重要なメモ
本項では、OpenManage Integration for VMware vCenter で作業しているときに考慮する必要がある重要情報について説明します。
● OMIVV は、ターゲットサーバにハイパーバイザーを展開するために BIOS モードをサポートします。ハイパーバイザープロフ
ァイルを適用する前に、参照ハードウェアプロファイルで BIOS モードが選択されていることを確認してください。ハードウェ
アプロファイルが選択されていない場合は、手動で起動モードを BIOS に設定し、サーバを再起動してからハイパーバイザープ
ロファイルを適用するようにしてください。
● OMIVV は、現在「Public」または「public」という名前のコミュニティのみをサポートしています。SNMP コミュニティ名は設
定できません。別のコミュニティ名が使用されている場合、OMIVV によってイベントが受信されないため、イベントは VMware
vCenter には表示されません。
● 参照サーバの BIOS バージョンによっては、そのサーバで作成されたハードウェアプロファイルが展開失敗の原因となる場合が
あります。一部の BIOS バージョンは、内蔵 NIC1 および NIC2 設定などの特定の BIOS 設定に対して正確な情報を提供しませ
ん。ハードウェアプロファイルで最小の BIOS バージョンのサーバを参照サーバとして使用すると、それらのフィールドは UI
および展開の両方によって無視されます。これにより問題が発生します。ただし、問題が発生するのは、展開を正常に完了す
るために当該設定に特定の値が必要である場合です。この問題を解決するには、最新 BIOS を備えたサーバをハードウェアプロ
ファイルの参照サーバとして使用します。
メモ: 展開に使用されるサーバでは、BIOS もアップデートされている必要があります。BIOS に問題があるサーバに対して
展開時に設定を適用しようとすると、展開が失敗します。現在、BIOS バージョンは、対応性についてチェックされません
が、サーバ準拠 ページには表示されます。影響を受けるハードウェアプロファイルを含む展開テンプレートを展開時に選
択すると、ハードウェアプロファイル参照サーバ ページと BIOS 設定 ページに警告が表示されます。
● FQDN(完全修飾ドメイン名)を使用して VMware vCenter に OMIVV を登録することを強くお勧めします。FQDN ベースの登録
では、vCenter のホスト名は DNS サーバによって適切に解決される必要があります。
メモ: vSphere の DNS の要件の詳細については、次のリンクを参照してください。
○ vSphere 5.5 の DNS 要件
○ vSphere 6.0 の DNS 要件
○ vSphere 6.5 および Platform Services Controller アプライアンスの DNS 要件
● クラウドサーバでは、iDRAC Enterprise ライセンスが必要です。
● デフォルトの SNMP コミュニティ文字列は public です。SNMP コミュニティ文字列は、[管理] > [設定] > [アプライアン
スの設定] > [OMSA SNMP トラップコミュニティ文字列] から設定できます。
● OMIVV は、サーバメッセージブロック(SMB)バージョン 1.0 および SMB バージョン 2.0 ベースの CIFS 共有のみをサポート
します。
● vSAN ファームウェアアップデートは、第 11 世代 PowerEdge サーバではサポートされていません。
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