赤に点灯)、

または両方を

選択します。

3. 適切な入力ボタンを

押します (選択します)。

既に結合済みの出力ボタンが点灯します (緑色は

映像、赤は音声、橙色は両方が結合されている

ことを示します)。

LCD 画面には現在の結合状態が表示されます。

4. 非結合の出力ボタン (消灯している)を押します。

OUTPUTS (出力) のボタンが緑色、赤または

橙色に点滅し、暫定的に結合されたことを示します。

ENTER ボタンが緑色に点滅します。

5. ENTER ボタンを押して、結合を確定します。

INPUTS (入力)と OUTPUTS (出力)、ENTER ボタン

が消灯します。

結合の追加や削除、変更については、第3章「操作と設定」

の「フロントパネルの操作」を参照してください。

Card #4 Out 8

Video Scaler

LAN

ACT

LINK

3

ISM 824 • クイックスタート

クイックスタート（続き）

画像の調整

ISM 824 には、6 つの画像調整ボタンがあります。

(カラー/ティント(色相)、ブライトネス/コントラスト、

ディテール、配置、サイズ、およびズーム) 画像を調整する

には、次の手順で行います。

1. ESC ボタンを押します。

2. 調整する画像調整ボタンを押します。ボタンが

橙色に点灯します。出力カードの関連付けられた

出力ボタンは、緑色に常灯または点滅します。点滅

している場合、選択するボタンを押します (緑色に

点灯します)。

常灯しているボタンは現在選択されている出力、

点滅しているボタンは選択可能な出力を示します。

3. 回転式のつまみを使用して、画像を調整します。

4. 調整が終了したら、ESC ボタンを押して新しい設定

値を確定します。ボタンが消灯します。

画像調整の詳細については、第3章「操作と設定」の

「画像調整」を参照してください。

プリセット

ISM 824 には、16 の入出力プリセットメモリーアドレスが

用意さえています。各アドレスを入力と出力ボタンに割り

当てられます。プリセットは、フロントパネルから保存

したり、呼び出したりできます。また、現在の結合構成を

プリセットアドレスの 1 つとして保存することもできます。

現在の設定を既存のプリセットに保存すると、

既存のプリセットは現在の設定に上書きされます。

プリセットを保存または呼び出しは、次の手順で

行います。

1. ESC ボタンを押します。

2. プリセットを保存するには、PRESET ボタンを

約 2 秒間押し続けます。呼び出すには、PRESET

ボタンを押して放します。 PRESET ボタンは赤で

点滅 (保存)、または赤で常灯 (呼び出し)します。

3. プリセットを保存または呼び出すには、その

プリセット番号（1-16)に対応する入力、または出力

ボタンを選択します。そのボタンと ENTER ボタンが

赤で点滅します。

4. Enter を押します。すべてのプレリセットボタンと

ENTER ボタンが消灯します。選択したプリセット

番号に現在の構成が保存されるか、または選択した

プリセット番号から現在の構成が呼び出されます。

詳細については、第3章「操作と設定」の「入出力

プリセット」を参照してください。

ISM 824 のメニューシステム

ISM 824 のメニューシステムには 6 系統のメインメニュー

があり、各メインメニューの下にサブメニュー

があります。各メインメニューとサブメニュー

にアクセスするには、メニューのコントロール

ボタンを使用します。

3

6

MENU NEXT

ISM 824 • クイックスタート

4

クイックスタート（続き）

• MENU ボタン－このボタンを押すと、各メインメニュー

を表示します。

• NEXT ボタン－このボタンを押すと、サブメニューを

表示したり、メニューシステムを終了したりします。

各メインメニューにはサブメニューがあり、NEXT ボタンを

押すとサブメニューを表示します。

サブメニューにいる場合、MENU ボタンを押すと 1 つ上の

階層に戻ります。

メニューシステムを使用して ISM824を設定する手順に

ついては、第3章「操作と設定」の「ISM 824 メニュー

システム」を参照してください。

フロントパネルのロックアウト機能 (Executive

モード）

フロントパネルのセキュリティロックアウト機能は、

フロントパネルからの操作を制限します。フロント

パネルのセキュリティロックには、Executive モード 1と

Executive モード 2 のレベルがあります。

• Executive モード 1 －表示モード。結合の表示と

表示モードの解除を除いて、フロントパネルの操作

を完全にロックします。設定の変更はできません。

設定の変更操作を行っても、I/O ボタンが 2 度点滅

するだけです。

• Executive モード 2 －入出力の結合のみ。フロント

パネルの操作機能を部分的にロックします。結合の

変更と I/O のプリセットの呼び出し、ボタン

の点灯色のコントロール、音声のゲインと減衰

調整、Executive モード2 の解除だけが可能です。

他の変更操作を行っても、I/O ボタンと ENTER

ボタンが 2 度点滅するだけです。

Executive モード 1 または 2 を有効にする、あるいは終了

するには、次の手順で行います。

詳細については、第3章「操作と設定」の「フロントパネル

セキュリティロックアウト (Executive モード)」を参照して

ください。

i

ISM 824 • 目次

第1章　はじめに ...................................................................... 1-1

本取扱説明書について .............................................................. 1-1

ISM 824モジュール式マルチシグナルマトリックススイッチャーについて ................ 1-1

特長 ................................................................................ 1-4

オプションの出力ボードの特長 ..................................................... 1-5

ISM RGB、ISM DVI、ISM HDSDI ボード .............................................. 1-5

ISM VS ボード .................................................................. 1-6

ISM 2WB ボード ................................................................ 1-6

ISM 1WB ボード ................................................................ 1-6

第２章　設置について ................................................................ 2-1

スイッチャーの取付け ............................................................... 2-1

卓上設置 ......................................................................... 2-1

ラック取付け...................................................................... 2-1

リアパネルの特長と接続 ............................................................. 2-2

電源線および信号 / 制御線の接続 .................................................. 2-2

RJ-45 コネクターの配線とケーブル　　 ............................................ 2-3

正しいネットワークケーブルの選択 ............................................... 2-3

ネットワークケーブルの終端処理 ............................................... 2-3

入力接続 ......................................................................... 2-4

出力接続 ......................................................................... 2-5

オプションの出力ボード接続 ....................................................... 2-6

映像出力の接続 ................................................................ 2-6

音声出力の接続 ................................................................ 2-6

オプションの出力ボード取付け ..................................................... 2-7

第３章　操作と設定 ................................................................... 3-1

フロントパネルの機能 .............................................................. 3-1

入力と出力ボタン ................................................................... 3-1

コントロールボタン ................................................................. 3-2

I/O コントロールボタン .............................................................. 3-2

画質調整ボタン ..................................................................... 3-3

LCD 画面 .......................................................................... 3-3

メニューへのアクセスボタン ......................................................... 3-3

ISM 824 • 目次

ii

回転式調整つまみ ................................................................ 3-4

フロントパネルの設定ポート ...................................................... 3-4

電源の投入 ........................................................................ 3-4

デフォルトディスプレイサイクル ................................................... 3-5

フロントパネルの操作 .............................................................. 3-5

入力を出力に結合する .............................................................. 3-5

映像と音声の結合作成の例 ....................................................... 3-6

結合の表示 ......................................................................... 3-7

既存の結合に結合を追加する ........................................................ 3-8

既存の映像結合に対して音声結合を追加する例 ..................................... 3-8

結合の解除 ........................................................................ 3-10

既存の映像と音声結合を解除する例 .............................................. 3-10

結合の置き換え .................................................................... 3-11

既存の映像入力結合を別の映像入力と置き換える例 ................................ 3-12

I/O（入力と出力）のグループ化 ...................................................... 3-13

入出力ボタンのグループ化例 .................................................... 3-14

映像、音声、または映像と音声の出力のミュートとミュートの解除 ....................... 3-15

出力をミュートする ............................................................. 3-15

出力のミュートを解除する ....................................................... 3-16

RGB 信号遅延の表示と設定 ......................................................... 3-16

RGB 信号遅延の表示 ........................................................... 3-16

RGB 信号遅延の変更 ........................................................... 3-17

入力音声レベル (ゲイン) および出力音声レベル ...................................... 3-18

入力音声レベルおよび出力音声レベルを表示する .................................. 3-18

入力音声レベルと出力音声レベルの調整 .......................................... 3-19

I/O プリセット ...................................................................... 3-20

概要 ......................................................................... 3-20

プリセットの保存方法 ........................................................... 3-21

プリセットの呼び出し ........................................................... 3-22

画像の調整 ........................................................................ 3-23

概要 ......................................................................... 3-23

画像のカラー / ティント (色相)の調整 ............................................. 3-24

画像のブライトネス / コントラストの調整 .......................................... 3-24

iii

ISM 824 • 目次

画像のディテールの調整 ........................................................... 3-25

画像の配置の調整 ............................................................. 3-26

画像サイズの調整 .............................................................. 3-26

画像のズーム調整.............................................................. 3-27

自照ボタンの設定 .............................................................. 3-28

フロントパネルのセキュリティーロックアウト（Executive モード） ...................... 3-28

ISM 824 のメニューシステム ........................................................ 3-29

Auto-Image （オートイメージ）メインメニュー ....................................... 3-30

Input Conguration (入力の設定) メニュー ......................................... 3-31

Output Card Conguration (出力ボード設定) メニュー ............................... 3-32

ISM RGB ボードの設定メニュー .................................................. 3-32

Select Output （出力の選択）サブメニュー ........................................ 3-34

Input Setup (入力の設定) サブメニュー .......................................... 3-34

Output Cong (出力の設定) サブメニュー ....................................... 3-35

User Presets (ユーザープリセット) サブメニュー .................................... 3-36

ユーザープリセットの呼び出し ................................................. 3-36

Advanced Cong (高度な設定) サブメニュー...................................... 3-37

ISM DVI ボードの設定メニュー ................................................... 3-38

Select Output (出力の選択) サブメニュー ........................................ 3-40

Input Setup (入力の設定) サブメニュー .......................................... 3-40

Output Cong (出力の設定)サブメニュー ........................................ 3-41

User Presets （ユーザープリセット）サブメニュー ................................... 3-42

ユーザープリセットの呼び出し ................................................. 3-42

Advanced Cong (高度な設定) サブメニュー...................................... 3-43

ISM HDSDI ボードの設定メニュー ................................................ 3-44

Select Output (出力の選択) サブメニュー ........................................ 3-46

Input Setup (入力の設定) サブメニュー .......................................... 3-46

Output Cong （出力設定) サブメニュー ......................................... 3-47

User Presets （ユーザープリセット）サブメニュー ................................... 3-47

ユーザープリセットの呼び出し ................................................. 3-47

Advanced Cong (高度な設定) サブメニュー...................................... 3-48

ISM VS ボードの設定メニュー .................................................... 3-50

Select Output （出力の選択）サブメニュー ........................................ 3-51

Output Cong (出力の設定) サブメニュー ....................................... 3-51

ISM 824 • 目次

iv

User Presets (ユーザープリセット) サブメニュー .................................... 3-52

ユーザープリセットの呼び出し ................................................. 3-52

Advanced Cong (高度な設定) サブメニュー...................................... 3-52

View Comm Settings (通信設定の表示) メインメニュー .............................. 3-54

通信設定を編集する ............................................................ 3-55

System Reset Menu (システムリセット) メインメニュー ............................... 3-56

Exit Menu (終了) メインメニュー ................................................... 3-57

リセットボタン操作による本体のリセット ............................................. 3-58

第４章　プログラミングガイド ....................................................... 4-1

RS-232/RS-422 制御 ................................................................. 4-1

フロントパネルの構成ポート ....................................................... 4-1

イーサーネット制御 ................................................................. 4-2

イーサーネット接続 ............................................................... 4-2

デフォルトアドレス　 .............................................................. 4-3

シンボル .......................................................................... 4-3

ISM 824 のシンボル ............................................................... 4-4

ISM 824 発行のメッセージ ........................................................... 4-5

電源入力 ......................................................................... 4-5

入力選択 ......................................................................... 4-5

映像入力および映像出力の種類 .................................................... 4-5

映像調整 ......................................................................... 4-5

ＲＧＢの遅延 ..................................................................... 4-6

テストパターン .................................................................... 4-6

音量のゲインと減衰 ............................................................... 4-6

オートイメージング ................................................................ 4-6

オートメモリー .................................................................... 4-6

構成の設定変更 .................................................................. 4-6

PC から ISM 824 へのコマンド送信 .................................................. 4-7

ISM 824 発行のエラーメッセージ ..................................................... 4-7

コマンド/レスポンス表を使用する .................................................... 4-7

SIS コマンドのコマンド/レスポンス表 ................................................. 4-8

IP 接続のSIS コマンド/レスポンス ................................................... 4-24

シンボル： ....................................................................... 4-24

v

ISM 824 • 目次

IP SIS コマンドのコマンド/レスポンス表 ............................................. 4-25

第５章　ISM 824 のソフトウェア .................................................... 5-1

ISM 824 Windows 版コントロールプログラム ......................................... 5-1

プログラムのインストール ......................................................... 5-1

CD-ROM からインストールする.................................................... 5-1

ウェブサイトからダウンロードしてインストールする .................................. 5-2

ソフトウェアの使用 ................................................................ 5-3

コントロールプログラムのメニューとページ .......................................... 5-5

メニューの機能 ................................................................... 5-6

File （ファイル）メニュー ........................................................ 5-6

Tool (ツール) メニュー ......................................................... 5-6

Help （ヘルプ）メニュー ....................................................... 5-12

I/O control タブ ................................................................ 5-13

結合の作成 ................................................................. 5-13

結合の解除 ................................................................. 5-14

出力信号のミュートとミュートの解除 ............................................. 5-14

プリセットの保存............................................................. 5-15

プリセットの呼び出し ......................................................... 5-15

I/O Settings （入出力の設定）タブ ................................................ 5-16

入力映像信号の種類の構成 .................................................... 5-16

入力名と出力名の作成と編集 .................................................. 5-16

RBG 信号の遅延の設定 ....................................................... 5-17

Audio Settings （音声の設定）タブ ................................................ 5-18

入力のゲインと減衰レベルの調整 ............................................... 5-18

出力音量レベルの調整 ........................................................ 5-19

Output Cards （出力ボード）タブ ................................................. 5-19

ISM RGB (ユニバーサルスケーラー RGB) タブ ...................................... 5-19

入力と出力の結合の作成 ...................................................... 5-20

画像の調整 ................................................................. 5-20

出力解像度とリフレッシュレート、出力の種類、同期信号極性の構成 .................... 5-21

アスペクトレシオの選択 ....................................................... 5-21

テストパターンの選択 ........................................................ 5-21

ブルーモード、フィルムモード、オートイメージ、RGB パススルーの選択 ................. 5-21

ISM 824 • 目次

vi

オートメモリーの有効と無効 ................................................... 5-22

ユーザープリセットの保存と呼び出し ............................................ 5-22

入力プリセットを保存する ..................................................... 5-22

入力プリセットの呼び出し ..................................................... 5-22

自動画像処理の開始 .......................................................... 5-22

画像のフリーズ .............................................................. 5-22

ISM DVIとISM HDSDI タブ ..................................................... 5-23

入力と出力の結合の作成 ...................................................... 5-23

画像の調整 ................................................................. 5-24

出力解像度とリフレッシュレート、出力の種類、同期信号極性の構成 .................... 5-24

アスペクトレシオの選択 ....................................................... 5-24

テストパターンの選択 ........................................................ 5-24

ブルーモード、フィルムモード、オートイメージの選択 ............................... 5-25

オートメモリーの有効と無効 ................................................... 5-25

ユーザープリセットをの保存と呼び出し .......................................... 5-25

入力プリセットを保存する ..................................................... 5-25

入力プリセットの呼び出し ..................................................... 5-25

自動画像処理の開始 .......................................................... 5-26

画像のフリーズ .............................................................. 5-26

ISM VS （ビデオスケーラー）タブ ................................................ 5-26

入力と出力の結合の作成 ...................................................... 5-27

画像の調整 ................................................................. 5-27

出力解像度とリフレッシュレート、出力の種類、同期信号極性の構成 .................... 5-27

ブルーモード、 2:2 プルダウン、エッジスムージングフィルター、オートイメージ、

拡張モードの選択 ......................................................... 5-27

オートメモリーの有効と無効 ................................................... 5-28

トップとボトムブランキング値の設定 ............................................ 5-28

ユーザープリセットの保存と呼び出し ............................................ 5-28

入力プリセットの保存 ......................................................... 5-28

入力プリセットの呼び出し ..................................................... 5-28

自動画像処理の開始 .......................................................... 5-29

画像のフリーズ .............................................................. 5-29

vii

ISM 824 • 目次

Button-Label Generator (ボタンラベル作成ソフトウェア) ............................. 5-29

Button Label Generator （ボタンラベル作成ソフト）の使用 ............................ 5-29

ボタンのラベルの交換 ............................................................ 5-31

第６章　HTMLの操作 ................................................................. 6-1

ホームページのダウンロード ......................................................... 6-1

System Status（システムの状態）のページ ............................................ 6-3

Conguration (システム構成) のページ .............................................. 6-4

System Setting (システム設定) のページ - IP Setting （IP 設定) フィールド ............... 6-4

Unit Name (ユニット名) ......................................................... 6-4

DHCP ラジオボタン ............................................................. 6-5

IP Address （IP アドレス）フィールド ................................................ 6-5

Gateway IP Address （ゲートウェイの IP アドレス）フィールド .......................... 6-5

Subnet Mask （サブネットマスク）フィールド ........................................ 6-5

MAC Address （MAC アドレス）フィールド .......................................... 6-5

Firmware （ファームウェア）フィールド ............................................. 6-5

Model （モデル）フィールド ....................................................... 6-5

Part Number （製品番号）フィールド ............................................... 6-5

System Setting のページ - Date/Time Settings （日付/時間の設定) フィールド ........... 6-6

ISM Setting (ISM の設定) のページ .................................................. 6-6

入力の構成 .................................................................... 6-7

RGBの遅延 ..................................................................... 6-7

Excecutive モード ............................................................... 6-8

Passwords （パスワード）のページ ................................................... 6-8

Email Alerts (電子メールの通知) のページ ........................................... 6-9

電子メール通知の設定 ........................................................... 6-9

SMTP 認証を設定する .......................................................... 6-10

Firmware Upgrade (ファームウェアアップグレード) のページ ......................... 6-10

File Management (ファイル管理) のページ .......................................... 6-12

コントロールのページ .............................................................. 6-13

ユーザーコントロールのページ .................................................... 6-13

I/O プリセットのページ ........................................................... 6-16

スロット（出力ボード）の構成 .................................................... 6-17

ユニバーサルスケーラー - ISM RGB .............................................. 6-18

ISM 824 • 目次

viii

ISM DVIとISM HDSDI ......................................................... 6-19

ビデオスケーラー - ISM VS ..................................................... 6-21

特殊文字記号 ...................................................................... 6-22

付録Ａ　イーサーネットの接続 ....................................................... A-1

イーサーネット制御 ................................................................. A-1

イーサーネット接続 ............................................................... A-1

デフォルトアドレス ................................................................ A-2

Ping を利用してエクストロンのIPアドレスを確認する ................................ A-2

Ping を利用してウェブの IP アドレスを確認する ..................................... A-2

Telnet (テルネット）接続 ........................................................... A-3

テルネットの使用 ............................................................... A-3

Open コマンド ............................................................... A-3

拡張文字と ESC キー ........................................................... A-4

ローカルエコー ............................................................... A-4

キャリッジリターンと改行の設定 ................................................. A-4

接続の切断 .................................................................. A-4

ヘルプ ...................................................................... A-4

終了 ........................................................................ A-4

サブネット ― 概要 .................................................................. A-5

ゲートウェイ ...................................................................... A-5

ローカルとリモートデバイス ........................................................ A-5

IP アドレスとオクテット ............................................................ A-5

サブネットマスクとオクテット ....................................................... A-5

デバイスが同じサブネットにあるかを確認する ....................................... A-6

付録Ｂ　リファレンス ................................................................. B-1

仕様 ................................................................................ B-1

製品番号と付属品 ................................................................... B-6

ISM 824 製品番号 ................................................................. B-6

付属品 ........................................................................... B-6

オプションの入出力ボード ......................................................... B-6

1-1

ISM 824 • はじめに

第1章　はじめに

本取扱説明書について

本書では、エクストロン ISM 824 モジュール式マルチシグナルマトリックススイッチャーの設置と

設定方法、さらに操作方法について説明します。また、オプションの出力ボードの操作方法に

ついても説明します。

ISM 824モジュール式マルチシグナルマトリックススイッチャーについて

エクストロン ISM 824 はモジュラー式のマルチシグナルマトリックススイッチャーで、8 つの映像

および音声入力を装備しています。出力は、映像および音声を合わせて 8 つまで可能です。映像

出力として 2 つのパススルー出力端子を装備しています。この基本出力端子以外に 4 基の拡張

スロットが用意されています。拡張スロットには、オプションの各種出力用ボードを組み合わせて

装着できます。出力ボードには、以下の 5 種類が用意されています。

• ISM RGB（ユニバーサルビデオとRGBスケーラー）出力ボード

低解像度信号 (コンポジット、S ビデオ、コンポーネント映像) または高解像度信号 (RGBまたは

コンポーネント) を1920 x1200 および 1080p HDTV までの高解像度信号 (RGB または

HD コンポーネント)に変換します。 RGB/コンポーネントの出力ボードが用意されています。

• ISM DVI （ユニバーサルビデオとRGBスケーラー）出力ボード

DVI-D コネクターが付属しているこの出力ボードは低解像度信号 (コンポジット、S ビデオ、

コンポーネント映像) または高解像度信号 (RGB またはコンポーネント) を1920 x1200 および

1080p HDTV までの高解像度信号 (RGB または HD コンポーネント) に変換します。 DVI出力では

25MHzから165MHz、またVGAから1080p までの56種類の解像度で出力可能です。

• ISM HDSDI（ユニバーサルビデオとRGBスケーラー）出力ボード

低解像度信号 (コンポジット、S ビデオ、コンポーネント映像) または高解像度信号 (RGBまたは

コンポーネント) を1920 x1200 および 1080p HDTV までの高解像度信号 (RGB または

HD コンポーネント)に変換します。それぞれ 720Pで24Hz、25Hz、30Hz、50Hz、59.94Hz、

60Hz、1080iで50Hz、59.94Hz、60Hz、1080p で24Hz、25Hz、30Hzの解像度が含まれます。

• ISM VS （ビデオスケーラー）出力ボード

低解像度信号 (コンポジット、S ビデオ、コンポーネント映像)を、1400 x 1050 または

1080p HDTV までの高解像度信号 (RGB またたは HD コンポーネント)にスケーリング

します。高解像度入力は変換されずにパススルー出力されます。

• ISM SC （スキャンコンバーター）出力ボード

高解像度入力信号 (RGB または HD コンポーネント)を、低解像度出力信号 (コンポジット、

S ビデオ、またはコンポーネント映像) に変換します。この出力ボードは、変換した低解像度出力

信号を、外部同期ソースにゲンロックする機能をサポートしています。

ISM 824

１

第一章

はじめに

ISM 824 • はじめに

1-2

はじめに

• ISM MTP （ツイストペア）出力ボード

このボードには4つのRJ-45と2つのRS-232入力コネクター、および音声入力コネクターが装備

されています。

• ISM 1WB （シングル出力広帯域パススルー）出力ボード

このボードはあらゆる種類の入力信号に対応し、信号を処理しないでパススルー出力させます。

ユニバーサルスケーラー、ビデオスケーラー、スキャンコンバーター、シングル出力広帯域パススルー

出力ボードは、どのスロットにも装着することが出来ます。

• ISM 2WB （デュアル出力広帯域パススルー）出力ボード

このボードはあらゆる種類の入力信号に対応し、2 つあるミニD-sub15 ピンコネクターに、信号

を処理しないでパススルー出力させます。

このボードは最初の 2 基の、デュアル出力がサポートされているスロットのみで使用できます。

スロット#1 に装着された場合、上段のミニD-sub15 ピンコネクターが出力 3、下段のミニD-sub

15 ピンコネクターが出力 4 になります。

スロット#2 に装着された場合、上段のミニD-sub15 ピンコネクターが出力 5、下段のミニD-sub

15 ピンコネクターが出力 6 になります。

スロット 3 と 4 はデュアル出力がサポートされていないため、デュアル出力広帯域パススルー出力ボード

がこれらのスロットに装着された場合、上段のミニD-sub15 ピンコネクターだけに出力されます。

下段のミニD-sub15 ピンコネクターには出力されません。

ISM 824は、様々な解像度の映像信号を最大8系統、それぞれ5個のBNC コネクターから入力

します。出力ボードの構成により、アップスケーリングやダウンスケーリング、また入力は変換されず

にパススルー出力することもできます。出力ボードは５個のBNC コネクターまたは、２個の

ミニD-sub15 ピンコネクター（デュアル広帯域パススルー出力ボードのみ）、DVI-DとHD-SDI

コネクター（SMPTE 292Mをサポートします）から出力します。入力と出力は下記の信号形式に

対応しています。

• RGB (RGBHV、RGBS)

• YUV-HD (HDTV) ビデオ

• プログレシーブ YUV コンポーネントビデオ

• インターレース YUV コンポジットビデオ

• S ビデオ(Y/C)

• コンポジット (NTSC、PAL、SECAM)ビデオ

各映像入力のカラーとティント (色相)、ブライトネス、コントラスト、ディテール、配置、サイズ、

拡大縮小は、フロントパネルまたは RS-232 接続のコントロール装置から設定できます。 ISM 824 を

使用すると、さまざまな信号形式の高解像度および低解像度の映像信号を、解像度やアスペクト比が

決まっている液晶ディスプレイや、プロジェクターなどで表示できるようになります。 DVI出力または

HD-SDI出力搭載のユニバーサルスケーラー出力ボードを使用して、DVIまたは HD-SDI 接続の装置

にも表示できます。

1-3

ISM 824 • はじめに

図　1-1　ISM 824 の接続例

ステレオ/モノラル音声の入力には、8個の3.5 mm ミニ 5 ピンターミナルブロックが使用されて

おり、バランスまたはアンバランスの信号を入力できます。

各入力の音声ゲインと減衰レベル（ -18 dB から +24 dBまで）を、フロントパネル、イーサーネット

またはRS-232/RS 422 経由で調整できます。

出力音量の表示と調整は、フロントパネル、イーサーネット、またはRS-232 経由で行え、その調整

範囲は0 % から100 % (1db ステップ) です。

加えて、すべての音声設定をWindows のコントロールプログラムから行うことができます。

RS-232経由のシリアル通信は、PCなどのホストデバイスをリアパネルにある D-sub9ピンコネクター

か、フロントパネルにあるØ2.5ステレオジャックに接続して行います。

ユーザーはエクストロンのSIS コマンドまたは、ISM 824 用 Windows のコントロールプログラムを

使用して、スイッチャーの制御と構成ができます。詳細は、４章の「プログラミングガイド」と５章の

「ISM 824のソフトウエア」を参照してください。

イーサーネットの接続は、リアパネルにあるRJ-45 コネクターを使用して行います。

ISM 824は16 種類のプリセットを保存できます。映像と音声の結合を I/Oプリセットとして、

フロントパネルからどのプリセットのメモリーにも保存でき、またそのプリセットの呼び出しが

できます。

プリセットの１から８は入力ボタンに、９から16 は出力ボタンに割り当てられています。

詳細は、第3章の「操作と設定」を参照してください。

ISM 824はEIA規格の3Uサイズ (ケースは金属製) で、EIA規格の19インチ標準ラックに

取り付け可能です。

各ISM 824は、外部電源100VAC ～ 240VAC 50/60Hzに対応しています。

ISM 824 • はじめに

1-4

はじめに

特長

入力 ―

映像入力 ― ISM 824は、RGB、HDTV コンポーネントビデオ、コンポーネントビデオ、S ビデオ、

またはコンポジットビデオに対応しています。

音声入力 ― ステレオ音声の入出力には 3.5 mm ミニ 5 ピンターミナルブロックが使用

されており、バランスまたはアンバランスの信号を入出力できます。

出力 ―

標準パススルー映像出力－ ISM 824は、出力 1 と 2 からは入力映像信号に何も処理せずに、

そのままパススルー出力します。

オプションの出力ボード－オプションのユニバーサルスケーラー、スキャンコンバーター、

シングルまたは、デュアル出力広帯域パススルー出力ボードを拡張スロットに装着すると、

6 種類の映像出力を構成できます。出力信号は、装着する出力ボードによってスケーリング、

変換またはパススルーを選択できます。

 • ISM RGB/ISM DVI/ ISM HDSDI（ユニバーサルビデオとRGBスケーラー）出力ボード－

すべての低または高解像度入力信号を、1920x1200、720p、1080i、または1080pを含む、

さまざまな解像度の高解像度信号にスケーリングします。

 • ISM VS スケーラーボード－すべての低解像度入出力を、1400 x 1050 または1080p

HDTVを含むさまざまな解像度の高解像度信号にスケーリングします。高解像度入力は、

パススルーされ、スケーリングされません。

 • ISM SC スキャンコンバーターボード－すべての高解像度入力信号を低解像度信号に変換

します。この出力ボードを装着すると、変換した信号を外部同期信号でゲンロックできます。

 • ISM 2WB デュアル出力広帯域ボード－この出力ボードには 2 つの信号を入力でき、2 つの

ミニD-sub15ピンコネクターからパススルーで出力します。信号は処理されず、そのまま

出力されます。

 • 1WB シングル出力広帯域ボード－この出力ボードにはどんな種類の信号も入力でき、

BNC コネクターからパススルー出力します。信号は処理されず、そのまま出力されます。

音声出力― ISM 824の音声出力は、3.5 mm ミニ 5 ピンターミナルブロックが使用されており、

バランスまたはアンバランスのステレオまたはモノラル音声をラインレベルで出力します。

NTSC 用 3：2 プルダウン検出と PAL 用 2：2 フィルム検出 ― エクストロンが誇る最新フィルム

モード処理技術は、フィルムから作成された映像ソースのディテールやシャープネスを最大限に

高めます。フィルムを NTSC の映像に変換する場合、フィルムのフレームレートを映像の

フレームレートに一致させる必要があります。これは3 ： 2 プルダウン処理と呼ばれます。

フィルムからの映像を従来のノンインターレース方式で処理すると、画像のジャギーやその他の

問題が発生します。ユニバーサルスケーラー出力ボードおよび、ビデオスケーラー出力ボードに

搭載のフィルムモード処理技術では、最初にフィルムからの信号を自動的に認識します。次に、

3：2 プルダウン処理で変換されたビデオに最適な映像処理アルゴリズムを適用します。その

結果、輪郭がシャープになり、ディテールが明確な画像が得られます。

PAL のフィルムソースの映像にも、同様な処理方法が適用されます。

切り替えの柔軟性 ― 各マトリックスの出力は個別にバッファされて独立しています。音声対応

モデルでは、音声を映像に連動および非連動で切り替えられます。

• すべての入力は、どの出力にも結合可能

• 複数の接続の迅速な処理 ― 同時に複数の入力を複数の出力に切り替えられるため、

すべての画面 (出力) を同時にある入力から他の入力に変更できます。

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Extron ISM 824 ユーザーマニュアル

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