• 製品をご使用になる前に、本取扱説明書を必ずお読みください。
• 特に安全に関する記述は、注意深くお読みください。
• 本取扱説明書は必要なときにすぐ取出して読めるように、大切に保管してください。
取扱説明書
耐環境タイロッド形シリンダ
SCG-G-HP1 シリーズ
SM-A10865/3
SM-A10865/3 はじめに
i 2022-05-24
はじめに
このたびは、当社の耐環境タイロッド形シリンダ「SCG-G-HP1 シリーズ」をお買求めいただきまして、誠にあり
がとうございます。本取扱説明書は本製品の性能を十分に発揮させるために、取付、使用方法などの基本的
な事項を記載したものです。よくお読みいただき、正しくご使用ください。
なお、本取扱説明書は紛失しないように、大切に保管してください。
本取扱説明書に記載の仕様、外観は、将来予告なく変更することがあります。
• 本製品を使用するにあたって、材料や配管、電気、機構などを含めた空気圧機器についての基礎的な
知識を持った人を対象にしています。知識を持たない人や十分な訓練を受けていない人が選定、使用
して引起こした事故に関しては、当社は責任を負いません。
• お客様によって使用される用途は多種多様にわたるため、当社ではそれらのすべてを把握することがで
きません。用途、用法によっては流体、配管、その他の条件により性能が発揮できない場合や事故につ
ながる場合があります。用途、用法にあわせてお客様の責任で、製品の仕様の確認、使用方法の決定
を行ってください。
SM-A10865/3 安全にご使用いただくために
ii 2022-05-24
安全にご使用いただくために
本製品を使用した装置を設計、製作する場合は、安全な装置を製作する義務があります。そのためには、装置
の機械機構と、各流体制御回路、これらを電気制御するシステムの安全性が確保できることを確認してくださ
い。
装置の設計、管理などに関する安全性については、団体規格、法規などを必ずお守りください。
ISO 4414、JIS B 8370、JFPS 2008（各規格の最新版）
高圧ガス保安法や労働安全衛生法、その他の安全規則、団体規格、法規など
当社製品を安全にご使用いただくためには、製品の選定、使用、取扱い、保全管理を適切に行うことが重要で
す。
装置の安全性確保のために、本取扱説明書に記載の警告、注意事項を必ずお守りください。
本製品にはさまざまな安全策を実施していますが、お客様の誤った取扱いによって事故につながる場合があり
ます。そのようなことがないためにも、
必ず本取扱説明書を熟読し、内容を十分に理解したうえでご使用ください。
注意事項は危害、損害の大きさと発生の可能性の程度を明示するために、「危険」「警告」「注意」の 3つに区
分されています。
危険
誤った取扱いをすると、人が死亡する、または重傷を負う危険が差迫って発生す
ることが想定されるもの。
警告
誤った取扱いをすると、人が死亡する、または重傷を負う可能性が想定されるも
の。
注意
誤った取扱いをすると、人が傷害を負う、または物的損害が発生する可能性が想
定されるもの。
なお、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性があります。
いずれも重要な内容を記載しているため、必ずお守りください。
その他、一般的な注意事項や使用上のヒントを以下のアイコンで記載しています。
一般的な注意事項や使用上のヒントを表します。
SM-A10865/3 安全にご使用いただくために
iii 2022-05-24
製品に関する注意事項
警告
取扱いは十分な知識と経験を持った人が行う。
本製品は、一般産業機械用装置・部品として設計、製造されたものです。
製品の仕様範囲内での使用を守る。
製品固有の仕様外での使用はできません。また、製品の改造や追加工は絶対に行わないでください。
本製品は一般産業機械用装置・部品での使用を適用範囲としているため、屋外、次に示すような条件・
環境で使用する場合には適用外とさせていただきます。
(ご採用に際し当社にご相談いただき、当社製品の仕様をご了解いただいた場合は適用になります。た
だし、その場合でも、万一の故障に備えて危険を回避する安全対策をとってください。)
• 原子力や鉄道、航空、船舶、車両、医療機械、飲料・食品などに直接触れる機器や用途での使用。
• 娯楽機器や緊急遮断回路、プレス機械、ブレーキ回路、安全対策用など、安全性が要求される用途
での使用。
• 人や財産への大きな影響が予想され、特に安全が要求される用途での使用。
安全を確認するまでは、本製品の取扱い、配管・機器の取外しを絶対に行わない。
• 機械、装置の点検や整備は、本製品が関わるすべてのシステムの安全が確保されていることを確認
してから行ってください。また、エネルギー源である供給空気や供給水、該当する設備の電源を OFF
にし、システム内の圧縮空気は排気し、水漏れ、漏電に注意してください。
• 運転停止時も、高温部や充電部が存在する可能性があるため、本製品の取扱い、配管・機器の取外
しは注意して行ってください。
• 空気圧機器を使用した機械、装置を起動または再起動する前に、飛出し防止処置などによりシステ
ムの安全性が確保されているか確認してください。
SM-A10865/3 安全にご使用いただくために
iv 2022-05-24
設計、選定に関する注意事項
注意
FP シリーズ：注意事項
シリンダに使用している軸受には、微量の鉱物油が含まれているため、設置場所については配慮する。
製品仕様の範囲内においては、排出されないよう処理されております。
廃棄に関する注意事項
注意
製品を廃棄するときは、廃棄物の処理や清掃に関する法律に準拠し、専門廃棄物処理業者に依頼して処
理する。
SM-A10865/3 目次
v 2022-05-24
目次
はじめに .............................................................................................................................. i
安全にご使用いただくために ............................................................................................... ii
製品に関する注意事項 .................................................................................................... iii
設計、選定に関する注意事項 .......................................................................................... iv
廃棄に関する注意事項 .................................................................................................... iv
目次 .................................................................................................................................... v
1. 製品概要 ..................................................................................................................... 1
1.1 形番表示 .............................................................................................................. 1
1.1.1 製品形番 ........................................................................................................ 1
1.1.2 取付金具形番 ................................................................................................. 6
1.1.3 スイッチ単品形番 ............................................................................................ 6
1.2 仕様 ..................................................................................................................... 7
1.2.1 製品仕様 ........................................................................................................ 7
1.2.2 スイッチ仕様 ................................................................................................... 8
2. 取付け ....................................................................................................................... 11
2.1 設置環境 .............................................................................................................11
2.2 開梱 ....................................................................................................................11
2.3 取付方法 .............................................................................................................11
2.4 配管方法 ............................................................................................................ 12
2.5 配線方法 ............................................................................................................ 13
3. 使用方法 ................................................................................................................... 14
3.1 シリンダの使用方法 ............................................................................................ 14
3.2 スイッチの使用方法 ............................................................................................ 15
4. 保守、点検................................................................................................................. 16
4.1 定期点検 ............................................................................................................ 17
4.1.1 点検項目 ...................................................................................................... 17
4.1.2 製品のメンテナンス ....................................................................................... 17
4.1.3 回路のメンテナンス ....................................................................................... 17
4.2 分解、組立方法 .................................................................................................. 18
5. トラブルシューティング ............................................................................................... 19
5.1 トラブルの原因と処置方法 .................................................................................. 19
5.1.1 シリンダ部 ..................................................................................................... 19
5.1.2 スイッチ部 ..................................................................................................... 20
6. 参考情報 ................................................................................................................... 21
7. 保証規定 ................................................................................................................... 22
7.1 保証条件 ............................................................................................................ 22
7.2 保証期間 ............................................................................................................ 22
SM-A10865/3 1. 製品概要
1 2022-05-24
1. 製品概要
1.1 形番表示
1.1.1 製品形番
◼ 形番表示例：SCG-G-HP1 シリーズ
注1: 取付金具は製品に添付して出荷します。
ただし、トラニオン形は組付けて出荷します。
注2: スイッチ付きの最小ストロークについては、4、5ペ
ージをご参照ください。
注3: 取付形式 TA または TB を選択された場合のスイ
ッチ数は、TA の場合｢H｣(ヘッド側 1個付)、TB の
場合｢R｣(ロッド側 1個付)に限定されます。
注4: “I”と“Y”は同時に選定することはできません。
SM-A10865/3 1. 製品概要
2 2022-05-24
◼ 形番表示例：SCG-G-FP1-HP1 シリーズ
注1: 取付金具は製品に添付して出荷します。
ただし、トラニオン形は組付けて出荷しま
す。
注2: スイッチ付きの最小ストロークについては、
4、5ページをご参照ください。
注3: 取付形式 TA または TB を選択された場合
のスイッチ数は、TA の場合｢H｣(ヘッド側 1
個付)、TB の場合｢R｣(ロッド側 1個付)に
限定されます。
注4: “I”と“Y”は同時に選定することはできませ
ん。
SM-A10865/3 1. 製品概要
3 2022-05-24
◼ ストローク
チューブ内径(mm)
標準ストローク(mm)
最小ストローク(mm)
最大ストローク(mm) 注1
製作対応ストローク(mm)
φ32
25、50、75、100、150、
200、250、300、350、
400、450、500
1
600
700
φ40
800
φ50
1200
φ63
1200
φ80
700
1400
φ100
800
1500
注1： 最大ストロークを超える場合は、条件によっては製品の使用を満足しない場合がありますので、ご相談ください。
※ 中間ストロークについては、1mm ごとに制作可能です。
SM-A10865/3 1. 製品概要
4 2022-05-24
T0/T5 形スイッチ付き最小ストローク
スイッチ数
異面取付
同一面取付
中間トラニオン取付
ロッド側
トラニオン取付
ヘッド側
トラニオン取付
チューブ
内径(mm)
1
2
3
4
1
2
3
4
1
2
3
4
1
1
φ32
9
17
34
51
9
48
(33)
78
(64)
109
(94)
94
(94)
94
(94)
169
(155)
169
(155)
42
42
φ40
9
18
36
54
9
48
(33)
78
(64)
109
(94)
81
(81)
81
(81)
164
(142)
164
(142)
38
38
φ50
9
18
36
54
9
18
36
54
112
(112)
112
(112)
121
(121)
121
(121)
51
53
φ63
10
19
38
57
10
19
38
57
85
(73)
85
(73)
91
(91)
91
(91)
41
42
φ80
10
20
39
59
10
20
39
59
96
(79)
96
(79)
99
(99)
99
(99)
41
47
φ100
10
20
40
60
10
20
40
60
101
(84)
101
(84)
105
(105)
105
(105)
47
53
注1： ( )内は T※V(リード線 L字タイプ)の場合です。
注2： ストローク 15mm 以下の場合、2個のスイッチが同時に ON することがあります。この場合スイッチ取付位置をお互い遠ざかるように位
置調整してください。
T8 形スイッチ付き最小ストローク
スイッチ数
異面取付
同一面取付
中間トラニオン取付
ロッド側
トラニオン取付
ヘッド側
トラニオン取付
チューブ
内径(mm)
1
2
3
4
1
2
3
4
1
2
3
4
1
1
φ32
9
17
34
51
9
54
(31)
84
(62)
115
(92)
100
(100)
100
(100)
191
(161)
191
(161)
45
45
φ40
9
18
36
54
9
54
(31)
84
(62)
115
(92)
87
(87)
87
(87)
178
(148)
178
(148)
41
41
φ50
9
18
36
54
9
18
36
54
116
(116)
116
(116)
121
(121)
121
(121)
54
55
φ63
10
19
38
57
10
19
38
57
89
(77)
89
(77)
99
(99)
99
(99)
44
44
φ80
10
20
39
59
10
20
39
59
100
(75)
100
(75)
111
(111)
111
(111)
43
49
φ100
10
20
40
60
10
20
40
60
105
(80)
105
(80)
117
(117)
117
(117)
49
55
注1： ( )内は T※V(リード線 L字タイプ)の場合です。
注2： ストローク 15mm 以下の場合、2個のスイッチが同時に ON することがあります。この場合スイッチ取付位置をお互い遠ざかるように位
置調整してください。
SM-A10865/3 1. 製品概要
5 2022-05-24
T2/T3 形スイッチ付き最小ストローク
スイッチ数
異面取付
同一面取付
中間トラニオン取付
ロッド側
トラニオン取付
ヘッド側
トラニオン取付
チューブ
内径(mm)
1
2
3
4
1
2
3
4
1
2
3
4
1
1
φ32
5
10
20
30
5
40
(33)
70
(64)
101
(94)
64
(55)
64
(55)
131
(116)
131
(116)
27
27
φ40
5
10
20
30
5
40
(33)
70
(64)
101
(94)
69
(60)
69
(60)
152
(121)
152
(121)
32
32
φ50
5
10
20
30
5
10
20
30
71
(62)
71
(62)
71
(61)
71
(61)
31
32
φ63
6
11
21
32
6
11
21
32
77
(68)
77
(68)
77
(68)
77
(68)
37
38
φ80
6
11
22
33
6
11
22
33
88
(79)
88
(79)
88
(80)
88
(80)
37
43
φ100
6
11
22
33
6
11
22
33
93
(84)
93
(84)
93
(85)
93
(85)
43
49
注1： ( )内は T※V(リード線 L字タイプ)の場合です。
注2： ストローク 15mm 以下の場合、2個のスイッチが同時に ON することがあります。この場合スイッチ取付位置をお互い遠ざかるように位
置調整してください。
Ｔ1/T2Y/T3Y/T2YD/T2W/T3W 形スイッチ付き最小ストローク
スイッチ数
異面取付
同一面取付
中間トラニオン取付
ロッド側
トラニオン取付
ヘッド側
トラニオン取付
チューブ
内径(mm)
1
2
3
4
1
2
3
4
1
2
3
4
1
1
φ32
6
11
22
33
6
62
(49)
92
(80)
123
(110)
86
(61)
86
(61)
177
(122)
177
(122)
38
38
φ40
6
11
22
33
6
62
(49)
92
(80)
123
(110)
91
(66)
91
(66)
182
(127)
182
(127)
43
43
φ50
6
12
24
36
6
12
24
36
93
(68)
93
(68)
93
(68)
93
(68)
42
43
φ63
6
12
24
36
6
12
24
36
99
(74)
99
(74)
99
(74)
99
(74)
48
49
φ80
7
13
25
38
7
13
25
38
110
(85)
110
(85)
110
(86)
110
(86)
48
54
φ100
7
13
26
39
7
13
26
39
115
(90)
115
(90)
115
(92)
115
(92)
54
60
注1： ( )内は T※V(リード線 L字タイプ)の場合です。ただし、T2YD にリード線 L字タイプ(V)はありません。
注2： ストローク 15mm 以下の場合、2個のスイッチが同時に ON することがあります。この場合スイッチ取付位置をお互い遠ざかるように位
置調整してください。
ロッド側トラニオン取付の場合、ロッド側ストローク端での位置検出はできません。
ヘッド側トラニオン取付の場合、ヘッド側ストローク端での位置検出はできません。
SM-A10865/3 1. 製品概要
6 2022-05-24
1.1.2 取付金具形番
◼ SCG-G-HP1 シリーズ
チューブ
内径(mm)
φ32
φ40
φ50
φ63
φ80
φ100
取付金具
フート(LB)
SCG-LB-32
SCG-LB-40
SCG-LB-50
SCG-LB-63
SCG-LB-80
SCG-LB-100
フランジ(FA/FB)
SCG-FA-32
SCG-FA-40
SCG-FA-50
SCG-FA-63
SCG-FA-80
SCG-FA-100
一山クレビス(CA)
SCG-CA-32
SCG-CA-40
SCG-CA-50
SCG-CA-63
SCG-CA-80
SCG-CA-100
二山クレビス(CB)
SCG-CB-32
SCG-CB-40
SCG-CB-50
SCG-CB-63
SCG-CB-80
SCG-CB-100
※ 各取付金具には、取付用ボルトを添付してあります。
フート形取付金具は、2個/セットです。
◼ SCG-G-FP1-HP1 シリーズ
チューブ
内径(mm)
φ32
φ40
φ50
φ63
φ80
φ100
取付金具
フート(LB)
SCG-LB-32
SCG-LB-40
SCG-LB-50
SCG-LB-63
SCG-LB-80
SCG-LB-100
フランジ(FA/FB)
SCG-FA-32
SCG-FA-40
SCG-FA-50
SCG-FA-63
SCG-FA-80
SCG-FA-100
一山クレビス(CA)
SCG-CA-32-FP1
SCG-CA-40-FP1
SCG-CA-50-FP1
SCG-CA-63-FP1
SCG-CA-80-FP1
SCG-CA-100-FP1
二山クレビス(CB)
SCG-CB-32-FP1
SCG-CB-40-FP1
SCG-CB-50-FP1
SCG-CB-63-FP1
SCG-CB-80-FP1
SCG-CB-100-FP1
※ 各取付金具には、取付用ボルトを添付してあります。
フート形取付金具は、2個/セットです。
1.1.3 スイッチ単品形番
◼ SCG-G-HP1 シリーズ
SM-A10865/3 1. 製品概要
7 2022-05-24
1.2 仕様
1.2.1 製品仕様
形番
SCG-G-HP1
SCG-G-FP1-HP1
項目
チューブ内径 mm
φ32
φ40
φ50
φ63
φ80
φ100
作動方式
複動形
使用流体
圧縮空気
最高使用圧力 MPa
1.0
最低使用圧力 MPa
0.15
耐圧力 MPa
1.6
周囲温度 ℃
－10～60(ただし、凍結なきこと)
接続口径
Rc1/8
Rc1/4
Rc3/8
Rc1/2
ストローク許容差 mm
ゴムクッション付
(～1000)、 (1001～1500)
エアクッション付
(～360)、 (361～1000)、 (1001～1500)
使用ピストン速度 mm/s
50～1000(許容吸収エネルギー内でご使用ください。)
クッション
ゴムクッション・エアクッションの選択が可能
有効エアクッション長さ mm
8.6
8.6
13.4
13.4
15.4
15.4
給油
不要
許容吸収エネルギー J
ゴムクッション付
0.5
0.9
1.6
1.6
3.3
5.8
エアクッション付
2.5
3.7
8.0
14.4
25.4
45.6
+1.0
0
+1.4
0
+1.8
0
+1.4
0
+1.8
0
SM-A10865/3 1. 製品概要
8 2022-05-24
1.2.2 スイッチ仕様
項目
有接点 2線式
T0H/V
T5H/V
T8H/V
用途
AC/DC プログラマブル
コントローラ、リレー用
AC/DC プログラマブル
コントローラ、リレー、
IC 回路(表示灯なし)、
直列接続用
AC/DC プログラマブルコントローラ、リレー用
電源電圧
―
負荷電圧
DC12/24V
AC110V
DC5/12/24V
AC110V
DC12/24V
AC110V
AC220V
負荷電流
5～50mA
7～20mA
50mA 以下
20mA 以下
5～50mA
7～20mA
7～10mA
消費電流
―
内部降下電圧
3V 以下(DC の場合、負荷電
流30mA 時)
0.1V以下(内部抵抗 0.5Ω以
下)
4V 以下
表示灯
赤色 LED(ON 時点灯)
表示灯なし
赤色 LED(ON 時点灯)
漏れ電流
0mA
リード線
標準 1m(耐油性ビニールキャブタイヤコード 2芯、0.2mm2)
標準 1m
(耐油性ビニールキャブタイヤコード 2芯、0.3
mm2)
耐衝撃
294m/s2
絶縁抵抗
DC500V メガーで 20MΩ以上
DC500V メガーで 100MΩ以上
耐電圧
AC1000V 1 分間印加で異常なきこと
AC1500V 1 分間印加で異常なきこと
周囲温度
－10～60℃
保護構造
IEC 規格 IP67、JIS C 0920(防浸形)、耐油
項目
無接点 2線式
1色表示式
1色表示式
オフディレータイプ
2色表示式
T1H/V
T2H/V
T2JH/V
T2YH/V
用途
AC プログラマブル
コントローラ、リレー、
小型電磁弁用
DC プログラマブルコントローラ専用
電源電圧
―
負荷電圧
AC85～265V
DC10～30V
負荷電流
5～100mA
5～20mA
消費電流
―
内部降下電圧
負荷電圧の 10%以下
4V 以下
表示灯
赤色 LED(ON 時点灯)
赤色/緑色 LED
(ON 時点灯)
漏れ電流
AC100V で1mA 以下
AC200V で2mA 以下
1 mA 以下
リード線
標準 1m
(耐油性ビニールキャブ
タイヤコード 2芯0.3mm)
標準 1m
(耐油性ビニールキャブ
タイヤコード 2芯0.2mm)
標準 1m
(耐油性ビニールキャブタイヤコード 2芯0.3mm2)
耐衝撃
980m/s2
絶縁抵抗
DC500V メガーで
100MΩ以上
DC500V メガーで
20MΩ以上
DC500V メガーで 100MΩ以上
耐電圧
AC1500V 1 分間印加で
異常なきこと
AC1000V 1 分間印加で異常なきこと
周囲温度
－10～60℃
保護構造
IEC 規格 IP67、JIS C 0920(防浸形)、耐油
SM-A10865/3 1. 製品概要
9 2022-05-24
項目
無接点 3線式
1色表示式
1色表示式(PNP 出力)(受注生産)
2色表示式
T3H/V
T3PH/V
T3YH/V
用途
DC プログラマブルコントローラ、リレー用
出力方式
NPN 出力
PNP 出力
NPN 出力
電源電圧
DC10～28V
負荷電圧
DC30V 以下
負荷電流
100mA 以下
50mA 以下
消費電流
DC24V で10mA 以下
DC24V で10mA 以下
DC24V で10mA 以下
内部降下電圧
0.5V 以下
表示灯
赤色 LED(ON 時点灯)
黄色 LED(ON 時点灯)
赤色/緑色 LED(ON 時点灯)
漏れ電流
10μA以下
リード線
標準 1m
(耐油性ビニールキャブタイヤコード 3芯0.2mm2)
標準 1m(耐油性ビニールキャブタ
イヤコード 3芯0.3mm2)
耐衝撃
980m/s2
絶縁抵抗
DC500V メガーで 20MΩ以上
DC500V メガーで 100MΩ以上
耐電圧
AC1000V 1 分間印加で異常なきこと
周囲温度
－10～60℃
保護構造
IEC 規格 IP67、JIS C 0920(防浸形)、耐油
項目
無接点 2線式
2色表示式交流磁界用
T2YD
T2YDT
用途
DC プログラマブルコントローラ専用
負荷電圧
DC24V±10%
負荷電流
5～20mA
内部降下電圧
6V 以下
表示灯
赤色/緑色 LED (ON 時点灯)
漏れ電流
1.0mA 以下
出力ディレー時間
(ON ディレー、
OFF ディレー)
60ms 以下
リード線
標準 1m
(耐油性ビニールキャブタイヤコード 2芯0.5mm2)
標準 1m
(難燃性ビニールキャブタイヤコード 2芯0.5mm2)
耐衝撃
980m/s2
絶縁抵抗
DC500V メガーで 100MΩ以上
耐電圧
AC1000V 1 分間印加で異常なきこと
周囲温度
-
10～60℃
保護構造
IEC 規格 IP67、JIS C 0920(防浸形)、耐油
SM-A10865/3 1. 製品概要
10 2022-05-24
項目
無接点 2、3線式
T2WH/V
T3WH/V
用途
DC プログラマブルコントローラ専用
DC プログラマブルコントローラ、リレー用
電源電圧
―
DC10～28V
負荷電圧
DC24V±10%
DC30V 以下
負荷電流
5～20mA
50mA 以下
消費電流
―
DC24V で10mA 以下
内部降下電圧
4V 以下
0.5V 以下
表示灯
赤色/緑色 LED(ON 時点灯)
漏れ電流
1mA 以下
10μA以下
リード線
標準 1m(耐油性ビニールキャブタイヤコード
2芯、0.2mm2)
標準 1m(耐油性ビニールキャブタイヤコード
3芯、0.2mm2)
耐衝撃
980m/s2
絶縁抵抗
DC500V メガーで 20MΩ以上
耐電圧
AC1000V 1 分間印加で異常なきこと
周囲温度
－10～60℃
保護構造
IEC 規格 IP67、JIS C 0920(防浸形)、耐油
項目
無接点 2線式
T2HR3,T2VR3
用途
DC プログラマブルコントローラ専用
電源電圧
―
負荷電圧
DC10～30V
負荷電流
5～20mA
消費電流
―
内部降下電圧
4V 以下
表示灯
赤色 LED(ON 時点灯)
漏れ電流
1mA 以下
リード線
標準 3m
(耐屈曲、耐油性ビニールキャブタイヤコード 2芯、0.2mm2)
耐衝撃
980m/s2
絶縁抵抗
DC500V メガーで 20MΩ以上
耐電圧
AC1000V 1 分間印加で異常なきこと
周囲温度
－10～60℃
保護構造
IEC 規格 IP67、JIS C 0920(防浸形)、耐油
SM-A10865/3 2. 取付け
11 2022-05-24
2. 取付け
2.1 設置環境
注意
切削、鋳物、溶接工場などでは切削液、切粉、粉塵などの異物が進入するおそれがあるため注意する。
下記環境では使用を禁止する。
• 切削液が掛かる場合(液中の研磨剤または研磨粉によって摺動部が削られるため)
• 有機溶剤、薬品、酸、アルカリ、灯油などが雰囲気中に含まれる場合
• 水が掛かる場合
• 下記の周囲温度で使用してください。
-10～60℃(ただし、凍結なきこと)
• 圧縮空気には、エアフィルタを通した清浄で水分の少ないエアを使用してください。
このため、回路にはエアフィルタを使用し、ろ過度(5μm以下が望ましい)や流量、取付位置(方向制御弁に
近づける)などに注意してください。
2.2 開梱
• ご注文の製品形番と製品に表示されている形番が、同一であることを確認してください。
• 製品外部に損傷がないことを確認してください。
• 配管ポートからシリンダ内部に異物が入らないようにシール栓を付けて保管し、配管時に取外してください。
2.3 取付方法
• シリンダおよびスイッチの取付けに関しては、SCG 標準形と同一となります。
詳細については、6項 参考情報に記載の SCG 標準形の取扱説明書をご参照ください。
圧縮空気
清浄な圧縮空気
エアフィルタ
SM-A10865/3 2. 取付け
12 2022-05-24
2.4 配管方法
警告
チューブは継手のチューブエンドに当たるまで確実に挿入し、継手から抜けないことを確認してから使用
する。
• フィルタ以降の配管材は亜鉛メッキ管やナイロンチューブ、ゴム管など、腐食しにくいものを使用し
てください。
• 配管は、シリンダが所定のピストン速度を出せるだけの有効断面積があるものを使用してくださ
い。
• 配管内のさび、異物、ドレン除去のためフィルタはできるだけ電磁弁の近くに取付けてください。
• ガス管のねじ長さは有効ねじ長さを守ってください。また、ねじ部先端より 1/2 ピッチほど面取り仕
上げをしてください。
◼ 配管の清掃
配管の前には、配管内の異物、切削粉などを除去するため、エアブローを行って清掃してください。
◼ シール剤
配管の漏れ止めにはシールテープまたはシール剤を使用します。
シールテープまたはシール剤は、ねじ部分の先端から 2山以上内側の位置に付けます。配管のねじ部分より
先端に出ていると、ねじ込みによってシールテープの切れ端やシール剤の残材が配管、機器の内部に入り込
み、故障の原因になります。
シールテープを使用する場合は、ねじの方向と反対方向に巻付け、指先で押さえてねじに密着させてください。
液状シール剤を使用する場合は、樹脂部品に付着しないように注意してください。樹脂部品が破損し、故障や
誤作動などの原因になります。また、めねじ側にはシール剤を塗布しないでください。
面取り
有効長さ
シールテープ
固形/液状シール剤
適切
適切
不適切
不適切
2山残す
SM-A10865/3 2. 取付け
13 2022-05-24
2.5 配線方法
• スイッチの配線方法に関しては、SCG 標準形と同一となります。
詳細については、6項 参考情報に記載の SCG 標準形の取扱説明書をご参照ください。
SM-A10865/3 3. 使用方法
14 2022-05-24
3. 使用方法
3.1 シリンダの使用方法
◼ 使用圧力の範囲
下記の圧力範囲内で使用してください。
機種
圧力範囲(MPa)
SCG-G-HP1
SCG-G-FP1-HP1
0.15～1.0
◼ クッションの調整方法
シリンダはエアクッション付とゴムクッション付の選択が可能です。
エアクッションの調整方法に関しては、SCG 標準形と同一となります。
詳細については、6項 参考情報に記載の SCG 標準形の取扱説明書をご参照ください。
なお、ゴムクッションは調整ができません。
また、運動エネルギーが下表より大きい場合には、別の緩衝装置の設置を考慮してください。
チューブ内径(mm)
φ32
φ40
φ50
φ63
φ80
φ100
許容吸収エネルギー(J)
ゴムクッション付
0.5
0.9
1.6
1.6
3.3
5.8
エアクッション付
2.5
3.7
8.0
14.4
25.4
45.6
◼ ピストン速度の調整
ピストン速度はスピードコントローラを取付けて、調整してください。
<基本回路図>
複動シリンダ
電磁弁
サイレンサ
スピードコントローラ
エアフィルタ＋レギュレータ＋圧力計
圧縮空気
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