[SM-385739] -2-
設計・選定時
● 浮上したワークは、わずかな力の作用で動きます。
ワークの移動あるいはオーバーランにより、人体およびワーク・機器・装
置への損傷を与えないように、ワークの支持・保持・固定およびストッパ
などを適切に組み込んでください。
● 停電や動力源の故障等で圧力が低下する可能性を考慮してくださ
い。
浮上不足で、人体およびワーク・機器・装置への損傷が考えられる場合、
その為の安全装置を組み込んでください。
吸着力不足で、人体およびワーク・機器・装置への損傷が考えられる場合、
その為の安全装置を組み込んでください。
● 非常停止時の挙動を考慮してください。
非常停止時、またはシステム異常時に安全装置が働き、動力源・機械など
が停止する場合、人体およびワーク・機器・装置への損傷を与えないよう
な設計をしてください。
● 非常停止・異常停止後に再起動する場合の挙動を考慮してください。
再起動により、人体およびワーク・機器・装置への損傷を与えないような
設計をしてください。
● 十分な有効断面積の配管を行ってください。
空気消費量に見合った配管の設計が必要です。チューブ、管継手、
バルブ等の有効断面積を十分大きくとり、圧力降下を小さくしてく
ださい。
浮上不足あるいは吸着力不足を招き、人体およびワーク・機器・装置へ損
傷の原因となります。
● らせん配管はしないでください。
供給側、真空側ともらせん配管は避け、極力直線的最短距離での配
管を行い、圧力降下を小さくしてください。
浮上不足あるいは吸着力不足を招き、人体およびワーク・機器・装置へ損
傷の原因となります。
設計・選定時
● 乾燥した清浄な圧縮空気「等級 1.1.1~1.6.2」をお使いください。
(等級は JIS B 8392-1:2012 による圧縮空気の清浄等級に基づきます。)
<CKD スーパードライヤ SD シリーズ、CKD インライン形クリーン
フィルタ FCS シリーズの使用を推奨します。>
寒冷地使用の場合、適切な凍結対策をしてください。
圧縮空気中の異物や油分などは多孔質を詰まらせ、故障・誤動作の原因に
なります。
● 周囲に熱源がある場合は遮断してください。
輻射熱により製品の温度が上昇して使用周囲温度を超える場合がありま
すので、カバーなどで遮断してください。
● 振動または衝撃が起こる場所では使用しないでください。
故障・誤動作の原因になります。
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警告
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注意
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