Dell PowerVault NX1950 ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド
www.dell.com | support.dell.com
Dell™ PowerVault™ NX1950 システム
iSCSI 用のエンドツーエンドの導入
ガイド
モデル EMU01
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明してい
ます。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を
回避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示
しています。
____________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2007 2008 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
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モデル EMU01
2008 2 Rev. A02
目次 3
目次
1 はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
用語と定義 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
PowerVault NX1950 ストレージソリューションと
PowerVault NX1950 クラスタソリューション
. . . . . 8
iSCSI
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
iSNS
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
アクティブ / パッシブとアクティブ /
アクティブ iSCSI
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
PowerVault NX1950 ストレージソリューションを
iSCSI Software Target として設定する前に
. . . . . . . . . 9
iSCSI SAN 設定のベストプラクティス
. . . . . . . . . 9
2 イニシエータ - ターゲット接続
のクイックインストール手順
. . . . . . . . . . . . 17
メソッド 1(ターゲットポータルを使用した検出). . . . 17
前提条件
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
イニシエータ(ホスト)の設定
. . . . . . . . . . . . 18
PowerVault NX1950 ストレージソリューションの
iSCSI 接続の設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
仮想ディスクの作成
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
PowerVault NX1950 クラスタソリューションの
iSCSI 接続の設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
イニシエータ(ホスト)からイニシエータ -
ターゲット接続の設定を行う方法
. . . . . . . . . . . 25
4 目次
メソッド 2iSNS サーバーを使用した検出). . . . . . . . 27
前提条件
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
イニシエータサーバー / クライア
ントからの設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
ターゲット(PowerVault NX1950 ストレージ
ソリューションと PowerVault NX1950 クラス
タソリューション)のセットアップ
. . . . . . . . . . 28
3 エンドツーエンドの詳細な iSCSI
のセットアップ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
PowerVault NX1950 ストレージソリューシ
ョンのターゲット IP アドレスのセットアップ
. . . . . . . 29
PowerVault NX1950 クラスタソリューション
のターゲット IP アドレスのセットアップ
. . . . . . . . . 29
3.0 iSCSI Target を使用する場合
. . . . . . . . . . . . . 29
3.1 iSCSI Target を使用する場合
. . . . . . . . . . . . . 30
iSCSI デバイスの設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30
Microsoft iSCSI Initiator のインストール
. . . . . . . . . 30
Microsoft iSCSI Initiator の設定
. . . . . . . . . . . . . . 32
Microsoft iSCSI Software Target の設定
. . . . . . . . . 33
接続の確立
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46
前提条件
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46
iSCSI LUN の設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
複数のセッション
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
iSCSI スナップショット
. . . . . . . . . . . . . . . . . 50
iSCSI デバイスの取り外し / クリーンアップ . . . . . . . . 56
イニシエータから
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 56
ターゲットから
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57
目次 5
4 チャレンジハンドシェイク認証プロ
トコルを使用して設定するセキュリ
ティで保護された iSCSI 接続
. . . . . . . . . . . . 59
CHAP IPSec. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60
一方向の CHAP 認証 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60
iSCSI ターゲットの設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . 60
iSCSI イニシエータの設定
. . . . . . . . . . . . . . . . 61
相互 CHAP 認証
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62
イニシエータの設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62
ターゲットの設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62
イニシエータの設定の続き
. . . . . . . . . . . . . . . 63
A 付録 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 65
イニシエータの詳細 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 65
General(全般)タブ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 65
Discovery(検出)タブ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 66
Target s(ターゲット)タブ
. . . . . . . . . . . . . . . 68
詳細な構成設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 72
イニシエータのマルチパスの有効化
. . . . . . . . . 72
詳細オプションの使い方
. . . . . . . . . . . . . . . . 73
接続されているターゲットのプロパティの確認
. . . 74
負荷分散ポリシー
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 75
iSNS サーバーのインストールと設定
. . . . . . . . . . . . 76
iSNS サーバーの設定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77
6 目次
効率的なストレージ管理のためのベス
トプラクティス
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79
SAN ストレージマネージャ
. . . . . . . . . . . . . . . 79
iSCSI サブシステム用の LUN 管理
. . . . . . . . . . . . 80
関連リンク
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 81
索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 83
はじめに 7
はじめに
本書では、
Dell™ PowerVault™ NX1950
ストレージシステム上でイン
ターネット
SCSI
iSCSI
Software Target
をブロックストレージデバイス
として設定する方法について説明します。
iSCSI
は新しいアプリケーション用のストレージを提供したり、または既存
のアプリケーションにストレージのネットワークプールを提供するのに、
有用で比較的安価な手段です。デルおよびストレージ部門の提携業者は、
装の容易なストレージソリューションを豊富に提供しています。本書によ
り、管理者と
IT
マネージャは
iSCSI
テクノロジについて調べ、導入の実例を
参照することができます。
iSCSI
ストレージソリューションおよびテクノロジは、多くの
IT
環境で活
用されています。
iSCSI
ストレージソリューションのパフォーマンスは多
くのアプリケーションにとって十分であり、
iSCSI
テクノロジには、ファ
イバーチャネルストレージソリューションよりも低いコストで
SAN
テク
ノロジが利用できるという利点があります。
本書では、以下の項目について説明します。
クイックインストール手順
iSCSI
ターゲットを作成し、
Microsoft
®
iSCSI Initiator
との間に接続を確立する手順の説明
エンドツーエンドの
iSCSI
の設定
Microsoft iSCSI Initiator
ソフトウェアおよび
Microsoft iSCSI
フトウェアターゲットのインストールと設定に関する詳細な手順
の説明
イニシエータ
-
ターゲット接続の設定
セキュリティで保護された
iSCSI
接続のセットアップ
Microsoft iSNS Server
およびその他の詳細設定
メモ:本書でイニシエータという場合は iSCSI イニシエータを、ターゲッ
トという場合は iSCSI Software Target を指します。
8 はじめに
用語と定義
以下の項では、本書で使用されている用語について説明します。
PowerVault NX1950 ストレージソリューションと PowerVault
NX1950 クラスタソリューション
本書で
PowerVault NX1950
ストレージシステムという場合は、個々のス
トレージユニットを指します。
PowerVault NX1950
ストレージソリュー
ションとは、ストレージアレイを備えたストレージユニットの構成を指し
ます。
PowerVault NX1950
クラスタソリューションとは、ストレージア
レイを備えた複数のストレージユニットの構成を指します。
iSCSI
SCSI
コマンドを
TCP/IP
経由で送受信する標準。ファイバーチャネルなど
の専用ネットワークインフラを必要とせずに、ブロックデータを
IP
ネッ
トワーク経由で送受信することを可能にするプロトコルです。
システムストレージの分野では、
iSCSI
によって
IP
ネットワーク上の任意
のクライアント
/
マシン(イニシエータ)が、リモートの専用サーバー
(ターゲット)とコンタクトし、ローカルハードディスク上で行うかのよ
うにその上でブロック
I/O
を行うことができます。
iSNS
Microsoft iSCSI
インターネット記憶域ネームサービス(
iSNS
)は、
iSNS
ライアントから
TCP/IP
経由で
iSNS
の登録、登録解除、およびクエリを処
理し、
DNS
サーバーと同様に)これらの登録のデータベースを維持する
サービスです。
iSNS
クライアント(イニシエータとターゲット)が自らを
登録し、登録済みの他の
iSNS
クライアントを照会できるようにすること
が、
Microsoft iSNS Server
の一般的な使い方の
1
つです。登録とクエリ
は、
TCP/IP
経由でリモートで処理されます。
Microsoft
のサポートサイト
support.microsoft.com
から
iSNS
サー
バーをダウンロードし、
Microsoft iSCSI Initiator
またはターゲットがイ
ンストールされていない別のサーバーにインストールすることができ
ます。
メモ:iSNS サーバーのインストールと設定の詳細については、65 ページ
の「付録」を参照してください。
はじめに 9
アクティブ / パッシブとアクティブ / アクティブ iSCSI
3.0 iSCSI Target
で構成された
PowerVault NX1950
クラスタソリュー
ションでは、クラスタリソースを所有する
1
つのノードのみが
iSCSI
ター
ゲットを作成し、所有することができます。
iSCSI
ターゲットサービスは、
一度に
1
つのノードでのみ動作します(アクティブ
/
パッシブ設定)
3.1 iSCSI Target
で構成された
PowerVault NX1950
クラスタソリュー
ションでは、クラスタのすべてのノードで
iSCSI
高可用性(
HA
)インス
タンスを作成して、アクティブ
/
アクティブ
iSCSI
ターゲットのアクセス
を容易にすることができます。クラスタのすべてのノードで同時に
iSCSI
ターゲットサービスを使用することができます。
メモ:3.0 iSCSI Target ソフトウェアを使用すると、アクティブ / パッシブ
のクラスタソリューションを構成できます。3.1 iSCSI Target ソフトウェア
により、アクティブ / アクティブのクラスタ設定が可能になります。3.1
iSCSI Target ソフトウェアは、デルサポートサイト support.dell.com からダウ
ンロードします。
PowerVault NX1950 ストレージソリューショ
ンを iSCSI Software Target として設定する
前に
PowerVault NX1950
ストレージソリューションを
iSCSI
ターゲットとし
てセットアップする前に、本項を最後までお読みください。
PowerVault
NX1950
クラスタソリューションにおけるイーサネット設定、
iSCSI
ター
ゲットのセキュリティ設定、
iSCSI
ターゲット用の特定の設定などの機能
について検討する必要があります。
iSCSI SAN 設定のベストプラクティス
1-1
と表
1-2
には、
iSCSI
ネットワークのさまざまなモデルで(ター
ゲット上に)
NIC
を設定する際に必要な情報が記されています。
イニシエータ(ホスト)に冗長パスを設定することができます。
Microsoft
マルチパス
I/O
MPIO
)は、バージョン
2.06
以降のイニ
シエータでサポートされています。
PowerVault NX1950
ストレージソリューションまたは
PowerVault
NX1950
クラスタソリューションで
MPIO
接続を効率的にするには、
ターゲットおよびイニシエータ上に
2
枚の専用
iSCSI NIC
が必要
です。
10 はじめに
クラスタ構成では
4
枚以上、スタンドアロン構成では
3
枚以上の
NIC
(別々のサブネットの
iSCSI
専用に
2
枚の
NIC
)を使用すること
をお勧めします。
iSCSI NIC
のチーム化はサポートされていません。
必要に応じて、
iSCSI
用に
1
枚または
2
枚の専用
NIC
を使用してイニ
シエータを設定することも可能です。
メモ: 1-1 1-2 では、iSCSI ターゲットの NIC 構成に関する
情報を提供します。最適な接続情報もオプションとして示してあり
ます。ネットワークの要件に応じて iSCSI NIC を設定してください。
表1-1 単一の PowerVault NX1950 ストレージソリューションをターゲットと
して使用する方法
NIC の数 詳細 参考図
4
NIC-1
NIC-2 -
パブリックネットワーク
用にチーム化
NIC-3 - iSCSI
専用のトラフィック
(サブネット
A
NIC-4 - iSCSI
専用のトラフィック
(サブネット
B
1-1
3-
オプション
1
メモ: NFS トラ
フィックよりも
iSCSI トラフィック
が優先される場合
は、この構成を使用
してください。
NIC-1 -
パブリックネットワーク用の
NIC
NIC-2 - iSCSI
専用のトラフィック
(サブネット
A
NIC-3 - iSCSI
専用のトラフィック
(サブネット
B
1-2
3-
オプション
2
メモ: iSCSI トラ
フィックよりも NFS
トラフィックが優先
される場合は、この
構成を使用してくだ
さい。
NIC-1
NIC-2 -
パブリックネットワーク
用にチーム化
NIC-3 - iSCSI
専用のトラフィック
1-3
はじめに 11
デュアルポートの
NIC
2
枚使用し、
2
つのポートを
iSCSI
専用とす
ることをお勧めします。各
NIC
を別々のサブネット上で設定します。
NIC
3
枚以下の場合は、
iSCSI
トラフィック用にコーポレート
/
ブリックネットワーク(
LAN
)リンクを使用しないことをお勧めし
ます。そうすればトラフィックの輻輳が回避でき、パフォーマンス
が改します。
iSCSI
パス用の冗長
NIC
構成とベストプラクティスを
1-1
1-2
します。
チャレンジハンドシェイク認証プロトコル(
CHAP
)を使用すること
で、セキュリティで保護された
iSCSI
が可能になります。
CHAP
設定
の詳細については、
59
ージのチャレンジハンドシェイク認証
ロトコルを使用して設定するセキュリティで保護された
iSCSI
接続
を参照してください。
メモ パブリックネットワーク上で iSCSI トラフィックが設定されて
いる場合に限り、CHAP の設定が必要です。
iSCSI
ストレージに高可用性を提供するには、クラスタソリューショ
ンの方のノードでアクティブ
/
アクティブ
iSCSI
ターゲットを設定
します。
表1-2 PowerVault NX1950 クラスタソリューションをターゲットとして使用
する方法
NIC の数 イニシエータ 参考図
4
(オプション
1
NIC-1 -
パブリックネットワーク用の
NIC
NIC-2 -
クラスタのハートビート用のプ
ライベートネットワーク
NIC-3 - iSCSI
専用のトラフィック
(サブネット
A
NIC-4 - iSCSI
専用のトラフィック
(サブネット
B
1-4
4
(オプション
2
NIC-1
NIC-2 -
パブリックネットワー
ク用にチーム化
NIC-3 -
クラスタのハートビート用のプ
ライベートネットワーク
NIC-4 - iSCSI
専用のトラフィック
1-5
12 はじめに
図1-1 4 枚の NIC を使用したデータ共有用の冗長 iSCSI パスと NIC のチ
ーム化
パブリックネットワーク
ホスト
(イニシ
エータ)
ファイル共有用に NIC のチーム化を使用した
PowerVault NX1950 ストレージシステム
パブリックネットワーク
NIC のチーム化
専用 iSCSI トラ
フィック
スイッチ スイッチ
はじめに 13
図1-2 3 枚の NIC を使用した冗長 iSCSI パス
パブリックネットワーク
ホスト(イニ
シエータ)
PowerVault NX1950 ストレージソリューション
パブリックネットワーク
iSCSI トラフィック
スイッチ
スイッチ
14 はじめに
図1-3 3 枚の NIC を使用した非冗長 iSCSI パス
メモ:3.0 iSCSI Target の場合 1-4 1-5 では、両方のイニシエー
タが専用 iSCSI リンク経由でアクティブな PowerVault NX1950 ストレージ
ノードと通信できます(図では、イニシエータからスイッチ、スイッチか
らアクティブな PowerVault NX1950 ストレージノードに、青色の線で示し
てあります)。アクティブノードはクラスタグループを所有しています。
パッシブノードとリンクは、スイッチからアクティブノードへのアクティ
ブリンクが失われるか、またはアクティブノードがダウンした場合にのみ
アクティブになります。
メモ:3.1 iSCSI Target の場合 アクティブ / アクティブのターゲットを使
用した
1-4 1-5 では、両方のイニシエータが専用 iSCSI リンク経
由で両方の PowerVault NX1950 ストレージノードと通信できます(図では、
イニシエータからスイッチ、スイッチから PowerVault NX1950 ストレージ
ノードに、青色の線で示してあります)1 つのノードに障害が発生した場
合は、障害が発生していないノードが障害の発生したノードのすべての
iSCSI ターゲットの所有権を引き継ぎ、I/O 操作を続行します。
パブリックネット
ワーク
NIC のチーム化
専用 iSCSI トラ
フィック
パブリックネットワーク
ホスト
(イニシ
エータ)
データ共有用に NIC のチーム化を使用した
PowerVault NX1950 ストレージソリューション
スイッチ
はじめに 15
図1-4 4 枚の NIC を使用した冗長 iSCSI パス
パブリックネットワーク
ホスト
(イニシ
エータ)
PowerVault NX1950 ストレージ
システム(クラスタノード)
PowerVault NX1950 ストレージ
システム(クラスタノード)
ホスト
(イニシ
エータ)
パブリックネッ
トワーク用に
チーム化された
NIC
iSCSI ネットワ
ーク
ハートビート
ネットワーク
スイッチ
スイッチ
16 はじめに
図1-5 4 枚の NIC を使用した非冗長 iSCSI パス
PowerVault NX1950
クラスタソリューションを
iSCSI
ターゲットと
して設定するための前提条件の詳細については、デルサポートサイ
support.dell.com
で、
Dell PowerVault NX1950
クラスタシス
テムのインストール
&
トラブルシューティング』可用性の高
iSCSI
ターゲットの作成を参照してください。
メモ: iSCSI ターゲットの設定を確実に行うために、PowerVault
NX1950 クラスタソリューションを iSCSI ターゲットとして設定する前
に、すべてのクラスタノードでファームウェアをオフにしてくださ
い。
PowerVault NX1950
ストレージソリューションの詳細については、
デルサポートサイト
support.dell.com
Dell PowerVault
NX1950
システムの
Support Matrix
(サポートマトリクス)を参
照してください。
パブリックネットワーク
ホスト
(イニシ
エータ)
NIC のチーム化を使用した
PowerVault NX1950 ストレージシステ
ム(クラスタノード)
NIC のチーム化を使用した
PowerVault NX1950 ストレージシステ
ム(クラスタノード)
ホスト
(イニシ
エータ)
パブリック
ネットワーク
用にチーム化
された NIC
iSCSI ネット
ワーク
ハートビー
トネット
ワーク
スイッチ
NIC のチーム化
イニシエータ - ターゲット接続のクイックインストール手順 17
イニシエータ - ターゲット接続
のクイックインストール手順
本項は、概念について詳しい上ユーーを対象としています。
iSCSI
プロトコルの
iSCSI
イニシエータ
-
ターゲット接続の情報
Microsoft
®
iSCSI Initiator
Microsoft iSNS
サーバーのインストー
ルとセットアップ
Dell™ PowerVault™ NX1950
ストレージシステムの本的な
RAID
以下の項では、
iSCSI
ターゲットをセットアップし、イニシエータから接
続を確立するための詳しい手順を説明します。
メソッド 1(ターゲットポータルを使用した
検出)
本項では、ダイレクトターゲットポータルを使用してイニシエータ
iSCSI
ターゲットの検を行う手順を説明します。ターゲットの検を行
うには、イニシエータ
iSCSI
トラフィック用に設定されている
PowerVault NX1950
ストレージソリューションのいずれかの
NIC
IP
ドレスを入します。イニシエータにより、このターゲットサーバーのす
べてのターゲットが検されます。
前提条件
iSCSI
ターゲットをセットアップする前に、必ずの手順を行ってくだ
さい。
1
Microsoft
サポートサイト
support.microsoft.com
から
Microsoft
iSCSI Initiator
ソフトウェアをダウンロードし、イニシエータ(ホス
ト)にインストールします。
18 イニシエータ - ターゲット接続のクイックインストール手順
2
PowerVault NX1950
ストレージシステムとストレージアレイを
け、セットアップします。
PowerVault NX1950
ストレージシステ
ムにてられたストレージの初期設定を完了します。
iSCSI
トラ
フィック用の
IP
アドレスを設定し、てます。
3
ストレージアレイを備えた
PowerVault NX1950
クラスタソリュー
ションを使用する場合は、の手順を実行します。
a
クラスタのすべてのノードの電源を入れます。
b
ストレージアレイ上に
1
つまたは複数のリュームを作成し、
クラスタループにてます。
c
作成したリュームを使用して、
iSCSI
ターゲット用の仮想ディ
スクを作成します。
d
PowerVault NX1950
クラスタソリューションを
iSCSI
ターゲッ
トとして設定するための前提条件については、デルサポートサイ
support.dell.com
Dell PowerVault NX1950
クラスタシ
ステムのインストール
&
トラブルシューティング』可用
性の高い
iSCSI
ターゲットの作成を参照してください。
メモ: iSCSI ターゲットの設定を確実に行うために、PowerVault
NX1950 クラスタソリューションを iSCSI ターゲットとして設定する前
に、すべてのクラスタノードでファームウェアをオフにしてくだ
さい。
イニシエータ(ホスト)の設定
ターゲットサーバーの情報の
IP
アドレスを使用して、
Microsoft iSCSI
Initiator
を設定します。の手順にってイニシエータを設定します。
1
Microsoft iSCSI Initiator
がインストールされているサーバーの前に
動します。
スタート
すべてのプログラム
Microsoft iSCSI
Initiator
Microsoft iSCSI
イニシエータ)
iSCSI Initiator
Properties
iSCSI
イニシエータのプロパティ)
Discovery
(検)タブの順に選択し、
Add
追加)を選択します。
2
iSCSI
トラフィック用に設定された
PowerVault NX1950
ストレージ
システムのいずれかの
NIC
IP
アドレスを追加します。
イニシエータ - ターゲット接続のクイックインストール手順 19
3
OK
をクリックします。
メモ: 3.0 iSCSI Target ソフトウェアを使用して PowerVault NX1950
ラスタソリューションをターゲットとして設定するには、(パブリッ
/ コーポレートネットワーク内の)特定のノードの IP アドレスまた
はクラスタの IP アドレスではなく、iSCSI トラフィック用にクラスタ
内で設定した IP アドレスを使用する必要があります。この設定によ
り、クラスタノードのフェイルオーバー中も、クラスタグループが
クラスタの別のノードの間で移動する間も、イニシエータとター
ゲットの間で正しい接続が確保されます。
メモ: 3.1 iSCSI Target ソフトウェアを使用して PowerVault NX1950 クラ
スタソリューションをターゲットとして設定する場合は、各ノードに
少なくとも 1 つの iSCSI HA インスタンスを作成し、iSCSI トラフィック
用の IP アドレスを使用する必要があります。これにより、アクティブ
/ アクティブのターゲット - イニシエータ接続(クラスタのすべての
ノードに作成されたターゲットとの接続)と、ノードに障害が発生し
た場合の高可用性が確保されます。
PowerVault NX1950 ストレージソリューションの iSCSI 接続の設定
ターゲットの作成
1
PowerVault NX1950
ストレージソリューションから、
スタート
べてのプログラム
管理ツール
Windows Unified Data
Storage Server
の順にクリックします。
PowerVault NX1950
管理コンソール
が表されます。
2
Microsoft iSCSI Software Target
プションを選択します。
iSCSI Targets
iSCSI
ターゲット)、
Devices
(デバイス)、およ
Snapshots
(スップショット)プションが表されます。
3
iSCSI Targets
iSCSI
ターゲット)を選択し、
Actions
作)タ
ブで
More Actions
(その他の作)プションをクリックまた
選択します。
4
Create iSCSI Target
iSCSI
ターゲットの作成)プションを選択
します。
5
Welcome to the Create iSCSI Target wizard
iSCSI
ターゲット
の作成ウィードの開始画面が表されます。
Next
次へ)を
します。
ウィードの指ってターゲットを作成します。
20 イニシエータ - ターゲット接続のクイックインストール手順
6
Create iSCSI Target wizard
iSCSI
ターゲットの作成ウィード)
iSCSI Target Identification
iSCSI
ターゲット
ID
プション
が表されます。
iSCSI
ターゲットの
Name
前)と
Description
(説明)プション)を入します。
Next
次へ
をクリックします。
7
iSCSI Initiators Identifiers
iSCSI
イニシエータの画面
されます。
Browse
(参照)をクリックし、ターゲットに接続する
ホストの
IQN
選択します。
18
ージのイニシエータ(ホスト)の設
手順
1
正常完了している場合にり、ホストがリストに表
されます。
メモ: IQN 識別子フィールドの入力は必須です。イニシエータ IQN
識別子は入力するか、または画面の Browse(参照)および Advanced
(詳細)オプションを使用して追加します。Browse(参照)オプショ
ンの詳細については、
手順 8 を参照してください。Advanced(詳
細)オプションについては、
手順 9 を参照してください。
8
Browse
(参照)プションを選択した場合は、の手順にって
IQN identifier
IQN
)を選択します。
a
Browse
(参照)を選択すると、
Add iSCSI Initiator
iSCSI
ニシエータの追加画面が表されます。
b
iSCSI
イニシエータリストの詳細が表されます。
iSCSI
イニシ
エータを入するか、またはリストから選択し、
iSCSI
イニシ
エータを入し、
OK
選択します。
iSCSI Initiators
Identifiers
iSCSI
イニシエータの画面
IQN
identifier
IQN
)フィールドには、入または選択した
が表されています。
Next
次へ)を選択します。手順
10
みます。
9
Advanced
(詳細)プションを選択した場合は、の手順に
IQN identifier
IQN
)を選択します。
a
Advanced..
(詳細)プションを選択すると、
Advanced
Identifiers
(詳細画面が表され、そこに
Add
追加プションが表されます。
Add
追加)を選択
ます。
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