Dell PowerVault NX1950 ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド
www.dell.com | support.dell.com
Dell
TM
PowerVault
TM
NX1950
クラスタシステム
インストール&トラブルシュー
ティング
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明してい
ます。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回
避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示し
ています。
____________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2007 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられて
います。
本書に使用されている商標:DellDELL ロゴ、OpenManagePowerEdge、および
PowerVault Dell Inc. の商標です。MicrosoftMS-DOSWindows、お Windows
Server 米国その他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。
本書では、必要に応じて上記以外の商標や会社名が使用されている場合がありますが、
それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではありません。
2007 11 Rev. A02
目次 3
目次
1 はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
MSCS の概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
ノード
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
クラスタリソース
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
リソースグループ
. . . . . . . . . . . . . . . . . 9
クォーラムリソース
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
共有ストレージとプライベートストレージ
. . . . 10
ファイアウォールポート例外
. . . . . . . . . . . . 10
設定ツール
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
サポートされている OS
. . . . . . . . . . . . . . . . 12
クラスタの管理
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
クラスタアドミニストレータ
. . . . . . . . . 12
Cluster.exe
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
その他のマニュアル
. . . . . . . . . . . . . . . . . 13
2 クラスタのセットアップ . . . . . . . . . . . . 15
クラスタの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
クラスタのケーブル接続の前提条件
. . . . . . . . 17
内蔵ソリューションのケーブル接続
. . . . . . . . 18
4 目次
ゲートウェイソリューションのケーブル接続 . . . 20
PowerVault NX1950 初期設定タスクウィ
ザード
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
クラスタの作成
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
3 クラスタの管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
可用性の高いファイルサーバーインスタ
ンスの作成
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
Microsoft iSCSI Target 3.0 を使用して可
用性の高い iSCSI ターゲットを作成
する方法
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30
Microsoft iSCSI Target 3.1 を使用して可
用性の高い iSCSI サーバーインスタン
スを作成する方法
. . . . . . . . . . . . . . . . 31
共有ストレージディスクの作成
. . . . . . . . 34
手動によるノードの追加
. . . . . . . . . . . . . . . 35
クラスタからのノードの削除
. . . . . . . . . . . . 39
ノードの削除
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
最後のノードの削除
. . . . . . . . . . . . . . . 40
ノードの交換
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40
クラスタの削除
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
A トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . 43
目次 5
B 重要情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
SAN ストレージマネージャを使用して
LUN を削除する方法
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
Dell ストレージ初期化ウィザードとアレイ名
. . . 48
iSCSI LUN を使用してノードが設定されていると、
クラスタに加わる前に iSCSI ターゲットの MMC
スナップインがクラッシュする
. . . . . . . . . . . 48
クラスタのフェイルオーバーが発生すると
iSCSI LUN への接続が切れる
. . . . . . . . . . . . . 49
共有 LUN 作成中の制約
. . . . . . . . . . . . . . . . 49
ダミーホストが登録されていると、Dell ストレー
ジ初期化ウィザードがクラスタノードを
PowerVault MD3000 ストレージアレイに
登録しない
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51
SAN ストレージマネージャ経由でクラスタ
LUN/ ボリュームを割り当てる方法
. . . . . . . 51
用語集 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53
索引
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55
6 目次
はじめに 7
はじめに
本書には、
Dell PowerVault NX1950
ストレージシステムをクラスタソ
リューションとして設定するのに必要な情報、およびトラブルシュー
ティングのヒントが記載されています。
PowerVault NX1950
クラスタソ
リューションを使用することで、
2
つの
PowerVault NX1950
ノードが
冗長構成で機能し、可用性の高いシステムとデータが提供されます。
PowerVault NX1950
クラスタソリューションでは、次の構成がサポート
されています。
内蔵ソリューション
このソリューションは、
Dell PowerVault
MD3000
ストレージアレイ
1
つを使用した
2
台の
PowerVault
NX1950
ストレージシステムで構成されています。
ゲートウェイソリューション
このソリューションは、
Dell|EMC
トレージアレイを使用した最大
8
台の
PowerVault NX1950
ストレー
ジシステムで構成されています。
メモ:本書で PowerVault NX1950 ストレージシステムという場合は、
個々のクラスタノードを指します。PowerVault NX1950 クラスタソリュー
ションという場合は、Microsoft
®
Cluster ServicesMSCSを実行している 2
台以上の PowerVault NX1950 ストレージシステムを PowerVault MD3000 スト
レージアレイまたは Dell|EMC ストレージアレイに接続した構成を指し
ます。
MSCS の概要
クラスタとは複数のサーバーの集合体で、可用性の高いリソースを提供す
るためのものです。リースービ
IP
アドレス、ネットワー
ク名、ディスクドライブなどがあります。
PowerVault NX1950
クラスタ
ソリューションでは、
MSCS
Dell
ストレージ初期化ウィザード
を使
用してソリューションをクラスタリング用に設定します。デルでカスタ
マイズしたコンポーネントは、
OS
によって提供されているサービスを
ソリューションにシームレスに組み込んでシステムを設定するのに役立
ちます。
8 はじめに
Microsoft Windows
®
Unified Data Storage Server 2003
では、
MSCS
を通
じて、クラスタソリューション用に
2
つのテクノロジを提供しています。
1
つは
Server Cluster
、もう
1
つは
NLB
(ネットワーク負荷分散)です。
PowerVault NX1950
クラスタソリューションは
NLB
をサポートしていま
せん。本書では、
OS
で提供されている
Server Cluster
テクノロジのみを
扱います。
以下のリストには、
MSCS
の基本機能が含まれています。
高可用性とサーバーの統合
シングルネットワーク上に導入可能
複数ノードのクラスタをサポート
メモ: 複数ノードのクラスタは、Windows Unified Data Storage
Server 2003, Enterprise x64 Edition を使用した PowerVault NX1950 クラス
タソリューションでのみサポートされています。
MSCS
の機能の詳細については、
Microsoft
のサポートサイト
support.microsoft.com
を参照してください。
ノード
ノードまたはクラスタノードという語は、クラスタのメンバーである
PowerVault NX1950
ストレージシステムを指します。
PowerVault
NX1950
ストレージソリューションは、複数ノードのクラスタをサポート
しています。
クラスタリソース
クラスタリソースとは、次の特徴を持つ物理または論理エンティティ
です。
オンライン
/
オフラインの切り替えが可能
クラスタ内で管理できる
クラスタ内の
1
つのノードがホストになることができる
リソースには、ネットワーク名、
IP
アドレス、サービス、アプリケー
ション、ディスクストレージがあります。クラスタのフェイルオーバー中
には、クラスタリソースだけが別のノードにフェイルオーバーします。
はじめに 9
PowerVault NX1950
クラスタソリューションはクラスタリソースをサ
ポートしており、クラスタリソースはクラスタ管理ツールを使用して設定
できます。クラスタ管理ツールの詳細については、
12
ページの「クラス
タの管理」を参照してください。
リソースグループ
リソースグループとは、
1
つのユニットとしてフェイルオーバーできるひ
とまとまりのリソース(
IP
アドレス、ディスクストレージ)のことです。
リソースグループの一例が、可用性の高いサーバーインスタンスです。
クォーラムリソース
MSCS
では、クォーラムリソースを使用して個々のノードの状態と設定情
報を維持し、クラスタの一貫性を確保します。クォーラムデバイスリソー
スには、両方のノードの一貫性を管理し、確保するために、クラスタノー
ドおよびクラスタ内のリソースに関する重要な情報が格納されています。
クォーラムリソースには、クォーラムデバイスおよびマジョリティノード
クラスタという
2
種類のクォーラムリソースがあります。
クォーラムデバイスリソースは、クラスタ内の他方のノードからアクセス
できるストレージクラスデバイスを必要とします。クォーラムデバイスリ
ソースは通常、物理ディスクです。
PowerVault NX1950
クラスタソ
リューションは、ストレージアレイにあるクォーラムデバイスを使用し
ます。
クォーラムリソースを作成または選択する方法については、
37
ページの
「クラスタへのクォーラムディスクの割り当て」を参照してください。
10 はじめに
共有ストレージとプライベートストレージ
PowerVault NX1950
クラスタソリューションは、共有とプライベートと
いう
2
種類のストレージをサポートしています。共有ストレージを使用
する場合は、クラスタ内の各ノードがすべてのストレージリソースにアク
セスできます。プライベートストレージを使用する場合は、個々のノー
ドが、割り当てられたストレージリソースにのみアクセスできます。
PowerVault NX1950
構成をクラスタとして有効にするには、クォーラム
ディスクを共有ストレージディスク上に導入する必要があります。クォー
ラムディスクが作成され、クラスタ内の両方のノードにマップされるよ
うに、
PowerVault NX1950
クラスタソリューションは、デフォルトで、
共有ストレージソリューションとして導入されています。
PowerVault NX1950
クラスタソリューションは、クォーラムディスクの作
成後に作成する
LUN
(論理ユニット番号)に対して、プライベートと共有
の両方のストレージをサポートしています。
注意:内蔵ソリューションでは、Provision Storage(記憶領域の準備)
ウィザードは共有ストレージの設定のみに使用できます。詳細につい
ては、49 ページの「共有 LUN 作成中の制約」を参照してくだ
さい。
ファイアウォールポート例外
PowerVault NX1950
クラスタソリューションは、工場出荷時に
Windows
ファイアウォールが有効に設定されています。ポートとアプリケーション
の例外は、クラスタソリューションの導入、管理、使用のために設定され
ています。クラスタリングサポートの例外を有効に設定するのに、ユー
ザーの操作は不要です。
メモ:Windows ファイアウォール例外は、ファイアウォールを越えてア
クセスが許可されるポートまたはアプリケーションを意味する Microsoft
の用語です。
はじめに 11
ユーザーの操作またはシステムの復元のいずれかによって
Windows
ファ
イアウォールの設定がデフォルト値に戻された場合、クラスタのセット
アップを正常に行うには、ファイアウォールポート例外をリセットする必
要があります。デルでは、
PowerVault NX1950
クラスタソリューション
を導入、管理、使用するために必要なポート例外を設定するバッチファイ
ルを提供しています。バッチファイルをダウンロードして実行する手順に
ついては、
Dell PowerVault NX1950
システムの『導入ガイド』を参照し
てください。
注意:システムの障害を避けるために、Dell PowerVault NX1950 システム
の『導入ガイド』で説明されている手順を必ず守ってください。
設定ツール
ストレージアレイと
Dell PowerVault NX1950
ストレージシステムを
1
のクラスタとして動作するように設定するために、次のツールが役に立ち
ます。
Dell
ストレージ初期化ウィザードはストレージアレイと通信し、
セットアップが完了したことを確認します。
Microsoft Windows Unified Data Storage Server 2003, Enterprise x64
Edition
には以下のツールが用意されています。
PowerVault NX1950 Initial Configuration Tasks
PowerVault
NX1950
初期設定タスク)ウィザード
PowerVault NX1950
トレージシステムをクラスタの一部として設定するために使用し
ます。
OS
には、クラスタの管理とトラブルシューティングのために、
グラフィカルユーザーインタフェース(
GUI
)ツールの
クラス
タアドミニストレータ(別名 Cluadmin.exe
とコマンドライン
インタフェース(
CLI
)ツールの
cluster.exe
が用意されていま
す。これらのツールの詳細については、
12
ページの「クラスタ
の管理」を参照してください。
Microsoft Cluster Setup
ツール
Windows Unified Data Storage
Server 2003, Enterprise x64 Edition
には、上級ユーザー用にクラ
スタの設定と管理のためのツールが用意されています。これらの
ツールの機能については本書では扱いません。これらのツールの
機能の詳細については、
Microsoft
のサポートサイト
support.microsoft.com
を参照してください。
12 はじめに
サポートされている OS
PowerVault NX1950
クラスタソリューションは、
Windows Unified Data
Storage Server 2003, Enterprise x64 Edition
をサポートしています。
メモMicrosoft Windows Unified Data Storage Server 2003, Standard x64 Edition
は、PowerVault NX1950 ストレージシステムでスタンドアロンソリューショ
ンとしてのみサポートされています。Windows Unified Data Storage
Server 2003, Enterprise x64 Edition にアップグレードするには、デルからアッ
プグレードキットをお買い求めください。
アップグレード手順の詳細については、デルサポートサイト
support.dell.com
に掲載されている『
Dell PowerVault NX1950 Systems
Upgrading Your Operating System
Dell PowerVault NX1950
システムの
OS
のアップグレード)を参照してください。
クラスタの管理
Windows Unified Data Storage Server 2003, Enterprise x64 Edition
では、
GUI
ツールであるクラスタアドミニストレータ(別名
Cluadmin.exe
)と
CLI
ツールである
cluster.exe
を通じてクラスタの管理を行います。
クラスタアドミニストレータ
管理者はクラスタアドミニストレータを使用することで、クラスタオブ
ジェクトの管理、グループの確立、フェイルオーバーの開始、メンテナン
スの処理、クラスタ活動の監視を便利なグラフィカルインタフェースを
使って行うことができます。
クラスタアドミニストレータにアクセスするには、次のいずれかの手順に
います。
スタート管理ツール
クラスタアドミニストレータ
の順にクリックし
ます。
MS-DOS
®
プロンプトで
cluadmin
と入します。
PowerVault NX1950 Management Console
PowerVault NX1950
管理コンソール)
からツールにアクセスします。
クラスタアドミニストレータの詳細については、
Microsoft
のサポートサ
イト
support.microsoft.com
を参照してください。
はじめに 13
Cluster.exe
クラスタ管理用の
CLI
ツールは
cluster.exe
呼ばれており、
MS-DOS
ロンプトからアクセスできます。このツールの
CLI
コマンドの詳細につ
いては、
MS-DOS
プロンプトで
cluster /?
と入するか、
Microsoft
のサポートサイト
support.microsoft.com
を参照してください。
その他のマニュアル
デルサポートサイト
support.dell.com
から入手できる次のマニュアルを
参照してください。
Dell PowerVault NX1950
システムの『ードウェアオーナーズマ
ニュアル』―
PowerVault NX1950
ストレージシステムの物理
機能、ファームウェア、ソフトウェアインタフェースの機能、
およびトラブルシューティングについて記載されています。
Dell PowerVault NX1950
システムの『はじめに』―
PowerVault
NX1950
ストレージシステムのシステムの機能、設、および設定
について記載されています。
Dell PowerVault NX1950
システムの『導入ガイド』―
お使いのシス
テムの設定手順、および
Windows Unified Data Storage Server 2003
OS
要が記載されています。
Dell PowerVault NX1950
システムの『インストールガイド』―
PowerVault NX1950
ストレージソリューションの導入、ケーブル
接続、設定、およびローカライズについて記載されています。
Dell PowerVault NX1950
システムの『重要情報』―
既知問題につい
て記載されています。
Dell PowerVault NX1950
システムの
OS
のアップグレード』
OS
をアップグレードする手順が記載されています。
Dell PowerVault NX1950
システムの『サポートマトリクス』―
ポートされているードウェア、ソフトウェア、および構成が記載
されています。
Dell PowerVault NX1950
システムの『
iSCSI
用のエンドツーエンド
の導入ガイド』
14 はじめに
クラスタのセットアップ 15
クラスタのセットアップ
では、
Dell™ PowerVault™ NX1950
クラスタソリューションのセッ
トアップの条件と手順について説明します。
メモ:クラスタの設定および管理に関する既知の問題と修正について
は、47 ページの「重要情報」を参照してください。
クラスタの設定
ソリューションが確実に正しく設定されるように、
PowerVault NX1950
クラスタソリューションには次のウィザードが用意されています。
Dell ストレージ初期化
ウィザード
PowerVault NX1950 Initial
Configuration Tasks
PowerVault NX1950
初期設定タスク)
ウィザードがアレイと通信するために必要なストレージ通信のす
べてを自動化します。
PowerVault NX1950 Initial Configuration Tasks
PowerVault
NX1950
初期設定タスク)ウィザード
画面の指示に従って、
PowerVault NX1950 クラスタソリューションの導入など、設定タ
スクの実行に必要な手順を行うことができます。
記憶域用の Microsoft 管理コンソール
ストレージ関係のすべ
ての操作を行うためのユーティリティです。
メモ: 本書と GUI では、記憶域用の Microsoft
®
管理コンソールと
PowerVault NX1950 管理コンソールは同義語です。
クラスタを正常に作成するには、
2-1
の一の手順にってくだ
さい。
16 クラスタのセットアップ
* DSIW の実行中に、選択を求めるメッセージが表示されたら、必ず両方のサーバーで
Clustered(クラスタ)オプションを選択してください。
注意:クラスタのセットアップを行う前に、すべてのクラスタノードで
ステップ 3 が完了していることを確認してください。すべてのクラスタ
ノードで ステップ 3 を行わないと、いずれかのノードがクラスタに追加さ
れない場合があります。
2-1 クラスタソリューションの作成手順
手順 / 段階 推奨する順序
ノード 1 ノード
2 8
ストレージア
レイ / ネット
ワーク
1
ソリューションのケーブル接続
123
2
電源投入
564
メモ: この手
順には数分か
かることがあ
ります。
3
初期セットアップ
ドメインコントローラサーバーの
セットアップと確認
ドメインネームサーバーのセット
アップと確認
ネットワーク接続のセットアップ
と確認
ノードのパスワードのセットアッ
プと確認
地域情報の変更
日時の調整
Dell
ストレージ初期化ウィザード
DSIW
*
の実行
78
4
PowerVault NX1950
初期設定タスク
ウィ
ザードを使用したクラスタの作成
9
5
残りのノードの追加
10
6
クラスタへの参加
11
7
可用性の高いサーバーインスタンスの設
定(オプション)
12
クラスタのセットアップ 17
クラスタを設定する前に、初期タスク(アレイへの接続、アレイの命名、
準備項目の設定)を必ず完了してください。実行する初期タスクの詳細に
ついては、
17
ページの「クラスタのケーブル接続の前提条件」を参照して
ください。
クラスタのケーブル接続の前提条件
ストレージソリューションをクラスタとして有効にするには、少なくとも
2
本の
LAN
接続をセットアップする必要があります。
PowerVault NX1950
ラスタソリューションでは、
1
つまたは複数の接続をクライアントアクセ
ス(パブリック)
IP
アドレスに、
1
つの専用接続をハートビート(プライ
ベート)ネットワークに使用します。ハートビート接続は必ず別のサブ
ネットに設定してください。
2-1 PowerVault NX1950 管理コンソール
メモ:クラスタ用の 2 つの異なるサブネットに 2 つの静的 IP アドレスを
設定する必要があります。1 つはプライベート(ハートビート)ネット
ワーク用、もう 1 つはクライアントアクセス(パブリック)ネットワーク
用です。
18 クラスタのセットアップ
内蔵ソリューションのケーブル接続
PowerVault NX1950
クラスタソリューションでサポートされているケー
ブル構成を
2-2
に示します。
ストレージシステムをクラスタノードとして有効にするには、両方の
PowerVault NX1950
ストレージシステムの
SAS 5/E
アダプタを
PowerVault MD3000
ストレージアレイに接続する必要があります。お使
いのイーサネットポート接続には、パブリックネットワークにオンボード
接続を使用することをお勧めします。これらのオンボード
NIC
接続は、
TOE
TCP/IP
オフロードエンジン)をサポートしています。利用可能な
場合は、オプションの
NIC
ポート
1
個を
MSCS
ハートビート接続専用に
します。オプションの
NIC
ポートがない場合は、
1
つのオンボード接続
MSCS
ハートビート接続専用にする必要があります。
2-2 PowerVault NX1950 内蔵クラスタソリューションのケーブル接続の例
1
2
3
4
7
8
PowerVault NX1950 ストレージシステム 0
PowerVault MD3000 ストレージアレイ
6
5
PowerVault NX1950 ストレージシステム 1
コントローラ 1
コントローラ 0
クラスタのセットアップ 19
1
MSCS ハートビート用のギガビッ
トイーサネットスイッチ(オプ
ション)に接続する NIC ポート A
5
PowerVault NX1950 ストレージシステム 1
SAS HBA のポート 1 からコントローラ 1
In-1
2
ギガビットイーサネットスイッ
(オプション)に接続する NIC
ポート B
6
PowerVault NX1950 ストレージシステム 1
SAS HBA のポート 0 からコントローラ 0
In-1
3
ギガビットイーサネットスイッ
チに接続するオンボード Gb1
Gb2
7
PowerVault NX1950 ストレージシステム 0
SAS HBA のポート 0 からコントローラ 0
In-0
4
PowerVault NX1950 ストレージシ
ステム 0 SAS HBA のポート 1 から
コントローラ 1 In-0
8
ライトアウト管理用のイーサネットスイッ
(オプション)に接続する DRAC ポート
20 クラスタのセットアップ
ゲートウェイソリューションのケーブル接続
PowerVault NX1950 Gateway
クラスタソリューションを
2-3
に示しま
す。ストレージシステムをクラスタノードとして有効にするには、両方の
PowerVault NX1950
ストレージシステムの
Qlogic
アダプタを
Dell|EMC
ストレージアレイに接続する必要があります。お使いのイーサネットポー
ト接続には、パブリックネットワークにオンボード接続を使用することを
お勧めします。これらのオンボード
NIC
接続は
TOE
をサポートしていま
す。利用可能な場合は、オプションの
NIC
ポート
1
個を
MSCS
ハート
ビート接続専用にします。オプションの
NIC
ポートがない場合は、
1
のオンボード接続を
MSCS
ハートビート接続専用にする必要があります。
2-3 PowerVault NX1950 Gateway クラスタソリューションのケーブル接続の例
1
MSCS ハートビート用のギガビット
イーサネットスイッチ(オプション)
に接続する NIC ポート A
4
SAN に接続する HBA のポート 2
2
ギガビットイーサネットスイッ
(オプション)に接続する NIC
ポート B
5
SAN に接続する HBA のポート 1
3
ギガビットイーサネットスイッチ
に接続するオンボード Gb1 Gb2
6
ライトアウト管理用のイーサネ
ットスイッチに接続する DRAC
ポート
12
6
3
54
PowerVault NX1950 ストレージシステム
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Dell PowerVault NX1950 ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド