•油圧パイプが損傷し、指定された使用期間が過ぎた場合は、油圧パイプを交換してください。
•交換用油圧パイプには、必ずメーカーの技術的要件を満たすものを使用してください。最大圧力規格を
満たしているか、必ず確認してください。
3.8 保守および修理
メンテナンスと修理の作業中は、機械の操作中には発生しないさらなる危険が伴います。
メンテナンスや修理を行う際は特に注意を払ってください。危険を意識し、慎重に作業を進めてください。
3.8.1 メンテナンス実施者の適性
•溶接や電気的作業、油圧システムでの作業は資格を得た技術者のみが行ってください。
3.8.2 磨耗パーツ
•取扱説明書で指定されたメンテナンス・修理間隔を正確に守ってください。
•メーカー部品についてもメンテナンス・修理の間隔を指示どおり守ってください。適切な間隔についてはメ
ーカーの説明書を参照してください。
•肥料散布機、特に固定部分や安全性にかかわるプラスチック部分、油圧システム、計測機器やブレード
部分は作業シーズンが終わるごとにディーラーによる定期点検を受けることをおすすめします。
•スペアパーツには、少なくともメーカー指定の技術規格を満たすものを選んでください。オリジナルのスペ
アパーツはこれらの規格を満たすように製造されています。
•セルフロックナットは使い切り(一度きりの使用)タイプとなっています。部品を固定する際には、常に新し
いセルフロックナットを使用して下さい(ブレードを交換するときなど)。
3.8.3 メンテナンスと修理作業
•洗浄やメンテナンス、修理作業、故障検査の前には必ずトラクターエンジンを停止してください。また、回
転部分が停止するまで待ってください。
•絶対に許可のない人物が肥料散布機を作動できないことを確認し、トラクターのイグニションキーを外し
てください。
•メンテナンスと修理作業の前、または電気系統の作業を行う前には、トラクターと機械の間の電源を切っ
てください。
•肥料散布機を接続したトラクターが正しく停車されているかチェックしてください。空のホッパー付きの肥
料散布機を平らで固い地面に停車し、動かないように固定します。
•さらに、上昇した機械の下で、メンテナンスや修理作業、または検査を実施する必要がある場合は、上昇
した機械が落下しないように追加で固定します (ジャッキスタンドなどで)。
•メンテナンスや修理作業の前には油圧システムの圧力を必ずゆるめてください。
•ホッパー内の安全スクリーンは、機械が稼働していない場合にのみ開きます。
•回転する PTO シャフトで作業を行う必要があるときは PTO シャフトまたはユニバーサルドライブシャフト
付近に誰も近づけないでください。
•散布機ホッパーの詰りを解消するときは絶対に手や足で行わず、適切な道具を使用してください。
•肥料散布機を水や蒸気、その他の洗剤で洗浄する前には、濡らしてはいけない部分を覆ってください(ベ
アリング、電気接続など)。
•ナットとネジの締まり具合を定期的にチェックし、ゆるんでいる場合は締め直してください。
3. 安全性
MDS 8.2/14.2/18.2/20.2 5902961 15