CKD CMK2-Cシリーズ ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
3
SM-461692
タイトシリンダ2形
(エア-クッション付)
CMK2-C
製品をお使いになる前に、この取扱説明書を必ずお読
意深くお読
の取扱説明書は必要な時にすぐ取り出して読めるよ
うに大切に保管しておいてください。
[SM-461692]
1
本製品を安全にご使用いただくために
本製品を安全にご使用いただくためには材料、配管、電気、機構などを含めた空気圧機
器に関する基礎的な知識日本工業規 JIS 370 空気圧システム通則に準じたレベ
ル)を必要とします。
識を持たないや誤った取扱いが原因で引き起こされた事故に関して、当社は責任を
負いかねます
お客様によって使用される用途は多岐にわたるため、当社ではそれらを把握することがで
きません。ご使用条件によっては、性能が発揮できない場合や事故につながる場合がありま
すので、お客様が用途、用法に合わせて製品の仕様の確認および使用法をよく理解してか
決定してください。
本製品には、まざまな安全策を実施していますが、お客様の誤った取扱いによっ、事
つなりま ようない説明書を熟
内容を十分にご理解いただいたうえでご使用ください。
本文中に記載してあ取り扱い注意事項とあわせて下記項目についてもご注意ください。
アクチュエータの分解点検時には必ず残圧を排出し、確認後作業してください。
アクチュエータ駆動時にはアクチュエータの駆動内に入ったり、手を入れたりし
ないでください
電磁弁付アクチュエータ、スイッチ付アクチュエータなどの電気配線接続部(裸
充電部)に触れると感電する恐れがあります。分解点検時には必ず電源を切って
から作業してください。また、濡れた手で充電部を触らないでください。
注意:
[SM-461692] 2
CMK2-C
タイトシリン2
(エア-クッション付)
取扱説明書 No. SM
-
461692
1. 開梱 ···································································································································
2. 据付けに関する事項
2.1 据付けについて ····································································································
.2 配管について ········································································································
.3 使用流体について ·······························································································
.4 スイッチ取付について ·························································································
3. 使用方法に関する事項
3.1 シリンダの使用方法について ············································································
.2 スイッチの使用方法について·········································································
4. 保守に関する事項
4.1 定期点検 ·············································································································· 15
5. 故障と対策 ···················································································································· 16
6. 形番表示方法
6.1 製品形番表示方法 ···························································································
.2 スイッチ単品形番表示方法 ············································································ 18
7. 製品仕様
7.1 シリンダ仕様 ········································································································
.2 スイッチ仕様 ········································································································
[SM-461692]
3
1.
1) 注文の製品形番と製品銘板のMODEL欄の形番が同一であることを確認してください。
2) 外観に損傷を受けていないか確認してください。
3) 配管ポートからシリンダ内部に異物が入らないようにシール栓を付けて保管ください。
シール栓は配管時に取り外してください。
2. 据付けに関する事項
2.1 据付けについて
1) 当シリンダの使用できる周囲温度は-1060℃(但し、凍結なきこと)です。
2) 塵埃の多い場所で使用する場合はジャバラ付きのシリンダをご使用ください。
3) シリンダのチューブに物を当てたりするとチューブが歪み作動不良を起しますのでご注意ください
4) 支持金具の組立要領
支持金具を取付ける場合、取付側カバーの二面幅をスパナ等の工具で固定して締め付けるようにしてくだ
さい。
支持金具は製品に添付して納入いたしますので、次ページの上図を参考にして取付けてください
なお、取付ナットの締付トルクは23Nmです。
二面幅部分をスパナ等で固定
する。
[SM-461692] 4
支持金具組立要領
CMK2
-
00(基本
形)
CMK2
-
LB(軸方向フート形) CMK2
-
FA(フランジ形)
CMK2
-
TA(トラニオン形) CMK2
-
TB(トラニオン形) No.
No.
シリンダ本
ナット(TA形、TB形用)
フートブラケット
歯付座金(LB形、FA形用)
フランジ
トラニオン(軸式
ナット(LB形、FA形用
5) シリンダ固定、ガイド組付の場合
シリンダのピストンロッドと負荷の同心が出ていない場合、シリンダのブシュおよびパッキン類の摩耗が危惧
されます。
6) シリン固定、ピンジョイント組付の場合
負荷の運動する方向が、ピストンロッドの軸心に平行でない場合、ピストンロッドやチューブにこじれを生じ
焼付・破損などの恐れがあります。したがってピストンロッド軸心と負荷の移動方向は必ず一致させてくださ
7) 負荷の運動方向が作動につれて変わる場合
シリンダ自体が、ある角度回転できる揺動取付形式 (クレビス形・トラニオン形) を、ご使用ください。
クレビス形 トラニオン形 フート形
[SM-461692]
5
2.2 配管について
1) エアフィルタ以降の配管材は亜鉛メッキ管・ナイロンチューブ・ゴム管など、腐食しにくいものをご使用くださ
い。
2) シリンダと電磁弁をつなぐ配管は、シリンダが所定のピストン速度が出るだけの有効断面積があるものをご
使用ください。
3) 管内の錆・異物およびドレン除去のためエアフィルタはできるだけ電磁弁の近くに取りつけてください。
4) ス管のねじ長有効ねじ長さを守ってください。ま
た、ねじ部先端より1/2ピッチほど面取り仕上げしてくださ
い。
5) 配管前に管内の異物・切粉等を除去のため、管内の
ラッシンエアー吹き)をしてください。
6) 管の漏れめにシーテープ又はシル剤用います、ねじ2程控えて使用し、管内や
機器内部にテープ屑やシール剤の残材が入りこまないように気を付けてください。
面取り
有効長さ
シ-ルテ- 液状シ-ル剤
(正) (誤) (正) (誤)
液状
ール剤
液状
シール剤
[SM-461692] 6
2.3 使用流体について
1) 使圧縮空気はエアフィルタを通した清浄
水分の少ないアーを使用してださい。のた
め、回路にはエアフィルタを使用し、ろ過度 5μ
m以下が望ましい)・流量・取付位置(方向制御弁
近付ける) などに注意してください。
2)
える前に、定期的に排出してください。
3) 炭化物(カーンまたはタ
ール状物質)が回路上に混入すると、電磁弁やシ
リンダが作動不良をおこします。コンプレッサの
守・点検には十分注意してください。
4) 当シリンダは無給油使用ができます。
給油される場合は、タービン油1 ISO VG32をご使用ください。
圧縮空気 清浄な圧縮空気
エアフィルタ
ドレン ドレン上限
[SM-461692]
7
2.4 スイッチ取付について
1) スイッチの取位置
(1) ストロークエンド取付時
スイッチを最高感度位置で作動させるためにロッド側RD寸法、ヘッド側HD寸法の個所に各々、取付け
てください。また、スイッチの向きは上図のようにリード線が内側になるよう取付けてください。
(2) ストローク中間位置取付時
ストーク途中で検出する場合は、停止する位置にピストンを固定しスイッチをピストンの上を前後に移
動させ各々スイッチが最初にONする位置を見つけ出します。その2つの位置の中間がそのピストン位置
での最感度位置であり、取付位置となります。
(3) 円周方向取付について
円周方向では取付位置に制限がありません。使用しやすい方向に取付けてください。
2) 動作範囲
ピストン移動してスイッチON、さらに同一
方向に移動しOFFするまでの範囲をいいます。
3) 応差
ピストンが移動して、スイッチONした位置から、逆
方向に移動して、OFFするまでの距離をいいます。
応差
応差
ON
OFF
動作範囲
リード線
最高感度位置
RD
HD
ッドカバー
ヘッドカバー
[SM-461692] 8
4) スイッチの移動、交換方
(1 スイッチの移動方法
締付ねじ(止めねじ)をゆるめスイッチ溝に沿ってスイッチ本体を移動させ、所定の位置で締付けてくださ
い。
(2) スイッチ交換方法
締付ねじ止めねじをゆめスイ本体を溝より抜きます。次に交換用スイッチを溝の中へ入れ所定
位置を決めねじを固定します。(止めねじの締付トルクは、0.10.2Nmにしてください。)
最高感度位置(HD, RD)、動作範囲、応差 (単位 : mm
項目 無接点スイッチ T2, T3, T3P, T2Y, T3Y, T2J□)
チューブ
内径
mm
最高感度位置 動作範囲
(参考値) 応差
ヘッド側 HD mm
ロッド側 RD mm
1色式
2色式
1色式
2色式
1色式 2 色式 1 色式 2 色式
φ20 7.0 6.0 8.0 7.0 2.55.5
3.57.5
1.5 以下
1.0 以下
φ25 8.5 7.5 9.5 8.5 2.55.5
3.57.5
φ32 8.5 7.5 9.5 8.5 2.56 3.58
φ40 10.5 9.5 11.5 10.5 37 49
項目 接点スイッチ T2W, T3W□) 無接点スイッチ T1□)
チューブ
内径
mm
最高感度位置 動作範囲
(参考値)
応差
最高感度位置 動作範囲
(参考値)
応差
HD RD HD RD
φ20 9.0 10.0 3.57.5
1.0
以下
6.0 7.0 2.55.5
1.5
以下
φ25 10.5 11.5 3.57.5 7.5 8.5 2.55.5
φ32 10.5 11.5 3.58.0 7.5 8.5 2.56.0
φ40 12.5 13.5 4.09.0 9.5 10.5 3.07.0
項目 有接点スイッチ T0, T5□) 有接点スイッチ T8□)
チューブ
内径
mm
最高感度位置 動作範囲
(参考値)
応差
最高感度位置 動作範囲
(参考値)
応差
HD RD HD RD
φ20 7.0 8.0 6.511
3以下
1 2 6.511
3以下
φ25 8.5 9.5 7.512 2.5 3.5 7.512
φ32 8.5 9.5 6.511.5
2.5 3.5 6.511.5
φ40 10.5 11.5 7.513.5
4.5 3.5 7.513.5
工場出荷時のスイッチ取付位置は最高感度位置(HD, RD)に取付けて出荷いたします。
[SM-461692]
9
5) 工場出荷時のスイッチ取付位置
スイッチを取付けて出荷す場合は、最高感度位置(HDRD)に取付けて出荷いたします。スイッチ付の
最小ストロークは下表をご参照ください。
●スイッチ付の最小ストローク
スイッチ種類
T0 □※・T5□※・
T2□※・T3□※・
T3P
T2W
T3W
T2YT3YT2J
T8T1
1
10mm 10mm
2個付
25mm 30mm 35mm
取付方法略図
[SM-461692] 10
使用方法
3.使用方法に関する事項
3.1 シリンダの使用方法について
1) シリンダへの供給圧力は0.11.0MPaです。
この圧力範囲内でご使用ください。
2) クッションのきき具合は、納入時に無負荷で調整してありますが、負荷に合わせてクッションのきき具合を変
える時はクッションニードル調整してください。
ニードルをしめれば(右回転)クッションのききがよくなります。調整後はニードルナットを締めつけてセットし
てください。
なお、負荷が重い・速度が速い等その運動エネルギーが1より大きい場合は、別に緩衝装置を考慮して
ださい。
1
チューブ内径
(mm)
有効エアクッション長さ
(mm)
許容吸収エネルギー
(J)
φ20
12
0.34
φ25 0.46
φ32 0.88
φ40 1.27
3) ピストン速度はスピードコントローラを取付けて調整をしてください。
[SM-461692]
11
使用方法
3.2 スイッチの使用方法について
3.2. 共通事項
1) 磁気環境
周囲に強磁場・大電流(大形磁石・スポット溶接機など)がある場所での使用は避けてください。スイッチ付
シリンダを接近させて並列に取付ける場合や、シリンダのごく近くを磁性体が移動する場合には相互に干
しあい、出精度に影響が出る場合があります。
2) リード線の配線
リード線にくり返し曲げ応力および引張力がかからないよう、配線上ご配慮ください。
可動部には、ロボット用電線等の耐屈曲性のあるものを接続してご使用ください
3) 使用温度
高温(60℃を越える場合)での使用はできません。
磁気部品、電子部品の温度特性により高温環境での使用は避けてください。
4) 中間位置検出
ストロークの途中でスイッチを作動させる場合、ピストン速度が速すぎるとリレーが応答しなくなりますので注
意してください。
リレーの動作時間20msの場合、ピストン速度は500mm/s以下で使用してください。
5) 衝撃について
シリンダ運搬およびスイッチの取付・調整の際には、大きな振動や衝撃を与えないでください。
[SM-461692] 12
使用方法
3.2.無接点スイッチT2, T3)の留意事項
1) リード線の接続
リード線の色分けに従って正しく接続してください。このとき必ず接続側電気回路の装置の電源を切って作
業を行ってください。
誤配線・負荷の短絡をしますと、スイッチばかりでなく、負荷側電気回路の破損につながります。また、通電
しながらの作業は、誤配線がなくとも、作業手順によっては、スイッチ負荷電気回路の破損につながる場合が
あります。
2) 出力回路保護
導性負荷(リレー、電磁弁)を接続使用する場合には、スイッチOFF時にサージ電圧が発生しますので図
4示す保護回路を必ず設けてください。
量性負荷(コンデンサ)を接続使用する場合には、スイッチON時に起動電流が発生しますので図5
す保護回路を必ず設けてください。
ード線配線長が10mを越る場は、67T2場合)、図8T3場合)に示す保護回路を必ず設
てください
T3
2 T3 基本回路例(1
(スイッチ電源と負荷用電源が同一の場合)
スイッチ用、
負荷用直流電源
DC1028V
3 T3 基本回路例(2
(スイッチ電源と負荷用電源が異なる場合)
負荷用直流電源
DC30V 以下
スイッチ用直流電源 DC1028V
T3
負荷
T2
負荷
DC1030V
1 T2 基本回路例
4 誘導負荷にサージ吸収素子(ダイオード)を使用
した例。ダイオードは日立製作所V06Cまた
相当品を使用してください。
T3
負荷
5 容量性負荷に電流制限抵抗R入れた例。
この時抵抗R(Ω)次式以上を使用してください
T3
R
C
IC
V
0.05
= R(Ω)
7 起動電流制限抵抗
R=負荷側回路が許す限り大きな抵抗
スイッチの近くで配線する(2m 以内)
T2
負荷
2m 以内
6 チョークコイル
L = 数百μH~数 mH
高周波特性にすぐれたもの
スイッチの近くで配線する(2m 以内)
T2
2m 以内
負荷
L
R
[SM-461692]
13
使用方法
3) プログラマルコントローラ(シーケンサ)への接続
プログラマブルコントローラの形式により、接続方法が異なります。図9~図13による接続をお願いします。
8 電源ノイズ吸収回路
C1 = 2050μF 電解コンデンサ
(耐圧 50V 以上)
C2 = 0.010.1μF セラミックコンデンサ
R1 = 2030Ω
起動電流制限抵抗
R2=負荷側回路が許す限り大きな抵抗を使用
スイッチの近くで配線する(2m 以内)
スイッチ
2m 以内
C1 C2 R1
R
T2
T2
10 ソース入力(電源内蔵)形への T2 接続例
プログラマブルコントローラ
COM
入力
端子
T2
T2
9 ース入力(電源外付)形への T2 接続例
プログラマブルコントローラ
COM
入力
端子
プログラマブルコントローラ
12 ソース入力(電源外付)形への T3 接続例
T3
COM
DC24V
外部
電源
入力
端子
T2
T2
プログラマブルコントローラ
11 シンク入力(電源外付)形への T2 接続例
COM
入力
端子
プログラマブルコントローラ
13 ソース入力(電源内蔵)形への T3 接続
T3
COM
DC24V
外部
電源
入力端子
[SM-461692] 14
使用方法
4) 並列接続
T2ッチ、漏電流が接続個数分増加しますので、接続負荷であるプログラマブル・コントローラの入
力仕様を確認の上、接続個数を決めてください。但し、表示灯が暗くなったり点灯しない場合があります。
T3スイッチは、漏れ電流が接続個数分増加しますが、漏れ電流値が非常に小さい(10μA以下)のため、通
常の使用においては問題になることはありません。また、表示灯が暗くなったり、点灯しなくなることはありま
せん
3.2. 有接点スイッチ(T0, T5,T8)の留意事項
1) リード線の接続
スイッチのリード線は、直接電源に接続せず、必ず負荷を直列に接続して下さい。また、T0, T8の場合、
下記の(1)、(2)についてもご注意ください。
(1) DCとして使用の場合、茶線が+側、青線が-側になるように接続してください。逆に接続した場合
にはスイッチは作動しますが、表示灯が点灯しません。
(2) ACのリレー、プログラマブルコントローラ入接続した場合、それ等の回路で半波整流を行ってい
すと、スイッチの表示灯が点灯しない場合があります。その場合、スイッチリード線接続の極性逆向き
にしますと表示灯が点灯します。
2) 接点保護対策
使用したり、配線路長が表1
場合には、必ず接点保護回路を設けてください。
(1) 誘導性負荷を接続する場合の保
1
配線長
電源 T0, T5 T8
DC 50m 50m
AC 10m 30m
コンデンサ抵抗
茶線
V
C R
印加電圧
AC
DC
ユーザ配線
保護回路(火花消去回路)
推奨値 Cコンデンサ 0.0330.1μF
R抵抗 13kΩ
岡谷電機製XEB1K1または相当品
1 コンデンサ、抵抗使用時
茶線
V
印加電圧
DC
ユーザ配線
保護回路
一般用整流ダイオード
日立製作所 V06Cまたは相当品
2 ダイオード使用時
[SM-461692]
15
使用方法
(2 配線路長が表1を越える場合の保護
3) 接点容量
スイッチの最大接点容量を越える負荷の使用は避けてください。また、定格電流値を下回る場合には、表示
灯が点灯しない場合があります。
4) レー
リレーは下記相当品を使用してください。
オムロン ···························· MY
富士電機 ················ HH5
パナソニッ ············ HC
5) 直列接続
T0スイッチ複数直列に接続して使用する場合、スイッチでの電圧降下は接続したすべてのスイッチの電
圧降下の和となります。
動作確認用として、T01使用し、他をT5ますと、電圧降下は、T01個分程度(2.4V)でご使用でき
ます
表示灯はすべてのスイッチがONした時のみ点灯となります。
6) 並列接続
スイッチ複数並列に接続して使用する場合、接続個数には制限はありませんが、T0の場合スイッチの表
示灯が暗くなったり点灯しない場合があります。
茶線
スイッチ
負荷
V
青線
印加電圧
AC
DC
起動電流制限抵
R = 負荷回路側が許す限り大きな抵抗
スイッチの近くで配線する 2m以内)
4
R
2m 以内
茶線
スイッチ
負荷
V
印加電圧
AC
DC
青線
チョークコイル
L = 数百μH~数mH
高周波特性にすぐれたもの
スイッチの近くで配線する 2m以内)
3
L
2m 以内
[SM-461692] 16
4. 保守に関する事
4.1 定期点検
1) シリンダを最適状態でご使用いただくために、12回/年の定期点検を行ってください。
2) 点検項目
① ピストンロッド先端金具・支持金具取付用ボルトおよびナット類のゆるみ。
② 作動状態がスムーズであるかどうか。
③ ピストン速度・サイクルタイムの変化。
④ 外部および内部漏れ。
⑤ ピストンロッドの傷および変形
⑥ ストロークに異常がないかどうか。
以上の箇所を確認し、異常があれば “5.故障と対策” をご参照ください。なお、ねじのゆるみがあれ
ば増し締めしてください
[SM-461692]
17
故障・対策
5. 故障と対策
1) シリンダ部
不具合現象
作動しない
圧力がない、圧力不 圧力源の確保
方向制御弁に信号がはいっていない 制御回路の修
取付けの心が出ていな 取付状態の修正
取付形式の変更
ピストンパッキン破損 シリンダ交換
スムーズに作動しな
使用ピストン速度以下の速度 負荷変動の緩
低油圧シリンダ使用を検討
取付けの心が出ていな 取付状態の修正
取付形式の変更
横荷重がかかる
ガイドを設ける
取付状態の修正
取付形式の変更
負荷が大きい 圧力をあげ
チューブ内径をあげる
速度制御弁がメータイン回路になっている 速度制御をメータアウト回路に変える
破損 変形
高速作動による衝撃
速度を遅くする
負荷を軽くする
クッション機構のより確実なものを設ける
(外部クッション機構)
横荷重がかかる
ガイドを設ける
取付状態の修正
取付形式の変更
当シリンダはカシメ形のため、分解ができません。
シリンダ自体に不具合が発生した場合は、シリンダをお取り換えください。
2) スイッチ
不具合現象
表示灯が点滅しな
接点の溶着 スイッチの交換
負荷の定格オーバー 推奨リレーに交換またはスイッチの交換
表示灯の破損 スイッチの交換
外部信号不良 外部回路の再確認
スイッチが作動しな
断線 スイッチの交
外部信号不良 外部回路の再確認
電圧違い 指示電圧にする
取付位置の違い 正常な位置にする
取付位置のずれ ずれを修正し、増締めする
スイッチの向きが逆 正常な向きにする
ストローク途中の出時に負荷(リレー)が応
答できない。
速度を遅くする。
推奨リレーに交換
負荷の定格オーバー 推奨リレーに交換またはスイッチの交換
スイッチが復帰しな
ピストンが移動していない ピストンを移動させる
接点の溶着 スイッチの交換
リレーの定格オーバー 推奨リレーに交換またはスイッチの交換
周囲温度が仕様範囲
-
1060℃の範囲にする
近くに磁場がある 磁気シールドをする
外部信号不良 外部回路の再確認
備考1.スイッチの交換および位置修正作業は、2.4項の“スイッチ取付について”を参照ください。
[SM-461692] 18
6. 形番表示方法
6.1 製品形番表示方法
スイッチな
スイッチ
(a) (b) (c) (d) (e) (f ) (g) (h)
(a) 取付形式 (b) チューブ内径 (mm) (c) 配管ねじ種類
00 基本形 20 φ20 無記号 Rcねじ
LB 軸方向フート形(両側) 25 φ25 NN NPTねじ(受注生産品)
LS 軸方向フート形片側) 32 φ32 GN Gねじ(受注生産品
FA ロッド側フランジ形 40 φ40
FB ヘッド側フランジ
CA 一山クレビス形
CC 一山クレビス一体形
CC1 一山クレビス、ブシュ圧入形
CB 二山クレビス形
TA ッド側トラニオン形
TB ヘッド側トラニオン
(d) ストローク (mm) 1
(e) スイッチ形番 (f) スイッチ数
25 25 リード線
ストレートタイ
リード線
L字タイプ
接点
リード
R ッド側1個付
50 50 H ヘッド側 1
75 75 T0H T0V
1色表示式
2
D 2個付
100 100 T5H T5V 表示灯なし T 3個付
150 150 T8H T8V 1 色表示
200 200 T1H T1V
1色表示式
2
リード線長
250 250 T2H T2V
無記号
1m(標準)
300 300 T3H T3V 3
3 3m(オプション)
注1. 片側フート形
LS タイプ)は
最大ストローク
50mm です。
T3PH T3PV
5 5m(オプション)
T2YH T2YV
2色表示式
2
T3YH T3YV 3
T2WH
T2WV
2
T3WH
T3WV
3
T2JH T2JV オフディレータイプ 2
※印はリード線長を表します。
(g) オプション 2、注3、注4 ( h) 付属品
最高周囲温度
瞬間最高温度
I 一山ナックル
J ジャバラ
100 200 Y 二山ナックル(ピン、座金、割ン添付)
L ジャバラ
250 400 B2 二山ブラケット(ピン、止め輪添付)
F ワンタッチ継手付(ストレート) 2F : ワンタッチ継手付(ストレート)、FE :ワンタッチ継手付
(エルボ)の適用チューブ外径はφ6です。
3.ジャバ ”J“の場合、ストーク25mm上の製作と
なります。ストローク25mm未満の場合は都度お問い合
わせください。
4.瞬間最高温度とは火花や切粉などが瞬間的にジャバラ
にあたる場合の温度です。
FE ンタッ継手付(エルボ)
M ピストンッド材質(ステンレス)
V ボスカット
CMK2-C
00
20
NN
V
I
100
CMK2-C
00
20
NN
R
V
I
100
T0H
[SM-461692]
19
6.2 スイッチ単品形番表示方法
スイッチ本体+取付金具一式
スイッチ形番
(前ページ(e)
チューブ内径
(前ページ(b)項)
スイッチ本体のみ
スイッチ形番
(前ページ(e)
取付金具一式
取付金具
チューブ内径
(前ページ(b)項)
20
CMK2
T0H
SW
T0H
20
T
CMK2
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CKD CMK2-Cシリーズ ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル