Roche Diagnostics
取扱説明書 · バージ ョ ン 6 11
コバス ® 8000 データ マネージ ャー
はじめに
コバス
®
8000 データ マネージ ャーは、 デー タ 及びワー ク フ ローの管理を行
うもので、コバス
®
8000、ホスト及びロシュTeleService-Net (TSN)間の
イ ン ターフ ェース と し て機能し ます。 本装置は
TSN 経由で ロ シ ュ と のア ク
セ ス が可能で、 情報を交換で き ます。 ま た、 精度管理やキ ャ リ ブ レーシ ョ ン
管理に加え、 よ り 進んだ検体収納、 検査管理、 結果の ト レース、 保存、 レ
ポー ト 機能を提供し ます。 更に、 ホ ス ト バ ッ ク ア ッ プ機能 も 備えてお り 、 装
置に対 し 強固な記憶装置 と し ての役割 も 果た し ます。
本取扱説明書は、 データ マネージ ャ ーの特徴、 オペレーシ ョ ンの考え方、 具
体的な機能、 及び管理手順について詳 し く 説明し ています。
取扱説明書の本バージ ョ ンにおける新規箇所
こ のセ ク シ ョ ンでは、 本マニ ュ アルにおけ る新規及び変更箇所について ま と
めています。
コント ロール対象 o
QC パ ラ メ ー タ のルーチン操作では、 以下の名称が変更 さ れてい ます。
[コ ン ト ロ ール一覧] タ ブか ら [オーバービ ュー] タ ブへの変更。 コ ン ト
ロール名フ ィールドから
QC マテ リ アル名フ ィールドへの変更。 シ ョ ー
トカットメニューでは、 コントロール対象の追加から
QC マテ リ アルの
追加、 コ ン ト ロール対象の削除か ら
QC マテ リ アルの削除へ変更。
U
「QC パラ メータのコンフィグレーシ ョ ン」 ( ページ 81)
項目設定 o 計算項目内の [シンボル名] フィールドの値がロシュ又はカスタマー
チャンネルのテス ト
No. と等しい場合、 ロシュテス ト をデータマネー
ジ ャーにセ ッ ト する こ と がで き ません。 ガ イ ド ラ イ ンに従っ て計算項目
の [シ ンボル名] を入力する ための情報が、 タ ス ク に追加 さ れます。
U
「計算項目の作成」 ( ページ 111)
TSN エージ ェ ン ト o [Service-related configuration] コンポーネントの [TSN エージ ェ ン ト ] タ
ブを使用する と 、 分析装置モジ ュールに関連 し た、
ISE、 比色分析、 又は
免疫分析な どの患者結果の新規ア ッ プ ロー ド フ ィ ルターを選択する こ と
ができ ます。
U
「ロ シ ュ へのデー タ のア ッ プ ロ ー ド 」 ( ページ 166)
TSN エージ ェ ン ト o [Service-related configuration] コンポーネントの [TSN エージ ェ ン ト ] タ
ブ上で [IA 患者結果の送信] オプシ ョ ン を選択 し て、 すべての異種免疫
分析 (
HET-IA)のテスト結果をTSN エージ ェ ン ト に送信し ます。 操作
部のデー タ ポ イ ン ト ア ッ プ ロ ー ド オプシ ョ ンが有効な場合、 デー タ マ
ネージ ャーはデータポイ ン ト を含むテス ト 結果を
TSN エージ ェ ン ト に
転送し ます。 こ のア ッ プ ロー ド は、
ASTM 及び HL7 ホス トプロ ト コル
に対応しています。 データポイン ト は、 コバス
®
8000 のすべての e モ
ジ ュールのデー タ マネージ ャーか ら 送信可能です。
U
「免疫分析データ ポ イ ン ト のホ ス ト への送信」 ( ページ 166)