Dell /EMC AX4-5i 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
Dell|EMC AX4-5i iSCSI ストレージアレイを使用した Microsoft
®
Windows Server
®
フェイルオーバークラスタ
ハードウェアの設置&トラブルシューティング
はじめに
クラスタハードウェアのケーブル接続
システムのクラスタリングへの準備
トラブルシューティング
クラスタデータシート
iSCSI 設定ワークシート
メモ、注意、警告
本書 予告なく されることがあります
©2008 すべての著作Dell Inc. にあります
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています
本書に使用されている商標:DellDELL ロゴPowerEdgePowerVault および OpenManage Dell Inc. の商標ですActive DirectoryMicrosoftWindowsWindows Server および Windows NT は米国その
他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標ですEMCNavisphere および PowerPath EMC Corporation の登録商標ですMirrorViewSAN Copy および SnapView EMC Corporation
の商標です
本書では、必要じて上記以外の商標や会社名が使用されている場合がありますがそれらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではありません
2008 4 Rev A00
メモコンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています
警告: 物的損害、けがまたは死亡 原因となる可能性があることをしています
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クラスタハードウェアのケーブル
Dell|EMC AX4-5i iSCSI ストレージアレイを使用した Microsoft
®
Windows Server
®
フェイルオーバークラスタ
ハードウェアの設置&トラブルシューティング
マウスキーボードモニターのケーブル接続
電源ユニットのケーブル接続
パブリックネットワークとプライベートネットワークのクラスタのケーブル接続
ストレージシステムのケーブル接続
マウスキーボードモニターのケーブル
クラスタ構成をラックに取り付ける場合は、マウスキーボードモニターをノードに接続するためのスイッチボックスをめる必要があります。各ノードをスイッチボックスに接続する手順についてはラッ
クに付属のマニュアルを参照してください
電源ユニットのケーブル接続
クラスタソリューションのコンポーネントのマニュアルを参照して、個々の電源の要件が満たされていることを確認します
電源関連の障害からクラスタソリューションを保護するために、次のガイドラインにうことをおめします
l 複数の電源ユニットを使用したクラスタノードでは、各電源ユニットを別々AC 回路に接続する
l 無停電電源装置(UPS)を使用する
l 環境によってはバックアップ用の発電機の設置や別の変電設備からの電力供給を検討する
2-1および 2-2 は、2 PowerEdge システムと 2 のストレージシステムで構成されるクラスタソリューションの電源ケーブルを接続するおめの方法です。冗長性を確保するため、す
べてのコンポーネントのプライマリ電源ユニットは1 つまたは 2 つの回路にまとめて接続し、冗長電源は別の電源供給回路にまとめて接続するようにします
2-1.PowerEdgeシステムに電源ユニット 1 台、AX4-5i ストレージアレイに SPS 1 使用する場合電源ケーブルの
2-2.PowerEdgeシステムに電源ユニット 2 台、AX4-5i ストレージアレイに SPS 2 使用する場合電源ケーブルの
メモDell™PowerEdge™ クラスタDell ブレードサーバーモジュールを設定するにはデルサポートサイト support.dell.com で『Using Dell Blade Servers in a Dell
PowerEdge High Availability Cluster』(Dell PowerEdge 高可用性クラスタにおける Dell ブレードサーバーの使い方)マニュアルを参照してください
パブリックネットワークとプライベートネットワークのクラスタのケーブル
クラスタノードのネットワークアダプタは2-1 の説明どおり、各ノードにしてなくとも 2 つのネットワーク接続を提供します
2-1.ネットワーク
2-3 は ネットワークアダプタのケーブル接続の例です。各ノード内の専用ネットワークアダプタはプライベートネットワーク用に相互に接続され、残りのネットワークアダプタはパブリックネットワーク
に接続されています
2-3.ネットワークのケーブル
パブリックネットワークのケーブル
TCP/IP を実行しているシステムでサポートされているネットワークアダプタならどれでもパブリックネットワークセグメントに接続できます。追加のパブリックネットワークセグメントをサポートするため
またはプライマリネットワークアダプタやスイッチポートの故障に備えて冗長性を持たせるため、追加のネットワークアダプタを取り付けることができます
プライベートネットワークのケーブル
ノードへのプライベートネットワーク接続は、ノードごとに取り付けたネットワークアダプタによっていますこのネットワークはクラスタ内の通信に使用します2-2 では3 種類の可能なプライベー
トネットワーク構成について説明します
メモDell PowerEdge クラスタDell ブレードサーバーモジュールを設定するには
デルサポートサイト support.dell.com で『Using Dell Blade Servers in a Dell
PowerEdge High Availability Cluster』(Dell PowerEdge 高可用性クラスタにおける Dell ブレードサーバーの使い方)マニュアルを参照してください
ネットワーク
パブリックネットワーク
プライベートネットワーク
2-2.プライベートネットワークのハードウェアコンポーネントおよび
デュアルポートネットワークアダプタの使用
パブリックネットワークをプライベートネットワーク通信のフェイルオーバー用に使えるようにクラスタを構成することもできますデュアルポートのネットワークアダプタを使用している場合、パブリックお
よびプライベートネットワークをサポートするために両方のポートを同時に使わないでください
NIC のチーム
2 つまたは 3 以上NIC を組み合わせて NIC のチーム化をうと、負荷分散やフォールトトレランスが実現されます。お使いのクラスタはパブリックネットワークでのみ NIC のチームをサポ
ートしていますプライベートネットワークと iSCSI ネットワークでは NIC のチームはサポートされていません
チーム化を行う場合、チームではじブランドの NIC を使用しますまたチームのドライバもブランドを混在させることはできません
ストレージシステムのケーブル
本項ではクラスタを直接接続構成でストレージシステムにまたは iSCSI SAN 接続構成1 もしくは複数のストレージシステムに接続する方法を説明します
イーサネットネットワークケーブルを使用して、管理ステーションがあるネットワークにストレージプロセッサ上の管理ポートを接続します
直接接クラスタにいるストレージのケーブル接続
直接接続のクラスタ構成は、Dell|EMC ストレージシステムに直接ケーブル接続された複数の冗長 iSCSI NIC ポートで構成されます。直接接続構成は独立型で、クラスタ外の他のクラスタノードやス
トレージシステムと物理的リソースを共有しません
2-4 、各クラスタノードに冗長 NIC ポートが取り付けられた、直接接続の単一のクラスタ構成の例を示しています
2-4.直接接のクラスタ構成
クラスタノードはRJ45 コネクタきの CAT5e または CAT6 LAN ケーブルを使用してストレージシステムに接続しますこのケーブルはクラスタノードのギガビットイーサネット NIC
Dell|EMC ストレージシステムのギガビット iSCSI ストレージプロセッサSPポートに接続します
2 ノードクラスタから AX4-5i ストレージシステムへのケーブル
2-5 に、2 ノードの直接接続クラスタを AX4-5i ストレージアレイにケーブル接続する方法を示します
1. クラスタノード 1 をストレージシステムに接続します
a. クラスタノード 1 iSCSI NIC 0または NIC ポート 0から SP-A iSCSI ポート 0 へケーブルを接続します
方式
ハードウェアコンポーネント
ネットワークスイッチ
ファーストイーサネットまたはギガビットイーサネットネ
ットワークアダプタとスイッチ
ノードのネットワークアダプタからの標準イーサネットケーブルを
ファーストイーサネットま
たはギガビットイーサネットのスイッチに接続します
ポイントツーポイントファーストイーサネット
2 ノードクラスタのみ
ファーストイーサネットネットワークアダプタ
両方のノードのファーストイーサネットネットワークアダプタにクロスオーバーイーサネットケー
ブルを接続します
ポイントツーポイントギガビットイーサネット
2 ノードクラスタのみ
銅線ギガビットイーサネットネットワークアダプタ
両方のノードのギガビットイーサネットネットワークアダプタ間に標準イーサネットケーブルを接続
します
メモ本書でギガビットイーサネットという場合は、ギガビットイーサネットまたは 10 ギガビットイーサネットをします
メモ本項で取り上げている接続例は、クラスタノードとストレージシステムの間の接続における冗長性を確保する検証済みの代表的な方法です。同種の冗長接続を実現できる他の方法を用い
てもいません
b. クラスタノード 1 iSCSI NIC 1または NIC ポート 1から SP-B iSCSI ポート 0 へケーブルを接続します
2. クラスタノード 2 をストレージシステムに接続します
a. クラスタノード 2 iSCSI NIC 0または NIC ポート 0から SP-A iSCSI ポート 1 へケーブルを接続します
b. クラスタノード 2 iSCSI NIC 1または NIC ポート 1から SP-B iSCSI ポート 1 へケーブルを接続します
2-5.クラスタノードから AX4-5i ストレージシステムへのケーブル
iSCSI SAN クラスタにいるストレージのケーブル
iSCSI SAN 接続のクラスタは、冗長性のあるスイッチファブリックを使用してネットワーク経由ですべてのクラスタノードを 1 または複数のストレージシステムに接続するクラスタ構成です
iSCSI SAN 接続クラスタ構成は、柔軟性、張性、性能の点で、直接接続構成よりもれています
2 ノードの iSCSI SAN 接続クラスタの2-6 に示します8 ノードの iSCSI SAN 接続クラスタの2-7 します
ノード数の異なるクラスタでも、同様の考え方でケーブルを接続できます
2-6.2ノードの iSCSI SAN クラスタ
2-7.8ノードの iSCSI SAN クラスタ
メモこれらのではわかりやすいようにケーブルがにストレージプロセッサのポートに接続されています。実際のストレージシステムで利用可能なポートは、図とはなっている場合があ
りますがNIC 0または NIC ポート 0および NIC 1または NIC ポート 1をそれぞれ SP-A および SP-B に接続してください
メモ本項で取り上げている接続例は、クラスタノードとストレージシステムの間の接続における冗長性を確保する検証済みの代表的な方法です。同種の冗長接続を実現できる他の方法を用い
てもいません
1 つの iSCSI SAN クラスタから Dell|EMC AX4-5i ストレージシステムへのケーブル
1. クラスタノード 1 iSCSI ネットワークに接続します
a. iSCSI NIC 0または NIC ポート 0からネットワークスイッチ 0 sw0へネットワークケーブルを接続します
b. iSCSI NIC 1または NIC ポート 1からネットワークスイッチ 1 sw1へネットワークケーブルを接続します
2. クラスタノードにして手順 1 を繰り返します
3. ストレージシステムを iSCSI ネットワークに接続します
a. ネットワークスイッチ 0sw0から SP-A iSCSI ポート 0 へネットワークケーブルを接続します
b. ネットワークスイッチ 0sw0から SP-B iSCSI ポート 1 へネットワークケーブルを接続します
c. ネットワークスイッチ 1sw1から SP-A iSCSI ポート 1 へネットワークケーブルを接続します
d. ネットワークスイッチ 1sw1から SP-B iSCSI ポート 0 へネットワークケーブルを接続します
2-8.1つの iSCSI SAN クラスタから Dell|EMC AX4-5i へのケーブル
iSCSI SAN クラスタから Dell|EMC ストレージシステムへのケーブル
ストレージシステムに複数のクラスタをケーブル接続するには、適切iSCSI スイッチにクラスタノードを接続してからプロセッサエンクロージャ上の適切なストレージプロセッサに iSCSI スイッチを
します
iSCSI SAN 接続クラスタ構成のルールとガイドラインについては、高可用性クラスタにするデルのウェブサイト www.dell.com/ha 、『Dell Cluster Configuration Support Matrices
デルのクラスタ構成のサポートマトリクス)を参照してください
iSCSI SAN クラスタから AX4-5i ストレージシステムへのケーブル
1. 最初のクラスタでクラスタノード 1 iSCSI ネットワークに接続します
a. iSCSI NIC 0または NIC ポート 0からネットワークスイッチ 0 sw0へネットワークケーブルを接続します
b. iSCSI NIC 1または NIC ポート 1からネットワークスイッチ 1 sw1へネットワークケーブルを接続します
2. 最初のクラスタで、各ノードにして手順 1 を繰り返します
3. 各追加クラスタにして手順 1 および手順 2 を繰り返します
4. ストレージシステムを iSCSI ネットワークに接続します
a. ネットワークスイッチ 0sw0から SP-A iSCSI ポート 0 へネットワークケーブルを接続します
b. ネットワークスイッチ 0sw0から SP-B iSCSI ポート 1 へネットワークケーブルを接続します
c. ネットワークスイッチ 1sw1から SP-A iSCSI ポート 1 へネットワークケーブルを接続します
d. ネットワークスイッチ 1sw1から SP-B iSCSI ポート 0 へネットワークケーブルを接続します
PowerEdge クラスタ 1 つからのストレージシステムへの
冗長 iSCSI ネットワークを使用してクラスタに複数のストレージシステムを接続しクラスタストレージの容量を増やすことができますPowerEdge クラスタシステムはクラスタノードに複数のスト
レージユニットを接続する構成をサポートしていますこの場合、MSCS ソフトウェアではクラスタに接続されたクラスタノード間の共有ストレージアレイでディスクドライブのフェイルオーバーをうこ
とができます
複数のストレージシステムをクラスタに接続するには、以下のルールが適用されます
l 1 クラスタにつきストレージシステムは 4 まで
l 共有ストレージシステムとファームウェアが同一であること。共有ストレージで、異なるストレージシステムおよびファームウェアを使用することは不可。
l MSCS のドライブ文字22 文字以内。ドライブ文字A から D まではローカルディスク用に予約されているためストレージシステムディスク用に使用できるドライブ文字は、E から Z まで
22 文字です
l Windows Server 2003 および Windows Server 2008 ではマウントポイントをサポートしておりクラスタごとに 22 えるドライブが使用可能。詳細についてはデルサポートサイト
support.dell.com 、『Microsoft
®
Windows Server
®
2008 使用した Dell™フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティングまたはMicrosoft
®
Windows
Server
®
2003 使用した Dell™フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティング』を参照してください
2-9 は、クラスタノードから 4 Dell|EMC ストレージシステムへのケーブル接続の例です
2-9.4のストレージシステムにケーブル接続された PowerEdge クラスタノード
詳細情報について
クラスタコンポーネントの設定に関する詳細は、ストレージとテープバックアップのマニュアルを参照してください
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メモ以下の手順では、追加クラスタのケーブル接続の例として2-8 を使って説明します
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クラスタデータシート
Dell|EMC AX4-5i iSCSI ストレージアレイを使用した Microsoft
®
Windows Server フェイルオーバークラスタ ハードウェアの設置&トラブルシューティング
このシートはクラスタにする情報を記録するためにクラスタノードやラックのくの適当な場所に貼付しておきテクニカルサポートに連絡する場合に参照してください
B-1.クラスタ設定する
B-2.クラスタノードの設定する
B-3.追加のネットワークにする情報
B-4.ストレージアレイの設定情報
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クラスタの情報
クラスタソリューション
クラスタIP アドレス
サーバーのタイプ
インストーラ
設置日
アプリケーション
場所
備考

ノード
サービスタグナンバー
パブリック IP アドレス
プライベート IP アドレス
追加ネットワーク
アレイ
アレイのサービスタグ
IP アドレス
DAE
ディスク
1
2
3
4
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はじめに
Dell|EMC AX4-5i iSCSI ストレージアレイを使用した Microsoft
®
Windows Server
®
フェイルオーバークラスタ
ハードウェアの設置&トラブルシューティング
クラスタソリューション
クラスタのハードウェア要件
サポートされるクラスタ構成
そののマニュアル
Dell™フェイルオーバークラスタでは、特定のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを組み合わせてクラスタで実行されるアプリケーションとサービスの可用性をめますフェイルオーバークラ
スタによりシステムでシングルポイント障害の発生する可能性が低くなりますシングルポイント障害が発生するとクラスタのアプリケーションやサービスが利用できなくなる可能性があります)。
ラスタのサーバーおよびストレージの電源ユニットノードとストレージアレイの間の接続、多層にわたるエンタープライズアプリケーションアーキテクチャのクライアントシステムまたはその他のサ
ーバーへの接続には、冗長コンポーネントを使用することをおめします
本書ではDell|EMC AX4-5i iSCSI ストレージアレイを使用したフェイルオーバークラスタの設定に必要な情報および具体的な設定手順について説明します
Windows Server 2003 を使用したクラスタの導入の詳細についてはデルサポートサイト support.dell.com 、『Microsoft Windows Server 2003 を使用した Dell™フェイルオーバー
クラスタのインストール&トラブルシューティング』を参照してください Windows Server 2008 を使用したクラスタの導入の詳細についてはデルサポートサイト support.dell.com で、
Microsoft Windows Server 2008 を使用した Dellフェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティング』を参照してください
お使いのフェイルオーバークラスタとして推奨される OSハードウェアコンポーネントおよびドライバまたはファームウェアのバージョンのリストについては、高可用性クラスタリングにするデルのウ
ェブサイト www.dell.com/ha 、『Dell Cluster Configuration Support Matrices』(Dell クラスタ構成のサポートマトリクス)を参照してください
クラスタソリューション
お使いのクラスタは、最小 2 ノード ~ 最大 8 ノードWindowsServer2003の場合)または 16 ノードWindows Server 2008 の場合)をサポートし、次の機能を提供します
l iSCSI クラスタのギガビットイーサネットテクノロジ
l ネットワーククライアントにするリソースの高可用性
l 共有ストレージにする冗長パス
l アプリケーションおよびサービスの障害復旧
l クラスタ全体をオフラインにしないでノードやストレージシステムの修復、メンテナンスアップグレードが可能な柔軟なメンテナンス機能
iSCSI プロトコルはコマンドデータステータスその他を含SCSI フレームをイーサネットネットワーク経由で転送される TCP/IP パケットにカプセルしますiSCSI データブロックはホスト
内に常駐する Microsoft iSCSI イニシエータと iSCSI ターゲット(通常はストレージデバイス)の間で送受信されますクラスタに iSCSI を導入すると、次のような利点があります
l 地理的分散 - イーサネットテクノロジによって接続可能な範囲が拡大するためクラスタノードとストレージシステムをなる場所に設置できます
l コストでの可用性 - 冗長接続は、安TCP/IP ネットワークコンポーネントによって利用可能な複数のデータパスを提供します
l 接続- ストレージシステムクラスタノードおよび既存LANWANストレージネットワークのクライアントを接続するための単一のテクノロジ
クラスタのハードウェア要件
使用するクラスタにはのハードウェアコンポーネントが必要です
l クラスタノード
l クラスタストレージ
クラスタノード
クラスタノードのハードウェア要件1-1 に示します
1-1.クラスタノードの要件
コンポーネント
最小要件
クラスタノード
なくとも 2 台の同一PowerEdge サーバーが必要ですサポートされるノードの最大数は、クラスタで使用する Windows Server OS 種類、およびスト
レージシステムとノードの相互接続に用いられる物理トポロジによって左右されます
RAM
クラスタノードにインストールされている Windows Server OS の種類によって、必要とされるシステム RAM の最小容量が決まります
iSCSI イニシエータ
iSCSI ポートドライバイニシエータサービスおよびソフトウェアイニシエータをノードにインストールします
iSCSI アクセスNIC
ノードに 2 iSCSI NIC または 2 iSCSI NIC ポートNIC を別々PCI バスに設定して可用性とパフォーマンスをめますiSCSI トラフィック
TCP/IP オフロードエンジンTOENIC もサポートされています
NICパブリックおよびプライベ
ートネットワーク
2 枚以上NIC1 はパブリックネットワーク用で、もう 1 はプライベートネットワーク用)。
クラスタストレージ
クラスタノードは、外付けストレージシステムへのアクセスを共有できますただし、外付けストレージシステム1 つの RAID ボリュームを複数のノードが同時に所有することはできません
Microsoft Cluster ServicesMSCS)は、どのノードが共有ストレージシステムのRAID ボリュームへのアクセス権を持つかを制御します
サポートされているストレージシステムとストレージシステムに接続するクラスタノードおよびスタンドアロンのシステム構成の要件1-2 に示します
1-2.クラスタストレージの要件
これらのストレージシステムは、次のハードウェアコンポーネント構成で動作します
l ディスクプロセッサエンクロージャDPE- ストレージシステムRAID アレイを制御するストレージプロセッサによって構成されスナップショットLUN マスキングリモートミラーリングな
どの各種のストレージ機能を提供します
l ディスクアレイエンクロージャDAE- 追加のストレージを提供しますディスクプロセッサエンクロージャに接続されています
l スタンバイ電源(SPS- ディスクプロセッサの書き込みキャッシュの整合性をるためのバックアップ電源を提供しますSPS はディスクプロセッサエンクロージャに接続します
AX4-5i ストレージアレイのハードウェア要件1-3 に示します
1-3.Dell|EMCストレージシステムの要件
iSCSI NIC
iSCSI ソフトウェアイニシエータによって制御される NIC I/O アダプタとして機能しシステムの拡張バスとストレージコンポーネントを接続しますAX4-5i ストレージアレイで構成されるフェイルオ
ーバークラスタソリューションには、冗長パスを提供し、ストレージシステムへの I/O データ転送の負荷分散を行うために、各 PowerEdge システムに iSCSI NIC または NIC ポートが 2 つ必要で
す。
iSCSI のイーサネットスイッチ
iSCSI アクセスのギガビットスイッチは、拡張機能を提供しノード / ストレージシステム間専用の相互接続をうレギュラーネットワークスイッチとして機能します
サポートされるクラスタ構成
直接接クラスタ
直接接続のクラスタ構成ではクラスタの両方のノードが単一のストレージシステムにダイレクトに接続していますこの構成ではストレージシステムRAID コントローラまたはストレージプロセッ
サ)はノードiSCSI NIC ポートにケーブルで直接接続されています
1-1 、基本的な直接接続のシングルクラスタ構成をします
1-1.直接接のシングルクラスタ構成
メモパブリックネットワーク用のNIC は同一仕様のものプライベートネットワーク用のNIC 同一仕様のものを使うことをおめします
内蔵ディスクコントローラ
ノードについて2 台以上の内蔵ハードドライブに接続された 1 つのコントローラサポートされている RAID コントローラまたはディスクコントローラならどれでも
使用できます
ミラーリングRAID 1には 2 のハードドライブパリティきのディスクストライプRAID 5には 3 台以上のハードドライブが必要です
メモ内蔵ドライブにはハードウェアベースの RAID または ソフトウェアベースのディスクフォールトトレランスの使用を強くおめします
ハードウェアコンポーネント
要件
サポートされるストレージシステム
サポートされている Dell|EMC ストレージシステム 1 4 台。特定のストレージシステムの要件については1-3 を参照してください
クラスタノード
すべてのノードはSAN を経由して1 のストレージシステムに直接接続するか1 または複数のストレージシステムに接続する必要があります
複数のクラスタとスタンドアロンシステム
1 または複数のサポートされているストレージシステムを共有できる必要があります
プロセッサエンクロージャ
ストレージの最小要件
ストレージの
SPS
AX4-5i
4 台以上、最大 12 のハードドライブを搭載した DPE 1
それぞれ最大 12 のハードドライブを搭載した DAE 3 まで
1台(必須)+ 2 台(オプション
メモストレージシステムで実行されているコアソフトウェアのバージョンがサポートされていることを確認します。特定バージョンの要件については、高可用性クラスタにするデルのウェブサイ
www.dell.com/ha 、『Dell Cluster Configuration Support Matrices』(デルのクラスタ構成のサポートマトリクス)を参照してください
直接接クラスタでの EMC PowerPath 制約
EMC PowerPath は、フェイルオーバー機能と複数パス検出機能のほか、同じストレージプロセッサSP)上の複数のポート間の動的負荷分散機能も提供しますただしデル対応の直接接続クラス
タはストレージシステム内のSP の単一のポートに接続されますしたがって、直接接続構成では単一ポートという制約があるのでPowerPath はフェイルオーバー保護は提供できますが、負荷
分散機能は提供できません
iSCSI SAN のクラスタ
iSCSI スイッチ接続のクラスタでは、可用性を高めるためにすべてのノードが、冗長 LAN を通じてシングルストレージシステムまたは複数のストレージシステムに接続されていますiSCSI SAN
のクラスタ構成は、柔軟性、張性、およびパフォーマンスの点で直接接続のクラスタ構成よりもれています
1-2 iSCSI SAN 接続のクラスタをします
1-2.iSCSISANのクラスタ
そののマニュアル
l ラックソリューションに付属の『ラック取り付けガイドでは
システムをラックに取り付ける方法について説明しています
l はじめにでは
最初にシステムをセットアップする場合の概要を説明しています
l Microsoft Windows Server 2003 を使用した Dell フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティングにはWindows Server 2003 を使用したクラスタの導入に関す
る詳細情報が記載されています
l Microsoft Windows Server 2008 を使用した Dell フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティングにはWindows Server 2008 を使用したクラスタの導入に関す
る詳細情報が記載されています
l Dell Cluster Configuration Support Matrices』(デルのクラスタ構成のサポートマトリクスにはフェイルオーバークラスタとして推奨される OSハードウェアコンポーネントおよび
ドライバまたはファームウェアのバージョンのリストが記載されています
l OS のマニュアルではOS ソフトウェアのインストール手順(必要な場合)や設定方法、および使い方について説明しています
l システムとは別に購入されたハードウェアおよびソフトウェアのコンポーネントのマニュアルでは、購入されたオプションの取り付/ インストールや設定について説明しています
l DellPowerVault™のテープライブラリのマニュアルではテープライブラリのインストールトラブルシューティングおよびアップグレードについて説明しています
警告: 安全および認可機 する重要 情報についてはシステムにしているマニュアルの安全にお使いいただくための注意事項してください。保証情報して
、『サービス サポートのごを参 してください
メモDell PowerEdge クラスタDell ブレードサーバーモジュールを設定するには
デルサポートサイト support.dell.com で『Using Dell Blade Servers in a Dell
PowerEdge High Availability Cluster』(Dell PowerEdge 高可用性クラスタにおける Dell ブレードサーバーの使い方)マニュアルを参照してください
メモにことわりのない限り、下記のリストにあるマニュアルはすべてデルサポートサイト support.dell.com から入手できます
l EMC PowerPath のマニュアルおよび Dell|EMC ストレージエンクロージャのユーザーズガイド』。
l リリースノートまたは readme ファイルにはシステムやマニュアルの最新のアップデート情報や、専門知識をおちのユーザーや技術者向けの高度な技術上の参考資料が含まれている
があります
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メモこのアップデート情報には他の文書の内容を差し替える情報が含まれていることがあるので、必ず最初におみください
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システムのクラスタリングへの準備
Dell|EMC AX4-5i iSCSI ストレージアレイを使用した Microsoft
®
Windows Server
®
フェイルオーバークラスタ
ハードウェアの設置&トラブルシューティング
クラスタ構成の概
インストールの
クラスタ構成
1. システムの設置場所がクラスタに必要な電源の要件を満たしていることを確認します。お住まいの地域の電源の要件についてはデルの販売担当者にお問い合わせください
2. システム、共有ストレージアレイおよび相互接続スイッチたとえばラック内)を設置しすべてのコンポーネントの電源をオンにします
3. OS(関連するサービスパックと修正プログラムを含む)、ネットワークアダプタドライバストレージアダプタドライバマルチパス I/O MPIOドライバを含む)を、各クラスタノードに導入します
使用する導入方法によってはこの手順を正常に完了するためにはネットワーク接続が必要な場合もあります
4. クラスタのパブリックおよびプライベートネットワークへのアクセスを提供するために、各クラスタノードのネットワークアダプタに物理ネットワークトポロジと TCP/IP 設定を確立します
5. クラスタノードをWindows Active Directory ドメインのメンバーとして設定します
6. クラスタノードとして設定するシステムとストレージアレイの間に接続を確立するために、物理ストレージトポロジと必要なストレージネットワークの設定を行いますストレージシステムのマニュア
ルの説明に従ってストレージシステムの設定を行います
7. ストレージアレイ管理ツールを使用して、少なくとも 1 つの LUN 作成しますLUN は、Windows Server 2003 フェイルオーバークラスタのクラスタクォーラムディスクとしておよび
Windows Server 2008 フェイルオーバークラスタWitness(監視)ディスクとして使用されますクラスタノードとして設定するシステムにこの LUN が表示されていることを確認しま
8. 1 のシステムを選び、クラスタ名、クラスタ管理 IPおよびクォーラムリソースを設定することで、新しいフェイルオーバークラスタをります。詳細についてはシステムのクラスタリングへの
準備を参照してください
9. りのノードをフェイルオーバークラスタにえます。詳細についてはシステムのクラスタリングへの準備を参照してください
10. クラスタネットワークの役割を設定しますクラスタの制御外にある iSCSI ストレージに使用するまたはクラスタ外の他の用途の)任意のネットワークインタフェースをります
11. しいクラスタのフェイルオーバー機能をテストします
12. フェイルオーバークラスタに可用性の高いアプリケーションとサービスを設定します。構成によってはクラスタに LUN を追加したりまたはしいクラスタリソースグループを作成したりする
があります。新しいリソースのフェイルオーバー機能をテストします
13. フェイルオーバークラスタでホストされている可用性の高いアプリケーションとサービスにアクセスできるようにクライアントシステムを設定します
警告: カバーをして システム部品れる作業 トレーニングをけたサービス技術者 だけがってください。安全上注意、コンピュータ作業、
よび 障害への対処詳細についてはシステムにのマニュアルに記載されている安全にお使いいただくための注意事項してください
メモ手順 3 手順 7 および 手順 10 手順 13 の詳細についてはデルサポートサイト support.dell.com からMicrosoft Windows Server 2003 を使用した Dell
ェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティングまたはMicrosoft Windows Server 2008 使用した Dell フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシュ
ーティングをダウンロードし、「システムのクラスタリングへの準備」を参照してください
メモクラスタ設定情報をクラスタデータシートのクラスタデータシートにiSCSI 設定情報をiSCSI 設定ワークシートiSCSI 設定ワークシートに記録しておくとクラスタの計画と導
入に役立ちます
メモクラスタノードをドメインコントローラとして設定することが可能です。詳細についてはデルサポートサイト support.dell.com からMicrosoft Windows Server 2003 を使
した Dell フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティングまたはMicrosoft Windows Server 2008 使用した Dell フェイルオーバークラスタのインストール
&トラブルシューティングをダウンロードし、「ドメインモデルの選択」を参照してください
メモセキュリティ上の理由からクラスタ設定時には、単一ノードLUN を設定することをおめします手順 8)。クラスタ内の他のノードからアクセスできるように、後LUN を設
します手順 9)。
メモWindows Server 2008 で設定したフェイルオーバークラスタの場合は、Cluster Validation Wizardクラスタ評価ウィザード)を実行して、お使いのシステムでクラスタ
成が可能であることを確認してください
メモWindows Server 2008 で設定したフェイルオーバークラスタにはCluster Validation Wizardクラスタ評価ウィザード)も使用できます
インストールの
フェイルオーバークラスタ内の各クラスタノードには、同じリリースエディションサービスパックおよびプロセッサアーキテクチャの Windows Server OS をインストールする必要がありますたと
えばクラスタのすべてのノードを Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition 設定しますノードOS が異なるとフェイルオーバークラスタの設定が正常にえません。ク
ラスタに使用されている OS によってはフェイルオーバークラスタを設定するにサーバーの役割を確立することをおめします
Dell PowerEdge システムiSCSI NIC のリスト、推される OS のバリエーション、特定のドライバとファームウェアのリビジョンのリストについては、高可用性クラスタにするデルのウェブサイト
www.dell.com/ha 、『Dell Cluster Configuration Support Matrices』(デルのクラスタ構成のサポートマトリクス)を参照してください
Windows Server 2003 を使用したクラスタの導入の詳細についてはデルサポートサイト support.dell.com 、『Microsoft Windows Server 2003 を使用した Dell™フェイルオーバー
クラスタのインストール&トラブルシューティング』を参照してください Windows Server 2008 を使用したクラスタの導入の詳細についてはデルサポートサイト support.dell.com で、
Microsoft Windows Server 2008 を使用した Dellフェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティング』を参照してください
以下の各項ではクラスタノードと共有 Dell|EMC AX4-5i ストレージアレイの間の通信を有効にしストレージアレイのディスクをクラスタに提供する手順を説明します。以下の項では、次のインストー
ル手順について説明します
l iSCSI NIC のインストール
l Microsoft iSCSI Software Initiator のインストール
l TCP レジストリ設定の変更
l
EMC
®
PowerPath
®
のインストール
l 共有ストレージシステムの設定
l フェイルオーバークラスタのインストールと設定
iSCSI NIC のインストール
サポートされている最新のドライバをインストールすることをおめしますNIC ドライバをインストールするためにOS のほかにサービスパックや修正プログラムが必要な場合は、ここでインストールし
ます
サポートされている NIC とドライバについては、高可用性クラスタにするデルのウェブサイト www.dell.com/ha 、『Dell Cluster Configuration Support Matrices』(デルのクラスタ
のサポートマトリクス)を参照してください
Microsoft iSCSI Software Initiator のインストール
1. ウェブブラウザを使用してMicrosoft ダウンロードセンターのウェブサイト www.microsoft.com/downloads にアクセスします
2. iscsi initiator を検索します
3. お使いの OS でサポートされている最新のイニシエータソフトウェアとその関連マニュアルを選択し、ダウンロードします
4. 実行可能ファイルをダブルクリックしますインストールウィザードが起動しますWelcomeようこそ)画面で、Next(次へ)をクリックします
5. 以下の画面Initiator Serviceイニシエータサービス)、 Software Initiatorソフトウェアイニシエータ)、および Microsoft MPIO Multipathing Support for iSCSI 選択
しますNext(次へ)をクリックしてインストールを続行します
6. ライセンス契約を読んでそれに同意しNext(次へ)をクリックしてソフトウェアをインストールします
7. 完了の画面Finish(完了)をクリックしインストール作業を完了します
8. Do not restart now(今すぐ再起動しないオプションを選択し共有ストレージシステムの設定TCP/IP レジストリ設定を変更した後で、システムを再起動します
TCP レジストリ設定
TCP レジストリの変更は、以下の手順で行います
1. iSCSI トラフィック用に使用する IP アドレスまたは DHCP IP アドレスをめます
2. レジストリエディタを起動します
a. スタート® ファイル指定して の順に選択します
b. Regedit と入力しOK をクリックします
3. 下記のディレクトリでのレジストリサブキーの保存場所を確認し、レジストリサブキーをクリックします
メモサポートされている最新のソフトウェアイニシエータのバージョンについては、高可用性クラスタにするデルのウェブサイト www.dell.com/ha 、『Dell Cluster
Configuration Support Matrices』(デルのクラスタ構成のサポートマトリクス)を参照してください
HKEY_LOCAL_MACHINE ® SYSTEM ® CurrentControlSet ® Services ® Tcpip ® Parameters ® Interfaces
4. iSCSI ネットワークに関連付けられたインタフェース GUID をクリックし、次の手順を実行します
a. Edit(編集)® New(新規)® DWORD valueDWORD 値)を選択します
b. しい TcpAckFrequency を指定します
c. 1 割り当てます
5. レジストリエディタを終了します
EMC
®
PowerPath
®
のインストール
EMC PowerPath 、障害の発生したストレージパスを検出し、I/O の経路を自動的に代替パスに変更しますPowerPath にはクラスタノードからストレージシステムへられるデータの負荷分
散機能もありますPowerPath のインストールは以下の手順で行います
1. PowerPath のインストールメディアを CD/DVD ドライブにセットします
2. Getting Startedはじめに)画面で、Installationインストールセクションに進み、ノードで実行されている OS 用の適切なリンクをクリックします
3. Run this program from its current location(現在の場所からこのプログラムを実行する)を選択し、OK をクリックします
4. Choose Language Setup(言語のセットアップの選択)画面で必要な言語を選択し、OK をクリックします
5. セットアップウィザードの WelcomeようこそウィンドウでNext(次へ)をクリックします
6. CLARiiON AX-series ウィンドウでPowerPath を選択して Next (次へ)をクリックします。画面の指示に従ってインストール作業を完了します
7. Yesはいをクリックしてシステムを再起動します
共有ストレージシステムの設定
クラスタDell|EMC ストレージシステムを取り付けて設定するには、次の手順を実行します
1. AX4-5i ストレージシステムを初期化するにはノードまたは管理ステーションから Navisphere Storage System Initialization Utility Navisphere ストレージシステム初期化ユーテ
ィリティをインストールして使用しますAX4-5i ストレージシステムをネットワークから管理するには、初期化中にネットワーク設定を行いユーザーアカウントを作成します
2. 必要に応じてNavisphere Express を使用して拡張パックをインストールします
3. クラスタノードに Navisphere Server UtilityNavisphere サーバーユーティリティをインストールします
4. クラスタノードで iSCSI イニシエータを設定します
5. 仮想ディスクをクラスタノードに割り当てます
Navisphere ストレージシステム初期化ユーティリティのインストール
Navisphere ストレージシステム初期化ユーティリティにはAX4-5i ストレージシステムを初期化するためのユーザーインタフェースが提供されていますこのユーティリティを使うとストレージシス
テムの SP IP アドレスサブネットマスクデフォルトのゲートウェイアドレスを設定し、ストレージシステムへのアクセスに使用するユーザーおよびパスワードを割り当てることができます
ストレージシステムに付属のサポートメディアからソフトウェアをインストールするには、以下の手順を実行します
1. クラスタノードまたは管理ステーションの CD/DVD ドライブにサポートメディアをセットします
2. 画面の指示に従って言語を選択します
3. Install Products(製品をインストールするをクリックします
4. Install Products(製品のインストールメニューでNavisphere Storage System Initialization UtilityNavisphere ストレージシステム初期化ユーティリティをクリックしま
5. 画面の指示に従ってインストール作業を完了します
6. ストレージシステムの初期化は、次の手順で行います
a. インストールした Navisphere ストレージシステム初期化ユーティリティをクラスタノードまたは管理ステーションから起動しますスタート® すべてのプログラム® EMC ®
Navisphere ® Navisphere Storage System InitializationNavisphere ストレージシステムの初期化)の順にクリックします
b. ライセンス契約を読み、I accept(同意しますをクリックしNext(次へ)をクリックします
c. Uninitialized Systems(未初期化システムのリストから初期化するストレージシステムを選択し、Next(次へ)をクリックします
d. 画面の指示にって初期化を完了します
Navisphere Express によるパックのインストール
クラスタ内の各ストレージシステムはDell|EMC ストレージシステムの設定に使用されるストレージ管理アプリケーション である EMC
®
Navisphere™Expressを実行している 1 つのホストシス
テム(「管理ステーションともばれるによって集中管理されます
ストレージシステムの拡張パックオプションがありインストールしていない場合は、ここでインストールします。手順は次のとおりです
1. 管理ホストからウェブブラウザをきます
2. ストレージシステムに SP IP アドレスを入力します
3. ストレージシステムの初期化中に指定したユーザーとパスワードを使用してNavisphere Express にログインします
4. Systemシステム® Navisphere Express ナビゲーションウィンドウのにクリックしSoftwareソフトウェアをクリックします
5. System SoftwareシステムソフトウェアウィンドウでUpgrade Softwareソフトウェアのアップグレードをクリックします
6. Navisphere Express 実行するホストの CD/DVD ドライブに拡張パックメディアをセットします
7. 拡張区分イネーブラソフトウェアファイル.ena ファイルまでメディア内を移動し、Upgradeアップグレードをクリックします
Navisphere Express 使用するとディスクプールの作成、仮想ディスクのバインドファームウェアのダウンロードなどのタスクを実行できますまたSnapshot Management を使用すると
ある時点での仮想ディスクのイメージをキャプチャしてバックアップをしたりソースの仮想ディスクの内容に影響することなくテストをしたりすることができますNavisphere Express SAN
Copy 機能を使用してホスト CPU サイクルを使わずに1 のストレージシステム上の仮想ディスクからのストレージシステム上の仮想ディスクにデータを移動することも可能です
Navisphere サーバーユーティリティの設定
Navisphere Server UtilityNavisphere サーバーユーティリティはクラスタノードの NIC をストレージシステムに登録して、各ノードからクラスタストレージデータにアクセスできるようにします
このツールを使うと、次のようなクラスタノードのメンテナンス作業も行うことができます
l クラスタノードのホストやストレージアレイの IP アドレスのアップデート
l ファイルシステム情報のアップデート
l NIC 追加、削除、または交換
l スナップショットの開始と停止
Navisphere サーバーユーティリティのインストールは、次の手順で行います
1. Windows Server OS 管理者としてログインします
2. クラスタノードにシステムサポートメディアをセットします
3. 画面の指示に従って言語を選択します
4. Main Menuメインメニュー)で、Install Products on Server (製品をサーバーにインストールするをクリックします
5. Install Products (製品のインストールメニューでNavisphere Server Utility をクリックします
6. 画面の指示に従いデフォルトをすべて受け入れ、インストール作業を完了します
iSCSI イニシエータ の設定
iSNS 使用した iSCSI イニシエータの設定
iSNS にはiSNS サーバーコンポーネントと iSNS クライアントコンポーネントがまれていますiSNS サーバーはホストIP ストレージネットワーク内、またはスイッチファームウェア内に置か
れている必要がありますiSNS クライアントはiSCSI ストレージシステムとストレージシステムに接続されているすべての iSCSI システムの両方にありますiSNS は以下のサービスを提供しま
す。
l 名前の登録と探索サービス - ターゲットとイニシエータがそれぞれの属性とアドレスを登録しますターゲットとイニシエータが登録を行うと、他のイニシエータやターゲットにする情報を入手
できるようになります
l 状態の変化を通知するサービス - iSNS サーバーは関連する iSNS クライアントにストレージリソースがオフラインになったドメインメンバシップが変更されたネットワークのリンクにエラ
ーが発生したなど、動作状態に影響を与える可能性のあるネットワークイベントを通知しますこうした通知によりiSNS クライアントはトポロジの変化に素早く対応できます
l 探索ドメインとログインコントロールサービス - 通常のストレージネットワークのリソースが、探索ドメインとばれる管理しやすいグループに分割されます。探索ドメインは、不要なログインの
回数を減らすことでストレージネットワークの有効利用に役立ちます。各イニシエータはドメインにあるターゲットのサブセットにのみログインするからです。各ターゲットはログインコントロー
ルを使用してアクセスコントロールポリシーを iSNS サーバーに従属させることができます。必要とされる ID と認証に一致するイニシエータのみがセッションの確立中にターゲットによるアク
セスを許可されます
l ファイバーチャネルと iSCSI デバイスのオープンマッピング - iSNS データベースはファイバーチャネルと iSCSI デバイスにする情報、および両者の間のマッピングをマルチプロトコルの
環境に保存できますマップされた情報は、認証された iSNS クライアントすべてで利用できるようになります
ストレージシステムの起動時に、ストレージシステムiSNS クライアントはストレージシステム iSCSI ポートの情報をすべて収集し、ストレージシステムにローカルに保存しますユーザ
ーがクラスタノードをストレージシステムの iSNS 構成に追加するとNavisphere Express はストレージシステムから iSNS サーバーへの接続を確立し、次にストレージシステムに保存され
ている情報iSNS サーバーに登録します
お使いの iSCSI ストレージネットワークiSNS サービスを設定する方法についてはMicrosoft EMC のマニュアルを参照してください
iSNS クライアントを設定するにはNavisphere Express にログインしますストレージシステムを接続するiSNS サーバーについて、以下の手順を実行します
1. Manage iSCSIiSCSI の管理)ウィンドウでiSNS をクリックします
2. iSNS ServersiSNS サーバーウィンドウでAdd(追加)をクリックします
3. Add iSNS ServersiSNS サーバーの追加)ダイアログボックスで、追加するクラスタノードの IP アドレスを入力します
4. Apply(適用)をクリックしてSP iSCSI ポート情報をクラスタノードに通知します
5. iSNS ServersiSNS サーバーダイアログボックスでプライマリサーバーとして設定するクラスタノードを選択し、Set Primary プライマリに設定)をクリックします
ストレージシステムに接続するには、以下の手順を実行します
1. クラスタノードでNavisphere サーバーユーティリティをきます
2. Configure iSCSI Connections on this cluster nodeこのクラスタノードiSCSI 接続を設定する)を選択し、Next(次へ)をクリックします
3. Configure iSCSI ConnectionsiSCSI 接続を設定する)を選択しNext(次へ)をクリックします
4. iSCSI Targets and ConnectionsiSCSI ターゲットと接続)ウィンドウでDiscover iSCSI targets using this iSNS serverこの iSNS サーバーを使用して iSCSI ターゲット
を探索する)を選択して、接されている iSCSI ストレージシステムのターゲットすべてを対象として iSNS サーバーに要求を送信しNext(次へ)をクリックします
5. ログインするターゲットについて、以下の手順を実行します
a. iSCSI TargetsiSCSI ターゲットウィンドウでアクティブでないターゲットの IP アドレスを選択します
b. ピア iSCSI ターゲットがリストにある場合は、Login Options ログインオプションセクションでAlso login to peer iSCSI target for High Availability(可用性を高める
ためにピア iSCSI ターゲットにもログインする)(推奨)を選択します
c. 手順 b Also login to peer iSCSI target for High Availability(可用性を高めるためにピア iSCSI ターゲットにもログインする)(推奨)を選択した場合は、サーバーネッ
トワークアダプタ IP の設定をデフォルトのままにしておきますデフォルトにしておけば、障害発生時iSCSI イニシエータが使用可能NIC に自動的にフェイルオーバーします
d. Logonログオンをクリックして、選したターゲットに接続します
e. ターゲットCHAP 認証が有効に設定されている場合はCHAP ログインダイアログボックスが表示されます
CHAP セキュリティ情報を入力しますイニシエータソフトウェアによるターゲットの認証に相互 CHAP 使用する場合は、Mutual CHAP(相互 CHAPオプションを選択し、OK をク
リックします
6. Next(次へ)をクリックしますNetwork InterfacesNICウィンドウが表示された場合は、手順 7 に進みますServer Registrationサーバーの登録)ウィンドウが表示された場合
手順 8 に進みます
7. Network Interfaces (NICs)ネットワークインタフェースNIC))ウィンドウで、次の手順を実行します
a. 一般的なネットワークトラフィックに使用する NIC があればすべて選択を解除し、Apply(適用)をクリックしますNIC のネットワーク設定が更新されたことと、更新を適用するにはシ
ステムを再起動する必要があることを示す確認のダイアログボックスが表示されます
b. OK をクリックしNext(次へ)をクリックします
メモiSCSI イニシエータ(通常はホストサーバー)は、SCSI コマンドとデータのブロックを IP ネットワークにしたフォーマットに変換しますiSCSI イニシエータは PowerEdge
ステム内で一意iSCSI またはインターネット修飾名(IQN)を使用して設定されるため、管理者による識別と管理が可能になりますiSCSI イニシエータは iSCSI アクセス用に、
PowerEdge システムのすべての NIC に同iSCSI 名を割り当てるためすべての NIC は単一のイニシエータとして表示されますただし、各 NIC は依然として一意IP アド
レスによって識別できますPowerEdge SE600Wi クラスタソリューションはMicrosoft ソフトウェアイニシエータをえた NIC をサポートしますがiSCSI HBA はサポートしませ
ん。iSCSI ターゲット(通常はストレージデバイス)は、イニシエータから iSCSI コマンドを受け取ります。各 iSCSI ターゲットは一意IQN によって識別されストレージアレイコントロ
ーラのポートはIP アドレスによって識別されます
メモiSNS は、iSCSI ネットワーク構成Windows OS を実行しているシステムでのみサポートされています
8. Server Registrationサーバーの登録)ウィンドウで Next(次へ)をクリックし、更新された情報をストレージシステムに送信します
9. Finish(完了)をクリックしてウィザードを終了します
iSNS 使用しない iSCSI イニシエータの設定
クラスタノードで以下の手順を実行します
1. Navisphere サーバーユーティリティをきます
2. Configure iSCSI Connections on this cluster nodeこのクラスタノードiSCSI 接続を設定する)を選択し、Next(次へ)をクリックします
3. Configure iSCSI ConnectionsiSCSI 接続を設定する)を選択しNext(次へ)をクリックします
4. iSCSI Targets and ConnectionsiSCSI ターゲットと接続)ウィンドウで、次のオプションのいずれか 1 つを選択して、接されたストレージシステムiSCSI ターゲットポートを探索
します
¡ Discover iSCSI targets on this subnetこのサブネットiSCSI ターゲットを探索する- 現在のサブネットをスキャンして、接 されているすべての iSCSI
トレージシステムターゲットを探索しますユーティリティは 1 255 の範囲のサブネットをスキャンします
ストレージシステムのすべてのターゲットポートで CHAP 認証が有効に設定されている場合、サブネットスキャンを使用して iSCSI ターゲットポートを探索することはできませんター
ゲットの探索にはターゲットポータルを使用する必要があります
¡ Discover iSCSI targets for this target portalこのターゲットポータルiSCSI ターゲットを探索する- 指定した iSCSI SP データポートに認識されているタ
ーゲットを探索します
5. Next(次へ)をクリックします
6. ログインするターゲットについて、以下の手順を実行します
a. iSCSI TargetsiSCSI ターゲットウィンドウでアクティブでないターゲットの IP アドレスを選択します
b. ピア iSCSI ターゲットがリストにある場合は、Login Options ログインオプションセクションでAlso login to peer iSCSI target for High Availability(可用性を高める
ためにピア iSCSI ターゲットにもログインする)(推奨)を選択します
c. 手順 b Also login to peer iSCSI target for High Availability(可用性を高めるためにピア iSCSI ターゲットにもログインする)(推奨)を選択した場合は、障害発生時
iSCSI イニシエータが使用可能NIC に自動的にフェイルオーバーするようにサーバーネットワークアダプタ IP の設定をデフォルトのままにしておきます
d. Logonログオンをクリックして、選したターゲットに接続します
e. ターゲットCHAP 認証が有効に設定されている場合はCHAP ログインダイアログボックスが表示されます
CHAP セキュリティ情報を入力しますイニシエータソフトウェアによるターゲットの認証に相互 CHAP 使用する場合は、Mutual CHAP(相互 CHAPオプションを選択し、OK をク
リックします
7. Next(次へ)をクリックしますNetwork InterfacesNICウィンドウが表示された場合は、手順 8 に進みますServer Registrationサーバーの登録)ウィンドウが表示された場合
手順 9 に進みます
8. Network Interfaces (NICs)ネットワークインタフェースNIC))ウィンドウで、次の手順を実行します
a. 一般的なネットワークトラフィックに使用する NIC があればすべて選択を解除し、Apply(適用)をクリックします
b. OK をクリックしNext(次へ)をクリックします
9. Server Registrationサーバーの登録)ウィンドウで Next(次へ)をクリックし、更新された情報をストレージシステムに送信します
10. Finish(完了)をクリックしてウィザードを終了します
ディスクのクラスタノードへの
仮想ディスクでデータの I/O 処理を行うには、次の手順を実行して仮想ディスクをクラスタノードに割り当てます
1. ウェブブラウザをきます
2. アドレス フィールドにストレージシステムの IP アドレスを入力しますNavisphere Express のコンソールが表示されます
3. ストレージの初期化中に設定したユーザーとパスワードを使用してログインします
4. Manage(管理)メニューで次の手順を実行します
メモ最善の作業効率が得られるように、各アプリケーションになくとも 1 つの仮想ディスクを設定してください。複NTFS パーティションが 1 つの LUN または仮想ディスクに作成され
るとこれらのパーティションはノード間で個別のフェイルオーバーができません
a. Disk Poolsディスクプールをクリックします1 つまたは複数のディスクプールを作成します
b. Virtual Disks(仮想ディスクをクリックします。各ディスクプールに 1 つまたは複数の仮想ディスクを作成します
c. Virtual Disks(仮想ディスクをクリックしクラスタノードに割り当てる仮想ディスクを選択してAssign Serverサーバーの割り当て)をクリックします
5. Virtual Disk - Assign Serverディスク - サーバーの ディスクにてるクラスタノードをしてApply(適用)をクリックします
6. 各仮想ディスクについて手順 4 5 を繰り返します
7. Navisphere Express ウィンドウをじます
8. クラスタノードの PowerPath が仮想ディスクのすべてのパスにアクセスできることを確認します
ストレージの詳細機能(オプション
Dell|EMC AX4-5i ストレージアレイは、お使いのクラスタで詳細機能を使用するように設定できますオプション機能にはSnapshot ManagementSANCopyNavisphere Managerおよ
MirrorView があります。以下の項ではこれらの機能について説明します
Snapshot Management
Snapshot Management 使うとある時点の仮想ディスクのイメージをキャプチャしそのイメージをファイルへの以後の変更とは無関係に保持することができますこのようなイメージはソース
の仮想ディスクの内容に影響することなく、仮想ディスクをのシステムと共有する場合に使用することができますSnapshot Management は仮想ディスクまたはスナップショットのどちらのコピー
でも作成できますスナップショットはスナップショット作成時点でのソースの仮想ディスクのイメージを作成するための仮想コピーですスナップショットはソースの仮想ディスクにする以後の変更
とは無関係に保持されますスナップショットを使うとソースの仮想ディスクの内容に影響を与えずに、簡にバックアップを作成したり、複のホストからデータにアクセスしたりできます
SAN Copy
SAN Copy を使用するとホストのプロセッササイクルや LAN の帯域幅を使用せずにストレージシステムでデータを移動できますSAN Copy SnapView または MirrorView とともに使用
できNavisphere Manager から管理します
Navisphere Manager
必要に応じてNavisphere Express EMC Navisphere
®
Manager にアップグレードすることも可能ですEMC Navisphere Manager は、Dell|EMC ストレージシステムの設定に使用さ
れる集中管理式のストレージ管理アプリケーションです
EMC Navisphere Manager EMCMirrorView™のサポートを追加するオプションのソフトウェアで2 のストレージシステム間の同期または非同期ミラーリングを可能にします
MirrorView
MirrorView は、クラスタシステムまたはスタンドアロンシステムからのプライマリストレージシステムのデータをセカンダリストレージシステムに自動的に複製しますMirrorView SnapView
連携して使用できNavisphere Manager から管理します
フェイルオーバークラスタのインストールと設定
プライベートおよびパブリックネットワークを確立し、ストレージアレイからクラスタノードへ共有ディスクを割りてた後で、フェイルオーバークラスタOS のサービスを設定できますフェイルオーバ
ークラスタの設定手順は、使用する Windows Server OS によってなります
Windows Server 2003 を使用したクラスタの導入の詳細についてはデルサポートサイト support.dell.com 、『Microsoft Windows Server 2003 を使用した Dell™フェイルオーバー
クラスタのインストール&トラブルシューティング』を参照してください Windows Server 2008 を使用したクラスタの導入の詳細についてはデルサポートサイト support.dell.com で、
Microsoft Windows Server 2008 を使用した Dell™フェイルオーバークラスタのインストール&トラブルシューティング』を参照してください
目次に戻る
注意: データの破損防止のためスナップショットへはソースへのアクセスに使用するノードからアクセスしないようにしてください
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トラブルシューティング
Dell|EMC AX4-5i iSCSI ストレージアレイを使用した Microsoft
®
Windows Server
®
フェイルオーバークラスタ ハードウェアの設置&トラブルシューティング
この付録では、お使いのクラスタ構成のトラブルシューティングについて説明します
発生する可能性のある一般的なクラスタの問題と、原因および対処方法A-1 します
A-1.一般的なクラスタのトラブルシュー
問題
えられる原因
対応処
ノードがストレージシステムにアクセスで
きないかクラスタソフトウェアがストレー
ジシステムで機能していない
ストレージシステムからノードまでのケーブルが
しく接続されていないかストレージコンポーネント
のケーブル接続が正しくない
ノードからストレージシステムまでのケーブルがしく接続されているかどうかを確認します。詳細につ
いてはパブリックネットワークとプライベートネットワークのクラスタのケーブル接続を参照してくだ
さい
いずれかのケーブルに問題がある
問題のあるケーブルを交換します
LUN がホストに割り当てられていない
すべての LUN がホストに割り当てられていることを確認します
ノードの 1 つがクラスタにわるのに
がかかる
または
ノードの 1 つがクラスタにわることがで
きない
ケーブル接続またはハードウェアの不具合が原因
で、ノードのネットワークに障害が発生した
ネットワークの配線を検査しますノード間接続とパブリックネットワークがしい NIC に接続されて
いることを確認します
正常な状態でもノード間の通信に時間がかかる
があります
ノードからもう一方のノードに ping コマンドを実行してノードが相互に通信可能かどうかを検証し
ますping コマンドを実行するにはホストIP アドレスの両方を試してください
1 つまたは複数のノードでインターネット接続ファイ
アウォールが有効になっているためノード
RPCRemote Procedure Call)通信が遮断さ
れている可能性がある
MSCSMicrosoft
®
クラスタサービスおよびクラスタアプリケーションまたはサービスが要求する
信を許可するようにインターネット接続ファイアウォールを設定します
詳細についてはMicrosoft サポートサイト support.microsoft.com で技術情報の記事
883398 参照してください
クラスタアドミニストレータを使用したクラ
スタへの接続試行に失敗する
クラスタサービスが起動していない
クラスタがシステムに形成されていない
システムが起動したばかりでサービスがまだ
動中。
クラスタサービスが実行中でありクラスタが形成されていることを確認しますイベントビューアを使
してクラスタサービスによってのイベントがログに記録されているか確認します
Microsoft Cluster Service successfully formed a cluster on this node.
Microsoft クラスタサービスはこのノードにクラスタを正常に構築しました。)
または
Microsoft Cluster Service successfully joined the cluster.Microsoft
ラスタサービスはクラスタを正常に結合しました。)
これらのイベントがイベントビューアに表示されない場合は、システムへのクラスタのセットアップ方法
とクラスタサービスの起動方法について、『Microsoft Cluster Service Administrator's
Guide』を参照してください
インターネット接続ファイアウォールが 1 つまたは
複数のノードで有効になっているためクラスタネッ
トワークがネットワーク上で応答していない
MSCS およびクラスタアプリケーションまたはサービスが要求する通信を許可するようにインターネッ
ト接続ファイアウォールを設定します
詳細についてはMicrosoft サポートサイト support.microsoft.com で技術情報の記事
883398 参照してください
MSCS のインストール時に、2 つではな
1 つのネットワークを設定するように
めるメッセージが表示された
TCP/IP 設定が間違っている
ノードネットワークとパブリックネットワークにはサブネットのなるIP アドレスを割り当てる
必要があります
プライベートポイントツーポイントネットワークが
切断されている
すべてのシステムの電源がオンになっていてプライベートネットワークの NIC が使用可能であるこ
とを確認します
Microsoft Windows NT
®
4.0 を使
して Windows Server 2003 クラ
スタをリモート管理するとエラーメッセー
ジが表示される
異常ではありませんWindows Server 2003
のリソースにはWindows NT 4.0 でサポートさ
れていないものもあります
デルではWindows Server 2003 実行しているクラスタをリモート管理する場合Windows
XP Professional または Windows Server 2003 を使用することをくおめします
クラスタにノードを追加できない
しいノードが共有ディスクにアクセスできない
クラスタノード上で、共有ディスクがった方法
OS によって列挙されている
しいクラスタノードが Windows Disk Administration を使用してクラスタディスクを列挙できる
ことを確認してくださいディスクが Disk Administration に表示されない場合は、以下のことを
ってください
l すべてのケーブルの接続を確認します
l LUN の割り当てを確認します
l Advanced(詳細)オプションでMinimum(最小)値を選択します
1 つまたは複数のノードでインターネット接続ファイ
アウォールが有効になっているためノード
RPC 通信が遮断されている可能性がある
MSCS およびクラスタアプリケーションまたはサービスが要求する通信を許可するようにインターネッ
ト接続ファイアウォールを設定します
詳細についてはMicrosoft サポートサイト support.microsoft.com で技術情報の記事
883398 参照してください
Windows Disk Administration で、
共有クラスタストレージのディスクが、読
み取り不可能または初期化されていない
と表示される
クラスタサービスを停止した場合は、この状況は異
ではありませんWindows Server 2003
実行中で、クラスタノードがクラスタディスクを所有
していない場合は、この状況は異常ではありませ
ん。
処置の必要はありません
Windows Server 2003 実行し、イ
ンターネットファイアウォールを有効にし
たクラスタでクラスタサービスが正常に
動作しない
Windows インターネット接続ファイアウォールが
有効になっているこれがクラスタサービスと競合
する可能性があります
以下の手順を実行します
1. Windows デスクトップの マイコンピュータクリックし 管理 をクリックします
2. コンピュータの管理 ウィンドウでサービス をダブルクリックします
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Dell /EMC AX4-5i 取扱説明書

タイプ
取扱説明書