STIHL MS 461 ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
{
STIHL MS 461
取扱説明書
元の取扱説明書無塩素漂白紙使用
印刷インクには植物油が使用され、紙はリサイクル可能です。
© ANDREAS STIHL AG & Co. KG, 2018
0458-773-4321-A. VA7.G18.
0000006216_011_J
MS 461
日本語
1
{
この取扱説明書は、著作権によって保護されています。全権留保。特に複製、翻訳および電子システムを使用した処理に対
して保護されています。
目次
お客様各位
この度は STIHL 社の製品をお買上げい
ただきまして誠に有難うございます。
この製品は、最新の製造技術と入念な
品質保証処置を施して製造されまし
た。私共は、お客様がこの製品を支障
なく使用され、その性能に満足してい
ただくために最善の努力を尽くす所存
でおります。
本製品に関してご不明な点がありまし
たら、お買上げの販売店または当社カ
スタマーサービスにお問い合わせくだ
さい。
敬具
Dr. Nikolas Stihl
はじめに 2
安全に関する重要事項 3
反発力 8
作業方法 10
カッティング アタッチメント 18
バーとチェンの取り付け 19
チェンの張り 20
チェンの張り具合の点検 20
燃料 21
給油 22
チェン オイル 23
チェン オイルの給油 24
チェン オイルの吐出点検 24
チェン ブレーキ 25
冬季作業 26
電気ハンドル ヒーター 27
エンジンの始動と停止 27
作業中の注意事項 30
オイル量の調節 31
ガイド バーの保守 32
エアー フィルター システム 33
エアー フィルターの取り外し 33
エアーフィルターの掃除 34
キャブレターの調整 34
スパーク プラグ 35
機械の保管 37
チェン スプロケットの点検と交換 37
ソーチェンの整備と目立て 38
整備表 42
磨耗の低減と損傷の回避 44
主要構成部品 45
技術仕様 46
スペア パーツのご注文 47
整備と修理 48
廃棄 48
EC 適合証明書 48
MS 461
日本語
2
この取扱説明書では STIHL チェンソー
は機械と呼ばれる事もあります。
シンボル マークについて
機械に表示されているシンボル マーク
は、この取扱説明書で説明されていま
す。
機械および装置のバージョンによって
は、次のシンボル マークが機械に表示
されている場合があります。
段落の前に付いたシンボルや数字
警告
人に及ぼす事故やケガ、更に重大な物
的損傷に対する警告。
注記
本機本体あるいは構成部位の損傷に対
する警告。
技術改良
当社の信条として、常に自社製品の改
良を心がけております。この理由か
ら、製品の設計、技術、外観が定期的
に改良される場合があります。
このため、変更、修正、改良の種類に
よっては、本取扱説明書に記載されて
いない場合があります。
はじめに
燃料タンク、ガソリンと
エンジン オイルの混合燃
チェン オイル用タンク、
チェン オイル
チェン ブレーキの作動お
よび解除
コースティング ブレーキ
チェン移動方向
E マチック、チェン オイ
ル流量調整
ソー チェンの張り
インテーク エアー バッ
フル:冬季作
インテーク エアー バッ
フル:夏季作
ハンドル ヒーティング
デコンプ バルブの作動
パージャー ポンプの作動
MS 461
日本語
3
一般的な注意事項
現地の安全規制、基準、条例を遵守し
てください。
騒音を発するパワーツールの使用が、
国や地域の規則によって規制されてい
る場合があります。
この機械で初めて仕事をする人は:
STIHL サービス店または経験豊富なユ
ーザーに機械の操作方法を教えてもら
うか、その専門的な研修に参加してく
ださい。
未成年者はチェンソーを使用しないで
ください。
作業場所に見物人、特に子供や動物を
近づけないでください。
他者およびその所有物に対して生じた
事故または危険に関しては、その一切
の責任をユーザーが負います。
チェンソーを貸与または譲渡する場合
は、取扱説明書を一緒に手渡してくだ
さい。 本機の使用者が取扱説明書の記
載事項に精通していることを確認しま
す。
チェンソーで作業する人は、十分に休
息をとり、身体的・精神的に健康でな
ければなりません。 激しい労働に耐え
られない体調の方は、チェンソーの使
用前にかかりつけの医師に相談してく
ださい。
視界を妨げ、動作や判断を鈍らせるよ
うなアルコールや薬品などを服用した
状態では、チェンソーを使用しないで
ください。
事故やケガを避けるために、天候が悪
い場合 ( 雨、雪、氷、 ) は作業を延期
してください。
ペースメーカーを付けている方にのみ
該当する注意点: チェンソーのイグニ
ッション システムは、微量の電磁界を
発生します。 この電磁界がペースメー
カーに干渉する場合があります。 健康
上のリスクを軽減するため、ペースメ
ーカーを装着された方は、パワーツー
ルの使用前に掛かりつけの医師または
ペースメーカーの製造元に、お問い合
せください。
用途
この機械は樹木や木製品の切断にのみ
使用してください。
その他の用途のために機械を使用しな
いでください、事故の危険がありま
す!
いかなる方法でも本機を改造しないで
ください。人身への傷害の危険性を増
加させることがあります。 承認されて
いないアタッチメントを使用した際の
人的傷害および物的損害に対しては当
社は一切保証を行いません。
衣服と装備
適切な防護服と装備を身に付けてくだ
さい。
枝、やぶ、または機械の可動部品等に
引っかかる衣服を身に付けないでくだ
さい。スカーフ、ネクタイ、装身具を
身に付けないでください。長髪は結ん
でまとめてください (スカーフ、帽
子、ヘルメット等に押し込んでくださ
い)
警告
安全に関する重要事項
チェンの回転が非常に速
く、カッターが非常に鋭
利であるため、チェンソ
ーで作業を行うときは、
人身事故の危険を低減す
るために特別な安全措置
が必要です。
初めて使用するときは取
扱説明書をよく読んで理
解し、必要なときに見ら
れるよう安全な場所に確
実に保管してください。
取扱説明書を順守しない
と生命を脅かすようなケ
ガを負いやすくなりま
す。
丈夫な素材で、身体に合
い、身体の動きを制約し
ない衣服を着用してくだ
さい。だぶだぶな上着で
はなく、切断防止機能付
の身体にピッタリした
作業衣を着用してくださ
い。
適切な安全靴 - 切断防止
素材が使用され、靴底が
滑らず、爪先に鋼板が入
った靴 - を履いてくださ
い。
目を負傷する危険を低減
するために、EN 166 基
準に準拠した確実にフィ
ットする保護メガネまた
はフェイスシールドを着
用してください。保護メ
ガネとフェイスシールド
が顔のサイズに合ってい
るか確認してください。
MS 461
日本語
4
「自分専用」のイヤープロテクター - 例
えば防音用耳栓 - を着用してください。
落下物の危険がある場所では、ヘルメ
ットを着用してください。
STIHL 社では、作業者を保護する多様
な保護装備を販売しています。
運搬
運搬する前に、たとえ短い距離でも、
スイッチをオフにし、チェン ブレーキ
を掛け、チェン ガードを取り付けま
す。 これにより、ソーチェンが予期せ
ずに作動する危険を避けることができ
ます。
いつもチェンソーはハンドルを持ち、
熱くなったマフラーを身体から離し、
ガイドバーを後ろに向けて運搬してく
ださい。 マフラーの表面など、機械の
熱くなっている部分に触れないように
してください - 火傷の恐れがあります !
乗り物で運搬する時: 機械が倒れた
り、損傷したり、チェンオイルや燃料
が流れ出たりしないよう、固定してく
ださい。
洗浄
プラスチック製部品は、布で掃除しま
す。 強い洗剤はプラスチックを損傷す
ることがあります。
機械から、汚れや泥を取り除いてくだ
さい - これには、グリース溶剤を使わ
ないでください。
必要に応じて換気スロットを清掃しま
す。
機械の清掃に高圧洗浄機を使用しない
でください。 強い流水で機械の部品を
損傷する恐れがあります。
アクセサリー
当社が本機での使用を承認した、また
は技術的に同等の、ツール、ガイド バ
ー、チェン、チェン スプロケット、ま
たはアクセサリーだけをご使用くださ
い。 これに関して不明な点がある場合
は、STIHL サービス店へお問い合わせ
ください。 高品質ツールおよびアクセ
サリーだけをご使用ください。 そうし
ないと、事故および本機の損傷の恐れ
があります。
当社では、STIHL 純正のツール、ガイ
ド バー、チェン、チェン スプロケッ
ト、およびアクセサリーだけをご使用
いただきますようお勧めします。 これ
らは、お客様の機種およびご使用にな
る性能要件に合わせて、特別に設計さ
れています。
燃料の給油
燃料を給油する前にエンジンを停止し
てください。
エンジンがまだ熱いうちは給油しない
でください - 燃料が流れ出て火災にな
ることがあります!
燃料フィラーキャップは、過剰な圧力
が徐々に抜けて、燃料が噴き出さない
ように、慎重に開けてください。
給油は風通しの良い場所で行ってくだ
さい。 本機に燃料をこぼしたら直ちに
ふき取ってください。 衣服に燃料をこ
ぼさないでください - 汚れた衣服は直
ちに着替えてください。
機械は標準として、次のフィラー キャ
ップを装備することができます。
バイヨネット式フィラー キャップ ( 差
し込みロック )
正しく締め付けられていない燃料キャ
ップがエンジンの振動によって緩んで
燃料が漏れる危険を低減します。
耐性素材 (革等) ででき
た、丈夫な保護手袋を着
用してください。
001BA115 KN
ガソリンは非常に簡単に
引火します - 火気を近づ
けないでください - 燃料
をこぼしたり、喫煙しな
いでください。
バイヨネット式燃料タン
クキャップ (差し込みロ
ック) は正しく差し込
み、止まるまで回してか
らバイヨネットを下ろし
てください。
MS 461
日本語
5
始動前
チェンが正しく取り付けられ、良好な
状態になっているかチェックします (
本取扱説明書の関連項目を参照 ):
燃料システムに漏れがないか点検
します。特にタンク キャップ、ホ
ース接続部や手動燃料ポンプ ( 機
械に取り付けられている ) などの
目に見える部品を特に注意深く点
検します。 漏れや損傷がある場合
は、エンジンを始動しないでくだ
さい - 火災の危険性があります
度使用する前に、チェンソーの修
理をサービス店に依頼してくださ
チェンブレーキや前ハンドガード
が正常に作動するか点検します
ガイド バーが正しく装着されてい
チェンが適切に張られている
トリガーおよびトリガー ロックア
ウトがスムーズに作動して、放す
とアイドリング位置に戻らなけれ
ばなりません。
マスター コントロール レバーが、
スムーズに STOP0 または
置に移動できるか。
スパーク プラグ ターミナルがしっ
かりと差し込まれているかチェッ
クします - 緩んでいる場合は火花
が発生することがあり、可燃性の
ガスに引火する可能性がありま
す。
操作部や安全装置に改造を加えな
いでください。
チェンソーの安全な操作のため、
ハンドルはオイルや汚れのない、
乾いた清潔な状態を保ちます。
十分の燃料とチェン オイルがタン
クに充填されていることを確認し
ます。
人身事故の元となりますので、損傷し
たり、正しく取り付けられていないチ
ェンソーは使用しないでください。
チェンソーの始動
必ず平坦な場所で作業を行ってくださ
い。 常に安定した足場を確保してくだ
さい。 機械はしっかりと保持します -
チェンが床やその他の物体と接触しな
いようにしてください - 回転するソー
チェンのためにケガの危険がありま
す。
チェンソーは一人で操作します。 他人
が作業区域内に入らないようにしてく
ださい。始動時も同様です。
チェンが切り口にあるときは、チェン
ソーを始動しないでください。
機械の給油位置から最低 3 メートル以
上離れ、密閉された場所では絶対にエ
ンジンを始動しないでください。
始動前にチェン ブレーキでチェンをロ
ックします。チェンの回転により事故
の恐れがあります。
エンジンの落としがけをしないでくだ
さい - 取扱説明書に従って始動してく
ださい。
作業中
足場は常に、しっかりと安全にしてく
ださい。 剥いだ皮が湿っているときは
特に注意してください - 滑る恐れがあ
ります!
必ず両手でしっかりとチェンソーを保
持してください。 左利きの場合でも右
手で後ハンドルを握ります。 安全操作
のため、ハンドル バーとハンドルをし
っかり握ります。
差し迫った危険や緊急の場合、マスタ
ーコントロールレバーかストップスイ
ッチを STOP0 または に動かし
て、速やかにエンジンを停止します。
本機を運転させたままで、本機から離
れないでください。
滑りやすい表面、水、雪、氷、急な斜
面、でこぼこな地面、樹皮を剥がした
ばかりの樹木の上では特に注意を払っ
てください。滑る恐れがあります!
切り株、根っこ、溝に注意します。
まずく恐れがあります!
一人だけで作業しないこと - 事故があ
った場合に備えて、近くに応急処置の
訓練を受けた人がいて声を出せば助け
に来られるようにします。 切断作業現
燃料が漏れていないか注
意してください! 燃料が
こぼれたり漏れている場
合は、エンジンを始動し
ないでください - 火傷に
よる命の危険がありま
す!
001BA087 LÄ
MS 461
日本語
6
場での補助者も保護具 (ヘルメット
を着用し、切断された枝が当たらない
ところまで下がっているようにしま
す。
防音用耳栓を付けている場合、より大
きな注意が必要です。危険を告げる声 (
叫び声、警笛など ) が聞こえにくくな
るからです。
疲労が蓄積しないように、適切な時期
に休息をとってください 事故の危険
があります!
本機の使用時に発生する塵埃 ( おがく
ずなど )、気体成分、煙は健康を害する
恐れがあります。 粉塵が発生するとき
は、防塵マスクを着用してください。
エンジン運転中: スロットル トリガー
を放しても、コースティング効果によ
り チェンは短時間回転し続けます。
作業中およびチェンソーの近くでの
煙は避けてください。火災の危険性が
あります! 燃料システムから、発火し
やすいガソリン蒸気が漏れている恐れ
があることに、ご注意ください。
短い間隔で定期的に、および明らかな
変化に気付いたときすぐに、ソーチェ
ンを点検します:
エンジンのスイッチを切り、ソー
チェンが静止するまで待ちます
状態および接続部がしっかりして
いることを確認します
目立ての状況を確認します
エンジンの運転中は、ソーチェンに絶
対に触れないでください。 ソーチェン
に物体が挟まった場合、物体を取り除
こうとする前に、直ちにエンジンを停
止してください - ケガの危険がありま
す!
機械をそのままにして離れる場合は、
必ずエンジンを停止してください。
ソーチェンを交換するには、エンジン
のスイッチを切ります。 エンジンが不
意に始動すると、怪我をする危険があ
ります
木片、樹皮、乾燥した草木、燃料など
燃えやすい素材から排気ガスや加熱さ
れたマフラーを離してください - 火事
の危険があります! 触媒コンバータ付
きマフラーは特に高温になりがちで
す。
チェンオイルなしでは作業をしてはい
けません - オイル タンク内のオイル量
を注意します。 オイル タンクのオイル
量が少ないときは直ちに作業を停止
し、チェン オイルを補充します - 「チ
ェン オイルの給油」および 「チェンの
潤滑の点検」も参照してください。
機械に強い衝撃が加わったり落下する
など、所定の負荷を越える異常な負荷
がかかった場合は、作業を続ける前
に、機械が良好な状態にあることを常
に確認してください - 「作業開始前」
も参照してください。
給油システムに漏れがないことを確認
し、安全装置が正しく機能しているこ
とを確認します。 機械の動作状態が完
全でない限り、絶対に継続して使用し
ないでください。 はっきりしない場合
は、サービス店に点検を依頼してくだ
さい。
正しくアイドリングしているか確認し
て、スロットル トリガーを放したとき
にソーチェンが動作を停止するように
します。 アイドリング設定を定期的に
点検して、できるときに調整してくだ
さい。 アイドリング回転中にソーチェ
ンが動き続ける場合は、STIHL サービ
ス店に機械の修理を依頼してくださ
い。
溝、くぼ地、あるいは狭い場所で作業
する時には、適切な換気を確保してく
ださい - 有毒ガスを呼吸することによ
る命の危険があります!
気分が悪くなったり、頭痛、視界が狭
くなるなど視力の障害、聴力の障害、
めまい、集中力の低下などを感じた
ら、即座に作業を停止してください。
濃度の高い排気ガスを吸い込むこと
で、これらの症状が現れることがあり
ます - 事故の恐れがあります!
作業後
エンジン切り、チェンブレーキをか
け、チェン ガードを取り付けます。
保管
機械を使用しない時は、他人に危険が
及ばないように保管します。 不正な使
用ができないよう、機械を固定しま
す。
機械を安全な乾燥した部屋に保管して
ください。
チェンソーはエンジンが
始動するとすぐに、有毒
な排気を発生します。 こ
のガスは、無臭で目に見
えないことがあり、未燃
焼の炭化水素とベンゼン
を含んでいることがあり
ます。 室内や換気状態の
悪い場所では、絶対に機
械を使用しないでくださ
い。触媒コンバータが装
着されている機種でも同
様です。
MS 461
日本語
7
振動
チェンソーを長時間使用した場合に
は、振動の影響により手の血行不良が
生じることがあります ( 「白ろう病」
)。
以下をはじめ、多くの事柄が影響する
ため、一般的な使用時間の設定は不可
能です。常に各国の安全規制、基準、
条例をお守りください。
以下の対策をとると使用時間を延長で
きます:
手の防護 ( 暖かい手袋 )
休憩を取りながら作業する
以下の場合には使用時間を短くしま
す:
血行不良の特殊体質 ( 症状指が頻
繁に冷たくなる、指が疼く )。
低い外気温。
ハンドルを掴む力の強さ ( 掴む力が
強いと血行が低下します )。
機械を日常的に長時間使用したり、該
当する症状 ( 指のしびれ等 ) が繰り返
し発症する時は、医師による診断をお
薦めします。上記のいずれかの症状が
現れたら ( 指が疼くなど )、医師にご相
談ください。 
整備と修理
修理、清掃または整備作業およびチェ
ンに対して作業を行う前に必ずエンジ
ンを切ります。 エンジンが不意に始動
すると、怪我をする危険があります
例外 : キャブレター調整およびアイド
リング スピード調整時は、このかぎり
ではありません。
本機は定期的に整備する必要がありま
す。 取扱説明書に書かれている整備や
修理だけを行ってください。 その他す
べての作業は、販売店に依頼してくだ
さい。
当社では、整備や修理を STIHL 認定サ
ービス店だけに依頼されることをお勧
めします。 STIHL 販売店では定期的に
トレーニングを受け、適切な技術情報
の提供を受けています。
高品質のスペアパーツのみを使用しま
す。 そうしないと、事故および本機の
損傷の恐れがあります。 これに関して
不明な点がある場合は、STIHL サービ
ス店へお問い合わせください。
いかなる方法でも本機を改造しないで
ください。人身への傷害の危険性を増
加させることがあります - 事故の危険
があります !
スパーク プラグ ターミナルを取り外し
たり、スパーク プラグを緩めたまま、
スターターでエンジンを始動すると、
シリンダー外部でイグニッション スパ
ークが生じて火災の危険があるので、
その前にマスター コントロール レバー
STOP0 または に移動してくだ
さい。
火気の近くで調整したり保管しないで
ください - 燃料を搭載していますので、
火災の恐れがあります。
燃料キャップがしっかり閉まっている
ことを、定期的に点検してください。
欠陥のない、当社が承認したスパーク
プラグのみを使用します - 「技術仕
様」を参照してください。
イグニッション ケーブルに異常がない
こと ( 絶縁状態、接続の確実性 ) を確
認してください。
マフラーに問題が無いことを確認して
ください。
破損したマフラーを取付けたまま、あ
るいはマフラーがないまま、本機を使
用しないでください。火災の恐れや聴
力への害があります!
絶対に加熱されたマフラーに触れない
でください - 火傷の危険があります!
防振装置の状態は振動動作に影響しま
す - 防振装置を定期的に点検してくだ
さい。
チェン キャッチャーを点検してくださ
い。破損している場合は交換します。
エンジンを停止します
チェンの張りの点検
チェンの張り直し
チェンの交換
不具合の修正
目立てに関する注意事項を守ってくだ
さい。安全にかつ正しく取り扱うた
め、チェンとガイド バーを完全な状態
に保持します。 正しく目立てをして、
張りを調整し、十分に潤滑する必要が
あります。
チェン、ガイドバー、チェンス プロケ
ットを適切な時期に交換します。
クラッチ ドラムの動作状態が完全であ
ることを定期的に確認してください。
燃料とチェンオイルを指定された容器
でのみ保存し、正しくラベル付けしま
す。 光および日光から保護された、乾
燥した、涼しい、安全な場所に保管し
ます。
チェン ブレーキに不具合が発生した場
合、機械を即座に停止します。ケガの
危険があります! STIHL サービス店に
お問い合わせください - 不具合が改善
されるまで、機械を使用しないでくだ
さい。「チェン ブレーキ」の項を参照
してください。
MS 461
日本語
8
最も一般的な反発力は: キックバッ
ク、プッシュバック、およびプルイン
です。
キックバックによる危険
キックバックとは、次のような場合に
チェンソーが、突然コントロールでき
ない状態で作業者に向かって、跳ね返
ってくることを言います。
次のような場合にキックバックが発生
しやすくなります。
ガイド バーの先端上部 1/4 の部分
で、不意に木あるいは何らかの固
い物体に触れた場合 - 例えば切断
中、他の木に不意に触れた場合な
切断中にチェンが、ガイド バーの
先端部分で切り口にわずかに挟ま
れた場合
クイックストップ チェン ブレーキ:
一定の状況下で、ケガの危険を低減し
ます - キックバック自体を避けること
はできません。 ブレーキが作動する
と、ブレーキはソーチェンを瞬時に停
止させます -
この取扱説明書の 「チェン ブレーキ」
の章を参照してください。
キックバックの危険の低減
落ち着いて、入念に作業します
チェンソーを両手でしっかり持
ち、グリップを確実に握ります
常に最大出力で切断します
ガイド バーの先端の位置に、いつ
も注意を払うようにします
バーの先端で切らないでください
細くて固い枝、低木群、下生えは
特に注意してください。チェンに
絡むことがあります
決して一度に数本もの枝を切らな
いでください
前に倒しすぎないでください
肩の高さより上にあるものを、切
断しないでください
途中まで切れている木を再度切る
ときは、十分注意してガイド バー
を切り口に入れてください
突っ込み切り作業は、慣れていな
い人には適していません
木々の移動や外部の力によって、
切断部分が閉じてチェンが挟まる
ことがあるので、注意してくださ
正しく目立てされ、正しく張られ
たチェンでのみ作業します - デプ
ス量が大きすぎないように注意し
てください
キックバックを低減するソーチェ
ンや先端の径が小さいガイド バー
を使用してください
反発力
キックバックによって重
度の外傷を受ける場合が
あります。
001BA036 KN
001BA257 KN
MS 461
日本語
9
プルイン (A)
上から下への玉切り時などの切断中
に、チェンのガイドバーの下部が切り
口に挟まれたり、木々の異物に当った
場合にチェンソーが木材の方に向かっ
て突然前方に引かれたりすることがあ
ります。これを避けるため、バンパー
スパイクを木にしっかり当ててくださ
い。
プッシュバック (B)
下から上への玉切り時などの切断中
に、チェンのガイドバーの上部が切り
口に挟まれたり、木々の異物に当った
場合にチェンソーが作業者の方に向か
って突然戻ってくることがあります。
これを避けるため、次のようにしま
す。
ガイド バー上部が挟まらないよう
に注意します
切り口の中でガイド バーをねじら
ないでください
次の場合には細心の注意を払ってくだ
さい
垂れ下がった枝
他の木々の間で張力がかかってい
る、突然倒れてくる可能性のある
防風林での作業
これらの場合、チェンソーを使用せず
に、滑車装置、ケーブル ウインチ、牽
引装置などを使用してください。
周囲に倒れ、切り込まれたままの幹を
引き抜きます。 できる限り広い空間で
作業してください。
枯れ木 ( 乾燥したり、朽ち果てたり、
腐食している樹木 ) の切断は非常に危
険です。 危険を察知することは極端に
難しく、回避も困難です。 ウインチや
牽引装置を使用して作業します。
道路、線路、電線などの近くで切断作
業をする場合、特に注意して作業して
ください。 必要に応じて、警察、電力
会社、鉄道会社に通知してください。
001BA037 KN
A
001BA038 KN
B
MS 461
日本語
10
すべての関連作業 (突っ込み切り、枝
払いなど)を含む、切断および伐採作
業は、特別に教育を受けトレーニング
を受けた作業者のみが行うことができ
ます。 チェンソーを使い慣れていない
作業者はこのような作業をしてはいけ
ません。事故の危険性が増します!
伐採作業を行う際は、伐採技術に関す
る国別の法律を遵守する必要がありま
す。
切断作業
始動ポジションで作業しないでくださ
い。このポジションでは、エンジンの
回転数を調整できません。
日中で十分な視界のある場所で、冷静
かつ思慮深く作業してください。他の
人に危険が及ばないように確認します -
常に注意してください。
初めてのユーザーには、木挽き台で丸
太を切断する練習を推奨します - 「小
さな丸太の切断」を参照してくださ
い。
できる限り短いガイド バーを使用しま
す:チェン、ガイド バーおよびチェン
スプロケットが正しく組み合わされ、
お使いのチェンソーに適合している必
要があります。
チェンソーを、身体がカッティング ア
タッチメントに触れない位置に置いて
ください。
チェンソーを切り口から引き抜くとき
は、常にチェンを動かした状態で行っ
てください。
チェンソーは切断にのみ使用してくだ
さい。枝、根や他の物を持ち上げた
り、掘り起こすようには設計されてい
ません。
吊り下がっている枝を、下側から切断
しないでください。
低木や若木の場合は、注意してくださ
い。ソーチェンによって、枝が進行方
向に飛んでくる場合があります。
ケガの危険を低減するため、割れた木
を切断するときは特に注意してくださ
い。破片が飛んできてケガをする危険
があります。
チェンソーが異物に触れないように注
意してください:石やクギなどが飛び
散ったり、ソーチェンを損傷する恐れ
があります。チェンソーが不意にキッ
クバックすることがあります - 事故を
起こす危険があります
特定の状況下では、回転しているチェ
ンが石や他の硬い物体に接触すると、
火花が発生し、燃えやすい物質に引火
することがあります。特に高温で乾燥
した状況下では、乾燥した植物や雑木
も燃えやすい物質に含まれます。火災
の危険がある場合、燃えやすい物質、
乾燥した植物や雑木の近くでチェンソ
ーを使用しないでください。潜在的な
火災の危険性についての情報を、地域
の森林資源管理局に必ず問い合わせて
ください。
斜面では、幹の山側に立ちます。切り
落とした幹が転がることに注意してく
ださい。
高所で作業する場合は次の事項に留意
してください:
常にリフト バケットから作業しま
はしごや枝に乗って作業しないで
ください
足場の不安定な場所で作業しない
でください
肩の高さより上にあるものを、切
断しないでください。
チェンソーは絶対に片手で操作し
ないでください
作業方法
001BA082 KN
001BA033 KN
MS 461
日本語
11
切断開始時は、チェンソーをフルスロ
ットルにして切り込みを入れ、バンパ
ースパイクを木にできるだけしっかり
とあてがい、それから切断を続けま
す。
チェンソーによって前方に引き込まれ
て、バランスを失なうことがあります
ので、バンパー スパイク無しで作業し
ないでください。樹木や枝に対して、
バンパースパイクを常にしっかり支持
してください。
最後の切断部分まで達すると、チェン
ソーは切り口で支持されなくなること
に、留意してください。制御できなく
ならないように、本機の全重量を保持
する必要があります。
小さな丸太の切断:
頑強で安定したサポートとして 木
びき 台を使用します。
木を脚や足で抑えないでくださ
い。
他人に木を保持させるなど、作業
を手伝わせないでください。
枝払い:
キックバックの少ないチェンを使
用してください。
可能な限りチェンソーをしっかり
支えて作業してください。
枝払いの際は、幹の上に立たない
でください。
バーの先端で切らないでくださ
い。
張力のかかっている枝に注意して
ください。
決して一度に数本もの枝を切らな
いでください。
張力がかかった状態で横たわった、あ
るいは立っている木の玉切り作業:
必ず最初に圧縮された側 (1)、次に張力
がある側 (2) の正しい順序で切断して、
キックバックや挟まる危険性を回避し
ます - ケガの恐れがあります
N 圧縮がかかっている側 (1) に負荷軽
減カットを入れます
N 張力がかかっている側 (2) に玉切り
を入れます
玉切りを下から上に向けて切り込む (
下側切断 ) ときは、プッシュバック
危険がありますので、ご注意くださ
い。
注記
ソーチェンが損傷しますので、地面に
横たわっている木を地面に触れている
位置で、切断しないでください。
縦引き:
スパイク バンパーを使用せずに切断す
る技術です - プルインの危険がありま
す - ガイドバーをできるだけ浅い角度
にして切断を始めます - キックバック
の危険が増えるので、より注意を払う
必要があります。
伐倒の準備
作業補助者以外の人が、伐倒作業区域
内に入らないようにしてください。
伐倒時に倒木で事故が発生しないよう
に、注意してください - エンジン音で
警告の声が聞こえないことがありま
す。
1
001BA151 KN
2
1
001BA152 KN
2
001BA189 KN
MS 461
日本語
12
隣で作業する人と最低でも木の高さ 2
本半分の間隔をおいてください。
伐倒によって木が倒れる方向と、退避
路を決定してください。
木を倒す場所を、立ち木の間に選んで
ください。
次の点に特別な注意を払ってくださ
い:
自然に傾いている樹木
異常に枝が生え茂っている樹木や
損傷している樹木
風向と風速に留意して、強風時に
は伐倒を中止してください
傾斜地
密集した樹木
雪が積もっている木
樹木の健全性 - 特に損傷した幹や
枯れ木 ( 乾燥したり、朽ち果てた
り、腐食している樹木 ) の取り扱
いには注意を払ってください
A 伐倒方向
B 退避路 (または避難経路)
伐倒方向と反対側から 45° の位置
に、関係者の退避路を設定してく
ださい。
退避路から、すべての障害物を取
り除いてください。
すべてのツールや機器は、伐倒対
象樹木から離れた、退避路以外の
場所に置いてください。
常に伐倒する樹木の脇に立って作
業して、事前に決めた退避路を通
って離れるようにしてください。
きつい斜面では、退避路を斜面に
対して平行に設けてください。
退避路を通って離れる場合に、落
下する枝と樹木の先端に注意して
ください。
樹木の根元での、伐倒作業場の準備
最初に、樹木の根元の雑草、枝、
障害物などを取り除き、安定した
足場を確保します。
斧などで樹木の下部の枝を切り取
ります - 砂、石などの異物がある
とソーチェンの性能を劣化させま
す。
最初垂直に、次に水平に、切れ目
を入れます - ただし、樹木が健全
である場合に限ります
001BA088 LÄ
2
/
1
2
1 1
/
1
2
B
001BA040 KN
A
45°
45°
B
001BA146 KN
MS 461
日本語
13
受け口
受け口の準備
伐倒受け口 (C) で伐倒方向が決まりま
す。
重要:
受け口は、計画した伐倒方向に直
角にします。
できるだけ地面の近くで伐採しま
す。
幹の直径の 1/5 から 1/3 の深さに切
り込みます。
シュラウドおよびファン ハウジングの
照準線を使用して伐倒方向を決定する
このチェンソーには、シュラウドおよ
びファン ハウジングに照準線がありま
す。 この照準線を使用してください。
受け口を作る
チェンソーの位置を合わせて、受け口
を樹木の伐倒方向に向けます。
水平切断 ( 下部 ) および斜め切断 ( 上部
) によって作られる受け口の順序は、国
固有の規制によって定められます。
N 水平切断 ( 下部 ) を行います
N 45°- 60° で斜め切断 ( 上部 ) を水
平切断面まで行います。
伐倒方向の確認
N 水平切断の切り口にチェンソーを
当てます。 照準線は予定した伐倒
方向に向く必要があります - 必要
に応じて、受け口を再切断し、伐
倒方向を修正します。
根張り切断
長い繊維を持った軟材を根張り切断す
ると、樹木が倒れるときに根張りが飛
散せずにすみます。 幹の両側に受け口
底部と同じ高さで、幹直径の約 1/10 の
深さに、切り込みを入れます。 太い幹
の樹木の場合、切り込みはガイドバー
の幅以内にします。
病気の樹木は、根張りを切断しないで
ください。
001BA271 KN
C
C
001BA153 KN
001BA153 KN
001BA150 KN
MS 461
日本語
14
伐倒の基本情報
切り株寸法
受け口 (C) で伐倒方向が決まります。
つる (D) は伐倒の際にちょうつがいの
ように作用して、木が倒れるのをコン
トロールする助けとなります。
つるの幅: 木の直径の約 1/10。
ケガの危険を低減するため、つる
まで切り込まないでください - 伐
倒方向を制御できないことがあり
ます。
腐っている樹木の場合は、つるを
広く残します。
樹木は追い口 (E) を用いて伐倒されま
す。
水平に切ります。
つるの幅 (D) の 1/10 ( 少なくとも
3 cm) が下部の受け口 (C) より高い
位置に来るようにします。
追いづる (F) / (G) は、樹木を保持し、
木が早まって倒れることを防ぐのに役
立ちます。
追いづるの幅: 木の直径の約 1/10
~ 1/5。
受け口を作る際に、追いづるに切
り込まないでください。
腐っている樹木の場合は、つるを
広く残します。
突っ込み切り
玉切り時の負荷軽減カット
彫刻
N キックバックの少ないチェンを使
用して、特に慎重に作業してくだ
さい
1. キックバックの危険性を回避する
ために、ガイドバー上部ではなく
下部先をあてがって、切断を開始
します。 切り目の深さがガイドバ
ー幅の 2 倍になるまで、フルスロ
ットルで切断を開始します。
2. 突っ込み切り位置に差し込みます -
キックバックやプッシュバックの
恐れがあるのでご注意ください。
3. 慎重に突っ込み切りを行います。
プッシュバックの危険性がありま
す。
可能な場合は、突っ込み切り照準線を
使用します。 突っ込み切り照準線およ
びガイドバーの上部 / 下部側は平行に
なっています。
突っ込み切りを行うとき、照準線はつ
るを平行に保つのに役立ちます。つま
り、すべての方向を同じ厚さにするこ
とができます。 このためには、突っ込
み切り照準線を受け口の弦に平行にな
るように保持します。
伐倒用クサビ
切断に影響しない限り、クサビをでき
るだけ早めに使用します。 適切な工具
を使ってクサビを追い口に打ち込みま
す。
クサビは、アルミ製かプラスティック
製だけを使用します。鉄製のものは使
用しないでください。 鉄製楔はソーチ
ェンに重大な損傷を与え、危険なキッ
クバックが発生する恐れがあります。
幹の直径および切り口の幅 (追い口
(E))に適切な伐倒用クサビを選択しま
す。
G
001BA259 KN
C
E
D
1/10
C
3.
001BA269 KN
1.
2.
001BA270 KN
MS 461
日本語
15
正しい伐倒用クサビの選択 (長さ、幅
および高さ)については、STIHL サー
ビス店にお問い合わせください。
正しい伐倒方法の選択
正しい伐倒方法の選択の分野は、伐倒
の方向および退避路の決定方法の選択
と同じ分野です。
それぞれの伐倒方法の特性には、さま
ざまな特徴があります。 この取扱説明
書では、主な 2 つの一般的な特徴につ
いてのみ説明します。
追いづる切りを使用した伐倒 (通常の
樹木)
A) 細い木の場合
木の直径がガイドバーの長さよりも小
さい場合は、この伐倒方法を実行しま
す。
伐倒を開始する前に、周囲の注意を喚
起してください。
N 突っ込み切り手法を使用して。追
い口 (E) を作ります。ガイドバー
を完全に幹に差し込みます。
N つるの後ろにスパイク付きバンパ
ーを当て、旋回軸として使用しま
す。不必要にチェンソーの位置を
変えないでください。
N つる (1) まで追い口を広げます。
つるには切り込まないでくださ
い。
N 追いづる (2) まで追い口を広げま
す。
追いづるには切り込まないでくだ
さい。
N 伐倒用クサビ (3) を差込みます。
樹木が倒れる直前にもう一度、周囲に
注意を喚起してください。
N 腕を伸ばした状態でチェンソーを
保持し、伐倒と同じレベルで水平
に追いづるを切断します。
B) 太い木の場合
木の直径がガイドバーの長さよりも大
きい場合は、この伐倒方法を実行しま
す。
左側: 通常の樹木 - 均一な頭頂部を
持つ、垂直な幹の樹木。
右側: 傾いた樹木 - 頭頂が伐倒方向
に傾いている。
001BA260 KN
001BA261 KN
1.
2.
3.
001BA273 KN
MS 461
日本語
16
伐倒を開始する前に、周囲の注意を喚
起してください。
N 必要な追い口の高さにスパイク付
きバンパーを当て、旋回軸として
使用します。不必要にチェンソー
の位置を変えないでください。
N ガイドバーの先をつるの手前の切
り口 (1) に入れ、できるだけチェン
ソーを水平に保持して、旋回しま
す。
N つる (2) まで追い口を広げます。
つるには切り込まないでくださ
い。
N 追いづる (3) まで追い口を広げま
す。
追いづるには切り込まないでくだ
さい。
幹の反対側についても、追い口切りを
行います。
二回目の切断が一回目の切断と同じ高
さになるようにします。
N 突っ込み切り手法を使用して追い
口を作ります。
N つる (4) まで追い口を広げます。
つるには切り込まないでくださ
い。
N 追いづる (5) まで追い口を広げま
す。
追いづるには切り込まないでくだ
さい。
N 伐倒用クサビ (6) を差込みます。
樹木が倒れる直前にもう一度、周囲に
注意を喚起してください。
N 腕を伸ばした状態でチェンソーを
保持し、伐倒と同じレベルで水平
に追いづるを切断します。
追いづるを使用した伐倒 (傾いた樹
木)
A) 細い木の場合
木の直径がガイドバーの長さよりも小
さい場合は、この伐倒方法を実行しま
す。
N 反対側に抜けるまでガイドバーを
幹に対して突っ込み切りします。
N つる (1) の方向に追い口 (E) を広げ
ます。
水平に切ります。
つるには切り込まないでくださ
い。
N 追いづる (2) の方向に追い口を広げ
ます。
水平に切ります。
追いづるには切り込まないでくだ
さい。
4.
001BA263 KN
1.
2.
3.
5.
6.
001BA274 KN
1.
2.
001BA265 KN
MS 461
日本語
17
樹木が倒れる直前にもう一度、周囲に
注意を喚起してください。
N 腕を完全に伸ばした状態で、下方
に向けて追いづるを切断します。
B) 太い木の場合
木の直径がガイドバーの長さよりも大
きい場合は、この伐倒方法を実行しま
す。
N 追いづるの後ろにスパイク付きバ
ンパーを当て、旋回軸として使用
します。不必要にチェンソーの位
置を変えないでください。
N ガイドバーの先をつるの手前の切
り口 (1) に入れ、できるだけチェン
ソーを水平に保持して、旋回しま
す。
追いづるやつるには切り込まない
でください。
N つる (2) まで追い口を広げます。
つるには切り込まないでくださ
い。
N 追いづる (3) まで追い口を広げま
す。
追いづるには切り込まないでくだ
さい。
幹の反対側についても、追い口切りを
行います。
二回目の切断が一回目の切断と同じ高
さになるようにします。
N つるの後ろにスパイク付きバンパ
ーを当て、旋回軸として使用しま
す。不必要にチェンソーの位置を
変えないでください。
N ガイドバーの先を追いづるの手前
の切り口 (4) に入れ、できるだけチ
ェンソーを水平に保持して、旋回
します。
N つる (5) まで追い口を広げます。
つるには切り込まないでくださ
い。
N 追いづる (6) まで追い口を広げま
す。
追いづるには切り込まないでくだ
さい。
樹木が倒れる直前にもう一度、周囲に
注意を喚起してください。
001BA266 KN
001BA267 KN
1.
2.
3.
4.
5.
6.
001BA268 KN
MS 461
日本語
18
N 腕を完全に伸ばした状態で、下方
に向けて追いづるを切断します。
カッティング アタッチメントは、ソー
チェン、ガイドバー、チェン スプロケ
ットで構成されています。
標準仕様のカッティング アタッチメン
トはチェンソーに合致するように設計
されています。
ソーチェン (1) のピッチ (t) を、チ
ェンスプロケットやローロマチッ
クガイドバーのノーズスプロケッ
トのピッチと適合させてくださ
い。
ソーチェン (1) のドライブ リンク
ゲージ (2) はガイドバー (3) の溝幅
と一致させてください。
適合しないコンポーネントを使用する
と、カッティング アタッチメントは短
時間使用しただけで修理不可能なほど
に破損してしまうことがあります。
チェン ガード
チェンソーはカッティング アタッチメ
ントに適合するチェン ガードが標準装
備で同梱されます。
異なる長さのガイド バーがチェンソー
に取り付けられている場合、常に正し
い長さのチェン ガードを使用してガイ
ド バーを完全に覆うようにする必要が
あります。
適合するガイド バーの長さは、チェン
ガードの側面にマークされています。
90 cm 以上のガイド バーには、延長用
チェン ガードを 1 つ使用する必要があ
ります。 120 cm 以上のガイド バーに
は、延長用チェン ガードを 2 つ使用す
る必要があります。
機種により、延長用ガードは、ソーの
標準装備で同梱されるか、特殊アクセ
サリーとして供給されます。
カッティング アタッチメン
001BA248 KN
1
2
3
a
001BA244 KN
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STIHL MS 461 ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル