マルチノードクラスタから Dell/EMC ストレージシステムへのケーブル接続
iSCSI ポートが利用できる場合は、Dell/EMC ストレージシステムを使用して、直接接続構成で 3 つ以上のノードによるクラスタを設定できます。1 ギガビット iSCSI の場合、CX4-120 ストレージシ
ステムは 4 ノードまで、CX4-240 および CX4-480 ストレージシステムは 6 ノードまで、CX4-960 ストレージシステムは 8 ノードまでのクラスタをサポートします。10 ギガビット iSCSI の場合、
CX4-120 および CX4-240 ストレージシステムは 2 ノードまで、CX-480 および CX-960 ストレージシステムは 4 ノードまでのクラスタをサポートします。
次の例では、4 ノードのクラスタをケーブル接続する方法を説明します。
1. クラスタノード 1 をストレージシステムに接続します。
a. クラスタノード 1 の NIC-0 と SP-A iSCSI ポート 0 を LAN ケーブルで接続します。
b. クラスタノード 1 の NIC-1 と SP-B iSCSI ポート 0 を LAN ケーブルで接続します。
2. クラスタノード 2 をストレージシステムに接続します。
a. クラスタノード 2 の NIC-0 と SP-A iSCSI ポート 1 を LAN ケーブルで接続します。
b. クラスタノード 2 の NIC-1 と SP-B iSCSI ポート 1 を LAN ケーブルで接続します。
3. クラスタノード 3 をストレージシステムに接続します。
a. クラスタノード 3 の NIC-0 と SP-A iSCSI ポート 2 を LAN ケーブルで接続します。
b. クラスタノード 3 の NIC-1 と SP-B iSCSI ポート 2 を LAN ケーブルで接続します。
4. クラスタノード 4 をストレージシステムに接続します。
a. クラスタノード 4 の NIC-0 と SP-A iSCSI ポート 3 を LAN ケーブルで接続します。
b. クラスタノード 4 の NIC-1 と SP-B iSCSI ポート 3 を LAN ケーブルで接続します。
複数のクラスタから Dell/EMC ストレージシステムへのケーブル接続
CX4 シリーズのストレージシステムでは、利用可能なフロントエンド iSCSI ポートの数が多いため、複数のクラスタまたは異種のクラスタとクラスタ化されていないサーバーを直接接続構成で設定する
こともできます。
たとえば、Dell/EMC CX4-120 ストレージシステムの各ストレージプロセッサに装備されている 4 個のギガビット iSCSI ポート、または Dell/EMC CX4-480 および CX4-960 ストレージシステム
の各ストレージプロセッサに装備されている 4 個の 10 ギガビット iSCSI ポートを使用して、2 ノードのクラスタ 2 つ、または 2 ノードのクラスタ 1 つと直接接続構成による非クラスタシステム 2 台を
接続できます。Dell/EMC CX4-240 および CX4-480 ストレージシステムの各ストレージプロセッサに装備されている 6 個の ギガビット iSCSI ポートを使用して、2 ノードのクラスタ 3 つ、または 2
ノードのクラスタ 2 つと直接接続構成による非クラスタシステム 2 台を接続できます。同様に、Dell/EMC CX4-960 ストレージシステムの各ストレージプロセッサに装備されている 8 個のギガビット
iSCSI ポートを使用して、2 ノードのクラスタ 4 つ、または 2 ノードのクラスタ 2 つと直接接続構成による非クラスタシステム 4 台を接続できます。
2 ノードのクラスタ 2 つから Dell/EMC ストレージシステムへのケーブル接続
次の手順は、2 ノードのクラスタ 2 つをケーブル接続する方法の一例です。Dell/EMC ストレージシステムは、各ストレージプロセッサに iSCSI ポートを少なくとも 4 個必要とします。
1. 最初のクラスタで、クラスタノード 1 をストレージシステムに接続します。
a. クラスタノード 1 の NIC-0 と SP-A iSCSI ポート 0 を LAN ケーブルで接続します。
b. クラスタノード 1 の NIC-1 と SP-B iSCSI ポート 0 を LAN ケーブルで接続します。
2. 最初のクラスタで、クラスタノード 2 をストレージシステムに接続します。