4
1) アームを起こしてケーブル・ホー
スのねじれをとり、挿入してくだ
さい。
※ ケーブル・ホース挿入の詳細は下
記「ケーブル・ホースの配線につ
いて」を参照してください。
※ アームを 90 度以上回転させると、
リンクから外れ易くなるので注意
してください。リンクから外れた
場合、アームの表裏を確認してか
らリンクに挿入してください。(刻
印のある方が外側です。)
2) アーム端部を「カチッ」と音がす
るまで手で押し込むかプラハンマ
ーでたたいてください。
●ケーブル・ホースの配線について
1) ケーブル・ホースは、柔軟性に富み、繰り返し屈曲性・耐摩耗性に優れ
た可動用のものを使用してください。
2) ケーブル・ホースはねじれのないように、配線してください。ドラムや
コイルからスパイラル状に引き出すと、ケーブル・ホースがねじれた状
態で配線されますので、行わないでください。(図 1 参照)
ケーブル・ホースは、直線状態でケーブルベヤ内にはいるようにしてく
ださい。(図 2 参照)
3) ケーブル・ホースの必要長さ
ケーブルの長さは通常
(ピッチ×リンク数)+取付部長さ=ケーブル必要長さ
とするのが適当です。
ホース使用の場合は使用時に圧力により長さが変化するので
{(ピッチ×リンク数)+取付部長さ}×1.015=ホース必要長さ
とするのが適当です。なお、係数 1.015 はホースの収縮を見込んだ値で
すが、ホースの種類によって異なりますので、ホースメーカに確認して
ください。
4) ケーブル・ホースは屈曲部で引張り勝手やケーブルベヤ外周面に押し付
けた状態にならないよう、緩ませ気味(ケーブルベヤ内周面より浮き上
がり)に、自由に動けるように配線してください。(図 3・4 参照)
5) ケーブル・ホースに不要な張力が作用しないように、ケーブルベヤ内で
の長さを保つために移動端および固定端で固定(クランプ)してくださ
い。(図 4 参照)
なお、ケーブル・ホースをケーブルベヤ内では固定しないでください。
6) ケーブル・ホースを多段に仕切る場合、ケーブル・ホースの長さは、内
外周では同一ではありません。それぞれのケーブル・ホースの中心ライ
ン上で必要長さを求めてください。
7) ケーブル・ホースは横一列に配列し、積み重ねないでください。仕切板
を取付けられるタイプでは、仕切板によりケーブル・ホースを整頓して
ください。
ただし、ケーブル・ホースを多段に仕切ると、ケーブル・ホースが摺動
し、摩耗しやすくなりますので、横一列に並べることをおすすめします。
7
ケーブル・ホースの挿入・アームの閉め方
図3
図4