STIHL HTA 65, 85 ユーザーマニュアル

  • こんにちは!STIHL HTA 65とHTA 85バッテリー高枝カッターの取扱説明書を拝見しました。このデバイスの機能、使用方法、メンテナンス、トラブルシューティングなどについてご質問があれば、お気軽にお尋ねください。安全な使用方法に関する情報、バッテリーの充電方法、チェンの張り方などの詳細を理解し、的確にお答えします。
  • チェンオイルはどのくらい補充すれば良いですか?
    チェンの張り具合の点検はどうすれば良いですか?
    モーターが起動しない場合はどうすれば良いですか?
    作業中に機械のスイッチがオフになる原因は何ですか?
    バッテリーの充電時間はどれくらいですか?
{
STIHL HTA 65, 85
取扱説明書
元の取扱説明書無塩素漂白紙使用
印刷インクには植物油が使用され、紙はリサイクル可能です。
© ANDREAS STIHL AG & Co. KG, 2014
0458-766-9321-C. VA0.H14.
0000006728_001_J
HTA 65, HTA 85
日本語
1
{
この取扱説明書は、著作権によって保護されています。全権留保。特に複製、翻訳および電子システムを使用した処理に対
して保護されています。
目次
お客様各位
この度は STIHL 社の製品をお買上げい
ただきまして誠に有難うございます。
この製品は、最新の製造技術と入念な
品質保証処置を施して製造されまし
た。 私共は、お客様がこの製品を支障
なく使用され、その性能に満足してい
ただくために最善の努力を尽くす所存
でおります。
ご使用の製品に関して御質問がおあり
の際は、お買上げの販売店あるいは直
接当社カスタマー サービスにお問い合
わせください。
敬具
ニコラス・スチール博士
はじめに 2
使用上の注意および作業方法 2
本機の使い方 8
カッティング アタッチメント 10
バーとチェンの取り付け 10
チェンの張り 11
チェンの張り具合の点検 12
チェン オイル 12
チェン オイルの給油 12
チェン オイルの吐出点検 14
テレスコープ シャフトの調整 15
ハーネスの取付け 16
背負い式キャリング システム 16
充電器の電源への接続 17
バッテリーの充電 17
バッテリーの発光ダイオード
(LED) 18
充電器の発光ダイオード (LED) 20
スイッチを入れる 21
スイッチを切る 22
作業中の注意事項 22
ガイド バーの保守 23
モーターの冷却 24
機械の保管 24
チェン スプロケットの点検と交換 25
ソーチェンの整備と目立て 25
整備表 29
磨耗の低減と損傷の回避 30
主要構成部品 31
技術仕様 32
トラブルシューティング 33
整備と修理 35
廃棄 35
CE 適合証明書 35
パワーツールの安全上の一般的警
告事項 37
HTA 65, HTA 85
日本語
2
シンボル マークについて
機械に表示されているシンボル マーク
の意味は、本取扱説明書に説明されて
います。
対象の機種によっては、以下のシンボ
ル マークが機械に表示されている場合
があります。
段落の前に付いたシンボルや数字
警告
人に及ぼす事故やケガ、更に重大な物
的損傷に対する警告。
注記
本機本体あるいは構成部位の損傷に対
する警告。
技術改良
当社の信条として、常に自社製品の改
良を心がけております。この理由か
ら、製品の設計、技術、外観が定期的
に改良される場合があります。
このため、変更、修正、改良の種類に
よっては、本取扱説明書に記載されて
いない場合があります。
使用に関する注意事項
バッテリー高枝カッターは、剪定にの
みご使用ください ( 枝の切断や刈り込
) - 伐採には使用しないでください。
バッテリー高枝カッターは、樹木や木
製品の切断にのみ使用してください。
事故の危険性が増すため、パワーツー
ルを他の用途に使用しないでくださ
い。
基本的な注意事項
現地の安全規制、基準、条例を遵守し
てください。
騒音を発するパワーツールの使用が、
国や地域の規則によって規制されてい
る場合があります。
はじめに
チェンオイルタンク、チ
ェン オイル
チェン回転方向
ソーチェンの張り方
温度過負荷カットアウト
ロックを解除します
ロック
使用上の注意および作業方
この機械は、切断速度や
回転速度が速く、取り付
けられたカッターが非常
に鋭利で届く範囲が長い
ので、特別な安全措置が
必要です。
初めて使用するときは取
扱説明書をよく読んで理
解し、必要なときに見ら
れるよう安全な場所に確
実に保管してください。
取扱説明書を順守しない
と生命を脅かすようなケ
ガを負いやすくなりま
す。
HTA 65, HTA 85
日本語
3
この機械で初めて仕事をする人は:
STIHL サービス店または経験豊富なユ
ーザーに機械の操作方法を教えてもら
うか、その専門的な研修に参加してく
ださい。
未成年者は本製品を使用しないでくだ
さい。
作業場所に見物人、特に子供や動物を
近づけないでください。
他者およびその所有物に対して生じた
事故または危険に関しては、その一切
の責任をユーザーが負います。
本機を貸したり譲渡したりする場合
は、取扱説明書を一緒に手渡してくだ
さい。本機の使用者が取扱説明書の記
載事項に精通していることを確認しま
す。
パワーツールで作業する人は、十分に
休息をとり、身体的・精神的に健康で
なければなりません。
激しい労働に耐えられない体調の方
は、パワーツールの使用前にかかりつ
けの医師に相談してください。
アルコールや薬品などを服用した状態
では、パワーツールを使用しないでく
ださい。視力が低下し、動作や判断が
鈍くなる可能性があります。
事故やケガを避けるために、天候が悪
い場合 ( 雨、雪、氷、 ) は作業を延期
してください。
衣服と装備
規定に沿った服装と装備を身に付ける
こと。
枝、藪、機械の可動部などに引っかか
る物を、身に付けないでください。ス
カーフ、ネクタイ、装身具を身に付け
ないでください。 長い髪は後ろで束
ね、引っかからないようにしてくださ
( ヘアネット、帽子、ヘルメットに
押し込むなど )。
警告
落下物によるケガから頭部を守るた
め、安全ヘルメットを着用してくださ
い。
STIHL では、作業者の防護のために各
種の作業服や装備をご用意していま
す。
パワーツール
人身への傷害の危険性を増加させるこ
とがあるので、いかなる方法でもパワ
ーツールを改造しようとしないでくだ
さい。STIHL は、承認されていないア
タッチメントを使用した際の人的傷害
および物的損害に対しては当社は一切
保証を行いません。
機械の運搬
必ずパワーツールの電源をオフにし、
バッテリーを取り外し、保持レバーを
ƒ に動かし、チェンガードを取り付け
ます - パワーツールを短い距離運搬す
るだけであっても、このようにしま
す。 これにより、モーターが意図せず
して始動する危険を避けることができ
ます。
ドライブ チューブでバランスを取って
運搬してください - カッティング アタ
ッチメントを後ろに向けます。
乗り物で運搬する時 : パワーツールは、
倒れたり、チェン オイルが流れ出た
り、損傷したりしないように、固定し
ます。
衣服は、作業しやすく作
業の妨げにならないこと
が必要です。 通常の作業
用のコートではなく、
断防止用プロテクター付
で、身体にぴったりし
たオーバーオールと上着
を組み合わせた安全作業
服を着用してください。
切断防止用プロテクター
付きの、滑らない靴底で
爪先に鋼板の入った安全
靴をはいてください。
目の負傷の危険性を低減
するため、EN 166 基準
に準拠したしっかりとフ
ィットする保護メガネを
着用してください。保護
メガネが正しくフィット
していることを確認して
ください。
耐性素材 (革など)でで
きた、丈夫な保護手袋を
着用してください。
0022BA003 AS
HTA 65, HTA 85
日本語
4
パワーツールの掃除
本機の清掃に高圧洗浄機を使用しない
でください。強力な水の噴流が、本機
の部品を損傷する恐れがあります。
水をパワーツールに吹き付けないでく
ださい。
本機の保管
パワーツールを使用しないときは、他
人に危険が及ばないように、安全に保
管してください。無断で使用されない
ように、安全に保管してください。
アクセサリーおよびスペア パーツ
当社が本パワーツールへの使用を明確
に承認した、または同等の仕様に基づ
いたツール、ガイドバー、チェン、チ
ェンスプロケット、およびアクセサリ
ーだけを取り付けるようお勧めしま
す。 これに関して不明な点がある場合
は、STIHL サービス店へお問い合わせ
ください。高品質の工具およびアクセ
サリーのみを使用して、事故および本
機の損傷を回避してください。
当社では、スチール純正のツール、ガ
イド バー、チェン、チェン スプロケッ
ト、およびアクセサリーだけをご使用
いただきますようお勧めします。これ
らは、お客様の製品およびご使用にな
る性能要件に合わせて、特別に設計さ
れています。
駆動装置
バッテリー
STIHL バッテリーに同梱されている説
明書や取扱説明書に記載されている情
報を順守し、説明書を安全な場所に保
管してください。
詳細な安全上の注意事項については、
www.stihl.com/safety-data-sheets を参
照してください
充電器
STIHL 充電器に同梱されている取扱説
明書に記載されている情報を順守し、
取扱説明書を安全な場所に保管してく
ださい。
運転に関する注意事項
点検、調整、または掃除の実施前
カッティング アタッチメントでの
作業時
機械から離れる前
機械の運搬前
機械の保管前
修理および整備作業の実施の前
危険または緊急の事態
これにより、モーターが意図せずして
始動する危険を避けることができま
す。
使用前
パワー ツールが正しく組み立てられ、
良好な状態になっているかチェックし
ます - 本取扱説明書の関連項目を参照
してください。
ガイド バーが正しく装着されてい
チェンが適切に張られている
トリガー スイッチおよびトリガー
ロックアウトが自由に動く ( 保持
レバーを ) 必要があります -
これらを解放すると、スイッチは
アイドル位置に戻る必要がありま
す。
トリガー ロックアウトが押されて
いない状態で、トリガーは所定の
位置にロックされています。
操作部や安全装置に改造を加えな
いでください。
パワーツールを安全に操作するた
め、ハンドルは乾いた清潔な (
イルや汚れのない ) 状態に保ちま
す。
パワーツールが損傷したり、磨耗
していないかを点検します。傷ん
だ部品は、必ず交換してくださ
い。
バッテリー コンパートメントの接
点の異物を点検します。
バッテリーを正しく取り付けます -
音がしてかみ合う必要がありま
す。
欠陥のあるまたは変形したバッテ
リーを絶対に使用しないでくださ
い。
事故の危険を低減するため、正しく取
り付けられていない機械や良好な状態
でない機械は使用しないでください。
肩掛けベルトまたはフルハーネスを使
用する場合:非常時に備えて、パワー
ツールを外して地面に降ろす練習をし
てください。この練習中にパワー ツー
ルを地面に投げ下ろして損傷しないよ
うにしてください。
パワーツールからバッテ
リーを取り外します。
HTA 65, HTA 85
日本語
5
機械のスイッチを入れる
機械を安定した面に置きます。バラン
スと安定した足場に配慮してくださ
い。機械をしっかりと持ちます。チェ
ンは地面および他の物と接触しないよ
うにします。
本パワーツールは、一人で操作するよ
うに設計されています。作業場所に第
三者が入らないようにしてください。
ソーチェンが切り口にあるときは、パ
ワーツールの電源を入れないでくださ
い。
作業中
バランスと安定した足場を確保してく
ださい。
差し迫った危険や緊急の場合、速やか
にパワーツールの電源を切り、保持レ
バーを ƒ に動かし、バッテリーを取り
外します。
パワーツールには、ソーチェンを迅速
に停止するように設計されたシステム
が搭載されています - トリガー スイッ
チを放すと直ちに停止します。
この機能を、頻繁に定期的に確認して
ください。トリガー スイッチを放して
もチェンが回転し続ける場合は、機械
で作業しないでください - 「コーステ
ィングブレーキ」を参照してください
 - ケガの危険があります STIHL
ビス店に問い合わせてください。
本パワーツールは、一人で操作するよ
うに設計されています。作業場所に第
三者が入らないようにしてください。
電動パワーツールは、絶縁されたグリ
ップ面のみで保持します。これは、ソ
ーチェンが見えないところにある電線
に触れることがあるためです。通電状
態の電線にソーチェンが触れると、電
動パワー ツールの金属製部品に電気が
流れて、ユーザーが感電することがあ
ります。
飛散物や木の破片の飛散によるケガの
危険を低減するため、作業範囲半径 15
m 以内には第三者を入れないでくださ
い。
また、所有物を破損する危険を低減す
るため、他の機材 (車両、窓など)か
らも上記の距離を保ってください。
バーの先端を、電線から最低 15 m 離し
てください。電気はアーク放電により
かなりの距離を飛びます。電圧が高く
なると、アーク放電する距離が長くな
ります。電線のすぐ近くで切断作業を
行うときは、作業を開始する前に電源
を切ってください。
このパワーツールは、雨天下および濡
れた状態で使用することができます。
作業が終了したら、パワーツールを乾
燥させてください。
滑りやすい、湿った地面、雪、氷、傾
斜、凸凹のある地面、皮を剥いだばか
りの丸太には、特に注意してくださ
い。
木の切り株、根、溝など、つまずきそ
うな障害物に注意してください。
一人で作業しないでください - 常に、
必要な時に声を出せば、人が助けに来
ることができる範囲内で作業してくだ
さい。
イヤー プロテクターをつけている場合
は、より大きな注意力が必要です。危
険を告げる音、叫び声、警笛などが聞
こえにくくなるからです。
事故が発生しやすくなりますので、
労が蓄積しないように、適切な時期に
休息をとってください
日中で十分な視界のある場所で、冷静
かつ思慮深く作業してください。他人
に危険が及ばないよう作業します。
操作中に発生する塵埃 ( おが屑など )
は、健康を害する恐れがあります。塵
埃の発生量が非常に多い場合、防塵マ
スクを着用してください。
火災の危険性がありますので、作業中
及び機械の近くでは喫煙は避けてくだ
さい
作業中は定期的に短い時間間隔で、ま
たは切断動作に目立った変化が認めら
れる場合は直ちに、ソーチェンを点検
します:
パワーツールの電源を切り、チェ
ンが静止するまで待ち、バッテリ
ーを取り外します。
支障ない状態にあり、適正に取り
付けられていることを確認してく
ださい。
目立ての状況を確認します。
パワーツールの電源がオンの間は、チ
ェンに触れないでください。チェンが
障害物に挟まった場合、直ちにパワー
ツールの電源を切ってから、障害物を
取り除きます - ケガの危険があります
15m (50ft)
15m (50ft)
HTA 65, HTA 85
日本語
6
パワーツールから離れる場合:パワー
ツールの電源をオフにし、保持レバー
ƒ に動かし、バッテリーを取り外し
ます。
ソーチェンを交換するには、パワーツ
ールの電源をオフにし、保持レバーを
ƒ に動かし、バッテリーを取り外しま
す。これにより、モーターが予期せず
に回転し始めてケガをする危険を、な
くすことができます。
パワーツールに強い衝撃が加わったり
落下するなど、設計強度を越える異常
な負荷がかかった場合は、作業を続け
る前にパワーツールが良好な状態にあ
ることを必ず確認してください ( 「使
用前」を参照 )。安全装置が支障なく作
動することを確認します。お使いのパ
ワーツールに損傷がある場合は、作業
を続けないでください。不明な場合
は、STIHL サービス店にお問い合わせ
ください。
高所で作業する場合は次の事項に留意
してください:
常にリフト バケットから作業しま
はしごや木に乗って作業しないで
ください
足場の不安定な場所で作業しない
でください
パワーツールは絶対に片手で操作
しないでください
作業後
必ずパワーツールから、汚れや泥を取
り除いてください - これには、グリー
ス溶剤を使わないでください。
パワーツールの保持と操作
必ず両手でしっかりとパワーツールを
保持してください:右利きでも左利き
でも、コントロール ハンドルを右手
で、ドライブ チューブを左手で持ちま
す。
安全操作のため、コントロール ハンド
ルを手のひらで包むように握ってくだ
さい。
枝払い
高枝カッターは、角度を付けて保持し
ます。切断中の枝のすぐ下には立たな
いでください。角度は、水平に対し
て、60° を超えないようにしてくださ
い。落下する樹木に注意してくださ
い。
作業場所を片づけ、作業の邪魔になる
大枝や茂みを取り除いてください。
枝を切り落とす前に、退避路を確保し
てすべての障害物を取り除いてくださ
い。
0022BA004 AS
max 60°
0022BA005 AS
HTA 65, HTA 85
日本語
7
フックが枝に触れるようにカッティン
グ アタッチメントを当て、垂直に切り
落とします。これにより、垂直切り開
始時に高枝カッターが急に前方に飛び
出すことがありません。
正しく目立てされ、正しく張られたチ
ェンでのみ作業します。デプス量が大
きすぎないように注意してください。
垂直切りでは、チェンが切り口に挟ま
らないように上から下へ切り下ろしま
す。
太く重量がある枝の場合は、負荷軽減
カットを入れます - 「高枝カッターの
使用」の項を参照してください。
ケガの恐れがありますので、張力のか
かっている枝は慎重に切断してくださ
い。 常に、まず圧縮がかかっている側
に負荷軽減カットを入れ、次に張力が
かかっている側を玉切りします。
ケガの危険を低減するため、割れた木
を切断するときは特に注意してくださ
い。破片が飛んできてケガをする危険
があります。
斜面では幹の山側、あるいは切断する
枝の片側に立ちます。切り落とした枝
が転がることに注意してください。
切断作業の終わりに近づいたとき、本
機が切り口のガイドバーを支えにして
いないことを確認してください。制御
できなくならないように、本機の全重
量を保持する必要があります。
機械を切り口から引き抜くときは、常
にチェンを動かした状態で行ってくだ
さい。
ソーチェンが障害物に触れないように
注意してください:石やクギなどが飛
び散ったり、ソーチェンを損傷する恐
れがあります。
特定の状況下では、回転しているチェ
ンが石や他の硬い物体に接触すると、
火花が発生し、燃えやすい物質に引火
することがあります。特に高温で乾燥
した状況下では、乾燥した植物や雑木
も燃えやすい物質に含まれます。 火災
の危険がある場合、燃えやすい物質、
乾燥した植物や雑木の近くで高枝カッ
ターを使用しないでください。潜在的
な火災の危険性についての情報を、地
域の森林資源管理局に必ず問い合わせ
てください。
振動
このパワーツールは、作業者の手に伝
わる振動を最低限に抑えます。
ただし、作業者は、手に血液循環系の
問題の疑いがあるときは ( 指に締め付
けられる感覚があるなど )、医師の助言
を求める必要があります。
整備と修理
パワーツールの修理や整備をする前
に、必ず保持レバーを ƒ に移動し、バ
ッテリーを取り外します。これによ
り、モーターが意図せずして始動する
リスクを回避できます。
定期的に本機を整備してください。取
扱説明書に書かれている整備や修理だ
けを行ってください。その他すべての
作業は STIHL サービス店に依頼してく
ださい。
当社では整備や修理を、認定を受けた
STIHL サービス店のみに依頼されるこ
とをお勧めします。STIHL サービス店
には定期的にトレーニングを受ける機
会が与えられ、必要な技術情報の提供
を受けています。
高品質の交換部品のみを使用して、事
故および本機の損傷を回避してくださ
い。これに関して不明な点がある場合
は、STIHL サービス店へお問い合わせ
ください。
当社では STIHL 純正交換部品のご使用
をお勧めします。これらは、お客様の
機種およびご使用になる性能要件に合
わせて、特別に設計されています。
人身への傷害の危険を増加させるの
で、いかなる方法でもパワーツールを
改造しようとしないでください。
定期的に電気接点部分を点検し、接続
ケーブルおよび充電器のプラグの絶縁
状態が適切な状態で、劣化の兆候 (
くなっている ) が認められないことを、
確認してください。
充電器の接続ケーブルなど電気部品の
修理や交換は、必ず電気専門技術者に
依頼してください。
目立てに関する注意事項を守ってくだ
さい - 安全に正しく扱うため、機械と
ガイドバーを常によい状態に保ってく
ださい。チェンは正しく目立てをして
張りを調整し、十分に潤滑する必要が
あります。
チェン、ガイド バーおよびスプロケッ
トは、常に余裕を持って取り替えてく
ださい。
チェンオイルの保管には、ラベルの付
いた安全な燃料容器のみを使用してく
ださい。
0022BA006 AS
HTA 65, HTA 85
日本語
8
プラスチック表面は、布で掃除しま
す。浸食性の洗剤を使用しないでくだ
さい。プラスチックを傷める可能性が
あります。
必要に応じて、モーター ハウジングの
冷却空気吸入口を掃除します。
バッテリー ガイドに異物が混入しない
ようにします - 必要に応じて掃除しま
す。
本機は、保持レバーをロック位置 ƒ
し、バッテリーを取り外してから、乾
燥した場所に保管します。
準備
N 適切な保護衣を着用し、安全注意
事項を遵守してください。
N テレスコープ シャフトを希望の長
さに調整します ( テレスコープ シ
ャフトを搭載する機種 )。
N 肩掛けベルトを着用します。
切断の順序
枝が落ちやすいように、必ず下側の枝
から切断してください。重量がある
(太い)枝の場合は、コントロールし
やすい個数に分けて切断します。
警告
切断する枝の真下には決して立たない
でください。落下する枝に注意してく
ださい。枝が地面に当たって跳ね返
り、作業者に当たることがあるので注
意してください - ケガの危険がありま
廃棄
切断した枝は、家庭用ゴミ箱に一緒に
捨てないでください - 堆肥にすること
ができます。
作業方法
コントロール ハンドルを右手で、シャ
フトを左手で握ります。腕を少し曲げ
て快適な位置に保持します。
常にシャフトのハンドルホース部分を
左手で握ってください。
シャフトの角度が常に 60° 以下になる
ように保持します。
疲れのもっとも少ない作業位置は、ツ
ール角度が 60° の位置です。
状況に合わせて、これより低い角度で
作業することがあります。
本機の使い方
0022BA007 AS
HTA 65, HTA 85
日本語
9
垂直切り
ガイドバーが切り口に挟まらないよう
に、フックが枝に触れるようにカッテ
ィング アタッチメントを当て、上から
下に垂直に切り落とします。
リリーフ ( 負荷軽減 ) カット
太い枝の切断時に樹皮をはがないよう
に、枝の下側に負荷軽減カット (1) を施
します。
N その際、カッティング アタッチメ
ントを枝の下側に当て、弧を描く
ようにバーの先端部分まで引きま
す。
N 垂直切り (2) をします - フックが枝
に触れるようにバーを当て、垂直
に切り落とします。
太い枝の剪定
枝の直径が 10 cm よりも大きい場合
は、最初に
N 最終切断部分から約 20 cm (A)
離れた位置で下側から切り込み
(3)、次に垂直切りで切断します。
次に、本来の剪定位置 (4) で、負荷
軽減カット、垂直切りの順で切断
します。
障害物がある場合
本機は作業範囲が広いため、川や湖、
沼などの障害物があっても使用できま
す。この場合、作業角度は、切断対象
となる枝の位置によって変わります。
リフト バケットからの作業
本機は作業範囲が広いため、リフト バ
ケットで他の枝を傷めることなく幹周
辺の枝を切断することができます。こ
の場合、作業角度は、切断対象となる
枝の位置によって変わります。
0022BA006 AS
2
1
0022BA008 AS
3
4
A
390BA024 KN
0022BA009 AS
0022BA010 AS
HTA 65, HTA 85
日本語
10
カッティング アタッチメントは、ソー
チェン、ガイドバー、チェン スプロケ
ットで構成されています。
標準仕様のカッティング アタッチメン
トは高枝カッターに合致するように設
計されています。
ソーチェン (1) のピッチ (t) を、チ
ェンスプロケットやローロマチッ
クガイドバーのノーズスプロケッ
トのピッチと適合させてくださ
い。
ソーチェン (1) のドライブ リンク
ゲージ (2) はガイドバー (3) の溝幅
と一致させてください。
適合しないコンポーネントを使用する
と、カッティング アタッチメントは短
時間使用しただけで修理不可能なほど
に破損してしまうことがあります。
チェン ガード
カッティング アタッチメントに適合す
るバー鞘が含まれています。
異なる長さのガイド バーが高枝カッタ
ーに取り付けられている場合、常に正
しい長さのチェン ガードを使用してガ
イド バーを完全に覆うようにする必要
があります。
適合するガイド バーの長さは、チェン
ガードの側面にマークされています。
チェン スプロケット カバーの取り外し
N ナットをゆるめてカバーを取り外
します。
N テンショナースライド (2) がハウジ
ング スロットの左端に突き当たる
まで、スクリュー (1) を反時計方向
に回し、5 回転戻します。
カッティング アタッチメン
001BA248 KN
1
2
3
a
001BA244 KN
バーとチェンの取り付け
0022BA011 AS
2
1
0022BA012 AS
HTA 65, HTA 85
日本語
11
チェンの取り付け
警告
作業用手袋を着用してください。鋭利
なカッターでケガをする危険がありま
す。
N チェンを取り付けます。バーの先
端から開始します。
N ガイド バーをスクリュー (3) に固
定し、テンショナー スライドのペ
グを穴 (4) にはめ込みます - 同時
に、チェンの位置をスプロケット
(5) に合わせます。
N バー下側のチェンのたるみがほと
んどなくなるまで、テンショニン
グ スクリュー (1) を時計回りに回
します - ドライブ リンクがガイド
バーの溝にかみ合います。
N カバーを再び取り付け、ナットを
指で締めます。
N 「ソーチェンの張り方」の項を参
照してください。
チェンの張りを調整するには:
N 常にパワーツールの電源をオフに
し、保持レバーを ƒ に動かし、バ
ッテリーを取り外します。
N ナットを緩めます。
N バーの先端を上に向けて保持しま
す。
N スクリュー ドライバーでテンショ
ニング スクリュー (1) を時計回り
に回し、チェンがバーの下側に軽
く触れるまでチェンを張ります。
N バーの先端を持ち上げたまま、ナ
ットをしっかりと締めます。
N 「チェンの張り具合の点検」に進
みます。
新品のチェンは、しばらく使用したも
のよりも頻繁に張りを調整する必要が
あります。
N チェンの張り具合を頻繁に点検し
てください - 「作業中の注意事
項」の章を参照してください。
390BA003 KN
1
3
4
5
0022BA013 AS
チェンの張り
1
0022BA014 AS
HTA 65, HTA 85
日本語
12
N 常にパワーツールの電源をオフに
し、保持レバーを ƒ に動かし、バ
ッテリーを取り外します。
N 作業用手袋を着用して手を保護し
てください。
N チェンは、バーの下側に軽く触
れ、手でバーに沿って引くことが
できるくらいに、張ります。
N 必要な場合、チェンに張力を掛け
直します。
新品のチェンは、しばらく使用したも
のよりも頻繁に張り調整の必要があり
ます。
N チェンの張り具合を頻繁に点検し
てください - 「作業中の注意事
項」の章を参照してください。
チェンとガイドバーの自動的で信頼性
のある潤滑のため、環境に優しい高品
質チェンオイルだけを使用してくださ
い。生分解が速いスチールバイオプラ
スをお勧めします。
注記
生分解性チェンオイルには、充分な耐
劣化性が必要です (スチールバイオプ
ラス等 )。耐劣化性に乏しいオイルは、
樹脂化が速い傾向にあります。その結
果、特にチェン駆動部やチェンに蓄積
物が固着し、除去しにくくなります。
オイルポンプが故障する原因ともなり
ます。
使用するオイルの品質は、ソーチェン
とガイドバーの寿命に大きく影響しま
す。従って、必ず専用のチェンオイル
だけを使用してください。
警告
廃油を使用しないでください ! 廃油は、
長期間繰り返し肌に触れると、皮膚ガ
ンを引き起こすことがあります。さら
に、環境に害を与えることがあります !
注記
廃油には必要な潤滑特性がなく、チェ
ンの潤滑には適していません。
N 作業を開始する前、作業中、バッ
テリーを交換するたびに毎回、そ
の他必要な時にタンクのオイル レ
ベルを確認します。
N 少なくとも 2 回目にバッテリーを
交換した後に、チェン オイル タン
クへの補充を行います。
もし、タンク内のオイル量が減らない
場合は、オイル供給システムが故障し
ている可能性があります。 チェンオイ
ルの吐出状態を点検し、オイルの通路
をきれいにしてください。必要な場合
は STIHL サービス店にお問い合わせく
ださい。 当社では整備や修理を、認定
を受けたスチール サービス店のみに依
頼されることをお勧めします。
オイルタンクキャップ
N ゴミがタンクの中に落ちないよう
に、オイルタンクキャップとその
周辺の汚れをきれいに拭き取りま
す。
N タンク キャップが上を向くように
本機を置いてください。
チェンの張り具合の点検
0022BA015 AS
チェン オイル チェン オイルの給油
0022BA016 AS
HTA 65, HTA 85
日本語
13
開け方
N グリップを垂直になるまで起こし
ます。
N キャップを反時計回り (1/4 回転)
回転します
フィラー キャップとオイル タンクのマ
ークは合わせてください。
N キャップを外します。
チェン オイルの給油
N チェン オイルの給油
給油の際にはチェン オイルをこぼさな
いようにし、またチェンオイルをタン
クいっぱいに入れないでください。
当社ではチェン オイル用 STIHL フィラ
ー ノズル (特殊アクセサリー)の使用
をお勧めします。
閉め方
グリップは縦にする必要があります:
N キャップを取り付けます - フィラ
ー キャップとオイル タンクのマー
クは揃えてください。
N キャップを止まるまで押し下げま
す。
N キャップを押したままの状態で、
キャップを所定の位置にかみこむ
まで時計回りに回します。
このようにすると、フィラー キャップ
とオイル タンクのマークが揃います。
N グリップを折りたたみます。
002BA575 KN
002BA595 AS
002BA591 AS
002BA578 KN
002BA591 AS
002BA592 AS002BA593 AS
002BA581 KN
HTA 65, HTA 85
日本語
14
フィラー キャップがロックされます。
フィラー キャップがオイル タンクの開
口部にロックできない場合
キャップの下部が上部に対してねじれ
ています。
N オイル タンクからキャップを外
し、上から見て点検します。
N キャップを開口部に取り付け、キ
ャップをフィラー ネックにかみ合
うまで反時計回りに回します。
N キャップを反時計回りに回します (
約 1/4 回転 ) - これにより、キャッ
プの下部が正しい位置になりま
す。
N キャップを時計回りに回転し、所
定位置にロックします - 「閉じ
方」のセクションを参照。
ソー チェンは常に多少のオイルを飛散
しています。
注記
本機は、潤滑油なしで操作してはいけ
ません。チェンを乾いたまま回転させ
ると、カッティング アタッチメント全
体がすぐに損傷して、修理不能になり
ます。作業を始める前に、常にチェン
の潤滑状態とタンク内のオイル量を点
検してください。
新品のチェンは 2 ~ 3 分間ならし運転
をしてください。
チェンのならし運転を行った後、チェ
ンの張り具合を点検し、必要な場合は
再調整してください - 「チェンの張り
具合の点検」の項を参照してくださ
い。
左側: キャップの下部がねじれて
います - 内側のマーク (1) が
外側のマークに合っていま
す。
右側: キャップの下部の位置が適
切です - 内側のマークはグ
リップの下にあります。
側のマークと揃っていませ
ん。
002BA594 AS
002BA584 KN
1
002BA595 AS
チェン オイルの吐出点検
0022BA017 AS
HTA 65, HTA 85
日本語
15
テレスコープ シャフトを搭載する機種
のみ
警告
常にパワーツールの電源をオフにし、
保持レバーを ƒ に動かします。
N クイックリリース クランプのレバ
ー (1) を開き、止まるまで後ろに回
します。
N シャフトを希望の長さに調整しま
す。
N レバー (1) を閉じ、止まるまで所定
の位置に押し込みます。
N クランプ力を確認します - 低すぎ
る場合:「クランプ力の調整」に
進みます。
シャフトが所定の位置で正しくロック
され、クイックリリース クランプが閉
じている場合、クランプ力は正しくな
っています。
クランプ力の調整
N クイックリリース クランプのレバ
ー (1) をで 90° まで回します。
N スクリュー (2) をゆっくりと止まる
まで時計回りに回します - レバー
は、閉位置まで自由に動く必要が
あります。動かない場合、クラン
プ力が高すぎます。
N レバー (1) を閉じ、レバーを所定の
位置に止まるまで押し込みます -
レバーが停止位置に来ない場合
は、クランプ力が高すぎます。
N クランプ力を確認します。
クランプ力が低すぎる場合:
N スクリュー (2) を慎重に一度に 1/4
回転時計回りに回します - これに
よりクランプ力が増加します。
クランプ力が高すぎる場合:
テレスコープ シャフトの調
180°
1
0022BA019 AS
1
0022BA018 AS
90°
1
0022BA029 AS
0022BA020 AS
2
1
HTA 65, HTA 85
日本語
16
N スクリュー (2) を慎重に一度に 1/4
回転反時計回りに回します - これ
によりクランプ力が低下します。
肩掛けベルト
N 肩掛けベルト (1) を肩に掛けます。
N ベルトの長さを調整して、機械を
取り付けたときにスプリング フッ
ク (2) が右腰と水平の高さになるよ
うにします。
背負い式キャリング システム ( 特殊ア
クセサリー )
「背負い式キャリング システム」の章
を参照してください。
この背負い式キャリング システムは、
テレスコープ シャフトを搭載した機械
のための特殊アクセサリーです。
機械の重量が肩、背中および腰に均等
にかかるようにします。
N 背負い式キャリング システム (1)
を背負い、取扱説明書で説明され
ているように調整します。
N スライディング アジャスタ (2) を
シャフトに固定します。
N 作業時には、機械にキャリング ス
トラップを取り付けます。
ハーネスの取付け
1
2
0022BA021 AS
背負い式キャリング システ
1
2
0022BA022 AS
HTA 65, HTA 85
日本語
17
N ヒップ ベルト (3)、両方の肩掛けベ
ルト (4) およびキャリング ストラ
ップ (5) を調整します。
N グリップを握って、スライディン
グ アジャスタをシャフトの上下に
移動します。
電源電圧と動作電圧は同一である必要
があります。
N 電源プラグ (1) を壁コンセント (2)
に挿入します。
充電器が電源に接続されると、自己テ
ストが実行されます。 このプロセス
中、充電器の発光ダイオード (1) が約 1
秒間緑色に点灯してから、赤色にな
り、再び消灯されます。
納入時に、バッテリーは完全に充電さ
れていません。
初めて使用する前に、バッテリーを完
全に充電することを推奨します。
N 充電器を電源に接続します - 電源
電圧および充電器の動作電圧は一
致する必要があります - 「電源へ
の充電器の接続」を参照してくだ
さい。
充電器は周囲温度 +5 °C ~ +40 °C
(41°F ~ 104°F) の、閉め切った、乾燥
した部屋で使用してください
N バッテリー (1) を充電器 (2) に、手
ごたえがあるまで滑り込ませます -
次にかみ合うまで押し込みます
バッテリーを挿入後、充電器の
LED (3) がオンになります - 「充電器
の発光ダイオード (LED) 」を参照して
ください。
246BA011 KN
4
5
3
246BA012 KN
充電器の電源への接続
バッテリーの充電
2
3901BA009 KN
4
3901BA014 KN
3
HTA 65, HTA 85
日本語
18
バッテリーの LED (4) が緑色になると
すぐに充電プロセスが始まります -
「バッテリーの発光ダイオード (LED)」
を参照してださい。
充電時間はバッテリーの状態、周囲の
温度などのさまざまな要素によって異
なるため、指定されている充電時間か
ら変わることがあります - 「仕様」を
参照してください。
バッテリーは、使用中に機械内で温ま
ります。温かいバッテリーが充電器に
挿入されると、充電前にバッテリーを
冷やす必要がある場合があります。充
電プロセスは、バッテリーが冷えるま
で開始されません。充電時間は、冷や
す期間だけ長くなることがあります。
充電プロセス中に、バッテリーと充電
器は温まります。
充電器 AL 300、AL 500
充電器 AL300 および AL 500 には、バ
ッテリーを冷却するファンが装備され
ています。
AL 100 充電器
充電器 AL 100 は、バッテリーが自然に
冷えるまで充電手順を待ちます。 バッ
テリーは、周囲の空気への熱放射によ
って冷却されます。
充電終了
バッテリーが完全に充電されると、充
電器は自動的にオフになり、次に:
バッテリーの LED が消灯します
充電器の LED が消灯します
充電器のファンがオフになります (
充電器にある場合 )
充電後、充電されたバッテリーを充電
器から取り外します。
4 個の発光ダイオードが、バッテリー
の充電状態およびバッテリーやパワー
ツールで発生している問題を示しま
す。
N ボタン (1) を押してディスプレイを
起動します - ディスプレイは、5 秒
後に自動的にオフになります
発光ダイオードが、緑色または赤色で
点灯または点滅します。
バッテリーの発光ダイオー
ド (LED)
発光ダイオードが緑色に点灯し
ます。
発光ダイオードが緑色で点滅し
ます。
発光ダイオードが赤色に点灯し
ます。
発光ダイオードが赤色で点滅し
ます。
1
3901BA010 KN
/