CKD SCPD3-G-HP1シリーズ ユーザーマニュアル

  • こんにちは!このCKD耐環境ペンシルシリンダの取扱説明書を読みました。製品の概要、仕様、取付方法、使用方法、保守点検、トラブルシューティングなどについて質問があれば、お気軽にお尋ねください。例えば、最小ストロークや使用可能な周囲温度、廃棄方法などについてお答えできます。
  • 最小ストロークの長さは?
    使用可能な周囲温度範囲は?
    使用圧力範囲は?
    廃棄方法を教えてください。
    どのような環境では使用できませんか?
取扱説明書
耐環境ペンシルリン
SCPD3-G-HP1 シリーズ
SM-A62628/2
製品をご使用になる前に、本取扱説明書を必ずお読みください。
特に安全に関する記述は、注意深くお読みください。
本取扱説明書は必要なときにすぐ取出して読めるように、大切に保管してください
SM-A62628/2 はじめに
i 2022-05-25
はじめに
このたびは、当社の耐環境ペンシルシリンダ「SCPD3-G-HP1 シリーズ」をお買求めいただきまして、誠にあ
がとうございます。本取扱説明書は本製品の性能を十分に発揮させるために、取付、使用方法などの基本的
な事項を記載したものです。よくお読みいただき、正しくご使用ください。
なお、本取扱説明書は紛失しないように、大切に保管してください。
本取扱説明書に記載の仕様、外観は、将来予告なく変更することがあります。
本製品を使用するにあたって、材料や配管、電気、機構などを含めた空気圧機器についての基礎的な
知識を持った人を対象にしています。知識を持たない人や十分な訓練を受けていない人が選定、使用
して引起こした事故に関しては、当社は責任を負いません。
お客様によって使用される用途は多種多様にわたるため、当社ではそれらのすべてを把握することがで
きません。用途、用法によっては流体、配管、その他の条件により性能が発揮できない場合や事故につ
ながる場合があります。用途、用法にあわせてお客様の責任で、製品の仕様の確認、使用方法の決定を
行ってください。
SM-A62628/2 安全にご使用いただくために
ii 2022-05-25
安全にご使用いただくため
本製品を使用した装置を設計、製作する場合は、安全な装置を製作する義務があります。そのためには、装置
の機械機構と、各流体制御回路、これらを電気制御するシステムの安全性が確保できることを確認してくださ
い。
装置の設計、管理などに関する安全性については、団体規格、法規などを必ずお守りください。
ISO 4414JIS B 8370JFPS 2008(各規格の最新版)
高圧ガス保安法や労働安全衛生法、その他の安全規則、団体規格、法規など
当社製品を安全にご使用いただくためには、製品の選定、使用、取扱い、保全管理を適切に行うことが重要で
す。
装置の安全性確保のために、本取扱説明書に記載の警告、注意事項を必ずお守りください。
本製品にはさまざまな安全策を実施していますが、お客様の誤った取扱いによって事故につながる場合があり
ます。そのようなことがないためにも、
必ず本取扱説明書を熟読し、内容を十分に理解したうえでご使用ください
注意事項は危害、損害の大きさと発生の可能性の程度を明示するために、「危険」「警告」「注意」の 3つに区
分されています。
危険
誤っ扱いをす人が亡すまたは重を負が差迫っ生す
ることが想定されるもの。
警告
誤っ取扱をす、人、ま能性想定され
の。
注意
誤った取扱いをすると、人が傷害を負う、または物的損害が発生する可能性が想
定されるもの。
なお、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性があります。
いずれも重要な内容を記載しているため、必ずお守りください。
その他、一般的な注意事項や使用上のヒントを以下のアイコンで記載しています。
一般的な注意事項や使用上のヒントを表します。
SM-A62628/2 安全にご使用いただくために
iii 2022-05-25
製品に関する注意事項
警告
取扱いは十分な知識と経験を持った人が行う
本製品は、一般産業機械用装置・部品として設計、製造されたものです。
製品の仕様範囲内での使用を守る。
製品固有の仕様外での使用はできません。また、製品の改造や追加工は絶対に行わないでください。
本製品は一般産業機械用装置・部品での使用を適用範囲としているため、屋外、次に示すような条件・
環境で使用する場合には適用外とさせていただきます。
(ご採用に際し当社にご相談いただき、当社製品の仕様をご了解いただいた場合は適用になります。た
だし、その場合でも、万一の故障に備えて危険を回避する安全対策をとってください)
原子力や鉄道、航空、船舶、車両、医療機械、飲料・食品などに直接触れる機器や用途での使用。
娯楽機器や緊急遮断回路、プレス機械、ブレーキ回路、安全対策用など、安全性が要求される用
での使用。
人や財産への大きな影響が予想され、特に安全が要求される用途での使用。
安全を確認するまでは、本製品の取扱い、配管・機器の取外しを絶対に行わない。
機械、装置の点検や整備は、本製品が関わるすべてのシステムの安全が確保されていることを確認
してから行ってください。また、エネルギー源である供給空気や供給水、該当する設備の電源OFF
にし、システム内の圧縮空気は排気し、水漏れ、漏電に注意してください。
運転停止時も、高温部や充電部が存在する可能性があるため、本製品の取扱い、配管・機器の取外
しは注意して行ってください。
空気圧機器を使用した機械、装置を起動または再起動する前に、飛出し防止処置などによりシステム
の安全性が確保されているか確認してください。
SM-A62628/2 安全にご使用いただくために
iv 2022-05-25
設計、選定に関する注意事項
注意
FP シリーズ:注意事項
シリンダに使用している軸受には、微量の鉱物油が含まれているため、設置場所については配慮する。
製品仕様の範囲内においては、排出されないよう処理されております。
廃棄に関する注意事項
注意
製品を廃棄するときは、廃棄物の処理や清掃に関する法律に準拠し、専門廃棄物処理業者に依頼して
理する。
SM-A62628/2 目次
v 2022-05-25
目次
はじめに .............................................................................................................................. i
安全にご使用いただくために ............................................................................................... ii
製品に関する注意事項 .................................................................................................... iii
設計、選定に関する注意事項 .......................................................................................... iv
廃棄に関する注意事項 .................................................................................................... iv
目次 .................................................................................................................................... v
1. 製品概要 ..................................................................................................................... 1
1.1 形番表示 .............................................................................................................. 1
1.1.1 製品形番 ........................................................................................................ 1
1.1.2 スイッチ単品形番 ............................................................................................ 4
1.2 仕様 ..................................................................................................................... 5
1.2.1 製品仕様 ........................................................................................................ 5
1.2.2 スイッチ仕 ................................................................................................... 6
2. 取付け ......................................................................................................................... 8
2.1 設置環境 .............................................................................................................. 8
2.2 開梱 ..................................................................................................................... 8
2.3 取付方法 .............................................................................................................. 8
2.4 配管方法 .............................................................................................................. 9
2.5 配線方法 ............................................................................................................ 10
3. 使用方法 ................................................................................................................... 11
3.1 シリンダの使用方法 .............................................................................................11
3.2 スイッチの使用方法 ............................................................................................ 12
4. 保守、点検................................................................................................................. 13
4.1 定期点検 ............................................................................................................ 14
4.1.1 点検項目 ...................................................................................................... 14
4.1.2 製品のメンテナンス ....................................................................................... 14
4.1.3 回路のメンテナンス ....................................................................................... 14
5. トラブルシューティング ............................................................................................... 15
5.1 トラブルの原因と処置方法 .................................................................................. 15
5.1.1 シリンダ部 ..................................................................................................... 15
5.1.2 スイッチ部 ..................................................................................................... 16
6. 参考情報 ................................................................................................................... 17
7. 保証規定 ................................................................................................................... 18
7.1 保証条件 ............................................................................................................ 18
7.2 保証期間 ............................................................................................................ 18
SM-A62628/2 1. 製品概要
1 2022-05-25
1. 製品概要
1.1 形番表示
1.1.1 製品形番
形番表示例:SCPD3-G-HP1 シリー
1 ポート方向“0(軸方向)の場合、取付形式“CB
は製作できません。
2 スイッチ付きの最小ストロークについては、3
ージを参照してください。
3 スイッチなしには、磁石は組込まれていませ
ん。
4 I”と“Y”は同時に選定することはできません
5 標準でノンパープル仕様です。
6 スイッチは製品に添付して出荷します。
SM-A62628/2 1. 製品概要
2 2022-05-25
形番表示例:SCPD3-G-FP1-HP1 シリーズ
1 ポート方向“0(軸方向)の場合、取付形式“CB
は製作できません。
2 スイッチ付きの最小ストロークについては、3
ージを参照してください。
3 スイッチなしには、磁石は組込まれていませ
ん。
4 I”と“Y”は同時に選定することはできません
5 スイッチは製品に添付して出荷します。
SM-A62628/2 1. 製品概要
3 2022-05-25
ストロー
チューブ内径(mm)
標準ストローク(mm)
最小ストローク(mm)
φ6
15304560
5
φ10
φ16
中間ストロークについては、1mm ごとに制作可能です。
スイッチ付きの最小ストローク
略図
1個付き
2個付き
ロッド側取付
ヘッド側取付
異面取付
同一面取付
最小ストローク
5mm
10mm
28mm
略図
3個付き
異面取付
同一面取付
最小ストローク
38mm
54mm
SM-A62628/2 1. 製品概要
4 2022-05-25
1.1.2 スイッチ単品形番
<スイッチ本体+取付金具一式>
<取付金具一式+固定金具>
20 個以上の場合は、まとめて梱包します。
<スイッチ本体(固定金具付)>
注: T 形標準スイッチと固定金具、十字なべ小ねじ
が異なります。
<取付金具一式>
20 個以上の場合は、まとめて梱包します。
SM-A62628/2 1. 製品概要
5 2022-05-25
1.2 仕様
1.2.1 製品仕様
形番
SCPD3-G-HP1SCPD3-GL-HP1
SCPD3-G-FP1-HP1SCPD3-GL-FP1-HP1
項目
チューブ内径 mm
φ6
φ10
φ16
作動方式
複動形
使用流体
圧縮空気
最高使用圧力 MPa
1.0
最低使用圧力 MPa
0.15
0.1
耐圧力 MPa
1.6
周囲温度
1060(ただし、凍結なきこと)
接続口径
M5
ストローク許容差 mm
使用ピストン速度 mm/s
50750
クッション
ゴムクッション付
給油
不要
許容吸収エネルギー J
0.012
0.041
0.162
+1.0
0
SM-A62628/2 1. 製品概要
6 2022-05-25
1.2.2 スイッチ仕様
項目
有接点 2線式
T0H/V
T5H/V
用途
AC/DC プログラマブルコントローラ、リレー用
AC/DC プログラマブルコントローラ、リレー
IC 回路(表示灯なし)、直列接続用
電源電圧
負荷電圧
DC12/24V
AC110V
DC5/12/24V
AC110V
負荷電流
550mA
720mA
50mA 以下
20mA 以下
消費電流
内部降下電圧
3V 以下(DC の場合、負荷電30mA )
0.1V以下(内部抵抗 0.5Ω以下)
表示灯
赤色 LED(ON 時点灯)
表示灯なし
漏れ電流
0mA
リード線
標準 1m(耐油性ビニールキャブタイヤコード 2芯、0.2mm2)
耐衝撃
294m/s2
絶縁抵抗
DC500V メガーで 20MΩ以上
耐電圧
AC1000V 1 分間印加で異常なきこ
周囲温度
1060
保護構造
IEC 規格 IP67JIS C 0920(防浸)耐油
項目
無接点
2線式
3線式
T2H/V
T2WH/V
T3H/V
T3WH/V
用途
DC プログラマブルコントローラ専用
DC プログラマブルコントローラ、リレー用
電源電圧
DC1028V
負荷電圧
DC1030V
DC24V±10%
DC30V 以下
負荷電流
520mA
100mA 以下
50mA 以下
消費電流
DC24V 10mA 以下
内部降下電圧
4V 以下
0.5V 以下
表示灯
赤色 LED
(ON 時点灯)
赤色/緑色 LED
(ON 時点灯)
赤色 LED
(ON 時点灯)
赤色/緑色 LED
(ON 時点灯)
漏れ電流
1mA 以下
10μA以下
リード線
標準 1m
(耐油性ビニールキャブタイヤコード 2芯、0.2mm2)
標準 1m
(耐油性ビニールキャブタイヤコード 3芯、0.2mm2)
耐衝撃
980m/s2
絶縁抵抗
DC500V メガーで 20MΩ以上
耐電圧
AC1000V 1 分間印加で異常なきこ
周囲温度
1060
保護構造
IEC 規格 IP67JIS C 0920(防浸)耐油
SM-A62628/2 1. 製品概要
7 2022-05-25
項目
無接点 2線式
T2HR3,T2VR3(耐屈曲リード線タイプ)
用途
DC プログラマブルコントローラ専用
電源電圧
負荷電圧
DC1030V
負荷電流
520mA
消費電流
内部降下電圧
4V 以下
表示灯
赤色 LED(ON 時点灯)
漏れ電流
1mA 以下
リード線 1
標準 3m (耐屈曲、耐油性ビニールキャブタイヤコード 2芯、0.2mm2)
耐衝撃
980m/s2
絶縁抵抗
DC500V メガーで 20MΩ以上
耐電圧
AC1000V 1 分間印加で異常なきこ
周囲温度
1060
保護構造
IEC 規格 IP67JIS C 0920(防浸)、耐油
SM-A62628/2 2. 取付け
8 2022-05-25
2. 取付け
2.1 設置環境
注意
切削、鋳物、溶接工場などでは切削液、切粉、粉塵などの異物が進入するおそれがあるため注意する。
下記環境では使用を禁止する。
切削液が掛かる場合(液中の研磨剤または研磨粉によって摺動部が削られるため)
有機溶剤、薬品、酸、アルカリ、灯油などが雰囲気中に含まれる場合
水が掛かる場合
下記の周囲温度で使用してください。
-1060(ただし、凍結なきこと)
圧縮空気には、エアフィルタを通した清浄で水分の少ないエアを使用してください。
このため、回路にはエアフィルタを使用し、ろ過(5μm 以下が望ましい)や流量、取付位置(方向制御弁に近
づける)などに注意してください。
2.2 開梱
ご注文の製品形番と製品に表示されている形番が、同一であることを確認してください。
製品外部に損傷がないことを確認してください。
配管ポートからシリンダ内部に異物が入らないようにシール栓を付けて保管し、配管時に取外してください。
2.3 取付方法
シリンダおよびスイッチの取付けに関しては、SCPD3 標準形と同一となります。
詳細については、6 参考情報に記載の SCPD3 標準形の取扱説明書をご参照ください。
圧縮空気
清浄な圧縮空気
エアフィルタ
SM-A62628/2 2. 取付け
9 2022-05-25
2.4 配管方法
警告
チューブは継手のチューブエンドに当たるまで確実に挿入し、継手から抜けないことを確認してから使用す
る。
フィルタ以降の配管材は亜鉛メッキ管やナイロンチューブ、ゴム管など、腐食しにくいものを使用し
てください。
配管は、シリンダが所定のピストン速度を出せるだけの有効断面積があるものを使用してください。
配管内のさび、異物、ドレン除去のためフィルタはできるだけ電磁弁の近くに取付けてください。
ガス管のねじ長さは有効ねじ長さを守ってください。また、ねじ部先端より 1/2 ピッチほど面取り仕上
げをしてください。
配管の清掃
配管の前には、配管内の異物、切削粉などを除去するため、エアブローを行って清掃してください。
シール剤
配管の漏れ止めにはシールテープまたはシール剤を使用します。
シールテープまたはシール剤は、ねじ部分の先端から 2山以上内側の位置に付けます。配管のねじ部分よ
先端に出ていると、ねじ込みによってシールテープの切れ端やシール剤の残材が配管、機器の内部に入り込
み、故障の原因になります。
シールテープを使用する場合は、ねじの方向と反対方向に巻付け、指先で押さえてねじに密着させてください。
液状シール剤を使用する場合は、樹脂部品に付着しないように注意してください。樹脂部品が破損し、故障や
誤作動などの原因になります。また、めねじ側にはシール剤を塗布しないでください
面取り
有効長さ
シールテープ
固形/液状シール剤
適切
適切
不適切
不適切
2山残す
SM-A62628/2 2. 取付け
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2.5 配線方法
スイッチの配線方法に関しては、SCPD3 標準形と一となります。
詳細については、6 参考情報に記載の SCPD3 標準形の取扱説明書をご参照ください。
SM-A62628/2 3. 使用方法
11 2022-05-25
3. 使用方法
3.1 シリンダの使用方
注意
過大な負荷をロッドに固定しない。
慣性エネルギーでロッドが破損するおそれがあります。
ロッドに横荷重を掛けない。
ロッドカバーが摩耗したりロッドが破損するおそれがあります。
配管の際は、必ず固定締付ホースニップルまたはスピードコントローラを使用する。
使用圧力の範
下記の圧力範囲内で使用してください。
チューブ内径
圧力範囲(MPa)
φ6
0.151.0
φ10
0.11.0
φ16
0.11.0
ピストン速度の調整
ピストン速度はスピードコントローラを取付けて、調整してください。
なお、スピードコントローラは、シリンダに直接または極力近い位置に取付けてください。
SM-A62628/2 3. 使用方法
12 2022-05-25
3.2 スイッチの使用方
磁気環境
周囲に強磁場、大電流(大形磁石、溶接機な)がある場所での使用は避けてください。スイッチ付シリンダを接
近させて並列に取付ける場合や、シリンダのすぐ近くを磁性体が移動する場合には相互に干渉し合い、検出精
度に影響が出ることがあります。
スイッチ付シリンダが並列に隣接する場合、スイッチの誤作動の原因になるため、下記表に従い距離を離し
て設置してください。
A寸法 (単位:mm)
スイッチ
T0T5
T2T3
T2WT3W
口径
有接点
無接点
φ6
0以上
3以上
3以上
φ10
0以上
3以上
3以上
φ16
0以上
3以上
3以上
スイッチ付シリンダが並列以外の方法で隣接する場合、スイッチの誤作動の原因になるため、下記表に従
距離を離して設置してください。
D寸法 (単位:mm)
スイッチ
T0T5
T2T3
T2WT3W
口径
有接点
無接点
φ6
φ16.5 以上
φ22.5 以上
φ22.5 以上
φ10
φ21 以上
φ26.5 以上
φ26.5 以上
φ16
φ34 以上
φ35 以上
φ35 以上
リード線の配線
リード線に繰返し曲げ応力、引張り力が掛からないよう、配線するときに配慮してください。
可動部にはロボット用線材のように耐屈曲性能のある線材を接続、配線してください。
周囲温度
高温(60℃以上)の環境では使用しないでください。
磁気部品、電子部品の温度特性により、性能に影響が出ることがあります。
中間位置検出
ストロークの途中でスイッチを作動させる場合、ピストン速度が速すぎるとリレーが応答しなくなるため、注意し
てください。
衝撃
シリンダの運搬、スイッチの取付け、調整の際には、大きな振動や衝撃を与えないでください。
SM-A62628/2 4. 保守、点検
13 2022-05-25
4. 保守、点検
警告
製品を分解しない。
スイッチ付シリンダなどの電気配線の接続部(裸充電部)に触れない。
素手で充電部を触らない。
感電するおそれがあります。
注意
メンテナンス管理が正しく実施されるように、日常点検、定期点検を計画的に行う。
十分でな寿
合、事故につながります。
SM-A62628/2 4. 保守、点検
14 2022-05-25
4.1 定期点検
本製品を最適な状態で使用するために、12/年の定期点検を行ってください。
4.1.1 点検項目
作動状態
ピストン速度、サイクルタイムの変化
外部漏れ、内部漏れ
ピストンロッドの傷、変形
ストロークの異
以上の箇所を確認し、異常があれば“5トラブルシューティング”を参照してください。なお、ねじの緩みがあれ
ば締付けてください。
4.1.2 製品のメンテナンス
本製品は無給油で使用できます。
分解不可のため、無理な力をエンドカバー、チューブに加えないでください。
4.1.3 回路のメンテナンス
エアフィルタにたまったドレンは、指定ラインを超える前に定期的に排出してください。
回路内にコンプレッサオイルの炭化物(カーボンまたはタール状物質)どの異物が混入すると、電磁弁や
リンダが作動不良を起こすため、コンプレッサの保守、点検時には注意してください。
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